JPH08128763A - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の運転制御装置

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JPH08128763A
JPH08128763A JP26766294A JP26766294A JPH08128763A JP H08128763 A JPH08128763 A JP H08128763A JP 26766294 A JP26766294 A JP 26766294A JP 26766294 A JP26766294 A JP 26766294A JP H08128763 A JPH08128763 A JP H08128763A
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refrigerant
liquid refrigerant
refrigerant circulation
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郁司 石井
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幸生 北出
Mari Sada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の湿り運転状態に応じた容量を設定す
ることにより、該圧縮機の運転に支障を来さない範囲で
その能力を十分に発揮させる。 【構成】 圧縮機1内に貯留される潤滑油の油温に基き
圧縮機1の湿り運転状態を判定する。デフロスト運転
時、圧縮機1が湿り運転状態であるときには、圧縮機容
量を低く設定して液冷媒の導入を抑制し、湿り運転状態
でないときには、圧縮機容量を高く設定して圧縮機1の
運転に支障を来すことなくデフロスト能力を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の運転制御
装置に係り、特に、圧縮機の湿り運転保護対策の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−20376
2号公報に開示されているように、空気調和装置に備え
られている冷媒回路は圧縮機を具備している。この圧縮
機は、蒸発器において蒸発されたガス冷媒を吸入し、こ
れを高温高圧に圧縮した後、凝縮器に向って吐出してい
る。
【0003】また、このような圧縮機の運転時におい
て、冷媒が十分に蒸発されない運転状態(例えばデフロ
スト運転時や低外気暖房運転時)にあっては、冷媒の一
部に液相が残ったまま圧縮機に吸入される所謂湿り運転
状態が発生し易く、この際、液冷媒が圧縮機内に貯留さ
れている潤滑油を希釈するなどして圧縮機の運転に支障
を招く虞れがある。
【0004】このため、このような湿り運転状態が発生
し易い状況では、圧縮機を低回転で運転させて、圧縮機
内に液冷媒が吸入されることを抑制している。例えばデ
フロスト運転時には、このデフロスト運転が終了するま
でこの回転数を所定値以下に規制している。
【0005】また、このようなデフロスト運転時や低外
気暖房運転時に限らず、暖房運転停止後の再起動時にお
いて、アキュムレータ内に液冷媒が貯留されているよう
な場合にあっても、この液冷媒が圧縮機内に導入されて
上記不具合を招く虞れがある。
【0006】以下、具体的に、インバータ制御される圧
縮機(運転周波数範囲30Hz〜116Hz)とON/OFF切換
えされる圧縮機とを備えた冷媒回路におけるデフロスト
運転時の圧縮機の回転数設定動作の一例について説明す
る。先ず、デフロスト開始時から30sec 経過までの間
はインバータ圧縮機の周波数を38HzとしON/OFF圧縮機
をON状態にする。そして、この30sec が経過してから
デフロスロト終了までの間はインバータ圧縮機の周波数
を86Hzに制限して湿り運転状態の発生を抑制すると共
にON/OFF圧縮機をON状態にする。更に、デフロスト終了
時から3min 経過までの間はインバータ圧縮機の周波数
を60HzとしON/OFF圧縮機をOFF 状態にする。その後、
インバータ圧縮機の周波数を116HzとしON/OFF圧縮機
をOFF 状態にし、この状態をデフロスロト終了後20mi
n 経過まで継続して行わせて、暖房復帰時における液冷
媒の吸入を抑制した後、この圧縮機の回転数の規制を解
除して通常の暖房運転に復帰させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、湿り状態が発生し易し運転モードでは、一定のパタ
ーンで圧縮機の回転数を設定していた。つまり、圧縮機
の運転状態が湿り運転状態でない場合であっても、該圧
縮機の回転数を制限していたため、本来、圧縮機を高速
回転させて十分な能力を発揮させることができる運転状
態であるにも拘らず、これを不能にするような制御とな
っていた。
【0008】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、圧縮機の湿り運転状態に応じた回転数を設定す
ることにより、該圧縮機の運転に支障を来さない範囲で
その能力を十分に発揮させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、圧縮機の湿り運転状態を判定し、湿り
運転状態であるときには低容量で、そうでないときには
高容量で運転させるようにして、非湿り運転状態である
ときの空調能力を十分に発揮させるようにした。
【0010】具体的に、請求項1記載の発明は、図1に
示すように、容量可変な圧縮機(1)、熱源側熱交換器(6)
、減圧機構(8),(13)及び利用側熱交換器(12)が冷媒循
環可能に順に接続されて成る冷媒循環回路(14)と、該冷
媒循環回路(14)のサイクルを冷房及び除霜運転サイクル
と暖房運転サイクルとに切換え可能な四路切換弁(5)と
を備えた空気調和機を前提としている。そして、除霜運
転時、圧縮機(1) の容量を低容量の所定値に制限する圧
縮機容量制限手段(15a) と、上記除霜運転時、冷媒循環
回路(14)における冷媒の循環状態が、圧縮機(1) 内部に
液冷媒が導入される状態となっていることを検出する湿
り判定手段(15b) と、該湿り判定手段(15b) の出力を受
け、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態のときに
は、上記圧縮機容量制限手段(15a) による圧縮機(1) の
容量制限を許容する一方、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導
入されない状態のときには、上記圧縮機容量制限手段(1
5a) による圧縮機(1) の容量制限を解除して、該圧縮機
(1) の容量を上記所定値よりも高く設定する圧縮機容量
