JPH01133086A - 有機感光体の使用方法 - Google Patents

有機感光体の使用方法

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JPH01133086A
JPH01133086A JP29447987A JP29447987A JPH01133086A JP H01133086 A JPH01133086 A JP H01133086A JP 29447987 A JP29447987 A JP 29447987A JP 29447987 A JP29447987 A JP 29447987A JP H01133086 A JPH01133086 A JP H01133086A
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JP
Japan
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layer
photosensitive layer
hardness
photosensitive
surface protective
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JP29447987A
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English (en)
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Kenji Masaki
賢治 正木
Mochikiyo Osawa
大澤 以清
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は有機感光体の使用方法に関する。
従来技術 電子写真感光体としては、その成膜性、無公害性、軽量
性等の有利さを生かした有機感光体が知られている。 
有機感光体は、導電性基板上に厚さ約15〜約20μ屑
の光導電層が形成される。
光導電層は光電荷発生物質あるいは電荷輸送物質を適当
な結着樹脂に分散させた単層型感光層あるいは積層型感
光層として構成されていることが多い。
しかし、そのような有機感光体は、その表面硬度が5B
程度と柔らかく、実際の複写機内で使用すると現像剤、
転写紙、クリーニング部材等との接触摩擦に゛より、A
4規格紙1万枚につき約1〜2、μlの削れが生じる。
従って、有機感光体では3〜10万枚程度の複写で膜厚
が半減し、帯電電位の低下による画像濃度の低下等が生
じ、良好な画像を得ることはできない。
他にもペーパージャムあるいはその復帰の際の人為操作
による傷の発生等も重なって、有機感光体の耐久性は、
経験的には高々5万枚程度でしかない。
そこで、有機感光体はその表面に保護層を形成し高硬度
化され耐久性の改善が為されるべきであるとの提案が成
されている。
しかし、表面保護層として硬度の高い膜を設けると削れ
が防止され寿命が延びる反面、繰り返し帯電使用される
ことにより、表面保護層がオゾン劣化し、高湿時画像流
れの問題が発生する。
発明が解決しようとする問題点 本発明は耐久性、オゾン劣化の問題点を解消し、初期の
感光体特性を長期にわたって維持可能な感光体の使用方
法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は表面の鉛筆硬度が11以上の有機感
光体を1万枚実写につき7〜200人の割合で削りなが
ら使用することを特徴とする有機感光体の使用方法に関
する。
本発明は、導電性基板上に有機感光層および表面硬度が
鉛筆硬度で表してH以上である表面保護層を有する感光
体の使用に有用である。
感光層は自体公知の有機系感光層を導電性基板上に設け
たものであり、感光層の構成は、電荷発生層と電荷輸送
層とを積層してなる機能分離型構成であってもよいし、
電荷発生材料と電荷輸送材料とを結着材中に分散してな
るバインダー型構成であってもよいし、これら以外の構
成であってもよい。
導電性基板は、少なくとも最表面が導電性を有する素材
であればよく、また、形状も円筒形、可撓性ベルト状、
平板状等、任意の形態を採ることができる。
有機系感光層の作製に用いられる材料としては、電荷発
生に寄与ずろ光導電性材料として、例えば、フタロシア
