JP2745828B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JP2745828B2
JP2745828B2 JP3007694A JP769491A JP2745828B2 JP 2745828 B2 JP2745828 B2 JP 2745828B2 JP 3007694 A JP3007694 A JP 3007694A JP 769491 A JP769491 A JP 769491A JP 2745828 B2 JP2745828 B2 JP 2745828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置の運転制御装
置に係り、特に吐出冷媒を蒸発器にバイパスさせて除霜
を行うようにしたものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭59―1977
64号公報に開示される如く、海上コンテナ冷凍機の運
転制御装置として、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器
を冷媒配管で接続してなる冷媒回路に対して、吐出冷媒
を蒸発器の入口配管に導入するバイパス路を設けてお
き、蒸発器が着霜してデフロスト運転を開始するに際
し、予めポンプダウン運転を行って一定量の冷媒を液溜
め部に貯留した後、冷媒の循環経路をバイパス路側に切
換え、この一定量の冷媒をバイパス路と主冷媒回路の蒸
発器側で形成される閉回路内で循環させることにより蒸
発器のデフロストを行い、蒸発器出口配管の温度が所定
温度以上になると、デフロスト運転を終了させるように
したものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、下記のような問題がある。
【0004】すなわち、液溜め部の容量を高外気時に合
せると低外気時には熱量不足となってデフロスト時間が
極端に長くなることがある。例えば、庫外温度が50
(℃)で、庫内温度が13(℃)のときに約5分間(着
霜ほとんどなしのとき)のデフロスト運転時間で済むの
に対して、庫外温度が0(℃)で、庫内温度が−25
(℃)のときには約70分間(着霜ありのとき)のデフ
ロスト運転時間が必要となる。
【0005】一方、高外気時には、デフロスト運転中の
吐出ガス温度が高いので、蒸発器出口温度がすぐに上昇
してデフロスト運転時間が短くなるが、すべての着霜が
融解し切らないことがある。つまり、蒸発器フィンに接
した部分のみが融解してその上部に着霜がそのまま残る
いわゆる残留フロストが生じることがある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷媒温度又は外気温度等の冷媒温度
に影響を与えるパラメ―タに応じて、圧縮機の運転容量
を調節することにより、低外気時における過大なデフロ
スト運転や高外気時における残留フロストを招くことな
く、適切なデフロスト運転時間を確保し、もって、圧縮
機の負担を軽減し、運転効率の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の講じた手段は、図1に示すように
(実線及び破線部分のみ)、容量可変形圧縮機(1)、
空調空間の外部に設置される凝縮器(2)、膨張弁
(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管(6)で接続し
てなる主冷媒回路(7)を備えた冷凍装置を前提とす
る。
【0008】そして、冷凍装置の運転制御装置として、
上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
段(The)と、該出口温度検出手段(The)の出力を受
け、冷凍装置の運転中における蒸発器(5)の着霜時、
吐出冷媒を蒸発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口
温度が設定値以上になるまでデフロスト運転をするよう
制御するデフロスト運転制御手段(51)とを設ける。
【0009】さらに、吸込空気温度を検出する吸込空気
温度検出手段(Tha)と、該吸込空気温度検出手段(T
ha)の出力を受け、上記デフロスト運転制御手段(5
1)によるデフロスト運転時、凝縮器(2)の吸込空気
温度が高いほど圧縮機(1)の容量を低容量に設定する
容量設定手段(52A)とを設ける構成としたものであ
る。
【0010】請求項2の発明の講じた手段は、容量可変
形圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発
器(5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回
路(7)と、上記圧縮機(1)の吐出管と上記蒸発器
(5)の入口配管との間を冷媒の流通可能に接続してな
るバイパス路(8)と、冷媒の流通経路を上記主冷媒回
路(7)側と上記バイパス路(8)側とに切り換える切
換弁(9)と、凝縮器(2)と膨張弁(4)との間に所
定量の液冷媒を貯溜するための液溜め部(11)とを備
えた冷凍装置を前提とする。そして、冷凍装置の運転制
御装置として、上記蒸発器(5)の出口温度を検出する
出口温度検出手段(The)と、該出口温度検出手段(T
he)の出力を受け、冷凍装置の運転中における蒸発器
(5)の着霜時、所定量の液冷媒を上記液溜め部(1
1)に貯溜するポンプダウン運転制御手段(54)と、
上記液溜め部(11)に所定量の液冷媒が貯溜された
後、上記切換弁(9)を切り換えて液溜め部(11)に
貯溜された所定量の冷媒をバイパス路(8)を介して蒸
発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口温度が設定値
以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
