JPH01133732A - 木質材の製法 - Google Patents

木質材の製法

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JPH01133732A
JPH01133732A JP29264387A JP29264387A JPH01133732A JP H01133732 A JPH01133732 A JP H01133732A JP 29264387 A JP29264387 A JP 29264387A JP 29264387 A JP29264387 A JP 29264387A JP H01133732 A JPH01133732 A JP H01133732A
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wood
resin
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adhesive
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Hisayoshi Osumi
大隅 久芳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] この発明は、家具、音響ケース等の木製什器や床材、壁
材等の木質建材、車内装備品などの表部材などとして好
適に用いられる木質材を製造する方法に関し、木質化粧
材の表面に樹脂フィルムを、この樹脂フィルムの熱変形
温度よりも高い熱変形温度を有する接着剤を用いて、」
二記樹脂フィルムの熱変形温度より高い温度にて加熱圧
着することによって、特にその表面平滑性を向」ニさせ
ることを可能にするものである。
[従来の技術] 従来より、この種の木質材しては、天然木つき板、合板
、化粧単板、化粧単板貼り合板、またはこれらの木材を
不織布等で裏打ちしたものなどからなる木質基材の表面
に、樹脂フィルムなどからなる保護膜を設けたものが知
られている。そしてこのような樹脂フィルムとしては、
その使用用途に応じて適宜、塩化ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、あるいはメタクリル系樹脂、ポリプロピ
レン系、アクリルシリコーン系、フッ素樹脂やこれらの
混合物などからなるフィルムが使用されている。
そして、このような木質材の製法としては、上記木質基
材表面に、接着剤を介して」二記樹脂フィルムを積層す
るとともに常温あるいは加熱条件下で加圧して、上記接
着剤を溶融させることによって、上記樹脂フィルムを木
質基材表面に融着同化させるという方法が一般的に利用
されていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような方法にあっては、接着剤として、
酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性接
着剤や、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などの熱
硬化性接着剤などが一般に用いられていたが、このよう
な接着剤にあってはいずれも熱変形温度(以下、HDT
と略称する。)が10〜60℃程度と、上記樹脂フィル
ムのHDTに比べて低いため、接着の際の加熱加圧によ
って接着剤の流動性が増大し、上記樹脂フィルムが滑っ
たり動いたりする不都合が生じ、このため表面の平滑性
が維持できなくなる問題があった。
また、このような木質材にあっては、通常の使用に際し
ても、木質化粧材が吸湿等によって伸縮すると、これに
従って上記接着層も伸縮し、このため最外層の樹脂フィ
ルムまでが滑ったり動いたりすることが多々あり、この
ために表面の平滑性を維持できないという問題もあった
また、最終的にこの樹脂フィルムの表面を鏡面仕上げな
どの加飾を行って製品を得ようとした場合、このような
従来の木質材の製法では、たとえ鏡面処理を施しても、
