JPH04222351A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH04222351A
JPH04222351A JP40499890A JP40499890A JPH04222351A JP H04222351 A JPH04222351 A JP H04222351A JP 40499890 A JP40499890 A JP 40499890A JP 40499890 A JP40499890 A JP 40499890A JP H04222351 A JPH04222351 A JP H04222351A
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pressure
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heat exchanger
liquid
discharge pipe
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Naoki Ueno
直樹 上野
Shinichi Nakaishi
伸一 中石
Masaki Yamamoto
政樹 山本
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に係り、特に圧縮機の吸入側にリキッドインジェ
クションを行うようにしたものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2―12604
4号公報に開示される如く、空気調和装置の液管と圧縮
機の吸入ラインとを接続するリキッドインジェクション
用バイパス路を設け、空気調和装置の運転時、このバイ
パス路を開いて吸入冷媒にリキッドインジェクションを
施すことにより、吸入冷媒の過熱度を調節するようにし
たものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】暖房運転時に、特に外
気温度が低く冷媒回路の低圧側圧力が低いと、吐出管温
度が過上昇するが、このような吐出管温度の過上昇時に
も、上記開閉弁を開いてリキッドインジェクションを施
すことにより、吐出管温度の過上昇を抑制しうる。  
しかしながら、冷媒回路の低圧側圧力が低いときには、
液管における圧力(中間圧)も低くなっており、このよ
うな状態でリキッドインジェクションバイパス路の開閉
弁を開いても十分な冷媒のインジェクション量が確保さ
れず、吐出管温度の過上昇抑制効果が得られないという
問題があった。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、液管における中間圧を上昇させる手
段を講ずることにより、吐出管温度の過上昇を有効に防
止し、もって信頼性の向上を図ることにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
本発明の解決手段は、室外熱交換器の補助熱交換器側に
設けられる補助バイパス路を利用して、低外気条件下に
おける吐出管温度の過上昇時に、液管に吐出冷媒をバイ
パスさせることにある。
【0006】具体的には、請求項1の発明の講じた手段
は、図1に示すように、圧縮機(1)、室外熱交換器(
6)、室外減圧弁(8)、室内減圧弁(13)及び室内
熱交換器(12)を冷媒配管で順次接続してなる主冷媒
回路(14)を構成し、該主冷媒回路(14)の上記室
外減圧弁(8)−室内減圧弁(13)間の液管と上記圧
縮機(1)の吸入側とをリキッドインジェクションバイ
パス路(11g )でバイパス接続して、該バイパス路
(11g )に、暖房運転時に吐出管温度が一定値以上
になると開くインジェクション用開閉弁(29)とイン
ジェクション用減圧機構(30)とを介設してなる空気
調和装置を前提とする。
【0007】そして、上記室外熱交換器(6)及び室外
減圧弁(8)をバイパスして吐出管と上記室外減圧弁(
8)−室内減圧弁(13)間の液管とを接続する補助バ
イパス路(11e )を設け、該補助バイパス路(11
e )に、上記室外熱交換器(6)の補助熱交換器(2
2)と、補助減圧機構(28)と、補助バイパス路(1
1e )を開閉する補助開閉弁(24)とを吐出管側か
ら順次介設する。
【0008】さらに、空気調和装置の運転制御装置とし
て、高圧側圧力を検出する高圧検出手段(P1)と、低
圧側圧力を検出する低圧検出手段(P2)と、吐出管温
度を検出する吐出管温度検出手段(TH4)と、暖房運
転時、上記各検出手段(P1),(P2),(TH4)
の出力を受け、高圧側圧力が高圧下限値よりも低いか低
圧側圧力が低圧下限値よりも低いときに、吐出管温度が
上記一定値以上に設定された所定値よりも高くなると、
上記補助バイパス路(11e )の補助開閉弁(24)
を開くよう制御する開閉制御手段(50)とを設ける構
