JPH01139965A - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JPH01139965A
JPH01139965A JP29819787A JP29819787A JPH01139965A JP H01139965 A JPH01139965 A JP H01139965A JP 29819787 A JP29819787 A JP 29819787A JP 29819787 A JP29819787 A JP 29819787A JP H01139965 A JPH01139965 A JP H01139965A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷凍装置の運転制御装置に関し、特に、過負
荷運転時での高圧保護装置の作動を未然に防止して、装
置の連続運転を可能にしたものの改良に関する。
(従来の技術) 従来、−台の室外ユニットに対して複数台の室内ユニッ
トを並列に接続した。いわゆるマルチ形式の冷凍装置に
おいては、多くの室内ユニットが運転する過大容量時(
過負荷運転時)に、圧縮機が高容量で運転するときには
、冷媒循環系統における高圧が異常に上昇して高圧保護
装置が作動し、冷凍装置の運転が強制的に停止してしま
うことがある。そのため、高圧の異常上昇時には、予め
圧縮機の容量を低減して、その高圧の上昇を抑制ないし
解消して高圧保護装置の作動を未然に防止し、装置の運
転を連続的に行うこととするのが好ましい。
そこで、従来、例えば圧縮機にアンロード機構を備え、
このアンロード機構の作動する時点の高圧の値を、上記
高圧保護装置の作動する時点の高圧の値よりも低く設定
して、高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動前にアン
ロード機構を作動させて圧縮機の容量を低減し、装置の
連続運転を可能としたものがある。
また、例えば特開昭62−196542号公報に開示さ
れるものでは、圧縮機の容量を調整するインバータを設
け、圧縮機の容量を室内ユニットの運転台数に応じて複
数ステップに増減制御すると共に、室外ユニットの能力
が外気温度に応じて変化する点を考慮して、多くの室内
ユニットが運転する冷房運転時に、外気温度が低くなっ
て室外ユニットの能力が増大した時(つまり高圧の上昇
時)には、圧縮機の容量をインバータで一段低減して、
高圧保護装置の作動を未然に防止し、装置の連続運転を
可能にしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者にあっては、アンロード機構の作動
でもって容量を低減する構成であるため、容量が半減し
て、その低減幅が大きく、冷凍性が大きく低下する欠点
がある。
また、後者にあっては、第10図に示す茹く、室内湿球
温度NVB(X軸)と、室外乾球温度GDB(Y軸)と
で定まる運転領域に対し、高圧保護装置の作動する領域
は、実線で示す等高圧線以上の領域となるが、圧縮機の
容量を一段下げる領域は、図中破線で示す等温度線以上
の領域であって、両者の線の傾きが異なるため、高圧保
護装置の作動する領域でないにも拘らず圧縮機の容量を
一段下げる制御となる領域が生じて、その領域では負荷
に応じた容量制御が行なわれず、上記と同様に冷凍性が
低下する欠点がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、特に、
冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機の容量を
複数ステップに増減制御するものでは、蒸発温度が目標
値を越えて高くなると、圧縮機の容量も増大制御される
が、この圧縮機の高容量状態では、第4図及び第5図に
示す如く、高圧保護装置の作動する冷媒の凝縮温度Tc
oに相当する蒸発温度Telが、一定外気温度下では、
そのときの圧縮機の容量ステップとほぼ比例関係にあっ
て、圧縮機の容量が増大するほど上記蒸発温度Telは
低くなる点に着目し、その目的は、マルチ形式の冷凍装
置において、圧縮機にインバータを備えてその容量を複
数ステップに制御可能とし、該圧縮機の容量を、上記の
