JP2973589B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2973589B2
JP2973589B2 JP3137070A JP13707091A JP2973589B2 JP 2973589 B2 JP2973589 B2 JP 2973589B2 JP 3137070 A JP3137070 A JP 3137070A JP 13707091 A JP13707091 A JP 13707091A JP 2973589 B2 JP2973589 B2 JP 2973589B2
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drum
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美智雄 石井
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/019Structural features of the multicolour image forming apparatus
    • G03G2215/0196Recording medium carrying member with speed switching
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
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  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、転写体に巻付け保持
された記録シートに像担持体上の各色成分トナー像を多
重転写させる画像記録装置に係り、特に、記録シートの
種類に応じて定着速度を切り換えるようにしたタイプを
前提とした画像記録装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像記録装置として
は、像担持体としての感光ドラムと転写ドラムとを一つ
のサーボモータ駆動系にて同期回転させ、転写ドラム上
に保持された記録シートに感光ドラム上の各色トナー像
を多重転写させた後に定着器にてトナー像を定着させる
ようにしたものがある。
【0003】ところで、この種の画像記録装置において
は、記録シートとして普通紙ばかりでなくオーバヘッド
プロジェクタ(以下OHPと略記する)用シートや厚紙
等の熱容量の大きいシートについても用いたいという要
請があり、このような要請下において、記録シートの種
類に応じて定着器の定着速度を切換え、各種記録シート
に対するトナー像の定着性を良好に保つようにしたもの
が既に提供されている(例えば特開昭60−25238
0号公報参照)。
【0004】このようなタイプにおいては、例えばOH
P用シート等の記録シートに対しては定着速度を低速に
切り換えることが必要になるが、この際、転写ドラムの
転写速度(プロセス速度)は通常速度であるため、転写
ドラムから定着器へOHP用シート等の記録シートを搬
送する際に両者の速度差を吸収する手段を設けなければ
ならず、従来にあっては、速度差を吸収するためのトラ
ンスポートを設置するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記トラン
スポートとしては、通常速度の転写ドラムから剥離され
る記録シートを受け取った時点で減速し、減速した状態
で定着器へ記録シートを送り込むようにしなければなら
ないため、トランスポートの長さ寸法としては少なくと
も使用される記録シートサイズの長さ寸法+減速に必要
な若干寸法が必要になってしまい、必然的に装置のコン
パクト化という要請に限界があった。
【0006】この発明は、以上のような技術的課題を解
決するためになされたものであって、OHP用シート等
の熱容量の大きい記録シートに対する定着性を良好に保
つ上で、転写速度と定着速度との速度差を吸収するため
のトランスポートを不要とし、装置のコンパクト化とい
う要請を満足させることができる画像記録装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、ドラム状あるいはベルト状の像担持
体1と転写体2とを同期回転させ、転写体2上に保持さ
れた熱容量の大きい記録シート3に像担持体1上の各色
トナー像を多重転写させた後、転写体2から剥離された
記録シート3を加熱定着手段4へ挿通させるようにした
