JPS5940107B2 - 木目化粧シ−トの製造方法 - Google Patents

木目化粧シ−トの製造方法

Info

Publication number
JPS5940107B2
JPS5940107B2 JP51145319A JP14531976A JPS5940107B2 JP S5940107 B2 JPS5940107 B2 JP S5940107B2 JP 51145319 A JP51145319 A JP 51145319A JP 14531976 A JP14531976 A JP 14531976A JP S5940107 B2 JPS5940107 B2 JP S5940107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
film
resin
adhesive
veneer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51145319A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5369279A (en
Inventor
美成 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP51145319A priority Critical patent/JPS5940107B2/ja
Publication of JPS5369279A publication Critical patent/JPS5369279A/ja
Publication of JPS5940107B2 publication Critical patent/JPS5940107B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は実根表面に透明又は半透明の熱可塑性合成樹脂
フィルムを実根の木質感をそこなうことなく貼着した木
目化粧シートの製造方法に関する。
実根表面に透明合成樹脂フィルムを貼着する方法の内最
も重要な点はいかにすれば実根表面の道管凹所にそつて
忠実に合成樹脂フィルムを貼着出来るかである。これが
不完全な場合は道管凹所と透明合成樹脂フィルム間に空
間が出来て、その部分が透明合成樹脂フィルムを通して
銀色に光つて見え、いわゆる銀目現象となつて木質感を
そこなう非常に商品価値の低い木目化粧になる。そこで
、従来実根表面に透明合成樹脂フィルムを貼着し、木目
化粧シートを製造する方法としては、紙などに貼着した
実根表面に70〜200厚さの半硬質塩化ビニール樹脂
透明フィルムを接着剤を介して重ねた後、単に塩化ビニ
ール樹脂フィルムの融点以上の高温(1300C〜16
00C)で塩化ビニール樹脂を浴融状態にして高圧(3
0kVd〜50kg/c−d)、長時間(20分〜30
分)圧締し、実根表面の小さな凹部に塩化ビニール樹脂
を押し込んで後冷却して化粧シートとしていた。
所が上記の方法では高温・高圧で長時間圧締せねばなら
ず非常に生産能率が悪いことや、塩化ビニール樹脂を溶
融させた状態で単に平面的に加圧するため実根の樹脂に
よつては表面の小さな道管凹所は樹脂で埋められ平滑に
なるが逆に大きな道管凹所は樹脂の充填が不充分で銀目
が出来て実根の木質感を忠実に表現するには問題があつ
た。そこで本発明者は以下記述の製造方法により上記の
問題点を解決したもので本発明を工程に従いより詳細に
説明する。まず第一工程として不織布や織目のあらい布
1上に接着剤2を介して実根3を熱圧接着する。
不織布や織目のあらい布1としては、木綿、レーヨン、
ポリエステル、ナイロン、アセテート、アクリル樹脂な
どからなる繊維を単独もしくはこれらの繊維の組合せか
らなる厚さ100〜500μ程度の不織布又は織目のあ
らいガーゼの様な布をさす。接着剤2としては、酢酸ビ
ニール樹脂や塩化ビニール樹脂、ゴム系樹脂などからな
る熱可塑性樹脂接着剤や熱可塑性樹脂接着剤100重量
部に対して尿素樹脂やメラミン樹脂、フェノール樹脂な
どからなる熱硬化性樹脂接着剤を5〜10重量部添加し
て耐熱性を向上させた接着剤を使用しても良い。
接着剤2の塗布方法はスプレー又はスプレツダ一などの
塗布機で50〜1509/イ塗布する。なお不織布又は
織目のあらい布1の色が白や突板3の色と著しく異る場
合は接着剤2に着色料を添加して突板3と同系の濃色に
