JPH0113702Y2 - - Google Patents

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JPH0113702Y2
JPH0113702Y2 JP1984163260U JP16326084U JPH0113702Y2 JP H0113702 Y2 JPH0113702 Y2 JP H0113702Y2 JP 1984163260 U JP1984163260 U JP 1984163260U JP 16326084 U JP16326084 U JP 16326084U JP H0113702 Y2 JPH0113702 Y2 JP H0113702Y2
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JP
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holder
plate
fixing part
main plate
kasagi
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JP1984163260U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は陸屋根の各種端部、例えばパラペツト
天端等の完壁な雨仕舞と防水処理をし、更には必
要に応じて避雷導体としての役目を兼備せしめる
ための金属製笠木を保持するホルダーに関する。
(従来の技術) 現在、パラペツト天端等に用いる笠木の一例と
しては、第5,6図に示されているように、パラ
ペツト天端Pにビス52により固着されたホルダ
ー51にアルミニウム製の笠木53を被嵌させる
如き構成が最も好ましいものとして使用されてい
る。この場合、笠木53とパラペツト天端等Pと
の間には外部に解放された空隙Eが維持されてい
て、笠木内外に風が吹き抜ける等圧構造となつて
いると同時に、笠木53はホルダー51に嵌合さ
れているだけの可動構造となつていて、笠木内で
の留水や結露を防止し、笠木自体の伸縮や躯体の
挙動を吸収できるものである。上記ホルダー51
は、該ホルダー面に形成された孔を通してパラペ
ツト天端面に直接ビス固定されているものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、台風の如き強風が吹いた場合、上述
構成の笠木であると、第5図に矢視する如く、建
物外側(カーテンウオール側)からの強風Wが笠
木53内の空隙に吹き込み、笠木内に強圧を生じ
させることがある。この風圧は長尺材の笠木53
を保持するホルダー51の建物外側寄位置のビス
止め部である固定部54に応力集中を生じさせる
ことになり、ビス止め孔を形成して強度の低下し
ている該固定部の折損とこれに伴う笠木の外れ事
故を生じさせる原因となることがあつた。
本考案は、上記問題点が生じることを究明する
ことによつて、笠木の長期的な機能安定性を解決
すべくなしたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、パラペ
ツト天端面に水勾配を持つて被着する所要巾の主
体板の両側に笠木被嵌係止用の下折板をそれぞれ
折曲形成し、該主体板の水勾配が高い方の位置部
分において上向きコの字の如き受箱形の固定部を
下方に突出形成し、該固定部の下面にビス孔を形
成すると共に該固定部の対向する側壁の内側に渡
つてプレートを着脱自在に嵌合した構成を有して
笠木ホルダーとしたことを特徴とするものであ
る。
(作用) これによれば、ホルダーの固定部において風圧
による外力を二層以上の構成部分に分散させて、
ビス止め部に集中する応力を著しく低下させる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例によつて本考案を詳
述する。第1図乃至第3図において、1はアルミ
ニウム製のホルダー本体であつて、パラペツト天
端面に水勾配を持つて被着する所要巾の主体板2
の両側に笠木(図示せず)を嵌合支持する下折板
3,4を形成し、主体板2の両側寄位置にはビス
孔5,6を形成し、水勾配が高い方の位置部分即
ち躯体外壁側に位置せしめるビス孔5を含む適長
さ部分は主体板を下方に折曲させた受箱形の固定
部とすると同時に、この受箱形の対向する側壁
7,8の内面には主体板上面より下方位置から所
定の上下間隔を保つて支持片7a,8aの及び7
b,8bを対向突設し、該受箱形の底板9の略中
央にビス孔5を形成し、該底板9の下面及び他方
のビス孔6付近の主体板下面にホルダー及びこれ
に被嵌する笠木に水勾配を付けるための突起部を
形成してなつている。
10はアルミニウム製のカバー部材であつて、
ホルダー本体の側壁7,8間隔とほぼ一致した長
さを有しかつ支持片の7a,8aの及び7b,8
bの巾とほぼ一致した巾を有し、この巾両端に下
折れした挟着片11,12を形成し、該挟着片の
内側下端に挟着片が有する若干の弾性を利用して
係合する係止突条13,14を形成してなつてい
る。
15はアルミニウム製のプレートであつて、ホ
ルダー本体の支持片7aと7b並びに8aと8b
の間隙部に差込み、プレート端面が側壁7,8の
両内面にほぼ接合する長さにてなつている。
上記構成のホルダーは、第5図に示された場合
と同様に、先ずホルダー本体1をパラペツト天端
にビス孔5,6を通してビス固定して使用する。
笠木はホルダーの上方から圧嵌すれば、笠木の両
端がホルダーの下折板3,4下端に係合すること
によつてホルダーに被嵌し、パラペツト天端を被
覆すると同時にパラペツト天端との間に所定の空
隙を維持する。
建物自体に所定圧以上の強風圧が当たらないよ
うな立地条件下においては上記のようにホルダー
本体1の固定だけでよいが、かなりの強風圧が当
たり得るような立地条件下においては、上記ホル
ダー本体1の受箱形の固定部に、第3図に示すよ
うに、カバー部材10を被嵌しておくようにし、
