JPH01141971A - 高防錆性付与構造用接着剤 - Google Patents

高防錆性付与構造用接着剤

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JPH01141971A
JPH01141971A JP62301681A JP30168187A JPH01141971A JP H01141971 A JPH01141971 A JP H01141971A JP 62301681 A JP62301681 A JP 62301681A JP 30168187 A JP30168187 A JP 30168187A JP H01141971 A JPH01141971 A JP H01141971A
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大栗 靖弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高防錆性付与構造用接着剤、更に詳しくは、2
種の変性エポキシ樹脂に潜在性硬化剤および特定の防錆
顔料を配合した一液型加熱硬化性のエポキシ樹脂接着剤
であって、特に自動車のドア、ボンネット、トランクリ
ッドなどのアウターパネルとインナーパネルの端縁部の
ヘミング固定に併用して、極めて優れた防錆力を発揮す
る構造用接着剤に関する。
従来技術と発明の解決すべき問題点 構造用接着剤は、金属材料間の接合部分に適用され、そ
の材料が受ける特定外力に対し、材料と同等もしくはそ
れ以上に耐える接着力を発揮し、従来のリベット止め、
ボルト止め、溶接などの工法に代替、あるいはこれらに
併用して、自動車産業、航空機産業、製缶、電気工業、
電子工業の分野で広く採用されている。
たとえば、自動車の車体組立、接合に適用する場合、ド
ア、ボンネット、トランクリッドなどのアウターパネル
とインナーパネルの端縁部をヘミング固定するに当り、
インナーパネルの外縁部に対し、アウターパネルの外縁
部を車体の内方に向けてヘミング成形し、接着し、水密
気密シールを行うのに構造用接着剤をインナーパネル外
縁部へ線状に塗布した上、両性縁部をスポット溶接して
インナーパネルとアウターパネルを固着する。
ところで、このように適用される構造用接着剤の要求性
能として積極的な防錆機能が求められつつあるが、特に
自動車業界においては、寒冷地向は輸出車に対する防錆
性が規制されている。すなわち、寒冷地では、道路の凍
結防止上、岩塩や塩化カルシウムなどの融雪剤がまかれ
るため、車体鋼板の腐蝕が著しく早められ、外観を損な
い、耐久性も低下する。このため、鉛丹やジンククロメ
ートのような防錆顔料が配合されているが、重金属(鉛
、クロムなど)の毒性による人畜に対する安全衛生上の
危惧が問題となる。
従来より、この種の構造用接着剤として、各種の変性エ
ポキシ樹脂を含む樹脂成分に潜在性硬化剤を組合せたー
液型加熱硬化性の接着剤が既に開発されており、たとえ
ば特定のウレタン変性エポキシ樹脂およびグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂に潜在性硬化剤および必要に応じ
て防錆顔料、金属粉等を配合したもの(特開昭60−2
06882号公報参照)や、特定のゴム変性エポキシ樹
脂および芳香族エポキシ樹脂に潜在性硬化剤および導電
性カーボンブラックを配合したもの(特開昭62−53
387号公報参照)が知られている。
これらの接着剤は導電性を付与して、後工程の電着塗膜
形成(電着塗装)による防錆性向上が考慮されているが
、前者のアルミニウムなどの金属粉では電極反応の水素
ガス発生によるピンホールが起り、接着剤塗布周縁界面
からの発錆の心配がある。また後者の場合も、ピンホー
ルの問題はないが、接着剤自体の防錆性に万全とはいえ
ない。
そこで、本発明者らは、電着塗装によらなくとも、それ
自体の防錆性に優れた構造用接着剤を提供するため鋭意
研究を進めた結果、上述の公知接着剤における2種の変
性エポキシ樹脂を併用し、これに潜在性硬化剤と、防錆
顔料として特定のオルトリン酸アルミニウム系防錆顔料
またはメタリン酸アルミニウム系防錆顔料を配合し、こ
れらの配合量を特定化すれば、防錆性が格段に優れるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
発明の構成と効果 すなわち、本発明は、(A+ビスフェノール型エポキシ
樹脂とブタジエン−アクリロニトリル−(メタ)アクリ
ル酸共重合体を反応させたゴム変性エポキシ樹脂、(B
lウレタン変性エポキシ樹脂、(C)潜在性硬化剤、お
よび(Dlオルトリン酸アルミニウムと亜鉛化合物とか