画像記録装置を前提とし、少なくとも記録シート3が加
熱定着手段4に突入する前に加熱定着手段(4)の定着
速度を低速に切り換える定着速度切換手段5と、最終色
の転写工程が終了した後に転写体2の速度を低速の定着
速度に対応した速度に切り換える転写体速度切換手段6
と、この転写体速度切換手段6にて転写体2を低速に切
り換える条件下で、転写体2に記録シート3を保持した
まま当該記録シート3が少なくとも像担持体1と転写体
2との対向部を通過するように転写体2を空回転させ、
かかる転写体2の減速時間を確保する転写体空回転手段
7と、この転写体空回転手段7で空回転された転写体2
から記録シート3を剥離して加熱定着手段4側へ送出す
るシート剥離手段8と、転写体空回転手段7作動時に低
速回転する転写体2に対し少なくとも最終色の転写動作
時の転写レベルよりも小さいレベルの擬似転写動作が行
われ、転写体2上のトナー像の像担持体1側への転移動
作が禁止されるトナー像保持手段9とを備えたことを特
徴とするものである。
【0008】このような技術的手段において、定着速度
切換手段5にて切換られる定着速度としては、熱容量の
大きい記録シート3に対する定着性を良好に保つという
観点から選定され、通常は通常定着速度に対して一つの
低速定着速度を選定すればよいが、記録シート3の種類
に応じて複数の低速定着速度を選定し、より細かく定着
性能を制御するようにしても差し支えない。
【0009】また、転写体速度切換手段6としては、少
なくとも転写動作に支障がないように最終色の転写工程
が終了した後に作動させるようにすればよく、その速度
切換タイミングとしては転写体2の転写動作のオンオフ
信号に基づいて設定するようにしたり、あるいは、転写
体2の回転位置情報に基づいて設定する等適宜選定する
ことができる。
【0010】更に、転写体空回転手段7は定着速度と転
写速度との速度差を吸収するための動作サイクルを行う
ためのものであり、像担持体1との間でトナー像の転写
動作は行われないが、記録シート3上に転写されたトナ
ー像が像担持体1側へ転移する事態(転写トナー像の破
壊)を回避するように設計することが必要になる。この
場合において、消費電力を無駄に使わずに上記転写トナ
ー像の破壊現象を回避するには、転写体空回転手段7作
動時に低速回転する転写体2に対し少なくとも最終色の
転写動作時の転写レベルよりも小さいレベルの擬似転写
動作が行われ、転写体2上のトナー像の像担持体1側へ
の転移動作が禁止されるトナー像保持手段9を設けるこ
とが好ましい。
【0011】更にまた、シート剥離手段8としては、記
録シート3の剥離タイミングに応じて動作し、記録シー
ト3を剥離するものであれば適宜設計変更して差し支え
なく、剥離性能を良好に保てる範囲で、剥離フィンガ、
ディタックコロトロン、剥離補助用のシート押し出しロ
ール等適宜組み合わせることができる。
【0012】また、この発明においては、熱容量の大き
い記録シート3の定着後の処理についてはそのまま排出
するようにしても差し支えないが、透明樹脂フィルムシ
ートの排出部でのカール現象をなくし、しかも、普通紙
との混在に対する処理の迅速化を図るという観点からす
れば、記録シート3が加熱定着手段4を通過した直後に
転写体2及び加熱定着手段4の速度が通常速度に復帰す
るように切換られる速度復帰手段10を設けるようにす
ることが好ましい。
【0013】
【作用】上述したような技術的手段によれば、少なくと
も熱容量の大きい記録シート3が加熱定着手段4に突入
する前時点において、定着速度切換手段5が加熱定着手
段4の定着速度を低速に切り換える一方、最終色の転写
工程が終了すると、転写体速度切換手段6が転写体2の
速度を低速の定着速度に対応した速度に切り換えると共
に、転写体空回転手段7は転写体2に記録シート3を保
持したまま転写体2を空回転させ、かかる転写体2が低
速定着速度にまで減速する時間を確保する。この後に、
シート剥離手段8は転写体空回転手段7で空回転された
転写体2から記録シート3を剥離してこれを加熱定着手
段4側へ送出する。
【0014】このため、最終色の転写工程が終了した熱
容量の大きい記録シート3は、いずれも低速定着速度に
対応した速度に切換られた転写体2から加熱定着手段4
側へ速度差のない状態で搬送されるのである。一方、ト
ナー像保持手段9は、転写体空回転手段7作動時に低速
回転する転写体2に対し少なくとも最終色の転写動作時
の転写レベルよりも小さいレベルの擬似転写動作を行
い、転写体2上のトナー像の像担持体1側への転移動作