ロスト運転をするよう制御するデフロスト運転制御手段
(51)と、冷媒の圧力を検出する圧力検出手段(P1
又はP2)と、該圧力検出手段(P1又はP2)の出力
を受け、上記デフロスト運転制御手段(51)によるデ
フロスト運転中、冷媒の圧力が高いほど上記圧縮機
(1)の容量を低くするよう制御する容量制御手段(5
3A)とを設ける構成としたものである。
【0011】請求項3の発明の講じた手段は、容量可変
形圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発
器(5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回
路(7)と、上記圧縮機(1)の吐出管と上記蒸発器
(5)の入口配管との間を冷媒の流通可能に接続してな
るバイパス路(8)と、冷媒の流通経路を上記主冷媒回
路(7)側と上記バイパス路(8)側とに切り換える切
換弁(9)と、凝縮器(2)と膨張弁(4)との間に所
定量の液冷媒を貯溜するための液溜め部(11) とを備
えた冷凍装置を前提とする。そして、冷凍装置の運転制
御装置として、上記蒸発器(5)の出口温度を検出する
出口温度検出手段(The)と、該出口温度検出手段(T
he)の出力を受け、冷凍装置の運転中における蒸発器
(5)の着霜時、所定量の液冷媒を上記液溜め部(1
1)に貯溜するポンプダウン運転制御手段(54)と、
上記液溜め部(11)に所定量の液冷媒が貯溜された
後、上記切換弁(9)を切り換えて液溜め部(11)に
貯溜された所定量の冷媒をバイパス路(8)を介して蒸
発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口温度が設定値
以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
ロスト運転をするよう制御するデフロスト運転制御手段
(51)と、冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段
と、該冷媒温度検出手段の出力を受け、上記デフロスト
運転制御手段(51)によるデフロスト運転中、冷媒温
度が高いほど上記圧縮機(1)の容量を低くするよう制
御する容量制御手段(53B)とを設ける構成としたも
のである。
【0012】請求項4の発明の講じた手段は、容量可変
形圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発
器(5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回
路(7)とを備えた冷凍装置を前提とする。そして、冷
凍装置の運転制御装置として、上記蒸発器(5)の出口
温度を検出する出口温度検出手段(The)と、該出口温
度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の運転中に
おける蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発器(5)
に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値以上にな
るまでデフロスト運転をするよう制御するデフロスト運
転制御手段(51)と、圧縮機(1)のクランクヒ―タ
に設置され、潤滑油の温度を検出するための油温センサ
(Thk)と、該油温センサ(Thk)の検出値を吸入冷媒
温度として受け、上記デフロスト運転制御手段(51)
によるデフロスト運転中、冷媒温度が高いほど上記圧縮
機(1)の容量を低くするよう制御する容量制御手段
(53B)とを設ける構成としたものである。
【0013】請求項5の発明の講じた手段は、容量可変
形圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発
器(5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回
路(7)とを備えた冷凍装置を前提とする。そして、冷
凍装置の運転制御装置として、上記蒸発器(5)の出口
温度を検出する出口温度検出手段(The)と、該出口温
度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の運転中に
おける蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発器(5)
に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値以上にな
るまでデフロスト運転をするよう制御するデフロスト運
転制御手段(51)と、冷媒の圧力を検出する圧力検出
手段(P1又はP2)と、該圧力検出手段(P1又はP
2)の出力を受け、上記デフロスト運転制御手段(5
1)によるデフロスト運転中、冷媒の圧力が高いほど上
記圧縮機(1)の容量を低くするよう制御する容量制御
手段(53A)と、上記デフロスト運転制御手段(5
1)によるデフロスト運転開始前の凝縮器(2)の吸込
空気温度を検出する吸込空気温度検出手段(Tha)と、
該吸込空気温度検出手段(Tha)の出力を受け、吸込空
気温度が高いほど上記デフロスト運転制御手段(51)
によるデフロスト運転開始時の圧縮機(1)の初期容量
を低くするように設定する容量設定手段(52B)とを
設ける構成としたものである。
【0014】請求項の発明の講じた手段は、容量可変
形圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発
器(5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回
路(7)とを備えた冷凍装置を前提とする。そして、冷
凍装置の運転制御装置として、上記蒸発器(5)の出口
温度を検出する出口温度検出手段(The)と、該出口温