しておく必要がある。
さもないと突板3の道管溝を通して不織布又は織目のあ
らい布1の色が見えて木質感を著しくそこなう事となる
。突板3はスライサーを用いて切削した木目の美しい銘
木単板であつてチーク単板やウオールナツト単板、ロー
ズウツド単板などをさす。
熱圧条件としては接着剤2が不織布又は織目のあらい布
1に浸透しすぎない程度で、温度100〜110℃、圧
力5〜7kg/CfLl時間0.5〜1分が適当である
ついで第二工程として第一工程で得た突板3表面に熱可
塑性接着剤4を介して透明又は半透明の熱可塑性合成樹
脂フイルム(以下オーバーレイフイルムと言う)5を重
ね、さらにオーバーレイフイルム5とほぼ等しい軟化温
度をもつ、離型性の有る熱可塑性合成樹脂フイルム(以
下離型フイルムと言う)6を、ついで紙や金属箔又は離
型フイルム6よりもさらに軟化温度の高い熱可塑性合成
樹脂シートや熱硬化性合成樹脂シート(以下平滑シート
と言う)7を順次重ねて後熱圧接着する。
熱可塑性接着剤4としては、酢酸ビニール樹脂や変性酢
酸ビニール樹脂、塩化ビニール樹脂、ゴム系樹脂などか
らなる接着剤である。これらの接着剤4を突板3上に5
0〜100g/イの範囲で塗布するか、又はあらかじめ
オーバーレイフイルム5に塗布しておいても良い。オー
バーレイフイルム5としては、軟質又は不硬質の塩化ビ
ニール樹脂やポリエチレン樹脂、変性ポリエチレン樹脂
、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂などからなる
透明又は半透明フイルムで厚さは20〜200μ、好ま
しくは50〜150μが適当である。
離型用フイルム6としては、前記のオーバーレイフイル
ム5と同様な樹脂からなるフイルムが使用出来るが、オ
ーバーレイフイルム5の軟化温度にほぼ等しく、かつ離
型性の有るフイルムでなくてはならない。
平滑シート7は重さが50〜1509/イ程度のクラフ
ト紙や厚さ30〜200μ程度の鋼やアルミ箔又は前記
離型用フイルム6より軟化点又は融点の高い腰のある熱
可塑性合成樹脂シートや熱硬化性合成樹脂シートで厚さ
は50〜1000μ好ましくは100〜500μの塩化
ビニール樹脂シートやポリエチレン樹脂シート、ポリプ
ロピレン樹脂シート、ポリエステル樹脂シート、メラミ
ン樹脂シート、フエノール樹脂シートなどの平滑なシー
トが使用出来る。
熱圧条件としては、前記離型用フイルム6の軟化温度内
であれば良く具体的には使用する離型用フイルム6に応
じ適時選定しなければならない。
好ましくは熱圧温度が100〜140℃、時間2〜10
分間、圧力20k9/CT7L以下の範囲であれば突板
3を変色させることも少ない。その後室温(約3『C)
近くまで冷却して解圧する。熱圧時オーバーレイフイル
ム5は離型用フイルム6に比べ軟化温度がほぼ等しいも
のを使用しているため充分に軟化又は溶融に近い状態に
ある。
そこへ軟化した変型自由の離型用フイルム6を介して平
滑シート7により加圧されるためオーバーレイフイルム
5は押し広げられ突板3の道管凹所や木目の脆弱な部分
にそつて忠実に貼着され、従来の欠点である突板3の大
きな道管凹所でも銀目を残すことはない。さらに突板3
の裏打ち材である不織布や織目のあらい布1は伸縮が自
由で突板3の動きを妨げないこと、又、突板3中に保持
されている空気や水分の逃げ道となることからより一層
オーバーレイフイルム5を突板3の道管凹所や木目の脆
弱な部分に忠実に貼着させやすくしている効果がある。
ついで第三工程として、平滑シート7及び離型用フイル
ム6を剥離して木目化粧シートを得る。なお本発明で得
た木目化粧シートを他の基材例えば合板やパーテイクル
ボード、ハードボード、紙、布、金属、プラスチツクス
、ゴム板、無機板などに貼着する場合は基材又は木目化
粧シートに接着剤を塗布後貼着しても、又自己接着性の
熱可塑性合成樹脂フイルムや接着剤を介して本発明の第
一工程又は第二工程中に他の各部材とともに一体に重ね
て後熱圧接着しても良い。次ぎに本発明の実施例を上げ
る。
実施例 1 厚さ300μのレーヨンポリエステル混紡繊維からなる
不織布にエアレススプレーにて変性酢酸ビニル樹脂接着
剤100重量部に対しメラミン樹脂接着剤を5重量部、
褐色の顔料0.5重量部混合した接着剤を1009/T
I塗布した。
ついで厚さ0.3顛のチーク単板を重ねホツトプレス機
