JPH01141738A - ビニル壁紙の製造方法 - Google Patents

ビニル壁紙の製造方法

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JPH01141738A
JPH01141738A JP62301780A JP30178087A JPH01141738A JP H01141738 A JPH01141738 A JP H01141738A JP 62301780 A JP62301780 A JP 62301780A JP 30178087 A JP30178087 A JP 30178087A JP H01141738 A JPH01141738 A JP H01141738A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は壁紙の製造方法に関する。更に詳しくは模様構
成部分がアンダーカット形状をした高発泡層で形成され
ており、且つ引掻強麿並びに復元性の優れた塩化ビニル
壁紙の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、塩化ビニル壁紙の普及は著しく全壁紙の95%以
上を占め年間3億平方米以上も用いられている。これは
住宅の洋式化に伴う普及と共に、ビニル壁紙自体の装飾
効果の向上に依るところが多い。このビニル壁紙の装飾
効果の向上のひとつに、高発泡化技術による三次元的装
飾効果の確立がある。これらの技術の例として特公昭6
0−36389号。
特公昭60−36390号、特公昭60−36391号
、特公昭62−19773号などの一連同系統の発明、
特公昭62−30904号などの発明がある。
[発明が解決しようとする問題点] 特公昭60−36389号、特公昭60−36390号
、特公昭60−36391号の発明は「紙などの基材面
に発泡性合成樹脂で模様を形成しておき、その、上面に
、前記模様を構成した発泡性合成樹脂の発泡剤よりも分
解温度の高い発泡剤を含有する発泡性合成樹脂層を設け
、全体を加熱して発泡させる」というもので、全体的に
発泡構造となるが、模様形成部は、内部が空洞化する程
に膨出し、高4発泡凸部を形成する結果となる。また特
公昭62−19773号の場合は、[模様形成用の発泡
性合成樹脂を均一なシート状に形成しておき、その上面
に第2の発泡性合成樹脂層を設けた優、発泡抑till
剤人印刷インキで谷染印刷をし、次いで発泡せしめる」
というもので前記と略同様の高発泡模様を有する壁紙が
得られる。
この様にして得られた壁紙は膨出部と非膨出部間に着色
の濃淡感を有する高発泡エンボス効果を有する壁紙とな
るが、第1発泡層(模様形成部)と第2発r&層間の発
泡条件の整合が非常に難しく、常に安定した膨出効果を
得ることが回能である。
更に上記発明による高発泡膨出部はその内部が空洞化し
ているために圧縮に弱く僅かな力で変形し、復元性に乏
しいという欠点を有する。更に上記発明の高発a!!紙
は表面強度が弱く、特に引掻き傷を受は易いという欠点
を持っていた。
また特公昭62−30904号の発明は、発泡性樹脂組
成物を調製しておき、その組成物を紙などの基材表面に
、層の厚い凸部と、層の極端に薄い凹部とを形成する様
に塗布した後、これを加熱・発泡さぼる方法で、前記の
発明と同様高発泡ビニル壁紙を得る為の方法である。こ
の発明の場合、発泡前の発泡性ビニルペースト自体を厚
塗り凸部と薄塗り凹部とになる様に塗布した模、これを
発泡させる手段を用いているので、従来の方法では得ら
れぬ凹凸差の大きい高発泡壁紙が得られるが、凹部にも
発泡性ペースト層が形成されているため、ペースト塗布
後の段階で凸部ペースト層との間で平坦化流動が生じ、
更に、発泡化のゲル化、溶融段階でも、発泡凹凸間で平
坦化流動が生じ、凹部と凸部との境界が極めて不鮮明と
なり、その結果、画然たる立体感を有する高発泡ビニル
