JPH01142327A - こんろ用バーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、バーナボディとバーナキャップとを備えた
バーナの改良に係り、特には少くとも点火用のスパーク
電極を設けたこんろ用バーナに関する。

［従来の技術］ テーブルこんろのバーナは、内部に燃焼ガスと一次空気
との混合室を形成したバーナボディを有し、該バーナボ
ディの上面には平坦な開口縁部を形成している。このバ
ーナボディには、バーナキャップが櫛歯状の突条を介し
て開口縁部に載置されて、突条間の間隙列を空気と燃料
ガスとの混合ガスが外部に吐出される炎孔列としている
。

このバーナにあっては、バーナボディからバーナキャッ
プにかけて内方に窪む凹部が、例えば２個所形成され、
これらの凹部には点火状態を検知する熱雷対やスパーク
１ｆ極がそれぞれ収容されている。

そして、調理時には、点火操作に伴いスパーク電極が作
動し、スパーク電極と凹部の内周縁との藺で放電させる
。これにより炎孔列から吐出される混合ガスに着火され
、炎を形成して調理鍋を加熱する。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、点火操作時には、組立誤差などによりスパー
ク電極と凹部の内周縁との間に適当な距離が得られず、
放電が起き難く最悪の場合には、着火できなくなる虞が
ある。

［発明の目的］ この発明は、上記の事情を考慮してなされ、その目的は
、組立誤差などがあっても、スパーク電極と凹部の内周
縁との間に常に放電の発生を確保し確実な着火状態が得
られるといった優れた効果を奏するこんろ用バーナを提
供するにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、内部を・−水室気と燃料ガスとの混合室とし
、上面に開口縁部を全周にわたって形成したバーナボデ
ィと、このバーナボディの開口周縁部に前記混合室内に
向かって窪むように形成された第１の凹部と、この第１
の凹部に対応する第２の凹部が形成され、前記バーナボ
ディに対する装着時に、これら凹部どうじが合致して少
なくともスパーク電極を収容するバーナキャップと、こ
のバーナキャップの外周部に列設され、前記バーナボデ
ィへの装着に伴い該バーナボディの開口縁部とで前記混
合室からの混合ガスを吐出さぜる炎孔列を形成する歯状
の突条列と、前記バーナ、１ヤツプの第２の凹部の内周
縁側の少なくとも三個所から前記スパーク電極に近接す
る方向に突出するように設けられた放電用突起とを設け
るように構成している。

［発明の作用と効果］ 上記のように構成した本発明によれば、第２の凹部の内
周縁側の少なくとも三個所からスパーク電極に近接する
方向に突出するように放電用突起を設けたことにより組
立誤差があっても、スバ−り電極は三個の放電用突起の
うち最悪の場合でも一個とは適当な距離を確保できる可
能性が高くなるから、放電による着火が常に得られると
いった優れた効果を奏するこんろ用バーナを提供するに
ある。

［実施例］ 以下に、本発明を図に示す実施例に基づき説明する。

先ず第１図において、バーナ１はバーナボディ６とバー
ナキャップ１から成り、バーナボディ６は中央の嵌合筒
部６ａと外側の環状胴部６ｂとを互いに同心的となるよ
うに形成し、嵌合筒部６ａと環状胴部６ｂとの問を混合
室６Ａとしている。

そして、バーナボディ６は、上面が開口し、その開口上
端縁を中心部に向かって下降傾斜する環状面６３として
いる。この環状面６３には、これを横切る状態に切欠状
の凹部６２および凹部６２ａを第１の凹部として略６Ｇ
度の角度間隔で隣接状態に形成している。これら凹部６
２および凹部６２ａの各内側端からは、混合室６Ａ内に
僅かにそれぞれ突出する平坦な退避環状面６３ｂおよび
退避環状面６３ａを環状面６３とＮ続するように形成し
ている。また、バーナボディ６の環状胴部６ｂは、凹部
６２と略直径方向に対向する部分において混合室６Ａ＆
：連通する１字状のダクト６Ｂを連結している。

