JP2000019807A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP2000019807A
JP2000019807A JP10181137A JP18113798A JP2000019807A JP 2000019807 A JP2000019807 A JP 2000019807A JP 10181137 A JP10181137 A JP 10181137A JP 18113798 A JP18113798 A JP 18113798A JP 2000019807 A JP2000019807 A JP 2000019807A
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transport belt
recording medium
belt
roller
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JP10181137A
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English (en)
Inventor
Noboru Otaki
登 大瀧
Norio Ebata
紀夫 江端
Masahito Sakai
雅人 酒井
Yasushi Nakasone
靖 中曽根
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像品位を向上させることができるようにす
る。 【解決手段】エンドレスの搬送ベルト20と、該搬送ベ
ルト20を走行させるベルト走行用の駆動手段と、前記
搬送ベルト20と対向させて配設され、表面にトナー像
を形成するための像担持体と、該像担持体を前記搬送ベ
ルト20に対して接離させる接離用の駆動手段と、前記
ベルト走行用の駆動手段の駆動を開始してから設定時間
が経過すると、接離用の駆動手段を駆動して前記像担持
体を搬送ベルト20に接触させる遅延手段とを有する。
ベルト走行用の駆動手段の駆動が開始され、搬送ベルト
20の走行が開始されてから設定時間が経過すると、接
離用の駆動手段が駆動されて、像担持体が搬送ベルト2
0に接触させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を記録
するカラー画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像記録装置はイエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックの各色の印刷機構を有
し、該各印刷機構は、各色のトナー像を形成する画像形
成部、及び該画像形成部によって形成された各色のトナ
ー像を記録媒体に順次重ねて転写し、カラーのトナー像
を形成する転写ローラを備える。そして、記録媒体は、
用紙収容カセットから1枚ずつ給紙され、搬送ベルトに
静電気力によって吸着させられて搬送され、各色のトナ
ー像が順次重ねて転写され、カラーのトナー像が形成さ
れる。その後、カラーのトナー像が形成された記録媒体
は、前記搬送ベルトから分離されて定着装置に送られ、
該定着装置によって前記カラーのトナー像が定着され、
カラー画像が記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカラー画像記録装置においては、各色のトナー像を
一つの記録媒体に重ねて転写するようになっているの
で、各印刷機構、搬送ベルト等の駆動系を構成する各機
構部品の精度にばらつきがあったり、カラー画像記録装
置が置かれる環境に変化が生じたりすると、記録媒体上
において各色のトナー像が転写される位置、すなわち、
画像記録位置がずれて、カラー画像に色ずれが発生し、
画像品位が低下してしまう。
【0004】本発明は、前記従来のカラー画像記録装置
の問題点を解決して、画像品位を向上させることができ
るカラー画像記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ラー画像記録装置においては、エンドレスの搬送ベルト
と、該搬送ベルトを走行させるベルト走行用の駆動手段
と、前記搬送ベルトと対向させて配設され、表面にトナ
ー像を形成するための像担持体と、該像担持体を前記搬
送ベルトに対して接離させる接離用の駆動手段と、前記
ベルト走行用の駆動手段の駆動を開始してから設定時間
が経過すると、接離用の駆動手段を駆動して前記像担持
体を搬送ベルトに接触させる遅延手段とを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態におけるカラー画像記録装置の第1の
概略図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるカラ
ー画像記録装置の第2の概略図、図3は本発明の第1の
実施の形態における作動位置に置かれた画像形成部の斜
視図、図4は本発明の第1の実施の形態における退避位
置に置かれた画像形成部の斜視図である。
【0007】図において、カラー画像記録装置11に
は、4組の第1〜第4の印刷機構P1〜P4が記録媒体
21の搬送方向に沿って順にタンデム型に配設され、前
記第1〜第4の印刷機構P1〜P4は、いずれも電子写
真方式のLEDプリント機構から成る。前記第1の印刷
機構P1は、イエローの画像形成部12Y、画像データ
に従って像担持体としての感光体ドラム16の表面を露
光するLEDヘッド13Y、及び前記画像形成部12Y
によって形成されたイエローのトナー像を記録媒体21
に転写する転写手段としての転写ローラ14Yから成
る。
【0008】また、前記第2の印刷機構P2は、マゼン
タの画像形成部12M、画像データに従って像担持体と
しての感光体ドラム16の表面を露光するLEDヘッド
13M、及び前記画像形成部12Mによって形成された
マゼンタのトナー像を記録媒体21に転写する転写手段
としての転写ローラ14Mから成る。そして、前記第3
の印刷機構P3は、シアンの画像形成部12C、画像デ
ータに従って像担持体としての感光体ドラム16の表面
を露光するLEDヘッド13C、及び前記画像形成部1
2Cによって形成されたシアンのトナー像を記録媒体2
1に転写する転写手段としての転写ローラ14Cから成
る。
【0009】さらに、前記第4の印刷機構P4は、ブラ
ックの画像形成部12BK、画像データに従って像担持
体としての感光体ドラム16の表面を露光するLEDヘ
ッド13BK、及び前記画像形成部12BKによって形
成されたブラックのトナー像を記録媒体21に転写する
転写手段としての転写ローラ14BKから成る。前記各
画像形成部12Y、12M、12C、12BKは、いず
れも同じ構造を有し、軸15を中心にして矢印a方向に
回転させられる感光体ドラム16、該感光体ドラム16
の表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電ローラ17、
及び現像部18から成る。そして、該現像部18は現像
ローラ19を有し、該現像ローラ19は、半導電性ゴム
材から成り、図示されない現像ブレード及びスポンジロ
ーラが圧接させられ、周囲にトナー収容部が配設され
る。
【0010】また、クリーニングブレードが感光体ドラ
ム16に圧接させて配設され、転写後に感光体ドラム1
6の表面に残留したトナーを削り落とす。そして、削り
落とされたトナーはスパイラルスクリューによって図示
されない廃トナーボックスに蓄えられる。なお、前記各
画像形成部12Y、12M、12C、12BKの構成部
品は、各フレーム24に支持されている。
【0011】次に、各画像形成部12Y、12M、12
C、12BKにおける現像部18の機能について説明す
る。前記トナー収容部から供給された非磁性1成分のト
ナーは、スポンジローラを介して現像ローラ19に送ら
れ、前記現像ブレードによって現像ローラ19の表面に