壁紙は得られないという欠点を持っていた。また、この
方法による壁紙の表面は前記発明の壁紙と同様、表面強
度特に引掻き強度の弱いものしか得られないという欠点
を有するものであった。
[問題点を解決するための手段] 本発明はかかる背景に鑑みてなされたもので、紙等の裏
打材の上面に直接か、或いは又熱架橋性合成樹脂層を介
して、熱架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペーストを用いて
厚塗り印刷法で各種模様を印刷した後、加熱炉に通し、
該模様部を加熱架橋並びに加熱発泡せしめることを特徴
とするビニル壁紙の製造方法であり、この場合、熱架橋
性発泡性塩化ビニル樹脂ペーストが反応性を有するペー
スト用塩化ビニル樹脂とブロックイソシアネートとを主
成分とする発泡性塩化ビニル樹脂ペーストであることを
特徴とする製造方法であって、発泡凸部が単なる膨出で
はなく、円形に近いアンダーカット状(凸状部の基材接
触部の方が凸状中央部又は凸状先端部よりも、くびれで
いる状態)に形成されており、しかもその膨出凸部が充
分大きく且つ豊かであり、更に引扱きと強度に勝れてい
る高発泡ビニル壁紙を得んとする方法である。
[実施例] 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、裏打材1
は80〜100g/74の坪量を有する厚さ0.10〜
O,t2ammのビニル壁紙用の難燃紙又は、樹脂バイ
ンダーを用いて漉き込み且つ目止処理を施した厚さ0.
15〜0.18m程度の不織布、あるいは薄いビニル層
を積層した織布などを用いる。
これら裏打材1上への熱架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペ
ースト3の厚塗り印刷は、裏打材が紙や不織布の場合は
その侭直接に印刷するか、或いは熱架橋性合成樹脂11
2を介して印刷され、上記の織布の場合には薄いビニル
層の上に熱架橋性合成樹脂層を設けた二層構造として該
ペーストを印刷する。
熱架橋性合成樹脂JI2は後述する熱架橋性発泡性塩化
ビニル樹脂ペースト3から、発泡剤を除いた非発泡性の
熱架橋性塩化ビニル樹脂ペーストを用いても良く、また
別種の熱架橋性合成樹脂層であっても良く、要するに熱
架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペースト3模様が加熱→ゲ
ル、化→溶融→発泡する際にこの合成樹!11112が
溶融せず、その結果、発泡模様部3′を平坦化流動せし
めることのない層であれば良い。紙や不織布単体の場合
は発泡模様部の平坦化流動が生じないので第5図に示す
ようにアンダーカット状模様3′を形成させることが可
能となるが、第6図のように非架橋性合成樹脂JI2’
を用いた場合は発泡模様部の平坦化流動が生じ、アンダ
ーカット状部分のない発泡模様3”しか得られない。
本発明に使用する熱架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペース
ト3は分子鎖中に水i!基(−on)、カルボキシ基(
−C0OH)などの反応基を有する、所謂「反応性塩化
ビニル樹脂」を主成分とするもので、この様な塩化ビニ
ル樹脂としては三菱化成ビニル工業(社)の「ビ二カP
−1’00Jが著名であり、この樹脂は水酸基を含有し
ている。本発明の場合、これら反応性塩化ビニル樹脂単
独での使用を標準とするが、通常のペースト用塩化ビニ
ル樹脂との併用も、増量又は反応性の緩和の点で、しば
しば有効であり、反応性樹脂と一般用樹脂との併用比率
は50:50〜100:Oの範囲で可変である。可塑剤
はDOpが一般的で難燃性が要求される場合はDopと
の併用でTepなどの難燃性可塑剤を用い、アゾジカル
ボンアミドなどの熱分解/!!発泡剤を加えたものを基
本とする。この場合、増量用塩化ビニル樹脂として懸m