如く冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう増減制御す
ると共に、その各容量ステップ毎に上記高圧保護装置の
作動する冷媒の蒸発温度Telをそれぞれ設定すること
により、高圧の上昇時には、高圧保護装置の作動しない
前の段階で圧縮機の容量を低減し、その容量を可及的高
い容量に確保した状態で装置の連続運転を可能にすると
共に、この圧縮機の容量を低減する領域を上記第10図
の実線で示す等高圧線を越える領域とほぼ同領域にして
、無駄に圧縮機の容量を低減することとなる領域を縮小
させて、可及的に負荷に応じた容量運転を行い、よって
冷凍性の向上を図ることにある: (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、第1
図に示すように、インバータ(2a)により複数段の容
量ステップに調整される圧縮機(1)を内蔵する室外ユ
ニット(A)に対して、室内熱交換器(12)を内蔵す
る複数台の室内ユニット(B)〜(F)を並列に接続し
てなる冷媒循環系統(Z)を備え、上記冷媒循環系統(
Z)における冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧
縮機(1)を容量制御するようにしたマルチ形式の冷凍
装置を前提とする。
そして、上記冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発温
度を検出する蒸発温度検出手段(50)を設けると共に
、高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当
する冷媒の蒸発温度を、高圧保護に対する上限蒸発温度
として、上記圧縮機(1)の各容量ステップ毎に設定す
る上限蒸発温度設定手段(51)と、上記蒸発温度検出
手段(50)の出力を受け、冷媒の蒸発温度がその時の
圧縮機(1)の容量ステップに対応する上記上限蒸発温
度設定手段(51)の上限蒸発温度を越えるとき、上記
圧縮機(1)の容量ステップを強制的に下げるようイン
バータ(2a)を制御する容量低減手段(52)とを設
ける構成したものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、冷凍運転時には、冷媒
循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度が目標値を越え
るときには、圧縮機(1)の容量がインバータ(2a)
で調整されて高く制御されることにより、蒸発温度は目
標値に向かって低下する一方、冷媒の蒸発温度が目標値
未満のときには、圧縮機(1)の容量が逆に低く制御さ
れて、蒸発温度が目標値に向かって上昇するので、この
蒸発温度は目標値に収束する。
而して、上記の如く、冷媒の蒸発温度が目標値を越える
とき、特に、多くの室内ユニット(B)〜(P)が運転
して室内熱交換器(12)の容量が最大容量近傍になる
と、冷媒循環系統(Z)の高圧が大きく上昇して、高圧
保護装置の作動する圧力値に近づくが、このときには、
冷媒の蒸発温度がその時の圧縮機(1)の容量ステップ
に対応する上限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温
度以上になった時点で、圧縮機(1)の容量ステップが
容量低減手段(52)により強制的に下げられるので、
高圧の上昇が抑制ないし解消されて、高圧保護装置の作
動が未然に防止され、その結果、装置は運転を続行する
ことになる。
その場合、高圧保護装置の作動する時点での冷媒の凝縮
温度に対応する蒸発温度は、そのときに取っている圧縮
機(1)の容量ステップで異なるが、この各容量ステッ
プ毎に高圧保護装置の作動する直前の冷媒の蒸発温度が
上限蒸発温度設定手段(51)によって設定されるので
、従来の如くアンロード機構を作動させて容量を一律に
半減させるものに比べて、容量を可及的に高く確保しつ
つ装置の連続運転を行うことができる。
しかも、上限蒸発温度設定手段(51)で設定される蒸
発温度の上限蒸発温度の一定線は、第9図に示す如く、
各容量ステップ毎に破線で示す等高圧線に対し、従来の
もの(tJxo図参照)に比べて近い傾きを存して、圧
縮機の容量を不必要に一段下げる領域を狭くできるので