おいて薄層化され、感光体ドラム16との接触面に達す
る。そして、トナーは、薄層化されるときに現像ローラ
19及び現像ブレードによって強く擦(こす)られて帯
電させられる。本実施の形態においては、トナーは負の
極性に帯電させられ、反転現像が行われる。
【0012】次に、前記LEDヘッド13Y、13M、
13C、13BKについて説明する。該LEDヘッド1
3Y、13M、13C、13BKは、図示されないLE
Dアレイ、該LEDアレイを駆動する図示されないドラ
イブIC、該ドライブICを搭載する図示されない基
板、前記LEDアレイの光を集光する図示されないロッ
ドレンズアレイ等から成り、図示されないインタフェー
ス部を介して上位装置から送信されるカラー画像信号に
従ってLEDアレイを選択的に発光させ、感光体ドラム
16の表面に静電潜像を形成する。そして、該静電潜像
に現像ローラ19上のトナーが静電気力によって付着さ
せられ、トナー像が形成される。
【0013】なお、各LEDヘッド13Y、13M、1
3C、13BKは、ばね17aによって図1及び2にお
ける下方に向けて押圧される。また、前記各画像形成部
12Y、12M、12C、12BKの感光体ドラム16
と転写ローラ14Y、14M、14C、14BKとの間
の各転写部を、エンドレスの搬送ベルト20が走行させ
られ、前記感光体ドラム16及び転写ローラ14Y、1
4M、14C、14BKが搬送ベルト20と対向させら
れる。
【0014】そして、前記画像形成部12Yの現像部1
8にはイエローのトナーが、画像形成部12Mの現像部
18にはマゼンタのトナーが、画像形成部12Cの現像
部18にはシアンのトナーが、画像形成部12BKの現
像部18にはブラックのトナーがそれぞれ収容される。
また、第1の印刷機構P1のLEDヘッド13Yにはカ
ラー画像信号のうちイエロー画像信号が、第2の印刷機
構P2のLEDヘッド13Mにはカラー画像信号のうち
マゼンタ画像信号が、第3の印刷機構P3のLEDヘッ
ド13Cにはカラー画像信号のうちシアン画像信号が、
第4の印刷機構P4のLEDヘッド13BKにはカラー
画像信号のうちブラック画像信号がそれぞれ送信され
る。
【0015】次に、各画像形成部12Y、12M、12
C、12BKを昇降させ、各感光体ドラム16を搬送ベ
ルト20に対して接離させるための昇降機構について説
明する。図3において、24は各画像形成部12Y、1
2M、12C、12BKのフレームであり、前記記録媒
体21の搬送方向におけるフレーム24の上流側の端部
には突起24aが形成され、該突起24aは、カラー画
像記録装置11の本体に形成された図示されないガイド
溝に対して回転自在に係合させられる。したがって、各
画像形成部12Y、12M、12C、12BKを前記突
起24aを中心に揺動させることができる。また、記録
媒体21の搬送方向における前記フレーム24の下流側
の端部には突起板部24bが形成される。
【0016】さらに、記録媒体21の搬送方向における
前記各画像形成部12Y、12M、12C、12BKよ
り下流側には、それぞれカムシャフト22がカラー画像
記録装置11の本体に対して回転自在に支持されてい
て、前記カムシャフト22の両端の近傍に偏心カム23
が前記突起板部24bと対向させて固定される。ところ
で、前記各フレーム24は、ばね17aによってLED
ヘッド13Y、13M、13C、13BKを介して下方
に向けて押圧されている。そして、カムシャフト22が
回転させられると、偏心カム23が回転して突起板部2
4bを押し上げ、ばね17aの付勢力に抗し、突起24
aを支点にして偏心カム23の偏心量だけ各フレーム2
4を時計回りに回動させる。
【0017】また、前記カムシャフト22にはワンウェ
イベアリング22aを介してギヤ25が配設され、該ギ
ヤ25は、二段ギヤ26を介して、接離用の駆動手段と
してのモータ28の回転軸に固定されたモータギヤ27
と噛(し)合させられる。一方、前記感光体ドラム16
の端部にはギヤ16aが配設され、前記二段ギヤ26と
ギヤ16aとが選択的に噛合させられる。なお、前記カ
ムシャフト22、ワンウェイベアリング22a、偏心カ
ム23、ギヤ25、二段ギヤ26、モータギヤ27及び
モータ28によって画像形成部移動手段が構成される。
【0018】ところで、通常、前記画像形成部12Y、
12M、12C、12BKは、図3に示されるように作
動位置に置かれ、該作動位置において、前記二段ギヤ2
6とギヤ16aとが噛合させられ、前記モータ28が正
方向に駆動される。これにより、感光体ドラム16が一
定速度で矢印a方向に回転させられる。このとき、ギヤ
25が回転するが、前記ワンウェイベアリング22aが
空転するので、カムシャフト22及び偏心カム23は回
転しない。なお、偏心カム23とカラー画像記録装置1
1の本体との間にばね23aが配設され、該ばね23a
は、偏心部23bが常に矢印e方向に向くように前記偏
心カム23を付勢する。
【0019】そして、前記モータ28を逆方向に駆動す
ると、前記ワンウェイベアリング22aはロックされ、
ばね23aの付勢力に抗してカムシャフト22及び偏心
カム23が回転させられる。このとき、前記画像形成部
12Y、12M、12C、12BKは、図4に示される
ように、突起24aを支点にして時計回りに回転させら
れて退避位置に置かれ、該退避位置において前記二段ギ
ヤ26とギヤ16aとの噛合が解除される。
【0020】また、前記カムシャフト22にはスリット
円板29が固定され、該スリット円板29にはスリット
29aが形成される。そして、該スリット29aをホト
センサ30によって検出することにより、偏心カム23
の位置を知ることができる。なお、各画像形成部12
Y、12M、12C、12BKが退避位置に置かれたと
き、スリット29aはホトセンサ30によって検出され
る位置にある。
【0021】なお、図3及び4に示されるように、前記
各フレーム24には、LEDヘッド13Y、13M、1
3C、13BKを各感光体ドラム16と対向させるため
の窓穴13aが形成され、該窓穴13aによって、各L
EDヘッド13Y、13M、13C、13BKを画像形
成部12Y、12M、12C、12BKに対して位置決
めすることができるようになっている。
【0022】前記搬送ベルト20は、高抵抗の半導電性
プラスチックフィルムから成り、継目の無いエンドレス
状に形成され、駆動ローラ31、従動ローラ32及び張
設ローラ33間に張設される。なお、搬送ベルト20の
抵抗値は、記録媒体21が搬送ベルト20静電気力によ
って吸着され、かつ、記録媒体21が搬送ベルト20か
ら分離させられたときに、搬送ベルト20に残存する静
電気が自然に除電されるような範囲に設定される。
【0023】そして、前記駆動ローラ31は、ベルト走
行用の駆動手段としての図示されないモータに連結さ
れ、該モータによって矢印f方向に回転させられ、搬送
ベルト20を走行させる。また、張設ローラ33は、図
示されないばねによって矢印g方向に付勢され、搬送ベ
ルト20にテンションを加える。該搬送ベルト20の上
半部20aは、第1〜第4の印刷機構P1〜P4の転写
部を通して張設され、搬送ベルト20の下半部20b
は、前記張設ローラ33とクリーニングブレード34の
先端との間を通して張設される。
【0024】前記クリーニングブレード34は、可撓
(とう)性のゴム材又はプラスチック材から成り、搬送
ベルト20の表面に残留したトナーを廃トナータンク3
5に削り落とす。なお、前記モータを逆方向に駆動する
と、前記搬送ベルト20は逆方向に走行させられる。そ
して、カラー画像記録装置11の図1における右下側に
は給紙機構36が配設される。該給紙機構36は、用紙
収容カセット、ホッピング機構及びレジストローラ45
から成り、前記用紙収容カセットは、記録媒体収容箱3
7、押上板38及び押圧手段39から成る。また、前記
ホッピング機構は、弁別手段40、ばね41及び給紙ロ
ーラ42から成り、前記弁別手段40はばね41によっ
て給紙ローラ42に圧接される。