らなる防錆顔料、またはメタリン酸アルミニウムと亜鉛
化合物もしくはホウ酸化合物あるいはアルカリ土類金属
化合物またはこれらの混合物とからなる防錆顔料から成
る接着剤であって、ゴム変性エポキシ樹脂(Nとウレタ
ン変性エポキシ樹脂(B)の配合重量比が1:9〜3:
1、潜在性硬化剤tC+および防錆顔料(D)の配合量
がそれぞれ、tA+とtBlの両度性エポキシ樹脂との
合計量に対して0.1〜30%(重量%、以下同様)お
よび5〜50%であることを特徴とする高防錆性付与構
造用接着剤を提供するものである。
本発明で用いるゴム変性エポキシ樹脂(A)は、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂とブタジエン−アクリロニトリ
ル−(メタ)アクリル酸共重合体を5:1〜1:4、好
ましくは3:1〜2:3の重量比で配合し、80〜18
0℃の温度で反応させることにより製造される。上記ビ
スフェノール型エポキシ樹脂としては、たとえばビスフ
ェノールA、ビスフェノールF、臭素化ビスフェノール
A、ビスフェノールADのジグリシジルエーテル、ビス
フェノールAのアルキレンオキシド付加物のジグリシジ
ルエーテルなどが挙げられる。上記ブタジエン−アクリ
ロニトリル−(メタ)アクリル酸共重合体としては、1
分子当り平均1゜5〜2.5個のカルボキシル基が主鎖
骨格に対しペンダント状に結合した、分子量2000〜
6000の共重合体を使用する。
本発明で用いるウレタン変性エポキシ樹脂(B)は、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコールに過剰量のジイソ
シアネートを反応せしめ末端に遊離のイソシアネート基
を含有するウレタンプレポリマー(以下、末端NCOプ
レポリマーと称す)を得、これに1分子中に少なくとも
1個の水酸基を有するエポキシ樹脂(以下、OHエポキ
シ樹脂と称す)を反応せしめることにより製造される。
上記ポリテトラメチレンエーテルグリコールとしては、
分子量500−5000、好ましくは1000〜250
0のものが使用されてよい。
上記ジイソシアネートとしては、例えばトリレンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフ
タレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられ、特に
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネートが好ましい。
上記ポリテトラメチレンエーテルグリコールとジイソシ
アネートの反応に際し、通常両者の比率を前者の水酸基
に対し後者のイソシアネート基が1.2〜3当量となる
ように設定し、窒素雰囲気上温度60〜120℃、1〜
6時間の条件下で反応を行えばよい。また上記末端NG
OプレポリマーとOHエポキシ樹脂(例えばビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル、脂肪族多価アルコール
のジグリシジルエーテルなど)の反応に際し、通常両者
の比率を前者のイソシアネート基に対し後者の水酸基が
等量乃至それ以上(好ましくは2〜5当量)となるよう
に設定し、温度80〜110℃でイソシアネート基と水
酸基の反応が完結するまで反応を続ける。反応後、未反
応のポリテトラメチレンエーテルグリコールが残存する
場合、電着塗装液への溶出を回避するため、これを蒸留
などの手段で除去しておくことが望まれる。
かかるウレタン変性エポキシ樹脂の配合量は、上記ゴム
変性エポキシ樹脂(A)とウレタン変性エポキシ樹脂(
B)の重量比が1:9〜3:1、好ましくは1:5〜2
:1となるように選定する。ウレタン変性エポキシ樹脂
(B)の比率が90%を越えると、接着剤に可撓性がな
くなり、そのため応力緩和ができな(なり界面部の防錆
性が低下し、また25チ未満であると、逆に可撓性を付
与しすぎ、接着剤の耐久性が低下し、その結果防錆性も
低下する。
本発明で用いる潜在性硬化剤(C)としては、100〜
200℃の温度範囲で活性化するものが使用されてよく
、例えばジシアンジアミド、4.4’−ジアミノジフェ
ニルスルホン、イミダゾールもしくはその誘導体(2−
n−ヘプタンデシルイミダゾールなど)、イソフタル酸
ジヒドラジド、N。
N′−ジアルキル尿素誘導体、N、N−ジアルキルチオ
尿素誘導体、メラミン誘導体等が挙げられ、これらの1
種または2種以上の混合物を使用に供する。潜在性硬化
剤の配合量は、上記ゴム変性エポキシ樹脂(A)とウレ
タン変性エポキシ樹脂(B)の合計量に対して0,1〜
30%、好ましくは5〜25%の範囲で選定する。0.
