JP3073038B2 - 光輝性装飾シートの製造方法 - Google Patents

光輝性装飾シートの製造方法

Info

Publication number
JP3073038B2
JP3073038B2 JP03071473A JP7147391A JP3073038B2 JP 3073038 B2 JP3073038 B2 JP 3073038B2 JP 03071473 A JP03071473 A JP 03071473A JP 7147391 A JP7147391 A JP 7147391A JP 3073038 B2 JP3073038 B2 JP 3073038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
uneven
decorative sheet
resin layer
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03071473A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04307242A (ja
Inventor
広史 岸田
和敬 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP03071473A priority Critical patent/JP3073038B2/ja
Publication of JPH04307242A publication Critical patent/JPH04307242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073038B2 publication Critical patent/JP3073038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装紙、包装袋、包装
箱、壁紙等種々の分野に利用できる光輝性装飾シートの
製造方法に関し、詳しくは、外光が反射されて種々の反
射光模様がシート表面に形成される光輝性装飾シートの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面反射光により意匠的効果を発
揮させる光輝性装飾シートとして、樹脂コート紙などの
基材の表面にアルミ等の金属を蒸着してなるシートが知
られている。
【0003】ところが、この蒸着シートの場合には、均
一な光反射を奏するに過ぎず、反射光自体により模様を
形成するものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、外光が反射されて種々の反射
光模様が表面に形成される光輝性装飾シートを低コスト
で容易に製造するための方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本発明によれば以下の光輝性装
飾シートの製造方法が提供される。この製造方法を図1
〜3にしたがって詳細に説明する。
【0006】すなわち、この製造方法は、シートの表面
層を形成する透明表面ベースフィルム1の裏面に、一定
の規則性を有する所望の凹凸模様を備えた透明凹凸樹脂
層3を、グラビア印刷方式により、塗布・形成し、つい
で、透明凹凸樹脂層3の凹凸裏面に、金属蒸着法によ
り、アルミ等の金属蒸着層4を形成したことを特徴とし
ている。
【0007】図1に示されるように、必要に応じて、透
明表面ベースフィルム1の裏面には、透明凹凸樹脂層3
を形成する前に、絵柄等の印刷層2が形成される。ま
た、必要に応じて、金属蒸着層4の裏面に、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等
の熱接着性樹脂、又は紙や不織布等の腰のある下地層5
が積層される。
【0008】上記透明表面ベースフィルム1は光輝性装
飾シートの表面を形成するものであって、その材料とし
ては、耐熱性、耐摩耗性および強度の大きいものを用い
ることが好ましく、例えば延伸ポリエステル、延伸ポリ
プロピレン、延伸ナイロン、延伸ポリスチレン、セロフ
ァン、ポリカーボネート等のフィルムが好適に用いられ
る。
【0009】透明凹凸樹脂層3の材料、すなわちグラビ
アインキとしては、ニトロセルローズ等の耐熱性の良い
樹脂からなるもの、常温硬化または熱硬化タイプのウレ
タン系の2液硬化性樹脂からなるもの、ないしは紫外線
硬化タイプの樹脂からなるものが使用できるが、アクリ
ル・ウレタン系の樹脂にイソシアネート硬化剤を添加し
た2液熱硬化型樹脂からなるインキが好ましい。
【0010】また、そのインキは印刷時の固形分濃度が
25%−40%と高い程好ましく、2液硬化性樹脂から
なるインキにセルローズ系樹脂を添加すれば、印刷後の
レベリングが少なくなり、且つ、版からのインキの転移
が良くなり、グラビア印刷における版深を深くしてもシ
ャープな凸部の印刷が可能となる利点がある。
【0011】透明凹凸樹脂層3に常温硬化タイプのウレ
タン系の2液硬化性樹脂からなるインキを使用する場合
は、硬化を促進させるためには、印刷完了した巻取りを
35−40℃で保温することが好ましい。
【0012】熱硬化タイプのウレタン系の2液硬化性樹
脂からなるインキを使用する場合は、印刷後に150−
160℃で20−30秒程度の加熱が必要である。ま
た、紫外線硬化タイプの樹脂からなるインキを使用する
場合は、印刷後紫外線を照射することにより即硬化させ
ることができる。
【0013】グラビア印刷における版深と凹凸樹脂層の
高さとの関係は、例えば、版深が110μの場合で、使
用インキ固形分が40%のとき20−25μとなり、使
用インキ固形分が25%のときはレベリングにより凸状
の再現が不十分となり不適であり、版深が80μの場合
で、使用インキ固形分が25%のとき8−12μ、固形
分が40%のとき15−20μとなり、版深が35μの
場合、使用インキ固形分が40%のとき3−5μとな
る。
【0014】このように、凸部3の高さは、使用するグ
ラビア印刷版の深さと、インキの固形分を上記の範囲で
設定することにより任意に変更することができるので、
使用する凹凸の形状により、その形状に適した凸部の高
さに調節することが可能である。
【0015】図2及び3は透明凹凸樹脂層3の凹凸模様
の一例を示している。この例においては、凸部3aおよ
び凹部3bが線状に規則的に配列された模様を示してい
る。
【0016】図4はグラビア印刷の方式を示している。
すなわち、透明表面ベースフィルム1が版胴7と圧胴6
との間に供給され、版胴7の表面のセルに充填されたグ
ラビアインキ、すなわち透明凹凸樹脂層3を形成するた
めの樹脂がフィルム1の片面に印刷されるのである。
【0017】上記製造方法に係る光輝性装飾シートにお
いては、透明凹凸樹脂層の裏面に形成された凹凸模様に
沿った凹凸のある金属蒸着層の鏡面が形成される。した
がって、透明表面ベースフィルム1および透明凹凸樹脂
層3を透過した外光は、金属蒸着層4の鏡面で反射する
