JPH11119490A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11119490A
JPH11119490A JP9291648A JP29164897A JPH11119490A JP H11119490 A JPH11119490 A JP H11119490A JP 9291648 A JP9291648 A JP 9291648A JP 29164897 A JP29164897 A JP 29164897A JP H11119490 A JPH11119490 A JP H11119490A
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JP
Japan
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paper
unit
image forming
sheet
transfer
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JP9291648A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Takagaki
高垣  博光
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は用紙ジャムを適切かつ簡単に処理可能
な画像形成装置を提供する。 【解決手段】カラー画像形成装置1は、給紙部10から
送り出される用紙11を転写ベルト21により搬送し
て、感光体ドラム31Y〜31K上のトナーを各作像部
30Y、30M、30C、30Kの転写部35Y〜35
Kで用紙11に転写し、トナーの転写された用紙11を
さらに定着部50に搬送して、トナーを定着させて排出
する際、給紙部10から転写ベルト機構部20に給紙さ
れる用紙11を給紙検知センサ16で検出し、定着部5
0から排出される記録済み用紙11を排紙検知センサ5
3で検出して、各検知センサ16、53の検出結果に基
づいて用紙11の転写ベルト21から排紙にいたる経路
での用紙11のジャムの発生を制御部で判別し、用紙1
1にジャムが発生した際、給紙検知センサ16が次の用
紙11の転写ベルト21への供給を検出すると、定着部
50の手前まで次の用紙11を搬送させて、定着部50
への入口付近を開いてジャムの発生した用紙11及び次
の用紙11を除去可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳細には、転写紙(用紙)のジャム発生時の適切な
対応を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、転写紙
の搬送にジャムが発生すると、排紙ジャム及び給紙ジャ
ムを各々検知した場合、その時点で、画像形成装置本体
を停止させ、ジャムの発生位置にある転写紙をオペレー
タが除去するようになっている。
【0003】このようなものとしては、従来、記録紙を
静電的に担持する記録紙担持手段による記録紙の搬送経
路に沿わせて、1つまたは複数個の画像担持体を配置し
て用紙搬送路を構成し、前記画像担持体に対して画像の
情報を書き込んでトナー画像を形成する手段と、前記ト
ナー画像を記録紙に転写する手段を配置し、前記記録紙
担持手段の端部に記録紙を分離して定着装置に向けて送
り出す手段を設けてなる画像形成装置において、前記記
録紙担持手段による用紙搬送路に対して紙詰まりを検知
する検知手段を複数配置し、前記検知手段からの情報に
したがって、用紙搬送路内にある記録紙を強制的に排出
させるための制御手段を設けるとともに、前記記録紙を
強制排出する際に、前記紙詰まりの検知手段の情報にも
とづいて、画像担持体、記録紙及び記録紙担持手段に作
用する画像形成装置の各手段に対して、作動、不作動を
任意に選択して制御することを特徴とするジャム処理装
置が提案されている(特開平7−309479号公報参
照)。
【0004】すなわち、このジャム処理装置は、帯電ベ
ルトに用紙を静電的に付着させ、用紙に対して感光体ド
ラムからの画像を転写する装置において、用紙搬送路で
のジャムが生じて強制排出させる際、転写ベルトに対す
る用紙の担持と剥離を良好に行い、感光体への放電の防
止を図っている。
【0005】具体的には、定着装置周辺でのジャムが発
生した場合、ジャム検知の後直ちに画像形成装置の動作
を停止し、オペレータに対して定着装置にある用紙を除
去するように指令を出力する。そして、定着装置からジ
ャム紙を除去してからユニットをもとの位置に装着し、
画像形成装置のインターロックスイッチを作動させ、そ
の情報に基づいて用紙搬送路に残っている用紙に対し
て、強制的な排出モードによる排出動作が開始される。
【0006】また、従来、記録紙としてカット紙を用
い、連続印刷中は、その搬送経路内に複数枚の記録紙が
存在する搬送経路を有する画像形成装置において、前記
搬送経路の記録紙給紙、搬送用のローラ群の駆動系統を
複数に分割したことを特徴とする画像形成装置が提案さ
れている(特開平9−114156号公報参照)。
【0007】この画像形成装置は、搬送経路における記
録紙搬送ローラの駆動系を複数に分割することによっ
て、ジャム発生時に、ジャム該当紙の搬送は停止して、