1%未満であると、硬化反応が不十分で、十分な性能が
得られず、また30%を越えると、硬化物の可撓性が劣
る傾向となる。
本発明で用いる防錆顔料(D)は、その具体的構成を例
示すると以下の通りとなる。
i)オルトリン酸アルミニウムと亜鉛化合物とからなる
防錆顔料 i)メタリン酸アルミニウムと亜鉛化合物および/また
はアルカリ土類金属化合物とからなる防錆顔料 ii)メタリン酸アルミニウムとホウ酸化合物(または
これとアルカリ土類金属化合物との混合物)とからなる
防錆顔料 上記オルトリン酸アルミニウムとしては、オルトリン酸
アルミニウムを50%以上含有している物質であれば特
に制限はなく、その結晶型としてベルリナイト型、トリ
ジマイト型、クリストバライト型が知られている。オル
トリン酸アルミニウムは、たとえばリン酸とアルミニウ
ム化合物の混合物(P205/A1203=0.5〜2
程度)を、約300〜1200℃の温度で焼成すること
により得られる。
上記メタリン酸アルミニウムとしては、メタリン酸アル
ミニウムを含有している物質であれば特に制限はなく、
その結晶型としてA型、B型、C型、D型が知られてい
る。上記i)の場合はメタリン酸アルミニウムの50%
以上がA型、またTi)の場合はメタリン酸アルミニウ
ムの50%以上がB型であるのが好ましい。メタリン酸
アルミニウムは、たとえばリン化合物とアルミニウム化
合物をP/kl = 1.1〜3程度となるように反応
させ、100〜200℃で乾燥させた後250〜450
℃で焼成、次いで450〜900℃で焼成し、粉砕する
か、または市販のトリポリリン酸二水素アルミニウムを
400〜900℃で焼成することにより得られる。
上記亜鉛化合物、アルカリ土類金属化合物およびホウ酸
化合物は、150℃以下の温度で遊離する結晶水を含有
せずまたはわずかじか含有しない、難溶性または不溶性
のものが使用できる。かかる結晶水は、焼付時に遊離し
て発泡の原因となったり、あるいは水に対して不安定な
樹脂への混練を不可能とする。なお、結晶水を多量に含
む場合は、別途焼成して結晶水を飛ばしておけばよい。
これらの金属化合物の具体例として、亜鉛化合物では酸
化亜鉛、水酸化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、塩
基性リン酸亜鉛等が挙げられ、特に酸化亜鉛が好ましい
。アルカリ土類金属化合物ではアルカリ土類金属(Ca
 、 Ba 、 Sr )の炭酸塩、塩基性炭酸塩、塩
基性硫酸塩、塩基性リン酸塩、ケイ酸塩、酸化物、水酸
化物等が挙げられる。ホウ酸化合物ではホウ酸カルシウ
ム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸バリウム、メタホウ酸
バリウム等が挙げられる。
上記i)〜i)の防錆顔料を調製するには、オルトリン
酸アルミニウムもしくはメタリン酸アルミニウムと各種
金属化合物とを、単なる乾式混合に供するか、あるいは
水中で湿式混合反応を行った後脱水乾燥してもよく、ま
た樹脂に混練する場合は別々に添加することも可能であ
る。塩基性の強いアルカリ土類金属化合物等は、湿式で
混合反応させた方が樹脂安定性のあるものが得られるの
で好ましい。
また各防錆顔料における成分割合は、以下の通りである
i)の場合では、オルトリン酸アルミニウムと亜鉛化合
物の重量比が通常、10:1〜1:1となるように選定
すればよく、この場合の顔料pHは4〜10に設定され
ている。特に、オル) IJン酸アルミニウムと酸化亜
鉛を5=2で混合したものは、pH6前後であり、より
優れた防錆性を示し、また樹脂の種類の選択性も少ない
i)とi)の場合も、i)と同様、顔料pHが4−10
となるように選定すればよい。特に、メタリン酸アルミ
ニウムと酸化亜鉛またはメタホウ酸バリウムの組合せが
、顔料pH5〜8で、より優れた防錆性を示し、樹脂選
択性も少ない。
かかる防錆顔料(D)は、上記i)〜i)の群から選ば
れる1種または2種以上の混合物で使用に供してよく、
またその成分は上述の如く結晶水を規制しているので、
全く結晶水を含まないかまたはせいぜい0.5%以下の
