JPH01136749A - 印刷機の紙粉除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、印刷用紙に付着した紙粉を印刷直前に除去す
る印刷機の紙粉除去装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、印刷機、複写機等では、用紙に付着した紙粉を静
電気力、粘着ローラ、ブラシ、風力等により、除去して
いる。

（発明が解決しようとする問題点） 印刷用紙に付着した紙粉は、数μ〜数ｍｍの繊維状物質
、コート紙等にみられる数μの粘土質粒子。

１０μ程度のパウダー等であり、これらの紙粉が印刷用
紙上に強固に付着している場合には、風力等による非接
触の除去方法では、除去し難（、粘着ローラ、ブラシ等
を印刷用紙に直接接触させて。

除去する必要がある。その場合、特に粘着ローラを印刷
用紙に直接接触させて、除去する場合には。

印刷機の運転終了後、粘着ローラを水洗等により洗浄し
て再生しなければならない。また紙粉量が多いと、印刷
機の運転中にも、粘着ローラを水洗等により洗浄して再
生しなければならないという問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記の問題点に対処するもので、印刷用紙に接
触して同印刷用紙に付着した紙粉を除去する第１粘着ロ
ーラと、同第１粘着ローラに接触して同第１粘着ローラ
に付着した紙粉を除去する第２粘着ローラと、上記印刷
用紙に付着した紙粉に帯電している電荷をコロナ放電に
より中和するコロナ電極とを具え、同コロナ電極を上記
第１゜第２粘着ローラの直前に配設したことを特徴とし
ている。

本発明の目的とする処は、粘着ローラを印刷機の運転中
にも水洗によらずに再生できる改良された印刷機の紙粉
除去装置を供する点にある。

（作用） 本発明の印刷機の紙粉除去装置は前記のように構成され
ており１紙粉の付着した印刷用紙が送られているときに
、コロナ電極のコロナ放電により。

・紙粉に帯電している電荷を中和して、紙粉の印刷用紙
に対する付着力（静電気力）を弱め１次いで第１粘着ロ
ーラが印刷用紙に直接接触し、印刷用紙上の紙粉が粘着
ローラの外周面に付着して、印刷用紙上から除去される
。またこのとき、第２粘着ローラが第１粘着ローラの外
周面に直接接触し。

第１粘着ローラ上の紙粉が第２粘着ローラに付着して、
第１粘着ローラから除去される。

（実施例） 次に本発明の印刷機の紙粉除去装置を第１図に示す一実
施例により説明すると、（１）が印刷用紙。

（２）が同印刷用紙（１）に付着している紙粉、（３）
がコロナ電極、（４）が第１粘着ローラ、（５）が同第
１粘着ローラ（４）の外周面に形成した粘着剤層、（６
）が第２粘着ローラ、（７）が同第２粘着ローラ（６）
の外周面に形成した粘着剤層で、同第２粘着ローラ（６
）が実線位置と破線位置との間に移動可能になっている
。

次に前記第１図に示す印刷機の紙粉除去装置の作用を具
体的に説明する。紙粉（２）の付着した印刷用紙（１）
が矢印方向に送られているときに、コロナ電極（３）の
コロナ放電により、紙粉（２）に帯電している電荷が中
和されて、紙粉の印刷用紙に対する付着力（静電気力）
が弱められ９次いで第１粘着ローラ（４）の粘着剤層（
５）が印刷用紙（１）に直接接触し、印刷用紙（１）上
の紙粉（２）が第１粘着ローラ（４）の粘着剤層（５）
に付着して（（２’）参照）、印刷用紙（１）上から除
去される。またこのとき、第２粘着ローラ（６）の粘着
剤層（７）が第１粘着ローラ（４）の粘着剤層（５）に
直接接触し、第１粘着ローラ（４）の粘着剤層（５）上
の紙粉（２゛）が第２粘着ローラ（６）の粘着剤層（７
）に付着して（（２゛）参照）、第１粘着ローラ（４）
上から除去される。なお第２粘着ローラ（６）は、必要
に応じ実線位置から破線位置へ移動させて、新しい第２
粘着ローラ（６）と交換しても、水洗等により洗浄して
もよい。また第２粘着ローラ（６）は１間歇的に第１粘
着ローラ（４）の方向に移動させて、第１帖着ローラ（
４）に接触させても、印刷用紙（１）の走行が終わって
から、第１粘着ローラ（４）の方向に移動させて、第１
粘着ローラ（４）に接触させてもよい。

次に本発明の印刷機の紙粉除去装置を第２図に示す他の
実施例により説明すると、（１）が印刷用紙（枚葉紙）
、（３）がコロナ電極、（８）が印刷用紙（枚葉紙）の
給紙部、（９）がスウィンググリッパ、　（１０）が中
間胴、　（１１）が圧胴、　（１２）がブランケット胴
。