成としたものである。
【0009】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、空気
調和装置の暖房運転時、室外熱交換器(12)で凝縮さ
れた冷媒が室外減圧弁(8)で減圧されて室外熱交換器
(6)で蒸発するように循環するが、低外気等で低圧側
圧力が低いときに、吐出管温度検出手段(TH4)で検
出される吐出管温度が一定値以上になると、吐出管温度
の過上昇を抑制すべくリキッドインジェクションバイパ
ス路(11g )のインジェクション用開閉弁(29)
が開かれて圧縮機(1)の吸入側に液冷媒が導入される
【0010】そのとき、このような低外気条件下では、
液管における中間圧も低いので、リキッドインジェクシ
ョンバイパス路(11g )からの冷媒インジェクショ
ン量が十分確保されずに吐出管温度の過上昇が解消され
ない虞れがあるが、本発明では、高圧検出手段(P1)
で検出される高圧側圧力が高圧下限値よりも低いか低圧
検出手段(P2)で検出される低圧側圧力が低圧下限値
よりも低い条件下で、吐出管温度が上記一定値以上に設
定された所定値よりも高くなると、開閉制御手段(50
)により、補助バイパス路(11e )の補助開閉弁(
24)を開くように制御されるので、液管に比較的高圧
の液冷媒が導入されて中間圧が上昇する。したがって、
リキッドインジェクションバイパス路(11g )から
の冷媒インジェクション量が十分確保され、吐出管温度
の過上昇が解消されることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0012】図2は本発明の実施例に係るマルチ型空気
調和装置の冷媒配管系統を示し、(A)は室外ユニット
、(B)〜(D)は該室外ユニット(A)に並列に接続
された室内ユニットである。上記室外ユニット(A)の
内部には、出力周波数を30〜70Hz の範囲で10
Hz 毎に可変に切換えられるインバ―タ(2a )に
より容量が調整される第1圧縮機(1a )と、パイロ
ット圧の高低で差動するアンロ―ダ(2b )により容
量がフルロ―ド(100%)およびアンロ―ド(50%
)状態の2段階に調整される第2圧縮機(1b )とを
逆止弁(1e )を介して並列に接続して構成される容
量可変な圧縮機(1)と、上記第1,第2圧縮機(1a
 ),(1b )から吐出されるガス中の油をそれぞれ
分離する第1,第2油分離器(4a ),(4b )と
、冷房運転時には図中実線の如く切換わり暖房運転時に
は図中破線の如く切換わる四路切換弁(5)と、冷房運
転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発器となる室外熱交換器
(6)および該室外熱交換器(6)に付設された2台の
室外ファン(6a),(6b)と、冷房運転時には冷媒
流量を調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室
外電動膨張弁(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシ―
バ(9)と、アキュムレ―タ(10)とが主要機器とし
て内蔵されていて、該各機器(1)〜(10)は各々冷
媒の連絡配管(11)で冷媒の流通可能に接続されてい
る。また上記室内ユニット(B)〜(D)は同一構成で
あり、各々、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝
縮器となる室内熱交換器(12),…およびそのファン
(12a ),…を備え、かつ該室内熱交換器(12)
,…の液冷媒分岐管(11a ),…には、暖房運転時
に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行
う室内電動膨張弁(13),…がそれぞれ介設され、合
流後手動閉鎖弁(17)を介し連絡配管(11b )に
よって室外ユニット(A)との間を接続されている。す
なわち、以上の各機器は冷媒配管(11)により、冷媒
の流通可能に接続されていて、室外空気との熱交換によ
り得た熱を室内空気に放出するようにした主冷媒回路(
14)が構成されている。
【0013】次に、(11e )は、吐出管と液管側と
を吐出ガス(ホットガス)のバイパス可能に接続する補
助バイパス路としての暖房過負荷制御用バイパス路であ
って、該バイパス路(11e )には、室外熱交換器(
6)と共通の空気通路に設置された補助熱交換器(22
)、キャピラリチュ―ブ(28)及び冷媒の高圧時に開
作動する補助開閉弁(24)が順次直列にかつ室外熱交
換器(6)とは並列に接続されており、該補助開閉弁(
24)が開いたときには、吐出ガスの一部が主冷媒回路
(14)から暖房過負荷制御用バイパス路(11e)に
バイパスされ、吐出ガスの一部を補助熱交換器(22)
で凝縮させて室外熱交換器(6)の能力を補助するとと
