JPH0736790Y2 - 画像形成体 - Google Patents

画像形成体

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JPH0736790Y2
JPH0736790Y2 JP1988059685U JP5968588U JPH0736790Y2 JP H0736790 Y2 JPH0736790 Y2 JP H0736790Y2 JP 1988059685 U JP1988059685 U JP 1988059685U JP 5968588 U JP5968588 U JP 5968588U JP H0736790 Y2 JPH0736790 Y2 JP H0736790Y2
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image forming
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幸雄 長谷川
和行 原口
系治郎 難波
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Toppan Inc
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、印刷画像の上に、その画素ごとに少しづつ方
向を変化させた微細な万線状凹凸パターンを施した画像
形成体に関する。
[従来の技術] 情報カード等の合成樹脂製基板上にアルミ箔を貼付し、
この上に、画素に合せて少しづつ傾斜角度を変えた微細
な万線状凹凸パターン群を施し、文字等の表示情報を表
わした画像形成体がある。
また、アルミ蒸着紙あるいはアルミ箔を貼付した合成紙
の金属光沢面に絵柄を全面印刷し、この絵柄上に画素ご
とに少しづつ方向を変えてこの絵柄に合せた微細な万線
状凹凸パターン群を施したものもある。
これらの万線状凹凸パターン群は、ワックスラミネート
したアルミ箔の表面上に必要に応じて文字等の所要の情
報、あるいは、絵柄を印刷する。そして、微細な万線状
凹凸パターン群をその方向を少しづつ変化させて所要の
エンボスパターンに形成したプレス板を、その印刷面上
に押圧することにより作製される。このように万線状凹
凸パターンを形成することをオパール加工と称する。
このような画像形成体は、その万線状凹凸パターン群の
方向が少しづつ変化しているため、表面の各万線状凹凸
パターン群で反射された光の反射方向が様々に変化し、
見る方向や角度によって金属光沢の濃淡や輝き、更に印
刷画像に重ねた場合にはこれに加えてインキの色が動的
に変化する。このため、極めて華麗なオパール効果と称
する視覚効果を発揮する。更に、このオパール効果を有
する画像形成体は、プレス板に形成するエンボスパター
ンの製作が非常に難しく、またこの見当合せが非常に難
しいため、基板上に予め形成してある絵柄と共に施した
場合には、第三者が偽造することは困難である。
[考案が解決しようとする課題] しかし、合成樹脂製基体上にアルミ箔を貼付し、この上
にオパール加工を施したものは、この基体が剛性を有
し、複雑な加工が困難なため、それぞれ単純に万線状凹
凸パターンの傾斜角度を変えて背景と文字等の表示情報
を表示するだけの部分的な加工に止まり、絵柄を設ける
こともできなかった。
また、合成紙の金属光沢面に絵柄を全面印刷し、この絵
柄上にオパール加工したものを樹脂基板に貼付すること
により、全面に絵柄を設けることは可能である。この場
合には、オパール加工した合成紙を中央にして上下から
透明な硬質樹脂で接着ラミネートする必要がある。しか
し、このように画像形成体を形成すると、オパール加工
面の凹凸が透明樹脂層で失われ、また、この透明樹脂層
で華麗な視覚効果が弱まる。
本考案は上述に鑑みてなされたもので、剛性を有する基
体上に複雑な情報あるいは人物・風景等の画像に万線状
凹凸パターンを容易に施すことができる画像形成体を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案による画像形成体は、裏面に金属光沢を有するシ
ート状の透明樹脂層と、この透明樹脂層の裏面を内側に
して貼付された基体と、この基体に貼付された透明樹脂
層の表面に印刷された画像と、この画像の少なくとも一
部に重ねて施された所定角度の微細な万線状凹凸パター
ン群とを備えることを特徴とする。
[作用] この画像形成体によれば、透明樹脂層は裏面に金属光沢
を有し、この裏面を内側にして基体に貼付される。この
透明樹脂層の表面に所要の画像が印刷され、この画像に
重ねてオパール加工すなわち画素ごとに少しづつ方向を
変化させた万線状凹凸パターン群が形成される。この金
属光沢の万線状凹凸パターン群は画像の全面に亙って施
すこともでき、見る角度や方向によって画像の濃淡や輝
きを様々に変化する。透明樹脂層はこの光沢をいつまで
も維持し、更に従来のオパール効果以上に華麗な視覚効
果を釀出す。
以下、図面を参照しつつ本考案の実施例を詳細に説明す
る。
[実施例] 第1図は裏面に金属光沢を有する透明樹脂層の断面図を
示し、第2図はこの透明樹脂層を貼付するテレホンカー
ド等の基体の断面図を示す。
本実施例の透明樹脂層1は厚さ10〜30μmの透明なポリ
エチレンテレフタレート(PET)あるいは塩化ビニル樹