調整手段(15c) とを備えさせた構成としている。
【0011】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和機の運転制御装置において、冷媒循環回路(1
4)に設けられ、冷媒循環量を可変とする冷媒循環量変更
手段(13') と、除霜運転中において圧縮機(1) 内部に液
冷媒が残存する湿り時間を計測する湿り時間計測手段(1
5d) と、該湿り時間計測手段(15d) からの出力を受け、
除霜運転時、前回の除霜運転中において上記湿り時間計
測手段(15d) により計測された湿り時間が短いほど冷媒
循環回路(14)での冷媒循環量が多くなるように冷媒循環
量変更手段(13') を調整する冷媒循環量調整手段(15e)
とを備えさせた構成としている。
【0012】請求項3記載の発明は、容量可変な圧縮機
(1) 、熱源側熱交換器(6) 、減圧機構(8),(13)及び利用
側熱交換器(12)が冷媒循環可能に順に接続されて成る冷
媒循環回路(14)と、該冷媒循環回路(14)のサイクルを冷
房及び除霜運転サイクルと暖房運転サイクルとに切換え
可能な四路切換弁(5) とを備えた空気調和機を前提とし
ている。そして、除霜運転終了後の暖房運転復帰時、圧
縮機(1) の容量を低容量の所定値に制限する圧縮機容量
制限手段(15a) と、上記暖房運転復帰時、冷媒循環回路
(14)における冷媒の循環状態が、圧縮機(1) 内部に液冷
媒が導入される状態となっていることを検出する湿り判
定手段(15b) と、該湿り判定手段(15a)の出力を受け、
圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態のときには、
上記圧縮機容量制限手段(15a) による圧縮機(1) の容量
制限を許容して、該圧縮機(1) を上記所定の低容量で所
定時間運転させる一方、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入
されない状態のときには、上記圧縮機容量規制手段(15
a) による圧縮機(1) の容量制限を解除する圧縮機容量
調整手段(15c) とを備えさせた構成としている。
【0013】請求項4記載の発明は、容量可変な圧縮機
(1) と、熱源側熱交換器(6) と、減圧機構(8) と、利用
側熱交換器(12)とが冷媒循環可能に順に接続されて成る
冷媒循環回路(14)とを備えた空気調和機を前提としてい
る。そして、上記冷媒循環回路(14)における冷媒の循環
状態が、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態とな
っていることを検出する湿り判定手段(15b) と、該湿り
判定手段(15b) の出力を受け、圧縮機停止条件の成立
時、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態のときに
は、圧縮機(1) の容量を液冷媒の導入が回避される低容
量に制限して該圧縮機(1) を所定時間運転させる一方、
圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入されない状態のときに
は、圧縮機(1) を停止可能とする圧縮機容量調整手段(1
5c) とを備えさせた構成としている。
【0014】請求項5記載の発明は、上記請求項1、
2、3または4記載の空気調和機の運転制御装置におい
て、圧縮機(1) に、該圧縮機(1) 内部に貯留されている
潤滑油の温度を検出する油温検出手段(Tho) を設ける。
また、湿り判定手段(15b) が、上記油温検出手段(Tho)
によって検出された油温と圧縮機吸入側の冷媒温度とを
比較することにより、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入さ
れる状態であることを判定するようにしている。
【0015】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、除霜運
転時において、湿り判定手段(15b) により、冷媒循環回
路(14)における冷媒の循環状態が、圧縮機(1) 内部に液
冷媒が導入される状態であると判定されたときには、圧
縮機容量調整手段(15c) が圧縮機容量制限手段(15a) に
よる圧縮機(1) の容量制限を許容して圧縮機(1) の容量
が低容量の所定値に制限され、圧縮機(1) への液冷媒の
導入が抑制されて湿り運転が回避される。一方、圧縮機
(1) 内部に液冷媒が導入されない状態であると判定され
たときには、圧縮機容量調整手段(15c) が圧縮機容量制
限手段(15a) による圧縮機(1) の容量制限を解除して、
該圧縮機(1) の容量を上記所定値よりも高く設定する。
これにより、湿り運転状態でない場合の除霜能力が向上
される。
【0016】請求項2記載の発明では、除霜運転が行わ
れた際には、湿り時間計測手段(15d) が、その除霜運転
中における湿り状態時間を計測する。そして、一旦除霜
運転が終了した後、再び除霜運転が行われる際には、こ
の前回の除霜運転中における湿り状態時間に応じて、冷
媒循環量調整手段(15e) が冷媒循環量変更手段(13')を
調整して冷媒循環回路(14)での冷媒循環量を調整する。
そして、この調整は、前回の除霜運転中における湿り状
態時間が短いほど冷媒循環量を多くするようになってい
るので、圧縮機(1) への液冷媒の導入を回避しながら除
霜能力が向上される。
【0017】請求項3記載の発明では、除霜運転終了後
の暖房復帰時において、圧縮機(1)の湿り運転状態に応
じてその容量が圧縮機容量調整手段(15c) により調整さ
れ、特に、湿り運転状態でない場合には、圧縮機(1) の
容量の制限を解除することにより、除霜終了後の暖房復
帰時における立上がり性が向上する。
【0018】請求項4記載の発明では、圧縮機(1) の停
止条件成立時、該圧縮機(1) に液冷媒が導入される状態
となっているときには、所定時間だけ低容量で圧縮機
(1) を運転させて、圧縮機吸入側での液冷媒の貯留を回
避して、起動時に液冷媒が圧縮機(1) 内に導入されるこ
とを抑制する。
【0019】請求項5記載の発明では、油温検出手段(T
ho) によって検出される圧縮機(1)内の潤滑油温度によ
って該圧縮機(1) の湿り運転状態を判定している。これ
により、正確に湿り判定が行える。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0021】図2は本例に係るマルチ型空気調和装置の
室外ユニット(A) の冷媒配管系統を示し、図示しない
が、この室外ユニット(A) には複数の室内ユニット(B),
(B),…が互いに並列に接続されている。該各室内ユニッ
ト(B) は基本的には同一の構成であり、図3に一つの室
内ユニット(B) の冷媒配管系統を示す。