もに、キャピラリチュ―ブ(28)で室外熱交換器(6
)側の圧力損失とのバランスを取るようになされている
【0014】さらに、(11g )は上記暖房過負荷バ
イパス路(11e)の液冷媒側配管と主冷媒回路(14
)の吸入ラインとの間を接続し、冷暖房運転時に吸入ガ
スの過熱度を調節するためのリキッドインジェクション
バイパス路であって、該バイパス路(11g )には圧
縮機(1)のオン・オフと連動して開閉するインジェク
ション用開閉弁(29)と、キャピラリチュ―ブ(30
)とが介設されている。
【0015】また、(31)は、吸入管(11)中の吸
入冷媒と液管(11)中の液冷媒との熱交換により吸入
冷媒を冷却させて、連絡配管(11b)における冷媒の
過熱度の上昇を補償するための吸入管熱交換器である。
【0016】なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機
器が設けられている。(1f )は第2圧縮機(1b 
)のバイパス路(11c )に介設されて、第2圧縮機
(1b )の停止時およびアンロ―ド状態時に「開」と
なり、フルロ―ド状態で「閉」となるアンロ―ダ用開閉
弁、(1g)は上記バイパス路(11c )に介設され
たキャピラリチュ―ブ、(21)は吐出管と吸入管とを
接続する均圧ホットガスバイパス路(11d )に介設
されて、サ―モオフ状態等による圧縮機(1)の停止時
、再起動前に一定時間開作動する均圧用開閉弁、(33
a),(33b)はそれぞれキャピラリチュ―ブ(32
a),(32b)を介して第1,第2油分離器(4a)
,(4b)から第1,第2圧縮機(1a ),(1b 
)に油を戻すための油戻し管である。
【0017】また、図中、(HPS)は圧縮機保護用の
高圧圧力開閉器、(GP)はゲ―ジポ―トである。
【0018】ここで、装置には多くのセンサ類が配置さ
れていて、(TH1),…は各室内温度を検出する室温
サ―モスタット、(TH2),…および(TH3),…
は各々室内熱交換器(12),…の液側およびガス側配
管における冷媒の温度を検出する室内液温センサ及び室
内ガス温センサ、(TH4)は圧縮機(1)の吐出管温
度を検出する吐出管センサ、(TH5)は暖房運転時に
室外熱交換器(6)の出口温度から着霜状態を検出する
デフロストセンサ、(TH6)は上記吸入管熱交換器(
31)の下流側の吸入管(11)に配置され、吸入管温
度を検出する吸入管センサ、(TH7)は室外熱交換器
(6)の空気吸込口に配置され、吸込空気温度を検出す
る外気温センサ、(P1)は吐出管に配置され、高圧側
圧力HPを検出する高圧検出手段としての高圧センサ、
(P2)は吸入管に配置され、低圧側圧力LPを検出す
る低圧検出手段としての低圧センサである。
【0019】そして、上記各開閉弁およびセンサ類は各
主要機器と共に空気調和装置のコントロ―ラ(図示せず
)に信号線で接続され、該コントロ―ラにより、上記各
センサの検出値に応じて空気調和装置の圧縮機,電動膨
張弁,開閉弁等の各機器の運転が制御される。
【0020】図2において、空気調和装置の冷房運転時
、四路切換弁(2)が図中実線側に切換わり、補助熱交
換器(22)の補助開閉弁(24)が常時開いて、圧縮
機(1)で圧縮された冷媒が室外熱交換器(6)及び補
助熱交換器(22)で凝縮され、連絡配管(11b )
を経て各室内ユニット(B)〜(D)に分岐して送られ
る。各室内ユニット(B)〜(D)では、各室内電動膨
張弁(13),…で減圧され、各室内熱交換器(12)
,…で蒸発した後合流して、室外ユニット(A)にガス
状態で戻り、圧縮機(1)に吸入されるように循環する
【0021】また、暖房運転時には、四路切換弁(5)
が図中破線側に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時
と逆となって、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が各室内
熱交換器(12),…で凝縮され、合流して液状態で室
外ユニット(A)に流れ、室外電動膨張弁(8),…に
より減圧され、室外熱交換器(6)で蒸発した後圧縮機
(1)に戻るように循環する。
【0022】ここで、暖房運転時における上記暖房過負
荷制御用バイパス路(11e )の補助開閉弁(24)
を開閉する制御の内容について、図3のフロ―チャ―ト
に基づき説明する。まず、ステップST1で冷房運転か
否かを判別し、判別結果がNOつまり暖房運転であれば
、ステップST2に進んでサ―モオンか否かを判別して
、サ―モオンであれば、以下の補助開閉弁(24)の開
閉制御を行う。すなわち、ステップST3で、上記高圧
センサ(P1)及び低圧センサ(p2)で検出される高
圧側圧力HP及び低圧側圧力LPについて、HP<10
(Kg/cm2 )(高圧下限値)又はLP<2(Kg
/cm2 )(低圧下限値)のいずれかが成立するか否
かを判別して、いずれかが成立すれば、さらにステップ
