JPH0113844Y2 - - Google Patents

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JPH0113844Y2
JPH0113844Y2 JP13778185U JP13778185U JPH0113844Y2 JP H0113844 Y2 JPH0113844 Y2 JP H0113844Y2 JP 13778185 U JP13778185 U JP 13778185U JP 13778185 U JP13778185 U JP 13778185U JP H0113844 Y2 JPH0113844 Y2 JP H0113844Y2
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sheet material
folded
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JP13778185U
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用保持具に係り、例えば自動車
のダツシユサイレンサ等のシート材を装着対象と
した保持具に関するものである。
(従来の技術) 例えば、自動車においては、エンジンルームと
車室とを仕切るボデイパネルに、エンジン音を遮
断するためのダツシユサイレンサと呼ばれるシー
ト材が貼り付けられている。
従来、こういつたシート材の取付けは、合成樹
脂製の保持具によつて行なわれるのが一般的であ
つた。しかし、従来の保持具は一般的にシート材
に対する係着力が低く、外れやすい欠点があつ
た。また、保持具の中にシート材に対する取付け
用およびボデイ側に対する取付け用という具合
に、2部材の組合わせに係るものもあつたが、当
然にコスト高を招くものであつた。
本出願人は、上記の課題を解決した保持具を既
に提供している(実開昭59−92213号公報のも
の)。このものは、保持具を単一部材にて形成す
るとともに、係着帯10を折畳むことで、基盤5
とにてシート材を挾圧保持し、もつてシート材に
対する係着力を向上せんとしたのである。しかし
ながら、このものも次のような問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 第4図イ,ロは、共にその問題点を説明するた
めの図である。これらの図から明らかなように、
係着帯10はたとえ真上から力を加えても、各ヒ
ンジ部に均一に力が加わらない限り、正規に折畳
めない。したがつて、一旦横倒れが生じると、同
図イに示すA点を中心として腕が下がり、係合爪
縁20と係合突縁21とが係合しない事態を生じ
る。こういつた事態は、迅速が要求される組付け
ラインにおいては、きわめて不都合なことと言え
る。そこで、本考案では、上記の保持具を改良し
て、係着帯が確実に正規の姿勢に折畳められるよ
うにした。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案は、基部の
上端部における係着帯の付け根部分の両側に、係
着帯の横倒れを防止するためのストツパ片を突出
形成する構成にしたのである。
(作用) したがつて、上記の構成によれば、係着帯を折
畳んだときに、横倒れ方向に変形が起きても、ス
トツパ片がこの変形動作の進行を規制して係着帯
を正規の姿勢で折畳むことができる。こうして、
正規の姿勢で折畳まれた係着帯と、基盤とにてシ
ート材が確実に挾持される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
図面において、Cは本例保持具全体を示してお
り、合成樹脂材にて一体に形成されている。この
保持具Cの基部1は、本例の装着対象物たるダツ
シユサイレンサ(以下、シート材2と言う。)の
適所に配設された差込み孔3に遊挿可能な円柱状
の支柱4を備えており、さらにその下端にはフラ
ンジ状に張出された基盤5を備えている。この基
盤5は差込み孔3より大径に形成されるととも
に、その中央部にはボデイBに立設されたスタツ
ドボルト6を挿通しうる透孔7が開口している。
そして、この透孔7を挟んで基盤5上には一対の
爪片8が対向しており、これらは相互に拡開する
方向への弾性変形が許容されて、スタツドボルト
6の頭部6aと弾性的に係合することができる。
そして、支柱4の内部はスタツドボルト6の頭
部6a側を収容しうるように、両スタツドボルト
6の周囲が除肉されている。一方、支柱4の上端
面には円柱状に形成された接続軸部9が同軸で突
設されており、ここには係着帯10が連設されて
いる。係着帯10は複数の帯板10a〜10cを
それぞれ薄肉ヒンジ片11を介してほぼ六角形状
に折畳み可能に連接し、全体パンタグラフ状に形
成してある。また、係着帯10は、常には差込み
孔3に遊挿しうるものの、折畳み時にはその折畳
み幅(第2図ロに示すW寸法)が差込み孔3の孔
径より充分大となるように設定されている。さら
に、折畳み状態における保持具C全体の高さは、
シート材2の厚みより小となるように設定されて
いる。さらにまた、係着帯10における最上位の
帯板10cの下面には、円錐状の係合突起12が
垂下しており、接続軸部9を同軸で貫通する係止
孔13に係脱可能に係入し、係着帯10を折畳み
状態に保持することができる。
なお、接続軸部9に隣接する両帯板10aと、
この帯板10aにさらに隣接する帯板10bとの
間のヒンジ片11から、係合突起12までの距離
(第3図に示すa寸法)および係止孔13までの
距離(同図に示すb寸法)はほぼ等しく設定され
ている。つまり、係着帯10の折畳み動作が、正
規の状態で真下方向に行なわれず、当該ヒンジ片
11を中心として行なわれた場合であつても、係
合突起12は係止孔13に係合することができる
わけである。
一方、接続軸部9を挟んで基部1の上端面に
は、係着帯10の横倒れを規制するための一対の
ストツパ片14が突出されている。両ストツパ片
14は係着帯10の張出し方向と同方向に対向す
るように配置されるとともに、係着帯10が横倒
れ方向に変形したときに、接続軸部9に隣接する