オペレータによって除去できる状態にするが、ジャム時
に搬送経路中に残る他の記録紙は、給紙部に戻したり、
緊急排出機構から排出したり、あるいは、排出部から排
出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、用紙にジャムが発
生した際、用紙を強制排出させるようになっていたが、
強制排出を行う操作が煩わしく、画像形成装置の利用性
が悪かったり、また、駆動系統を分割したり、緊急排紙
機構を設けているため、画像形成装置が複雑で、高価な
ものとなるという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、回転され
る感光体に静電潜像を形成し、現像剤を付着して現像し
た後、感光体上の現像剤を用紙に転写して作像する作像
動作を行う作像ユニットにより、給紙部から所定の搬送
路上を搬送される用紙に、感光体上の現像剤を転写部で
転写し、現像剤の転写された用紙を搬送路上を定着部に
搬送して、用紙上の現像剤を定着させた後、用紙を排出
する際、給紙部から搬送路上に給紙される用紙を給紙検
出手段で検出し、定着部から排出される記録済み用紙を
排紙検出手段で検出して、これらの検出手段の検出結果
に基づいて用紙の搬送路上から排紙にいたる経路での用
紙のジャムの発生を制御手段で判別し、用紙にジャムが
発生した際、給紙検出手段が次の用紙の搬送路上への供
給を検出すると、定着部の手前まで次の用紙を搬送させ
て、少なくとも搬送路の定着部への入口付近を開閉する
開閉手段を開いてジャムの発生した用紙及び次に搬送さ
れた用紙を除去可能とすることにより、簡単かつ安価な
構成で、ジャムを簡単に処理可能として、操作性が良好
で、かつ、ジャムを簡単に処理することのできる安価な
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、ジャムが発生した
とき、定着部の動作を停止させることにより、定着部で
ジャムが発生した際に、定着部の定着ローラへの用紙の
巻付きが悪化する等の用紙のジャム状態の悪化を防止
し、ジャムの発生した用紙の除去をより一層容易なもの
として、ジャム処理のより一層容易な画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、搬送路が、転写ベ
ルトで構成されており、ジャムが発生したとき、転写動
作を停止させることにより、転写ベルトへの用紙の吸着
を弱め、用紙を転写ベルトから容易に除去できるように
して、ジャム処理のより一層容易な画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、ジャムが発生した
とき、感光体の回転以外の作像ユニットの動作を停止さ
せることにより、帯電による感光体の疲労劣化や不要な
現像剤の消費を防止し、作像ユニットの寿命低下を防止
するとともに、ランニングコストが良好で、ジャム処理
の容易な画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、回転される感光体を帯電させる帯電部、
画像データに基づいて感光体に静電潜像を形成する書込
部、静電潜像の形成された感光体に現像剤を付着させて
現像する現像部、感光体上の現像剤を用紙に転写する転
写部、転写後の感光体上の残留現像剤を除去するクリー
ニング部及び感光体を除電する除電部等を備え作像動作
を順次行う作像ユニットにより、給紙部から所定の搬送
路上を搬送される用紙に、前記現像部で現像された前記
感光体上の前記現像剤を前記転写部で転写し、前記現像
剤の転写された前記用紙を前記搬送路上を定着部に搬送
して、前記用紙上の前記現像剤を定着させた後、前記用
紙を排出する画像形成装置において、少なくとも前記搬
送路の前記定着部への入口付近を開閉する開閉手段と、
前記給紙部から前記搬送路上に給紙される前記用紙を検
出する給紙検出手段と、前記定着部から排出される前記
記録済み用紙を検出する排紙検出手段と、前記給紙検出
手段と前記排紙検出手段の検出結果に基づいて前記用紙
の搬送路上から排紙にいたる経路での前記用紙のジャム
の発生を判別し、前記用紙にジャムが発生したと判断し
たとき、前記給紙検出手段が次の前記用紙の前記搬送路
上への供給を検出すると、前記定着部の手前まで前記次
の用紙を搬送させる制御手段と、を備えることにより、
上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、回転される感光体に静
電潜像を形成し、現像剤を付着して現像した後、感光体
上の現像剤を用紙に転写して作像する作像動作を行う作
像ユニットにより、給紙部から所定の搬送路上を搬送さ
れる用紙に、感光体上の現像剤を転写部で転写し、現像
剤の転写された用紙を搬送路上を定着部に搬送して、用
紙上の現像剤を定着させた後、用紙を排出する際、給紙
部から搬送路上に給紙される用紙を給紙検出手段で検出
し、定着部から排出される記録済み用紙を排紙検出手段
で検出して、これらの検出手段の検出結果に基づいて用
紙の搬送路上から排紙にいたる経路での用紙のジャムの
発生を制御手段で判別し、用紙にジャムが発生した際、
給紙検出手段が次の用紙の搬送路上への供給を検出する
と、定着部の手前まで次の用紙を搬送させて、少なくと
も搬送路の定着部への入口付近を開閉する開閉手段を開