ST4で、後述の30分タイマがタイムアップするか、
補助開閉弁(24)が開いていてかつ上記吐出管センサ
(TH4)で検出される吐出管温度Td が所定値90
(℃)よりも低いか(Td <90℃)のいずれかが成
立するか否かを判別して、いずれも成立しなければ、ス
テップST5に進んでTd >120℃か否かを判別す
る。このとき、このフロ―には示されていないが、上記
リキッドインジェクションバイパス路(11g )のイ
ンジェクション用開閉弁(29)は、吐出管温度Td 
が90℃以上になると開き、吸入側に液冷媒を導入する
ようになされている。 そして、上記ステップST5の判別で、Td >120
℃であれば、リキッドインジェクションの効果が得られ
ていないと判断して、ステップST6で、液管に吐出冷
媒を導入して液管における冷媒圧力を高めるべく上記暖
房過負荷制御用バイパス路(11e )の補助開閉弁(
24)を開くとともに、ステップST7で30分タイマ
(図示せず)をセットして、ステップST1に戻る。
【0023】一方、上記ステップST3の判別でHP<
10(Kg/cm2 )及びLP<2(Kg/cm2 
)のいずれも成立しないとき、ステップST4の判別で
30分タイマがタイムアップするか上記補助開閉弁(2
4)が開きかつTd <90℃であるかのいずれかが成
立するとき、及び上記ステップST5の判別でTd ≦
120℃のときには、いずれも吐出管温度の過上昇はな
いと判断して、ステップST7に移行し、HP>22(
Kg/cm2 )か否かを判別して、HP>22(Kg
/cm2 )でなければ高圧の過上昇の虞れもないと判
断してステップST7で上記補助開閉弁(24)を閉じ
たままに制御する一方、HP>22(Kg/cm2 )
であれば、高圧の過上昇を招く虞れがあると判断してス
テップST8で補助開閉弁(24)を開く。
【0024】また、上記ステップST1の判別で、冷房
運転時には、ステップST9に移行して、サ―モオンか
否かを判別し、サ―モオンであれば室内側の負荷を補う
べくステップST11で補助開閉弁(24)を開いて補
助熱交換器(22)本来の機能を作用させる。なお、冷
暖房いずれにおいても、サ―モオフ時にはステップST
10で補助開閉弁(24)を閉じるように制御する。
【0025】以上のフロ―において、ステップST6の
制御により、暖房運転時、高圧側圧力が高圧下限値(上
記実施例では10(Kg/cm2 ))よりも低いか低
圧側圧力が低圧下限値(上記実施例では2(Kg/cm
2 ))よりも低いときに、吐出管温度Td が所定値
(上記実施例では120℃)よりも高くなると、上記暖
房過負荷制御用バイパス路(補助バイパス路)(11e
 )の開閉弁を開くよう制御する開閉制御手段(50)
が構成されている。
【0026】したがって、上記実施例では、空気調和装
置の暖房運転時、各室外熱交換器(12),…で凝縮さ
れた冷媒が室外電動膨張弁(室外減圧弁)(8)で減圧
されて室外熱交換器(6)で蒸発するように循環するが
、低外気等で低圧側圧力LPが低いときには、吐出管温
度Td が過上昇して圧縮機(1)の異常停止を招くこ
とがあるために、吐出管センサ(TH4)で検出される
吐出管温度Td が一定値(上記実施例では90℃)以
上になると、リキッドインジェクションバイパス路(1
1g )のインジェクション用開閉弁(29)が開かれ
て液冷媒が吸入側に導入され、吸入過熱度つまり吐出管
温度Td の過上昇が抑制される。そのとき、このよう
な低外気条件下では、液管における中間圧も低いので、
リキッドインジェクションバイパス路(11g )から
の冷媒インジェクション量が十分確保されずに吐出管温
度Td の過上昇が解消されない虞れがある。ここで、
上記実施例では、通常のリキッドインジェクションでは
吐出管温度Td の過上昇が解消されずにそのまま上昇
し続けるようなとき、つまり高圧センサ(高圧検出手段
)(P1)で検出される高圧側圧力HPが高圧下限値(
上記実施例では10(Kg/cm2 ))よりも低いか
、低圧センサ(低圧検出手段)(P2)で検出される低
圧側圧力LPが低圧下限値(上記実施例では2(Kg/
cm2 )よりも低い条件下で、吐出管温度Td が上
記一定値以上に設定された所定値(上記実施例では12
0℃)よりも高くなると、開閉制御手段(50)により
、暖房過負荷制御用バイパス路(11e )の補助開閉
弁(24)を開くように制御されるので、液管に比較的
高圧の液冷媒が導入されて中間圧が上昇し、上記リキッ
ドインジェクションバイパス路(11g )からの冷媒
インジェクション量が十分確保されることになる。よっ
て、吐出管温度Td の過上昇を解消することができ、
信頼性の向上を図ることができるのである。
【0027】なお、上記暖房過負荷制御用バイパス路(
11g )において、吐出冷媒がいったん補助熱交換器
(22)で凝縮されるとともにキャピラリチュ―ブ(2