、負荷に応じた容量制御を行なう領域を拡大することが
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第2図は本発明をマルチ型式の空気調和装置に適用した
実施例を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜(P)
は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内ユニッ
トである。上記室外ユニット(A)には、圧縮機(1)
と、上記圧縮機(1)から吐出されるガス中の油を分離
する油分離器(4)と、暖房運転時には図中実線の如く
切換わり冷房運転時には図中破線の如く切換わる四路切
換弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発
器となる室外熱交換器(6)およびそのファン(8a)
と、過冷却コイル(7)と、冷房運転時には冷媒流量を
調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動
膨張弁(8)と、酸化した冷媒を貯蔵するレシーバ(9
)と、アキュムレータ(10)とが主要機器として内蔵
されていて、該各機器(1)〜(lO)は各々冷媒の連
絡配管(11)を介して冷媒の流通可能に接続され ゛
ている。
そして、上記圧縮機(1)には、該圧縮機(1)の運転
周波数(つまり容量ステップ)を複数段(例えば5段階
)に可変に調整するインバータ(2a)が備えられてい
ると共に、パイロット圧の高低に応じて圧縮機(1)の
容量を、容Ei1100%のフルロード状態と、容量5
0%のアンロード状態との2段階に調節するアンロード
機構(2b)と、該アンロード機構(2b)のパイロッ
ト管(図示せず)へのパイロット圧を圧縮機(1)の吐
出管(lfn)側(高圧側)または吸入管(llq)側
(低圧側)に切換える電磁弁(2c)とが付設されてお
り、該電磁弁(2c)が高圧側に切換えられると、圧縮
機(1)の運転容量が100%のフルロード状態に切換
られる一方、電磁弁(2c)が低圧側に切換えられると
、圧縮機(1)の運転写量が50%のアンロード状態に
切換られるように構成されている。
また、上記室内ユニット(B)〜(F)は同一構成であ
り、各々その内部には、冷房運転時には蒸発器、暖房運
転時には凝縮器となる室内熱交換器(12)・・・及び
その送風ファン(12a)・・・と、液冷媒分岐管(L
la)・・・に介設されて冷媒流量を調節し、冷房運転
時に冷媒の絞り作用を行う室内電動膨張弁(13)・・
・が備えられ、該各機器(12)、 (13)は手動閉
鎖弁(17)を配した連絡配管(llb)を介して室外
ユニット(A)に接続されて、冷媒を室外ユニット(A
)と複数台(5台)の室内ユニット(B)〜(P)に循
環させる冷媒循環系統(Z)が形成されている。
また、各室内ユニット(B)〜(P)内において、(T
H1)・・・は各室内温度を検出する室温センサ、(T
H2)・・・および(TH3)・・・は各々室内熱交換
器(12)・・・の波調およびガス側配管の温度を検出
する温度センサである。また、室外ユニット(A)にお
いて、(TH4)は圧縮機(1)の吐出管の温度を検出
する温度センサ、(TH5)は暖房運転時に室外熱交換
器(B)における蒸発温度を検出する蒸発温度センサ、
(TII6)は圧縮機(1)の吸入ガス温度を検出する
吸入ガス温度センサ、(Pi)は暖房運転時には吐出ガ
スの圧力、冷房運転時には吸入ガスの圧力を検知する圧
力センサである。
なお、第2図において上記各主要機器以外に補助用の諸
機器が設けられている。(1h)は油分離器(4)から
圧縮機(1)に潤滑油を戻す油戻し緑青(llu)に介
設され、返油量をコントロールするキャピラリーチュー
ブ、(21)は吐出管と吸入管とを接続する均圧ホット
ガスバイパス回路(lld)に介設され、デフロスト時
等に開作動するホットガス用電磁弁である。また、(l
ie)は暖房過負荷制御用バイパス回路であって、該バ
イパス回路(lle)には、補助コンデンサ(22) 
、第1逆止弁(23)、暖房運転時に室内熱交換器(1
2) (凝縮器)が低負荷時のとき開作動する高圧制御
弁(24)および第2逆止弁(25)が順次直列に接続