【0025】この場合、記録媒体収容箱37に収容され
た記録媒体21は、押上板38を介して押圧手段39に
よって給紙ローラ42に圧接され、図示されない給紙用
のモータを駆動して、給紙ローラ42を矢印h方向に回
転させると、ばね41によって給紙ローラ42に圧接さ
れた前記弁別手段40により1枚ずつ弁別されて給紙さ
れ、ガイド43、44によって案内されて、レジストロ
ーラ45に送られる。
【0026】続いて、前記記録媒体21は、更に媒体ガ
イド46によって案内され、吸着ローラ47と搬送ベル
ト20との間に送られる。なお、前記吸着ローラ47
は、搬送ベルト20を介して従動ローラ32に圧接され
ていて、給紙機構36から送られてきた記録媒体21を
帯電させ、静電気力によって搬送ベルト20に吸着させ
る。そのために、前記吸着ローラ47は高抵抗の半導電
性ゴム材から成る。そして、前記媒体ガイド46には、
記録媒体21の前端を検出する図示されないホトセンサ
が、吸着ローラ47と画像形成部12Yとの間には、記
録媒体21の前端を検出するホトセンサ52がそれぞれ
配設される。
【0027】また、前記搬送ベルト20を介して駆動ロ
ーラ31と対向させて、図示されない除電器が配設され
る。該除電器は、搬送ベルト20に吸着されて送られて
きた記録媒体21を除電し、吸着状態を解除して搬送ベ
ルト20から分離しやすくする。そして、前記記録媒体
21の搬送方向における除電器より下流側には、記録媒
体21の後端を検出する図示されないホトセンサが配設
される。
【0028】また、記録媒体21の搬送方向における前
記除電器及びホトセンサより下流側には、第1〜第4の
印刷機構P1〜P4の各転写部において記録媒体21に
転写された各色のトナー像を定着するための定着器48
が配設される。該定着器48は、記録媒体21上のトナ
ーを加熱するヒートローラ49、及び該ヒートローラ4
9に向けて記録媒体21を押圧する加圧ローラ50を有
する。
【0029】前記ヒートローラ49は、アルミニウム等
の心金の上にシリコーンゴム等の弾性体を被覆し、該弾
性体の表面にオフセットを防止するためのフッ素樹脂を
被覆することによって形成される。また、前記加圧ロー
ラ50は、アルミニウム等の心金の上にシリコーンゴム
等の弾性体を被覆することによって形成される。そし
て、前記ヒートローラ49と対向させて図示されないサ
ーミスタが配設され、該サーミスタによってヒートロー
ラ49の温度を検出し、検出された温度に従って、前記
ヒートローラ49が所定の定着温度になるように、ヒー
トローラ49内の図示されないヒータをオン・オフ制御
することができるようになっている。なお、ヒートロー
ラ49の表面に、オイルローラ、オイルパッド等によっ
てオフセット防止液を供給することもできる。
【0030】さらに、前記記録媒体21の搬送方向にお
ける定着器48より下流側には排出口51が配設され、
該排出口51の外側には図示されない排出スタッカが配
設される。印刷が行われた後の記録媒体21は、排出口
51を介して前記排出スタッカに排出される。また、前
記記録媒体21の搬送方向における定着器48より下流
側には、記録媒体21の後端を検出するホトセンサ53
が配設される。なお、54は操作パネルである。
【0031】図5は本発明の第1の実施の形態における
カラー画像記録装置の制御部のブロック図である。図に
おいて、61はマイクロプロセッサ等から成る制御回路
であり、該制御回路61はカラー画像形成装置11(図
1及び2)の全体の制御を行う。前記制御回路61に
は、前記第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各現像部1
8の図示されない各スポンジローラにそれぞれ電圧を印
加するSPバイアス電源62Y、62M、62C、62
BK、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各現像ロー
ラ19にそれぞれ電圧を印加するDBバイアス電源63
Y、63M、63C、63BK、各第1〜第4の印刷機
構P1〜P4の各帯電ローラ17にそれぞれ電圧を印加
する帯電用電源64Y、64M、64C、64BK、及
び各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写ローラ1
4Y、14M、14C、14BKにそれぞれ電圧を印加
する転写用電源65Y、65M、65C、65BKがそ
れぞれ接続される。
【0032】また、前記制御回路61には、吸着ローラ
47に帯電用の電圧を印加する吸着帯電用電源66が接
続される。なお、従動ローラ32は接地され、該従動ロ
ーラ32と吸着ローラ47との間の電位差によって記録
媒体21を搬送ベルト20に静電気力により吸着するこ
とができるようになっている。なお、前記各SPバイア
ス電源62Y、62M、62C、62BK、各DBバイ
アス電源63Y、63M、63C、63BK、各帯電用
電源64Y、64M、64C、64BK、各転写用電源
65Y、65M、65C、65BK、及び吸着帯電用電
源66は、前記制御回路61からの指示によってオン・
オフ制御される。
【0033】さらに、制御回路61には、各第1〜第4
の印刷機構P1〜P4にそれぞれ対応させて印刷制御回
路68Y、68M、68C、68BKが接続される。そ
して、該各印刷制御回路68Y、68M、68C、68
BKは、各メモリ69Y、69M、69C、69BKか
らカラーの画像データのうちそれぞれイエローの画像デ
ータ、マゼンタの画像データ、シアンの画像データ及び
ブラックの画像データを受け、制御回路61からの指示
によって、各LEDヘッド13Y、13M、13C、1
3BKに転送し、図示されないLEDアレイの各LED
素子の露光時間を制御し、各感光体ドラム16の表面に
静電潜像を形成する。
【0034】そのために、インタフェース部70は、図
示されない上位装置、例えば、ホストコンピュータから
送信されてきたカラーの画像データを受信すると、該カ
ラーの画像データを図示されない画像データ分解手段に
よって色別に分解してイエローの画像データ、マゼンタ
の画像データ、シアンの画像データ及びブラックの画像
データを発生させ、前記イエローの画像データをメモリ
69Yに、マゼンタの画像データをメモリ69Mに、シ
アンの画像データをメモリ69Cに、ブラックの画像デ
ータをメモリ69BKにそれぞれ格納する。
【0035】また、前記制御回路61には、定着器ドラ
イバ71、モータ駆動回路72、センサレシーバドライ
バ76及び操作パネル54が接続される。前記定着器ド
ライバ71は、定着器48内のヒートローラ49を所定
の温度に保つように、該ヒートローラ49内の図示され
ないヒータをオン・オフさせる。また、モータ駆動回路
72は、各転写ローラ14Y、14M、14C、14B
K、各感光体ドラム16、各帯電ローラ17、各現像ロ
ーラ19、及び各スポンジローラを回転させるモータ2
8、給紙ローラ42及びレジストローラ45を回転させ
る給紙用のモータ73、駆動ローラ31を回転させるベ
ルト走行用のモータ74、及び定着器48のヒートロー
ラ49を回転させるモータ75を駆動する。なお、前記
モータ28は各画像形成部12Y、12M、12C、1
2BKごとに配設される。
【0036】前記各モータ28、73〜75によって回
転させられる前記各転写ローラ14Y、14M、14
C、14BK、各感光体ドラム16、各帯電ローラ1
7、各現像ローラ19、各スポンジローラ、駆動ローラ
31、給紙ローラ42、レジストローラ45、及びヒー
トローラ49は、図示されないギヤ又はベルトによって
連結される。そして、センサレシーバドライバ76は、
各ホトセンサ30、52、53を作動させ、各ホトセン
サ30、52、53の出力波形を検出信号として制御回
路61に送る。
【0037】なお、モータ73を正方向に駆動すると、
給紙ローラ42だけが矢印h方向に回転させられ、モー
タ73を逆方向に駆動すると、給紙ローラ42は回転す