両帯板10aの付け根側ヒンジ片11より外側位
置が突き当たるようになつている。
次に、上記のように構成された本例保持具Cを
用いてのシート材2の組付け作業を説明する。
まず、ボデイBに対する組付けの前に、シート
材2に対する先付け作業がなされる。この作業で
は、シート材2の各差込み孔3に対し裏面側から
保持具Cを差込む(第2図イ状態)。このときに
は、上方へ引き伸ばしておき、差込み孔3への差
込みを円滑になしうるように、その横幅を搾小さ
せておくとよい。次いで、基盤5をシート材2に
押し当てながら、係着帯10を折畳み係合突起1
2を係止孔13に弾性係入させる。このことによ
つて、係着帯10は折畳み状態が保持されるた
め、シート材2は基盤5と、折畳まれた係着帯1
0とにより、所定の挾圧力にて保持される(第2
図ロ状態)。所定の挾圧力が得られるのは、前述
したように、係着帯10の折畳み状態において
は、保持具Cの高さがシート材2の厚みより小に
設定されているからである。
上記の保持具C取付け作業を、各差込み孔に対
して行なつた後、引き続きボデイBへの組付け作
業がなされる。すなわち、ボデイBのスタツドボ
ルト6を基盤5の透孔7にあでがい、この状態で
シート材2をボデイB側へ強く押しこんでやる。
こうすることで、スタツドボルト6は両爪片8を
押し広げながら差込まれてゆき、頭部6aが爪片
8を通過した時点で係合する。かくして、シート
材2がボデイBに組付けられる。
ところで、前述したシート材2に対する保持具
Cの先付け作業において、係着帯10を折畳む際
に、第3図に示すような横倒れが起きると、接続
軸部9に隣接する一方の帯板10aがストツパ片
14に当接する。このため、当該帯板10aはこ
れ以上に下がることはできない。したがつて、こ
れ以上に折畳もうとすると、係着帯10全体の折
畳み動作はこの帯板10aと次の帯板10bとの
間の薄肉ヒンジ片11を中心としてなされる。す
ると、前述したように、当該ヒンジ片11から係
合突起12までの距離および係止孔13までの距
離がほぼ等しく設定されているため、このような
正規の折畳みがなされない場合であつても、係合
突起12は係止孔13に対し円滑にかつ確実に係
合することができる。
なお、本考案保持具には本例の他、種々の変更
例が考えられる。例えば、係合突起12と係止孔
13との配置関係を逆にしたもの、あるいはボデ
イBに対する係着手段として、スタツドボルト6
に代えて取付け孔を設けた場合には、ここに係合
する適当な係合手段を垂下したもの等である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、係着帯
が横倒れ方向に変形した場合であつても、ストツ
パ片がこれを規制するため、係着帯の折畳み動作
を正規の状態に規制する。したがつて、装着対象
物に取付けるための作業が円滑になされ、作業性
の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例保持具の斜視図、第2図イ,ロは
それぞれシート材への取付け作業を示す断面図、
第3図は横倒れの規制状態を示す正面図、第4図
イ,ロはそれぞれ従来の保持具の問題点を説明す
るための正面図である。 1……基部、2……シート材、3……差込み
孔、5……基盤、10……係着帯、11……薄肉
ヒンジ片、14……ストツパ片、B……ボデイ、
C……保持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート状の装着対象物の適所に配設された差込
    み孔に対し挿通可能に形成され、かつその一部に
    は車両のボデイ側に対する係着手段を備える基部
    の下端部にはフランジ状に基盤が張出し形成され
    る一方、基部の上端部には複数の接続片が上下方
    向への折畳み可能に連設され、常には前記差込み
    孔に挿通可能で折畳み時には前記基盤とにて装着
    対象物を挾圧保持するパンタグラフ状の係着帯が
    冠装されてなる保持具であつて、前記基部の上端
    部における係着帯の付け根部分の両側には係着帯
    の横倒れを防止するためのストツパ片が突出形成
    されていることを特徴とする車両用保持具。
JP13778185U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0113844Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13778185U JPH0113844Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JP13778185U JPH0113844Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JPS6245412U JPS6245412U (ja) 1987-03-19
JPH0113844Y2 true JPH0113844Y2 (ja) 1989-04-24

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JP13778185U Expired JPH0113844Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0717202A1 (en) * 1994-12-12 1996-06-19 Emhart Inc. Sheet metal fastener

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EP0717202A1 (en) * 1994-12-12 1996-06-19 Emhart Inc. Sheet metal fastener

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JPS6245412U (ja) 1987-03-19

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