一方、バーナキャップ７は、例えば黄銅といった金属か
ら皿状に形成され、中央部にはバーナボディ６の嵌合筒
部６ａに嵌合する取付筒部１２を形成している。また、
バーナキャップ７の裏面側の外周縁には、凹部６２およ
び凹部６２ａに対応する部分を除き多数の突条７Ａが等
間隔で放射状に周設され、全体的に櫛歯状を呈している
。そして、嵌合筒部６ａに対する取付筒部７２の嵌合に
伴い、これらの突条７Ａが環状面６３に当接して外因側
に開口する炎孔列１３を形成している。

さて、バーナキャップ１の凹部６２に対応する部分には
、突条７Ａよりも若干中心部寄りに退避する突条歯７４
ａ　、　７５ａ　、　７６ａを径方向に沿って形成し、
これらの前方領域を凹部７ａ（第１の凹部）とするとと
もに、これら突条歯７４ａ　、　７５ａ　、　７８ａを
挟む両側に長尺歯７Ｈ，７Ｊを設けている。また、凹部
６２ａに対応する部分には、突条ＩＡよりも若干中心部
寄りに退避する突条歯７４を設け、その前方領域を凹部
ｙｂ（第２の凹部）とするとともに、突条６１１４を両
側に挟む長尺歯７Ｆ、７Ｇを形成している。

さらには、バ・−ナキャップ７には、突条ｔＩＡ７４に
対して略直径方向に対応する位置に突子７×を形成し、
この突子７ｘをバーナボディ６における取付筒部７２の
上端面に設けた切欠き６×に対応させている。

しかして、バ・−ナボディ６に対するバーナキャップ７
の装着に伴い、突子７ｘが切欠ぎ６ｘに嵌まって回り止
めがなされ、突条歯７４および突条歯１４ａ１７５ａ　
、　７６ａが第３図に示すように、退避環状面６３ｂお
よび退避環状面６３ａにそれぞれ当接する。これと同時
に、バーナキャップ７の凹部１ａがバーナボディ６の凹
部６２と合致し、凹部７ｂが凹部６２ａに合致する。こ
れらの凹部７ａ１θ２に後述する安全装置４における熱
電対１０を収容し、凹部７ｂ、６２ａ内には点火装置の
スパーク電極９を収容している。

このとき、凹部７ｂの内周縁部は、明確には第６図およ
び第７図に示す如くスパーク電極９に近接する方向に突
き出る放電用突起７Ｇ、　　７Ｄ、　　７Ｅを一体的に
形成している。放電用突起７Ｃ１ＩＤはスパーク電極９
を周方向から挟むように位置し、放電用突起７Ｅは径方
向から外部に若干延びてスパーク電極９に近接している
。

９０は上表面が緩かな球面状を成す保護プレー・トで、
これはバーナキャップ７よりも若干径大に形成されて係
止部９１を１２０度の角度間隔で都合三本形成しており
、これらの係止部９１をバーナキャップ７の上面にスペ
ーサとして設けた突子９２に嵌め込むことにより着脱可
能に取り付けられている。

この状態では、保護プレー・ト９０の外周縁部はバーナ
キャップ７の外周縁部よりも３１１ｗ１ＰｉＩ度外部に
はみ出てバーナ↑ヤップ１側に僅かに突出る庇部９３を
一体的に形成している。この庇部９３は、内周面側にお
いて外方に向かって下降傾斜するテーパ部９３ａを設け
、バーナキャップ７の外周縁に若干の隙間を隔てて臨ま
せている。

このように構成されたバーナ１は、第２図に示す如く、
本発明のこんろ１００に組み込まれている。

このこんろ１００において、２は該バーナ１へのガス供
給系、３はバーナ１の点火装置、４は安全装置、５はこ
れらの部材が収容されたこんろケースである。

一方、混合管８はダクト６Ｂに連結され上流側端部８１
が燃料であるガスと一次空気との導入部とされ、端面に
は一次空気の取り入れ口８２が設けられている。

ガス供給系２は、ガス導管２１、弁２２および、先喘が
前記混合管８内に差し込まれたノズル２３を有し、弁２
２は、つまみ２４の操作によりｒｆａ閉されるとともに
、熱雷対１０の出力により開状態を維持できるようにな
っている。