いてジャムの発生した用紙及び次に搬送された用紙を除
去可能としているので、簡単かつ安価な構成で、ジャム
を簡単に処理可能とすることができ、画像形成装置を安
価で、操作性の良好なものとすることができるととも
に、ジャム処理を簡単なものとすることができる。
【0015】上記の場合、例えば、請求項2に記載する
ように、前記制御手段は、前記ジャムが発生したとき、
前記定着部の動作を停止させてもよい。
【0016】上記構成によれば、ジャムが発生したと
き、定着部の動作を停止させるので、定着部でジャムが
発生した際に、定着部の定着ローラへの用紙の巻付きが
悪化する等の用紙のジャム状態の悪化を防止することが
でき、ジャムの発生した用紙の除去をより一層容易なも
のとして、ジャム処理をより一層容易なものとすること
ができる。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記搬送路は、転写ベルトで構成されており、前記
制御手段は、前記ジャムが発生したとき、前記転写動作
を停止させるものであってもよい。
【0018】上記構成によれば、搬送路が、転写ベルト
で構成され、ジャムが発生したとき、転写動作を停止さ
せるので、転写ベルトへの用紙の吸着を弱め、用紙を転
写ベルトから容易に除去でき、ジャム処理をより一層容
易なものとすることができる。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記制御手段は、前記ジャムが発生したとき、前記
感光体の回転以外の前記作像ユニットの動作を停止させ
てもよい。
【0020】上記構成によれば、ジャムが発生したと
き、感光体の回転以外の作像ユニットの動作を停止させ
るので、帯電による感光体の疲労劣化や不要な現像剤の
消費を防止することができ、作像ユニットの寿命低下を
防止することができるとともに、ランニングコストを向
上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図6は、本発明の画像形成装置の一
実施の形態を示す図である。図1は、本発明の画像形成
装置の一実施の形態を適用したカラー画像形成装置1の
概略構成図、図2は、搬送途中で用紙が紙詰まり(ジャ
ム)を起こした状態のカラー画像形成装置1の概略構成
図、図3は、転写ベルト部分を開いてジャムの発生して
いる用紙を取り除いている状態のカラー画像形成装置1
の概略構成図ある。
【0023】図1〜図3において、カラー画像形成装置
1は、給紙部10、転写ベルト機構部20、転写ベルト
機構部20に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の作像
部30Y、30M、30C、30K、分離部40及び定
着部50等を備えており、これらの他に、図示しない
が、カラー画像形成装置1の各部を制御する制御部やモ
ータ及びモータにより駆動される各部に駆動源を伝達す
る駆動機構部等を備えている。
【0024】給紙部10は、転写材である用紙11が複
数枚装填される給紙カセット12、給紙ローラ13、分
離ローラ14、レジストローラ対15及び給紙検知セン
サ16等を備えている。給紙部10は、給紙カセット1
2内の用紙11を給紙ローラ13と分離ローラ14によ
り1枚ずつ分離してレジストローラ対15に送り出し、
レジストローラ対15は、給紙クラッチ等を備えて、給
紙ローラ13と分離ローラ14により給紙カセット12
から送られてきた用紙11のタイミング調整を行って、
用紙11を所定のタイミングで転写ベルト機構部20に
送り出す。給紙検知センサ(給紙検出手段)16は、レ
ジストローラ対15に搬送される用紙11、すなわち、
給紙部10から転写ベルト機構部20に送られる用紙1
1を検出して、検出結果を図示しない制御部に出力す
る。
【0025】転写ベルト機構部(搬送路)20は、転写
ベルト21、駆動ローラ22と従動ローラ23、クリー
ニング部材24、バックアップローラ25及び除電機構
26等を備えており、転写ベルト21は、駆動ローラ2
2と従動ローラ23に張り渡されている。駆動ローラ2
2が制御部の制御下で図外のモータ等の駆動機構により
回転駆動されることにより、図1中時計方向に回転駆動
され、転写ベルト21は、給紙部10から送り出されて
きた用紙11を、各色の作像部30Y、30M、30
C、30Kに順次搬送して、搬送される用紙11に各色
の作像部30Y、30M、30C、30Kで、それぞれ
イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像
及びブラックトナー像が順次用紙11に形成される。除
電機構26は、転写ベルト21の電荷を除電し、クリー
ニング部材24は、除電機構26で除電された転写ベル
ト21をバックアップローラ25との間でクリーニング
する。
【0026】この転写ベルト機構部20は、図3に示す
ように、従動ローラ23部分を中心として少なくとも転
写ベルト21及び駆動ローラ22が用紙11の搬送路を
開く方向に回動可能となっており、搬送中にジャムの発
生した用紙11を除去できるようになっている。したが
って、転写ベルト機構部20は、開閉手段として機能し
ている。
【0027】各色の作像部30Y、30M、30C、3
0Kは、それぞれ感光体ドラム31Y〜31Mの周囲
に、帯電ローラ(帯電部)32Y〜32K、書込部33