ることなく、レジストローラ45だけが回転させられ、
記録媒体21を媒体ガイド46に送る。次に、前記各画
像形成部12Y、12M、12C、12BKの昇降機構
の動作について説明する。
【0038】この場合、各画像形成部12Y、12M、
12C、12BKは、電源がオンにされる前、及び記録
動作が終了したときに退避位置に置かれる。そして、カ
ラー画像形成装置11の電源がオンにされ、所定の初期
設定が行われた後、前記インタフェース部70がホスト
コンピュータから送られてきたカラーの画像データを受
信すると、制御回路61は、インタフェース部70及び
各メモリ69Y、69M、69C、69BKに指示を出
し、該指示に基づいて、前記画像データ分解手段は、受
信したカラーの画像データを色別に分解し、イエローの
画像データをメモリ69Yに、マゼンタの画像データを
メモリ69Mに、シアンの画像データをメモリ69C
に、ブラックの画像データをメモリ69BKにそれぞれ
格納する。ここで、画像データを受信しなかった色につ
いては記録を行う必要がないので、画像データを受信し
なかった色に対応する画像形成部は退避位置に置かれ、
受信した色に対応する画像形成部は作動位置に置かれ
る。
【0039】そして、各画像形成部12Y、12M、1
2C、12BKを退避位置に置く場合、前記制御回路6
1はモータ駆動回路72によってモータ28を逆方向に
駆動し、ギヤ25(図4)を回転させる。このとき、ギ
ヤ25のワンウェイベアリング22aはロックされるの
で、カムシャフト22が回動させられ、該カムシャフト
22に固定された偏心カム23も回動させられる。
【0040】これにより、偏心カム23は、フレーム2
4の突起板部24bを押し上げ、突起24aを中心にし
て各画像形成部12Y、12M、12C、12BKを回
動させる。そして、スリット円板29のスリット29a
がホトセンサ30によって検出されると、その位置(図
4に示される位置)でモータ28が停止させられる。こ
のようにして、各画像形成部12Y、12M、12C、
12BKを退避位置に置くことができる。
【0041】ところで、前記各画像形成部12Y、12
M、12C、12BKを退避位置に置くために、前記モ
ータ28が逆方向に駆動されるので、感光体ドラム16
が逆方向に回転させられてしまう。そこで、前記各画像
形成部12Y、12M、12C、12BKが退避位置に
置かれる間、前記制御回路61はモータ駆動回路72に
よってモータ74を逆方向に駆動することにより駆動ロ
ーラ31を逆方向に回転させ、搬送ベルト20を逆方向
に走行させる。また、前記感光体ドラム16の周速度と
搬送ベルト20の走行速度とが等しくされる。したがっ
て、各画像形成部12Y、12M、12C、12BKを
退避位置に置く際に、搬送ベルト20と感光体ドラム1
6とが摺(しゅう)動するのを防止することができる。
【0042】次に、カラー画像記録装置11の動作につ
いて説明する。図6は本発明の第1の実施の形態におけ
るカラー画像記録装置の動作を示すタイムチャートであ
る。まず、制御回路61(図5)は、ホストコンピュー
タから送られてきたカラーの画像データをインタフェー
ス部70によって受信すると、画像データ分解手段によ
って、前記カラーの画像データをイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各画像データに分解し、該イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像データをそれ
ぞれメモリ69Y、69M、69C、69BKに格納す
る。
【0043】そして、制御回路61は、同時に、モータ
駆動回路72によってモータ74を駆動し、駆動ローラ
31(図2)を矢印f方向に回転させ、搬送ベルト20
を走行させる。また、制御回路61は、モータ駆動回路
72によってモータ75を駆動し、定着器48のヒート
ローラ49を回転させ、定着器ドライバ71を駆動して
ヒートローラ49を定着温度になるまでウォーミングア
ップする。その後、ヒートローラ49の温度は常に一定
の値に保たれるように制御される。
【0044】前記各メモリ69Y、69M、69C、6
9BKに1ページ分の各画像データが格納され、かつ、
ヒートローラ49が定着温度になると、制御回路61
は、モータ駆動回路72によってモータ73を正方向に
駆動し、給紙ローラ42(図1)を矢印h方向に回転さ
せる。そして、該給紙ローラ42の回転に伴って、記録
媒体収容箱37に収容された記録媒体21は、1枚だけ
繰り出されてガイド43、44に送られ、記録媒体21
の前端がレジストローラ45に到達すると、その後、わ
ずかな量だけ更に搬送される。
【0045】その結果、前記記録媒体21は、前端がレ
ジストローラ45のローラ間に当接してわずかに撓(た
わ)み、この撓みによって記録媒体21のスキューが修
正される。次に、制御回路61は、モータ駆動回路72
によって、各画像形成部12Y、12M、12C、12
BKの各モータ28を同時に駆動し、感光体ドラム1
6、帯電ローラ17及び現像ローラ19を回転させると
ともに、所定の画像形成部を作動位置に置く。このと
き、感光体ドラム16の周速度は搬送ベルト20の走行
速度と等しくされる。
【0046】その後、モータ73を逆方向に駆動してレ
ジストローラ45を回転させると、記録媒体21は、媒
体ガイド46によって案内され、吸着ローラ47と搬送
ベルト20との間に送られる。そして、記録媒体21の
前端が吸着ローラ47と搬送ベルト20との間に到達す
ると、制御回路61は、吸着帯電用電源66をオンにし
て吸着ローラ47に電圧を印加する。このとき、記録媒
体21は、吸着ローラ47と従動ローラ32との間に発
生させられる静電気力によって搬送ベルト20に吸着さ
れる。そして、記録媒体21は、搬送ベルト20に吸着
されながら搬送される。
【0047】ところで、各第1〜第4の印刷機構P1〜
P4、搬送ベルト20等の駆動系を構成する各機構部品
の精度にばらつきがあると、前記モータ74を駆動して
搬送ベルト20の走行を開始してから設定時間が経過す
る間は搬送ベルト20の走行が不安定になる。そして、
搬送ベルト20の走行が不安定なときに所定の画像形成
部を作動位置に置くと、感光体ドラム16と搬送ベルト
20とが接触するときの衝撃が搬送ベルト20に加わる
ので、搬送ベルト20の走行が一層不安定になってしま
う。その結果、記録媒体21上の画像記録位置がずれ
て、カラー画像に色ずれが発生し、画像品位が低下して
しまう。
【0048】そこで、制御回路61の図示されない遅延
手段は、モータ駆動回路72によって前記モータ74を
駆動して搬送ベルト20の走行を開始してから設定時間
が経過すると各モータ28の駆動を開始するようにして
いる。ここで、前記設定時間は、搬送ベルト20の走行
が安定するのに十分な時間に設定される。そして、前記
各モータ28の駆動を開始した後、わずかな時間が経過
すると、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の帯電ロー
ラ17、現像ローラ19及びスポンジローラに高電圧を
印加するために、制御回路61は、SPバイアス電源6
2Y、62M、62C、62BK、DBバイアス電源6
3Y、63M、63C、63BK、及び各帯電用電源6
4Y、64M、64C、64BKの各電源をオンにす
る。
【0049】なお、本実施の形態において、帯電ローラ
17には−1350〔V〕の電圧が、現像ローラ19に
は−300〔V〕の電圧が、スポンジローラには−45
0〔V〕の電圧がそれぞれ印加され、感光体ドラム16
の表面は−800〔V〕の表面電位にされる。このよう
にして、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の感光体ド
ラム16の表面はそれぞれ帯電ローラ17によって一様
にかつ均一に帯電させられる。
【0050】次に、制御回路61は、メモリ69Yに指
示を出し、メモリ69Yから1ライン分のイエローの画