度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の運転中に
おける蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発器(5)
に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値以上にな
るまでデフロスト運転をするよう制御するデフロスト運
転制御手段(51)と、冷媒の温度を検出する冷媒温度
検出手段と、該冷媒温度検出手段の出力を受け、上記デ
フロスト運転制御手段(51)によるデフロスト運転
中、冷媒温度が高いほど上記圧縮機(1)の容量を低く
するよう制御する容量制御手段(53B)と 上記デフ
ロスト運転制御手段(51)によるデフロスト運転開始
前の凝縮器(2)の吸込空気温度を検出する吸込空気温
度検出手段(Tha)と、該吸込空気温度検出手段(Th
a)の出力を受け、吸込空気温度が高いほど上記デフロ
スト運転制御手段(51)によるデフロスト運転開始時
の圧縮機(1)の初期容量を低くするように設定する容
量設定手段(52B)とを設ける構成としたものであ
る。
【0015】請求項の発明の講じた手段は、請求項
記載の冷凍装置の運転制御装置において、上記圧縮機
(1)の吐出管と上記蒸発器(5)の入口配管との間を
冷媒の流通可能に接続してなるバイパス路(8)と、冷
媒の流通経路を上記主冷媒回路(7)側と上記バイパス
路(8)側とに切り換える切換弁(9)と、凝縮器
(2)と膨張弁(4)との間に所定量の液冷媒を貯溜す
るための液溜め部(11)と、デフロスト運転制御手段
(51)によるデフロスト運転の開始前に所定量の液冷
媒を上記液溜め部(11)に貯溜するポンプダウン運転
制御手段(54)とをさらに設け、デフロスト運転制御
手段(51)を、冷凍装置の運転中における蒸発器
(5)の着霜時、上記切換弁(9)を切り換えて上記ポ
ンプダウン運転制御手段(54)により液溜め部(1
1)に貯溜された所定量の冷媒をバイパス路(8)を介
して蒸発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口温度が
設定値以上になるまでデフロスト運転をするよう制御す
る構成としたものである。
【0016】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、デフ
ロスト運転制御手段(51)によるデフロスト運転時、
容量設定手段(52A)により、吸込空気温度検出手段
(Tha)で検出される凝縮器(2)の吸込空気温度が高
いほど圧縮機(1)の容量が低く設定されるので、凝
器(2)が戸外に設置されていても、高外気時には単位
時間当りの冷媒循環量が低減し、蒸発器(5)が徐々に
加熱され、残留フロストが防止される。また、低外気時
には、圧縮機(1)の容量増大により単位時間当りの冷
媒循環量が増大するので、過大なデフロスト運転時間が
防止される。また、そのことにより、圧縮機(1)への
過大な負荷が軽減され、運転効率及び圧縮機(1)の寿
命が向上することになる。
【0017】請求項2の発明では、デフロスト運転制御
手段(51)によるいわゆる計量式デフロスト運転中、
容量制御手段(52A)により、圧力検出手段(P1又
はP2)で検出される冷媒の圧力が高いほど圧縮機
(1)の容量を低くするよう制御される。ここで冷媒の
圧力は冷媒温度に対応する指標となるものであり、デフ
ロスト運転中における冷媒温度が高いときには単位時間
当りの冷媒循環量の低減により残留フロストが防止さ
れ、冷媒温度が低いときには単位時間当りの冷媒循環量
の増大により過大なデフロスト運転時間が防止されるこ
とになる。
【0018】請求項3の発明では、デフロスト運転制御
手段(51)によるいわゆる計量式デフロスト運転中、
容量制御手段(53B)により、冷媒温度検出手段で検
出される冷媒温度が高いほど圧縮機(1)の容量を低く
するように制御されるので、上記請求項2の発明と同様
の作用により、残留フロストや過大なデフロスト運転時
間が防止されることになる。
【0019】請求項4の発明では、冷媒温度検出手段と
して、圧縮機(1)の潤滑油の温度を検出するクランク
ヒ―タの油温センサ(Thk)の検出値は吸入管温度と略
対応するものであり、外気温センサのように雨等外部環
境の影響を受けることなく密閉されたケ―ス内に設置さ
れているので、より正確にデフロスト機能を発揮するこ
とができる。
【0020】請求項の発明では、デフロストの開始時
には、容量設定手段(52B)により、吸込空気温度が
高いほど圧縮機(1)の初期容量が低く設定され、デフ
ロスト運転中は、容量制御手段(53)により、冷媒圧
力に応じて圧縮機(1)の容量が制御されるので、吸込
空気温度とデフロスト運転中における冷媒状態の変化と
に応じて単位時間当りの冷媒循環量が適度に調節される
ことになり、上記請求項1の発明の作用に加え、デフロ
スト運転中も、より適正な圧縮機(1)の容量制御が行
われる。
【0021】請求項の発明では、デフロスト運転開始
時には、容量設定手段(52B)により、吸込空気温度
が高いほど圧縮機(1)の初期容量が低く設定され、デ
フロスト運転中は、容量制御手段(53)により、冷媒
度に応じて圧縮機(1)の容量が制御されるので、吸
込空気温度とデフロスト運転中における冷媒状態の変化
とに応じて単位時間当りの冷媒循環量が適度に調節され
ることになり、上記請求項1の発明の作用に加え、デフ
ロスト運転中も、より適正な圧縮機(1)の容量制御が
行われる。
【0022】請求項の発明では、デフロスト運転前
に、ポンプダウン運転制御手段(54)により所定量の
液冷媒が液溜め部(11)に貯溜され、デフロスト運転
制御手段(51)により、その所定量の冷媒がバイパス
路(8)を介して蒸発器(5)に導入される。このと
き、上記所定量を高外気時又は冷媒温度の高温時を基準
として設定すると、低外気時又は冷媒温度の低温時に冷
媒量が不足してデフロスト運転時間が過大になる虞れが
