JPH0114026B2 - - Google Patents
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- JPH0114026B2 JPH0114026B2 JP56003413A JP341381A JPH0114026B2 JP H0114026 B2 JPH0114026 B2 JP H0114026B2 JP 56003413 A JP56003413 A JP 56003413A JP 341381 A JP341381 A JP 341381A JP H0114026 B2 JPH0114026 B2 JP H0114026B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は模様に同調した凹凸を有する化粧材の
製造方法に関するものであり、詳しくは凹凸の付
与と同時に模様の転写を行なうものである。
製造方法に関するものであり、詳しくは凹凸の付
与と同時に模様の転写を行なうものである。
エンボス板を用いて凹凸模様を有する化粧材を
製造する方法は種々提案されているが、模様と凹
凸とを同調させることができない為に意匠性の点
において満足のできるものが得られなかつた。
製造する方法は種々提案されているが、模様と凹
凸とを同調させることができない為に意匠性の点
において満足のできるものが得られなかつた。
そこで、エンボス板の凸部のみ又は凹部のみに
着色剤を付着させてエンボスと同時に部分的な着
色を行なういわゆる谷染め又は山染めの手法が考
えられたが、この方法では化粧材の凸部のみある
いは凹部のみに着色するだけで、凹凸表面に模様
を転写形成することはできなかつた。
着色剤を付着させてエンボスと同時に部分的な着
色を行なういわゆる谷染め又は山染めの手法が考
えられたが、この方法では化粧材の凸部のみある
いは凹部のみに着色するだけで、凹凸表面に模様
を転写形成することはできなかつた。
本発明は以上のような欠点を解消し、エンボス
と同時に化粧材表面に任意の模様層を転写形成す
ることによつて、より立体感のある化粧材を製造
しようとするものである。
と同時に化粧材表面に任意の模様層を転写形成す
ることによつて、より立体感のある化粧材を製造
しようとするものである。
以下本発明を図面に従つて詳細に説明する。
まず第１図に示すように、被印刷材１の片面に
その被印刷材に対して接着性を有するインキ２と
離型性を有するインキ３とを用いて所望の模様４
を形成する。この模様は、第１図の様に被印刷材
１の表面に接着性を有するインキ２を施した部分
と離型性を有するインキ３を施した部分及び非印
刷部分ができるように設けても良いし、第２図に
示すように接着性を有するインキ２と離型性を有
するインキ３とで被印刷材１表面を全部覆うよう
に設けても良い。又、第３図に示すように、接着
性を有するインキ２を施した部分を含めて被印刷
材１の全面に離型性を有するインキ３を施すこと
もできる。この場合には接着性を有するインキ２
の被膜と離型性を有するインキ３の被膜とが剥離
可能なように各々のインキ組成を決定するか、あ
るいは両被膜の間に剥離剤を塗布しておくと良
い。なお、第３図では離型性を有するインキ３の
上に更に任意のインキ５で刷り重ねている。
その被印刷材に対して接着性を有するインキ２と
離型性を有するインキ３とを用いて所望の模様４
を形成する。この模様は、第１図の様に被印刷材
１の表面に接着性を有するインキ２を施した部分
と離型性を有するインキ３を施した部分及び非印
刷部分ができるように設けても良いし、第２図に
示すように接着性を有するインキ２と離型性を有
するインキ３とで被印刷材１表面を全部覆うよう
に設けても良い。又、第３図に示すように、接着
性を有するインキ２を施した部分を含めて被印刷
材１の全面に離型性を有するインキ３を施すこと
もできる。この場合には接着性を有するインキ２
の被膜と離型性を有するインキ３の被膜とが剥離
可能なように各々のインキ組成を決定するか、あ
るいは両被膜の間に剥離剤を塗布しておくと良
い。なお、第３図では離型性を有するインキ３の
上に更に任意のインキ５で刷り重ねている。
次に、基材６の上に硬化型樹脂７を塗布し、未
硬化の内に前記の模様を形成した被印刷材をその
印刷面を樹脂塗布面に向けて重ね合わせ、次いで
加熱、紫外線照射等の手段によつて樹脂を硬化さ
せる。硬化後被印刷材１を剥離すると、第４図〜
第６図に示す様に接着性を有するインキ２は被印
刷材１に付着したまま樹脂層表面から除去され、
離型性を有するインキ３は樹脂層表面に転移す
る。又、接着性を有するインキ２に対応する部分
は凹部８となる。
硬化の内に前記の模様を形成した被印刷材をその
印刷面を樹脂塗布面に向けて重ね合わせ、次いで
加熱、紫外線照射等の手段によつて樹脂を硬化さ
せる。硬化後被印刷材１を剥離すると、第４図〜
第６図に示す様に接着性を有するインキ２は被印
刷材１に付着したまま樹脂層表面から除去され、