を禁止するため、転写体2上のトナー像が破壊されるこ
とはない。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図2はこの発明が適用されたカ
ラープリンタの一実施例を示す。同図において、符号2
0は感光ドラム、21は感光ドラム20の表面を予め帯
電する帯電コロトロン、22は帯電コロトロン21によ
り帯電された感光ドラム20上に静電潜像を書込むレー
ザ走査ユニット、23はブラック(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の各トナーが
容される四つの現像器23,23C,23M,23Y
が回転自在に配設され、適宜切換選択されるロータリ現
像ユニット、24は感光ドラム20上の電位を除去する
転写前処理コロトロン、25は感光ドラム20上の残留
トナーを除去するクリーナ、26は感光ドラム20上の
残留電荷を除去するイレーズランプである。
【0016】また、31は周面に記録シート30(OH
P用シート又は普通紙)が巻付け保持され、この記録シ
ート30に感光ドラム20上の各色成分トナー像を順次
多重転写する転写ドラムであり、特に図3〜図4に示す
ように、一対のリング体33が一本のタイバー34で連
結されるドラム枠32に例えばポリフッ化ビニリデン
からなるドラムシート35を固定部材36を介して張り
渡し、このドラムシート35を予め帯電することにより
記録シート30を静電吸着するようにしたものである。
そして、この実施例では、上記タイバー34の反回転方
向側に隣接した部位にはドラムシート35の垂れ下がり
防止用のアジャスタプレート37が配設されており、こ
のアジャスタプレート37には梯子状の透孔38が開設
されると共に、このアジャスタプレート37のタイバー
34側表面には上記透孔38側に向かって斜め下方に傾
斜する凹所39が後述する剥離フィンガ47進入用スペ
ースとして形成されている。
【0017】更に、この実施例では、図4及び図5に示
すように、上記アジャスタプレート37の略中央ライン
がシート保持面Aの先端基準PAとして設定され、ま
た、この先端基準PAから180°偏位したラインがシ
ート保持面Bの先端基準PBとして設定されており、普
通紙からなる記録シート30については、通常シート保
持面Aに保持されるようになっているが、二丁掛けモー
ド(転写ドラム31上に2枚の記録シート30を保持
し、2枚の記録シート30に対して転写動作を行うモー
ド)にあっては、シート保持面A,Bに夫々普通紙から
なる記録シート30が保持されるようになっている。
【0018】そして、この実施例にあっては、OHP用
シートからなる記録シート30も用いられるが、上記シ
ート保持面AにOHP用シートからなる記録シート30
を保持させると、記録シート30先端がその剛性により
浮き上がり、タッキングミスの原因になってしまうの
で、上記シート保持面Aの先端基準PAから所定距離e
(この実施例では約180mm程度)だけ後方へシフト
した位置がOHP用シート保持面Cの先端基準PCにな
るように設定されている。
【0019】また、上記転写ドラム31には、図2,3
に示すように、記録シート30保持時にドラムシート3
5を帯電する吸着コロトロン41と、感光ドラム20上
のトナー像を記録シート30側へ転写させる転写コロト
ロン42と、最終色の転写工程が終了した記録シート3
0を除電する除電コロトロン43と、最終色の転写工程
が終了したドラムシート35上の電荷を除去するクリー
ニング除電コロトロン44と、最終色の転写工程が終了
したドラムシート35に付着した紙粉等を清掃するクリ
ーニングブラシ45と、シート保持面B,Cに保持され
た記録シート30を剥離する時にドラムシート35を内
側から押し上げる内押しロール46と、記録シート30
剥離時に単独で若しくは内押しロール46で押し上げら
れた記録シート30を剥離する剥離フィンガ47とが設
けられている。尚、符号48は吸着コロトロン41部位
へ記録シート30を搬送するシート搬送系である。
【0020】更に、符号50は転写工程の終了した記録
シート30を挿通させ、記録シート30上に未定着トナ
ー像を定着させる定着器であり、この実施例では、内部
にヒータが内蔵された加熱ロール51とこの加熱ロール
51に圧接配置される加圧ロール52とで構成され、上
記転写ドラム31からの記録シート30が案内プレート
53を介して定着器50へ搬送されるようになってい
る。また、符号54は定着器50を通過した記録シート