その表面平滑性不良のために鏡面が転写できず、目的の
製品とすることができない問題があった。
そこでこの発明は、以上の問題点を解消し、表面平滑性
の良好な木質材を製造する方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] この発明の木質材の製法は、接着層として、樹脂フィル
ムの熱変形温度より高い熱変形温度を有する接着剤を使
用するとともに、木質化粧材と樹脂フィルムとの積層一
体化を、前記樹脂フィルムの熱変形温度より高い温度に
おいてプレス成形することにより実施することをその解
決手段とする。
以下、この発明の木質材の製法の一例を、図面に基いて
詳細に説明する。
〔工程I〕
まず、第1図に示すように、木質化粧材1およ一4= び樹脂フィルム2をそれぞれ用意する。
この木質化粧材Iには、天然木つき板や人工木つき板等
からなる化粧単板やこれら化粧単板に不織布等の裏打ち
材を裏打ちしたものあるいは化粧単板を木質系ボード、
合板木質セメント板などに貼り合わせた化粧合板、天然
木寄せ木などで、厚さ0.15〜0.25mm程度のも
のが好適に使用される。そしてこの木質化粧材Iの表面
には、予め研削、切削等を施してもよく、また必要に応
じて着色剤等を塗布して適宜の色に着色したり、適宜の
印刷法によって模様を施すなどの加飾を行ってもよい。
ここで、上記研削には#180〜#320程度のサンド
ペーパー等が使用され、また着色には、染顔料を溶剤に
溶解したもの、あるいはこれに少量の樹脂分、例えばポ
リウレタン系樹脂等を溶解させたものが好適に使用され
、さらに印刷には、グラビア印刷、スクリーン印刷、オ
フセット印刷などの方法が採用される。
また、この発明において使用される樹脂フィルム2とし
ては、塩化ビニル樹脂系、メタクリル樹脂系、ポリエス
テル樹脂系、ポリプロピレン樹脂系、ポリウレタン樹脂
系の樹脂などからなる厚さ0゜02〜1.Omm程度の
フィルムが用いられるが、前記木質化粧材1の表面の木
目模様が透けて見え、木質感豊かな製品を得るためには
、メタクリル樹脂系などの透明な樹脂、あるいはこれら
の透明樹脂中に適宜の着色剤を配合してなる着色透明樹
脂を用いることがより好ましい。そして、この樹脂には
、必要に応じ適宜、光安定剤、酸化防止剤、架橋剤など
の添加剤が配合された後に、フィルム状に成形されて樹
脂フィルム2となる。この成形は、通常プレス成型によ
り行なわれ、プレス条件は温度130〜150℃程度、
また圧力1〜2 M P a程度が好適とされる。
〔工程2〕 次に、〔工程l〕で用意された木質化粧材1の表面上に
接着剤を塗布して接着層3を形成する。
ここで使用される接着剤としては、上記樹脂フィルム2
の熱変形温度(HDT)よりも高いHDTを有するもの
が選ばれて使用される。具体的には例えば、上記樹脂フ
ィルム2としてメタクリル樹脂(HT)T=77℃)を
用いた場合には、接着剤としてエボキン樹脂系(HDT
=]00℃)やエポキシ/フェノール樹脂系(HDT=
90°C)などよりなる接着剤が好適に使用される。ま
たさらには、その下層に配される木質化粧材1表面の木
目模様が透けて見えるように、透明な樹脂からなる接着
剤が使用されることが好ましい。そしてこの接着剤は粉
体でも液状でもよいが、より好ましくは、接着剤が木質
化粧材1中に含浸することによって木質化粧材1が濡れ
色感を呈し、このために木質化粧材1の下層の裏打ち材
までが透けて美観を損ねるなどの不都合を避けるために
、木材中に含浸しにくい粉体接着剤を用いることがよい
。そしてこれらの粉体接着剤は、常温あるいは100℃
程度の温度に加熱した木質化粧材1の表面上にエアスプ
レー法や静電塗装法により塗布される。次いで100℃
程度の温度に加熱するか、あるいは遠赤外線炉内を通過
させて加熱するかなどの工程を経て、前記接着剤を木質
化粧材1表面上に溶融固着させて接着層3を形成する。
また、接着剤が液状である場合には、ロールコータ、ス
