JPH0738934Y2 - 浮出し印刷物 - Google Patents
浮出し印刷物Info
- Publication number
- JPH0738934Y2 JPH0738934Y2 JP1990072563U JP7256390U JPH0738934Y2 JP H0738934 Y2 JPH0738934 Y2 JP H0738934Y2 JP 1990072563 U JP1990072563 U JP 1990072563U JP 7256390 U JP7256390 U JP 7256390U JP H0738934 Y2 JPH0738934 Y2 JP H0738934Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- printing
- embossing
- embossed
- printed matter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Toys (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案はシール印刷物などとして簡単に商品へ貼り付
けることができ、特にあたりやはずれ、おまけ、クーポ
ン券といった商品の販売促進の目的で使用されるシール
印刷物として適した浮出し印刷物に関するものである。
けることができ、特にあたりやはずれ、おまけ、クーポ
ン券といった商品の販売促進の目的で使用されるシール
印刷物として適した浮出し印刷物に関するものである。
［従来の技術］ 従来、あたりやはずれ、おまけ、クーポン券といった商
品の販売促進の目的で使用されるシール印刷物として
は、第２図のようにあたりやはずれを印刷基材12上に印
刷した印刷層11に、さらにシリコン被膜等で剥離処理を
した透明シート13と、その上に不透明被膜14を粘着剤15
で貼り合わせた剥離層10とを積層したものがあり、上記
剥離層10を剥離処理をした透明シート13部分からはがし
て印刷層11上の印刷内容を確認できるようになってい
る。16は粘着剤17を介して印刷層11の下面に貼り合わせ
た剥離紙である。
品の販売促進の目的で使用されるシール印刷物として
は、第２図のようにあたりやはずれを印刷基材12上に印
刷した印刷層11に、さらにシリコン被膜等で剥離処理を
した透明シート13と、その上に不透明被膜14を粘着剤15
で貼り合わせた剥離層10とを積層したものがあり、上記
剥離層10を剥離処理をした透明シート13部分からはがし
て印刷層11上の印刷内容を確認できるようになってい
る。16は粘着剤17を介して印刷層11の下面に貼り合わせ
た剥離紙である。
また、第３図のように印刷基材22上にあたりやはずれを
印刷した印刷層21にスクリーン印刷などにより、簡単に
剥がせる銀色インクなどでベタ刷りをかけてその文字な
どを隠蔽してしまったものや、同様に箔押形式でアルミ
ニュームなどの蒸着膜を軽く印刷面へ接着させて隠蔽し
たものなどがある。そして、それらの薄膜23を硬貨や爪
などでかき落とすことにより、中の印刷層21が現われる
ようになっている。24は粘着材25を介して印刷層21の下
面に貼り合わせた剥離紙である。
印刷した印刷層21にスクリーン印刷などにより、簡単に
剥がせる銀色インクなどでベタ刷りをかけてその文字な
どを隠蔽してしまったものや、同様に箔押形式でアルミ
ニュームなどの蒸着膜を軽く印刷面へ接着させて隠蔽し
たものなどがある。そして、それらの薄膜23を硬貨や爪
などでかき落とすことにより、中の印刷層21が現われる
ようになっている。24は粘着材25を介して印刷層21の下
面に貼り合わせた剥離紙である。
［考案が解決しようとする問題点］ しかしながら前者のものは一層目をはがすことによって
簡単に二層目に印刷された結果がわかってしまうと同時
に、そのシール印刷物を製造するに当たり印刷工程が大
変複雑で、コスト的にも問題があった。
簡単に二層目に印刷された結果がわかってしまうと同時
に、そのシール印刷物を製造するに当たり印刷工程が大
変複雑で、コスト的にも問題があった。
また、これらの手段は商品が店頭にある間に簡単に上述
のような印刷面を見る作業ができるため、不正を招きや
すかった。
のような印刷面を見る作業ができるため、不正を招きや
すかった。
この考案は、従来例の以上の欠点を解消しようとするも
ので、上記不正を防止できるとともに、美しい外観を有
する浮出し印刷物を提供しようとするものである。
ので、上記不正を防止できるとともに、美しい外観を有
する浮出し印刷物を提供しようとするものである。
［問題点を解決するための手段］ すなわちこの考案の浮出し印刷物は、印刷基材の上に、
盛り上げ印刷またはエンボシング印刷を施した印刷層を
一または二以上積層して形成した浮出し層と、その上に
は最上層として、一定の押圧力によらなければ下層の浮
出し層の凹凸が現出しない程度の硬度を有する不透明な
無地の被膜を、下層の浮出し層の凹凸が現出しないよう
平滑に積層したことを特徴とするものである。
盛り上げ印刷またはエンボシング印刷を施した印刷層を
一または二以上積層して形成した浮出し層と、その上に
は最上層として、一定の押圧力によらなければ下層の浮
出し層の凹凸が現出しない程度の硬度を有する不透明な
無地の被膜を、下層の浮出し層の凹凸が現出しないよう
平滑に積層したことを特徴とするものである。
またこの考案の浮出し印刷物は、印刷基材の上に、盛り
上げ印刷またはエンボシング印刷を施した印刷層を一ま
たは二以上積層して形成した浮出し層と、その上には最