結晶水しか含まないため、接着剤層の発泡を起こす心配
がない。使用量は、上記ゴム変性エポキシ樹脂(A)と
ウレタン変性エポキシ樹脂(B)の合計量に対して5〜
50%、好ましくは10〜40%の範囲で選定する。5
%未満であると、所望の高防錆効果が得られず、また5
0%を越えると、接着剤硬化物の物性が脆弱となる。
本発明に係る高防錆性付与構造用接着剤は、上述のゴム
変性エポキシ樹脂(A)、ウレタン変性エポキシ樹脂(
B)、潜在性硬化剤(C)および防錆顔料(D)を所定
割合で配合することにより構成されるが、当該接着剤層
の表面に電着塗装ができるようにするため、ピンホール
の心配のない導電性カーボンブラック(アセチレンブラ
ック、ケッチエンブラックなど)やフェライト、更に必
要に応じて通常のエポキシ樹脂(好ましくはビスフェノ
ール型)、充填剤(炭酸カルシウム、クレー、シリカ、
タルクなど)、可塑剤等を適量配合してもよい。
次に、製造例(防錆顔料の製造)、実施例および比較例
を挙げて本発明をより具体的に説明する。
製造例1 (1)オルトリン酸アルミニウム ■リン酸(試薬1級)1モルと水酸化アルミニウム(住
人アルミニウム精錬■製、C−12)1モルとを加熱、
混合したペースト状のもの(P205/A12o3=1
/1)を、磁製ルツホニ入し、電気炉の中に置き、30
0℃で6時間、次いで800℃で1時間焼成を行い、粉
砕してオルトリン酸アルミニウム(主成分はベルリナイ
ト型で、200℃、2時間加熱による重量減少率0.1
1%)を得る。
■リン酸(前記に同じ)1モルと水酸化アルミニウム(
住人アルミニウム精錬■製、C−315)1モルとを、
1100℃で2時間焼成し、粉砕してオルトリン酸アル
ミニウム(クリストバライト型であり、200℃、2時
間加熱による重量減少率0.05チ)を得る。
(2)防錆顔料 上記■と■のオルトリン酸アルミニウムにそれぞれ、酸
化亜鉛を重量比で5=2となるように乾式混合し、防錆
顔料AおよびBを得る。これらの顔料のpHはAが6.
5、Bが6.2であった。
製造例2 (1)メタリン酸アルミニウム ■85%リン酸216.0gと水酸化アルミニウム(A
z2o3として59%のもの)ss、oyとをビーカー
で反応させ、これを200℃で乾燥させた後、300℃
で2時間、次いで900℃で2時間焼成を行い、粉砕し
てメタリン酸アルミニウム(主成分はA型で、少量のB
型を含むものであり、結晶水量0,28%)を得る。
■トリポリリン酸二水素アルミニウム(帝国化工■製、
K−フレッシュ≠100P)を900℃で2時間焼成し
て、メタリン酸アルミニウム(A型と少量のB型とが混
在するものであり、結晶水量0.33%)を得る。
(2)防錆顔料 上記■と■のメタリン酸アルミニウムにそれぞれ、酸化
亜鉛を重量比で5:2となるように乾式混合し、防錆顔
料C(pH7,1)およびD(pH6,9)を得る。
製造例3 (1)メタリン酸アルミニウム ■製造例2の(1)/■において、200℃の乾燥後、
300℃で2時間、次いで600℃で2時間の焼成を行
う以外は、同様な条件でメタリン酸アルミニウム(主成
分はB型で、少量のA型を含むものであり、結晶水量0
.31%)を得る。
■製造例2の(1)/■において、500℃で2時間の
焼成を行う以外は、同様な条件でメタリン酸アルミニウ
ム(B型とD型とがほぼ等量存在するものであり、結晶
水量0.37%)を得る。
(2)防錆顔料 上記■と■のメタリン酸アルミニウムにそれぞれ、メタ
ホウ酸バリウムを重量比で1=1となるように乾式混合
し、防錆顔料E(pH9,2)およびF(pH9,0)
を得る。
実施例1〜3および比較例1 表1に示す部数の成分をニーダ−で混練した後、三本ロ
ールに2回通し、再びニーダ−にて脱泡撹拌を行い、接
着剤を調製する。
表1 注■ 撹拌機、温度計、冷却器を備えたフラスコニ、エ
ポキシ当量215のビスフェノールA型エポキシ樹脂(
油化シェルエポキシ社製、エピコート807)60部と
、ブタジエン−アクリロニトリル−(メタ)アクリル酸
共重合体(日本ゼオン社製、二ポールDN−601)4
0部とを加え、120℃で6時間反応させて、酸価0.
