JPH074756A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH074756A
JPH074756A JP14745393A JP14745393A JPH074756A JP H074756 A JPH074756 A JP H074756A JP 14745393 A JP14745393 A JP 14745393A JP 14745393 A JP14745393 A JP 14745393A JP H074756 A JPH074756 A JP H074756A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2509Economiser valves

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転における圧縮機起動時の低圧側冷媒
圧力の低下を極力抑えるとともに、室内側流量制御装置
入側の冷媒を迅速に所定の過冷却度に保持することによ
り、安定した冷房運転を行うことのできる空気調和装置
の提供。 【構成】 この空気調和装置の運転制御部18aは、バ
イパス流量制御装置7の開度を、熱交換部6出側のバイ
パス回路5内の冷媒を過熱状態にしないような比較的暖
い初期開度に設定し、その状態で圧縮機1を起動する。
次に、バイパス流量制御装置7の開度を初期開度から閉
方向へ変化させる。そして、過熱度検出手段8により検
出された冷媒の過熱度が所定の過熱度以上となった場合
に、初めて開方向へ変化させてバイパス回路5内の冷媒
を所定の過熱度に近づける。これにより、圧縮機1起動
時に、低圧側冷媒圧力が極端に下がらない状態で、室内
側流量制御装置3a等への冷媒を速やかに所定の過冷却
状態にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷房運転における圧
縮機起動時の低圧側冷媒圧力の低下を極力抑えるととも
に、熱源機側熱交換器から室内側熱交換器までの主冷媒
回路内の冷媒を運転に適した所定の過冷却度に迅速に保
持することにより、安定した冷房運転を行うことのでき
る空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の空気調和装置で用いら
れている冷媒回路の冷媒回路図を示している。図15に
おいて、1は冷媒吐出容量可変の圧縮機、2は熱源機側
熱交換器,3a,3b,3c,3dは冷媒流量調節弁開
度を電気信号で調節する室内側流量制御装置、4a,4
b,4c,4dは室内側熱交換器、5は熱源機側熱交換
器2からの吐出配管と圧縮機1の吸入配管とに接続して
設けられたバイパス回路、6はバイパス回路5内の冷媒
と熱源機側熱交換器2から室内側流量制御装置3a〜3
dまでの主冷媒回路内の冷媒との間で熱交換を行う熱交
換部、7はバイパス回路5の途中で熱交換部6の冷媒流
れ方向上流側に設けられた冷媒のバイパス流量を絞り制
御するバイパス流量制御装置、8は熱交換部6出側のバ
イパス回路5内の冷媒の過熱度検出装置(過熱度検出手
段の一例)、9は熱交換部6出側の主冷媒回路における
冷媒の過冷却度検出装置、10は主冷媒回路からバイパ
ス回路5への冷媒の分岐部、11はバイパス回路5から
主冷媒回路への冷媒の合流部、12は冷媒と熱交換する
ために熱源機側熱交換器2に送り込まれる例えば室外空
気等の熱交換流体の流体流量制御装置、13a,13
b,13c,13dは前記室内側流量制御装置3a,3
b,3c,3dと室内側熱交換器4a,4b,4c,4
dをそれぞれ有する4基の室内機、14は熱源機側熱交
換器2に送り込まれる熱交換流体の流体温度検出手段、
15は圧縮機1吐出側の冷媒の吐出温度検出手段、16
は圧縮機1吸込側の冷媒の低圧圧力検出手段、17は熱
源機側熱交換器2出側の冷媒の過冷却度検出手段であ
る。図中、実線の矢印は冷媒の流れ方向を示す。
【0003】図16は図15の冷媒回路における制御ブ
ロック図、図17(a)〜同図(d)は室内側流量制御
装置を駆動させる駆動回路を示す電気回路図、図18は
バイパス流量制御装置を駆動させる駆動回路を示す電気
回路図、図19は圧縮機を運転させる運転回路を示す電
気回路図、図20は流体流量制御装置の運転回路を示す
電気回路図である。図16において、18は例えばマイ
クロコンピュータ(CPU)を中心として構成される運
転制御部であり、19a,19b,19c,19dはそ
れぞれ室内機13a,13b,13c,13dの運転/
停止を検出する運転検出手段である。図17(a)〜同
図(d)において、20a,20b,20c,20dは
室内側流量制御装置3a〜3dを駆動させる駆動手段で
ある。図18において、21はバイパス流量制御装置7
を駆動させる駆動手段である。図19において、22は
電源であり、23は圧縮機1の容量制御手段である。図
20において、24は流体流量制御装置12の駆動手段
である。
【0004】まず、各電気回路部品の動作に係る説明を
行う。いま仮に室内機13aが運転を開始したとする。
運転制御部18が運転検出手段19aからの信号により
室内機13aの運転開始を検知すると、運転制御部18
は容量制御装置23、駆動手段24、駆動手段21、及
び運転を開始した室内機13aに係る駆動手段20aに
信号を送る。そこで、圧縮機1が起動され、流体流量制
御装置12は熱源機側熱交換器2に熱交換流体を送り込
み、さらにバイパス流量制御装置7と室内側流量制御装
置3aの弁がそれぞれ開かれる。こうして、冷媒が図1
5に示した実線の矢印方向に主冷媒回路内を流れる。そ
のあと、室内機13b〜13dのいずれかが運転を開始
した場合には、それに対応する運転検出手段19b〜1
9dの信号に基づいて、運転制御部18は運転を開始し
た室内機に対応する駆動装置20b〜20dのいずれか
に信号を送り、対応する室内側流量制御装置3b〜3d
の弁を開く。
【0005】次に、冷房運転時の冷媒の動作を説明す
る。なお、理解を容易にするために、室内機13aのみ
を運転しているものとする。圧縮機1から吐出された高
温高圧のガス冷媒は、熱源機側熱交換器2に流入する。
ここで流体流量制御装置12の駆動により、室外空気等
の熱交換流体が熱源機側熱交換器2に送り込まれ、熱源
機側熱交換器2内の冷媒はこの熱交換流体と熱交換する
ことにより、放熱・凝縮して高温高圧の液冷媒となる。
この液冷媒はその一部が分岐部10で分岐してバイパス
流量制御装置7を通り、残りの殆どは室内機13aに向
けて流れる。バイパス流量制御装置7に流入した液冷媒
はここで減圧され、低温で気液二相の冷媒となってバイ
パス回路5内を流れる。熱交換部6では、こうしたバイ
パス回路5内の低温で気液二相の冷媒と、熱源機側熱交
換器2から出た高温の液冷媒との間で熱交換が行われ、
バイパス回路5内の気液二相の冷媒は蒸発し、そのとき
熱源機側熱交換器2からの液冷媒を冷却して過冷却状態
の液冷媒にする。このため、熱交換部6出側の分岐部1
0における主冷媒回路内の液冷媒は、熱源機側熱交換器
2出側の液冷媒よりも低温となる。この液冷媒は室内側
流量制御装置3aで減圧され、低圧で気液二相の冷媒と
して室内側熱交換器4aに流入する。ここで室内空気か
ら吸熱することにより、液冷媒部分が蒸発して低温のガ
ス冷媒となり、合流部11にてバイパス回路5からの冷
媒と合流して圧縮機1へ戻る。
【0006】熱源機側熱交換器2からの液冷媒をバイパ
ス回路5とバイパス流量制御装置7によって、熱交換部
6出側の主冷媒回路内で過冷却液とするのは、次に示す
理由による。熱交換部6から室内側流量制御装置3a〜
3dまでの配管長が長く、また熱交換部6の方が室内側
流量制御装置3a〜3dより低い位置にある場合は、配
管内での摩擦による圧力損失と、液ヘッドによる圧力低
下により一種の絞り作用を生じる。この絞り作用によっ
て、液冷媒の過冷却度が低下して気液二相状態になりや
すい。室内側流量制御装置3aはその入口における冷媒
の状態が液単相状態であれば、比較的高精度の流量制御
が容易であるが、気液二相状態であると流量制御が困難
になり、かつ圧力損失が非常に大きくなる。そのため、
前記の如く圧力低下が生じても、例えば室内側流量制御
装置3a入側の主冷媒回路において液状態に維持するた
めには、冷媒を熱交換部6によって充分な過冷却状態に
しておく必要がある。
【0007】ここで、バイパス流量制御装置7の弁開度
制御について説明する。バイパス流量制御装置7の開度
を大きくすると、バイパス回路5を流通する冷媒のバイ