像データを読み出し、該イエローの画像データを印刷制
御回路68Yに送る。該印刷制御回路68Yは、送られ
てきたイエローの画像データを、第1の印刷機構P1の
LEDヘッド13Yに転送することができる形に変え、
該LEDヘッド13Yに転送する。
【0051】そして、LEDヘッド13Yは、印刷制御
回路68Yから転送されたイエローの画像データに対応
する図示されないLEDアレイのLED素子を点灯させ
て露光を行い、−800〔V〕に帯電させられた感光体
ドラム16の表面に、前記イエローの画像データに対応
する1ライン分の静電潜像を形成する。このとき、静電
潜像部の電圧は0〔V〕の近傍になっている。
【0052】このようにして、1ラインごとにメモリ6
9Yから送られてくるイエローの画像データに基づいて
順次感光体ドラム16の表面に静電潜像が形成され、副
走査方向の長さ分の静電潜像が形成されると露光が終了
する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム16
の表面には、帯電させられた現像ローラ19の静電気力
によってイエローのトナーが付着させられる。したがっ
て、前記感光体ドラム16の回転に伴って、静電潜像は
イエローのトナーによって順次現像され、イエローのト
ナー像になる。
【0053】そして、前記記録媒体21の前端が第1の
印刷機構P1の転写部に到達すると、制御回路61は、
第1の印刷機構P1の転写用電源65Yをオンにし、第
1の印刷機構P1の転写ローラ14Yに電圧を印加す
る。なお、本実施の形態において、転写ローラ14Yに
は+1500〔V〕の電圧が印加される。これにより、
感光体ドラム16上のイエローのトナー像は、転写ロー
ラ14Yによって静電気力により記録媒体21に1ライ
ンごとに転写され、前記感光体ドラム16の回転に伴っ
て、1ページ分のイエローのトナー像が記録媒体21に
転写される。このようにして、画像形成部12Yによる
記録媒体21へのイエローのトナー像の転写(イエロー
転写)が終了する。
【0054】そして、搬送ベルト20は継続して走行さ
せられ、記録媒体21は第1の印刷機構P1から第2の
印刷機構P2に移動し、該第2の印刷機構P2において
マゼンタのトナー像が記録媒体21に転写される。すな
わち、制御回路61は、メモリ69Mに指示を出し、メ
モリ69Mから1ライン分のマゼンタの画像データを読
み出し、該マゼンタの画像データを印刷制御回路68M
に送る。該印刷制御回路68Mは、送られてきたマゼン
タの画像データを、第2の印刷機構P2のLEDヘッド
13Mに転送することができる形に変え、該LEDヘッ
ド13Mに転送する。
【0055】そして、LEDヘッド13Mは、印刷制御
回路68Mから転送されたマゼンタの画像データに対応
する図示されないLEDアレイのLED素子を点灯させ
て露光を行い、帯電させられた感光体ドラム16の表面
に、前記マゼンタの画像データに対応する1ライン分の
静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとに
メモリ69Mから送られてくるマゼンタの画像データに
基づいて順次感光体ドラム16の表面に静電潜像が形成
され、副走査方向の長さ分の静電潜像が形成されると露
光が終了する。そして、静電潜像が形成された感光体ド
ラム16の表面には、帯電させられた現像ローラ19の
静電気力によってマゼンタのトナーが付着させられる。
したがって、前記感光体ドラム16の回転に伴って、静
電潜像はマゼンタのトナーによって順次現像され、マゼ
ンタのトナー像になる。
【0056】そして、前記記録媒体21の前端が第2の
印刷機構P2の転写部に到達すると、制御回路61は、
第2の印刷機構P2の転写用電源65Mをオンにし、第
2の印刷機構P2の転写ローラ14Mに電圧を印加す
る。なお、本実施の形態において、転写ローラ14Mに
は+1500〔V〕の電圧が印加される。これにより、
感光体ドラム16上のマゼンタのトナー像は、転写ロー
ラ14Mによって記録媒体21に1ラインごとに転写さ
れ、前記感光体ドラム16の回転に伴って、1ページ分
のマゼンタのトナー像が記録媒体21上のイエローのト
ナー像の上に重ねて転写される。このようにして、画像
形成部12Mによる記録媒体21へのマゼンタのトナー
像の転写(マゼンタ転写)が終了する。
【0057】次に、記録媒体21は、第2の印刷機構P
2から第3の印刷機構P3に移動し、該第3の印刷機構
P3において同様にシアンのトナー像が記録媒体21に
転写(シアン転写)される。そして、シアンのトナー像
が記録媒体21に転写されると、記録媒体21は第3の
印刷機構P3から第4の印刷機構P4に移動し、該第4
の印刷機構P4において同様にブラックのトナー像が記
録媒体21に転写(ブラック転写)される。
【0058】このようにして、各色のトナー像が記録媒
体21上に重ねて転写され、カラーのトナー像が形成さ
れる。前記定着器48においては、既に定着温度に達し
ているヒートローラ49及び加圧ローラ50によって、
カラーのトナー像が記録媒体21に定着され、カラー画
像になる。そして、定着が終了すると、記録媒体21は
排出口51からカラー画像記録装置11の外部に排出さ
れる。前記制御回路61は、ホトセンサ53が記録媒体
21の後端を検出することによって、記録媒体21が排
出されたことを知る。
【0059】各転写用電源65Y、65M、65C、6
5BKは、記録媒体21の後端が各感光体ドラム16を
通過した時点でオフにされる。また、前記モータ73
は、記録媒体21の後端をホトセンサ52が検出した時
点で停止させられる。さらに、前記モータ74及び各モ
ータ28は、記録媒体21の後端をホトセンサ53が検
出した時点で一旦(いったん)停止させられ、続いて、
逆方向に駆動され、前述されたように画像形成部12
Y、12M、12C、12BKを退避位置に置く。
【0060】また、前記記録媒体21が排出されると、
制御回路61は、モータ駆動回路72によってモータ7
4を停止させ、記録動作を終了する。このようにして、
給紙機構36から繰り出された記録媒体21にカラー画
像を記録することができる。そして、モータ駆動回路7
2によって前記モータ74を駆動して搬送ベルト20の
走行を開始してから設定時間が経過すると各モータ28
の駆動を開始するようにしているので、各第1〜第4の
印刷機構P1〜P4、搬送ベルト20等の駆動系を構成
する各機構部品の精度にばらつきがあって、前記モータ
74を駆動して搬送ベルト20の走行を開始してから設
定時間が経過する間に搬送ベルト20の走行が不安定に
なっても、搬送ベルト20の走行が不安定なときに画像
形成部が作動位置に置かれることがないので、感光体ド
ラム16と搬送ベルト20とが接触するときの衝撃が搬
送ベルト20に加わらない。したがって、搬送ベルト2
0の走行が安定してから記録を開始することができるの
で、記録媒体21上の画像記録位置がずれることがな
く、カラー画像に色ずれが発生するのを防止することが
できる。その結果、画像品位を向上させることができ
る。
【0061】ところで、前記各画像形成部12Y、12
M、12C、12BKを同時に作動位置に置いて、感光
体ドラム16を搬送ベルト20と接触させようとする
と、各第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写部間に
おいて搬送ベルト20にわずかなたるみが生じてしま
う。そこで、各画像形成部12Y、12M、12C、1
2BKを同時に作動位置に置くときに搬送ベルト20に
わずかなたるみが生じることがない第2の実施の形態に
ついて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を
有するものについては、同じ符号を付与することによっ
てその説明を省略する。
【0062】図7は本発明の第2の実施の形態における
カラー画像記録装置の動作を示すタイムチャートであ