生じるが、高外気時又は冷媒温度の高温時における圧縮
機(1)の容量低減により、液溜め部(1)に貯溜され
る液冷媒の所定量を低外気時又は冷媒温度の低温時を基
準とする大容量に設定することが可能になり、各条件下
におけるデフロスト機能が良好に維持される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図2及
び図3に基づき説明する。
【0024】図2は本発明の実施例に係る海上コンテナ
冷凍機の冷媒配管系統を示し、(1)は2つのアンロ―
ダ機構(図示せず)により容量を33%,67%及び1
00%の3段に調節される容量可変形圧縮機、(2)は
庫外に設置され、ガス冷媒を凝縮液化するための凝縮
器、(3)は液冷媒を貯溜するためのレシ―バ、(4)
は冷媒を減圧するための膨張弁、(5)は庫内側に設け
られ、液冷媒を蒸発気化させるための蒸発器であって、
上記各機器(1)〜(5)は、冷媒配管(6)により閉
回路を形成するように順次接続され、冷媒が循環する主
冷媒回路(7)が構成されている。
【0025】そして、上記主冷媒回路(7)の圧縮機
(1)の吐出管と蒸発器(5)の入口配管との間はバイ
パス路(8)で接続されており、該バイパス路(8)と
上記主冷媒回路(7)との分岐点には三方比例弁(9)
が設けられている。また、上記バイパス路(8)には、
上記蒸発器(5)のドレンパン(図示せず)を加熱する
ドレンパンヒ―タ(10)が介設されていて、蒸発器
(5)の着霜時、ドレンパンヒ―タ(10)にホットガ
スを導入することにより、蒸発器(5)のデフロストを
行うようになされている。
【0026】さらに、上記レシ―バ(3)−膨張弁
(4)間の液管には、所定量の液冷媒を貯溜するための
液溜め部(11)が設けられていて、その上流側及び下
流側には液管を開閉する第1,第2電磁開閉弁(SV
1),(SV2)が介設されている。
【0027】また、冷凍機にはセンサ類が設けられてい
て、(P1)は吐出冷媒の圧力(吐出圧力)を検出する
圧力検出手段としての高圧センサ、(P2)は吸入冷媒
の圧力(吸入圧力)を検出する圧力検出手段としての低
圧センサ、(Thd)は吐出管に配置され、吐出管温度T
d を検出する吐出管センサ、(Tha)は凝縮器(2)の
空気吸込口に配置され、外気温度Ta を検出する吸込空
気温度検出手段としての外気温センサ、(The)は蒸発
器(5)の出口配管に配置され、蒸発器出口温度Te を
検出する出口温度検出手段としての蒸発器出口センサ、
(Thk)は圧縮機(1)のクランクケ―ス(図示せず)
に配置され、冷媒温度の指標となる圧縮機(1)の潤滑
油の温度を検出する冷媒温度検出手段としての油温セン
サであって、上記各センサ類の信号は冷凍機の運転を制
御するコントロ―ラ(図示せず)に信号の入力可能に接
続され、コントロ―ラにより、各センサ類の信号に応じ
て冷凍機の運転を制御するようになされている。
【0028】冷凍機の通常運転時、上記第1,第2電磁
開閉弁(SV1),(SV2)はいずれも開かれ、三方比例
弁(9)により圧縮機(1)からの吐出冷媒が主として
主冷媒回路(7)側に流通するとともに、負荷に応じて
その一部がバイパス路(8)側にバイパスするように制
御され、吐出冷媒が凝縮器(2)で凝縮され、レシ―バ
(3)に貯溜された後、膨張弁(4)で減圧されて、蒸
発器(5)で蒸発して圧縮機(1)に戻るように循環す
る。すなわち、蒸発器(5)で庫内空気との熱交換によ
り得た熱を凝縮器(2)で庫外空気に放出することによ
り、庫内を所定の低温状態に維持するようにしている。
【0029】ここで、上記冷凍機におけるデフロスト運
転制御の内容について、図3のフロ―チャ―トに基づき
説明する。まず、ステップST1で、上述のような通常
運転を行い、通常運転を行っているうちに、蒸発器
(5)に着霜が生じると、ステップST2でデフロスト
指令を出力し、ステップST3でポンプダウン運転を行
う。すなわち、上記第1電磁開閉弁(SV1)を閉じ第2
電磁開閉弁(SV2)を開いて、液溜め部(11)に所定
量の液冷媒を貯溜する。
【0030】次に、ステップST4で、三方比例弁
(9)をバイパス路(8)側に切換えるとともに、第1
電磁開閉弁(SV1)を開き第2電磁開閉弁(SV2)を閉
じて、液溜め部(11)に貯溜された所定量の液冷媒を
必要冷媒量としてバイパス路(8)に流し込み、ステッ
プST5,ST6で、上記外気温センサ(Tha)で検出
される外気温度Ta を第1設定温度Ta1(例えば35℃
程度の温度)及び第2設定温度Ta2(例えば15℃程度
の温度)と比較して、Ta >Ta1つまり高外気であれ
ば、ステップST7で圧縮機(1)の容量を33%ロ―
ドに、Ta1≧Ta >Ta2であれば、ステップST8で圧
縮機(1)の容量を67%ロ―ドにする一方、Ta ≦T
a2つまり低外気であれば、アンロ―ド機構を作動させる
ことなくフルロ―ドのままで、それぞれステップST9
に進み、デフロスト運転を開始する。そして、この状態
でホットガスをバイパス路(8)のドレンパンヒ―タ
(10)に導入することにより蒸発器(5)の着霜を融
解するデフロスト運転を行って、ステップST10で、
上記蒸発器出口センサ(The)で検出される蒸発器出口
温度Te が所定の復帰設定値Tesよりも高くなると、ス
テップST11でデフロスト運転を終了する。
【0031】上記フロ―において、ステップST9〜S
T11の制御により、請求項1の発明にいうデフロスト
運転制御手段(51)が構成され、ステップST5〜S
T8の制御により、容量設定手段(52A)が構成され
ている。また、ステップST3の制御により、請求項6
の発明にいうポンプダウン運転制御手段(54)が構成
されている。
【0032】したがって、上記実施例では、デフロスト
運転制御手段(51)によるデフロスト運転前にポンプ
ダウン運転が行われ、液溜め部(11)に貯溜された所
定量の冷媒がバイパス路(8)に導入されて、蒸発器