パス流量が増える。しかし、開度が大きすぎると、バイ
パス流量が大きくなり過ぎるため、室内機に向けて流れ
る冷媒の流量が小さくなり室内機の熱交換能力が下が
る。さらに、バイパス流量制御装置7の絞り装置として
の絞り効果が小さくなりバイパス回路5内の冷媒温度が
上昇するので、熱源機側熱交換器2から出た高温液冷媒
との温度差が小さくなる。従って、冷却効果も小さくな
るため、熱源機側熱交換器2から出た冷媒は充分に過冷
却されない。このように過大なバイパス流量であるとバ
イパス回路5を流通する冷媒は充分に蒸発しないので、
過熱度検出手段8近傍を通過する冷媒は気液二相状態と
なっており、そのまま合流部11にて主冷媒回路の冷媒
と合流する。
【0008】逆に、バイパス流量制御装置7の開度を小
さくすると、バイパス流量が小さくなる。このとき、絞
り効果が大きいためにバイパス回路5の入口の温度は低
くなるが、バイパス流量が小さいために冷媒がすぐに蒸
発してしまい、バイパス回路5から合流部11に至る前
に既に過熱ガス状態となる。従って、熱交換部6におけ
る熱交換量も小さくなるので、熱交換部6出側の主冷媒
回路内における冷媒の過冷却度も小さい。こうしたこと
から、熱交換部6出側のバイパス回路5内における冷媒
の状態を過熱度検出手段8によって検知し、さらに熱交
換部6出側の主冷媒回路内における冷媒の過冷却度を過
冷却度検出手段9によって検知しながら、その過冷却度
が所定値以上となるようにバイパス流量制御装置7の開
度の開閉制御を行うようになっている。こうしたバイパ
ス流量制御装置7の開度と、熱交換部6出側のバイパス
回路5内における冷媒の過熱度及び熱交換部6出側の主
冷媒回路内における冷媒の過冷却度との関係を示したの
が図21である。図21に示すように、熱交換部6出側
のバイパス回路5内における冷媒の過熱度がある値(図
21でのA点)以下のときは、熱交換部6出側の主冷媒
回路内における冷媒の過冷却度が小さく、前記ある値で
最大となる。
【0009】冷房運転時には、熱源機側熱交換器2内の
高圧側冷媒圧力が低下すると、室内側熱交換器4a〜4
d内の冷媒圧力や圧縮機1の吸入圧力といった低圧側冷
媒圧力も低下しやすい。この場合必要以上に低圧側冷媒
圧力が低下すると、室内側熱交換器4a〜4dの表面に
着霜が生じたり、圧縮機1の一般特性として吐出温度が
上昇したりする。そのため、熱交換流体の温度が低い場
合は、必要以上に低圧側冷媒圧力が低下しないように流
体流量制御装置12によって流体流量を小さくするよう
になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置で
は、圧縮機1の起動時にバイパス流量制御装置7の初期
開度は常に一定に設定され、所定時間が経過した後に必
要に応じて開閉操作されていた。しかしながら、一般的
に起動時には低圧側冷媒圧力が下がりやすく、過度に低
圧側冷媒圧力が低下すると運転に適した圧力まで高める
のに時間がかかる。そして、低圧側冷媒圧力の低下によ
り、圧縮機1の吐出温度が上昇したり、或いは室内側熱
交換器4a〜4dの冷媒配管温度の低下によって着霜が
生じるといった問題が出てくる。こうした場合、従来の
空気調和装置では、吐出温度あるいは吸入圧力を検出す
る吐出温度検出手段15あるいは低圧圧力検出手段16
を備え、吐出温度が所定吐出温度より上昇したり、低圧
側冷媒圧力が所定圧力よりも低下した場合には、圧縮機
1の容量を低下させることにより、圧縮機1の損傷や室
内側熱交換器2の着霜を防止している。
【0011】このとき、冷媒の吐出温度が所定吐出温度
を下回るか又は低圧側冷媒圧力が所定圧力を上回るまで
は、要求される室内側の負荷がたとえ大きくても、圧縮
機1の運転容量を増加させることができない。また、低
圧側冷媒圧力が必要以上に低下した場合に圧縮機1の容
量を低下させたとき、今度は低圧側冷媒圧力の上昇に時
間がかかる。しかし、圧縮機1の容量を抑えた状態が長
く続くと、冷媒の循環量が小さいため、要求される室内
機の能力を出せない状態が続く。こうした起動時の低圧
側冷媒圧力の低下は、バイパス回路5内の絞りがきつい
程、つまりバイパス流量制御装置7の開度が小さい程顕
著となる。また、運転に供する室内機の能力が小さく、
熱源機側熱交換器2での熱交換容量に比べて室内機の熱
交換容量が小さい程顕著に現れる。同様に、熱源機側熱
交換器2で冷媒と熱交換する流体温度が低い場合は、流
体流量制御装置12によって熱源機側熱交換器2へ送り
込まれる流体流量を抑えて低圧側冷媒圧力の低下を防ぐ
ようになっている。しかしながら、極端な場合、前記流
体流量が制御可能な下限値に達し、加えて流体温度が一
層低下すると、流体温度のさらなる低下に伴って低圧側
冷媒圧力も低下していく。
【0012】また、主冷媒回路からバイパス回路5への
分岐部10は熱交換部6の冷媒出側に設けられているた
め、圧縮機1の起動後、熱交換部6出側の主冷媒回路に
おける冷媒の過冷却度が小さい状態のときにバイパス流
量制御装置7によってバイパス流量を調整して所定の過
冷却度に保持しようとしても、バイパス流量制御装置7
入側の冷媒の過冷却度が小さいため、バイパス流量制御
装置7を冷媒が流れにくく、バイパス流量制御装置7の
開閉操作を行ってもうまく流量制御が行えないことがあ
る。延いては熱交換部6出側の主冷媒回路における冷媒
の過冷却度がいつまで経っても大きくならず、所定の過
冷却度保持のための制御をうまく行えないことがある。
【0013】一方、ある程度起動時の不安定な運転がな
くなり安定した運転に近づいていった場合に、室内側流
量制御装置の開度が必要以上に大きいと、冷媒回路全体
の絞り作用が緩い方向にあるため、熱源機側熱交換器2
から室内機13a〜13dに至る主冷媒回路における冷
媒の液部分が低圧側冷媒圧力側に移動し易くなる。従っ
て、熱源機側熱交換器2から室内機までの主冷媒回路内
の冷媒の液部分が少なくなり、液過冷却作用も小さくな
る。
【0014】この発明は、前記のような問題点を解消す
るためになされたもので、冷房運転における圧縮機起動
時の低圧側冷媒圧力の低下を極力抑えるとともに、室内
側流量制御装置入側の冷媒を迅速に所定の過冷却度に保
持することにより、安定した冷房運転を行うことのでき
る空気調和装置の提供を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置は、圧縮機、熱源機側熱交換器、室内側流量制御装
置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷媒回路と、熱
源機側熱交換器と室内側流量制御装置との間の主冷媒回
路に設けられた冷媒の分岐部と、圧縮機と室内側熱交換
器との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の合流部と、分
岐部と合流部とに接続して設けられ分岐部からの冷媒を
合流部に迂回させるバイパス回路と、バイパス回路に設
けられバイパス回路内の冷媒の流量を絞り制御するバイ
パス流量制御装置と、バイパス流量制御装置から合流部
までのバイパス回路内の冷媒と熱源機側熱交換器から分
岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱交換を行う熱
交換部と、熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱
度を検出する過熱度検出手段と、熱交換部出側のバイパ
ス回路内の冷媒の過熱度が所定の過熱度以下となるバイ
パス流量制御装置の第1の初期開度を設定するための第
1の初期開度設定手段と、バイパス流量制御装置の開度
が第1の初期開度に設定された状態で圧縮機を起動し、
圧縮機の起動後にバイパス流量制御装置の開度を第1の
初期開度から閉方向に変化させて熱交換部出側のバイパ
ス回路内の冷媒の過熱度を所定の過熱度に近づける第1
の制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】また、冷媒吐出量可変の圧縮機、熱源機側
熱交換器、室内側流量制御装置及び熱交換容量可変の室
内側熱交換器を接続してなる主冷媒回路と、熱源機側熱
交換器と室内側流量制御装置との間の主冷媒回路に設け
られた冷媒の分岐部と、圧縮機と室内側熱交換器との間
の主冷媒回路に設けられた冷媒の合流部と、分岐部と合
流部とに接続して設けられ分岐部からの冷媒を合流部に
迂回させるバイパス回路と、バイパス回路に設けられバ
イパス回路内の冷媒の流量を絞り制御するバイパス流量