重合樹脂を20〜50%の範囲で使用する事も任意に選
択されるべきである。
発泡性塩化ビニル樹脂ペーストを熱架橋性にするには塩
化ビニル樹脂ペーストと相溶性を有し、且つそれ自体が
熱架橋性を有する反応性液状ポリマーを発泡性塩化ビニ
ル樹脂ペーストに添加する。
これらの反応性液状ポリマーとしては、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタンなどがあり、適
宜選択して使用することが出来る。
その選択基準としては、塩化ビニル樹脂ペースト中に任
意の割合で添加することが出来、この混合物が常温で相
分離や架橋反応などを生ぜず、180℃〜230℃の温
度範囲で、しかも30秒〜180秒の範囲で熱架橋し、
しかも、その架橋が高発泡化が可能な程度の、ゆるい架
橋であること、などがあげられる。この様な反応性液状
ポリマーにブロックイソシアネートが挙げられる。ブロ
ックイソシアネートは、イソシアネート化合物にアルコ
ール類、フェノール類、ε−カプロラクタム、オキシム
類、活性メチレン化合物類などの活性水素化合物(ブロ
ック剤)を反応させたもので、イソシアネート化合物と
しては高温度でも揮発性の低いポリイソシアネートプレ
ポリマーを用いた常温では安定なブロックインシアネー
トが適している。
これらのブロックイソシアネートは資料として既に用い
られているが、塩化ビニル樹脂ペーストに混合した場合
、上記の選択基準を全て満足する熱架橋性発泡性塩化ビ
ニル樹脂ペーストが得られる。非発泡性熱架橋性合成樹
脂112の場合も、このブロックイソシアネートと塩化
ビニル樹脂ペーストとの混合物を用いる事も出来る。
これらのブロックイソシアネートは通常、ゴム状固体の
形態をとるが本発明に用いるブロックイソシアネートは
フタル酸エステルやアジピン酸エステルなどの、塩化ビ
ニル樹脂用可塑剤として一般に使用されている液状可塑
剤を溶媒とした溶液の形で用いるのが好ましい。これら
の形の溶液としてタケネートB B15N (成田薬品
工業)、アゾスター200(三菱化成ビニル工業)など
がある。その1例として第1表にアゾスター200の特
性を示す。
本発明の熱架橋性Ra性塩化ビニル樹脂ペーストは、厚
塗り印刷模様部3が、塗布8時の厚塗り形状、例えば第
3図のように、半円形状が流れて平坦化することなく半
円形を保持した侭、ゲル化され、且つ溶融→発泡した場
合、形成されたアンダーカット構造を、ブロックイソシ
アネートの架橋作用と相俟つて形崩れせずに保持する為
のチクソトOビック剤の添加も有用である。この様なチ
クソトロビック剤の例としてアタパルガス粘土、ベント
ナイト、カオリンクレーなどが知られている。
これらの添加量は概ね、2,0〜5.0PHRで良い。
またこれらの成分は炭酸カルシウムなどの無機質充填剤
を併用する場合、非常に有効となる。
これらの各成分の他に粘度を安定させるための配合剤が
添加される。この様な配合剤は一般に減粘剤と呼ばれて
おり、その主成分はミネラルスピリットの様な鉱油成分
に界面活性剤を混入したものである。
この様な各成分を配合して得られた塩化ビニル樹脂ペー
ストはB型粘度附(。ローター#6.20 RPM)で
概ね5000〜20,0OOcps 、より好適には9
.000〜10.000 eps程度とし、スクリーン
法、又はレリーフ・プリント法などに代表される凹部の
深いグラビヤ法により模様状塗布部の塗布厚が0.3〜
0.5am程度、より好適には0.4Mの厚さになるよ
う、スクリーン版の厚さ及び彫刻深さの印刷ロールを用
いる。
本発明の実施における印刷模様は本質的には任意の模様
が採用できるが、発泡後の膨出凸部がアンダーカット状
でしかも豊かな高発泡構造になることにより壁紙全体と
しての極めて特異な立体感を与えることが出来ることか
ら、模様を構成している部分が相互に■成る程度の距離
を保っていること(狭い間隔の場合は発泡時に融着現象