脂等の適宜の材質でシート状に形成され、その裏面には
アルミニューム層2が蒸着されている。また、基体3は
厚さ188〜250μmの例えばPETである好適な材質で板状
に形成され、その裏面には磁性層4とこの磁性層を被覆
する銀隠蔽層5とが設けられている。
第3図に示すように、この透明樹脂層1は、裏面のアル
ミニューム蒸着層2を内側にして、接着剤層6を介して
基体3の表面に貼付する。この接着剤層6は6〜12μm
の厚さとし、万線状凹凸パターン群を形成する際のクッ
ション材を形成する。
このように透明樹脂層1を基体3に貼付した後、透明樹
脂層1の表面に人物あるいは風景等の適宜の画像を多色
印刷し、基体3の裏面の銀隠蔽層5に所要の文字等を印
刷する。第4図に示す符号7は画像を印刷したUVインキ
のインキ層を示し、符号8は文字を形成するインキ層を
示す。本実施例のインキ層7はそれぞれ7a乃至7eの領域
で色の異なるインクを用い、全体として多色の絵柄を形
成してある。これらの印刷を行う際に、画像のインキ層
7と透明樹脂層1の表面との間にインキの接着性を良好
にするアンカーコートを介在させてもよい。
次に、第5図に示すように、画像のインキ層7の上から
透明樹脂層1に非常に微細な万線状の凹凸パターン群を
形成する。この万線状凹凸パターン群の溝ピッチ幅は60
〜90μm、凹凸の深さは10〜20μmであり、画像の画素
に応じて微細な凹凸パターン群の方向、及び、ピッチ幅
と深さとを少しづつ変化させる。本実施例では、画素を
形成するインキの領域7a乃至7eごとに僅かづつ万線状凹
凸パターン群の方向、及び、凹凸のピッチと深さとを変
化させて形成してある。すなわち、領域7aと領域7b等の
隣接する領域に対応する万線状凹凸パターン群は互いに
異なっている。
この万線状凹凸パターンの加工すなわちオパール加工
は、従来と同様に所要のエンボスパターンを形成したプ
レス板を押圧することにより行うことができる。この場
合に、透明樹脂層1と基体3との間に接着材層6が設け
られているため、基体3の裏面に配置された磁性層4に
は凹凸パターンが形成されず、データ読取りに支承を与
えることがない。
この磁性層4には予め所要のデータを入れておくことも
でき、あるいは、上記のようにオパール加工した後にデ
ータを入れることもできる。
このように形成された画像形成体は、アルミニューム蒸
着層2が透明樹脂層1と共にオパール加工されることに
より、見る角度や方向によって多色印刷された画像の濃
淡、輝き及び色が複雑に変化する。更に、金属光沢面で
あるアルミニューム蒸着層2が内側に形成されているた
めに、透明樹脂層1で外部から保護され、その光沢がい
つまでも失われないと共に、このアルミニューム蒸着層
2の入射光及び反射光が透明樹脂層1を介するために従
来のオパール効果以上に華麗な視覚効果を発揮する。
なお、上記実施例ではテレホンカード等のプリペイドカ
ードの場合について説明したが、クレジットカード、ID
カード等の情報カード類、あるいは、その他の装飾用等
に用いることもできる。
[考案の効果] 以上のように、本考案の画像形成体によれば、剛性を有
する基体上に複雑な情報あるいは人物・風景等の画像に
万線状凹凸パターンを容易に施すことができ、極めて華
麗な画像をいつまでも保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による画像形成体の透明樹脂層
の断面図、第2図は画像形成体を組込むカード断面図、
第3図は透明樹脂層を貼合したカードの断面図、第4図
はその表面部に印刷を施したカードの断面図、第5図は
完成状態の断面図である。 1……透明樹脂層、2……アルミニューム蒸着層、3…
…基体、4……磁性層、6……接着材層、7……インキ
層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に金属光沢を有するシート状の透明樹
    脂層と、この透明樹脂層の裏面を内側にして貼付された
    基体と、この基体に貼付された透明樹脂層の表面に印刷
    された画像と、この画像の少なくとも一部に重ねて施さ
    れた所定角度の微細な万線状凹凸パターン群とを備える
    ことを特徴とする画像形成体。
  2. 【請求項2】前記画像は多色印刷される請求項1記載の
    画像形成体。
JP1988059685U 1988-05-02 1988-05-02 画像形成体 Expired - Lifetime JPH0736790Y2 (ja)

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JP1988059685U JPH0736790Y2 (ja) 1988-05-02 1988-05-02 画像形成体

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JPH01163173U JPH01163173U (ja) 1989-11-14
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JPH01163173U (ja) 1989-11-14

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