離型性を有するインキ３は樹脂層表面に転移す
る。又、接着性を有するインキ２に対応する部分
は凹部８となる。
なお、インキの選択によつては硬化型樹脂７の
表面に浸透させることも可能である。
表面に浸透させることも可能である。
被印刷材１としては、ポリエチレンフイルム、
ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイル
ム、ポリビニルアルコールフイルム、紙の表面に
ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等をコートし
た離型紙や紙と上記プラスチツクフイルムをラミ
ネートしたシート及び以上の被印刷材を２層以上
積層した多層シートが用いられ、必要に応じてコ
ロナ放電処理等の表面処理を施すこともできる。
ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイル
ム、ポリビニルアルコールフイルム、紙の表面に
ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等をコートし
た離型紙や紙と上記プラスチツクフイルムをラミ
ネートしたシート及び以上の被印刷材を２層以上
積層した多層シートが用いられ、必要に応じてコ
ロナ放電処理等の表面処理を施すこともできる。
被印刷材に対して接着性を有するインキ２とし
ては、ウレタン系、アクリルウレタン系、エポキ
シウレタン系、その他のインキが、離型性を有す
るインキ３としては、セルロース系、アルキツド
系、塩化ビニル系、アクリル系、メラミン系、そ
の他のインキが使用できる。
ては、ウレタン系、アクリルウレタン系、エポキ
シウレタン系、その他のインキが、離型性を有す
るインキ３としては、セルロース系、アルキツド
系、塩化ビニル系、アクリル系、メラミン系、そ
の他のインキが使用できる。
基材６としては塩化ビニルフイルム、ABSフ
イルム、スチロールフイルム、アクリルフイル
ム、変成オレフイン系フイルム等の樹脂フイル
ム、紙、木質板、コイル状又はシート状の金属
板、下燃板、その他が使用できる。
イルム、スチロールフイルム、アクリルフイル
ム、変成オレフイン系フイルム等の樹脂フイル
ム、紙、木質板、コイル状又はシート状の金属
板、下燃板、その他が使用できる。
硬化型樹脂７としては、紫外線硬化型、熱硬化
型等の樹脂が使用できる。なお紫外線硬化型樹脂
を用いた場合には被印刷材は透明なものを使用す
る必要がある。
型等の樹脂が使用できる。なお紫外線硬化型樹脂
を用いた場合には被印刷材は透明なものを使用す
る必要がある。
以上のような本発明の方法によれば以下のよう
な効果を得ることができる。
な効果を得ることができる。
エンボスと模様の転移を同時に行なうことが
できる。
できる。
エンボス用の凸部を印刷手法によつて形成す
る為、微細な凹凸を形成することができる。
る為、微細な凹凸を形成することができる。
転移させる模様は化粧材表面の一部分でも全
面でも任意に設計できる。
面でも任意に設計できる。
実施例 １
表面をコロナ放電処理した厚さ20μのポリプロ
ピレンフイルムの片面にチーク柄木目模様をグラ
ビア印刷方式で印刷する。このとき、まず導管部
のみをウレタン系インキを用いて印刷し、充分乾
燥した後導管部を含む総ての模様を酢酸セルロー
ス系インキを用いて印刷する。
ピレンフイルムの片面にチーク柄木目模様をグラ
ビア印刷方式で印刷する。このとき、まず導管部
のみをウレタン系インキを用いて印刷し、充分乾
燥した後導管部を含む総ての模様を酢酸セルロー
ス系インキを用いて印刷する。
次に厚さ200μの着色塩化ビニルフイルムの片
面にアクリル系紫外線硬化型樹脂を20μの厚さに
塗布し、直ちにその上に前記のポリプロピレンフ
イルムをその印刷面を下にして重ね合わせ、次い
で紫外線を照射して樹脂を硬化させる。硬化後ポ
リプロピレンフイルムを剥離させると導管部が凹
んだ同調エンボス化粧シートが得られた。
面にアクリル系紫外線硬化型樹脂を20μの厚さに
塗布し、直ちにその上に前記のポリプロピレンフ
イルムをその印刷面を下にして重ね合わせ、次い
で紫外線を照射して樹脂を硬化させる。硬化後ポ
リプロピレンフイルムを剥離させると導管部が凹
んだ同調エンボス化粧シートが得られた。
実施例 ２
樹脂内添紙の片面に増感剤としてベンゾインエ
チルエーテルを含有する不飽和ポリエステル樹脂
を50ｇ／m2塗布し、その上に実施例１で作成した
のと同じポリプロピレンフイルムをその印刷面を
下にして重ね、直ちに紫外線を照射して樹脂を硬
化させた後に酢酸ビニルエマルジヨン系接着剤を
介して厚さ2.7mmの合板に貼合し、次いでポリプ
ロピレンフイルムを剥離して同調エンボス化粧板
を得た。
チルエーテルを含有する不飽和ポリエステル樹脂
を50ｇ／m2塗布し、その上に実施例１で作成した
のと同じポリプロピレンフイルムをその印刷面を
下にして重ね、直ちに紫外線を照射して樹脂を硬