30を搬送するフューザ出口ロール、55は定着器50
を通過した記録シート30の後端検出用のフューザ出口
スイッチ、56は定着された記録シート30が収容され
る排出トレイ、57は排出トレイ56へ記録シート30
を送出するための出口ロールである。
【0021】また、この実施例における感光ドラム2
0、転写ドラム31及び定着器50等の駆動制御系を図
6に示す。同図において、符号61は感光ドラム20及
び転写ドラム31を同期回転させるドラムモータ、62
はそのモータドライバ、63は定着器50を及びシート
搬送系(48等)を駆動するためのメインモータ、64
はそのモータドライバである。また、上記転写ドラム3
1と同軸に半月状プレート65が設けられ、この半月状
プレート65を横切る位置には発光部と受光部とからな
る光学センサ66が配設されており、転写ドラム31の
半回転毎に光学センサ66の出力がオンオフを繰り返す
ようになっており、この光学センサ66の出力の立上り
及び立ち下がり点がエッジ検出回路67にて検出される
ようになっている(図12参照)。
【0022】そして、符号70はCPU71、カラープ
リント実行プログラム(通常モード、OHPモード)や
カラープリンタの停止プログラム等の各種プログラムが
予め格納されるROM72、CPU71にてプログラム
を実行する際にデータを一時的に格納するRAM73及
びI/Oポート74をシステムバス75にて相互に接続
したマイクロコンピュータであり、上記エッジ検出回路
67からの検出パルスTR0及びフューザ出口スイッチ
55からの検出信号がI/Oポート71を介してマイク
ロコンピュータ70内に基準タイミング信号及び速度復
帰タイミング信号として取り込まれ、マイクロコンピュ
ータ70からのモータ制御信号がI/Oポート74を介
して各モータドライバ62、64へ送出され、ドラムモ
ータ61及びメインモータ63が制御されるようになっ
ている。
【0023】次に、この実施例に係るカラープリンタの
作動について説明する。◎通常モード(普通紙からなる
記録シート30を用いた通常プリントモード)今、プリ
ントスタート時において、スタートスイッチ81をオン
操作すると、マイクロコンピュータ70はドラムモータ
ON信号及びドラムモータH信号(ドラムモータをハイ
レベル駆動:通常回転速度に相当)をモータドライブ6
2へ送出し、ドラムモータ61を速度v1(この実施例
では160mm/sec.)で駆動させる。尚、メイン
モータ63もドラムモータ61と同期して駆動される。
【0024】そして、複写モード(4色カラーモード、
3色カラーモード、モノクロモード)等に応じて各色成
分の露光、現像、転写工程が実行され、感光ドラム20
上の各色成分トナー像が転写ドラム31に保持された記
録シート30に多重転写され、この後、転写ドラム31
から剥離された記録シート30が定着器50を経て排出
トレイ56へと排出される。
【0025】◎OHPモード(OHP用シートからなる
記録シートを用いたプリントモード) 図7はOHPモード時の処理過程を示すフローチャート
である。同図において、プリントスタート時にスタート
スイッチ81及びOHPモードスイッチ82(図6参
照)をオン操作すると、CPU71は、通常モードと同
様にドラムモータ61及びメインモータ63を通常回転
速度v1に設定し、複写モード(4色カラーモード、3
色カラーモード、モノクロモード)等に応じて各色成分
の露光、現像、転写工程を実行し、感光ドラム20上の
各色成分トナー像を転写ドラム31に保持された記録シ
ート30に多重転写させる(ステップ1)。
【0026】このとき、図8及び図12に示すように、
先ず吸着コロトロン41により転写ドラム31のシート
保持面C上にOHP用シートからなる記録シート30を
保持し、この状態で、転写前処理コロトロン24を常時
作動させながら、転写コロトロン42を所定の動作タイ
ミングで作動させて各色成分の転写工程を実行している
が、この実施例においては、図13に示すように、第1
色目から第4色目の転写コロトロン(TC)電流が第1
色目を100とすると、131、162、202と順次
大きく設定されており、感光ドラム20から転写ドラム
31の記録シート30ヘの転写効率が低下しないように
配慮されている。
【0027】次に、CPU71は、最終色の転写工程が
終了したか否かをチェックし(ステップ2)、最終色の
転写工程が終了した時点でドラムモータ61及びメイン
モータ63を通常回転速度v1から低速v2(OHPモ
ード時の定着速度に相当)に減速させる(ステップ3,
4)。
【0028】この実施例では、上記減速タイミングとし
ては以下のタイミングが用いられる。すなわち、図14
に示すように、最終転写ピッチを示す最終転写基準タイ
ミング信号TR0からシート保持面Aの先端基準PA
転写コロトロン(TC)42位置に至るまでの時間をt
1、シート保持面Aの先端基準PAからシート保持面C
の先端基準PCが転写コロトロン(TC)42位置に至
るまでの時間をt2、最大サイズのOHP用シート(こ
の実施例ではA4版縦置き)の転写時間をt3及び転写
コロトロン(TC)42オフ時の遅延時間をt4とすれ
ば、最終転写基準タイミング信号TR0からT=t1+
t2+t3+t4(この実施例では大体3400mse
c.)経過した後にドラムモータ61及びメインモータ
63を減速する。尚、減速は転写された記録シート30
の先端が定着ポイントに到達するまでに終了すればよい
ため、FCOT(FAST COPY OUT TIM
E)を速くするには、できるだけ減速開始を遅くすれば
よい。
【0029】このとき、図9及び図12に示すように、
転写ドラム31は各色成分のトナー像が転写された記録
シート30をそのまま保持した状態で空回転する(ダミ
ーサイクル)ことになり、トナー像が保持された記録シ
ート30は再度感光ドラム20部位を通過する。
【0030】この場合、記録シート30上のトナー像が
感光ドラム20側へ再度転移する懸念がある。ところ
が、この実施例においては、図13に示すように、転写
コロトロン42電流が98(第1色目を100とする)
しか流れないが、転写ドラム31が通常回転速度v1
(160mm/sec.)の略1/3程度であるv2
(60mm/sec.)で回転していることから、記録
シート30に付与される実質的な電荷量が第4色目の転
写コロトロン42の電荷量よりも多くなり、その分、記
録シート30上のトナー像は感光ドラム20側に再度転
移することなく、記録シート30上に確実に静電吸引さ
れることになり、記録シート30上のトナー像の乱れは
生じない。
【0031】この後、CPU71は、記録シート30が
剥離ポイントに達したか否か(例えば転写ドラム31か
らの基準タイミング信号TROから所定時間経過した時
点に達したか否か)をチェックし(ステップ5)、記録
シート30が剥離ポイントに達した時点で記録シート3
0の剥離動作を実行する(ステップ6)。
【0032】このとき、図10及び図12に示すよう
に、記録シート30の先端が除電コロトロン43位置に
さしかかる直前から除電コロトロン43が作動し、記録
シート30の先端が内押しロール46位置近傍に到達し
た時点で内押しロール46が作動してドラムシート35
上の記録シート30先端を持ち上げ、この状態で剥離フ
ィンガ47作動して記録シート30を転写ドラム31
から剥離する。
【0033】そして、剥離された記録シート30は案内
プレート53を介して定着器50へ搬送されるが、転写
ドラム31及び定着器50の速度が共に低速v2に切り
換えられているため、記録シート30は途中でジャムす
ることなくスムースに定着器50へ搬送される。
【0034】この段階において、記録シート30は低速
で定着器50を通過するので、記録シート30上の各ト
ナー像はOHP用シートからなる記録シート30上に確
実に定着され、各トナー像の光透過性が良好に保たれ
る。
【0035】この後、上記CPU71は、図7に示すよ
うに、記録シート30後端がフューザ出口スイッチ55
を通過したか否かをチェックし(ステップ7)、記録シ
ート30後端がフューザ出口スイッチ55を通過した時
点でドラムモータ61及びメインモータ63を元の通常
速度v1へ加速回転する(ステップ8)。
【0036】このとき、図11及び図12に示すよう
に、感光ドラム20、転写ドラム31及び定着器50、
更には出口ロール57を含むシート搬送系が通常速度v
1に復帰し、また、転写ドラム31においては、シート
除電コロトロン44が作動し、ドラムシート35上の電
荷が除去されると共に、クリーニングブラシ45により
ドラムシート35上の紙粉等が清掃される。
【0037】また、上記ドラムモータ61やメインモー
タ63の加速タイミングとしては、図15に示すよう
に、少なくとも出口ロール57にて記録シート30を通
常速度v1で送出できる余裕w(この実施例では16m
m程度)が確保されるようにフューザ出口スイッチ55
を通過した後の所定タイミングが選定されている。
【0038】従って、仮に低速のまま出口ロール57を
駆動させた場合には、図16に仮想線で示すように、O