8)で減圧されるが、このキャピラリチュ―ブ(28)
は、本来圧力調整用に設けられたものであって、冷媒の
絞りを目的とするものではないので、室内電動膨張弁(
13)で減圧された液冷媒の中間圧以下の低圧となるこ
とはなく、液管における中間圧上昇効果を損ねることは
ない。
【0028】また、上記実施例では、一台の室外ユニッ
ト(A)に複数の室内ユニット(B)〜(D)を接続し
たいわゆるマルチ形空気調和装置について本発明を適用
したが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではな
く、一台の室内ユニットを備えたものでもよい。ただし
、特にマルチ形空気調和装置では、冷房運転時における
室内負荷と室外能力との調整のため等の目的で、補助熱
交換器(22)及び暖房過負荷制御用バイパス路(11
e )が付設されていることが多いので、既存の設備の
利用により、コストの増大を招くことがないという利点
がある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷媒回路の室外減圧弁−室内減圧弁間の液管から圧縮機
の吸入側にリキッドインジェクションバイパス路を設け
、吐出管温度の過上昇時に液冷媒を吸入側に導入するよ
うにした空気調和装置において、冷媒回路の吐出管と室
外減圧弁−室内減圧弁間の液管との間に室外熱交換器を
バイパスする補助バイパス路を設けるとともに,空気調
和装置の運転制御装置の構成として、暖房運転時、高圧
側圧力が高圧下限値よりも低いか低圧側圧力が低圧下限
値よりも低い条件下で、吐出管温度が所定値よりも高く
なると、この補助バイパス路を開くようにしたので、低
外気時等、液管の中間圧の低い条件下においても補助バ
イパス路からの液冷媒の導入により圧縮機の吸入側への
リキッドインジェクション量が確保されて、吐出管温度
の過上昇を有効に防止することができ、よって、信頼性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統図で
ある。
【図3】制御内容を示すフロ―チャ―ト図である。
【符号の説明】
1    圧縮機 6    室外熱交換器 8    室外電動膨張弁 (室外減圧弁) 11e   暖房過負荷制御用バイパス路(補助バイパ
ス路) 11g   リキッドインジェクションバイパス路12
  室外熱交換器 13  室外電動膨張弁 (室外減圧弁) 14  冷媒回路 22  補助熱交換器 24  補助開閉弁 28  キャピラリチュ―ブ (補助減圧機構) 29  インジェクション用開閉弁 30  キャピラリチュ―ブ (インジェクション用減圧機構) 50  開閉制御手段 P1  高圧センサ (高圧検出手段) P2  低圧センサ (低圧検出手段) TH4  吐出管センサ (吐出管温度検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮機(1)、室外熱交換器(6)、
    室外減圧弁(8)、室内減圧弁(13)及び室内熱交換
    器(12)を冷媒配管で順次接続してなる主冷媒回路(
    14)を構成し、該主冷媒回路(14)の上記室外減圧
    弁(8)−室内減圧弁(13)間の液管と上記圧縮機(
    1)の吸入側とをリキッドインジェクションバイパス路
    (11g )でバイパス接続して、該バイパス路(11
    g )に、暖房運転時に吐出管温度が一定値以上になる
    と開くインジェクション用開閉弁(29)とインジェク
    ション用減圧機構(30)とを介設してなる空気調和装
    置において、上記室外熱交換器(6)及び室外減圧弁(
    8)をバイパスして吐出管と上記室外減圧弁(8)−室
    内減圧弁(13)間の液管とを接続する補助バイパス路
    (11e )を設け、該補助バイパス路(11e )に
    、上記室外熱交換器(6)の補助熱交換器(22)と、
    補助減圧機構(28)と、補助バイパス路(11e )
    を開閉する補助開閉弁(24)とを吐出管側から順次介
    設するとともに、高圧側圧力を検出する高圧検出手段(
    P1)と、低圧側圧力を検出する低圧検出手段(P2)
    と、吐出管温度を検出する吐出管温度検出手段(TH4
    )と、暖房運転時、上記各検出手段(P1),(P2)
    ,(TH4)の出力を受け、高圧側圧力が高圧下限値よ
    りも低いか低圧側圧力が低圧下限値よりも低いときに、
    吐出管温度が上記一定値以上に設定された所定値よりも
    高くなると、上記補助バイパス路(11e )の補助開
    閉弁(24)を開くよう制御する開閉制御手段(50)
    とを備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
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