化させた後に酢酸ビニルエマルジヨン系接着剤を
介して厚さ2.7mmの合板に貼合し、次いでポリプ
ロピレンフイルムを剥離して同調エンボス化粧板
を得た。
図面は本発明方法の実施例の一例を示すもので
あつて、第１図〜第３図は本発明に用いるエンボ
ス兼転写用シートの断面図、第４図〜第６図は樹
脂が硬化した後に被印刷材を剥離している状態を
示す説明断面図である。 １……被印刷材、２……接着性を有するイン
キ、３……離型性を有するインキ、４……模様、
５……任意のインキ、６……基材、７……硬化型
樹脂、８……凹部。
あつて、第１図〜第３図は本発明に用いるエンボ
ス兼転写用シートの断面図、第４図〜第６図は樹
脂が硬化した後に被印刷材を剥離している状態を
示す説明断面図である。 １……被印刷材、２……接着性を有するイン
キ、３……離型性を有するインキ、４……模様、
５……任意のインキ、６……基材、７……硬化型
樹脂、８……凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 被印刷材の片面にその被印刷材に対して接着
性を有するインキと離型性を有するインキとを用
いて所望の模様を形成し、該被印刷材を硬化型樹
脂を塗布した基材の上にその模様面を向けて重ね
合わせ、次いで硬化型樹脂を硬化させた後に被印
刷材を剥離することによつて、被印刷材に対して
接着性を有するインキに対応する部分を凹部とす
ると共にその他の部分を凸部とし、かつ被印刷材
に対して離型性を有するインキを硬化型樹脂の層
の表面に転移あるいは該層の上層部に浸透させる
ことを特徴とする凹凸模様を有する化粧材の製造
方法。 ２ 被印刷材が透明合成樹脂フイルムであり、か
つ硬化型樹脂が紫外線硬化型樹脂であることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の凹凸模様を
有する化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56003413A JPS57116643A (en) | 1981-01-13 | 1981-01-13 | Manufacture of decorative material with uneven pattern |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56003413A JPS57116643A (en) | 1981-01-13 | 1981-01-13 | Manufacture of decorative material with uneven pattern |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57116643A JPS57116643A (en) | 1982-07-20 |
| JPH0114026B2 true JPH0114026B2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=11556690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56003413A Granted JPS57116643A (en) | 1981-01-13 | 1981-01-13 | Manufacture of decorative material with uneven pattern |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57116643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4279431A1 (en) | 2022-05-18 | 2023-11-22 | Hitachi Building Systems Co., Ltd. | Robot, control device, elevator system, and control method |
-
1981
- 1981-01-13 JP JP56003413A patent/JPS57116643A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4279431A1 (en) | 2022-05-18 | 2023-11-22 | Hitachi Building Systems Co., Ltd. | Robot, control device, elevator system, and control method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57116643A (en) | 1982-07-20 |
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