HP用シートからなる記録シート30の後端にカール部
30Cが形成されてしまうが、この実施例においては、
図16に実線で示すように、OHP用シートからなる記
録シート30の後端にカール部30Cが形成される事態
を有効に回避することができるばかりか、記録シート3
0がOHP用シートと普通紙との混在送りモードである
としても、OHP用シートに対する処理が完全に終了し
ない時点(すなわち、排出トレイ56に完全に排出され
ない時点)で、OHP用シートに対する処理後の普通紙
からなる記録シート30に対する処理を進めることが可
能になり、その分、画像記録処理を迅速に行うことがで
きる。
【0039】また、図17はドラムモータ61の駆動停
止制御動作を示すフローチャートであり、このフローチ
ャート及び図18のタイミングチャートによれば、先
ず、CPU71は、最終色の転写工程が終了し、転写ド
ラム31からの基準タイミング信号TR0が転写ドラム
クリーニング開始基準ピッチCP1(クリーニング除電
コロトロン44の動作が開始される基準ピッチ)に相当
するか否かをチェックしステップ1)、転写ドラムクリ
ーニング開始基準ピッチCP1であると判定した場合に
は、CP1から5番目のピッチCP5になったか否かを
判定し(ステップ2)、CP5から所定時間T1(この
実施例では2356msec.)経過後にドラムモータ
61の回転速度を通常回転速度v1からv2(この実施
例では60mm/sec.)へ減速する(ステップ
3)。このとき、減速時間Tmは約900msec.程
度であった。
【0040】更に、CPU71は、CP1から7番目の
ピッチCP7になったか否かを判定し(ステップ4)、
CP7から所定時間T2(この実施例では2248ms
ec.)経過後にドラムモータ61をオフする(ステッ
プ5)。このとき、ドラムモータ61の停止時間Tnは
約400msec.程度であった。
【0041】ここで、上記基準ピッチCP7から所定時
間T2及びドラムモータ61の停止時間Tnの関係は、
図19に示すように、最終的に転写ドラム31のタイバ
ー34が感光ドラム20に対向した位置で停止するよう
に設定されるものであり、この実施例においては、上記
タイバー34の幅寸法dを約10mm程度に設定してお
けば、転写ドラム31の停止位置精度が良好に保たれ
る。これに対して、減速モードを持たずに直ちに駆動停
止させる比較例にあっては、転写ドラム31の停止位置
精度を良好に保つには、上記タイバー34の幅寸法dを
約60mm程度に設定することが必要になる。
【0042】尚、メインモータ63は上記ドラムモータ
61のオフタイミングに同期してその駆動を速度切換す
ることなく停止する。
【0043】特に、この実施例においては、上記ドラム
モータ61の駆動停止制御に当たって、低速側の速度を
OHP用の定着速度v2を兼用するようにしているの
で、新たな制御を必要としない。
【0044】
【発明の効果】以上説明してしてきたように、請求項1
記載の発明によれば、熱容量の大きい記録シートに対す
る定着速度を低速に切り換える画像記録装置において、
最終色の転写工程が終了した後に転写体を空回転させ、
この空回転モード時に転写体の回転速度を低速側の定着
速度に減速させ、転写体と加熱定着手段との速度を等し
くした状態で記録シートを転写体から定着手段へ搬送す
るようにしたので、転写体と加熱定着手段との速度差を
吸収するために、転写体と加熱定着手段との間に記録シ
ートの長さ分のトランスポートを設ける必要がなくな
り、その分、装置のコンパクト化を図ることができるば
かりか、かなり大きなサイズの熱容量の大きい記録シー
トに対しても確実に適用することができ、今まで装置ス
ペース上無理とされていた範囲まで適用範囲を拡大する
ことができる。
【0045】また、請求項1記載の発明によれば、転写
体空回転時において、転写体の減速回転を利用し、少な
い消費電力で記録シートへ供給されるトナー像保持用の
実質的電荷量を大きく確保するようにしたので、消費電
力を不必要に無駄にすることなく、記録シート上のトナ
ー像の像担持体側への再転移を有効に防止することがで
き、転写体空回転時におけるトナー像の乱れを確実に回
避することができる。
【0046】更に、請求項2記載の発明によれば、記録
シートが加熱定着手段を通過した直後に転写体及び加熱
定着手段の速度を通常速度に復帰させるようにしたの
で、透明樹脂フィルムシートの排出部でのカール現象を
なくし、しかも、透明樹脂フィルムシートと普通紙との