制御装置と、バイパス流量制御装置から合流部までのバ
イパス回路内の冷媒と熱源機側熱交換器から分岐部まで
の主冷媒回路内の冷媒との間で熱交換を行う熱交換部
と、熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度を検
出する過熱度検出手段と、室内側熱交換器の熱交換容量
を外部から設定するための熱交換容量設定手段と、熱交
換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度が所定の過熱
度以下となるバイパス流量制御装置の第2の初期開度
を、熱交換容量設定手段により設定された室内側熱交換
器の熱交換容量に応じて設定するための第2の初期開度
設定手段と、バイパス流量制御装置の開度が第2の初期
開度に設定された状態で圧縮機を起動し、圧縮機の起動
後にバイパス流量制御装置の開度を第2の初期開度から
閉方向に変化させて熱交換部出側のバイパス回路内の冷
媒の過熱度を所定の過熱度に近づける第2の制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0017】さらに、冷媒吐出量可変の圧縮機、熱源機
側熱交換器、室内側流量制御装置及び室内側熱交換器を
接続してなる主冷媒回路と、熱源機側熱交換器と室内側
流量制御装置との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の分
岐部と、圧縮機と室内側熱交換器との間の主冷媒回路に
設けられた冷媒の合流部と、分岐部と合流部とに接続し
て設けられ分岐部からの冷媒を合流部に迂回させるバイ
パス回路と、バイパス回路に設けられバイパス回路内の
冷媒の流量を絞り制御するバイパス流量制御装置と、バ
イパス流量制御装置から合流部までのバイパス回路内の
冷媒と熱源機側熱交換器から分岐部までの主冷媒回路内
の冷媒との間で熱交換を行う熱交換部と、熱交換部出側
のバイパス回路内の冷媒の過熱度を検出する過熱度検出
手段と、熱源機側熱交換器に送り込まれ冷媒との間で熱
交換する熱交換流体の流体温度を検出する流体温度検出
手段と、流体温度検出手段により検出された流体温度が
この流体温度に応じて変更される熱交換流体送り込み量
の制御下限値近傍に達するときの所定温度を下回ったと
き、バイパス流量制御装置の第3の初期開度を所定温度
に対応して設定された所定の初期開度から流体温度の低
下に応じて開方向に設定するとともに、検出された流体
温度が所定温度を上回ったとき、第3の初期開度を所定
の初期開度から流体温度の上昇に応じて一定又は開方向
に設定するための第3の初期開度設定手段と、バイパス
流量制御装置の開度を第3の初期開度に設定した状態で
圧縮機を起動し、圧縮機の起動後にバイパス流量制御装
置の開度を第3の初期開度から閉方向に変化させて熱交
換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度を所定の過熱
度に近づける第3の制御手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0018】そして、圧縮機、熱源機側熱交換器、室内
側流量制御装置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷
媒回路と、熱源機側熱交換器と室内側流量制御装置との
間の主冷媒回路に設けられた冷媒の分岐部と、圧縮機と
室内側熱交換器との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の
合流部と、分岐部と合流部とに接続して設けられ分岐部
からの冷媒を合流部に迂回させるバイパス回路と、バイ
パス回路に設けられバイパス回路内の冷媒の流量を絞り
制御するバイパス流量制御装置と、バイパス流量制御装
置から合流部までのバイパス回路内の冷媒と熱源機側熱
交換器から分岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱
交換を行う熱交換部と、熱交換部出側のバイパス回路内
の冷媒が所定の過熱度以下になるバイパス流量制御装置
の第1の初期開度を設定するための第1の初期開度設定
手段と、熱交換部出側の主冷媒回路内の冷媒の第1の過
冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段と、熱交換部
入側の主冷媒回路内の冷媒の第2の過冷却度を検出する
第2の過冷却度検出手段と、第1の過冷却度検出手段に
より検出された第1の過冷却度と第2の過冷却度検出手
段により検出された第2の過冷却度との過冷却度差が、
熱交換部出側の主冷媒回路内の冷媒を液冷媒にする所定
の過冷却度差に達するまで、バイパス流量制御装置の開
度を設定された第1の初期開度に保持する第4の制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】また、圧縮機、熱源機側熱交換器、室内側
流量制御装置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷媒
回路と、熱源機側熱交換器と室内側流量制御装置との間
の主冷媒回路に設けられた冷媒の分岐部と、圧縮機と室
内側熱交換器との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の合
流部と、分岐部と合流部とに接続して設けられ分岐部か
らの冷媒を合流部に迂回させるバイパス回路と、バイパ
ス回路に設けられバイパス回路内の冷媒の流量を絞り制
御するバイパス流量制御装置と、バイパス流量制御装置
から合流部までのバイパス回路内の冷媒と熱源機側熱交
換器から分岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱交
換を行う熱交換部と、熱交換部出側の主冷媒回路内の冷
媒の第1の過冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段
と、第1の過冷却度検出手段により検出された第1の過
冷却度が、熱源機側熱交換器と室内側流量制御装置との
間の主冷媒回路内の冷媒が液冷媒になる所定の過冷却度
を下回っているとき、室内側流量制御装置の開度を閉方
向に変化させる第5の制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0020】
【作用】この発明に係る空気調和装置においては、第1
の初期開度設定手段がバイパス流量制御装置の開度を、
熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒を過熱状態にしな
いような比較的緩い第1の初期開度に設定する。その状
態で圧縮機の起動後に、第1の制御手段は次に開度を変
化させる場合にバイパス流量制御装置の開度を第1の初
期開度から必ず閉方向へ変化させる。そして、第1の制
御手段は過熱度検出手段により検出された熱交換部出側
のバイパス回路内の冷媒が所定の過熱度以上となった場
合に、初めて第1の制御手段はバイパス流量制御装置の
開度を開方向へ変化させてバイパス回路内の冷媒を所定
の過熱度に近づける。これにより、圧縮機起動時の低圧
側冷媒圧力が下がりすぎることを防ぐ。
【0021】また、室内側熱交換器の熱交換容量が熱交
換容量設定手段により外部から設定される場合には、第
2の初期開度設定手段が熱交換容量設定手段により設定
された室内側熱交換器の熱交換容量に応じてバイパス流
量制御装置の第2の初期開度を設定する。この第2の初
期開度は、低圧側冷媒圧力が低下し過ぎないように、熱
交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度を所定の過
熱度以下にする開度である。この場合、バイパス流量制
御装置の初期開度は、室内側熱交換器の熱交換容量が大
きくなるにつれて、第2の初期開度と同じかそれ以上に
設定される。その状態で圧縮機の起動後に、第2の制御
手段はバイパス流量制御装置の開度を変化させる際には
その開度を第2の初期開度から閉方向に変化させる。そ
して、第2の制御手段は、過熱度検出手段により検出さ
れた熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒が所定の過熱
度以上となった場合に、初めてバイパス流量制御装置の
開度を開方向へ変化させてバイパス回路内の冷媒を所定
の過熱度に近づける。これにより、起動時の圧縮機の冷
媒吐出量を室内側熱交換器の熱交換容量に応じて増加さ
せる場合にも、低圧側冷媒圧力が下がりすぎることを防
ぎ得る。
【0022】更に、室内側熱交換器に送り込まれた冷媒
との間で熱交換する熱交換流体の流体温度が流体温度検
出手段により検出される場合には、第3の初期開度設定
手段はこの流体温度に応じて変更される熱交換流体送り
込み量の制御下限値近傍に達するときの所定温度をこの
流体温度が下回ったとき、バイパス流量制御装置の第3
の初期開度を所定温度に対応して設定された所定の初期
開度から流体温度の低下に応じて開方向に設定変更す
る。一方、検出された流体温度が所定温度を上回ったと
き、第3の初期開度設定手段は、第3の初期開度を所定
の初期開度に一定のままに保持するか、または流体温度
の上昇に応じて第3の初期開度を所定の初期開度から開
方向に設定変更する。そこで、第3の制御手段は、バイ
パス流量制御装置の開度を第3の初期開度に設定した状
態で圧縮機を起動し、その起動後にバイパス流量制御装
置の開度を第3の初期開度から閉方向に変化させて熱交
換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度を所定の過熱
度に近づける。これによって、流体温度が低い状態で圧
縮機が起動した場合でも、低圧側冷媒圧力が下がりすぎ
ることを防ぐことができる。
【0023】そして、熱交換部出側のバイパス回路内の
冷媒を所定の過熱度以下にするバイパス流量制御装置の
第1の初期開度が第1の初期開度設定手段により設定さ
れ、熱交換部出側の主冷媒回路内における冷媒の第1の
過冷却度が第1の過冷却度検出手段により検出され、さ
らに熱交換部入側の主冷媒回路内における冷媒の第2の
過冷却度が第2の過冷却度検出手段により検出される場
合、第4の制御手段は、検出された第1の過冷却度と検
出された第2の過冷却度との過冷却度差が、熱交換部出
側の主冷媒回路内における冷媒を液冷媒にする所定の過
冷却度差に達するまで、その間、バイパス流量制御装置
の開度を第1の初期開度のままで保持する。これによっ
て、熱交換部出側と室内側流量制御装置との間の主冷媒
回路内に、液冷媒が溜まり易くなる。従って、過冷却状
態といった流量制御しやすい冷媒の状態からバイパス流
量制御装置の流量制御を開始することができる。
【0024】また、熱交換部出側の主冷媒回路内の冷媒
の第1の過冷却度が第1の過冷却度検出手段により検出
される場合、第5の制御手段は、第1の過冷却度検出手
段により検出された第1の過冷却度が、熱源機側熱交換
器と室内側流量制御装置との間の主冷媒回路内の冷媒が
液冷媒になる所定の過冷却度を下回っていると判断した
とき、即ちバイパス流量制御装置によって制御しきれな
いとき、室内側流量制御装置の開度を閉方向に変化させ
る。これによって、熱源機側熱交換器と室内側流量制御
装置との間の主冷媒回路内に、液冷媒を溜め易くでき
る。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による空気調和装
置の冷媒回路及び運転制御部を示す構成図であり、1〜
17は前記した従来装置と全く同一のものである。18
aは後述する各実施例の制御フローチャートに示すよう
な特徴的な機能を備えてなり、図16に示した前記従来
の運転制御部18と同様に各機器8,9,15〜17,
19a〜21,23,24が接続されている。図1にお
ける冷媒回路の動作及び冷媒の流れは従来装置と同じで
あるためここではその説明を省略する。図2はこの空気
調和装置の運転制御部による制御動作の実施例1を示す
制御フローチャートである。
【0026】ここで、図2に示した制御フローチャート
の説明を行う。まず、ステップ31で圧縮機1が起動す
る。そして、ステップ32において運転制御部18aか
らバイパス流量制御装置7に制御信号が送られ、バイパ
ス流量制御装置7はその制御信号に基づく開度を初期開
度(以下、これをSj0 と称する)とする。現在のバイ
パス流量制御装置7の開度Sj* と熱交換部6出側のバ
イパス回路5内における冷媒の過熱度(以下、これをS
HBと称する)との関係を図3に示す。同図に示したよ
うに、Sj0 はSHBが所定値aより小さくなるような
開度とする。即ち、運転制御部18aによりステップ3
2において、SHBが所定値a以下となる初期開度Sj
0 (第1の初期開度の一例)を設定する機能を実現する
手段が、第1の初期開度設定手段の一例である。尚、前
記Sj* とSHBとの関係は実験等により経験的に求め
たものである。また、所定値aは熱交換部6出側のバイ
パス回路5内における冷媒が過熱状態にならない過熱度
の値であって、本発明にいう所定の過熱度の一例であ
る。再び図2において、ステップ33では、現在のSH
Bに応じてその変化幅ΔSj1 (SHB)を決定し、現
在の開度Sj* よりΔSj1 (SHB)だけ小さな開度
Sjに係る信号を出力する。次にステップ34では、現
在のSHBと所定値aとの大小を比較し、このSHBが
所定値aより大きければ(即ち、バイパス回路5の冷媒
が過熱状態のとき)、ステップ35へ進み、現在のSH
Bに応じて変化幅ΔSj2 (SHB)を決定し、現在の
開度Sj* からΔSj2 (SHB)だけ大きな開度Sj
に係る信号を出力する。逆に、SHBが所定値aより小
さければステップ33へ戻り、SHBに応じて変化幅Δ
Sj1 (SHB)を決定し、現在のバイパス流量制御装
置7の開度Sj* よりΔSj1 だけ小さな弁開度に係る
信号を出力する。即ち、運転制御部18aによりステッ
プ33〜35において、バイパス流量制御装置7の開度
をSHBが所定値a以下となる初期開度Sj0 から閉方
向に変化させてSHBを所定値aに近づける機能を実現
する手段が、第1の制御手段の一例である。
【0027】こうして、SHBは所定値aに近づけられ
る。そして、最終的にはSHBが所定値aの近傍でバイ
パス流量制御装置7の弁開度の開閉が繰り返されるが、
SHBが所定値aに極めて近い場合にはΔSj1 やΔS
2 の大きさを非常に小さくすることにより、SHBは
見掛け上安定し、更には過冷却度検出手段9により検出
された熱交換部6出側の主冷媒回路内における冷媒の過
冷却度が比較的大きいところで安定する。このように、
圧縮機1の起動時にはSHBが所定値aよりもやや小さ
くなるように、バイパス流量制御装置7の初期開度Sj
0 が設定されこのSj0 にて運転が開始されるので、バ
イパス流量制御装置7の比較的緩やかな絞り効果によっ
て起動時の低圧側冷媒圧力が必要以上に低下することを
防ぐことができる。その後、バイパス流量制御装置7へ
出力される開度Sjを閉方向に変化させる。こうして、
SHBが所定値aを上回るまで開度Sjを閉方向に変化
させ、SHBが所定値aを上回ったときにはじめて開方
向に変化させることで、低圧側冷媒圧力が下がらない状
態から速やかに主冷媒回路内の冷媒の過冷却度が増加す
る方向に制御することができる。これにより、前記室内
側流量制御装置3a〜3dによる冷媒の流量制御を首尾
よく行うことができる。その結果、前記室内側熱交換器
4a〜4dにおける熱交換能力を速やかに引き出すこと
ができるので、空気調和装置の信頼性を著しく向上させ
ることができる。
【0028】実施例2.図4はこの空気調和装置の運転
制御部による制御動作の実施例2を示す制御フローチャ
ートである。この実施例2における冷媒回路の動作及び
冷媒の流れは従来装置と同じであるためここではその説
明を省略する。図4において、ステップ41で圧縮機1
が起動する。そして、ステップ42において運転制御部
18aはバイパス流量制御装置7に制御信号を出力し、
バイパス流量制御装置7への開度Sjを初期開度Sj0
に設定する。ここで、現在のバイパス流量制御装置7の
開度Sj* と熱交換部6出側のバイパス回路5における
冷媒の過熱度SHBとの関係を図5に示す。同図に示し
たように、Sj0 はSHBが所定値aより小さくなるよ
うな開度に設定される。また、Sj* とSHBとの関係
やSj0 は実験等により経験的に求めたものである。
【0029】再び図4において、ステップ43では現在
のSHBに応じて変化幅ΔSj1 (SHB)を決定し、
現在の開度Sj* よりもΔSj1 (SHB)だけ小さな
開度に係る制御信号をバイパス流量制御装置7に出力す
る。次にステップ44では、SHBの値と所定値aから
安定幅Δa1 だけ小さな値との大小を比較し、a−Δa
1 以上であればステップ45へ進み、そうでなければス
テップ43へ戻る。ステップ45ではSHBの値と所定