が生じ第7図の構造のようにアンダーカット構造になら
ない)、■成る程度の幅又は面積を持った直線。
曲線又は点、あるいはこれらの組合せによる模様である
こと、■上記■、■を満足し且つ連続的印刷加工が可能
なこと、などの諸点から縞模様、格子模様、入子菱など
の直線の組合わせによる模様。
たて湧模様、よろけ縞模様、前向波模様などの曲線の組
合せによる模様、或いはこれら直線と曲線との組合せ模
様、もしくは玉石形模様、霞模様。
菊菱模様、シェパードチェック模様、ハウンドトウス模
様など多数の点状、又は面状模様部の集合模様などの模
様が適している。勿論、これらの模様呼称は、わが国の
伝統的呼称であって欧米や近代デザインにおける呼称と
は異なることは当然であるが、その模様の構成9組合わ
せ等は呼称によって限定されるものでないことは明らか
である。
印刷模様部は必要に応じて任意に着色することも可能で
あり、裏打材1の着色、彩色、印刷色と別種の色に着色
すること、及び複数種の着色模様、即ち多色刷りするこ
とは任意に行われるべきである。
印刷模様部の発泡倍率は発泡後の膨出凸部の強度、立体
感及び陰翳感などの特性上極めて重要であり、概ね5〜
15倍、好ましくは8〜9倍程度が良い。この発泡倍率
は基本的にはアゾジカルボンアミドなどの発泡剤の量に
依存するが、熱架橋性ポリマーの種類と添加量、発泡条
件などによっても左右される。また用いる模様の種類に
よっても最適倍率が異ってくるので、どの程度の倍率が
良いかは、前記の要件を実験により確認の上決定すべき
であろう。
次に本発明の具体的態様を詳述する。
[実施例1] 第1図〜第4図 一工程1− 裏打材の準備 (配合1)             重岱部本1 反応性ペースト用塩化ビニル樹脂 P−10070一般
用ペースト用塩化ビニル樹脂ゼオン25*2300op
                         
    50Tcp                
             10Ba−Zn系安定剤 
             3重質炭酸カルシウム  
          80ブロツクイソシアネート11
33 傘1 三菱化成ビニル工業(社)製 p = 1300
$2 日本ゼオン(社)製     P=850is3
  三菱化成ビニル工業(社)製 アゾスター配合(1
)による配合物をシグマ−ブレード形混練機で混合し、
減粘剤を加えて9000cpsの粘度のペーストを調製
する。このペーストをバーコーターにより、重量が80
9/ゴ、厚さ0.12鵬の外燃紙1上に0.08.厚に
塗布した後、145℃中のオーブン中で1分間加熱し、
ペースト塗布層2を半ゲル化・固化させる。
一工稈2− 模様の印刷及び固化 (配合2)            部ビニカ P−1
0070 ゼオン2530 Dop              s。
TCp              10発泡用Ba−
Zn系安定剤    3 発泡剤 ADCA*15 アゾスター2003 重質炭酸カルシウム     20 チクソトロビツク剤923 白色顔料(ペースト状)   5 本1 水和化成(社)  MCl3 アゾジカルボンアミド 傘2 米国 Floridln (社)製Hinuge
l  400 配合(2)による配合物を前記工程と同じ方法でペース
トを調整し、減粘剤を加えて9000 cpsの粘度に
調整する。真空脱泡後工程で得た裏打材上に〇−タリー
スクリーン法で、塗布厚が0.5M。
裏打材への塗布幅2厘で間隔がBamの縞模様3を印刷
した後、145℃の加熱炉中で1分間加熱し、印刷模様
部を、半ゲル化・固化せしめる。
−工程3= 発泡 次いで上記工程2の印刷品を230℃の加熱炉中で1分
間加熱発泡・架橋した後、空冷し、冷却ロールで冷却し
た。得られた製品は、はぼ第1図並びに第4図に示した
模式図の発泡模様3′のように円形状でアンダーカット
状の膨出凸条が得られた。膨出凸条部3′の厚さは約3