混在に対する処理の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る画像記録装置の構成を示す説
明図である。
【図2】 この発明が適用されたカラープリンタの一実
施例を示す説明図である。
【図3】 実施例に係る転写ドラム周りの詳細を示す説
明図である。
【図4】 図3中VI部の詳細を示す説明図である。
【図5】 転写ドラムに対する記録シートの保持位置を
示す説明図である。
【図6】 感光ドラム、転写ドラム及び定着器の駆動制
御系を示すブロック図である。
【図7】 OHPモード時の画像記録動作を示すフロー
チャートである。
【図8】 OHPモード時の画像記録動作の第一工程を
示す説明図である。
【図9】 OHPモード時の画像記録動作の第二工程を
示す説明図である。
【図10】 OHPモード時の画像記録動作の第三工程
を示す説明図である。
【図11】 OHPモード時の画像記録動作の第四工程
を示す説明図である。
【図12】 OHPモード時の各部の動作状態を示すタ
イミングチャートである。
【図13】 OHPモード時の転写コロトロンの動作電
流変化を示す説明図である。
【図14】 OHPモード時の減速タイミングの具体的
な設定例を示す説明図である。
【図15】 OHPモード時の加速タイミングの具体的
な設定例を示す説明図である。
【図16】 記録シートの排出時の状態を示す説明図で
ある。
【図17】 実施例に係るドラムモータの駆動停止制御
動作を示すフローチャートである。
【図18】 実施例に係るドラムモータの駆動停止制御
動作を示すタイミングチャートである。
【図19】 実施例に係るドラムモータの駆動停止制御
動作を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…転写体,3…記録シート,4…加熱
定着手段,5…定着速度切換手段,6…転写体速度切換
手段,7…転写体空回転手段,8…シート剥離手段,9
…トナー像保持手段,10…速度復帰手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−121870(JP,A) 特開 平3−87890(JP,A) 特開 平3−107977(JP,A) 特開 平2−135379(JP,A) 特開 平3−87861(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体(1)と転写体(2)とを同期
    回転させ、転写体(2)上に保持された熱容量の大きい
    記録シート(3)に像担持体(1)上の各色トナー像を
    多重転写させた後、転写体(2)から剥離された記録シ
    ート(3)を加熱定着手段(4)へ挿通させるようにし
    た画像記録装置において、少なくとも記録シート(3)
    が加熱定着手段(4)に突入する前に加熱定着手段
    (4)の定着速度を低速に切り換える定着速度切換手段
    (5)と、最終色の転写工程が終了した後に転写体
    (2)の速度を低速の定着速度に対応した速度に切り換
    える転写体速度切換手段(6)と、この転写体速度切換
    手段(6)にて転写体(2)を低速に切り換える条件下
    で、転写体(2)に記録シート(3)を保持したまま
    該記録シート(3)が少なくとも像担持体(1)と転写
    体(2)との対向部を通過するように転写体(2)を空
    回転させ、かかる転写体(2)の減速時間を確保する転
    写体空回転手段(7)と、この転写体空回転手段(7)
    で空回転された転写体(2)から記録シート(3)を剥
    離して加熱定着手段(4)側へ送出するシート剥離手段
    (8)と、転写体空回転手段(7)作動時に低速回転す
    る転写体(2)に対し少なくとも最終色の転写動作時の
    転写レベルよりも小さいレベルの擬似転写動作が行わ
    れ、転写体(2)上のトナー像の像担持体(1)側への
    転移動作が禁止されるトナー像保持手段(9)とを備え
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、記録シー
    ト(3)が加熱定着手段(4)を通過した直後に転写体
    (2)及び加熱定着手段(4)の速度が通常速度に復帰
    するように切換られる速度復帰手段(10)を設けたこ
    とを特徴とする画像記録装置。
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