る。この場合、各画像形成部12Y(図1)、12M、
12C(図2)、12BKにそれぞれ接離用の駆動手段
としてのモータ28Y、28M、28C、28BKが配
設され、各モータ28Y、28M、28C、28BKは
モータ駆動回路72(図5)によってそれぞれ独立に駆
動される。
【0063】まず、制御回路61は、図示されないホス
トコンピュータから送られてきたカラーの画像データを
受信すると、画像データ分解手段によって、前記カラー
の画像データをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各画像データに分解し、該イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各画像データをそれぞれメモリ69Y、
69M、69C、69BKに格納する。
【0064】そして、制御回路61は、同時に、モータ
駆動回路72によってベルト走行用の駆動手段としての
モータ74を駆動し、駆動ローラ31を矢印f方向に回
転させ、搬送ベルト20を走行させる。また、制御回路
61は、モータ駆動回路72によってモータ75を駆動
し、定着器48のヒートローラ49を回転させ、定着器
ドライバ71を駆動してヒートローラ49を定着温度に
なるまでウォーミングアップする。その後、ヒートロー
ラ49の温度は常に一定の値に保たれるように制御され
る。
【0065】前記各メモリ69Y、69M、69C、6
9BKに1ページ分の各画像データが格納され、かつ、
ヒートローラ49が定着温度になると、制御回路61
は、モータ駆動回路72によってモータ73を正方向に
駆動し、給紙ローラ42を矢印h方向に回転させる。そ
して、該給紙ローラ42の回転に伴って、記録媒体収容
箱37に収容された記録媒体21は、1枚だけ繰り出さ
れてガイド43、44に送られ、記録媒体21の前端が
レジストローラ45に到達すると、その後、わずかな量
だけ更に搬送される。
【0066】その結果、前記記録媒体21は、前端がレ
ジストローラ45のローラ間に当接してわずかに撓み、
この撓みによって記録媒体21のスキューが修正され
る。次に、制御回路61は、モータ駆動回路72によっ
て、前記モータ28Yを駆動し、画像形成部12Yの像
担持体としての感光体ドラム16、帯電ローラ17、及
び現像ローラ19を回転させるとともに、画像形成部1
2Yを作動位置に置く。
【0067】そして、時間t1が経過した後に、前記モ
ータ28Mを駆動し、画像形成部12Mの像担持体とし
ての感光体ドラム16、帯電ローラ17及び現像ローラ
19を回転させるとともに、画像形成部12Mを作動位
置に置く。次に、時間t2が経過した後に、前記モータ
28Cを駆動し、画像形成部12Cの像担持体としての
感光体ドラム16、帯電ローラ17及び現像ローラ19
を回転させるとともに、画像形成部12Cを作動位置に
置く。
【0068】続いて、時間t3が経過した後に、前記モ
ータ28BKを駆動し、画像形成部12BKの像担持体
としての感光体ドラム16、帯電ローラ17及び現像ロ
ーラ19を回転させるとともに、画像形成部12BKを
作動位置に置く。このように、搬送ベルト20を走行さ
せながら、モータ28Y、28M、28C、28BKの
駆動を開始するタイミングを異ならせ、上流側から下流
側にかけて画像形成部12Y、12M、12C、12B
Kを順に作動位置に置くことができるので、各第1〜第
4の印刷機構P1〜P4の各転写部間において搬送ベル
ト20にたるみが生じることがない。したがって、記録
媒体21上の画像記録位置がずれることがなく、カラー
画像に色ずれが発生するのを防止することができる。そ
の結果、画像品位を向上させることができる。
【0069】その後、モータ73を逆方向に駆動してレ
ジストローラ45を回転させると、記録媒体21は、媒
体ガイド46によって案内され、吸着ローラ47と搬送
ベルト20との間に送られる。そして、記録媒体21の
前端が吸着ローラ47と搬送ベルト20との間に到達す
ると、制御回路61は、吸着帯電用電源66をオンにし
て吸着ローラ47に電圧を印加する。このとき、記録媒
体21は、吸着ローラ47と従動ローラ32との間に発
生させられる静電気力によって搬送ベルト20に吸着さ
れる。そして、記録媒体21は、搬送ベルト20に吸着
されながら搬送される。
【0070】また、モータ28BKを駆動してからわず
かな時間が経過すると、各第1〜第4の印刷機構P1〜
P4の帯電ローラ17、現像ローラ19及びスポンジロ
ーラに高電圧を印加するために、制御回路61は、各S
Pバイアス電源62Y、62M、62C、62BK、D
Bバイアス電源63Y、63M、63C、63BK、及
び帯電用電源64Y、64M、64C、64BKの各電
源をオンにする。
【0071】次に、制御回路61は、メモリ69Yに指
示を出し、メモリ69Yから1ライン分のイエローの画
像データを読み出し、該イエローの画像データを印刷制
御回路68Yに送る。該印刷制御回路68Yは、送られ
てきたイエローの画像データを、第1の印刷機構P1の
LEDヘッド13Yに転送することができる形に変え、
該LEDヘッド13Yに転送する。
【0072】そして、LEDヘッド13Yは、印刷制御
回路68Yから転送されたイエローの画像データに対応
する図示されないLEDアレイのLED素子を点灯させ
て露光を行い、−800〔V〕に帯電させられた感光体
ドラム16の表面に、前記イエローの画像データに対応
する1ライン分の静電潜像を形成する。このとき、静電
潜像部の電圧は0〔V〕の近傍になっている。
【0073】このようにして、1ラインごとにメモリ6
9Yから送られてくるイエローの画像データに基づいて
順次感光体ドラム16の表面に静電潜像が形成され、副
走査方向の長さ分の静電潜像が形成されると露光が終了
する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム16
の表面には、帯電させられた現像ローラ19の静電気力
によってイエローのトナーが付着させられる。したがっ
て、前記感光体ドラム16の回転に伴って、静電潜像は
イエローのトナーによって順次現像され、イエローのト
ナー像になる。
【0074】そして、前記記録媒体21の前端が第1の
印刷機構P1の転写部に到達すると、制御回路61は、
第1の印刷機構P1の転写用電源65Yをオンにし、第
1の印刷機構P1の転写ローラ14Yに電圧を印加す
る。なお、本実施の形態において、転写ローラ14Yに
は+1500〔V〕の電圧が印加される。これにより、
感光体ドラム16上のイエローのトナー像は、転写ロー
ラ14Yによって静電気力により記録媒体21に1ライ
ンごとに転写され、前記感光体ドラム16の回転に伴っ
て、1ページ分のイエローのトナー像が記録媒体21に
転写される。このようにして、画像形成部12Yによる
記録媒体21へのイエローのトナー像の転写(イエロー
転写)が終了する。
【0075】また、同様に、各第2〜第4の印刷機構P
2〜P4において、マゼンタ、シアン及びブラックの各
トナー像の転写(マゼンタ転写、シアン転写及びブラッ
ク転写)が行われる。このようにして、各色のトナー像
が記録媒体21上に重ねて転写され、カラーのトナー像
が形成される。
【0076】前記定着器48においては、既に定着温度
に達しているヒートローラ49及び加圧ローラ50によ
って、カラーのトナー像が記録媒体21に定着され、カ
ラー画像になる。そして、定着が終了すると、記録媒体
21は排出口51からカラー画像記録装置11の外部に
排出される。前記制御回路61は、ホトセンサ53が記
録媒体21の後端を検出することによって、記録媒体2
1が排出されたことを知る。
【0077】各転写用電源65Y、65M、65C、6
5BKは、記録媒体21の後端が各感光体ドラム16を
通過した時点でオフにされる。また、前記モータ73
は、記録媒体21の後端をホトセンサ52が検出した時
点で停止させられる。さらに、前記モータ74及び各モ
ータ28は、記録媒体21の後端をホトセンサ53が検
出した時点で一旦停止させられ、続いて、逆方向に駆動
され、前述されたように画像形成部12Y、12M、1
2C、12BKを退避位置に置く。
【0078】また、前記記録媒体21が排出されると、
制御回路61は、モータ駆動回路72によってモータ7
4を停止させ、記録動作を終了する。このようにして、
給紙機構36から繰り出された記録媒体21にカラー画
像を記録することができる。ところで、前記第1、第2
の実施の形態においては、各画像形成部12Y、12
M、12C、12BKにおける各モータ28Y、28
M、28C、28BKの回転速度が等しくされる。
【0079】ところが、各第1〜第4の印刷機構P1〜
P4、搬送ベルト20等の駆動系を構成する各機構部品
の精度にばらつきがあったり、カラー画像記録装置11
が置かれている環境に変化が生じたりすると、各第1〜
第4の印刷機構P1〜P4の各転写部間において記録媒
体21にわずかな撓みが生じてしまう。図8は記録媒体
に生じた撓みを説明する図である。
【0080】図において、16は感光体ドラム、20は
搬送ベルト、21は記録媒体、32は従動ローラ、P
1、P2はそれぞれ第1、第2の印刷機構、12Y、1
2Mはそれぞれイエロー及びマゼンタの画像形成部であ
る。各第1〜第4の印刷機構P1〜P4(図2)、搬送
ベルト20等の駆動系を構成する各機構部品の精度にば
らつきがあったり、カラー画像記録装置11が置かれる
環境に変化が生じたりすると、図に示されるように、各
第1〜第4の印刷機構P1〜P4の各転写部間において
記録媒体21にわずかな撓みが生じることがある。
【0081】そこで、記録媒体21に撓みが生じること
がない第3の実施の形態について説明する。なお、第1
の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ
符号を付与することによってその説明を省略する。この
場合、記録媒体21の搬送方向における上流側から下流
側にかけて像担持体としての各感光体ドラム16の周速
度を順次高くするようにしている。すなわち、搬送ベル
ト20の走行速度をVbとし、画像形成部12Yの感光
体ドラム16の周速度をVyとし、画像形成部12Mの
感光体ドラム16の周速度をVmとし、画像形成部12
Cの感光体ドラム16の周速度をVcとし、画像形成部
12BKの感光体ドラム16の周速度をVkとしたとき
に、走行速度Vb及び周速度Vy、Vm、Vc、Vk
は、 Vb≧Vk>Vc>Vm>Vy に設定される。
【0082】したがって、記録媒体21には、常時搬送
方向における上流側に向けて負荷が加わることになるの
で、記録媒体21に撓みが生じるのを防止することがで
きる。その結果、記録媒体21上の画像記録位置がずれ
ることがなく、カラー画像に色ずれが発生するのを防止
することができるので、画像品位を向上させることがで
きる。
【0083】なお、記録媒体21は搬送ベルト20に吸
着されて搬送されているので、各LEDヘッド13Y
(図1)、13M、13C、13BKに画像データを転
送するタイミングは、搬送ベルト20の走行速度に対応
させて設定するようにしている。次に、各周速度Vy、
Vm、Vc、Vkを印字デューティに対応させて変更
し、転写効率を向上させるようにした第4の実施の形態
について説明する。
【0084】図9は本発明の第4の実施の形態における
転写特性を示す図である。なお、図において、横軸に搬
送ベルト20(図1及び2)の走行速度と感光体ドラム
16の周速度との速度比を、縦軸に転写効率を採ってあ
る。図に示されるように、速度比が1.00である場
合、すなわち、搬送ベルト20の走行速度と感光体ドラ
ム16の周速度とが等しい場合、転写効率が最も低く、
搬送ベルト20の走行速度と感光体ドラム16の周速度
との差が大きくなるのに従って転写効率が大きくなる。
そして、5〔%〕より大きい速度比を設け、例えば、速
度比を0.95より小さくするか、又は1.05より大
きくすると、転写効率を十分に高くすることができる。
【0085】そこで、制御回路61(図5)は、図示さ
れないホストコンピュータから送られてきたカラーの画
像データを受信すると、該カラーの画像データをイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像データに分解
し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像デ
ータをそれぞれメモリ69Y、69M、69C、69B
Kに格納する。このとき、各メモリ69Y、69M、6
9C、69BKは、格納される画像データの数をカウン
トする。
【0086】そして、制御回路61の図示されない印字
デューティ検出手段は、各カウント値に基づいて印字デ
ューティを検出し、モータ駆動回路72によって、各モ
ータ28Y(図7)、28M、28C、28BKの回転
速度を変更し、各画像形成部12Y、12M、12C、
12BKの各感光体ドラム16の周速度を、第1の周速
度Vy1 、Vm1 、Vc1 、Vk1 、又は第1の周速度
より低い第2の周速度Vy2 、Vm2 、Vc2 、Vk2
に切り替える。各第1、第2の周速度Vy1 、Vm1
Vc1 、Vk1 、Vy2 、Vm2 、Vc2 、Vk2 は、 Vb≦Vk1 <Vc1 <Vm1 <Vy1 Vb<Vk2 <Vc2 <Vm2 <Vy2 とする。
【0087】なお、速度比Vb/Vy1 は、 0.95≦Vb/Vy1 <1.00 とし、速度比Vb/Vk2 は、 Vb/Vk2 <0.95 とする。
【0088】ここで、メモリ69Yに格納される画像デ
ータのカウント値をNyとし、メモリ69Mに格納され
る画像データのカウント値をNmとし、メモリ69Cに
格納される画像データのカウント値をNcとし、メモリ
69BKに格納される画像データのカウント値をNkと
したとき、各カウント値Ny、Nm、Nc、Nkのうち
最大のものが、閾(しきい)値Ns以上である場合、制
御回路61は第2の周速度Vy2 、Vm2 、Vc2 、V
2 を選択する。一方、前記カウント値Ny、Nm、N
c、Nkのうち最大のものが閾値Nsより小さい場合、
制御回路61は第1の周速度Vy1 、Vm1 、Vc1
Vk1 を選択する。
【0089】そして、記録媒体21の1ページ分の画像
データの総数をNtとすると、例えば、前記閾値Ns
は、印字デューティとしての画像比率(画像密度)Ns
×100/Ntが、 Ns×100/Nt=0.08〔%〕 になるように決定される。一般に、印刷される画像は文
字であることが多く、文字を印刷する場合の画像比率は
5〔%〕前後である。したがって、画像比率が8〔%〕
以下である画像データである場合、文字が多く含まれた
印刷であると判断される。
【0090】そこで、本実施の形態において、制御回路
61は、各メモリ69Y、69M、69C、69BKか
ら各カウント値Ny、Nm、Nc、Nkを読み込み、画
像比率が8〔%〕以下であると判断すると、その旨を記
憶するとともに、モータ駆動回路72によって第1の周
速度Vy1 、Vm1 、Vc1 、Vk1 を選択し、該第1
の周速度Vy1 、Vm1 、Vc1 、Vk1 で各モータ2
8Y、28M、28C、28BKを駆動する。
【0091】これに対して、各カウント値Ny、Nm、
Nc、Nkを読み込み、画像比率が8〔%〕より高いと
判断すると、その旨を記憶し、モータ駆動回路72によ
って第2の周速度Vy2 、Vm2 、Vc2 、Vk2 を選
択し、該第2の周速度Vy2、Vm2 、Vc2 、Vk2
で各モータ28Y、28M、28C、28BKを駆動す
る。
【0092】この場合、第3の実施の形態と同様に、記
録媒体21には、常時搬送方向における上流側に向けて
負荷が加わることになるので、記録媒体21に撓みが生
じるのを防止することができる。その結果、記録媒体2
1上の画像記録位置がずれることがなく、カラー画像に
色ずれが発生するのを防止することができるので、画像
品位を向上させることができる。