値aより安定幅Δa2 だけ大きな値との大小を比較し、
a+Δa2 よりも大きければステップ47へ進み、そう
でなければステップ46に進む。ステップ47では、現
在のSHBに応じて変化幅ΔSj2 (SHB)を決定
し、現在の開度Sj* からΔSj2 (SHB)だけ大き
な開度Sjに係る信号を出力してステップ44に戻る。
ステップ46では、出力される開度Sjは現在の開度S
* のままとし、ステップ44に戻る。
【0030】こうして、所定値aに対しある安定幅Δa
1 、Δa2 を設定することにより、現在のSHBがこれ
に関する所定値aの近傍に達した場合でも、バイパス流
量制御装置7の弁開度が開閉変動することを極力抑える
ことができ、これによって制御が一層安定するようにな
る。従って、熱交換部6出側のバイパス回路5内におけ
る冷媒の過熱度をある所定値a近傍に容易に安定させる
ことができる。尚、主冷媒回路内の冷媒の挙動がバイパ
ス流量制御装置7の弁開度の変化によって不安定になり
易い場合は、このように所定値aに対して安定幅Δa
1 、Δa2 を設定して安定な運転をおこなわせ、熱交換
部6出側の主冷媒回路内における冷媒の過冷却度を大き
くすることで実施例1と同様の作用効果を呈する。
【0031】実施例3.図6はこの空気調和装置の運転
制御部による制御動作の実施例3を示す制御フローチャ
ートである。この実施例3における冷媒回路の動作及び
冷媒の流れは従来装置と同じであるためここではその説
明を省略する。図6において、ステップ51で圧縮機1
が冷媒吐出量可変に起動する。そして、例えば使用者に
よりリモコン等で外部から運転信号が設定されて運転開
始した室内機を、運転制御部18aはステップ52で運
転検出手段19a〜19dからの信号に基づいて特定す
る。そして、運転制御部18aは、特定した室内機の熱
交換容量(Qj:j=a〜d)の合計容量ΣQjを演算
・設定し、更にその合計容量ΣQjに応じてバイパス流
量制御装置7の初期開度Sj0 (第2の初期開度の一
例)を設定する。即ち、運転制御部18aによりステッ
プ52において、前記室内側熱交換器4a〜4dの熱交
換容量の合計容量ΣQjを演算・設定する機能を実現す
る手段が本発明にいう熱交換容量設定手段の一例であ
る。このとき、Sj0 はΣQjが大きくなるほど大きな
開度となるように予め設定されており(図7参照)、熱
交換部6出側のバイパス回路5内の冷媒の過熱度SHB
が前記所定値a以下となるように設定されている。即
ち、運転制御部18aによりステップ52において、バ
イパス流量制御装置7の初期開度Sj0 を、前記特定し
た室内機の合計容量ΣQjに応じて設定する機能を実現
する手段が本発明にいう第2の初期開度設定手段の一例
である。
【0032】そして、ステップ53ではバイパス流量制
御装置7へ出力される開度Sjを、前記のように設定さ
れた初期開度Sj0 とする。ステップ54では、過冷却
度検出手段9と過冷却度検出手段17とによりそれぞれ
検出された冷媒の過冷却度の過冷却度差(以下、ΔSC
と称する)を計算し、このΔSCの値と所定の温度差
(以下、SC1と称する)とを比較する。そして、ΔS
CがSC1以上の場合はステップ55に進むが、SC1
よりも小さい場合はステップ53に戻り、ΔSCがSC
1を上回るまではSjを初期開度Sj0 のままに保持し
て変化させないでおく。ステップ55では過熱度検出手
段8により検出されたSHBが所定値aより大きけれ
ば、ステップ56にてバイパス流量制御装置7への開度
Sjを現在の開度Sj* よりも所定開度ΔSj1 だけ開
度を大きくし、SHBが所定値aよりも小さければ、ス
テップ57にて現在の開度Sj* よりも所定開度ΔSj
2 だけ小さくするといった制御を繰り返す。即ち、運転
制御部18aによりステップ55〜57において、バイ
パス流量制御装置7の弁開度をSHBが所定値a以下と
なる初期開度Sj0 から閉方向に変化させてSHBを所
定値aに近づける機能を実現する手段が、本発明におけ
る第2の制御手段の一例である。
【0033】室内側の所要熱交換容量が大きいほど、圧
縮機1の起動後に早く圧縮機1の運転容量を大きくする
必要があるが、その場合でも、ステップ52において運
転中の室内機の合計容量ΣQjに応じてバイパス流量制
御装置7の初期開度Sj0 を大きくすることによって、
圧縮機1への低圧側冷媒圧力の引き込みが小さくなるた
め、圧縮機1の吐出温度の上昇や室内機側の着霜の心配
がない。また、ステップ53,54において、バイパス
流量制御装置7を初期開度Sj0 の状態で暫時保持して
おき、分岐部10での冷媒が過冷却状態となった後にバ
イパス流量制御装置7の開閉調節を行うことで、バイパ
ス回路5における冷媒の流量制御を首尾よく行うことが
できる。そのため、熱源機側熱交換器2から室内側流量
制御装置3a〜3dまでの主冷媒回路内の冷媒の過冷却
度を迅速に高くすることができ、室内側流量制御装置3
a〜3dでの冷媒の流量調節によって速やかに室内機の
熱交換能力が引き出されるので、空気調和装置の信頼性
を著しく高めることができる。
【0034】実施例4.図8はこの空気調和装置の運転
制御部による制御動作の実施例4を示す制御フローチャ
ートである。この実施例4における冷媒回路の動作及び
冷媒の流れは従来装置と同じであるためここではその説
明を省略する。図8において、ここでは室内機13a,
13bのみ運転しているものと仮定して図8の制御フロ
ーチャートについて説明を行う。まず、ステップ61
で、圧縮機1が冷媒吐出量可変に起動する。そして、ス
テップ62では運転制御部18aが運転を開始した室内
機の熱交換容量Qj(ここでは、j=a,b)の合計容
量ΣQjを運転検出手段19a〜19dからの信号に基
づいて演算し、その合計容量ΣQjに応じて初期開度S
0 (=f(ΣQj))を決定する。このとき、Sj0
は、室内機の運転台数によって、あるΣQjの範囲ごと
に段階的に変化させる開度となるように予め設定されて
いる(図9参照)。そして、ステップ63においてはバ
イパス流量制御装置7への開度Sjを初期開度Sj0
する。ステップ64では、過熱度検出手段8によって検
出された過熱度SHBがある目標値a−Δa1 未満の場
合には、ステップ66にてバイパス流量制御装置7の開
度Sjを現在の開度Sj* よりもΔSj2 だけ小さくす
る。ステップ64でSHBがある目標値a−Δa1 以上
の時は、ステップ65に進む。ステップ65でSHBが
目標値a+Δa2 より大きな場合には、ステップ67に
進み、バイパス流量制御装置7への開度Sjを現在の開
度Sj* よりもΔSj1 だけ大きくする。
【0035】ステップ64,65における判断で、SH
Bがa−Δa1 からa+Δa2 までの範囲内にある場合
には、ステップ68に進み、そのとき過冷却度検出手段
9(第1の過冷却度検出手段の一例)により検出された
熱交換部6出側の主冷媒回路内における冷媒の過冷却度
SC(第1の過冷却度の一例)と、ある所定の過冷却度
SC2とを比較する。この所定の過冷却度SC2は熱源
機側熱交換器2と室内側流量制御装置3a〜3dとの間
の主冷媒回路内の冷媒が液冷媒になるときの過冷却度で
ある。もし、前記過冷却度SCが所定の過冷却度SC2
以上に大きな過冷却度であれば、そのままステップ64
に戻り、これまでと同じステップの制御を繰り返す。一
方、前記過冷却度SCが所定の過冷却度SC2よりも小
さい場合には、バイパス流量制御装置7の開度は適当で
あるが室内側流量制御装置3a〜3dの開度は緩いもの
と判断し、ステップ69にてこれらの室内側流量制御装
置3a〜3dの開度を現在の開度ICSj(j)*より
もΔICSj(j)だけ小さくする。ここで、jは運転
している室内機を示す符号の添字を意味し、この場合j
=a,bである。即ち、運転制御部18aによりステッ
プ68〜69において、前記過冷却度検出手段9により
検出された過冷却度SCが前記所定の過冷却度SC2を
下回っているとき、室内側流量制御装置3a〜3dの開
度を閉方向に変化させる機能を実現する手段が、本発明
にいう第5の制御手段の一例である。
【0036】このようにして、圧縮機1の起動時に運転
する室内機の合計容量ΣQjに応じてバイパス流量制御
装置7の初期開度Sj0 を次第に大きくすることで、起
動時から圧縮機1の容量を増加していく過程で低圧側冷
媒圧力が過剰に下がることを防止できる。また、室内側
流量制御装置3a〜3dの絞りが緩すぎて熱交換部6出
側における冷媒の過冷却度が小さくなることがなく、従