(5)の着霜が融解される。そのとき、従来のもののよ
うに、圧縮機(1)の運転容量を一律の容量にしてデフ
ロスト運転を行うものでは、上述のように、外気温度T
a が低いときにはデフロスト運転時間が過大となる一
方、外気温度Ta が高いときには残留フロストを生じる
虞れがある。ここで、上記実施例では、容量設定手段
(52A)により、外気温センサ(吸込空気温度検出手
段)(Tha)で検出される外気温度Ta が高いとき(上
記実施例ではTa >35(℃)のとき)には圧縮機
(1)の容量が低容量(33%ロ―ド)に、外気温度T
a が低いとき(上記実施例ではTa ≦15(℃)のと
き)には、圧縮機(21)の容量が高容量(フルロ―
ド)に、外気温度Ta が中間領域(15〜35℃)では
圧縮機(1)の容量が中容量(67%ロ―ド)に設定さ
れる。つまり、外気温度Ta が高いほどデフロスト運転
中の圧縮機(1)の容量が低く設定される。したがっ
て、高外気時には単位時間当りの冷媒循環量が低減し、
蒸発器(5)が徐々に加熱されるので、残留フロストの
発生を有効に防止することができる。また、そのことに
より液溜め部(11)における冷媒貯溜量を多めに設定
しうるとともに、圧縮機(1)の容量増大により単位時
間当りの冷媒循環量が増大するので、低外気時にデフロ
スト運転時間が過大となるのを有効に防止することがで
きるのである。よって、圧縮機(1)への過大な負荷を
軽減することができ、運転効率及び圧縮機(1)の寿命
の向上を図ることができる。
【0033】なお、上記第1実施例では、圧縮機(1)
の容量をアンロ―ダによる多段制御により調節するよう
にしたが、インバ―タで周波数を可変に調節するように
してもよい。また、外気温度Ta を温度センサでなくバ
イメタル式のサ―モスタット2個を使用して、圧縮機
(1)の容量を切換えるようにしてもよい。
【0034】次に、第2実施例について、図2,図4及
び図5に基づき説明する。
【0035】本実施例においても、冷媒配管系統の構成
は上記第1実施例と略同様であるが、圧縮機(1)の運
転周波数を調節する最大出力周波数が90Hz のインバ
―タ(12)が設けられている(図2の破線部分参
照)。そして、図4は第2実施例におけるデフロスト運
転制御の内容を示し、ステップSR1〜SR4で、上記
第1実施例におけるステップST1〜ST4と同様の制
御を行った後、ステップSR5で、インバ―タ(12)
の初期出力周波数Hを30(Hz )にしてデフロスト運
転を開始し、ステップSR6の判別で蒸発器出口温度T
e が上記復帰設定値Tes以上になるまでデフロスト運転
を行うが、その間、ステップSR7,SR8で、上記高
圧センサ(P1)で検出される吐出冷媒圧力Hp と,第
1,第2設定圧力Hp1,Hp2と比較し(Hp1は例えば1
5(Kg/cm2 )程度の圧力値、Hp2は例えば5(Kg/cm
2 )程度の圧力値である)、図5に示すように、Hp ≧
Hp1であれば、インバ―タ(12)の出力周波数Hを3
0(Hz )のままに、Hp1>Hp >Hp2であれば、ステ
ップSR9で、インバ―タ(12)の出力周波数Hを、
30〜90(Hz )の範囲内でHp =Hp1(15Kg/cm
2 )のとき30Hz 、Hp =Hp2(5Kg/cm2 )のとき
90Hz となるよう略リニアに可変制御し、Hp≦Hp2
であれば、ステップSR10で、インバ―タ(12)の
出力周波数Hを90(Hz )に設定する。つまり、吐出
圧力Hp が高いほどインバ―タ(12)の容量を低くす
るようにしている。
【0036】上記フロ―において、ステップSR7〜S
R10の制御により、請求項2の発明にいう容量制御手
段(53A)が構成されている。なお、上記第1実施例
と同様にステップSR3の制御によりポンプダウン運転
制御手段(54)が構成されており、さらに、ステップ
SR5及びSR6の制御によりデフロスト運転制御手段
(51)が構成されている。
【0037】したがって、上記第2実施例では、デフロ
スト運転制御手段(51)によるデフロスト運転中、容
量制御手段(53A)により、吐出圧力Hp が高いほど
インバ―タ(12)の出力周波数Hを低くするよう制御
される。この吐出圧力は冷媒温度に対応する指標となる
ものであり、デフロスト運転中における冷媒温度が高い
ときには単位時間当りの冷媒循環量の低減により残留フ
ロストが防止され、冷媒温度が低いときには単位時間当
りの冷媒循環量の増大により過大なデフロスト運転時間
が防止されることになる。
【0038】なお、上記第2実施例では、圧縮機(1)
の容量をインバ―タ(12)により可変制御するように
したが、上記第1実施例と同様に多段制御するようにし
てもよい。また、上記第2実施例では、圧力検出手段と
して高圧センサ(P1)を利用したが、低圧センサ(P
2)を圧力検出手段として使用することもできる(その
場合、インバ―タ周波数Hを制御する判断となる設定圧
力の値は上記第1,第2設定圧力Hp1,Hp2とは異なる
値となる)。
【0039】次に、実施例は省略するが、請求項3の発
明では、例えば吐出管センサ(Thd)が冷媒温度検出手
段として使用され、容量制御手段(53B)により、上
記第2実施例と同様の制御が行われる(吐出圧力Hp を
吐出管温度Td で置き換える)。つまり、吐出管温度T
d が高いほど圧縮機(1)の容量を低くするように制御
されるので、上記第2実施例と同様の作用により、残留
フロストや過大なデフロスト運転時間が防止されること
になる。
【0040】特に、冷媒温度検出手段として、圧縮機
(1)の潤滑油の温度を検出するクランクヒ―タの油温
センサ(Thk)を使用した場合、この油温センサ(Th
k)の検出値は吸入管温度と略対応するものであり、外
気温センサ(Tha)のように雨等外部環境の影響を受け
ることなく密閉されたケ―ス内に設置されているので、
より正確にデフロスト機能を発揮することができる。
【0041】さらに、実施例は省略するが、デフロスト
運転開始時には、容量設定手段(52B)により、圧縮
機(1)の初期容量を外気温度Ta が高いほど低くする
よう設定し、デフロスト運転中は、容量制御手段(5
3)により、冷媒温度又は冷媒圧力に応じて圧縮機
(1)の容量を制御するようにした場合、外気温度Ta
とデフロスト運転中における冷媒状態の変化とに応じて
単位時間当りの冷媒循環量を調節することができ、よっ
て、著効を発揮することができる。
【0042】なお、上記実施例では、正サイクルデフロ
スト運転前にポンプダウン運転を行うものについて説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、例えば主冷媒回路(7)にサイクルを切換える四路
切換弁等を設け、デフロスト運転時には逆サイクルにし
てデフロストを行ういわゆる逆サイクルデフロスト運転
をするものについても適用しうる。ただし、特に、正サ
イクルデフロスト運転前に、ポンプダウン運転制御手段
(54)により所定量の液冷媒を液溜め部(11)に貯
溜し、デフロスト運転制御手段(51)により、その所
定量の冷媒をバイパス路(8)を介して蒸発器(5)に
導入するようにしたいわゆる冷媒計量式のものでは、冷
媒の所定量を高外気時又は冷媒温度の高温時を基準とし
て設定すると、低外気時又は冷媒温度の低温時に冷媒量
が不足してデフロスト運転時間が過大になる虞れが生じ
るが、上述のような高外気時又は冷媒温度の高温時にお
ける圧縮機(1)の容量低減により、液溜め部(1)に
貯溜される液冷媒の所定量を低外気時又は冷媒温度の低
温時を基準とする大容量に設定することが可能になり、
各条件下におけるデフロスト機能が良好に維持される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧縮機、空調空間の外部に設置される凝縮器、
膨張弁及び蒸発器を順次接続して形成される主冷媒回路
を備えた冷凍装置の運転制御装置として、デフロスト運
転時、吸込空気温度が高いほど圧縮機の容量を低く設定
するようにしたので、高外気時には単位時間当りの冷媒
循環量の低減により残留フロストを防止することができ
るとともに、低外気時には単位時間当りの冷媒循環量の
増大により過大なデフロスト運転時間を防止することが
でき、よって、運転効率及び圧縮機の寿命の向上を図る
ことができる。
【0044】請求項2の発明によれば、いわゆる計量式
デフロストを行うようにした冷凍装置の運転制御装置に
おいて、デフロスト運転中、冷媒の圧力が高いほど圧縮
機の容量を低く制御するようにしたので、デフロスト運
転中における冷媒温度が高いときには単位時間当りの冷
媒循環量の低減により残留フロストを防止し、冷媒温度
が低いときには単位時間当りの冷媒循環量の増大により
過大なデフロスト運転時間を防止することができる。
【0045】請求項3の発明によれば、いわゆる計量式
デフロストを行うようにした冷凍装置の運転制御装置に
おいて、デフロスト運転中、冷媒温度が高いほど圧縮機
の容量を低く制御するようにしたので、上記請求項2の
発明と同様に、残留フロストや過大なデフロスト運転時
間を防止することができる。
【0046】請求項4の発明によれば、上記請求項3の
発明において、圧縮機の潤滑油の温度を検出するクラン
クヒ―タの油温センサで冷媒温度を検出するようにした
ので、吸入管温度との相関関係を利用して、雨等外部環
境の影響を受けることなくより正確にデフロスト機能を
発揮することができる。
【0047】請求項の発明によれば、圧縮機、凝縮
器、膨張弁及び蒸発器を順次接続して形成される主冷媒
回路を備えた冷凍装置の運転制御装置として、デフロス
ト運転中は冷媒圧力が高いほど圧縮機容量を低くすると
ともに、デフロスト運転開始時、吸込空気温度が高いほ
ど圧縮機の初期容量を低く設定するようにしたので、吸
込空気温度とデフロスト運転中における冷媒状態の変化
とに応じて単位時間当りの冷媒循環量が適度に調節され
ることになり、よって、著効を発揮することができる。
【0048】請求項6の発明によれば、圧縮機、凝縮
器、膨張弁及び蒸発器を順次接続して形成される主冷媒
回路を備えた冷凍装置の運転制御装置として、デフロス
ト運転中は冷媒温度が高いほど圧縮機容量を低くすると
ともに、デフロスト運転開始時、吸込空気温度が高いほ
ど圧縮機の初期容量を低く設定するようにしたので、吸
込空気温度とデフロスト運転中における冷媒状態の変化
とに応じて単位時間当りの冷媒循環量が適度に調節され
ることになり、よって、著効を発揮することができる。
【0049】請求項の発明によれば、上記請求項
発明において、正サイクルデフロスト運転前に、所定量
の液冷媒を液溜め部に貯溜するポンプダウン運転を行
い、正サイクルデフロスト運転時に、その所定量の冷媒
をバイパス路を介して蒸発器に導入するようにしたの
で、上記各発明のような高外気時又は冷媒温度の高温時
における圧縮機容量の低減により、液溜め部に貯溜され
る液冷媒の所定量を低外気時又は冷媒温度の低温時を基
準とする大容量に設定することが可能となり、よって、
各条件下におけるデフロスト機能を良好に維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る海上コンテナ冷凍機の冷媒配管系
統図である。
【図3】第1実施例に係るデフロスト運転制御のフロ―
チャ―ト図である。
【図4】第2実施例におけるデフロスト運転制御のフロ
―チャ―ト図である。
【図5】第2実施例に係るインバ―タ周波数の吐出圧力
に対する変化特性図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 4 膨張弁 5 蒸発器 6 冷媒配管 7 主冷媒回路 8 バイパス路 9 三方比例弁(切換弁) 11 液溜め部 51 デフロスト運転制御手段 52 容量設定手段 53 容量制御手段 54 ポンプダウン運転制御手段 P1 高圧センサ(圧力検出手段) P2 低圧センサ(圧力検出手段) Tha 外気温センサ(吸込空気温度検出手段) The 蒸発器出口センサ(出口温度検出手段) Thk 油温センサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変形圧縮機(1)、空調空間の外