2、エポキシ当量450のゴム変性エポキシ樹脂を得る
[相] ポリテトラメチレンエーテルグリコール(分子
量1000)100部とトリレンジイソシアネート35
部を窒素置換したフラスコ中にて混合し、80℃1まで
昇温し、3時間撹拌しながら反応して末端NCOプレポ
リマーを得る。次いで、このプレポリマー45部にビス
フェノールAのジグリシジルエーテル(エポキシ当量2
15、水酸基当量900 )250部を加え、95℃で
7時間反応させたエポキシ当量200のウレタン変性エ
ポキシ樹脂。
■ 油化シェル(ハ)製、エピコート807゜■ 製造
例2の防錆顔料D0 (1)防錆性(結果を表2に示す) トルエン脱脂した一$SPC鋼板(0,8X25X10
0問)に接着剤を一定巾30朋、厚み2朋に塗布した後
、170℃で30分間加熱硬化せしめ、下記の発錆促進
試験に供し、防錆性を評価する。
■塩水噴霧試験=35℃、5%の塩水噴霧を1000時
間行う。○:界面又は下地に発錆なし、×:界面又は下
地に発錆あり。
■複合腐蝕60サイクル:湿潤条件(50℃、95%R
H)で16時間、乾燥条件(70℃)で4時間および塩
水噴霧条件(35℃、5%塩水)で4時間の三条性を6
0サイクル行う。○:錆の浸食深さが0.1 am未満
、×:錆の浸食深さが0,1朋以上。
(2)接着性(同上) トルエン脱脂した一方のs p c’錆鋼板0.8X2
5X10(1+m)に接着剤を厚み0.15+++++
+で塗布し、これに他方のSPC鋼板を重ね合せて、1
70℃で30分間加熱硬化した後、室温で24時間放置
してから引張スピード200a++++/分でT字剥離
強度を測定する。
表2 なお、実施例1〜3において、製造例2の防錆顔料りの
代わりに製造例1〜3の防錆顔料A−F(Dを除く)の
それぞれを用い、表1の接着剤配合に準じて同様に多種
の接着剤を調製し、これらの防錆性評価として塩水噴霧
および複合腐蝕試験を行った。いずれも塩水噴霧条件で
は界面又は下地に発錆はなく、また複合腐蝕試験では錆
の浸食深さがいずれも0.1 am未満であった。
特許出願人 サンスター技研株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)ビスフェノール型エポキシ樹脂とブタジエン
    −アクリロニトリル−(メタ)アクリル酸共重合体を反
    応させたゴム変性エポキシ樹脂、 (B)ウレタン変性エポキシ樹脂、 (C)潜在性硬化剤、および (D)オルトリン酸アルミニウムと亜鉛化合物とからな
    る防錆顔料、またはメタリン酸アルミニウムと亜鉛化合
    物もしくはホウ酸化合物あるいはアルカリ土類金属化合
    物またはこれらの混合物とからなる防錆顔料 から成る接着剤であつて、ゴム変性エポキシ樹脂(A)
    とウレタン変性エポキシ樹脂(B)の配合重量比が1:
    9〜3:1、潜在性硬化剤(C)および防錆顔料(D)
    の配合量がそれぞれ、(A)と(B)の両変性エポキシ
    樹脂との合計量に対して0.1〜30重量%および5〜
    50重量%であることを特徴とする高防錆性付与構造用
    接着剤。 2、ウレタン変性エポキシ樹脂(B)が、ポリテトラメ
    チレンエーテルグリコールとジイソシアネートを反応さ
    せた末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーに
    、水酸基含有エポキシ樹脂を反応させたものである前記
    第1項記載の高防錆性付与構造用接着剤。
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