【0022】上記室外ユニット(A) の内部には、出力周
波数を30〜116Hzの範囲で4〜10Hz毎に可変に切
換えられるインバータ(2a)により容量が調整される第1
圧縮機(1a)と、パイロット圧の高低で作動停止が切換え
られる第2圧縮機(1b)とを逆止弁(1e)を介して並列に接
続して構成される容量可変な圧縮機(1) と、上記第1,
第2圧縮機(1a),(1b) から夫々吐出されるガス中の油を
分離する油分離器(4a),(4b) と、冷房運転時には図中実
線の如く切換わり暖房運転時には図中破線の如く切換わ
る四路切換弁(5) と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時
に蒸発器となる室外熱交換器(6) および該室外熱交換器
(6) に付設された2台の室外ファン(6a),(6b) と、冷房
運転時には冷媒流量を調節し、暖房運転時には冷媒の絞
り作用を行う室外電動膨張弁(8) と、液化した冷媒を貯
蔵するレシーバ(9) と、アキュムレータ(10)とが主要機
器として内蔵されていて、該各機器(1) 〜(10)は各々冷
媒配管(11)で冷媒の流通が可能に接続されている。
【0023】また、上記室内ユニット(B) は、冷房運転
時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換
器(12)およびそのファン(12a) を備え、かつ該室内熱交
換器(12)の液管側には、暖房運転時に冷媒流量を調節
し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行う室内電動膨張弁
(13)が介設されている。そして、各室内ユニット(B),
(B),…の冷媒配管は、合流した後、手動閉鎖弁(17a),(1
7b) を介し連絡配管(11a),(11b) によって室外ユニット
(A) との間を接続されている。すなわち、以上の各機器
は冷媒配管(11)により、冷媒の流通が可能に接続されて
いて、室外空気との熱交換により得た熱を室内空気に放
出するようにした主冷媒回路(14)が構成されている。
【0024】また、(40)は冷暖房運転時に吸入ラインに
液冷媒を注入し吸入ガスの過熱度を調節するためのリキ
ッドインジェクションバイパス路であって、該リキッド
インジェクションバイパス路(40)は、途中から各圧縮機
(1a),(1b) の吸入部に接続される分岐管(40a),(40b) に
分岐している。そして、該各分岐管(40a),(40b) には、
キャピラリチューブ(41a),(41b) と、吐出管温度の過上
昇時に開かれるインジェクション用電磁弁(42a),(42b)
とが夫々介設されている。
【0025】また、(31)は、吸入管(11)中の吸入冷媒と
液管(11)中の液冷媒との熱交換により吸入冷媒を冷却さ
せて、連絡配管(11b) における冷媒の過熱度の上昇を補
償するための吸入管熱交換器である。
【0026】また、本装置には多くのセンサ類が配置さ
れていて、(Th1) は各室内温度を検出する室温サーモス
タット、(Th2) および(Th3) は各々室内熱交換器(12)の
液側およびガス側配管における冷媒の温度を検出する室
内液温センサ及び室内ガス温センサ、(Th4a),(Th4b) は
各圧縮機(1a),(1b) の吐出管温度を検出する吐出管セン
サ、(Th5) は暖房運転時に室外熱交換器(6) の出口温度
から着霜状態を検出するデフロストセンサ、(Th6) は上
記吸入管熱交換器(31)下流側の吸入管(11)に配置され、
吸入管温度を検出する吸入管センサ、(Th7) は室外熱交
換器(6) の空気吸込口に配置され、吸込空気温度を検出
する外気温センサ、(Tho) は第1圧縮機(1a)に取付けら
れ、その内部に貯留されている潤滑油の温度を検出する
油温センサ、(P1)は吐出管に配設され、主冷媒回路(14)
の高圧側圧力を検出する高圧センサ、(P2)は吸入ライン
に配設され、低圧側圧力を検出する低圧センサである。
【0027】なお、この室外ユニット(A) には上記各主
要機器以外に補助用の諸機器が設けられている。(21)
は、第1圧縮機(1a)側の吐出管(1h)と圧縮機吸入側とを
接続する均圧ホットガスバイパス路(11d) に介設され
て、サーモオフ状態等による圧縮機(1) の停止時、再起
動前に一定時間開作動する均圧用電磁弁、(33a),(33b)
はキャピラリチューブ(32a),(32b) を介して上記油分離
器(4a),(4b) から第1,第2圧縮機(1a),(1b) に潤滑油
を夫々戻すための油戻し管である。
【0028】更に、上記レシーバ(9) と均圧ホットガス
バイパス路(11d) との間には均圧路(30)が設けられてい
る。この均圧路(30)は、一端がレシーバ(9) の上端面に
接続されている一方、他端が上記均圧ホットガスバイパ
ス路(11d) の均圧用電磁弁(21)の上流側に接続されてお
り、レシーバ(9) から均圧ホットガスバイパス路(11d)
へ向う方向への冷媒流通のみを許容するための逆止弁(3
0a) が介設されている。このような構成により、均圧用
電磁弁(21)が開放された状態ではレシーバ(9)内のガス
冷媒が均圧ホットガスバイパス路(11d) 、ひいては圧縮
機(1) の吸入側に導入可能となり、回路全体の均圧が行
われるようになっている。
【0029】また、(22)は、第1圧縮機(1a)側の油戻し
管(33a) におけるキャピラリチューブ(32a) の上流側と
圧縮機吸入側とを接続する油回収路(11e) に介設された
電磁弁である。これにより、油分離器(4a)において回収
された潤滑油は、上述した均圧動作時にあっては、油戻
し管(33a) からこの油回収路(11e) を経て圧縮機(1)に
戻されるようになっている。
【0030】また、図中、(HPS) は圧縮機保護用の高圧
圧力開閉器、(GP)はゲージポートである。
【0031】そして、上記各電磁弁およびセンサ類は各
主要機器と共にコントロールユニット(15)に信号線で接
続され、該コントロールユニット(15)は各センサ類の信
号を受けて各電動弁及び電磁弁の開閉制御や圧縮機の容
量制御を行うようになっている。
【0032】そして、各圧縮機(1) は所謂強制差圧方式
で構成されている。つまり、駆動及び停止が切換えられ
る第2圧縮機(1b)の吸入管(1d)を、インバータ(2a)によ
り容量が調整される第1圧縮機(1a)の吸入管(1c)の途中
に接続し、且つ、この第2圧縮機(1b)の吸入管(1d)の径
を第1圧縮機(1a)の吸入管(1c)の径よりも小径に設定し
て、第2圧縮機(1b)の吸入管(1d)の圧力損失を第1圧縮
機(1a)の吸入管(1c)の圧力損失よりも大きくするように
し、これにより第1圧縮機(1a)を高ドーム側に第2圧縮
機(1b)を低ドーム側に夫々構成している。また、この第
1圧縮機(1a)と第2圧縮機(1b)とをキャピラリ(1g)が介