ニン系顔料、アゾ系顔料、ペリレン系顔料等が用いられ
、電荷輸送に寄与する電荷輸送性材料として、例えば、
トリフェニルメタン化合物、トリフェニルアミン化合物
、ヒドラゾン化合物、スヂリル化合物、ピラゾリン化合
物、オキザゾール化合物、オキサジアゾール化合物等が
用いられ、これらを分散塗布せしめるための結着材料と
して、例えば、ポリエステル、ポリビニルブチラール、
ポリカーボネート、ボリアリレート、スチレンアクリル
等の樹脂が用いられる。
表面保護層は、(イ)有機化合物のプラズマC■Dによ
る非晶質炭化水素、(ロ)無機物質のスパッタリング膜
あるいは蒸着膜、(ハ)熱硬化性樹脂膜あるいは紫外線
硬化樹脂膜として形成可能であり、鉛筆硬度11以上に
形成する。
特に、鉛筆硬度1−[以上への形成容易性の点から有機
化合物のプラズマCVD法で表面保護層を設けることが
好ましい。
なお、本発明において、鉛筆硬度は、JIS−に−54
00規格「鉛筆引っかき試験」により測定した硬度記号
で表わすものとする。
本発明は、鉛筆硬度H以上の硬度の表面保護層を1万枚
実写につき7〜200人、好ましくは10〜80人、よ
り好ましくは15〜25人の割合で削りながら使用する
本発明により、感光体の表面を削りながら使用するのは
、使用時、時にマイナス帯電性での使用時に発生するオ
ゾン劣化層を取り除くためである。
オゾン劣化層を除去するという関点からは表面保護層を
有しない有機感光体にも適用可能と考えられるが、実際
に前記した割合で削れを制御することは、表面がやわら
かすぎるため不可能である。
係る観点から、表面保護層が必要であり、かつ表面保護
層の硬度はH以上が必要である。
削れの調整は、クリーナーブレードの圧接力、圧接角あ
るいは材質、現像剤の材質、現像器、スリーブ回転数、
マグネットローラー回転数、または転写紙の突入速度、
突入角あるいは材質等を適宜選定することにより行ない
うる。
削れの調整が7人/1万枚より小さいと、オゾン劣化層
の除去が不充分となり、本発明の目的を達成することが
できない。200人/1万枚より多いと、表面保護層の
膜厚減少が著しく耐久性が必ずしも充分得られない。
削れ量は表面粗さ計等により測定可能である。
第1図および第2図は本発明の好ましい表面保護膜を形
成するためのグロー放電分解装置の一例を示す図である
。第1図は平行平板型1’−CVD装置、第2図は円筒
型P−CVD装置を示す。
まず、第1図を用いて説明する。
第1図中(701)〜(70(3)に常温において気相
状態にある原料化合物およびキャリアガスを密封した第
1ないし第6タンクで、各々のタンクは第1ないし第6
調節弁(707)〜(712)と第1ないし第6流量制
御器(713)〜(718)に接続されている。
キャリアガスとしては水素ガス、アルゴンガス、ヘリウ
ムガス等を用いることができる。
図中(719)〜(721)は常温において液相または
固相状態にある原料化合物を封入した第1ないし第3容
器で、各々の容器は気化のため、第1ないし第3加熱2
i(722)〜(724)により与熱可能であり、さら
に各々の容器は第7ないし第9凋節弁(725)〜(7
27)と第7ないし第9流量制御器(728)〜(73
0)に接続されている。
これらのガスは混合器(731)で混合された後、主管
(732)を介して反応室(733)に送り込まれる。
途中の配管は、常温において液相または固相状態にあっ
た原料化合物が気化したガスが、途中で凝結しないよう
に、適宜配置された配管加熱器(734)により、与熱
可能とされている。
反応室内には接地電極(735)と電力印加電極(73
6)が対向して設置され、各々の電極は電極加熱器(7
37)により与熱可能とされている。
電力印加電極(736)には、高周波電力用整合器(7
38)を介して高周波電源(739)、低周波電力用整
合器(740)を介して低周波電源(741)、ローパ
スフィルタ(742)を介して直流電源(743)が接
続されており、接続選択スイッチ(744)により周波
数の異なる電力、例えば、周波数10KHzないしl0
00KHzの低周波電力、周波数13.5(iMHzの
高周波電力等、が印加可能とされている。さらに、直流
電力を重畳することも可能である。
反応室(733)内の圧力は圧力制御弁(745)によ
り調整可能であり、反応室(733)内の減圧は、排気
系選択弁(746)を介して、拡散ポンプ(747)、
油回転ポンプ(748)、あるいは、冷却除外装置(7
49)、メカニカルブースターポンプ(750)、油回
転ポンプ(748)により行なイつれる。
排ガスについては、さらに適当な除外装置(753)に
より安全無害化した後、大気中に排気される。
これら排気系配管についても、常温において液相または
固相状態にあった原料化合物が気化したガスが、途中で
凝結しないように、適宜配置された配管加熱器(734
)により、与熱可能とされている。
反応室(733)も同様の理由から反応室加熱器(75
1)により与熱可能とされ、内部に配された電極上に基
板(752)が設置される。
これらの加熱器類は、使用される原料ガスの性質に応じ
て配するか否かを選定すればよいが、特に、原料ガスと
して常圧下での沸点が一50℃ないし+15℃の有機化
合物を用いた場合においては不要となる場合が多く、製
造装置の簡素化が可能となり好ましい。
一般に、沸点が一50℃より低い有機化合物を原料ガス
として用いた場合には、反応室(733)内部での微粉
状重合物の発生を防止するために、沸点が+15℃より
高い有機化合物を原料ガスとして用いた場合には、各種
配管内での凝結防止のために、それぞれ上述の如き各種
加熱器を配することが望ましい。
第1図において基板(752)は接地電極(735)に
固定して配されているが、電力印加電極(736)に固
定して配されても良く、さらに双方に配されても良い。
第2図に示した装置も基本的には第1図に示した装置と
同様であり、反応室(733)内の形態が基板(752
)が円筒形であることに応じて変更されているものであ
る。基板(752)は接地電極(735)を兼ね、電力
印加電極(736)および電極加熱25(737)共に
円筒形をなしている。基板は駆動モーター(754)に
より、回転可能とされている。
以上の構成において、感光体製造に供する反応室は、拡
散ポンプにより予めlo−4ないし1O−6Torr程
度までに減圧し、真空度の確認と装置内部に吸着したガ
スの脱離を行なう。
同時に電極加熱器により、電極並びに電極に固定して配
された基板を所定の温度まで昇温する。
基板としては導電性基板上に自体公知の有機系感光層を
設けた感光体を用いる。
このとき、有機系感光層の熱変性を防止するために、基
板温度は、約100℃以下に温度設定する事が好ましい
次いで、第1ないし第6タンクおよび第1ないし第3容
器から原料ガスを第1ないし第9流量制御器を用いて定
流量化しながら反応室内に導入し、圧力調節弁により反
応室内を概ね0.05Torrないし5.0Torr程
度の減圧状態に保つ。
ガス流量か安定化した後、接続選択スイッチにより、例
えば低周波電源を選択し、電力印加電極に低周波電力を
投入する。
両電極間には放電が開始され、時間と共に基板上に固相
の非晶質水素化炭素膜が形成される。膜堆積速度は、I
O人/分ないし3μIIl/分、好ましくは100人/
分ないし11ttt/分、さらに好ましくは500人/
分ないし5000人/分であることが望ましい。膜堆積
速度が10人/分より低い場合には生産性の面で好まし
くない。膜堆積速度が3μIIl/分より高い場合には
膜荒れが発生しやすく、必ずしも均質な膜が得られると
は限らなくなり好ましくない。
所定の膜厚に達したところで放電を停止し、本発明の使
用方法に適した感光体の保護層を得る。
膜厚は0.01〜5μm1好ましくは0.05〜2μm
1より好ましくは0.1〜1μm程度とすればよい。
本発明の使用方法に適した表面保護層には、さらに周期
律表第■族原子、カルコゲン原子等を添加して感光層と
の高い接岩性を付与することも可能である。
本発明の使用方法に適した表面保護層には、さらに周期
律表第■族原子、周期律表第1II族原子等を添加して
高い帯電能を付与することら可能である。
本発明の使用方法に適した表面保護層においては、作製
時の不可避不純物の量が5原子%以下、好ましくは3原
子%以下、より好ましくはI原子%以下であることが望
ましく、不可避不純物のfitがこの範囲内であれば本
発明における使用方法に適した表面保護層の高い耐久性
を好適に保証することができる。
以上のようにして作製された本発明による使用方法に適
した感光体の表面保護層は、明確なるX線回折ピークを
有さないことから結晶ではなく、また、炭素と水素の結
合に基づく赤外吸収を有することから炭素並びに水素を