とともに、上記凹凸模様に対応した規則的な反射光模様
が形成され、これにより意匠効果が非常に優れたものと
なる。
【0018】上に詳述した製造方法によれば、意匠効果
の優れた光輝性装飾シートを簡単かつ低コストで製造す
ることができる。すなわち、通常一般に考えられる方法
は、透明樹脂層の裏面にエンボスローラを用いてエンボ
ス加工する方法であるが、本発明によれば、このような
エンボス加工は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製造方法により製造された光輝
性装飾シートの要部断面図である。
【図2】 本発明に係る製造方法における透明凹凸樹脂
層の凹凸模様の一例を示す要部断面斜視図である。
【図3】 本発明に係る製造方法における透明凹凸樹脂
層の凹凸模様の一例を示す底面図である。
【図4】 本発明に係る製造方法におけるグラビア印刷
を例示する説明図である。
【符号の説明】
1…透明表面ベースフィルム、2…印刷層、3…透明凹
凸樹脂層、3a…凸部、3b…凹部、4…金属蒸着層、5
…下地層、6…圧胴、7…版胴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 65/18 B65D 65/18 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B65D 65/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明表面ベースフィルム(1)の裏面に、
    多数の平行直線からなる群を複数群、各群の平行線の方
    向性に異なりをもたせて配置してなる凹凸模様を備えた
    透明凹凸樹脂層(3)を、グラビア印刷方式により、塗布
    ・形成し、 透明凹凸樹脂層(3)の凹凸裏面に、金属蒸着法により、
    金属蒸着層(4)を形成したことを特徴とする光輝性装飾
    シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記透明凹凸樹脂層(3)の凹凸模様の凸
    部(3a)の凹部(3b)底面よりの高さ寸法が3〜20μで
    ある、請求項1記載の光輝性装飾シートの製造方法。
JP03071473A 1991-04-04 1991-04-04 光輝性装飾シートの製造方法 Expired - Fee Related JP3073038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03071473A JP3073038B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 光輝性装飾シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03071473A JP3073038B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 光輝性装飾シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04307242A JPH04307242A (ja) 1992-10-29
JP3073038B2 true JP3073038B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=13461627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03071473A Expired - Fee Related JP3073038B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 光輝性装飾シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3073038B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4695561B2 (ja) * 2003-01-10 2011-06-08 三菱レイヨン株式会社 アクリル樹脂フィルム状物、アクリル樹脂積層フィルム、光硬化性アクリル樹脂フィルム又はシート、積層フィルム又はシート、及び、これらを積層した積層成形品
JP5724472B2 (ja) * 2011-03-10 2015-05-27 大日本印刷株式会社 積層体
JP6709018B2 (ja) 2015-02-04 2020-06-10 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 加飾フィルム及びそれと一体化した物品
JP6252620B2 (ja) * 2016-05-17 2017-12-27 大日本印刷株式会社 包装体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04307242A (ja) 1992-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH081895A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JP3073038B2 (ja) 光輝性装飾シートの製造方法
JP2535993B2 (ja) 化粧シ―ト
JP2574558Y2 (ja) 化粧材
JP3139010B2 (ja) 化粧シートおよびその製造方法
JPH06143529A (ja) 装飾表示体およびその製造方法
JP3089781B2 (ja) エンボス化粧材およびその製造方法
JP2784515B2 (ja) 賦形用フィルム及びそれを用いた転写箔
JP3022582B2 (ja) 化粧フィルムとその製造方法
JPH0524147A (ja) 光輝性装飾転写箔及びその製造方法
JP3244188B2 (ja) エンボス化粧シートおよびその製造方法
JP2983251B2 (ja) 化粧シート
JP3237911B2 (ja) 天然木材の持つ照りを有するポリエステル化粧板及びその製造方法
JPH0414447A (ja) 異種の凹凸面部を有するシート
JP2554586Y2 (ja) 光輝性絵付け成型品
JP2000334835A (ja) フィルム貼着印刷物及びその製造方法
JP3275385B2 (ja) 化粧フィルムとその製造方法
JP3034003B2 (ja) 擬似エッチング化粧フィルム及びその製造方法
JP2983250B2 (ja) 化粧シート
JPH0738934Y2 (ja) 浮出し印刷物
JPS58132556A (ja) 化粧材の製造法
JPH03297682A (ja) 印刷物
JPH0736790Y2 (ja) 画像形成体
JPH04135754A (ja) 化粧材
JP2503410Y2 (ja) 画像形成体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees