JP2552515B2 - 漆装飾材の製造方法 - Google Patents

漆装飾材の製造方法

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JP2552515B2 JP62313082A JP31308287A JP2552515B2 JP 2552515 B2 JP2552515 B2 JP 2552515B2 JP 62313082 A JP62313082 A JP 62313082A JP 31308287 A JP31308287 A JP 31308287A JP 2552515 B2 JP2552515 B2 JP 2552515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は漆装飾材の製造方法であつて、天然漆が有す
る独特な深みのあり、かつ重厚な芸術品的な美しさを具
現できる室内又は車両用内装材の製造方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
天然漆(以下漆という)皮膜は防虫,防腐力,耐汚染
性,耐薬品性に優れ、かつその「しつとり」した肌感、
重厚な光沢,色調のため日本古来から今日まで美術工芸
品や日用品として広く利用されて来た。しかして従来該
漆皮膜を用いる方法としては、 (1) 木質材,金属等の素材表面に漆塗料を直接塗工
する方法。
(2) 紙,合成樹脂フイルムを離形材とし該材上に漆
塗膜を形成し次いで該塗膜上に接着剤を塗布し、木質
材,金属,ガラス等に該接着剤で接合した後上記離形材
を剥離して製品を得る方法。
等が知られている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら(1)の方法は日本古来より伝統的に用
いられて来た職人的な工法であり、その塗工から製品を
得るためには複雑な工程を必要とし、製品一つ一つが別
個で高価なものとなり、かつ漆塗料によつてかぶれをひ
きおこす等の問題を有しとても本発明の目的とする均質
で連続的な生産性を有する工業的製品を得ることが出来
ず、ましてや建築用,車両用等の内装材としては用いる
ことは困難である。
又(2)の方法は(1)の方法を更に改良し上記の被
接着素材に接着剤を介して漆塗膜層を形成する転写方式
を用いるため一応工業的な生産方式による均質な製品の
製造が可能となり(1)の上記欠点は排除できるが、被
接着素材が木質材,金属,大理石,ガラス等の特に柔軟
性のない素材上に接合するものであり、又一応プラスチ
ツク素材にも一部適用も可能であるが、これとても硬質
のプラスチツク被素材であり、このため上記の如くその
接合の方法は一般的なたんに接着剤面で貼合せた後離形
材を剥離するものであり、本発明の目的とする建材用,
車輌用内装材、特に軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シートを
用いるものでは、その可撓性に起因し、接合性,生産性
に問題を生じる欠点を有する。
本発明は前述従来の諸問題を解決すべく鋭意研究の結
果、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材を用い、これに
漆塗膜を転写する漆装飾材の製造方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はポリエステル樹脂フイルムを離形材とし、該
材上に50μ以下の厚みを有する漆皮膜層を形成し、更に
その上面に合成樹脂よりなる接着剤層を積層して転写材
を形成した後、該転写材の接着剤層面が接するように軟
質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材上に載置し、次いでこ
れを上記の離形材表面より加熱,加圧することにより両
者を接合一体化した後、離形材を剥離して天然漆よりな
る表皮層を形成する漆装飾材の製造方法である。
〔作用〕
以下本発明の製造方法について詳細に説明する。
本発明においては先ず離形材上に漆皮膜層を形成す
る。その方法としてはグラビヤロールコーテイング法,
リバースロールコーテイング法,バーコーターコーテイ
ング法,ドクターナイフコーテイング法等の一般に用い
られているコーテイング法のいずれかを使用しその皮膜
厚が5〜50μ好ましくは10〜30μになる様に形成する。
該皮膜厚が5μ以下では表皮層として漆の有する漆塗り
本来の重厚な芸術的な美的質感に欠け、又50μ以下では
厚すぎるため該層を塗布後の後記の乾燥時における硬化
が不均一になり又塗膜が硬くなりすぎ柔軟性が欠如し、
本発明の目的とする柔軟性が要求される内装材として用
いることが出来ない。又本発明に用いる上記離形材とし
てはポリエステル樹脂からなる厚み20〜100μ、好まし
くは25〜50μのフイルムを用いる。これは前記の如く該
フイルムを離形材とした転写材を軟質ポリ塩化ビニル系
樹脂シート材と接着剤層を介して該離形材フイルム表面
より加熱,加圧するいわゆる熱ラミネート方式により接
合転写するため、該フイルムの材質はその加熱温度130
℃〜200℃、並びに圧力2〜8kg/cm2の條件に適合するこ
とが肝要であり、該樹脂以外の素材樹脂では耐熱性,耐
湿性,耐久性,並びにフイルムの引張り強度,スリップ
性等の作業性に問題があり使用できない。又該フイルム
厚が20μ以下では前記の漆皮膜のコーテイング時にフイ
ルムが薄すぎるためフイルムの皺に起因する塗料の塗布
ムラが生じやすく、又上記熱ラミネーション時にフイル
ムの波皺のための転写皺が発生しやすく好ましくない。
又上記漆皮膜層を形成する塗料としては天然漆より精
製された精製漆単独か又は場合により塗膜形成増量剤と
して桐油,アマニ油等の天然油脂,アルキツド樹脂,エ
ステルガム,カシユー縮合樹脂等を天然漆に対し2〜20
重量%添加したものを用いる。又該塗料は着色もしくは
無着色の塗料を使用し、着色の場合には特に耐熱性,耐
族性に優れた顔料を適宜選択し添加して用いる。
次いで該塗料を上記詳述した如く離形材にコーテイン
グ後温度20〜30℃で相対湿度70〜80%の高湿度条件を有
する硬化乾燥室内で数百米単位のバツチ式懸垂システム
を用いて数時間から数十時間放置し、該漆塗料を湿度
(水分)の媒介による空気中の酸素の酸化反応による三
次元結合の硬化反応により硬化乾燥せしめ前記の漆皮膜
層を形成せしめる。
次に上記の漆皮膜が硬化乾燥後該皮膜上に接着剤を形
成する。該層形成方法はグラビヤロールコーテイング
法,バーコーテイング法,ドクターナイフコーテイング
法,リバースロールコーテイング法等の一般に用いられ
ているコーテイング方式のいずれかを用いて接着剤を塗
布する。該接着剤の塗布量は、該塗料の固形分付量で5
〜30g/m2であり、5g/m2以下の付量では後工程における
ドライラミネーシヨンによる上記転写材と軟質ポリ塩化
ビニル系シート材との一体接合に対する接着強度が弱く
なり、又30g/m2以上では厚すぎるため皮膜が硬くなり製
品の柔軟性に問題が生じ、かつ上記接合加工時における
上記加熱,加圧に対し該接着剤層が加熱軟化せず、この
ため前記被転写材と充分に接合しないため問題を生じ、
又加工作業効率も低下し好ましくない。該塗料を塗布後
続いてこれを加熱炉を用いて加熱乾燥せしめ上記転写材
を形成する。上記接着剤層は後工程において前述した如
く被転写材である可塑剤を含有せる軟質ポリ塩化ビニル
系樹脂シート材の表面に熱ラミネート法を用いて加熱,
加圧して接着剤層を加熱軟化溶融せしめることにより接
合一体化するため該接着剤はこの加熱温度130℃〜200℃
で加熱軟化溶融し、上記軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シー
ト材と前記漆皮膜との接合性が強固であり、しかも接合
後上記軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材と接合する。
このため、その接合後該材に含有している可塑剤がブリ
ードしやすいため、これに起因する接着力の低下を来さ
ないことが肝要であり、このため該接着剤には耐熱性並
びに耐ブリード性を有する非結晶性で熱可塑性線状飽和
高分子量のポリエステル系合成樹脂もしくはポリウレタ
ン系合成樹脂を単独か又は架橋剤、場合によりこれに架
橋促進剤を添加して用いる。
次いで本発明では上記転写材とは別個に被転写材であ
る軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材を製造して用い
る。該シート材は軟質ポリ塩化ビニル系樹脂単独もしく
は基材として一般に壁,車両用内装材に用いられている
紙,難燃紙,織布,編布,不織布,ガラスクロス,他の
プラスチツクシート等と積層して用いる。該シート材の
形成方法としてはカレンダー法,コーテイング法、又は
押出法のいずれかの方法を用いてそのシート厚が0.05mm
〜0.40mm好ましくは0.10〜0.30mmになる様に形成する。
該シート厚が0.05mm以下では薄すぎるため本発明の目的
とする内装装飾材としては強度上の物性的に弱く使用に
耐え得ず、又0.40mm以上では上記の物質的な点では満足
出来るが厚すぎるため重量的に重くなりすぎ、かつ柔軟
性に欠け内装用装飾材として用いる場合施工性,風合的
に問題が生じ好ましくない。
又該シート材に用いるポリ塩化ビニル系樹脂としては
塩化ビニルのホモポリマー以外に塩化ビニルとポリ酢酸
ビニル,ポリエチレン,ポリウレタン等との共重合体又
は塩化ビニルのホモポリマーとこれらの混合物である
が、該シート材は前記した如く軟質ポリ塩化ビニル系樹
脂シートを用いることが必須の構成要件であり、この
為、該シート材の表面に接合する接着剤層には上記した
如く特定の耐可塑剤ブリード用のものを限定して適用す
るものであるが、かゝる意味で該シート材に用いる可塑
剤には特に留意し、かつその柔軟性を保持するために液
状可塑剤としてはポリ塩化ビニル樹脂用汎用可塑剤をポ
リ塩化ビニル樹脂100重量部に対し30〜80重量部を用い
る事が出来るが、特に耐ブリード性を考慮し耐ブリード
用高分子可塑剤、例えばポリエステル系可塑剤等を混入
し上記汎用の可塑剤の添加量を極力低減化するか、又は
固形内部可塑化剤として、塩化ビニル−ポリ酢酸ビニル
共重合体樹脂,塩化ビニル−ポリエチレン共重合体樹
脂,塩化ビニル−ポリプロピレン共重合体樹脂,塩化ビ
ニル−ポリウレタン共重合体樹脂,もしくはウレタン樹
脂単独等のいずれかの樹脂を選択して併用混入すること
により上記汎用可塑剤の添加量を極力低減化して用いる
ことが好ましい。該シート材は着色シートを適用する
外、該シート材形成後その表面にグラビヤ印刷法,スク
リーン印刷法等の一般的に用いられている印刷方法によ
り印刷模様を施す。この場合前記の転写材の漆皮膜層に
は無着色の透明皮膜を適用することにより本発明の漆装
飾材は漆皮膜の透明層を透して前記印刷模様が透視さ
れ、その漆皮膜独特の重厚美と該印刷模様が複合化され
更に高い意匠性を有する内装材とすることが出来る。
次いで上記の如くして形成した軟質ポリ塩化ビニル系
樹脂シート材の表面に前記転写材の接着剤層を接する様
に載置し次いで熱ラミネート機を用いて上記転写材を13
0℃〜200℃好ましくは150℃〜180℃で加熱し前記の接着
剤層を加熱軟化溶融せしめるとともに2〜8kg/cm2好ま
しくは4〜6kg/cm2の圧力で加圧し連続的に上記両者を
接合一体化する。上記の加熱温度が130℃以下の場合は
該接着剤層が充分軟化溶融せず前記軟質ポリ塩化ビニル
系樹脂シート材との接着力が弱く、又200℃以上では接
着性は充分満足出来るが軟質ポリ塩化ビニル樹脂系シー
ト迄が軟化変形し、いずれの場合も好ましくない。更
に、圧力が2Kg/cm2未満では圧力が弱すぎるため両者の
接着性が不足し、また、8Kg/cm2を超えると接着性の点
では満足出来るが、圧力が強すぎるため前記転写材の離
形材フイルムが劣化し、又両者の接合時にスムース性に
問題を生じ連続的均一な接合が出来ず生産性に影響を与
えいずれの場合も好ましくない。かくして上記の両者を
接合した後、次いでこれを冷却し離形材フイルムを剥離
して漆装飾材を得る。
〔実施例1〕 離形材として厚さ約38μのポリエステル樹脂フイルム
を用い、該フイルム上にバーコーターを使用して無着色
の漆塗料を約10μ皮膜厚になる様コーテイングした後、
これを温度約25℃で相対湿度が約75%の条件を有する恒
温恒湿室に入れ約10時間放置し、該漆塗料を酸素による
酸化反応により硬化乾燥せしめ漆皮膜層を形成した。次
いで下記の配合Cで組成されたポリエステル系ウレタン
樹脂の2液架橋タイプの接着剤を100メツシユの塗布ロ
ールを付設したグラビア印刷機を用いて該接着剤を上記
漆皮膜層上にコーテイングし、熱風乾燥炉中で約110℃
の温度で約2分間乾燥し固形分付量で約10g/m2の接着剤
層を形成し、続いてこれを冷却して転写材を形成した。
一方これとは別に被転写材を下記の如くして製造し
た。即ち壁紙裏打用難燃紙〔山陽国策パルプ(株)製:7
0AF−10〕上に下記配合組成物Aを用いてカレンダー法
によりシート厚約0.18mmの軟質ポリ塩化ビニルシートを
積層し、該シート表面に下記配合組成を有する塗料配合
Bを用いて黄銀色の花柄のプリント模様を付与して被転
写材を製造した。次いで上記のそれぞれ別個に製造した
被転写材の印刷模様を施した軟質ポリ塩化ビニル樹脂層
の上面に上記転写材の接着剤層を接する様に載置しつ
つ、加熱金属ロールとゴムロールを有する熱ラミネート
機を用いて該金属ロールの表面温度を約160℃、圧力約5
kg/cm2、スピード約10m/分の条件で上記転写材の離形材
が該加熱金属ロール面に接する様に上記両ロール間隙を
通過せしめ前記両材を連続的にラミネートし完全に溶着
接合して一体化した積層体とし、続いてこれを冷却後上
記転写材の離形材を剥離して製品を得た。得られた製品
は極めて柔軟性に富みかつ施工性が良好であり、しかも
軟質ポリ塩化ビニル樹脂層表面に印刷された花柄プリン
ト模様が漆表皮層表面より透視することが出来るため、
漆皮膜固有の独特の重厚で奥深い芸術美的性とプリント
柄を複合した極めて価値感の高い壁装用内装材を得た。
〔実施例2〕 目付85g/m2のポリエステル繊維不織布を基材としてこ
れに一般ビニルレザーに用いられる下引塗料をコーテイ
ングしこれにカレンダーを用いて下記配合組成Dを有す
る軟質ポリ塩化ビニル樹脂シートを厚み約0.18mmで積層
成形し被転写材とした。これとは別に転写材として実施
例1と全く同様の方法を用いて離形材として厚み約38μ
のポリエステルフイルム上に顔料を添加して朱色に着色
した漆皮膜を厚み約30μになる様に形成した後、更に該
層上に下記配合Eを有するポリエステル系樹脂架橋タイ
プの接着剤を固形分付量で約10g/m2になる様に塗布積層
しこれを乾燥せしめ転写材を形成した。しかる後上記の
両材を実施例1と全く同様の熱ラミネート方式を用いそ
の加熱ロールの温度が約170℃、圧力が約5kg/cm2のラミ
ネート条件で熱ラミネートし冷却後上記転写材のポリエ
ステルフイルムを剥離し製品を得た。得られた製品は朱
単色の漆表皮を有する実施例1と同様の重厚感に富み優
れた意匠性と軽量でかつ柔軟性を併有し施工性良好な自
動車用内装材として秀でた製品であつた。
〔発明の効果〕 以上の如く本発明は軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート
表面に漆皮膜を形成するに当り、ポリエステル樹脂フイ
ルムを離形材とし、これに漆皮膜及び接着剤層を積層し
て転写材を形成し、該転写材の接着剤層を軟質ポリ塩化
ビニル系樹脂シート材表面に載置した後、加熱、加圧し
て漆皮膜を軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材表面に転
写するものであるから、簡単、かつ連続的に製造するこ
とができ、従つて高効率的でありまた安価に製造するこ
とができる。
また、得られた製品は極めて柔軟性に富み、かつ軽量
で施工性に優れ、漆皮膜の有する優れた防虫,防腐,耐
汚染性及び耐薬品性等の物性を具備し、しかもその肌
感、重厚な光沢と色調を有し、室内装飾材,車輌用装飾
材として使用することによつて、日本古来より伝承され
てきた工芸的,美術的な高貴な意匠性を具現することが
できる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル樹脂フイルムを離形材とし、
    該材上に50μ以下の厚みを有する天然漆皮膜層を形成
    し、更にその上面に合成樹脂よりなる接着剤層を積層し
    て転写材を形成した後、該転写材の接着剤層面が接する
    ように軟質ポリ塩化ビニル系樹脂シート材上に載置し、
    次いでこれを上記の離形材表面より加熱、加圧すること
    により両者を接合一体化した後、離形材を剥離して天然
    漆よりなる表皮層を形成することを特徴とする漆装飾材
    の製造方法。
  2. 【請求項2】上記の接着剤層が耐熱性を有するポリエス
    テル系合成樹脂からなり、かつその軟化温度が100〜180
    ℃であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    漆装飾材の製造方法。
  3. 【請求項3】転写材と軟質ポリ塩化ビニル系樹脂の接合
    一体化の加熱温度が130〜200℃で、圧力が2〜8Kg/cm2
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漆
    装飾材の製造方法。
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