設された均油管(1f)によって接続し、内部に貯留されて
いる潤滑油の流通を可能にしている。これにより、両圧
縮機(1a),(1b) の運転中には、上記圧力損失の差により
各圧縮機(1a),(1b) 内部に圧力差が生じて第1圧縮機(1
a)内部の潤滑油が均油管(1f)を経て第2圧縮機(1b)に供
給されることになり、これによって各圧縮機(1a),(1b)
の油量が略均一になるようになっている。
【0033】また、図2の如く上記コントロールユニッ
ト(15)には、圧縮機容量制限手段(15a) 、湿り判定手段
(15b) 、圧縮機容量調整手段(15c) 、湿り時間計測手段
(15d) 、冷媒循環量調整手段(15e) が備えられている。
【0034】圧縮機容量制限手段(15a) は、デフロスト
運転時や該デフロスト運転終了後の暖房運転復帰時や低
外気暖房運転時などにおいて圧縮機(1) の容量を低容量
の所定値に制限するものであって、具体的に、例えばデ
フロスト運転時には、第1圧縮機(1a)の運転周波数を8
6Hzとし、第2圧縮機(1b)をON状態にする。
【0035】湿り判定手段(15b) は、主冷媒回路(14)に
おける冷媒の循環状態が、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導
入される状態となっていることを検出するものであっ
て、具体的には、上記油温センサ(Tho) によって検出さ
れた油温と吸入管センサ(Th6)によって検出された圧縮
機吸入側の冷媒温度Teとを比較することにより判定す
る。
【0036】圧縮機容量調整手段(15c) は、圧縮機(1)
内部に液冷媒が導入される状態のときには、上記圧縮機
容量制限手段(15a) による圧縮機(1) の容量制限を許容
する一方、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入されない状態
のときには、上記圧縮機容量制限手段(15a) による圧縮
機(1) の容量制限を解除して、該圧縮機(1) の容量を高
く設定するようになっている。具体的に、例えばデフロ
スト運転時において圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入され
ない状態のときには、第1圧縮機(1a)の運転周波数を1
06Hzとし、第2圧縮機(1b)をON状態にする。
【0037】湿り時間計測手段(15d) は、デフロスト運
転中において圧縮機(1) 内部に液冷媒が残存する湿り時
間を計測するものである。
【0038】冷媒循環量調整手段(15e) は、デフロスト
運転時において、前回のデフロスト運転中において湿り
時間計測手段(15d) により計測された湿り状態時間が短
いほど冷媒循環回路(14)での冷媒循環量が多くなるよう
に室内電動膨張弁(13)の開度を大きく設定するものであ
る。
【0039】次に、上述の如く構成された空気調和装置
の運転動作について説明する。図2及び図3において、
空気調和装置の冷房運転時、四路切換弁(5) が図中実線
側に切換わり、圧縮機(1) で圧縮された冷媒が室外熱交
換器(6) で凝縮され、連絡配管(11a) を経て各室内ユニ
ット(B),(B),…に分岐して送られる。各室内ユニット
(B),(B),…では、各室内電動膨張弁(13), …で減圧さ
れ、各室内熱交換器(12),…で蒸発した後合流して、室
外ユニット(A) にガス状態で戻り、圧縮機(1) に吸入さ
れるように循環する。つまり、液冷媒が室内熱交換器(1
2)において室内空気との間で熱交換を行って蒸発するこ
とにより室内空気を冷却することになる。
【0040】また、暖房運転時には、四路切換弁(5) が
図中破線側に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時と
逆となって、圧縮機(1) で圧縮された冷媒が各室内熱交
換器(12), …で凝縮され、合流して液状態で室外ユニッ
ト(A) に流れ、室外電動膨張弁(8) により減圧され、室
外熱交換器(6) で蒸発した後圧縮機(1) に戻るように循
環する。つまり、ガス冷媒が室内熱交換器(12)において
室内空気との間で熱交換を行って凝縮することにより室
内空気を加熱することになる。また、この暖房運転時に
室外熱交換器(6) が着霜すると、デフロスト運転に切換
えられ、四路切換弁(5) が図中実線側となると共に各電
動膨張弁(8),(13)が全開とされて、圧縮機(1) から吐出
される高温の冷媒により除霜される。
【0041】また、このような運転動作において、両圧
縮機(1a),(1b) が駆動されている状況にあっては、第2
圧縮機(1b)の吸入管(1d)の圧力損失が第1圧縮機(1a)の
吸入管(1c)の圧力損失よりも大きくなっており、この圧
力損失の差により各圧縮機(1a),(1b) 内部に圧力差が生
じて第1圧縮機(1a)内部の潤滑油が均油管(1f)を経て第
2圧縮機(1b)に供給され、これにより、各圧縮機(1a),
(1b) 内部の潤滑油量が略均等にされている。
【0042】そして、本例の特徴とする動作としては、
デフロスト運転時における圧縮機(1) の運転容量(回転
数)設定動作にある。以下、図4及び図5のフローチャ
ートに沿って、この圧縮機(1) の回転数設定動作の一例
について説明する。
【0043】暖房運転時に室外熱交換器(6) が着霜する
と、デフロストセンサ(Th5) によって検出される室外熱
交換器(6) の出口温度が所定値以下に低下することによ
りデフロスト運転に切換えられ、先ず、ステップST1に
おいて、油温センサ(Tho) によって検出される第1圧縮
機(1a)内部の潤滑油温度Toが、吸入管センサ(Th6) によ
って検出される吸入管温度Teに10℃を加算した値以下
であるか否かを湿り判定手段(15b) により判定する。こ
れは圧縮機(1) が湿り運転状態であるか否かを潤滑油温
度Toによって判定するための動作であって、この判定が
YES の場合には潤滑油温度Toが比較的低いことから湿り
運転状態であると判断する一方、NOの場合には潤滑油温
度Toが比較的高いことから湿り運転状態でないと判断し
ている。また、この判定に際し、吸入管温度Teに10℃
を加算した理由としては、センサ(Tho),(Th6) の検出精
度のバラツキや圧縮機内部の雰囲気温度を考慮し、湿り
運転状態の判定幅を拡げて圧縮機(1) の保護を確実に行
うためである。そして、このステップST1でYES に判定
された場合には、ステップST2に移り、デフロスト運転
の準備動作として第1圧縮機(1a)の運転周波数が38Hz
で第2圧縮機(1b)がONである状態を圧縮機(1) の容量の
上限とする。つまり、この上限容量以下での圧縮機(1)
の運転(例えば第1圧縮機(1a)の運転周波数が38Hzで
第2圧縮機(1b)がONや第1圧縮機(1a)の運転周波数が1