上層として、一定の押圧力によらなければ下層の浮出し
層の凹凸が現出しない程度の硬度を有する不透明な無地
の被膜を、下層の浮出し層の凹凸が現出しないよう平滑
に積層し、さらに印刷基材の下に、最下層として剥離シ
ートによって被覆された粘着層を形成することにより、
多様なものへ貼り付けられるようにしたことも特徴とし
ている。
上げ印刷またはエンボシング印刷を施した印刷層を一ま
たは二以上積層して形成した浮出し層と、その上には最
上層として、一定の押圧力によらなければ下層の浮出し
層の凹凸が現出しない程度の硬度を有する不透明な無地
の被膜を、下層の浮出し層の凹凸が現出しないよう平滑
に積層し、さらに印刷基材の下に、最下層として剥離シ
ートによって被覆された粘着層を形成することにより、
多様なものへ貼り付けられるようにしたことも特徴とし
ている。
［作用］ この考案に係る浮出し印刷物は以上のように構成したの
で、予めまったく印刷内容が予測できない上、鉛筆など
で塗りつぶす過程で塗られていく面積が拡がるに連れて
全体像が浮び上がってくるという面白さがある。
で、予めまったく印刷内容が予測できない上、鉛筆など
で塗りつぶす過程で塗られていく面積が拡がるに連れて
全体像が浮び上がってくるという面白さがある。
また、特にその場で結果が分かる抽せん券としての用途
において、鉛筆などで塗りつぶすことによってはじめて
結果が現われるという軽い作業を伴なうため、期待感が
感じられてプレミアムシールの新しい利用分野を拡げる
ことができる。
において、鉛筆などで塗りつぶすことによってはじめて
結果が現われるという軽い作業を伴なうため、期待感が
感じられてプレミアムシールの新しい利用分野を拡げる
ことができる。
［実施例］ 次にこの考案に係る浮出し印刷物の一実施例を図面に基
いて説明する。
いて説明する。
第１図において、１は印刷基材２上に盛り上げ印刷また
はエンボシング印刷によって形成した浮出し層である。
はエンボシング印刷によって形成した浮出し層である。
この浮出し層１は、印刷基材２上に同じ位置へ複数回シ
ルクスクリーン印刷等の手段で印刷することによって厚
膜化することができる。また、発泡性インクやUV（紫外
線硬化型）インク等の、１回の印刷で厚膜の印刷塗膜を
形成することができる印刷素材を使用してもよい。
ルクスクリーン印刷等の手段で印刷することによって厚
膜化することができる。また、発泡性インクやUV（紫外
線硬化型）インク等の、１回の印刷で厚膜の印刷塗膜を
形成することができる印刷素材を使用してもよい。
なお、この浮出し層１を形成した印刷基材２は、多層に
形成してより複雑な浮出し模様を得ることができる。
形成してより複雑な浮出し模様を得ることができる。
上記浮出し層１上には、不透明な無地の被膜３が簡単に
はがせないように貼り合わされている。この被膜３とし
ては上記浮出し層１の浮出し模様が確実に見えなければ
種類を問うものではないが、一定の押圧力によらなけれ
ば下層の浮出し層の凹凸が現出しない程度の硬度を有す
るものであることが必要であるとともに、後に鉛筆で浮
出し層１をなぞることができるよう筆記可能なものであ
ることが必要である。この意味から薄い紙類が好適に使
用できる。
はがせないように貼り合わされている。この被膜３とし
ては上記浮出し層１の浮出し模様が確実に見えなければ
種類を問うものではないが、一定の押圧力によらなけれ
ば下層の浮出し層の凹凸が現出しない程度の硬度を有す
るものであることが必要であるとともに、後に鉛筆で浮
出し層１をなぞることができるよう筆記可能なものであ
ることが必要である。この意味から薄い紙類が好適に使
用できる。
浮出し層１の最下層は剥離シート４によって被覆された
粘着層５とすることにより、多様なものへ貼り付けられ
るようになっている。
粘着層５とすることにより、多様なものへ貼り付けられ
るようになっている。
上記構造の浮出し印刷物はシール印刷機を使って１ライ
ンの作業として簡易迅速に最終製品まで仕上げることが
できる。すなわち、粘着層５を介して剥離シート４を貼
り合わせた印刷基材２に所定回数のスクリーン印刷を行
なって必要な絵柄を形成し、次の工程で不透明な無地の
被膜３を貼り合わせ、さらに必要に応じて被膜３上に注
意書や説明等の印刷をしたのち抜き型で型抜きを行なう
という連続工程である。したがって、従来のものと同等
ないしそれ以下のコストで製品を提供することができ
る。もちろん、上記連続工程によらずに製造することも
可能である。
ンの作業として簡易迅速に最終製品まで仕上げることが
できる。すなわち、粘着層５を介して剥離シート４を貼
り合わせた印刷基材２に所定回数のスクリーン印刷を行
なって必要な絵柄を形成し、次の工程で不透明な無地の
被膜３を貼り合わせ、さらに必要に応じて被膜３上に注
意書や説明等の印刷をしたのち抜き型で型抜きを行なう
という連続工程である。したがって、従来のものと同等
ないしそれ以下のコストで製品を提供することができ
る。もちろん、上記連続工程によらずに製造することも
可能である。
得た浮出し印刷物は、最上層の被膜３を簡単にはがすこ
とができず、被膜３上を鉛筆などの着色材料で塗りつぶ
すことによってのみ浮出し層１の絵柄が最上層において
認識できる印刷物であって、剥離シート４をはがせば多
様なものへ貼り付けられるようになっている。
とができず、被膜３上を鉛筆などの着色材料で塗りつぶ
すことによってのみ浮出し層１の絵柄が最上層において
認識できる印刷物であって、剥離シート４をはがせば多
様なものへ貼り付けられるようになっている。