点火装置ｉｉ３は、スパーク電極９と、圧電素子と該圧
電素子に衝撃を与えるための打撃機構との組合せ、また
は乾電池とａｉ電圧パルス発生回路との組合せからなる
高電圧発生手段３２と、これらを接続するリード線３３
とからなる。この高電圧発生手段３２は、通常つまみ２
４により作動され、弁２２を開く動作に連動してスパー
ク電極９に火花が発生し、バーナ１に対する着火が行な
われるようになって（Ｘる。

安全装置４は、熱電対１０と、その出力で前記弁２２の
弁体を開いた状態で維持するよう弁２２内に設けられて
いる電磁石（図示せず）からなり、炎により加熱されて
熱雷対１０が設定温度以上となっているときは、弁２２
は開いた状態に保たれ、消火などにより熱雷対１０の温
度が設定値より低下するとスプリング（図示せず）の作
用で弁体は■片方向に作動する。

つぎに、こんろ１００の作用を説明する。

つまみ２４を回すと弁２２が開き、該弁２２の下流に連
結されたノズル２３からガスが噴出される。このガスの
噴出流により一次空気の敗り入れ口８２から、エジェク
ターの作用により空気が吸い込まれ、混合管８内で混合
されバーナボディ６の混合室６Ａ内に供給される。つま
み２４の動作に連動して点火装置３が作動し、スパーク
電極９により放電用突起７Ｇ、７Ｄ、７Ｆとの間に火花
が生じる。この火花により炎孔列１３からそれぞれ外周
囲に噴出した空気・燃料ガスとの混合ガスに着火され、
炎を生成して調理１１２が加熱される。このとき、二次
空気が第３図に矢印で示す如く取付筒部７２から保護プ
レート９０の内面とバーナキャップ１の上面との間を通
って外部に吐出されるので、燃焼に関する空気を補うこ
とができる。

上記構成によれば、バ・−ナキャップ７の凹部７ｂの内
周縁に少なくとも三個の放電用突起ＩＣ１ＩＤ、７Ｅを
設けたので、スパーク電極９に取り付は誤差が生じても
、スパーク電極９は最悪の場合でも、放電用突起７Ｃ，
７Ｄ、　　７Ｆのいずれかとは放電を生ずることができ
るようになり、良好な点火が得られ、点火操作に伴い常
に良好な着火状態が確保され、調理時に点火操作を行う
も着火が生じないといった不都合がなくなる。

なお、突起７Ｆに点火火花が飛ぶとき点火性能が良い傾
向にあったので、第８図に示す実施例では突起７Ｅを主
突起とし、これに対する点火に好都合な放電距離Ａ（例
えば４ｕ　）を設定し、突起７Ｃ１７Ｄを副突起として
放電距離ＢにＡ＜８となる関係を有するように、例えば
ｂａ＋−の距離寸法を確保した。これによれば、通常時
は、主突起７Ｅに火花が飛んで良好な点火性能が得られ
るとともに、仮にスパーク電極９に取り付は誤差が生じ
て突起７Ｅより離れることがあってもスパーク電極９の
両側には突起７Ｃ１７Ｄが存するので、これらのいずれ
かに対しては火花が飛び、点火ミスが生じるようなこと
がない。

また、バ・−ナキャップ７の上部に保護プレート９０を
設けたので、調１！８１１１２から煮こぼれが外部に溢
れ出ても、保護プレート９０上に受けられるため、熱電
対１０やスパーク電極９や二次空気が通過する取付筒部
７２の内周面などに煮こぼれなどが落ちることがない。

また、保護プレート９０には庇部９３を形成したことか
ら、下記の如き実施例上の効果が得られる。

すなわち、保護プレート９０を下方に流れる煮こぼれな
どは外周縁部に至ったところで庇部９３により水切り状
態に流下する。このため、いつまでも煮こぼれの滴下状
態が継続することがなく、煮こぼれは迅速に落下する。

しかも、保護プレート９０はバーナ４ヤツプ７に対して
着脱可能になっていることから煮こぼれによる汚損後の
保護プレート９０は、取り外しにより水道水などで簡単
に洗浄できる。

さらには、二次空気は＠述したように第３図の矢印の如
く取ｆＪ筒部７２からバーナ、′Ｆ′、ヤツプ７のＦ面
と保護プレー・ト９０の下面との間を経て庇部９３のテ
ーバ部９３ａに案内されつつ上部に抜ける。このような
二次空気の流れにより炎孔列１３からの炎の状態が安定
してリフトしてしまうことがなくなり、燃焼性が向上し
、ひいてはａ理鍋１２に対する加熱状態が良くなる。

このように炎が安定しリフトがなくなることに伴い、熱
電対１０に対する加熱状態が良好になり、熱電対１０の
誤動作がなくなり、所期の正常な機能が保全されるとい
った実施例上の効果も得られる。

つぎに、第９図は本発明の他の実施例を示す。

この実施例では、スパーク電極９から放電用突起７Ｃ１
７Ｄ、７Ｅに対する距離と放電との関係に言及している
。

すなわち、スパーク電極９の取付は位置として第９図の
実線で示すように、放電用突起ＩＣ１７Ｄを結ぶ線より
も内方に存するようになっていて例えば、距離Ａを４１
１１放電用突起ＩＣとの距離Ｂおよび放電用突起７Ｄと
の距離Ｃを共にＳｏとしている。したがって仮に取付は
誤差などによりｆＩＩＩｌｌｌＡが大きくなり放電用突
起７Ｆから難問する方向（矢印Ｐ）に変位しても、この
場合には、スパーク電極９から放電用突起７Ｇ、　　７
Ｄに対する距離寸法は８、Ｃよりも共に小さな距離寸法
Ｂ１、Ｃ１となり、放電用突起７Ｃ，７Ｄに対して放電
を起し易くなる。

なお、上記実施例では、保護プレート９０をバーナ４ヤ
ツプ１よりも径大に形成し、３ｍ−程度外方にはみ出す
ように設定したが、はみ出し量は３ｕの寸法だけに限定
されないことは勿論である。

さらに、放電用突起７Ｃ，７Ｄ、７Ｅの数は上記実施例
では三個であるが、この数より多くてもよいことは勿論
で、要は最小の場合でも、三個の放電用突起を確保すれ
ばよい。この放電用突起は、凹部の内周縁とは一体的で
はなく別体に形成してもよい。

また、本実施例では、凹部７ｂを切欠き状に形成したが
、切欠き状の凹部７ｂに代って突状歯７４、長尺歯７Ｆ
、７Ｇの各先端部により囲まれた内部を凹部とするよう
にし、保護プレート９０は省略するようにしてもよい。

このことは、凹部７ａについても同様にいえる。

その他、具体的な実施にあたっては、本発明の要旨を逸
脱しない笥囲で種々変更できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図は本発明の一実施例を示し、第１図
はバーナキャップとバーナボディとの分解斜視図、第２
図はこんろの概略図、第３図および第４図はバーナの異
なる方向からの断面図および正面図、第５図は熱雷対と
ともに示す凹部付近の部分縦断面図、第６図および第７
図はバーナキャップの裏面および表面側からの正面図、
第８図は作用を説明するために示す要部の拡大正面図、
第９図は本発明の他の実施例を示す第８図相当図である
。 図中　６・・・バーナボディ　７・・・バーナキャップ
９・・・スパーク電極　１０・・・熱電対　１３・・・
炎孔列６２．６２ａ・・・第１の凹部　７ａ、　７ｂ・
・・第２の凹部　７Ｃ１７Ｄ、７Ｅ・・・放電用突起　
９２・・・突子（スペーサ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）内部を一次空気と燃料ガスとの混合室とし、上面に
   開口縁部を全周にわたって形成したバーナボディと、 このバーナボディの開口周縁部に前記混合室内に向かっ
   て窪むように形成された第１の凹部と、この第１の凹部
   に対応する第２の凹部が形成され、前記バーナボディに
   対する装着時に、これら凹部どうしが合致して少なくと
   もスパーク電極を収容するバーナキャップと、 このバーナキャップの外周部に列設され、前記バーナボ
   ディへの装着に伴い該バーナボディの開口縁部とで前記
   混合室からの混合ガスを吐出させる炎孔列を形成する歯
   状の突条列と、 前記バーナキャップの第２の凹部の内周縁側の少なくと
   も三個所から前記スパーク電極に近接する方向に突出す
   るように設けられた放電用突起とを設けたことを特徴と
   するこんろ用バーナ。