されており、その一部には運転停止時に液封を防止する
ための液封防止バイパス回路(111’)が第3逆止弁
(27)およびキャピラリーチューブ(CF2)を介し
て設けられている。
さらに、(l1g)は上記暖房過負荷バイパス回路(1
1e)の液冷媒側配管と主配管の吸入ガス管との間を接
続し、冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するため
のリキッドインジェクションバイパス回路であって、該
リキッドインジェクションバイパス回路(l1g)には
圧縮機(1)のオン・オフと連動して開閉するインジェ
クション用電磁弁(29)と、感温筒(TPりにより検
出される吸入ガスの過熱度に応じて開度調節される自動
膨張弁(30)とが介設されている。
また、第2図中、(Pi)〜(FB)は冷媒回路あるい
は油戻し管中に介設された液浄化用フィルタ、(lIP
S)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉器、(sp)はサー
ビスポートである。
次に、上記圧縮機(1)の運転容量の制御を冷房運転時
を例に挙げて説明する。尚、この容量制御は室外ユニッ
ト(A)に接続した室外制御装置(15)により行われ
る。
すなわち、圧力センサ(Pi)により検出した吸入ガス
圧力を相当飽和温度に換算して得られる冷媒温度Te、
つまり冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度を検
出する蒸発温度検出手段(50)として機能した後、こ
の蒸発温度Teを目標値T20に保持するよう、圧縮機
(1)の運転容量のフィードバック制御としてPI副制
御比例−積分制御)を行うこととし、圧縮機(1)の目
標容QLIを、上記蒸発温度Teとその目標値T20と
の偏差の。
今回と前回の値e(t)、e(t−Δt)に基いて、蒸
発温度Toがその目標値T20になるよう下記式%式%
) LO,現在の運転容量 Kc ;ゲイン(定数) T1 ;積分定数 Δt ;サンプリング時間 で演算して、冷媒の蒸発温度Teが目標値Te□を越え
るときには、圧縮機(1)の容量ステップを高める一方
、逆に蒸発温度Tcが目標値Tea未満のときには、圧
縮機(1)の容量ステップを低くすることとする。
しかる後、予め設定した容量マツプに基いて上記目標容
ff1L+に対応した圧縮機(1)の運転容量を把握し
て、この運転容量になるよう、圧縮機(1)の実際の運
転容量をインバータ(2a)及びアンロード機構(2b
)で制御する。そして、サンプリング時間Δtの経過を
待って以上の動作を繰返して、冷媒循環系統(Z)にお
ける冷媒の蒸発温度Teを目標値Teoに保持するよう
圧縮機(1)を容量制御するようにしている。
而して、上記室外制御装置(15)は、冷房過負荷時で
の高圧の異常上昇を抑制ないし解消すべく、圧縮機(1
)の容量制御を下記の如く行うものである。
つまり、第3図に示す如く、圧縮機(1)の運転周波数
、つまり容量ステップF waxが、Fmax −0,
40,50,80,70Hzの5段階の下で、各容量ス
テップ毎に、高圧保護装置の作動する直前の冷媒循環系
統(Z)の冷媒の凝縮温度Tcに対応する蒸発温度(以
下、上限蒸発温度という)を所定ディファレンシャルを
有する値として、下記式7式%) に基いて算出して設定する。
ここに、Telは上限蒸発温度のディファレンシャル上
限値、Te2は上限蒸発温度のディファレンシャル下限
値、FTは圧縮機(1)の運転周波数、Ta1rは外気
温度、Tesは圧縮機(1)の運転周波数が基準周波数
(40Hz)の状況の下での上限蒸発温度、Telは上
記上限蒸発温度Tesに対して所定偏差を有する上限蒸
発温度(Te S>Toし)、Fsaxは規制される圧
縮機(1)の上限周波数、Toは基準温度、C1は運転
周波数に対する比例定数、C2は外気温度に対する比例
定数である。
尚、以上の如く、外気温度T airで上限蒸発温度T
e1. Te2を補正設定するのは、圧縮機(1)の容
量が一定ならば、第6図に示す如く、冷媒の凝縮温度T
cがほぼ外気温度Ta1rと比例関係にある点を考慮し
て、この外気温度Ta1tで補正して、第9図に示す上
限蒸発温度Telの一定線の傾きを等高圧線の傾きにほ
ぼ一致させるためである。
而して、第3図に示す如く、サーモがON作動すると、
Fmax−0の停止状態から図中■のF l1aX−4
0H2に相当する容量にし、その後は、その時の運転周
波数(容量ステップ)の上限に応じた上限蒸発温度のデ
ィファレンシャル下限値Te2に対して、蒸発温度Te
が、Te<Te2の関係にあるときには、順次図中■〜
■に移行して、運転周波数(容量ステップ)の上限を1
ステップ上げて、遂には最高ステップ(Fmax =7
0H2)にする。
一方、上記各容量ステップ■〜■で、蒸発温度Teが上
限蒸発温度のディファレンシャル上限値Telに対し、
Te>Telの関係にあるときには、高圧の異常上昇時
で高圧保護装置が作動することのある状況と判断して、
図中■の容量ステップ(Fwax =40Hz )に戻
り、ここからTe<Te2の関係を満足する容量ステッ
プに移行する。
また、上記各容量ステップ■〜■にて、サーモがOFF
作動したときには%F’@aX−oの停止状態に移行す
る。
よって、以上の構成により、上限蒸発温度Te1、 T
e2(高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に
相当する冷媒の蒸発温度)を、高圧保護に対する上限蒸
発温度として、上記式に基いて、圧縮機(1)の各容量
ステップ■〜■毎に設定するようにした上限蒸発温度設
定手段(51)を構成している。また、第3図の状態遷
移図により、上記蒸発温度検出手段(50)の出力を受
け、冷媒の蒸発温度Tcがその時の容量ステップに対応
する上限蒸発温度設定手段(51)の上限蒸発温度(上
限蒸発温度のディファレンシャル上限値Te1)を越え
るとき、圧縮機(1)の容量ステップを最低段の容量ス
テップ■に戻した後、蒸発温度ToがTo<Te2の関
係を満足する容量ステップ■〜■にまで強制的に下げる
よう、インバータ(2a)を制御するようにした容量低
減手段(52)を構成している。
したがって、上記実施例においては、基本的に圧縮機(
1)の容量がインバータ(2a)で増減調整されて、冷
媒の蒸発温度Teが目標値Teoに保持されるように制
御され、この蒸発温度Toが目標値Te(+を越えると
きには、圧縮機(1)の骨量はより高いステップに移行
して、蒸発温度Toを低下させ、目標値Teoに収束さ
せようとする。
その場合、特に、室内ユニット(B)〜(P)の多くが
運転して冷房過負荷状態となる場合には、冷媒循環系統
(Z)の高圧が異常上昇して、高圧保護装置の作動を招
く状況となるが、その作動前において、冷媒の蒸発温度
Toが上限蒸発温度設定手段(51)で設定された上!
蒸発温度のディファレンシャル上限値Telを越えた段
階で、圧縮機(1)の容量ステップが容量低減手段(5
2)で強制的に低減されるので、高圧保護装置の作動を
招くことなく、装置の運転が良好に続行されることにな
る。
その際、上限蒸発温度設定手段(51)における上限蒸
発温度のディファレンシャル上限値Telは、圧縮機(
1)の容量ステップ毎に設定されて、例えば第7図に示
す如く、圧縮機(1)の100%容量時には低くてTe
1(100)となり、圧縮機(1)の容量が漸次90%
、80%・・・と低下するのに応じて順次大きくなる(
 T of (90) < T el (80) ・)
ので、例えば100%容量時に蒸発温度Teがこの10
0%容量に対応する上限蒸発温度のディファレンシャル
上限値Te1(100)を越えた時点で、圧縮機(1)
の容量ステップが容量低減手段(52)で低減されて、
上限蒸発温度のディファレンシャル下限値Te2に対し
TTa<Te2の関係を満足する容量ステップ(例えば
Fwax −80Hz (90%容量時))になるので
、従来の如くアンロード機構(2b)の作動により容量
を一律に半減するものに比べて、圧縮機(1)の運転容
量を可及的に高く確保しながら装置の連続運転を行うこ
とができる。
また、上限蒸発温度のディファレンシャル上限値Tel
の一定線は、第9図に示すように、高圧保護装置の作動
する等高圧線の傾きに近づくので、従来の第10図に示
すものに比べて、圧縮機(1)の容量ステップを不必要
に低下制御する領域を狭くでき、その分、負荷に応じた
圧縮機(1)の容量制御を行う領域を拡大することがで
きる。しかも、本実施例では、上限蒸発温度Te1. 