さらに一層強度が必要な条件下においては、プレ
ート15を支持片7aと7b並びに8aと8bの
各間に挿着した上でカバー部材10を被嵌してお
くようにする。
カバー部材10の被嵌によれば、ホルダーの固
定部は断面中空四角形状となり、またプレート1
5の挿着によれば、中空四角形体内にさらに一本
の芯(桟)を渡した断面構成となるので、一枚の
板体に比し、肉厚を厚くしなくともせん断応力に
対する強度は著しく向上する。各部材の成形は簡
単であり、ビス孔の形成も一枚の板に対して行え
ばよいので簡単であり、さらに施工作業性にもす
ぐれている。
ホルダーの別の実施例としては、上記プレート
15を装着する構成を有せず、カバー部材10の
みを被嵌できる簡易な構成のものであつてもよ
い。
また、第4図のイ,ロ,ハは別の一実施例を示
している。
イは、ホルダー主体板21の固定部を側壁2
2,23及び底板24により形成し、この両側壁
上部内面に支持片25,25を対向形成して該各
支持片上側にプレート27のスライド溝を形成
し、底板24にビス孔を形成してなつている。こ
の場合、溝のスライド方向には若干傾斜を付ける
などしてプレート27が圧挿入されるようにする
のがよい。
ロは、ホルダー主体板31の固定部を、主体板
の中央部を四角形に開口35させるとともに、こ
の開口部の少なくとも対向二辺のやや下方位置に
支持片36,37を突設し、開口下方には側壁3
2,33及び底板34を形成し、開口内下方の底
板部分にビス孔を形成してなつており、この開口
35に合致する大きさのプレート38を該開口に
上方から嵌込み、支持片36,37に支持させる
ものである。
ハは、ホルダー主体板41の固定部を側壁4
2,43及び底板44により形成し、この両側壁
内面に各対向して縦溝45a,46aと45b,
46bとを形成し、底板にビス孔を形成してなつ
ており、上記対向溝間に渡る形状のプレート4
7,47を各対向溝間に挿着させるものである。
なお、ホルダーの長手方向(固定部を結ぶ方
向)においては、該カバー部材、プレートの端面
はホルダー主体板に接合するものとする一方、巾
はホルダー主体板の巾と合致しなくともよい。ま
た、ホルダーの形状は陸屋根の各種端部に適合し
得る種々形状に変化してよいなど、図示形状に限
定されるものでないことは勿論である。
(効果) 以上のようにして本考案によれば、ホルダーの
固定部の肉厚をホルダーの他の主体板部分よりも
厚くしなくとも外力を二層以上の各面に分散させ
ることができるので、ビス止め部に応力集中を生
じさせず、固定部の強度を著しく向上させること
ができ、該部での折損事故を生じさせることのな
いホルダーを提供することができる。しかも成形
は簡単であり、施工作業性に対する悪影響を与え
ることは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す笠木ホルダーの分
解斜視図、第2図はその正面図、第3図はカバー
部材を被嵌した状態の固定部の拡大断面図、第4
図イ,ロ,ハはいずれも本考案の別の一例を示す
固定部の分解斜視図、第5図は公知の防水構成を
示したパラペツト天端部断面図、第6図は第5図
に示されたホルダーの斜視図である。 符号1……ホルダー主体、2……その主体板、
5,6……ビス孔、7,8……側壁、7a,7
b,8a,8b……支持片、9……底板、10…
…カバー部材、13,14はその係止突条、15
……プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パラペツト天端面に水勾配を持つて被着する所
    要巾の主体板の両側に笠木被嵌係止用の下折板を
    それぞれ折曲形成し、該主体板の水勾配が高い方
    の位置部分において上向きコの字の如き受箱形の
    固定部を下方に突出形成し、該固定部の下面にビ
    ス孔を形成すると共に該固定部の対向する側壁の
    内側に渡つてプレートを着脱自在に嵌合した構成
    を有する笠木ホルダー。
JP1984163260U 1984-10-29 1984-10-29 Expired JPH0113702Y2 (ja)

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JP1984163260U JPH0113702Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JP1984163260U JPH0113702Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JPS6178932U JPS6178932U (ja) 1986-05-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363852A (ja) * 1986-09-03 1988-03-22 スワン商事株式会社 笠木固定装置

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JPS56111750A (en) * 1980-02-09 1981-09-03 Yamaide Kousan Kk Method of waterproof construction of parapet of flat roof
JPS58556A (ja) * 1981-06-22 1983-01-05 株式会社ナカ技術研究所 パラペツト笠木の取付構造

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JPS55154227U (ja) * 1979-04-23 1980-11-06
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JPS614599Y2 (ja) * 1980-10-31 1986-02-13

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