ピンコータあるいは刷毛塗り法などによって塗布し、次
いで、50℃程度の温度に加熱して、接着剤中に含まれ
る溶剤分を揮散させる工程を経て接着層3を形成する。
そしていずれの場合においても、接着剤の塗布量は、1
50g/m2程度とされ、接着後の接着層3の厚さが約
100〜150μm程度とされるように調節されること
が好ましい。
〔工程3〕 次に、前記木質化粧材Iと前記樹脂フィルム2とを〔工
程2〕により形成された接着層3を介して積層する。そ
して、この状態で、木質化粧材1と樹脂フィルム2の両
面側から加熱加圧成形して、これらの間に介在している
接着層3を融着させる。
この成形はプレス成形などによって実施し、その成形温
度は、上述の樹脂フィルム2のHDTよりも高い温度、
具体的には例えば130〜150°C程度とされ、また
圧力は1〜2 M P a程度とされる。このように樹
脂フィルム2のHDTよりも高温にてプレス成形を行え
ば、成形中に上記樹脂フィルム2が溶融あるいは半溶融
するため、その下層に配されている接着層3に対して強
固に融着し、木質化粧材Iおよび接着層3に対するずれ
や滑り等の動きを抑制することができる。ここで、この
プレス成形の温度は、上記樹脂フィルム2のHDTより
高い温度であれば、上記接着層3のHD Tより高くて
も低くてもよいが、樹脂フィルム2と接着層3とのより
強固な接着一体化を図るためには、接着層3のHDTよ
りも若干高い温度で行なわれるのがより好ましい。この
ような温度で上記の圧力を、約5分程度与えた後、室温
まで冷却して解圧することによって、第2図に示したよ
うな、木質化粧材lの表面上に接着層3を介して樹脂フ
ィルム2が積層一体化されてなる木質材4が得られる。
さらに、このようなプレス成形の際には、同時に鏡面処
理を施して、鏡面を有する木質材4としてもよい。具体
的には例えば、第3図に示すように、上記木質化粧材1
と接着層3と樹脂フィルム2との積層物をニッケルメッ
キ黄銅板などの鏡面板5ではさみ、加熱加圧することに
よって、積層一体化と同時に鏡面板5の鏡面を転写する
方法などが利用される。またこの場合、鏡面板5と樹脂
フィルム2との間に、例えばフッ化ビニルフィルム等の
離型フィルムをはさんでおくこともできる。
そして、上記樹脂フィルム2のHDT以上の温度で5分
程度加圧し、次いで冷却した後にこれらの鏡面板5を剥
離することによって実施される。あるいは、このような
鏡面処理は、プレス成形と同時に実施される他、プレス
成形により得られた木質材4にさらに改めて施されても
よい。
以上説明したような木質材4の製法にあっては、接着層
3として、樹脂フィルム2のHDTより高いHD Tを
有する接着剤を使用するとともに、この木質化粧材lと
樹脂フィルム2との積層一体化を、樹脂フィルム2のH
DTより高い温度においてプレス成形することによって
実施するものであるので、プレス成形の際の接着層3の
流動を抑制することができ、樹脂フィルム2のずれや滑
りなどの動きを防止できるため、この方法によって得ら
れる木質材4は、表面平滑性の良好なものとなる。また
この木質材4にあっては、通常の使用に際して、たとえ
木質化粧材1部分が吸湿により伸縮した場合でも、その
上に配されている接着層3の動きが抑制されるので、こ
の木質材4の表面の平滑性が維持されたまま、快適に使
用することができる。
また、この発明によって得られた木質材4には鏡面処理
を施して、より一層の表面平滑性向上を図ることもでき
、商品価値の高い木質材4が得られる利点もある。
また、前記樹脂フィルム2および接着層3として、それ
ぞれ透明あるいは着色透明の樹脂を用いれば、その下層
に配される木質化粧材1表面の木目模様が透けて映り、
外観的にも美しい木質材4が製造できる利点もある。
またさらに、前記接着層3として粉体接着剤を使用すれ
ば、この粉体接着剤は木材中に含浸しにくいので、木質
化粧材1が濡れ色感を呈して、裏打不織布までが透けて
見えるような不都合を引き起こすことなく、外観的によ
り優れた木質材4を得ることができる。