って室内側流量制御装置3a〜3d入側における過冷却
度が極めて小さくなることによる流量制御不良を生じる
ことがない。そのため、室内側熱交換器4a〜4dの熱
交換能力を速やかに引き出すことができ、空気調和装置
の信頼性を著しく高めることができる。
【0037】実施例5.図10はこの空気調和装置の運
転制御部による制御動作の実施例5を示す制御フローチ
ャートである。この実施例5における冷媒回路の動作及
び冷媒の流れは従来装置と同じであるため、ここではそ
の説明を省略する。図10において、ステップ71で、
圧縮機1が冷媒吐出量可変に起動する。そして、ステッ
プ72で運転制御部18aでは流体温度検出手段14に
よって検出された例えば室外空気(熱交換流体)の流体
温度T6に応じて初期開度Sj0 (第3の初期開度の一
例)を設定する。このとき、所定温度tを境に、T6=
tのSj0 (=Sj4 )を最小とし、T6>tの場合は
流体温度T6が高くなるほどSj0 の開度を所定温度t
のときの所定の初期開度Sj4 よりも大きく、T6<t
の場合は流体温度T6が低くなるほどSj0 の開度を所
定の初期開度Sj4 よりも大きくするような関係に予め
設定されている(図11)。熱源機側熱交換器2の熱交
換量が同じであるとした場合に流体温度T6の低下に伴
って流体流量制御装置12による熱交換流体の送り込み
量も低下するが、前記所定温度tはそのときの流体流量
制御装置12の送り込み量が機械的な制限下限値(例え
ば、制御下限送風量)に達したときの温度である。
【0038】即ち、運転制御部18aによりステップ7
2〜73において、前記流体温度検出手段14により検
出された流体温度T6がこの流体温度T6に応じて変更
される熱交換流体送り込み量の制御下限値近傍に達する
ときの所定温度tを下回ったとき、バイパス流量制御装
置7の初期開度Sj0 を所定温度tに対応して設定され
た所定の初期開度Sj4 から流体温度T6の低下に応じ
て開方向に設定するとともに、前記検出された流体温度
T6が所定温度tを上回ったとき、初期開度Sj0 を所
定の初期開度Sj1 から流体温度T6の上昇に応じて開
方向に設定するか、または一定(図中、yで示す破線の
如く)に設定する機能を実現する手段が本発明にいう第
3の初期開度設定手段の一例である。尚、T6>tの場
合に流体温度T6が高くなるほどSj0 の開度を大きく
するのは、次の理由による。流体温度T6の上昇に伴っ
て室内機の冷房能力を増加させる必要があり、それによ
って圧縮機1の冷媒吐出容量を増加して冷媒循環量を大
きくしなければならない。しかしながら、バイパス流量
制御装置7の開度が同じであると、絞りがきつい。そこ
で、バイパス流量制御装置7を開けるのである。
【0039】そして、ステップ73においてバイパス流
量制御装置7への開度Sjを初期開度Sj0 とする。ス
テップ74では、過冷却度検出手段9(第1の過冷却度
検出手段の一例)と過冷却度検出手段17(第2の過冷
却度検出手段の一例)とによりそれぞれ検出された各過
冷却度の過冷却度差ΔSCを計算し、そのときのΔSC
の値と所定の温度差SC1とを比較する。そして、ΔS
CがSC1以上の場合はステップ75に進むが、ΔSC
がSC1より小さい場合はステップ73に戻りバイパス
流量制御装置7への開度Sjを初期開度Sj0 のままに
保持して変化させないでおく。ステップ75では過熱度
検出手段8により検出された過熱度SHBが前記所定値
aよりも大きければ、ステップ76にてバイパス流量制
御装置7への開度Sjを現在の開度Sj* よりも所定開
度ΔSj1 だけ大きくし、SHBが所定値aより小さけ
ればステップ77にて現在の開度Sj* よりも所定開度
ΔSj2 だけ小さくするといった制御を繰り返す。即
ち、運転制御18aによりステップ73,75〜77の
機能を実現する手段が本発明の第3の制御手段の一例で
あり、ステップ73〜77の機能を実現する手段が本発
明の第4の制御手段の一例である。
【0040】このように、ステップ72において流体温
度T6が所定温度tより高い場合は、T6が高くなるに
つれて所定温度tのときの所定の初期開度Sj4 よりも
初期開度Sj0 を大きくするが、流体温度T6が所定温
度tより低くなる場合にもT6が低くなるにつれてバイ
パス流量制御装置7の初期開度Sj0 を大きくすること
によって、冷媒吐出量可変の圧縮機1が起動後、流体温
度T6が低く高圧側冷媒圧力が低下して低圧側冷媒圧力
が下がりやすい場合でも、圧縮機1への低圧側冷媒圧力
の冷媒の引き込みが小さくなり、吐出温度の上昇や室内
機側の着霜の心配がない。また、ステップ73,74に
おいてバイパス流量制御装置7を初期開度Sj0の状態
で保持しておき、分岐部10での冷媒が過冷却状態とな
った後にバイパス流量制御装置7の開閉調節を行うこと
でバイパス回路5における冷媒の流量制御を首尾よく行
うことができる。これにより、室内側流量制御装置3a
〜3d入側における冷媒の過冷却度を迅速に大きくする
ことができ、その後室内側流量制御装置3a〜3dによ
る冷媒の流量調節によって速やかに能力を出すことがで
きる。その結果、空気調和装置の信頼性を著しく高める
ことができる。尚、例えば冷媒吐出量可変でない圧縮機
を使用する場合には、前記初期開度Sj0 と流体温度T
6との関係において、図11中の破線yで示すように、
T6>tのときの初期開度Sj0 を所定の初期開度Sj
4 で一定にしてもよい。
【0041】実施例6.実施例6においては、図12に
示すように、実施例5の流体温度T6に対してバイパス
流量制御装置7の初期開度Sj0 を段階的に変化させる
ように予め設定した場合であっても、実施例5の場合と
同様の作用効果を呈する。
【0042】実施例7.図13に示す冷媒回路は図15
で示した従来装置の冷媒回路の構成を一部変更したもの
であり、アキュムレータ80、高圧圧力センサ81、低
圧飽和温度センサ82、四方切換弁83、低圧飽和温度
生成回路84を新たに追加している。尚、低圧飽和温度
生成回路84の配管は内径の非常に細かいものが使用さ
れる。そのため、流れる冷媒流量も比較的小さいもので
ある。また、8aはバイパス回路出口冷媒温度センサ、
9aは熱交換部出口冷媒温度センサ、17aは熱源機側
熱交換器出口冷媒温度センサである。また、図14は実
施例7の冷媒回路の制御ブロック図であり、18bはこ
の冷媒回路を制御する運転制御部である。ここでは、冷
房時の冷媒の動きについて従来装置と異なる部分、つま
り低圧飽和温度生成回路84とアキュムレータ80につ
いて説明する。尚、四方切換弁83は冷房運転時に関し
ては従来装置と比べて冷媒の動きに何等影響しないので
ここでは説明を省略する。まず、低圧飽和温度生成回路
84について説明する。熱交換部6出側の主冷媒回路内
における高圧の液冷媒はその一部が低圧飽和温度生成回
路84を流れる。低圧飽和温度生成回路84の細い配管
内を液冷媒が流れると、圧力損失が大きいためすぐに気
液二相の冷媒となる。そして、その出口付近での気液二
相の冷媒はほぼ出口圧力における飽和温度となる。この
飽和温度を低圧飽和温度センサ82によって検出し、圧
力に換算することにより、高価な圧力センサを用いるこ
となく低圧側冷媒圧力がわかる。
【0043】次に、アキュムレータ80について説明す
る。室内機13a,13b,13c,13dから四方切
換弁83を経て圧縮機1へ戻る冷媒、あるいはバイパス
回路5及び合流部11を通って圧縮機1へ戻る冷媒はそ
の殆どがガス状である。しかし、一部の冷媒は未蒸発、
つまり液体の状態で圧縮機1へ戻る。液冷媒は殆ど非圧
縮性流体であるので、圧縮機1が液冷媒を吸入して圧縮
運転した場合、圧縮機1内部が破損してしまう場合があ
る。こうした不具合を避けるべく、圧縮機1の吸入側に
気液分離器としてアキュムレータ80を設け、液冷媒を
圧縮機1に吸い込ませないようにしている。これによっ
て、主冷媒回路内の冷媒は従来装置と同じ動きを行うこ
とができる。
【0044】次に、高圧圧力センサ81、各種の温度セ
ンサ8a,9a,17a,82の働きについて説明す
る。図13の冷媒回路において熱源機側熱交換器2出側
における冷媒の過冷却度は高圧圧力センサ81によって
検出した圧力から換算した冷媒の飽和温度TCと熱源機
側熱交換器出口冷媒温度センサ17aにより検出された
冷媒温度T17との温度差(=TC−T17)によって
簡易的に求められる。また、熱交換部6出側の主冷媒回
路における冷媒の過冷却度は、飽和温度TCと熱交換部
出口冷媒温度センサ9aによって検出された温度T9と