00Hzで第2圧縮機(1b)がOFF など)のみを許容する。
これは圧縮機(1) の回転数を低く設定してデフロスト開
始時における液冷媒の導入などを回避するための動作で
ある。また、この他のデフロスト運転の準備動作として
室内ファン(12a) の停止なども同時に行われる。
【0044】この準備動作の後、四路切換弁(5) が冷房
運転側に切換えられてデフロスト運転が開始されると、
先ず、ステップST3において室内電動膨張弁(13)の開度
パルスを1000PLS と比較的大きく設定し、その後、
ステップST4において、予め備えらえたタイマにより3
0sec が経過したか否かを判定する。そして、30sec
が経過するとステップST5に移って第1圧縮機(1a)の運
転周波数を86Hzとし第2圧縮機(1b)をON状態にする。
つまり、上述したステップST1において圧縮機(1) が湿
り運転状態であると判断されていることに伴い、圧縮機
容量調整手段(15c) が圧縮機容量制限手段(15a) による
容量制限を許容することにより圧縮機(1) の回転数を急
激に高くしないようにして該圧縮機(1) 内への液冷媒の
導入を抑制している。
【0045】一方、上記ステップST1でNOに判定された
場合には、デフロスト運転の準備動作として上述したス
テップST2と同様の動作がステップST6で行われた後、
デフロスト運転が開始されると、上述したステップST
3,4と同様の動作がステップST7,8において行われ
る。そして、ステップST8において30sec が経過した
と判断されると、ステップST9に移って第1圧縮機(1a)
の運転周波数を106Hzとし第2圧縮機(1b)をON状態に
する。つまり、上述したステップST1において圧縮機
(1) が湿り運転状態でないと判断されていることから、
圧縮機(1) の回転数を比較的高く設定しても該圧縮機
(1) 内への液冷媒の導入はないので、圧縮機容量調整手
段(15c) により圧縮機(1) の運転に支障を与えることの
ない範囲でデフロスト運転能力を増大させるようにして
いる。
【0046】そして、上述した各デフロスト運転中に
は、ステップST10において圧縮機吸入側の低圧側圧力
LPが低圧センサ(P2)により検出されており、この低圧側
圧力LPが0.1kg/cm2 よりも低くなった場合には、ス
テップST11において第1圧縮機(1a)の運転周波数を8
6Hzとし第2圧縮機(1b)をOFF 状態にして圧縮機(1) の
回転数を低下させることで低圧側圧力LPの低下を抑制し
ている。
【0047】そして、このようなデフロスト運転が所定
時間行われ、デフロストセンサ(Th5) によって検出され
る室外熱交換器(6) の出口温度が所定値まで上昇する
と、ステップST12においてデフロストの終了判定が行
われ、四路切換弁(5) が切換えられて通常暖房運転への
復帰動作が行われる。
【0048】この復帰動作では、先ず、ステップST13
(図5)において第1圧縮機(1a)の運転周波数を60Hz
とし第2圧縮機(1b)をOFF 状態にし、ステップST14で
3min が経過したと判断されると、ステップST15にお
いて第1圧縮機(1a)の運転周波数が116Hzで第2圧縮
機(1b)がOFF である状態を圧縮機(1) の容量の上限とす
る。つまり、この復帰動作では圧縮機(1) の回転数を徐
々に増大させて、アキュムレータ(10)内に液冷媒が溜っ
ている場合であっても該液冷媒が圧縮機(1) 内の導入さ
れることを回避している。
【0049】その後、ステップST16において、湿り判
定手段(15b) により再び潤滑油温度Toと吸入管温度Teに
10℃を加算した値とを比較し、潤滑油温度Toが吸入管
温度Teに10℃を加算した値以上であるか若しくはデフ
ロスト運転終了から20minが経過した場合には、ステ
ップST17及び18において上述したような圧縮機(1)
の運転状態の制限を解除して通常の暖房運転に復帰させ
る。つまり、圧縮機容量調整手段(15c) により、潤滑油
温度Toが比較的低い場合は湿り運転状態となっているの
で通常暖房運転への復帰を遅らせて(20min 遅延)、
湿り運転状態を解消してから通常暖房運転に復帰させる
一方、潤滑油温度Toが比較的高い場合は湿り運転状態で
はないので圧縮機(1) の運転状態の制限を解除して直ち
に通常暖房運転へ復帰させる。これにより圧縮機(1) の
運転に支障を与えることなしに室内の速暖性を向上させ
ている。
【0050】このように、本例の動作によれば、圧縮機
(1) の湿り運転状態に応じてその上限容量を変更するよ
うにし、特に、湿り運転状態でない場合には、圧縮機
(1) を高回転としてその能力を十分に発揮できるように
しているので、従来のように、湿り運転状態に拘りなく
一定のパターンで圧縮機(1) の回転数を設定するものに
比べて圧縮機(1) の運転に支障を来すことなく空調機性
能の向上を図ることができる。
【0051】(第1変形例)次に、デフロスト運転時に
おける圧縮機(1) の回転数設定動作の変形例について図
6〜9のフローチャートに沿って説明する。本例の動作
では、図6及び図7におけるステップST21〜ステップ
ST39の動作は、上述した実施例のステップST1〜ステ
ップST18の動作と略同様であって、圧縮機(1) の湿り
運転状態に応じてデフロスト運転中の圧縮機(1) の回転
数及びデフロスト終了時間を変更するようにしているの
で、ここでは説明を省略し、ステップST39以後の動作
について説明する。
【0052】先ず、ステップST39において通常暖房運
転に復帰された後、ステップST40に移り、デフロスト
運転終了からの圧縮機(1) の積算運転時間が30min 以
上になったか否か、つまり、暖房運転中のサーモオン時
間の積算時間が30min 以上になったか否かを判定す
る。そして、ここでYES に判定されると、ステップST4
1(図8)に移ってデフロストセンサ(Th5) によって検
出される室外熱交換器(6) の出口温度Tbが所定の着霜判
定温度Tdef以下である状態が5分間連続したか否かが判
定され、YES の場合には、四路切換弁(5) が切換えられ
て再びデフロスト運転に移る。
【0053】この際の運転動作としては、先ず、ステッ
プST42において油温センサ(Tho)によって検出される
第1圧縮機(1a)内部の潤滑油温度Toが、吸入管センサ(T
h6)によって検出される吸入管温度Teに10℃を加算し
た値以下であるか否かを判定する。これは上述した実施
例の場合と同様に、潤滑油温度Toによって圧縮機(1)が
湿り運転状態であるか否かを判定するための動作であっ
て、この判定がYES の場合には湿り運転状態であると判
断する一方、NOの場合には湿り運転状態でないと判断し
ている。そして、このステップST42でYES に判定され
た場合には、ステップST43において室内電動膨張弁(1