以」二ここでは、得られた木質材4が第2図に示したよ
うな平面状のものである例を述べたが、この木質材4は
、用途に応じ適宜の形状に成形されて、半円弧型や′く
の字”型の断面形状を有する木質材4などとされてもよ
い。この場合には、所望の形状を有する成形型を用いて
、圧力1〜3MPa1温度130〜150℃程度で成形
するのが妥当である。または、このように木質材4とさ
れた後に所望の形状に成形される他、木質化粧材Iおよ
び樹脂フィルム2にそれぞれ予備成形を施して目的の木
質材4とほぼ同一形状とした後に、これらを積層一体化
して目的の形状の木質材4としてもよい。このように予
備成形を施せば、予め概略の形状が得られたのちに成形
加工がなされるので、成形加工時の加熱加圧の際にはさ
ほど高圧にする必要がなくなるため、接着層3や樹脂フ
ィルム2の流れが少なく木質材4の表面平滑性や均一な
膜厚を損なうことなく、所望の形状の木質材4を製造す
ることができる。
[実施例] この発明の実施例を以下の方法に従って製造した。
(実施例I) 木質化粧材として厚さ0.2mmのバーズアイメープル
つき板の裏に、坪量30g/m2のビニロン不織布を裏
打ちしたものを使用し、この表面にポリウレタン樹脂に
酸化鉄顔料を分散させた着色剤でワイピング着色を施し
たものを用いた。
樹脂フィルムとして、メタクリル樹脂フィルムアクリプ
レンI(BSOOI(商品名;三菱レイヨン(株)社製
、HDT=77°C)で厚さ100μmのものを使用し
た。
また接着剤として、エポキシ系樹脂からなる粉体接着剤
を使用した。この接着剤の配合量は、エピコー1−10
01 (油化シェルエポキシ社製)50重指部 エピコート1055(油化シェルエボギシ社製)−12
= 50重重部 2−エチル−4−メヂルイミダゾール   3重量部の
ものでHD Tが100℃のものを使用した。
この接着剤を」二記木質化粧材の表面に、塗布量が15
0g/m2となるように静電塗装した後、遠赤外線炉で
加熱融着させて、厚さ12571mの接着層を形成した
この接着層の」二に上記樹脂フィルムを載置し、さらに
樹脂フィルム側と木質化粧材側の両面側をニッケルメッ
キ黄銅板からなる鏡面板ではさんで、プレス成形した。
このプレス成形は、温度140℃、圧力]、5MPaで
10分間加熱した後に室温まで冷却し解圧することによ
って行った。
(実施例2) 」二記接着剤としてエポキシ/フェノール樹脂を用いた
以外は、実施例1と同様にして行った。ここでこの接着
剤の配合量は、 エピコート 575(油化シェルエボキン社製)460
重量部 エピコート DX−171N(油化シェルエポキシ社製
)244重量部 エピギュアMl−2(油化ンエルエポキン社製)5重量
部 のものて、HD Tが90°Cのものを使用した。
(実施例3) 樹脂フィルムとしてメタクリル樹脂アクリプレンI(B
SOOI(商品名:三菱レイヨン(株)社製、IT D
 T = 778C)で厚さ200μmのものを用い、
これを三次元金型により予め予備成形を行ったものを使
用した。
また、木質化粧料としては厚さ0.2mmのバーズアイ
メープルの裏に、厚さ5mmの不飽和ポリエステル樹脂
製SMC(ノートモールドコンパウント)を裏打ちした
もので、この表面に実施例Iと同様の着色を施したもの
を使用した。
そして実施例と同一の接着剤を用いて、同様の成形法に
よりプレス成形を行った。
(実施例4) 接着剤として、以下に示すエボギノ系液状接着剤を用い
、以下のような塗布法を採用した以外は、実施例1と同
様にして行った。この接着剤の配合量は、 エピコート828 (油化シェルエボギン社製)100
重量部 2−エチル−4−メチルイミダゾール   5重量部の
もので、HD Tが105℃のものを使用した。
そしてこの接着剤の塗布には、ロール塗布法を用いて行
い、遠赤外線加熱は実施しなかった。
(比較例5) 接着剤として、ポリエステル/エボギシ樹脂を用いた以
外は、実施例1と同様にして行った。この接着剤の配合