    部に設置される凝縮器(2)、膨張弁(4)及び蒸発器
    (5)を順次冷媒配管(6)で接続してなる主冷媒回路
    (7)を備えた冷凍装置において、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、該出口温度検出手段(The)の出力を受
    け、冷凍装置の運転中における蒸発器(5)の着霜時、
    吐出冷媒を蒸発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口
    温度が設定値以上になるまでデフロスト運転をするよう
    制御するデフロスト運転制御手段(51)とを備えると
    ともに、 上記凝縮器(2)への吸込空気温度を検出する吸込空気
    温度検出手段(Tha)と、該吸込空気温度検出手段(T
    ha)の出力を受け、上記デフロスト運転制御手段(5
    1)によるデフロスト運転時、吸込空気温度が高いほど
    上記圧縮機(1)の容量を低容量に設定する容量設定手
    段(52A)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運
    転制御装置。
  2. 【請求項2】 容量可変形圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管
    (6)で接続してなる主冷媒回路(7)と、上記圧縮機
    (1)の吐出管と上記蒸発器(5)の入口配管との間を
    冷媒の流通可能に接続してなるバイパス路(8)と、冷
    媒の流通経路を上記主冷媒回路(7)側と上記バイパス
    路(8)側とに切り換える切換弁(9)と、凝縮器
    (2)と膨張弁(4)との間に所定量の液冷媒を貯溜す
    るための液溜め部(11)とを備えた冷凍装置におい
    て、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、 該出口温度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の
    運転中における蒸発器(5)の着霜時、所定量の液冷媒
    を上記液溜め部(11)に貯溜するポンプダウン運転制
    御手段(54)と、 上記液溜め部(11)に 所定量の液冷媒が貯溜された
    後、上記切換弁(9)を切り換えて液溜め部(11)に
    貯溜された所定量の冷媒をバイパス路(8)を介 して蒸
    発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口温度が設定値
    以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
    ロスト運転をするよう制御するデフロスト運転制御手段
    (51)と、 冷媒の圧力を検出する圧力検出手段(P1又はP2)
    と、 該圧力検出手段(P1又はP2)の出力を受け、上記デ
    フロスト運転制御手段(51)によるデフロスト運転
    中、冷媒の圧力が高いほど上記圧縮機(1)の容量を低
    くするよう制御する容量制御手段(53A)とを備えた
    ことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 容量可変形圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管
    (6)で接続してなる主冷媒回路(7)と、上記圧縮機
    (1)の吐出管と上記蒸発器(5)の入口配管との間を
    冷媒の流通可能に接続してなるバイパス路(8)と、冷
    媒の流通経路を上記主冷媒回路(7)側と上記バイパス
    路(8)側とに切り換える切換弁(9)と、凝縮器
    (2)と膨張弁(4)との間に所定量の液冷媒を貯溜す
    るための液溜め部(11)とを備えた冷凍装置におい
    て、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、 該出口温度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の
    運転中における蒸発器(5)の着霜時、所定量の液冷媒
    を上記液溜め部(11)に貯溜するポンプダウン運転制
    御手段(54)と、 上記液溜め部(11)に 所定量の液冷媒が貯溜された
    後、上記切換弁(9)を切り換えて液溜め部(11)に
    貯溜された所定量の冷媒をバイパス路(8)を介して蒸
    発器(5)に導入し、蒸発器(5)の出口温度が設定値
    以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
    ロスト運転をするよう制御するデフロスト運転制御手段
    (51)と、 冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段と、 該冷媒温度検出手段の出力を受け、上記デフロスト運転
    制御手段(51)によるデフロスト運転中、冷媒温度が
    高いほど上記圧縮機(1)の容量を低くするよう制御す
    る容量制御手段(53B)とを備えたことを特徴とする
    冷凍装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 容量可変形圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管
    (6)で接続してなる主冷媒回路(7)とを備えた冷凍