Y〜33K、現像部34Y〜34K、転写部35Y〜3
5K及びクリーニング部36Y〜36K等が配設されて
いる。
【0028】感光体ドラム31Y〜31Kは、図外の駆
動機構により図1中反時計方向に回転駆動され、帯電ロ
ーラ32Y〜32Kは、感光体ドラム31Y〜31Kを
一様に帯電させる。書込部33Y〜33Kは、画像デー
タにより変調されたレーザーを感光体ドラム31Y〜3
1Kに照射することにより、感光体ドラム31Y〜31
Kに静電潜像を形成し、現像部34Y〜34Kは、静電
潜像の形成された感光体ドラム31Y〜31Kに、それ
ぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及
びブラック(K)の各色のトナーを付着させて、各色の
トナー像を形成する。すなわち、現像部34Y〜34K
は、トナー供給部34aY〜34aK及び現像ローラ3
4bY〜34bK等を備え、トナー供給部34aY〜3
4aKから現像ローラ34bY〜34bKに、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(K)の各色のトナーを供給して、現像ローラ34bY
〜34bKが感光体ドラム31Y〜31Kに供給して、
トナー像を形成する。
【0029】転写ベルト21と感光体ドラム31Y〜3
1Kとの間に上記用紙11が搬送されると、転写ベルト
21の背面に配設された転写部35Y〜35Kが、転写
電位を付与して、感光体ドラム31Y〜31K上のイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラッ
ク(K)の各色のトナーを用紙11に転写させる。
【0030】クリーニング部36Y〜36Kは、例え
ば、ブレード等を備え、転写の完了した感光体ドラム3
1Y〜31K上に残存する残留トナーをクリーニングす
る。また、クリーニング部36Y〜36Kは、図示しな
いが除電部を備え、感光体ドラム31Y〜31Kに除電
光を照射することにより感光体ドラム31Y〜31Kを
除電して基準電位に平均化させる。
【0031】上述のようにしてイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のト
ナーが転写されて各色の画像の形成された用紙11は、
静電的に転写ベルト21に吸着された状態で、転写ベル
ト21によりさらに搬送されて、分離部40に搬送さ
れ、分離部40は、例えば、所定の分離電荷を転写ベル
ト21に印加することにより、転写ベルト21から用紙
11を分離して、定着部50に搬送する。
【0032】定着部50は、定着ローラ51、加圧ロー
ラ52、排紙検知センサ53及び排紙ローラ対54等を
備えている。
【0033】定着ローラ51と加圧ローラ52は、所定
の押圧力で押圧されて、一方が回転駆動されることによ
り、他方が連れ回りし、定着ローラ51は、内蔵の加熱
ヒーターにより所定の定着温度に加熱制御される。排紙
検知センサ(排紙検出手段)53は、定着ローラ51と
加圧ローラ52との間を通過して、排紙ローラ対54に
搬送される用紙11を検出し、検出結果を図示しない制
御部に出力する。
【0034】定着部50は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のトナ
ーが転写されて、分離部40で転写ベルト21から分離
された用紙11を定着ローラ51と加圧ローラ52で加
熱・加圧することにより、各色のトナーを用紙11に定
着させ、排紙ローラ対54により図示しない排紙トレイ
上に排出する。
【0035】カラー画像形成装置1は、例えば、図2に
示すように、給紙検知センサ16の位置から用紙11の
転写ベルト21への進入位置までの距離d1が、約40
mm、用紙11の転写ベルト21への進入位置から分離
部40までの転写ベルト21の搬送距離d2が、約32
0mm、分離部40から排紙検知センサ53までの距離
d3が、約75mmの大きさに形成されており、給紙検
知センサ16から排紙検知センサ53までの距離(d1
+d2+d3)が、約435mmに形成されている。
【0036】次に、本実施の形態の作用を説明する。カ
ラー画像形成装置1は、上述のように、給紙検知センサ
16の位置から用紙11の転写ベルト21への進入位置
までの距離d1が、約40mm、用紙11の転写ベルト
21への進入位置から分離部40までの転写ベルト21
の搬送距離d2が、約320mm、分離部40から排紙
検知センサ53までの距離d3が、約75mmの大きさ
に形成されており、給紙検知センサ16から排紙検知セ
ンサ53までの距離が、約435mmに形成されている
ものとし、紙間、すなわち、給紙カセット12内の用紙
11を連続して給紙する際の先の用紙11の後端と次の
用紙11の先端との距離を、約40mmとすると、用紙
11が、例えば、A4サイズ(用紙11の長さ:297
mm)の場合、先の用紙11の先端から次の用紙11の
先端までは、337mm(337mm=297mm+4
0mm)となる。
【0037】したがって、連続通紙を行う場合、先の用
紙11が搬送されている途中で、次の用紙11の先端
が、給紙部10の給紙検知センサ16の位置から約10
0mm(給紙検知センサ16から排紙検知センサ53ま
での距離(d1+d2+d3=約435mm)−337
mm=98mm)だけ、給紙検知センサ16から転写ベ