Te2を外気温度Ta1rに応じて補正して、その一定
線の傾きを等高圧線の傾きにほぼ一致させることができ
るので、負荷に応じた圧縮機(1)の容量制御の領域を
最大限に拡大することができる。
また、上限蒸発温度にディファレンシャルを設けている
ので、第8図に示す如く、100%容量時に蒸発温度T
eがディファレンシャル上限値Te1(100)を越え
て圧縮機<1)の容量が90%容量に低下したときにも
、ディファレンシャル下限値T e2 (90)未満に
なった時点で、初めて容量の増大制御が行われることに
なり、ハンチングを生じることはない。
さらに、装置の始動時には、均圧している場合には冷媒
の蒸発温度Teは極端に高く、第3図の各容量ステップ
■〜■でのTe<Te2の関係を満足せず、圧縮機(1
)は当初は最低ステップ■のF暑aX−40H2で運転
するが、この運転により蒸発温度Teが低下すると、T
e <Te2(40)の関係を満足した時点でFa+a
x−50Hz運転となり、以後、同様にして順次60H
z運転、70Hz運転に移行するので、運転の立]二か
りは比較的速く行われることになる。しかも、蒸発温度
を下げるべく始動時に圧縮機(1)が最大容量で回転し
始めるので、オーバシュートに起因する高圧カットの危
険性も回避できる。
尚、上記実施例では、圧縮機(1)の運転周波数をイン
バータ(2a)で停止時を含んで5段階に制御したが、
容量の制御段数は、これに限らず、多段階に制御しても
よい。また、圧縮機は往復式、回転式、遠心式等の何れ
でもよく、またアンロード機構としては吸込み式、開放
式、ホットガスバイパス式など何れを採用してもよいも
のである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、マルチ形式の冷
凍装置において、インバータにより容量が曳数ステップ
に調整される圧縮機の各容量ステップ毎に上限蒸発温度
(高圧保護装置の作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当
する冷媒の蒸発温度)を設定して、この上限蒸発温度を
越えた時点で圧縮機の容量を強制的に低減制御したので
、特に多くの室内ユニットが運転する過負荷時での高圧
の上昇を、圧縮機の可及的に高い容量ステップを確保し
た状態で、高圧保護装置作動する前の段階で抑制ないし
解消したので、冷凍能力を高く維持しながら装置の連続
運転を可能にできると共に、負荷に対応した圧縮機の容
量制御を行う領域を拡大できて、冷凍性の向上を図るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図ないし第9図は本発明の実施例を示し、第2図は
空気調和機に適用した冷媒配管系統図、第3図は状態遷
移図、第4図は圧縮機の容量変化に対する上限蒸発温度
の変化特性を示す図、第5図は上限蒸発温度と圧縮機の
容量との関係を示す図、第6図は外気温度の変化に対す
る冷媒の凝縮温度の変化特性を示す図、第7図及び第8
図は作動説明図、第9図は不必要に圧縮機の容量の低減
制御が行われる領域が縮小されることを示す図である。 第10図は従来例を示す第9図相当図である。 (A)・・・室外ユニット、(B)〜(F)・・・室内
ユニット、(1)・・・圧縮機、(2a)・・・インバ
ータ、(PI)・・・圧力センサ、(12)・・・室内
熱交換器、(Z)・・・冷媒循環系統、(50)・・・
蒸発温度検出手段、(51)・・・上限蒸発温度設定手
段、(52)・・・容量低減手段。 特許出願人 ダイキン工業 株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インバータ(2a)により複数段の容量ステップ
    に調整される圧縮機(1)を内蔵する室外ユニット(A
    )に対して、室内熱交換器(12)を内蔵する複数台の
    室内ユニット(B)〜(F)を並列に接続してなる冷媒
    循環系統(Z)を備え、上記冷媒循環系統(Z)におけ
    る冷媒の蒸発温度を目標値に保持するよう圧縮機(1)
    を容量制御するようにしたマルチ形式の冷凍装置であっ
    て、上記冷媒循環系統(Z)における冷媒の蒸発温度を
    検出する蒸発温度検出手段(50)と、高圧保護装置の
    作動する直前の冷媒の凝縮温度に相当する冷媒の蒸発温
    度を、高圧保護に対する上限蒸発温度として、上記圧縮
    機(1)の各容量ステップ毎に設定する上限蒸発温度設
    定手段(51)と、上記蒸発温度検出手段(50)の出
    力を受け、冷媒の蒸発温度がその時の圧縮機(1)の容
    量ステップに対応する上記上限蒸発温度設定手段(51
    )の上限蒸発温度を越えるとき、上記圧縮機(1)の容
    量ステップを強制的に下げるようインバータ(2a)を
    制御する容量低減手段(52)とを備えたことを特徴と
    する冷凍装置の運転制御装置。
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