【0093】また、画像比率が高くなって印字デューテ
ィが高くなっても、転写効率をその分高くすることがで
きるので、画像品位を向上させることができる。本実施
の形態においては、閾値を8〔%〕に設定しているが任
意の値に変更することができる。なお、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基
づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発
明の範囲から排除するものではない。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラー画像記録装置においては、エンドレスの搬
送ベルトと、該搬送ベルトを走行させるベルト走行用の
駆動手段と、前記搬送ベルトと対向させて配設され、表
面にトナー像を形成するための像担持体と、該像担持体
を前記搬送ベルトに対して接離させる接離用の駆動手段
と、前記ベルト走行用の駆動手段の駆動を開始してから
設定時間が経過すると、接離用の駆動手段を駆動して前
記像担持体を搬送ベルトに接触させる遅延手段とを有す
る。
【0095】この場合、ベルト走行用の駆動手段の駆動
が開始され、搬送ベルトの走行が開始されてから設定時
間が経過すると、接離用の駆動手段が駆動されて、像担
持体が搬送ベルトに接触させられる。したがって、印刷
機構、搬送ベルト等の駆動系を構成する各機構部品の精
度にばらつきがあって、前記ベルト走行用の駆動手段を
駆動して搬送ベルトの走行を開始してから設定時間が経
過する間に搬送ベルトの走行が不安定になっても、搬送
ベルトの走行が不安定なときに画像形成部が作動位置に
置かれることがないので、像担持体と搬送ベルトとが接
触するときの衝撃が搬送ベルトに加わらない。したがっ
て、搬送ベルトの走行が安定してから記録を開始するこ
とができるので、画像品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第1の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の第2の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における作動位置に
置かれた画像形成部の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における退避位置に
置かれた画像形成部の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の制御部のブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるカラー画像
記録装置の動作を示すタイムチャートである。
【図8】記録媒体に生じた撓みを説明する図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における転写特性を
示す図である。
【符号の説明】
11 カラー画像記録装置 16 感光体ドラム 20 搬送ベルト 28、28Y、28M、28C、28BK、74 モ
ータ 61 制御回路 Vb 走行速度 Vy、Vm、Vc、Vk 周速度 Vy1 、Vm1 、Vc1 、Vk1 第1の周速度 Vy2 、Vm2 、Vc2 、Vk2 第2の周速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 雅人 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 (72)発明者 中曽根 靖 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 Fターム(参考) 2H027 DA38 EB04 ED01 ED24 EE02 EF09 2H030 AA01 AA06 AB02 AD05 BB23 BB44 BB71

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エンドレスの搬送ベルトと、
    (b)該搬送ベルトを走行させるベルト走行用の駆動手
    段と、(c)前記搬送ベルトと対向させて配設され、表
    面にトナー像を形成するための像担持体と、(d)該像
    担持体を前記搬送ベルトに対して接離させる接離用の駆
    動手段と、(e)前記ベルト走行用の駆動手段の駆動を
    開始してから設定時間が経過すると、接離用の駆動手段
    を駆動して前記像担持体を搬送ベルトに接触させる遅延
    手段とを有することを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 (a)エンドレスの搬送ベルトと、
    (b)該搬送ベルトを走行させるベルト走行用の駆動手
    段と、(c)前記搬送ベルトと対向させて配設され、表
    面にトナー像を形成するための複数の像担持体と、
    (d)該各像担持体を前記搬送ベルトに対して接離させ
    る複数の接離用の駆動手段とを有するとともに、(e)
    該各接離用の駆動手段の駆動を開始するタイミングはそ
    れぞれ異ならせて設定されることを特徴とするカラー画
    像記録装置。
  3. 【請求項3】 (a)エンドレスの搬送ベルトと、
    (b)該搬送ベルトを走行させるベルト走行用の駆動手
    段と、(c)前記搬送ベルトと対向させて配設され、表
    面にトナー像を形成するための複数の像担持体と、
    (d)該各像担持体を前記搬送ベルトに対して接離させ
    る複数の接離用の駆動手段とを有するとともに、(e)
    前記各像担持体の周速度は、搬送ベルトの走行方向にお
    ける上流側ほど低く、下流側ほど高く設定されることを
    特徴とするカラー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 (a)印字デューティを検出する印字デ
    ューティ検出手段を有するとともに、(b)前記搬送ベ
    ルトの走行速度と各像担持体の周速度との速度比は、検
    出された印字デューティに対応させて設定される請求項
    3に記載のカラー画像記録装置。
JP10181137A 1998-06-26 1998-06-26 カラー画像記録装置 Pending JP2000019807A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1441261A2 (en) 2002-12-16 2004-07-28 Oki Data Corporation An image forming apparatus with a print control based on a temperature sensor inside and threshold values
US7177559B2 (en) 2003-04-24 2007-02-13 Oki Data Corporation Image forming apparatus with temperature control
JP2008275962A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Canon Inc 画像形成装置

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EP1441261A2 (en) 2002-12-16 2004-07-28 Oki Data Corporation An image forming apparatus with a print control based on a temperature sensor inside and threshold values
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