ルト機構部20及び作像部30Y、30M、30C、3
0Kに搬送されていることになる。すなわち、カラー画
像形成装置1では、次の用紙11の先端部が、作像部3
0Yの感光体ドラム31Yと転写ベルト21との当接部
を少し通過した当たりに位置することになる。
【0038】なお、上記用紙11の搬送状況は、最短時
間で連続通紙を行った場合であり、カラー画像形成装置
1においては、例えば、プリントデータ量が多い場合に
は、必ずしも紙間が、上記約40mmの計算通りにはな
らず、計算上の紙間よりもなくがなり、次の用紙11の
先端の位置も、上記の位置から当然にずれることにな
る。
【0039】上記の条件を前提として、カラー画像形成
装置1におけるジャム発生処理、特に、作像部30Y、
30M、30C、30K及び転写ベルト機構部20を搬
送中の用紙11のジャム処理について、図4、図5及び
図6に基づいて、以下、説明する。
【0040】すなわち、カラー画像形成装置1は、その
図示しない制御部が、図4に示すように、給紙ローラ1
3を駆動させて、プリント動作を開始すると(ステップ
S1)、給紙ローラ13をオンしてから(給紙ローラ1
3の回転を開始してから)給紙検知センサ16がオンす
るまでの時間t1が予め設定された規定値a1を超えた
かどうかチェックし(ステップS2)、時間t1が規定
値a1を超えると、給紙カセット12からレジストロー
ラ対15へ用紙11の先端が適切に搬送されず、給紙ジ
ャムが発生したと判定して、通常の給紙時のジャム処理
(不給紙ジャム処理)を行って、処理を終了する(ステ
ップS3)。
【0041】ステップS2で、時間t1が規定値a1を
超えないとき、すなわち、規定値a1になる前に給紙検
知センサ16がオンすると、制御部は、給紙カセット1
2からレジストローラ対15へ用紙11の先端が適切に
搬送されたと判断して、給紙検知センサ16がオンして
から給紙検知センサ16がオフするまでの時間t2が予
め設定された規定値a2を超えたかチェックし(ステッ
プS4)、時間t2が規定値a2を超えると、給紙部1
0から作像部30Y、30M、30C、30K及び転写
ベルト機構部20への用紙11の給紙においてジャムが
発生したと判断して、通常の給紙ジャム処理を行う(ス
テップS5)。
【0042】ステップS4で、時間t2が規定値a2を
超えないとき、すなわち、規定値a2になる前に給紙検
知センサ16がオフすると、制御部は、給紙部10から
作像部30Y、30M、30C、30K及び転写ベルト
機構部20への用紙11の給紙が適切に行われたと判断
して、給紙検知センサ16がオフしてから排紙検知セン
サ53がオフするまでの時間t3が予め設定された規定
値a3を超えたかチェックし(ステップS6)、時間t
3が規定値a3を超えないとき、すなわち、規定値a3
になる前に排紙検知センサ53がオンすると、用紙11
が作像部30Y、30M、30C、30K及び転写ベル
ト機構部20を転写ベルト21により適切に定着部50
の排紙検知センサ53へ搬送されたと判断して、通常の
排紙処理を行って処理を終了する(ステップS7)。
【0043】ステップS6で、時間t3が規定値a3を
超えるときには、制御部は、作像部30Y、30M、3
0C、30Kと転写ベルト21で用紙11を搬送して定
着部40へ搬送中にジャムが発生して、排紙ジャム処理
の必要があると判断し(ステップS8)、図5に示すよ
うに、定着部50の動作をオフ(OFF)する(ステッ
プS9)。
【0044】この場合、用紙11は、転写ベルト21上
から定着部50にかけてのいずれかの位置でジャムが発
生しており、カラー画像形成装置1は、この状況でジャ
ムが発生したときには、定着部50の動作を停止させた
後、次の用紙11の搬送状況に応じたジャム処理を行
う。
【0045】すなわち、カラー画像形成装置1は、上記
ステップS9で、制御部が定着部50をオフすると、次
の用紙11を搬送するために給紙ローラ13をオン(O
N)したかチェックし(ステップS10)、ステップS
10で、給紙ローラ13をオンしていないときには、制
御部は、用紙搬送機構をオフするとともに、給紙部10
の動作を全てオフして(ステップS11)、通常の排紙
ジャム処理を行って、先の用紙11の除去を行う(ステ
ップS12)。
【0046】ステップS10で、給紙ローラ13をオン
しているときには、制御部は、当該次の用紙11につい
て、給紙ローラ13をオンしてから給紙検知センサ16
がオンするまでの時間t1が予め設定された規定値a1
を超えたかどうかチェックし(ステップS13)、時間
t1が規定値a1を超えると、次の用紙11が、給紙カ
セット12から給紙検知センサ16の位置まで搬送され
ずにジャムが発生していると判断して、当該次の用紙1
1の不給紙ジャム処理を行うとともに(ステップS1
4)、先の用紙11の排紙ジャム処理を行って処理を終
了する(ステップS15)。
【0047】上記ステップS13で、時間t1が規定値
a1を超えていないときには、制御部は、レジストロー
ラ対15へ用紙11の先端が適切に搬送されたと判断し
て、給紙検知センサ16がオンしてから給紙検知センサ
16がオフするまでの時間t2が予め設定された規定値
a2を超えたかチェックし(ステップS16)、時間t
2が規定値a2を超えていると、給紙部10から作像部
30Y、30M、30C、30K及び転写ベルト機構部