の温度差(=TC−T9)によって簡易的に求められ
る。また、熱交換部6出側のバイパス回路5内における
冷媒の過熱度は、バイパス回路出口冷媒温度センサ8a
と低圧飽和温度センサ82によりそれぞれ検出された各
冷媒温度の温度差(=T8−T82)によって簡易的に
求められる。
【0045】尚、このような図13の冷媒回路は従来装
置の冷媒回路と同様な働きをするため、実施例1、実施
例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6におい
て図13の冷媒回路を使用した場合も、各実施例と同様
の作用効果を呈する。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0047】圧縮機起動時に熱交換部出側のバイパス回
路内で冷媒が過熱状態にならないようにすることによ
り、起動時の低圧側冷媒圧力が必要以上に下がることを
防止できる。従って、低圧側冷媒圧力の必要以上の低下
に起因する弊害を防ぐことができる。そして、低圧側冷
媒圧力が必要以上に下がらない状態で、室内側流量制御
装置への冷媒を速やかに所定の過冷却状態にすることが
できる。その結果、バイパス流量制御装置による流量制
御を首尾よく行うことができ、また室内側熱交換器にお
いても熱交換能力を速やかに引き出すことができるの
で、空気調和装置の信頼性を著しく向上させることがで
きる。
【0048】また、室内側熱交換器の熱交換容量(例え
ば室内側熱交換器が複数の場合には、それらの稼動台数
に対応)に応じて圧縮機の冷媒吐出容量を変化させる際
にも、バイパス流量制御装置の初期開度は小さく設定さ
れていないので、低圧側冷媒圧力が急激に低下しにく
い。従って、低圧側冷媒圧力の急激な低下があった場合
に生じる圧縮機の吐出冷媒温度の上昇を防ぐことがで
き、空気調和装置の信頼性を著しく向上させることがで
きる。
【0049】更に、冷媒と熱交換するために熱源機側熱
交換器に流し込まれる熱交換流体の流体温度が比較的低
いときに圧縮機を起動した場合でも、低圧側冷媒圧力が
極端に下がることを防止できる。従って、低圧側冷媒圧
力の低下によって生じる圧縮機の吐出冷媒温度の上昇も
防ぐことができ、圧縮機を首尾よく運転させることが可
能で、空気調和装置の信頼性を著しく向上させることが
できる。
【0050】そして、はじめてバイパス流量制御装置で
冷媒の流量制御を行うときに、熱源機側熱交換器と室内
側流量制御装置との間の分岐部における冷媒が過冷却の
状態から、バイパス流量制御装置の流量制御を開始する
ことができる。従って、バイパス回路内の冷媒の流量を
精度よく絞り制御でき、空気調和装置の信頼性を著しく
向上させることができる。
【0051】また、熱源機側熱交換器と室内側流量制御
装置との間の主冷媒回路内の冷媒が液冷媒になる所定の
過冷却度に達していない場合、即ちバイパス流量制御装
置では制御しきれない場合であっても、分岐部での冷媒
の過冷却度を大きくでき、主冷媒回路内に液冷媒を充満
させやすくできる。このため、バイパス流量制御装置に
よる流量制御が首尾よく行われ、また室内側熱交換器に
おいても速やかに熱交換能力の制御ができるので、空気
調和装置の信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による空気調和装置の冷媒
回路及び運転制御部を示す概略構成図である。
【図2】この空気調和装置の運転制御部による制御動作
の実施例1を示す制御フローチャートである。
【図3】実施例1におけるバイパス流量制御装置の現在
の弁開度と熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒と過熱
度との関係を示すグラフである。
【図4】この空気調和装置の運転制御部による制御動作
の実施例2を示す制御フローチャートである。
【図5】実施例2におけるバイパス流量制御装置の現在
の弁開度と熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱
度との関係を示すグラフである。
【図6】この空気調和装置の運転制御部による制御動作
の実施例3を示す制御フローチャートである。
【図7】実施例3におけるバイパス流量制御装置の初期
開度と運転開始した室内機の合計容量との関係を示すグ
ラフである。
【図8】この空気調和装置の運転制御部による制御動作
の実施例4を示す制御フローチャートである。
【図9】実施例4におけるバイパス流量制御装置の初期
開度と運転開始した室内機の合計容量との段階的な関係
を示すグラフである。
【図10】この空気調和装置の運転制御部による制御動
作の実施例5を示す制御フローチャートである。
【図11】実施例5におけるバイパス流量制御装置の初
期開度と熱交換流体の流体温度との関係を示すグラフで
ある。
【図12】実施例6におけるバイパス流量制御装置の初
期開度と熱交換流体の流体温度との段階的な関係を示す
グラフである。
【図13】実施例7による冷暖房切換式の冷媒回路を示
す冷媒回路図である。
【図14】実施例7の冷媒回路における制御ブロック図
である。
【図15】従来の空気調和装置で用いられている冷媒回
路の冷媒回路図である。
【図16】図16は図15の冷媒回路における制御ブロ
ック図である。
【図17】(a)は室内側流量制御装置3aを駆動させ
る駆動回路を示す電気回路図である。(b)は室内側流
量制御装置3bを駆動させる駆動回路を示す電気回路図
である。(c)は室内側流量制御装置3cを駆動させる
駆動回路を示す電気回路図である。(d)は室内側流量
制御装置3dを駆動させる駆動回路を示す電気回路図で
ある。
【図18】バイパス流量制御装置を駆動させる駆動回路
を示す電気回路図である。
【図19】圧縮機を運転させる運転回路を示す電気回路
図である。
【図20】流体流量制御装置の運転回路を示す電気回路
図である。
【図21】バイパス流量制御装置の弁開度と、熱交換部
出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度及び熱交換部出側
の主冷媒回路内の冷媒の過冷却度との関係を示したグラ
フである。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 熱源機側熱交換器 3a 室内側流量制御装置 3b 室内側流量制御装置 3c 室内側流量制御装置 3d 室内側流量制御装置 4a 室内側熱交換器 4b 室内側熱交換器 4c 室内側熱交換器 4d 室内側熱交換器 5 バイパス回路 6 熱交換部 7 バイパス流量制御装置 8 過熱度検出手段 9 過冷却度検出手段 10 分岐部 11 合流部 13a 室内機 13b 室内機 13c 室内機 13d 室内機 14 流体温度検出手段 17 過冷却度検出手段 18a 運転制御部 18b 運転制御部 19a 運転検出手段 19b 運転検出手段 19c 運転検出手段 19d 運転検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱源機側熱交換器、室内側流量
    制御装置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷媒回路
    と、前記熱源機側熱交換器と前記室内側流量制御装置と
    の間の主冷媒回路に設けられた冷媒の分岐部と、前記圧
    縮機と前記室内側熱交換器との間の主冷媒回路に設けら
    れた冷媒の合流部と、前記分岐部と前記合流部とに接続
    して設けられ前記分岐部からの冷媒を前記合流部に迂回
    させるバイパス回路と、前記バイパス回路に設けられ前
    記バイパス回路内の冷媒の流量を絞り制御するバイパス
    流量制御装置と、前記バイパス流量制御装置から前記合
    流部までのバイパス回路内の冷媒と前記熱源機側熱交換
    器から前記分岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱
    交換を行う熱交換部と、前記熱交換部出側のバイパス回
    路内の冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段と、前記
    熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度が所定の
    過熱度以下となる前記バイパス流量制御装置の第1の初
    期開度を設定するための第1の初期開度設定手段と、前