にて、105℃、5kg/Cll、1分間熱圧して不織
布と突板を接着した。つぎにあらかじめアクリル樹脂変
性酢酸ビニル樹脂接着剤を509/TI塗布後、溶剤を
揮発させた、厚さ100μ、軟化温度73〜800Cの
半硬質透明塩化ビニールフイルムを重ね、さらに厚さ1
00μ、軟化温度82〜90℃の離型剤混入ポリエチレ
ンフイルム、つづいて重さ100g/M2の平滑なクラ
フト紙を重ねて後ホツトプレス機にて温度100℃、圧
力10kg/(7L、時間5分間熱圧した。
その後室温まで冷却し、解圧後クラフト紙及びポリエチ
レンフイルムを剥離してチーク単板の道溝凹所にそつて
忠実に透明塩化ビニールフイルムが貼着された木目化粧
シートを得た。実施例 2厚さ200μの木綿の織目の
あらい布にエアレススプレーによりゴム系エマルジヨン
樹脂接着剤100重量部に対し濃褐色の顔料0.6重量
部混合した接着剤を809/wl塗布した。
ついで、厚さ0.3mmのローズウツド単板を重ね、ホ
ツトプレス機にて105℃、7k9/C!111分間熱
圧して布と突板を接着した。つぎにあらかじめエチレン
樹脂変性酢酸ビニル樹脂接着剤を609/Trl塗布後
、溶剤を揮発させた厚さ80μ、軟化温度82〜80℃
のコロナ放電処理剤の破明ポリエチレンフイルムを重ね
、さらに厚さ100μ、軟化温度82〜90重Cの離型
剤混入ポリエチレンフイルム、つづいて厚さ120、軟
化温度140℃のポリプロピレンフイルムを重ねて後、
ホツトプレス機にて温度110℃、圧力12k9/Cl
lt、時間7分間熱圧した。
その後、室温まで冷却し解圧後、ポリプロピレンフイル
ム及び離型剤混入ポリエチレンフイルムを剥離してロー
ズウツド単板の求める木目化粧シートを得た。実施例
3厚さ300μのポリエステル繊維からなる不織布にス
プレーにて変性酢酸ビニル樹脂接着剤100重量部に対
しエリア樹脂接着剤を7重量部、黄褐色の顔料0.2重
量部混合した接着剤を1009/イ塗布した。
ついで厚さ0.25mmのシオジ単板を重ねホツトプレ
ス機にて105℃、5k9/C!i、1分間熱圧して不
織布と突板を接着した。一方厚さ1mmの表面脱脂処理
済アルミ板上に、アイオノマー樹脂からなる厚さ50μ
の自己接着性フイルムをついで前記工程で得た不織布貼
り板を不織布と接着フイルムが接する様に重ねる。
さらに突板上にあらかじめエチレン樹脂変性塩化ビニー
ル樹脂接着剤を609/m”塗布後、溶剤のみを揮発さ
せた厚さ60μ、軟化温度75〜80℃の半硬質透明塩
化ビニールフイルム、厚さ60、軟化温度82〜90℃
の離型剤混入ポリエチレンフイルム、つづいて厚さ12
0μの鋼箔を順次重ねて後、ホツトプレス機にて温度1
10℃、圧力151<g/C7l、時間10分間で熱圧
した。その後室温まで冷却し解圧後、鋼箔及びポリエチ
レンフイルムを剥離して、シオジ単板の道溝凹所と木目
の脆弱な部分にそつて忠実に透明塩化ビニールフイルム
が貼着された木質感に富む木目化粧アルミ板を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる木目化粧シートの製造方法に従つ
て各部材を仕組だ状態を示す断面図。 第2図は本発明になる木目化粧シートの拡大断面図。1
・・・・・・不織布又は織目のあらい布、2・・・・・
・接着剤、3・・・・・・突板、4・・・・・・熱可塑
性接着剤、5・・・・・・透明又は半透明の熱可塑性合
成樹脂フイルム(オーバーレイフイルム)、6・・・・
・・離型性のある熱可塑性合成樹脂フイルム(離型フイ
ルム)、7・・・・・・紙や金属箔又は最も軟化温度の
高い熱可塑性合成樹脂シートや熱硬化性合成樹脂シート
(平滑シート)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 不織布や織目のあらい布1上に接着剤2を介して突
    板3を熱圧接着する第一工程と、ついでこの突板3上に
    熱可塑性接着剤4を介して透明又は、半透明の熱可塑性
    合成樹脂フィルム5を重ね、つぎに離型性を有する軟化
    温度が透明又は半透明の熱可塑性合成樹脂フィルム5と
    ほぼ等しい熱可塑性合成樹脂フィルム6、さらにある程
    度の硬さをもつた紙や金属箔、又は前記離型性の有る熱
    可塑性合成樹脂フィルム6よりもさらに軟化温度の高い
    熱可塑性合成樹脂シートや熱硬化性合成樹脂シート7を