すなわち図４に示すように、鉛筆７等で再上層の皮膜３
を塗りつぶす際の筆圧が、適度に最上層の皮膜３を押圧
し、下層の浮出し層１の凹凸により最上層の皮膜３に着
色の濃淡が生ずることとなり、浮出し層の凹凸すなわち
絵柄８が現出する原理である。
を塗りつぶす際の筆圧が、適度に最上層の皮膜３を押圧
し、下層の浮出し層１の凹凸により最上層の皮膜３に着
色の濃淡が生ずることとなり、浮出し層の凹凸すなわち
絵柄８が現出する原理である。
もちろん、上記浮出し印刷物は浮出し層１を印刷基材２
上に盛り上げ印刷またはエンボシング印刷によって形成
した状態で使用することができ、印刷基材２として硬質
の紙やプラスチックシートなどを使用することにより、
カードその他の形態として実用に供することが可能であ
る。
上に盛り上げ印刷またはエンボシング印刷によって形成
した状態で使用することができ、印刷基材２として硬質
の紙やプラスチックシートなどを使用することにより、
カードその他の形態として実用に供することが可能であ
る。
［考案の効果］ この考案に係る浮出し印刷物は以上のように構成したの
で、予めまったく印刷内容が予測できない上、鉛筆など
で塗りつぶす過程で塗られていく面積が拡がるに連れて
全体像が浮び上がってくるという意外性に富む面白さが
ある。
で、予めまったく印刷内容が予測できない上、鉛筆など
で塗りつぶす過程で塗られていく面積が拡がるに連れて
全体像が浮び上がってくるという意外性に富む面白さが
ある。
また、特にその場で結果が分かる抽せん券としての用途
において、鉛筆などで塗りつぶすことによってはじめて
結果が現われるという軽い作業を伴なうため、期待感が
感じられてプレミアムシールの新しい利用分野を拡げる
ことができる。
において、鉛筆などで塗りつぶすことによってはじめて
結果が現われるという軽い作業を伴なうため、期待感が
感じられてプレミアムシールの新しい利用分野を拡げる
ことができる。
第１図はこの考案に係る浮出し印刷物の断面図、第２図
および第３図は従来例を示す断面図である。第４図は浮
出し層の絵柄が現出する原理を示す概念図である。 １……浮出し層、２……印刷基材 ３……不透明被膜、４……剥離シート ５……粘着層、６……浮出し印刷物 ７……鉛筆、８……絵柄
および第３図は従来例を示す断面図である。第４図は浮
出し層の絵柄が現出する原理を示す概念図である。 １……浮出し層、２……印刷基材 ３……不透明被膜、４……剥離シート ５……粘着層、６……浮出し印刷物 ７……鉛筆、８……絵柄
Claims (2)
- 【請求項１】印刷基材の上に、盛り上げ印刷またはエン
ボシング印刷を施した印刷層を一または二以上積層して
形成した浮出し層と、その上には最上層として、一定の
押圧力によらなければ下層の浮出し層の凹凸が現出しな
い程度の硬度を有する不透明な無地の被膜を、下層の浮
出し層の凹凸が現出しないよう平滑に積層したことを特
徴とする浮出し印刷物。 - 【請求項２】印刷基材の上に、盛り上げ印刷またはエン
ボシング印刷を施した印刷層を一または二以上積層して
形成した浮出し層と、その上には最上層として、一定の
押圧力によらなければ下層の浮出し層の凹凸が現出しな
い程度の硬度を有する不透明な無地の被膜を、下層の浮
出し層の凹凸が現出しないよう平滑に積層し、さらに印
刷基材の下に、最下層として剥離シートによって被覆さ
れた粘着層を形成することを特徴とする浮出し印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072563U JPH0738934Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 浮出し印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072563U JPH0738934Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 浮出し印刷物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431178U JPH0431178U (ja) | 1992-03-12 |
| JPH0738934Y2 true JPH0738934Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31610606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990072563U Expired - Fee Related JPH0738934Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 浮出し印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0738934Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51121496U (ja) * | 1975-03-22 | 1976-10-01 |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP1990072563U patent/JPH0738934Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431178U (ja) | 1992-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |