JPH01155146A - 冷凍装置の制御装置 - Google Patents

冷凍装置の制御装置

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JPH01155146A
JPH01155146A JP31386387A JP31386387A JPH01155146A JP H01155146 A JPH01155146 A JP H01155146A JP 31386387 A JP31386387 A JP 31386387A JP 31386387 A JP31386387 A JP 31386387A JP H01155146 A JPH01155146 A JP H01155146A
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expansion valve
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は冷凍装置の制御装置に係り、特に、蒸発器の容
量過剰時における高圧カットによる運転停止の防止対策
に関する。
(従来の技術) 従来より、冷凍装置の制御装置として、蒸発器における
冷媒の過熱度を検出して該過熱度を一定値に保持するよ
うに電動膨張弁の開度制御をしようとするものは知られ
ている。
その場合、電動膨張弁の開度制御をしても、凝縮器の空
調負荷が極めて小さくて蒸発器の能力の低減に限界があ
る場合、両者の容量バランスが崩れて高圧が上昇して高
圧カットのために連続運転できなくなる虞れがある。
上記問題点に対処するために、例えば実開昭53−11
753号公報に開示される如く、蒸発器の出口側に外部
均圧形自動膨張弁の感温筒を配置し、自動膨張弁の外部
均圧管を蒸発器の低圧側ど液管側とに切換え可能に接続
して、上記感温筒で検出される冷媒の過熱度に応じて自
動膨張弁の絞りを制御するように構成しておき、通常運
転時には、上記自動膨張弁の均圧管を蒸発器の低圧側に
接続する一方、凝縮器の空調負荷が低下して蒸発器が容
量過剰になったときには、自動膨張弁の均圧管を液管側
に接続することにより、自動膨張弁を絞り側に補正して
高圧を低下させて、装置の連続運転範囲を拡大しようと
するものがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記公報のものでは、高圧の上昇を抑制
できる効果があるものの、過熱度制御を行っているため
に高圧の上昇防止には限度がある。
また、特に−台の室外ユニットに複数台の室内ユニット
を並列に接続したいわゆるマルチ形空気調和装置の場合
には、容量のアンバランスが生じ易く、蒸発器の過剰容
量状態を解消するには、別辻補助熱交換回路を設けて、
補助熱交換器や高圧制御弁などを配置する必要がある。
そのために、装置が複雑になるに加えて、補助熱交換器
側で過剰容量が無駄に消費されてし7まうことになり、
電力消費量も大きい。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、蒸発器が容量過剰状態に陥った場合には、電動膨
張弁の開度制御を過熱度一定制御から変更して高圧を適
正値に保持する制御に変更することにより、装置の高圧
カットによる運転停止を防止して連続運転の範囲の拡大
化を図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、第1図
に示すように、圧縮機(1)、凝縮器(12又は6)、
冷媒の絞り作用を行う電動膨張弁(8又は13)および
蒸発器(6又は12)を順次接続してなる冷凍回路を備
えた冷凍装置を前提どする。
そして、冷凍装置の制御装置と1.て、冷媒の過熱度を
検出する過熱度検出手段(51)と、該過熱度検出手段
(51)で検出される冷媒の過熱度が一定値になるよう
に上記電動膨張弁(8)の開度を制御する第1制御手段
(52)とを設けるものとする。
さらに、圧縮機(1)の高圧を検出する高圧検出手段(
P1)と、該高圧検出手段(P1)で検出される高圧の
値が一定になるように」二記電動膨張弁(8又は13)
の開度を制御する第2制御手段(54)ど、上記高圧の
値が所定値以上か否かを判別する判別手段(53)と、
該判別手段(53)の出力を受け、高圧が所定値以上の
ときには上記第1制御手段(52)による電動膨張弁(
8又は13)の開度制御を停止して、上記第2制御手段
(54)による高圧を一定に保持する開度制御に切換え
る制御切換手段(55)とを設ける構成としたものであ
る。
(作用) 以上の構成により、本発明では、冷凍装置の運転時、第
1制御手段(52)により、冷媒の過熱度が一定値にな
るように電動膨張弁(8又は13)の開度制御が行われ
る。
そして、凝縮器(12又は6)における熱交換負荷が小
さくなって、蒸発器(6又は12)が容量過剰状態に陥
ったときには、高圧が上昇して装置が高圧カットによる
運転停止を生ずる危険性があるが、高圧検出手段(P1
)で検出される高圧の値が所定値を越えると、制御切換
手段(55)により、電動膨張弁(8又は13)の開度
制御が過熱度一定制御から第2制御手段(54)による
高圧一定制御に切換えられ、高圧の−L昇が有効に阻止
されるので、連続運転範囲の拡大化を図ることができる
また、マルチ形空気調和装置の場合にも、空調負荷調節
のための補助熱交換器およびそのための高圧制御弁等が
不要となるので、装置の簡素化とコストダウンとを図る
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に構づき説明
する。
第2図は本発明を適用したマルチ型空気調和装置の冷媒
配管系統を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜(F
)は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内ユニ
ットである。上記室外ユニット(A)の内部には、出力
周波数を30〜70H2の範囲で10Hz毎に可変に切
換えられるインバータ(2a)により容量が調整される
第1圧縮機(1a)と、パイロット圧の高低で差動する
アンローダ(2b)により容量がフルロード(100%
)およびアンロード(50%)状態の2段階に調整され
る第2圧縮機(1b)とを逆止弁(1,0)を介して並
列に接続して構成される圧縮機(1)と、該圧縮機(1
)から吐出されるガス中の浦を分離する油分離器(4)
と、暖房運転時には図中実線の如く切換わり冷房運転時
には図中破線の如く切換わる四路切換弁(5)と、冷房
運転時に凝縮機、暖房運転時に蒸発器となる室外熱交換
器(6)およびそのファン(6a)と、過冷却度コイル
(7)と、冷房運転時には冷媒流量を調節し、暖房運転
時には冷媒の絞り作用を行う室外電動膨張弁(8)と、
液化した冷媒を貯蔵するレシーバ(9)と、アキュムレ
ータ(10)とが主要機器として内蔵されていて、該各
機器(1)〜(10)は各々冷媒の連絡配管(11)で
冷媒の流通可能に接続されている。また上記室内ユニッ
ト(B)〜(F)は同一構成であり、各々、冷房運転時
には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換器
(12)・・・およびそのファン(12a)・・・を備
え、かつ該室内熱交換器(12)・・・の液冷媒分岐管
(lla)・・・には、暖房運転時に冷媒流量を調節し
、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行う室内電動膨張弁(
13)・・・がそれぞれ介設され、合流後手動閉鎖弁(
17)を介し連絡配管(1lb )によって室外ユニッ
ト(A)との間を接続されている。また、(THI)・
・・は各室内温度を検出する室温サーモスタット、(T
H2)・・・および(TH3)・・・は各々室内熱交換
器(12)・・・の液側およびガス側配管における冷媒
の温度を検出する温度センサ、(TH4)は圧縮機(1
)の吐出管における冷媒の温度を検出する温度センサ、
(TH5)は暖房運転時に室外熱交換器(6)(蒸発器
)における蒸発温度を検出する温度せンサ、(TH’6
)は圧縮機(1)に吸入される吸入ガスの温度を検出す
る温度センサであって、該2つの温度センサ(TH5)
および(TH6)により、暖房運転時に室外熱交換器(
蒸発器)(6)における冷媒の過熱度を検出する過熱度
検出手段(51)が構成されている。また、(Pi)は
暖房運転時に圧縮機(1)の高圧を検出する高圧検出手
段としての圧力センサである。
なお、第2図において上記各主要機器以外に補助用の諸
機器が設けられている。(1r)は第2圧縮機(1b)
のバイパス回路(lie)に介設され、第2圧縮機(1
b)の停止時およびアンロード状態時には「開」となり
、フルロード状態で「閉」となるアンローダ用電磁弁、
(1g)はキャピラリーチューブ、(21)は吐出管と
吸入管とを接続する均圧ホットガスバイパス回路(11
d)に介設され、冷房運転時室内熱交換器(12)(蒸
発器)が低負荷状態のときおよびデフロスト時等に開作
動するホットガス用電磁弁である。
さらに、(l1g)は液管とガス管との間を接続し、冷
暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するためのリキッ
ドインジェクションバイパス回路であって、該リキッド
インジェクションバイパス回路(l1g)には圧縮機(
1)のオン・オフと連動して開閉するインジェクション
用電磁弁(29)と、感温筒(TPI)により検出され
る吸入ガスの過熱度に応じて開度を調節される自動膨張
弁(30)とが介設されている。
なお、(Psi)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉器、(
S P)はサービスポートである。
そして、上記各電磁弁およびセンサ類は各主要機器と共
に空気調和装置の室外ユニット(A)の制御用室外制御
ユニット(15)に信号線で接続されている。
第3図は上記室外ユニット(A)側に配置される室外制
御ユニット(15)の内部および接続される各機器の配
線関係を示す電気回路図である。
図中、(MCi)はインバータ(2a・)の周波数変換
回路(INV)に接続された第1圧縮機(1a)のモー
タ、(MC2)は第2圧縮機(11))のモータ、(M
F)は室外ファン(6a)のモータ、(52F)、  
(52C+)および(52C2)は各々ファンモータ(
MF) 、周波数変換回路(INV)およびモータ(M
C2)を作動させる電磁接触器で、上記各機器はヒコー
ズボックス(FS)、漏電ブレーカ(BRI)を介して
三相交流電源に接続されるとともに、室外制御ユニット
(15)とは単相交流電源で接続されている。
次に、室外制御ユニット(15)の内部にあっては、電
磁リレーの常開接点(RY+ )〜(RY7 )が単相
交流電流に対して並列に接続され、これらは順に、四路
切換弁(5)の電磁リレー(20S)、周波数変換回路
(INV)の電磁接触器(52C1)、第2圧縮機(1
b)の電磁接触器(52C2)、室外ファン用電磁接触
器(52F)、アンローダ用電磁弁(1「)の電磁リレ
ー(SVL)、ホットガス用電磁弁(21)の電磁リレ
ー(SV1))およびインジェクション用電磁弁(29
)の電磁リレー(SVv)のコイルに直列に接続され、
室外制御ユニット(15)に人力される室温サーモスタ
ット(THI)および温度センサ(TH2)〜(TH6
)の信号に応じて開閉されて、上記各電磁接触器あるい
は電磁リレーの接点を開閉させるものである。また、端
子(CN)には、室外電動膨張弁(8)の開度を調節す
るパルスモータ(EV)のコイルが接続されている。な
お、第3図右側の回路において、(CH1)、  (C
)12)はそれぞれ第1圧縮機(la)、第2圧縮機(
1c)のオイルフォーミング防止用ヒータで、それぞれ
電磁接触器(52C+ )、  (52C2)と直列に
接続され上記各圧縮機(la)、  (11))が停止
時に電流が流れるようになされている。さらに、(51
C2)はモータ(MC,! )の過電流リレー、(49
C+)、 (49C2)はそれぞれ第1圧縮機(la)
、第2圧縮機(1b)の温度上昇保護用スイッチ、(6
3H+)、  (63H2)はそれぞれ第1圧縮機(l
a)、第2圧縮機(1b)の圧力」二昇保護用スイッチ
、(51F)はファンモータ(MF)の過電流リレーで
あって、これらは直列に接続されて起動時には電磁リレ
ー(30Fx)をオン状態にし、故障にはオフ状態にさ
せる保護回路を構成している。
第2図において、空気調和装置の暖房運転時、冷媒はガ
ス状態で圧縮機(1)により圧縮され、四路切換弁(5
)を経て各室内ユニット(B)〜(F)に分岐して送ら
れる。各室内ユニット(B)〜(F)では、各室内熱交
換器(12)・・・で熱交換を受けて凝縮された後金流
し、室外ユニット(A)で、レシーバ(9)に液貯蔵さ
れ、液状態で室外電動膨張弁(8)によって絞り作用を
受けて室外熱交換器(6)で蒸発し、ガス状態となって
圧縮機(1)に戻る。
その場合、室内ユニット(B)〜(F)ではその室内の
空調負荷に応じて各室内電動膨張弁(13)・・・の開
度が制御され、全体の冷媒流量の各室内ユニット(B)
〜(F)への分配流量が下記手順により決定される。