3)の開度パルスを500PLS に設定すると共に、ステッ
プST44に移り、第1圧縮機(1a)の運転周波数が38Hz
で第2圧縮機(1b)がONの状態を圧縮機(1) の容量の上限
とする。これは圧縮機(1) の回転数を低く設定してデフ
ロスト開始時における液冷媒の導入などを回避するため
の動作である。
【0054】この動作の後、ステップST45において3
0sec が経過したか否かを判定し、30sec が経過する
とステップST46に移って第1圧縮機(1a)の運転周波数
を86Hzとし第2圧縮機(1b)をON状態にする。つまり、
上述したステップST42において圧縮機(1) が湿り運転
状態であると判断されていることに伴い、圧縮機(1)の
回転数を急激に高くしないようにして該圧縮機(1) 内へ
の液冷媒の導入を抑制している。
【0055】また、このデフロスト運転中には、ステッ
プST47において圧縮機吸入側の低圧側圧力LPが低圧セ
ンサ(P2)により検出されており、この低圧側圧力LPが
0.1kg/cm2 よりも低くなった場合には、室内電動膨
張弁(13)の開度パルスに100PLS を加算して開度を大
きくすると共に、第1圧縮機(1a)の運転周波数を86Hz
とし第2圧縮機(1b)をOFF 状態にして圧縮機の回転数を
低下させることで低圧側圧力LPの低下を抑制する。その
後、ステップST32に移り、現在の開度パルスを適切な
値であるとして読込んだ後、ステップST33においてデ
フロストの終了判定が行われると、上述したステップST
13〜18の動作と同様のステップST34〜ステップST
39の動作により通常暖房運転への復帰動作が行われ
る。
【0056】一方、上記ステップST42でNOに判定され
た場合には、ステップST49(図9)において、湿り時
間計測手段(15d) によって計測された前回のデフロスト
運転時における圧縮機(1) が湿り運転状態であった時間
が0min 、つまりデフロスト運転中は常に乾き状態であ
ったか否かが判定され、YES の場合には、ステップST5
0において室内電動膨張弁(13)の開度パルスに100PL
S を加算して開度を大きくする。一方、このステップST
49においてNOに判定された場合には、ステップST51
に移って、前回のデフロスト運転時において圧縮機(1)
が湿り運転状態であった時間が3min 以下であったか否
かが判定され、YES の場合には、ステップST52におい
て現在の室内電動膨張弁(13)の開度パルスを維持させ
る。更に、このステップST51においてNOに判定された
場合、つまり、前回のデフロスト運転時において圧縮機
(1) が湿り運転状態であった時間が3min よりも長かっ
た場合には、ステップST53において室内電動膨張弁(1
3)の開度パルスに100PLSを減算して開度を小さくす
る。これらの動作は、前回のデフロスト運転時における
湿り状態を検知することにより、室外ユニット(A) が設
置されている環境が圧縮機(1) の湿り運転が発生し易い
状況であるか否かを判定し、これに基いて冷媒循環量調
整手段(15e) がデフロスト運転中の室内電動膨張弁(13)
の開度パルスを補正して、冷媒循環量を適切に調整する
ようにしている。即ち、圧縮機(1) の湿り運転が発生し
難い環境条件の場合には室内電動膨張弁(13)の開度を大
きくして冷媒循環量を増大してデフロスト能力を向上さ
せる一方、圧縮機(1) の湿り運転が発生し易い環境条件
の場合には室内電動膨張弁(13)の開度を小さくして冷媒
循環量を減少させて液冷媒が圧縮機(1) 内へ吸入される
ことを抑制している。このように本例では、室内電動膨
張弁(13)が本発明でいう冷媒循環量変更手段(13')を構
成している。
【0057】この動作の後、ステップST54において、
室内電動膨張弁(13)の開度パルスを500PLS 〜200
0PLS の所定範囲内に規制する。これは、デフロスト運
転時における室内電動膨張弁(13)の開度パルスの許容範
囲であって、上述した開度パルスの補正の際に、この範
囲外に開度パルスが設定されることを回避する動作であ
る。
【0058】このようにして室内電動膨張弁(13)の開度
パルスが設定された後、ステップST55,56において
上述したステップST44,45と同様の動作を行う。そ
して、このステップST56において30sec が経過する
とステップST57に移って第1圧縮機(1a)の運転周波数
が106Hzで第2圧縮機(1b)がONである状態を圧縮機
(1) の容量の上限とする。つまり、上述したステップST
42において圧縮機(1)が湿り運転状態でないと判断さ
れていることから、圧縮機(1) の回転数を比較的高く設
定しても該圧縮機(1) 内への液冷媒の導入はないので、
圧縮機(1) の運転に支障を与えることのない範囲でデフ
ロスト運転能力を増大させるようにしている。
【0059】また、このデフロスト運転中においても、
ステップST58において圧縮機吸入側の低圧側圧力LPが
低圧センサ(P2)により検出されており、この低圧側圧力
LPが0.1kg/cm2 よりも低くなった場合には、室内電
動膨張弁(13)の開度パルスを1000PLS 以上にして開
度を大きくすると共に、第1圧縮機(1a)の運転周波数を
86Hzとし第2圧縮機(1b)をON状態にして圧縮機の回転
数を低下させることで低圧側圧力LPの低下を抑制する。
その後、上述の動作と同様に、ステップST32に移り、
現在の開度パルスを適切な値であるとして読込んだ後、
ステップST33においてデフロストの終了判定が行われ
ると、上述したステップST34〜ステップST39の動作
により通常暖房運転への復帰動作が行われる。
【0060】このような通常暖房運転とデフロスト運転
とが繰り返されることにより、室外ユニット(A) が設置
されている環境に応じたデフロスト運転中の室内電動膨
張弁(13)の開度パルスが適切に補正されながら、該デフ
ロスト運転時及び暖房運転復帰時において液冷媒が圧縮
機内に導入されることを回避でき、圧縮機(1) の運転に
支障を来すことなく空調機性能の向上を図ることができ
る。
【0061】(第2変形例)次に、上述したような圧縮
機(1) の湿り運転状態の判定に用いた油温Toを利用した
制御として圧縮機容量調整手段(15c) による暖房ポンプ
ダウン残留運転時の動作について説明する。この制御動
作は、アキュムレータ(10)に液冷媒が溜った状態で暖房
運転が起動された場合、この液冷媒が圧縮機(1) 内に導
入されて潤滑油を希釈するなどして該圧縮機(1) の運転
に支障を招く虞れがあるので、これを回避するために、
圧縮機停止前に低回転で所定時間だけ運転させてアキュ
ムレータ(10)内の液冷媒を冷媒回路(14)内に吐き出させ
る動作である。
【0062】具体的に、本例では、この暖房ポンプダウ
ン残留運転を行う条件として、以下のA〜Cの3つの条
件が共に成立した場合にのみ行うようにしている。