    装置において、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、 該出口温度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の
    運転中における蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発
    器(5)に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値
    以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
    ロスト運転制御手段(51)と、圧縮機(1)のクランクヒ―タに設置され、潤滑油の温
    度を検出するための油温センサ(Thk)と、 該油温センサ(Thk)の検出値を吸入冷媒温度として
    け、上記デフロスト運転制御手段(51)によるデフロ
    スト運転中、冷媒温度が高いほど上記圧縮機(1)の容
    量を低くするよう制御する容量制御手段(53B)とを
    備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 容量可変形圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管
    (6)で接続してなる主冷媒回路(7)とを備えた冷凍
    装置において、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、 該出口温度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の
    運転中における蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発
    器(5)に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値
    以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
    ロスト運転制御手段(51)と、 冷媒の圧力を検出する圧力検出手段(P1又はP2)
    と、 該圧力検出手段(P1又はP2)の出力を受け、上記デ
    フロスト運転制御手段(51)によるデフロスト運転
    中、冷媒の圧力が高いほど上記圧縮機(1)の容量を低
    くするよう制御する容量制御手段(53A)と、 上記デフロスト運転制御手段(51)によるデフロスト
    運転開始前の凝縮器(2)の吸込空気温度を検出する吸
    込空気温度検出手段(Tha)と、 該吸込空気温度検出手段(Tha)の出力を受け、吸込空
    気温度が高いほど上記デフロスト運転制御手段(51)
    によるデフロスト運転開始時の圧縮機(1)の初期容量
    を低くするように設定する容量設定手段(52B)とを
    備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  6. 【請求項6】 容量可変形圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次冷媒配管
    (6)で接続してなる主冷媒回路(7)とを備えた冷凍
    装置において、 上記蒸発器(5)の出口温度を検出する出口温度検出手
    段(The)と、 該出口温度検出手段(The)の出力を受け、冷凍装置の
    運転中における蒸発器(5)の着霜時、吐出冷媒を蒸発
    器(5)に導入して、蒸発器(5)の出口温度が設定値
    以上になるまでデフロスト運転をするよう制御するデフ
    ロスト運転制御手段(51)と、 冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段と、 該冷媒温度検出手段の出力を受け、上記デフロスト運転
    制御手段(51)によるデフロスト運転中、冷媒温度が
    高いほど上記圧縮機(1)の容量を低くするよう制御す
    る容量制御手段(53B)と上記デフロスト運転制御手
    段(51)によるデフロスト運転開始前の凝縮器(2)
    の吸込空気温度を検出する吸込空気温度検出手段(Th
    a)と、 該吸込空気温度検出手段(Tha)の出力を受け、吸込空
    気温度が高いほど上記デフロスト運転制御手段(51)
    によるデフロスト運転開始時の圧縮機(1)の初期容量
    を低くするように設定する容量設定手段(52B)とを
    備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の冷凍装置の運転制御装置
    において、 上記圧縮機(1)の吐出管と上記蒸発器(5)の入口配
    管との間を冷媒の流通可能に接続してなるバイパス路
    (8)と、冷媒の流通経路を上記主冷媒回路(7)側と
    上記バイパス路(8)側とに切り換える切換弁(9)
    と、凝縮器(2)と膨張弁(4)との間に所定量の液冷
    媒を貯溜するための液溜め部(11)と、デフロスト運
    転制御手段(51)によるデフロスト運転の開始前に所
    定量の液冷媒を上記液溜め部(11)に貯溜するポンプ
    ダウン運転制御手段(54)とをさらに備え、 デフロスト運転制御手段(51)は、冷凍装置の運転中
    における蒸発器(5)の着霜時、上記切換弁(9)を切
    り換えて上記ポンプダウン運転制御手段(54)により
    液溜め部(11)に貯溜された所定量の冷媒をバイパス
    路(8)を介して蒸発器(5)に導入し、蒸発器(5)
    の出口温度が設定値以上になるまでデフロスト運転をす
    るよう制御することを特徴とする冷凍装置の運転制御装
    置。
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