第4図は、室温サーモスタッI−(THI)の設定値(
Ts )と吸込空気温度(Ta )との偏差(Ts −
Ta )と室内電動膨張弁(工3)の目標開度との関係
を示すグラフであって、ここに(AWaX )は最大開
度、(Amin )は閉じる場合の最小制御開度、(A
o )は全開を示す。
そして、室内制御ユニット(図示せず)では室温サーモ
スタット(THI)の信号を受けて、所定のサンプリン
グ時間ごとに目標開度ARが演算されて現在の開度Aと
比較され、室内電動膨張弁(13)の開度をAR<Aの
ときには所定パルスずつ閉じAREAのときには所定パ
ルスずつ開く開度変更信号が出力されて、室内電動膨張
弁(16)の開度Aが変更され冷媒流量が分配調整され
る。
次に、室外ユニット(A)では、各室内熱交換器(凝縮
器)(12)・・・における冷媒の凝縮温度の平均値T
eを一定値Tcsに保持するために圧縮機(1)の容量
制御が行われる。ここで、第2圧縮機(1b)の運転容
量は、フルロード時で60Hzsアンロード時で30H
zとなるので、第1圧縮機(1a)のインバータ(2a
)の10Hzきざみの容量変化と組み合わせることによ
り、合計O〜130Hzの範囲で10Hzきざみに調節
され得るものである。
また、圧縮機(1)の運転容量が定められると、それに
応じて室外電動膨張弁(8)の開度が変更されるように
なされている。
さらに、暖房運転時、暖房負荷の変動等により凝縮温度
Tcが変化して、それに応じ圧縮機(1)の運転容量が
変化すると、その変化に応じて室外制御ユニット(15
)により室外熱交換器(6)(蒸発器)における冷媒の
過熱度SR又は高圧PC(凝縮温度Tc)を適正範囲に
保持するように電動膨張弁(8)の開度制御が行われる
。以下、第8図のフローチャートに基づきその手順を説
明する。
第8図のフローチャートにおいて、ステップS1で圧縮
機(1)が起動から停止に変ったか否かを判定し、以前
から停止したままあるいは稼働中のNoであればステッ
プS2に移行して圧縮機(1)が停止から起動したか否
かを判定する。ステップS2での判定の結果、停止中あ
るいは稼働中のNoであればステップs3.s、で高圧
一定制御を行うべき高圧制御フラグが「1」か否か、圧
縮機(1)の運転容量が最小容量であるか否かを順に判
別し、いずれもNoであるときにはそのままステップS
5に進み、圧縮機(1)の運転状態をサンプリングして
、圧縮機(1)の容量が変化したか否かを判定する。ス
テップS5での判定の結果、圧縮機(1)の容量が変化
したYESであればステップS6に進み、現在開度のパ
ルス値Pと共に、変化前の圧縮機(1)の容量に対応す
る開度のパルス値POおよび変化後の圧縮機(1)の容
量に対応する開度のパルス値P(をそれぞれ記憶装置(
図示せず)から読取る。そして、ステップS7で開度を
変化するためのパルス値の変化量ΔPを、関係式ΔP−
PX (PI /PO)  Pにより求める。
また、ステップS5における判別の結果、圧縮機(1)
が停止中あるいは稼働中でも容量が変化していないNo
のときには、ステップS8で所定のサンプリング時間が
経過するのを待ってステップS9に進み、過熱度を一定
とするPI副制御ための開度の増減分演算を下記手順で
行う。
まず、室外熱交換器(6)(蒸発器)の入口および出口
側にそれぞれ配置された温度センサ(TH5)および(
TH6)の温度差に基づいて過熱度SHを求める。次に
下式によりパルスの変化量ΔPを求める。
ΔP=KE [iE (t )−E (t−Δt)1+
(Δt/2Ti)  (E(t) 十E(を−Δt))〕      ・・・(1)ここで
、E(t)は時刻tにおける実測過熱度SHと目標過熱
度SHsとの偏差値、E (t−Δt)は同様にサンプ
リング開始時の偏差値、KEはゲイン、Δtはサンプリ
ング時間、TIは積分時間である。
一方、ステップS4における判別が圧縮機(1)の運転
容量が最小であるYESのときには、ステップSIOに
移行して、上記高圧PCの値に相当する凝縮温度Tcが
所定値pcoに対応する凝縮温度値TCOよりも大きい
か否かを判別し、判別がNOのときには上記ステップS
5に進んで上記ステップ85〜S9を実行する。また、
ステップS10における判別が凝縮温度Tcが所定値T
cO以下であるYESのときには、各室内ユニット(B
)〜(F)の総空調負荷が小さくて室外熱交換器(6)
が容量過剰状態になっていると判断して、ステップSo