【0063】条件A:圧縮機がサーモオン状態からサー
モオフ状態になる際 条件B:HT4a <95℃(H:外気温度に応じた補正係
数、T4a :第1圧縮機の吐出管温度) 条件C:以下のa〜dの条件のうち少なくとも1つが成
立 a:圧縮機ONから10min 経過以内 b:デフロスト運転または油戻し運転から20min 経過
以内 c:T7<−5℃(T7:外気温度) d:To≦Te+10℃ また、これらA〜Cの条件が共に成立して暖房ポンプダ
ウン残留運転が行われた場合であっても、その運転中に
圧縮機(1) のサーモオン条件が成立した場合には、暖房
ポンプダウン残留運転を停止して通常運転に移るように
している。また、前回の通常運転時間と前回の残留運転
時間と今回の通常運転時間との積算時間が10min 以上
である場合には暖房ポンプダウン残留運転を行うことな
しに圧縮機(1) を停止する。
【0064】次に、この暖房ポンプダウン残留運転の具
体的な動作について説明する。この動作は、停止信号が
入力されてから10min 間行われ、且つ外気温センサ(T
h7)によって検出される外気温度に応じて圧縮機(1) の
回転数を変更して行うようになっている。具体的には、
外気温度が−10℃未満の場合には、第1圧縮機(1a)の
運転周波数を86Hz、第2圧縮機(1b)をOFF 状態とし、
また、−10℃以上で且つ0℃未満の場合には第1圧縮
機(1a)の運転周波数を76Hz、第2圧縮機(1b)をOFF 状
態とし、更に、0℃以上の場合には、第1圧縮機(1a)の
運転周波数を60Hz、第2圧縮機(1b)をOFF 状態として
いる。つまり、圧縮機(1) に液冷媒が導入されることの
ない比較的低回転域において、外気温度が低いほど、つ
まりアキュムレータ(10)に液冷媒が溜り易い状況である
ほど、第1圧縮機(1a)の運転周波数を高く設定してアキ
ュムレータ(10)からの液冷媒の回収効率を高くして、こ
の10min 間の暖房ポンプダウン残留運転中にアキュム
レータ(10)内の液冷媒を確実に排出できるようにしてい
る。また、この際の室内電動膨張弁(13)の開度は、圧縮
機(1) の吸入管圧力が1.5kg/cm2 に上昇するまでの
間は300PLS に、1.0kg/cm2 に下降するまでの間
は0PLS (全閉)に夫々設定して、この吸入管圧力が大
きく変動することを抑制している。
【0065】また、この暖房ポンプダウン残留運転後の
通常運転起動時には、起動後10min 間は第2圧縮機(1
b)をOFF 状態にする。
【0066】更に、この暖房ポンプダウン残留運転につ
いて詳しく説明すると、以下のD〜Hの5つの条件のう
ち少なくとも1つが成立した場合にはこの暖房ポンプダ
ウン残留運転を行わないようにしている。
【0067】条件D:LP<0.7kg/cm2 (尚、この検
出は30sec マスクする) 条件E:HP>17kg/cm2 条件F:HT4a >110℃ 条件G:起動リトライ、異常発生 条件H:残留運転後10min 経過以内 このように、本例の暖房ポンプダウン残留運転では、こ
の運転を行う条件の1つとして圧縮機(1) 内の油温Toを
検出し、これによって圧縮機(1) 内に液冷媒が導入され
易い状態であるか否かを判定し、これに基いて暖房ポン
プダウン残留運転を行わせるようにしているので、暖房
運転の起動時に、アキュムレータ(10)内の液冷媒が圧縮
機(1) 内に導入されて潤滑油を希釈するなどして圧縮機
(1) の運転に支障を招くといったことが確実に回避でき
る。
【0068】尚、本例では、圧縮機(1) 内の潤滑油温度
によって湿り運転状態であることを判定したが、本発明
は、これに限らず、圧縮機(1) の吐出管温度や外気温度
等によって湿り運転状態の判定を行うようにしてもよ
い。
【0069】また、本発明を低外気暖房運転時に利用す
ることもできる。つまり、湿り運転状態では容量を小さ
く、そうでないときには容量を大きく設定し、これによ
り、湿り運転状態でない場合の暖房能力の向上を図るこ
とができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、除霜運転時に、圧縮機内部に液冷媒が
導入される状態のときには、圧縮機容量制限手段による
圧縮機の容量制限を許容する一方、圧縮機内部に液冷媒
が導入されない状態のときには、上記圧縮機容量制限手
段による圧縮機の容量制限を解除して、該圧縮機の容量
を高く設定する圧縮機容量調整手段を備えさせ、特に、
液冷媒が導入されない場合には、圧縮機を高回転として
除霜能力を十分に発揮させるようにしているので、従来
のように、湿り運転状態に拘りなく一定のパターンで圧
縮機の回転数を設定するものに比べて圧縮機の運転に支
障を来すことなく除霜能力の向上を図ることができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、除霜運転
時、前回の除霜運転中の湿り時間が短いほど冷媒循環回
路での冷媒循環量を多するようにしたために、空気調和
機の設置環境に応じた冷媒循環量が得られ、圧縮機への
液冷媒の導入を回避しながら更なる除霜能力の向上を図
ることができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、除霜運転終
了後の暖房復帰時において、圧縮機の湿り運転状態に応
じてその容量が圧縮機容量調整手段により調整され、特
に、湿り運転状態でない場合には、圧縮機の容量の制限
を解除するようにしたために、除霜終了後の暖房復帰時
における立上がり性が良好になり、室内の速暖性の向上
を図ることができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、圧縮機の停
止条件成立時、該圧縮機に液冷媒が導入される状態とな
っているときには、所定時間だけ低容量で圧縮機を運転
させて、圧縮機吸入側での液冷媒の貯留を回避して、起
動時に液冷媒が圧縮機内に導入されることが抑制される
ので、起動時の信頼性を良好に確保することができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、油温検出手
段によって検出される潤滑油温度によって圧縮機の湿り
運転状態を判定しているので、正確に湿り判定が行え、
この湿り判定に基く圧縮機の容量制御が適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】室外ユニットの冷媒配管系統を示す図である。
【図3】室内ユニットの冷媒配管系統を示す図である。
【図4】デフロスト運転動作の一部を示すフローチャー
ト図である。
【図5】デフロスト運転動作の一部を示すフローチャー
ト図である。
【図6】第1変形例におけるデフロスト運転動作の一部
を示すフローチャート図である。
【図7】第1変形例におけるデフロスト運転動作の一部
を示すフローチャート図である。