20への次の用紙11の給紙においてジャムが発生した
と判断して、次の用紙11について通常の給紙ジャム処
理を行うとともに(ステップS17)、先の用紙11に
ついて排紙ジャム処理を行って、処理を終了する(ステ
ップS18)。
【0048】ステップS16で、時間t2が規定値a2
を超えないとき、すなわち、規定値a2になる前に給紙
検知センサ16がオフすると、制御部は、給紙部10か
ら作像部30Y、30M、30C、30K及び転写ベル
ト機構部20への次の用紙11の給紙が適切に行われた
と判断し、給紙部10をオフ(OFF)した後、一部の
作像部30Y、30M、30C、30Kの作像動作を停
止させ、あるいは、転写ベルト21のプロセス制御を変
更させる(ステップS20)。
【0049】その後、次の用紙11を分離位置、すなわ
ち、分離部40まで搬送して用紙搬送機構をオフ(OF
F)、すなわち、転写ベルト21の駆動を停止して(ス
テップS21)、先の用紙11の排紙ジャム処理と次の
用紙11のジャム処理を行って、処理を終了する(ステ
ップS22)。
【0050】すなわち、このとき、例えば、図2に示し
たように、先の用紙11が定着ローラ51に巻き付く等
によりジャムが発生しているとき、次の用紙11を分離
位置(分離部40の位置)まで搬送すると、図3に示す
ように、先の用紙11は、後端が折れ曲がった状態で搬
送され、次の用紙11は、この先の用紙11の下に潜り
込むようにして、すなわち、先の用紙11と転写ベルト
21との間に潜り込むようにして分離位置まで搬送され
る。
【0051】この状態でジャム処理を行うために、図3
に示すように、転写ベルト機構20を従動ローラ23部
分近傍を中心として少なくとも転写ベルト21及び駆動
ローラ22が用紙11の搬送路を開く方向に回動させて
開くと、先の用紙11と次の用紙11が分離位置に止ま
っているため、用紙11を簡単、かつ、容易に除去し
て、ジャム処理を行うことができる。
【0052】また、このとき、先の用紙11と次の用紙
11が分離位置にまとまっているため、転写ベルト機構
20を大きく開く必要がなく、カラー画像形成装置1の
設置面積を小さくすることができる。
【0053】すなわち、カラー画像形成装置1は、感光
体ドラム31Y〜31Kをそれぞれ駆動する感光体モー
タの動作(a)、転写ベルト21を駆動する転写ベルト
モータの動作(b)、給紙ローラ13を駆動する給紙モ
ータの動作(c)、定着ローラ51を駆動する定着モー
タの動作(d)、レジストローラ対15による用紙11
の搬送/停止を行う給紙クラッチの動作(e)、給紙検
知センサ16の給紙検知動作(f)、排紙検知センサ5
3の排紙検知動作(g)、帯電ローラ32Y〜32Kに
よる感光体ドラム31Y〜31Kへの帯電チャージ動作
(h)、転写ベルト21から用紙11を分離させるのに
分離部40に印加する分離チャージ動作(i)、転写ベ
ルト21機構部20の除電機構26による除電チャージ
動作(j)、現像バイアス動作(k)、転写部35Y〜
35Kの転写チャージによる転写動作(l)及び書込部
33Y〜33Kによる感光体ドラム31Y〜31Kへの
書込動作(m)を、用紙ジャムの発生の有無と発生タイ
ミングにより、図6のタイミングチャートに示すような
タイミングで処理する。
【0054】なお、図6においては、転写部35Y〜3
5Kの転写チャージによる転写動作(l)及び書込部3
3Y〜33Kによる感光体ドラム31Y〜31Kへの書
込動作(m)については、作像部30Yあるいは作像部
30Kについてのみ、記載されており、その他の作像部
30M、30Cについては、少しずつ遅れたタイミング
あるいは早いタイミングで同様の処理を行う。このタイ
ミングのずれは、記録速度と各作像部30Y〜30K間
のピッチ(距離)に対応しており、例えば、記録速度
が、90mm/secで、作像部30Y〜30K間のピ
ッチが、75.4mmの場合、動作タイミングのずれ
は、75.4/90=約0.84秒となる。
【0055】また、図6においては、Taのタイミング
で先の用紙11にジャムが発生したとすると、当該ジャ
ムの発生により、以降の処理で動作をOFFするもの
が、各タイミングチャートの右側に記載されており、時
点Tbが、次の用紙11の先端が分離部40の位置と定
着部50の入口位置との間で停止するように、転写ベル
ト21を駆動する転写ベルトモータの駆動を停止させる
タイミング等を示している。
【0056】すなわち、定着ローラ51を駆動する定着
モータの動作(d)、転写部35Y〜35Kの転写チャ
ージによる転写動作(l)及び書込部33Y〜33Kに
よる感光体ドラム31Y〜31Kへの書込動作(m)
は、ジャムが発生した時点Taで直ぐOFFし、帯電ロ
ーラ32Y〜32Kによる感光体ドラム31Y〜31K
への帯電チャージ動作(h)及び現像バイアス動作
(k)を、ジャムが発生した時点Taよりも少し遅らせ
てOFFする。そして、感光体ドラム31Y〜31Kを
それぞれ駆動する感光体モータの動作(a)、転写ベル
ト21駆動する転写ベルトモータの動作(b)、給紙ロ
ーラ13を駆動する給紙モータの動作(c)、転写ベル
ト21から用紙11を分離させるのに分離部40に印加
する分離チャージ動作(i)及び転写ベルト21機構部
20の除電機構26による除電チャージ動作(j)を、
図6中Tbの時点でOFFし、レジストローラ対15に