（１３）が版胴、（５）が上記中間胴（１０）の外周面
に形成した粘着剤層、（６）が第２粘着ローラ、（７）
が同第２粘着ローラ（６）の外周面に形成した粘着剤層
で。

本実施例では、中間胴（１０）が第１粘着ローラに相当
している。

次に前記第２図に示す印刷機の紙粉除去装置の作用を具
体的に説明する。紙粉の付着した印刷用紙（枚葉紙）（
１）が給紙部（９）から矢印方向に送られて、スウィン
ググリッパ（１０）を通過するときに。

コロナ電極（３）のコロナ放電により１紙粉（２）に帯
電している電荷が中和されて、紙粉の印刷用紙に対する
付着力（静電気力）が弱められ、中間胴（第１粘着ロー
ラ）　（１０）と圧胴（１１）との間に達したときに、
中間胴（１０）の粘着剤層（５）が印刷用紙（１）に直
接接触し、印刷用紙（枚葉紙）（１）上の紙粉が粘着剤
層（５）に付着して、印刷用紙（１）上から除去される
。またこのとき、第２粘着ローラ（６）の粘着剤層（７
）が中間胴（１０）の粘着剤層（５）に直接接触し、中
間胴（１０）の粘着剤層（５）上の紙粉が第２粘着ロー
ラ（６）の粘着剤層（７）に付着して、中間胴（１１）
上から除去される。

次に本発明の印刷機の紙粉除去装置を第３図に示すさら
に他の実施例により説明すると、（１）が印刷用紙、（
３）がコロナ電極、　（４）　（４）が上下の第１粘着
ローラ、（５）が同各第１粘着ローラ（４）の外周面に
形成した粘着剤層、　（６）　（６）が上下の第２粘着
ローラ、（７）が同各第２粘着ローラ（６）の外周面に
形成した粘着剤層、　（１２）　（１２）が上下のブラ
ンケット胴、　（１３）　（１３）が上下の版胴である
。

次に前記第３図に示す印刷機の紙粉除去装置の作用を具
体的に説明する。紙粉の付着した印刷用紙（１）が矢印
方向に送られているときに、コロナ電極（３）のコロナ
放電により、紙粉に帯電している電荷が中和されて２紙
粉の印刷用紙に対する付着力（静電気力）が弱められ９
次いで第１粘着ローラ（４）　（４）の粘着剤層（５）
が印刷用紙（１）に直接接触し、印刷用紙（１）上の紙
粉が第１粘着ローラ（４）　（４）の粘着剤層（５）に
付着して、印刷用紙（１）上から除去される。またこの
とき、第２粘着ローラ（６）　（６）の粘着剤層（７）
が第１粘着ローラ（４）　（４）の粘着剤層（５）に直
接接触し、各第１粘着ローラ（４）の粘着剤層（５）上
の紙粉が各第２粘着ローラ（６）の粘着剤層（７）に付
着して、各第１粘着ローラ（４）上から除去される。

（発明の効果） 本発明の印刷機の紙粉除去装置は前記のように紙粉の付
着した印刷用紙が送られているときに。

コロナ電極のコロナ放電により、紙粉に帯電している電
荷を中和して、紙粉の印刷用紙に対する付着力（静電気
力）を弱め１次いで第１粘着ローラが印刷用紙に直接接
触し、印刷用紙上の紙粉を粘着ローラの外周面に付着さ
せて、印刷用紙上から除去する。またこのとき、第２粘
着ローラが第１粘着ローラの外周面に直接接触し、第１
粘着ローラ上の紙粉を第２粘着ローラに付着させて、第
１粘着ローラから除去するので、粘着ローラを印刷機の
運転中にも水洗によらずに再生できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる印刷機の紙粉除去装置の一実施
例を示す側面図、第２図は他の実施例を示す側面図、第
３図はさらに他の実施例を示す側面図である。 （１）・・・印刷用紙、（２）・・・紙粉、　（３）　
（３°）または（１１）・・・粘着ローラ、（８）（８
’）・・・粘着テープ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷用紙に接触して同印刷用紙に付着した紙粉を除去す
   る第１粘着ローラと、同第１粘着ローラに接触して同第
   １粘着ローラに付着した紙粉を除去する第２粘着ローラ
   と、上記印刷用紙に付着した紙粉に帯電している電荷を
   コロナ放電により中和するコロナ電極とを具え、同コロ
   ナ電極を上記第１、第２粘着ローラの直前に配設したこ
   とを特徴とする印刷機の紙粉除去装置。