で高圧PCを一定に保持する高圧−定制御を行うべく、
高圧制御フラグを「1」にしてステップS1に戻る。
そして、その場合には、上記ステップS3における判別
が高圧制御フラグが「1」であるYESになって、ステ
ップS+2以下の高圧一定制御に進む。まず、ステップ
S+2で、過熱度SHが上記口   ゛標加熱度SHs
よりもやや低い一定の値SHs’よりも小さいか否かを
判別し、判別がNOのときには、ステップS+4で所定
のサンプリング時間が経過するのを待って、ステップS
+5に進み、高圧一定制御を行うための開度の増減分演
算を下記式に基づき行う。
ΔP=Kc  [(C(t ) −C(t−Δt)1+
(Δt/2Ti)fc(t) +C(t  −Δt)l  コ         ・・
・(2)ここでsKCはゲイン、C(t )は時刻tに
おける実測凝縮温度Tcと制御目標値TcOとの偏差値
(つまりTe  (t)−Tea  (t))、C(を
−Δt)は同様にサンプリング開始前の偏差値である。
なお、上記高圧一定制御を行った後、過熱度SHが十分
低下して、ステップST2における判別が過熱度SHが
一定値SHs’よりも小さいYESに変わると、室外熱
交換器(6)の容量過剰状態が解消したと判断して、ス
テップSI3で高圧制御フラグを「0」に再設定してス
テップS1に戻り、以下、過熱度一定制御を行う。
また、ステップS1での判定で、圧縮機(1)が稼働中
から停止したYESのときにはステップSO6に進みパ
ルス変化量Δp−o−pとして室外電動膨張弁(8)を
全閉にする。また、ステップS2における判定で圧縮機
(1)が停止中から稼働したYESのときには、ステッ
プSI6で、ステップS6におけるものと同様の演算に
より、変化したときの圧縮機(1)の容量に応じた開度
P。
を演算し、ステップS17においてΔP−P、としてパ
ルス変化量ΔPを求める。
最後に、ステップS 19.で、上記各ステップS7゜
S9.S+s、StyおよびS +sで求められたパル
ス変化量ΔPに応じて、室外電動膨張弁(8)の開度を
変更する。
上記フローにおいて、ステップS9により、過熱度検出
手段(51)で検出される冷媒の過熱度SHが一定値S
Hsになるように上記電動膨張弁の開度を制御する第1
制御手段(52)が構成され、ステップS+sによって
、圧力センサ(高圧検出手段)(Pi)で検出される高
圧pcの値が一定になるように上記電動膨張弁(8)の
開度を制御する第2制御手段(54)が構成されている
そして、ステップ310により、高圧PCの値が所定値
peo以」二か否かを判別する判別手段(53)が構成
され、ステップSnおよびS3によって、該判別手段(
53)の出力を受け、高圧PCが所定値PCO以上のと
きには上記第1制御手段(52)による上記電動膨張弁
(8)の開度制御を停止して、上記第2制御手段(54
)による高圧−定制御に切換える制御切換手段(55)
が構成されている。
したがって、−上記実施例では、空気調和装置の運転時
、室内ユニット(B)〜(F)の総空調負荷が小さくな
って室外熱交換器(6)が容量過剰状態に陥ったときに
は、第2制御手段(54)により高圧pcを一定にする
ような高圧一定制御を行って、高圧pcの−L昇を防止
するので、連続運転を確保することができる。
その場合、マルチ形空気調和装置においても、従来のも
ののように、室外ユニッ1−(A)における空調負荷調
節のための補助熱交換器およびそのための高圧制御弁等
が不要となるので、装置の軽二化とコストダウンとを図
ることができる。加えて、補助熱交換器で余分な能力を
無駄に消費することがない。また、容量過剰状態になっ
た場合にも、従来のように補助熱交換器で高圧だけを下
げるのではなく、高圧一定制御を行うことにより低圧も
低く保持されるので、入力そのものも小さくて済み、各
室内ユニット(B)〜(F)における成績係数が可及的
に向上する。よって、トータルコストの低減化を図るこ
とができる。
なお、」二足高圧一定制御を行っている間、室外熱交換
器(6)における過熱度SHが大きくなるが、上記実施
例のごとく、リキッドインジェクションバイパス回路(
11g )を付加することにより、圧縮機(1)への吸
入ガスの過熱度の上昇を防止することができる。このリ
キッドインジェクションバイパス回路(l1g)は、冷
房運転時に室内ユニット(B)〜(F)側における能力
制御により生ずる吸入ガスの過熱度の上昇を抑制するた
めに必要であり、そのために装置に余分の負担が掛かる