よる用紙11の搬送/停止を行う給紙クラッチの動作
(e)、給紙検知センサ16の検知動作(f)及び排紙
検知センサ53の検知動作(g)は、そのまま継続して
動作させる。
【0057】したがって、Taの時点で排紙ジャムを検
知した場合、転写チャージの動作(l)をOFFにする
ことで、用紙11へのトナーの転写を停止して、不要に
用紙11を汚すことを防止することができ、画像出力、
すなわち、書込動作(m)をOFFすることで、不要な
トナーが感光体ドラム31Y〜31Kに付着されること
を防止することができる。
【0058】また、帯電チャージ動作(h)をOFFす
ることで、感光体ドラム31Y〜31Kへの不要なチャ
ージを防止して、感光体ドラム31Y〜31Kの劣化を
抑制することができる。さらに、この帯電チャージ動作
(h)及び現像バイアス動作(k)を少し遅らせてOF
Fしているので、現像剤が2成分現像剤であるときに、
感光体ドラム31Y〜31K表面にキャリアが付着する
のを防止することができる。
【0059】このように、本実施の形態によれば、回転
される感光体ドラム31Y〜31Kに静電潜像を形成
し、現像剤であるトナーを付着して現像した後、感光体
ドラム31Y〜31K上のトナーを用紙11に転写して
作像する作像動作を行う作像部30Y、30M、30
C、30Kにより、給紙部10から転写ベルト21に搬
送され転写ベルト21により搬送される用紙11に、感
光体ドラム31Y〜31K上のトナーを各作像部30
Y、30M、30C、30Kの転写部35Y〜35Kで
転写し、トナーの転写された用紙11を転写ベルト21
により定着部50に搬送して、用紙11上のトナーを定
着させた後、用紙11を排出する際、給紙部10から転
写ベルト機構部20に給紙される用紙11を給紙検出手
段である給紙検知センサ16で検出し、定着部50から
排出される記録済み用紙11を排紙検出手段である排紙
検知センサ53で検出して、これらの検知センサ16、
53の検出結果に基づいて用紙11の転写ベルト21か
ら排紙にいたる経路での用紙11のジャムの発生を制御
部で判別し、用紙11にジャムが発生した際、給紙検知
センサ16が次の用紙11の転写ベルト21への供給を
検出すると、定着部50の手前まで次の用紙11を搬送
させて、少なくとも定着部50への入口付近を開いてジ
ャムの発生した用紙11及び次に搬送された用紙11を
除去可能としている。
【0060】したがって、簡単かつ安価な構成で、ジャ
ムを簡単に処理可能とすることができ、画像形成装置1
を安価で、操作性の良好なものとすることができるとと
もに、ジャム処理を簡単なものとすることができる。
【0061】また、ジャムが発生したとき、定着部50
の動作を停止させているので、定着部50でジャムが発
生した際に、定着部50の定着ローラ51への用紙11
の巻付きが悪化する等の用紙11のジャム状態の悪化を
防止することができ、ジャムの発生した用紙11の除去
をより一層容易なものとして、ジャム処理をより一層容
易なものとすることができる。
【0062】さらに、搬送路が、転写ベルト21で構成
され、ジャムが発生したとき、転写動作を停止させてい
るので、転写ベルト21への用紙11の吸着を弱め、用
紙11を転写ベルト21から容易に除去でき、ジャム処
理をより一層容易なものとすることができる。
【0063】また、ジャムが発生したとき、感光体ドラ
ム31Y〜31Kの回転以外の作像部30Y、30M、
30C、30Kの動作を停止させているので、帯電によ
る感光体ドラム31Y〜31Kの疲労劣化や不要なトナ
ーの消費を防止することができ、作像部30Y、30
M、30C、30Kの寿命低下を防止することができる
とともに、ランニングコストを向上させることができ
る。
【0064】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0065】例えば、上記実施の形態においては、カラ
ー画像形成装置1について説明したが、画像形成装置と
しては、カラー画像形成装置に限るものでないことは、
いうまでもない。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、回転される感光体に静電潜像を形成し、現像剤を
付着して現像した後、感光体上の現像剤を用紙に転写し
て作像する作像動作を行う作像ユニットにより、給紙部
から所定の搬送路上を搬送される用紙に、感光体上の現
像剤を転写部で転写し、現像剤の転写された用紙を搬送
路上を定着部に搬送して、用紙上の現像剤を定着させた
後、用紙を排出する際、給紙部から搬送路上に給紙され
る用紙を給紙検出手段で検出し、定着部から排出される
記録済み用紙を排紙検出手段で検出して、これらの検出
手段の検出結果に基づいて用紙の搬送路上から排紙にい
たる経路での用紙のジャムの発生を制御手段で判別し、
用紙にジャムが発生した際、給紙検出手段が次の用紙の
搬送路上への供給を検出すると、定着部の手前まで次の
用紙を搬送させて、少なくとも搬送路の定着部への入口
付近を開閉する開閉手段を開いてジャムの発生した用紙
及び次に搬送された用紙を除去可能としているので、簡
単かつ安価な構成で、ジャムを簡単に処理可能とするこ
とができ、画像形成装置を安価で、操作性の良好なもの
とすることができるとともに、ジャム処理を簡単なもの
とすることができる。