【図8】第1変形例におけるデフロスト運転動作の一部
を示すフローチャート図である。
【図9】第1変形例におけるデフロスト運転動作の一部
を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
(1) 圧縮機 (5) 四路切換弁 (6) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (8) 室外電動膨張弁(減圧機構) (12) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (13) 室内電動膨張弁(減圧機構) (14) 主冷媒回路(冷媒循環回路) (15a) 圧縮機容量制限手段 (15b) 湿り判定手段 (15c) 圧縮機容量調整手段 (15d) 湿り時間計測手段 (15e) 冷媒循環量調整手段 (Tho) 油温センサ(油温検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変な圧縮機(1) 、熱源側熱交換器
    (6) 、減圧機構(8),(13)及び利用側熱交換器(12)が冷媒
    循環可能に順に接続されて成る冷媒循環回路(14)と、該
    冷媒循環回路(14)のサイクルを冷房及び除霜運転サイク
    ルと暖房運転サイクルとに切換え可能な四路切換弁(5)
    とを備えた空気調和機において、 除霜運転時、圧縮機(1) の容量を低容量の所定値に制限
    する圧縮機容量制限手段(15a) と、 上記除霜運転時、冷媒循環回路(14)における冷媒の循環
    状態が、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態とな
    っていることを検出する湿り判定手段(15b) と、 該湿
    り判定手段(15b) の出力を受け、圧縮機(1) 内部に液冷
    媒が導入される状態のときには、上記圧縮機容量制限手
    段(15a) による圧縮機(1) の容量制限を許容する一方、
    圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入されない状態のときに
    は、上記圧縮機容量制限手段(15a) による圧縮機(1) の
    容量制限を解除して、該圧縮機(1)の容量を上記所定値
    よりも高く設定する圧縮機容量調整手段(15c) とが備え
    られていることを特徴とする空気調和機の運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 冷媒循環回路(14)に設けられ、冷媒循環
    量を可変とする冷媒循環量変更手段(13') と、 除霜運転中において圧縮機(1) 内部に液冷媒が残存する
    湿り時間を計測する湿り時間計測手段(15d) と、 該湿り時間計測手段(15d) からの出力を受け、除霜運転
    時、前回の除霜運転中において上記湿り時間計測手段(1
    5d) により計測された湿り時間が短いほど冷媒循環回路
    (14)での冷媒循環量が多くなるように冷媒循環量変更手
    段(13') を調整する冷媒循環量調整手段(15e) とが備え
    られていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機
    の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 容量可変な圧縮機(1) 、熱源側熱交換器
    (6) 、減圧機構(8),(13)及び利用側熱交換器(12)が冷媒
    循環可能に順に接続されて成る冷媒循環回路(14)と、該
    冷媒循環回路(14)のサイクルを冷房及び除霜運転サイク
    ルと暖房運転サイクルとに切換え可能な四路切換弁(5)
    とを備えた空気調和機において、 除霜運転終了後の暖房運転復帰時、圧縮機(1) の容量を
    低容量の所定値に制限する圧縮機容量制限手段(15a)
    と、 上記暖房運転復帰時、冷媒循環回路(14)における冷媒の
    循環状態が、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態
    となっていることを検出する湿り判定手段(15b) と、 該湿り判定手段(15a) の出力を受け、圧縮機(1) 内部に
    液冷媒が導入される状態のときには、上記圧縮機容量制
    限手段(15a) による圧縮機(1) の容量制限を許容して、
    該圧縮機(1) を上記所定の低容量で所定時間運転させる
    一方、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入されない状態のと
    きには、上記圧縮機容量規制手段(15a)による圧縮機(1)
    の容量制限を解除する圧縮機容量調整手段(15c) とが
    備えられていることを特徴とする空気調和機の運転制御
    装置。
  4. 【請求項4】 容量可変な圧縮機(1) と、熱源側熱交換
    器(6) と、減圧機構(8) と、利用側熱交換器(12)とが冷
    媒循環可能に順に接続されて成る冷媒循環回路(14)とを
    備えた空気調和機において、 上記冷媒循環回路(14)における冷媒の循環状態が、圧縮
    機(1) 内部に液冷媒が導入される状態となっていること
    を検出する湿り判定手段(15b) と、 該湿り判定手段(15b) の出力を受け、圧縮機停止条件の
    成立時、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状態のと
    きには、圧縮機(1) の容量を液冷媒の導入が回避される
    低容量に制限して該圧縮機(1) を所定時間運転させる一
    方、圧縮機(1)内部に液冷媒が導入されない状態のとき
    には、圧縮機(1) を停止可能とする圧縮機容量調整手段
    (15c) とが備えられていることを特徴とする空気調和機
    の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機(1) には、該圧縮機(1) 内部に貯
    留されている潤滑油の温度を検出する油温検出手段(Th
    o) が設けられており、 湿り判定手段(15b) は、上記油温検出手段(Tho) によっ
    て検出された油温と圧縮機吸入側の冷媒温度とを比較す
    ることにより、圧縮機(1) 内部に液冷媒が導入される状
    態であることを判定するようになっていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の空気調和機の運転
    制御装置。
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