量は、 ポリエステル樹脂(酸価56. img/C00II/
g)90 重量部 トリグリシジルイソンアヌレート10  重量部トリフ
ェニルフォスフイン   0.6ffi量1ベンゾイン
          10重量部のもので、′HDTが
58°Cのものを使用した。
(比較例6) 接着剤としてエチレン/酢酸ビニル共重合樹脂エマルジ
ョンT刊439−M 2 (九伴化学(株)社製、HD
 T −< 208C)を用いた以外は実施例1と同様
にして行った。
以」二のようにして得られた実施例(4例)および比較
例(2例)の木質材を用いて、成形後の外観、および熱
冷テス)・乾湿テストを行った後の外観を観察し、その
結果を第1表に記した。
ここで」1記熱冷テストは、−20℃で16時間放置後
、+50℃まで加熱し、50°Cで8時間放置すること
を1ザイクルとして、これを10ザイクル行うテストで
ある。また」二記乾湿テストは、」−35°C95%R
Hで2日間放置した後、+35’C20%RHで5日間
放置することを1ザイクルとして、これを2ザイクル行
うテストである。そしてこれらのテストを行う際には、
いずれも木質材の裏面にアルミニウム箔を貼り、防湿処
理を行ったものについて実施することとする。
テスト後の外観を観察し、非常に優れた表面平滑性を有
していると判断されたちのについては、評価「◎」、良
好な表面平滑性を有していると判断されたものは、評価
「○」、表面平滑性が不良であると判断されたものは、
評価「×」と記した。
(以下、余白) 第1表より、成形後の表面平滑性、熱冷テストおよび乾
湿テスト後の表面平滑性は、いずれも実施例の木質材が
比較例のものより優れていることが明らかである。これ
に比べて、使用した接着剤のHD Tが、使用しノこ樹
脂フィルムのHDTより低い場合の例を示す比較例(2
例)の木質材にあっては、ともにテスト後の表面平滑性
が極めて不良であり、製品として十分な商品価値を得る
ことはできなかった。
[発明の効果] この発明は、木質化粧材表面に接着層を介して樹脂フィ
ルムを積層一体化し、木質材を製造するに際して、前記
接着層として、前記樹脂フィルムの熱変形温度より高い
熱変形温度を有する接着剤を使用するとともに、前記木
質化粧材と樹脂フィルムとの積層一体化を、前記樹脂フ
ィルムの熱変形温度より高い温度で行うものであるので
、成形の際の接着層の流動を抑制することができ、これ
によって前記樹脂フィルムがずれたり滑ったりするなど
の不都合を抑制あるいは防止できるため、表面平滑性に
優れた木質材を容易に製造することができる。またこの
木質材にあっては、通常の使用に際してたとえ吸湿等に
よって木質化粧材が伸縮した場合でも、接着層の動きが
抑制されて、表面の平滑性が維持される利点がある。ま
た、鏡面処理を施すことも可能で、このためさらに−層
、表面の平滑性を向上させ、商品価値の高い木質材を得
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の木質材の製法において使用される
木質化粧材および樹脂フィルムのそれぞれ一例を示す概
略断面図、 第2図は、この発明の方法により得られた木質材の一例
を示す概略断面図、 第3図は、木質材に施される鏡面処理工程の一例を示す
工程図である。 1 ・・・・木質化粧材、  2・・・・樹脂フィルム
、3・・・・接着層、  4 ・木質材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 木質化粧材表面に接着層を介して樹脂フィルムを積層一
    体化し、木質材を製造するに際して、前記接着層として
    、前記樹脂フィルムの熱変形温度より高い熱変形温度を
    有する接着剤を使用するとともに、 前記木質化粧材と樹脂フィルムとの積層一体化を、前記
    樹脂フィルムの熱変形温度より高い温度で行うことを特
    徴とする木質材の製法。
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