ものではない。
また、上記実施例では、暖房運転についてのみ説明した
が、本発明は暖房運転だけではなく、冷房運転にも適用
することができる。すなわち、室内ユニット(B)〜(
F)の各室内熱交換器(蒸発器)(12)・・・の能力
制御時、各室内熱交換器(12)・・・の能力の総和が
室外熱交換器(凝縮器)(6)の能力を越えるような場
合には高圧が上昇し、高圧カットが生ずる危険性がある
が、室内ユニット(B)〜(F)の室内電動膨張弁(1
3)・・・の開度制御を過熱度一定制御から高圧一定制
御に切換えることにより、上記実施例と同様の効果を得
ることができる。
さらに、本発明は上記実施例のようなマルチ形空気調和
装置に限定されるものではなく、蒸発器と凝縮器とが一
台ずつ備えられた冷凍装置についても、両者の容量バラ
ンスが大きく崩れた場合に電動膨張弁の開度制御切換に
より、同様の効果を発揮することができるのはいうまで
もない。
゛  (発明の効果) 以上説明したように、本発明の冷凍装置の制御装置によ
れば、凝縮器の熱交換負荷の減少により蒸発器が過剰容
量状態に陥って高圧が過上昇したとき、電動膨張弁の開
度制御を過熱度一定制御から高圧一定制御に切換えるよ
うにしたので、高圧の上昇を有効に防止して装置の連続
運転範囲の拡大化を図ることができる。特に、マルチ形
空気調和装置においても、補助熱交換器の不要による構
成の簡素化と、過剰容量の蕪駄な消費の回避による転動
率の向上とを図ることができ、よってトータルコストの
低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図〜第5図
は本発明の実施例を示し、第2図はその冷媒系統図、第
3図は室外制御ユニットの電気回路図、第4図は室温サ
ーモスタットの設定値と吸込空気温度との偏差と室内電
動膨張弁の開度との関係を示すグラフ、第5図は室外電
動膨張弁の開度制御手順を示すフローチャート図である
。 (1)・・・圧縮機、(6)・・・室外熱交換器、(8
)・・・室外電動膨張弁、(12)・・・室内熱交換器
、(13)・・・室内電動膨張弁、(51)・・・過熱
度検出手段、(52)・・・第1制御手段、(53)・
・・判別手段、(54)・・・第2制御手段、(55)
・・・制御切換手段、(A)・・・室外ユニット、(B
)〜(F)・・・室内ユニット、(P1)・・・圧力セ
ンサ(高圧検出手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 圧縮機(1)、凝縮器(12又は6)、冷媒の
    絞り作用を行う電動膨張弁(8又は13)および蒸発器
    (6又は12)を順次接続してなる冷凍回路を備えた冷
    凍装置において、冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手
    段(51)と、該過熱度検出手段(51)で検出される
    冷媒の過熱度が一定値になるように上記電動膨張弁(8
    )の開度を制御する第1制御手段(52)とを備えると
    ともに、圧縮機(1)の高圧を検出する高圧検出手段(
    P1)と、該高圧検出手段(P1)で検出される高圧の
    値が一定になるように上記電動膨張弁(8又は13)の
    開度を制御する第2制御手段(54)と、上記高圧の値
    が所定値以上か否かを判別する判別手段(53)と、該
    判別手段(53)の出力を受け、高圧が所定値以上のと
    きには上記第1制御手段(52)による電動膨張弁(8
    又は13)の開度制御を停止して、上記第2制御手段(
    54)による高圧を一定に保持する開度制御に切換える
    制御切換手段(55)とを備えたことを特徴とする冷凍
    装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013053818A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Panasonic Corp 空気調和機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62258969A (ja) * 1986-05-02 1987-11-11 株式会社日立製作所 ヒ−トポンプ式冷暖房装置

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