mで凸条間隔が約3mの立体感、ボリューム感及、び耐
傷性のすぐれた高発泡塩ビ壁紙が得られた。
(比較例1)・・・第6図 実施例1と同様の難燃紙1を用い、この上面に、配合(
1)からブロックイソシアネートを除いた非架橋性塩化
ビニルペースト112’を設けた以外は全て実施例1と
同じ方法で高発泡壁紙を得た。
この壁紙の高発泡印刷膨出部3”はアンダーカットとな
らず、実施例1の膨出部3′に較べ、著しく見劣る外観
を呈していた。
(比較例2)・・・第7図 配合(2)からブロックイソシアネートを除いた以外は
、実施例1と同様の方法で塩ビ壁紙を調製した。発泡1
14は発泡時の溶融により流動し、平坦化現象を呈し、
実施例1の壁紙に較べ著しく見劣る外観を呈してた。
(実施例2)・・・第5図 裏打材として実施例1の難燃紙1のみの構造のものを用
いた他は実施例1と同様の方法で高発泡塩ビ壁紙を得た
。幾分難燃紙が黄ばんでいた他は、実施例1と同様の立
体感、ボリューム感及び耐傷性のすぐれた壁紙であった
[発明の効果] 本発明の方法の第1の特徴はアンダーカット状でかつ円
形状の断面構造を有する高発泡壁紙が得られる点にあり
、外観、即ち立体感、ボリューム感にすぐれた壁紙が得
られる。
従来、この種のアンダーカットで断面円形状のものを単
純な印刷法で得ることは不可能とされていたが、本発明
により簡単に得られる。
本発明の方法の第2の特徴は発泡模様が熱架橋高発泡層
で構成されているため、弾力性(ボリューム感)に富み
、且つ耐傷性のすぐれた壁紙が得られる点にある。
従来高発泡塩ビ壁紙に耐傷性を付与せんとする場合は発
泡前又は発泡後にアクリル塗料など硬質で耐個性の樹脂
を塗布する必要があるが、本発明の壁紙ではこれらは全
く不要である。
本発明の方法の第3の特徴は上記第1及び第2の特徴を
有する高発泡塩ビ壁紙が11紙などの裏打材の上面に直
接か、或いは又熱架橋性合成樹脂層を介して熱架橋性発
泡性塩化ビニル樹脂ベーストを用いて厚塗り印刷法で印
刷した後、加熱発泡させる、という比較的簡単な方法で
得られる点にある。裏打材又は発泡模様部への熱架橋性
の付与は反応性ペースト用塩化ビニル樹脂とブロックイ
ソシアネートとの組合せという比較的容易な方法で行え
るので、特殊な装置、薬品、工程が全く不要であり、そ
の結果、すぐれた立体感とボリューム感及び耐傷性を有
する壁紙を安価に且つ大量に提供することが可能となる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明ビニル壁紙の製造方法の実施の一例を示す
もので、第1図は製造されたビニル壁紙の斜視図、第2
図乃至第4図は製造工程における断面図、第5図は他の
実施例の断面図、第6図及び第7図は比較例の断面図で
あり、図中(1)は裏打材、(2)は熱架橋性合成樹脂
層、(3)は熱架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペースト、
(3′)は発泡模様部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙などの裏打材1の上面に直接か、或いは又熱架
    橋性合成樹脂層2を介して、熱架橋性発泡性塩化ビニル
    樹脂ペースト3を用いて厚塗り印刷法で各種模様を印刷
    した後、加熱炉に通し、該模様部を加熱架橋並びに加熱
    発泡せしめることを特徴とするビニル壁紙の製造方法。
  2. (2)熱架橋性発泡性塩化ビニル樹脂ペーストが反応性
    を有するペースト用塩化ビニル樹脂とブロックイソシア
    ネートとを主成分とする発泡性塩化ビニル樹脂ペースト
    であることを特徴とする前記第1項記載のビニル壁紙の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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