【0067】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、ジャムが発生したとき、定着部の動作を停止させる
ので、定着部でジャムが発生した際に、定着部の定着ロ
ーラへの用紙の巻付きが悪化する等の用紙のジャム状態
の悪化を防止することができ、ジャムの発生した用紙の
除去をより一層容易なものとして、ジャム処理をより一
層容易なものとすることができる。
【0068】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、搬送路が、転写ベルトで構成され、ジャムが発生し
たとき、転写動作を停止させるので、転写ベルトへの用
紙の吸着を弱め、用紙を転写ベルトから容易に除去で
き、ジャム処理をより一層容易なものとすることができ
る。
【0069】請求項4記載の発明の画像形成装置によれ
ば、ジャムが発生したとき、感光体の回転以外の作像ユ
ニットの動作を停止させるので、帯電による感光体の疲
労劣化や不要な現像剤の消費を防止することができ、作
像ユニットの寿命低下を防止することができるととも
に、ランニングコストを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用し
たカラー画像形成装置の概略構成図。
【図2】図1のカラー画像形成装置の搬送途中で用紙ジ
ャムを起こしている状態の概略構成図。
【図3】図1のカラー画像形成装置のジャムの発生して
いる用紙を取り除くために転写ベルト機構部を開いてい
る状態の概略構成図。
【図4】図1のカラー画像形成装置による用紙ジャム処
理を示すフローチャート。
【図5】図4の用紙ジャム処理の続きの処理を示すフロ
ーチャート。
【図6】図1のカラー画像形成装置の各部の動作タイミ
ングを示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置 10 給紙部 11 用紙 12 給紙カセット 13 給紙ローラ 14 分離ローラ 15 レジストローラ対 16 給紙検知センサ 20 転写ベルト機構部 21 転写ベルト 22 駆動ローラ 23 従動ローラ 24 クリーニング部材 25 バックアップローラ 26 除電機構 30Y、30M、30C、30K 作像部 31Y、31M、31C、31K 感光体ドラム 32Y、32M、32C、32K 帯電ローラ 33Y、33M、33C、33K 書込部 34Y、34M、34C、34K 現像部 34aY、34aM、34aC、34aK トナー供給
部 34bY、34bM、34bC、34bK 現像ローラ 35Y、35M、35C、35K 転写部 36Y、36M、36C、36K クリーニング部 40 分離部 50 定着部 51 定着ローラ 52 加圧ローラ 53 排紙検知センサ 54 排紙ローラ対

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転される感光体を帯電させる帯電部、画
    像データに基づいて感光体に静電潜像を形成する書込
    部、静電潜像の形成された感光体に現像剤を付着させて
    現像する現像部、感光体上の現像剤を用紙に転写する転
    写部、転写後の感光体上の残留現像剤を除去するクリー
    ニング部及び感光体を除電する除電部等を備え作像動作
    を順次行う作像ユニットにより、給紙部から所定の搬送
    路上を搬送される用紙に、前記現像部で現像された前記
    感光体上の前記現像剤を前記転写部で転写し、前記現像
    剤の転写された前記用紙を前記搬送路上を定着部に搬送
    して、前記用紙上の前記現像剤を定着させた後、前記用
    紙を排出する画像形成装置において、少なくとも前記搬
    送路の前記定着部への入口付近を開閉する開閉手段と、
    前記給紙部から前記搬送路上に給紙される前記用紙を検
    出する給紙検出手段と、前記定着部から排出される前記
    記録済み用紙を検出する排紙検出手段と、前記給紙検出
    手段と前記排紙検出手段の検出結果に基づいて前記用紙
    の搬送路上から排紙にいたる経路での前記用紙のジャム
    の発生を判別し、前記用紙にジャムが発生したと判断し
    たとき、前記給紙検出手段が次の前記用紙の前記搬送路
    上への供給を検出すると、前記定着部の手前まで前記次
    の用紙を搬送させる制御手段と、を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記ジャムが発生したと
    き、前記定着部の動作を停止させることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記搬送路は、転写ベルトで構成されてお
    り、前記制御手段は、前記ジャムが発生したとき、前記
    転写動作を停止させることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記ジャムが発生したと
    き、前記感光体の回転以外の前記作像ユニットの動作を
    停止させることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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