    記バイパス流量制御装置の開度が前記第1の初期開度に
    設定された状態で前記圧縮機を起動し、前記圧縮機の起
    動後に前記バイパス流量制御装置の開度を前記第1の初
    期開度から閉方向に変化させて前記熱交換部出側のバイ
    パス回路内の冷媒の過熱度を前記所定の過熱度に近づけ
    る第1の制御手段とを備えたことを特徴とする空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 冷媒吐出量可変の圧縮機、熱源機側熱交
    換器、室内側流量制御装置及び熱交換容量可変の室内側
    熱交換器を接続してなる主冷媒回路と、前記熱源機側熱
    交換器と前記室内側流量制御装置との間の主冷媒回路に
    設けられた冷媒の分岐部と、前記圧縮機と前記室内側熱
    交換器との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の合流部
    と、前記分岐部と前記合流部とに接続して設けられ前記
    分岐部からの冷媒を前記合流部に迂回させるバイパス回
    路と、前記バイパス回路に設けられ前記バイパス回路内
    の冷媒の流量を絞り制御するバイパス流量制御装置と、
    前記バイパス流量制御装置から前記合流部までのバイパ
    ス回路内の冷媒と前記熱源機側熱交換器から前記分岐部
    までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱交換を行う熱交換
    部と、前記熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱
    度を検出する過熱度検出手段と、前記室内側熱交換器の
    熱交換容量を外部から設定するための熱交換容量設定手
    段と、前記熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒の過熱
    度が所定の過熱度以下となる前記バイパス流量制御装置
    の第2の初期開度を、前記熱交換容量設定手段により設
    定された室内側熱交換器の熱交換容量に応じて設定する
    ための第2の初期開度設定手段と、前記バイパス流量制
    御装置の開度が前記第2の初期開度に設定された状態で
    前記圧縮機を起動し、前記圧縮機の起動後に前記バイパ
    ス流量制御装置の開度を前記第2の初期開度から閉方向
    に変化させて前記熱交換部出側のバイパス回路内の冷媒
    の過熱度を前記所定の過熱度に近づける第2の制御手段
    とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 冷媒吐出量可変の圧縮機、熱源機側熱交
    換器、室内側流量制御装置及び室内側熱交換器を接続し
    てなる主冷媒回路と、前記熱源機側熱交換器と前記室内
    側流量制御装置との間の主冷媒回路に設けられた冷媒の
    分岐部と、前記圧縮機と前記室内側熱交換器との間の主
    冷媒回路に設けられた冷媒の合流部と、前記分岐部と前
    記合流部とに接続して設けられ前記分岐部からの冷媒を
    前記合流部に迂回させるバイパス回路と、前記バイパス
    回路に設けられ前記バイパス回路内の冷媒の流量を絞り
    制御するバイパス流量制御装置と、前記バイパス流量制
    御装置から前記合流部までのバイパス回路内の冷媒と前
    記熱源機側熱交換器から前記分岐部までの主冷媒回路内
    の冷媒との間で熱交換を行う熱交換部と、前記熱交換部
    出側のバイパス回路内の冷媒の過熱度を検出する過熱度
    検出手段と、前記熱源機側熱交換器に送り込まれ冷媒と
    の間で熱交換する熱交換流体の流体温度を検出する流体
    温度検出手段と、前記流体温度検出手段により検出され
    た流体温度がこの流体温度に応じて変更される熱交換流
    体送り込み量の制御下限値近傍に達するときの所定温度
    を下回ったとき、前記バイパス流量制御装置の第3の初
    期開度を前記所定温度に対応して設定された所定の初期
    開度から前記流体温度の低下に応じて開方向に設定する
    とともに、前記検出された流体温度が前記所定温度を上
    回ったとき、前記第3の初期開度を前記所定の初期開度
    から前記流体温度の上昇に応じて一定又は開方向に設定
    するための第3の初期開度設定手段と、前記バイパス流
    量制御装置の開度を前記第3の初期開度に設定した状態
    で前記圧縮機を起動し、前記圧縮機の起動後に前記バイ
    パス流量制御装置の開度を前記第3の初期開度から閉方
    向に変化させて前記熱交換部出側のバイパス回路内の冷
    媒の過熱度を前記所定の過熱度に近づける第3の制御手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、熱源機側熱交換器、室内側流量
    制御装置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷媒回路
    と、前記熱源機側熱交換器と前記室内側流量制御装置と
    の間の主冷媒回路に設けられた冷媒の分岐部と、前記圧
    縮機と前記室内側熱交換器との間の主冷媒回路に設けら
    れた冷媒の合流部と、前記分岐部と前記合流部とに接続
    して設けられ前記分岐部からの冷媒を前記合流部に迂回
    させるバイパス回路と、前記バイパス回路に設けられ前
    記バイパス回路内の冷媒の流量を絞り制御するバイパス
    流量制御装置と、前記バイパス流量制御装置から前記合
    流部までのバイパス回路内の冷媒と前記熱源機側熱交換
    器から前記分岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱
    交換を行う熱交換部と、前記熱交換部出側のバイパス回
    路内の冷媒が所定の過熱度以下になる前記バイパス流量
    制御装置の第1の初期開度を設定するための第1の初期
    開度設定手段と、前記熱交換部出側の主冷媒回路内の冷
    媒の第1の過冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段
    と、前記熱交換部入側の主冷媒回路内の冷媒の第2の過
    冷却度を検出する第2の過冷却度検出手段と、前記第1
    の過冷却度検出手段により検出された第1の過冷却度と
    前記第2の過冷却度検出手段により検出された第2の過
    冷却度との過冷却度差が、前記熱交換部出側の主冷媒回
    路内の冷媒を液冷媒にする所定の過冷却度差に達するま
    で、前記バイパス流量制御装置の開度を前記設定された
    前記第1の初期開度に保持する第4の制御手段とを備え
    たことを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、熱源機側熱交換器、室内側流量
    制御装置及び室内側熱交換器を接続してなる主冷媒回路
    と、前記熱源機側熱交換器と前記室内側流量制御装置と
    の間の主冷媒回路に設けられた冷媒の分岐部と、前記圧
    縮機と前記室内側熱交換器との間の主冷媒回路に設けら
    れた冷媒の合流部と、前記分岐部と前記合流部とに接続
    して設けられ前記分岐部からの冷媒を前記合流部に迂回
    させるバイパス回路と、前記バイパス回路に設けられ前
    記バイパス回路内の冷媒の流量を絞り制御するバイパス
    流量制御装置と、前記バイパス流量制御装置から前記合
    流部までのバイパス回路内の冷媒と前記熱源機側熱交換
    器から前記分岐部までの主冷媒回路内の冷媒との間で熱
    交換を行う熱交換部と、前記熱交換部出側の主冷媒回路
    内の冷媒の第1の過冷却度を検出する第1の過冷却度検
    出手段と、前記第1の過冷却度検出手段により検出され
    た第1の過冷却度が、前記熱源機側熱交換器と前記室内
    側流量制御装置との間の主冷媒回路内の冷媒が液冷媒に
    なる所定の過冷却度を下回っているとき、前記室内側流
    量制御装置の開度を閉方向に変化させる第5の制御手段
    とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
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