    順次重ねて後熱圧接着する第二工程と、前記離型性の有
    る熱可塑性合成樹脂フィルム6及びある程度の硬さをも
    つた紙や金属箔又は軟化温度の最も高い熱可塑性合成樹
    脂シートや熱硬化性合成樹脂シート7を剥離する第三工
    程からなる木目化粧シートの製造方法。
JP51145319A 1976-12-01 1976-12-01 木目化粧シ−トの製造方法 Expired JPS5940107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51145319A JPS5940107B2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 木目化粧シ−トの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51145319A JPS5940107B2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 木目化粧シ−トの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5369279A JPS5369279A (en) 1978-06-20
JPS5940107B2 true JPS5940107B2 (ja) 1984-09-28

Family

ID=15382400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51145319A Expired JPS5940107B2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 木目化粧シ−トの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5940107B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158429U (ja) * 1985-03-23 1986-10-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5369279A (en) 1978-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2084901A (en) Small decorative plates
US9486983B2 (en) Laminar composite and method of producing same
JPS5940107B2 (ja) 木目化粧シ−トの製造方法
JP2552515B2 (ja) 漆装飾材の製造方法
JPS63107780A (ja) 化粧材の製法
JPS6389397A (ja) 両面に図柄が現れる素材シ−トの製造方法
JPH04221162A (ja) 不燃性天然木化粧内装材及びその製造法
JPH01146742A (ja) 裏面に接着剤層を有する化粧シートおよびその製造方法
JP3637623B2 (ja) 木口材を貼り付けた化粧板の製造方法
JP2935006B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPH07223206A (ja) 化粧単板およびその製造方法
JPS58124644A (ja) 突板化粧シ−トの製造法
JPS60155456A (ja) 塗装法
JPS6366221B2 (ja)
JP2990407B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPH07241808A (ja) 化粧板およびその製造方法
JPH07329012A (ja) 化粧単板およびその製造方法
JPH0825305A (ja) 化粧単板の製造方法
JPH07223205A (ja) 化粧単板およびその製造方法
JPS5918204B2 (ja) アクリルフイルム融着化粧板の製造方法
JPS6067148A (ja) 積層化粧単板シ−トの製法
JPH0415120B2 (ja)
JPS61276876A (ja) 透明な色料金属粉膜
JPS5940115B2 (ja) 木目模様を有する化粧材
JPH07246691A (ja) 化粧板およびその製造方法