構成原子として含み、従って非晶質水素化炭素膜である
以下、本発明の実施例を示す。
有機系感光層Aの作製 ジスアゾ顔料としてクロロジアンブルー(CDB)1重
量部、ポリエステル樹脂(東洋紡社製V−200月ff
1ffi部、及び、シクロヘキサノン100重量部の混
合液をサンドブライングーで13時間分散した。この分
散液を直径80×長さ330m11の円筒状アルミニウ
ム基板上にディッピングにより乾燥後の膜厚が0.3μ
mとなるように塗布し、乾燥して電荷発生層を形成した
次いで、4−ジエヂルアミノベンズアルデヒドージフェ
ニルヒドラゾン(D E H) 1重量部、及び1、 
ポリカーボネイト(奇人化成社製に−1300)1重量
部をTHF6重量部に溶解させ、この溶液を電荷発生層
上に乾燥後膜厚が15μmとなるように塗布し、乾燥さ
U・て電荷輸送層を形成し、有機系感光層Aを得た。
比較例1 得られた有機系感光f:!IAを常用のカールソンプロ
セスの中でコロナ放電を用いて一600Vに初期帯電(
以下vOと称する)し、表面電位を半減するのに必要と
される光ff1(以下、El/2と称する)を測定した
ところ、2,0ルツクス・秒、残留電位(以下Vrと称
する)は−5Vであった。また、JIS−に−5400
規格による鉛筆硬度を測定したところ、約5Bの表面硬
度を有していた。さらに、実際の複写機(ミノルタカメ
ラ社”JJ E P470Z)に搭載してΔ4複写紙1
万枚の耐刷試験を行なったところ約2.0μmの膜厚減
少が観察された。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
表1はこの結果をまとめて示したものである。
電荷輸送層形成用ポリカーボネイトをメチルメタクリレ
ートPMMA(三菱レーヨン社製B11−85)に代え
る事以外は有機系感光層Aと同様にして有機系感光層B
を作製した。
比較例2 得られた有機系感光層Bについて実施例1と同様の評価
を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
有機系感光層Cの作製 ポリカーボネイトをボリアリレート(ユニチカ社製U−
4000)に代える事以外は有機系感光層Aと同様にし
て有機系感光層Cを作製した。
比較例3 得られた有機系感光F!JCについて実施例1と同様の
評価を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性に乏
しい事が理解された。
有機系感光層りの作製 ポリカーボネイトをポリエステル(東洋紡社製V−20
0)に代える事以外は有機系感光層Aと同様にして有機
系感光層りを作製した。
比較例4 得られた有機系感光、1i5Dについて実施例1と同様
の評価を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
有機系感光層Eの作製 特殊α型銅フタロシアニン(東洋インキ社製)25重量
部、アクリルメラミン熱硬化型樹脂(大日本インキ社製
 A−405とスーパーベッカミンJ 820の混合物
)50重量部、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
ジフェニルヒドラゾン25重量部、有機溶剤(キシレン
7重量部とブタノール3重量部の混合物)500重量部
の混合液をボールミルで10時間粉砕分散した。この分
散液を直径80X長さ330mmの円筒状のアルミニウ
ム基板上にディッピングにより乾燥、焼き付は後の膜厚
が15μmとなるように塗布し、150℃で1時間焼き
付けて、有機系感光flEを得た。
比較例5 得られた有機系感光層Eについて実施例Iと同様の評価
を行ない、その結果を表1に示した。。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
f子機系感光層Fの作製 下記構造式[Iコ; で示されるジスアゾ化合物2fflffi部、ポリエス
テル樹脂(東洋紡社製V−500)1重量部、メチルエ
チルケトン100重量部をボールミルで、24時間分散
した。この分散液を直径80×長さ330mmの円筒状
アルミニウム基板上にディッピングにより乾燥後の膜厚
が3000人となるように塗布し、電荷発生層を形成し
た。
次いで、この電荷発生層の上に、下記(a造式[■];
に示されるヒドラゾン化合物10重量部、ポリカーボネ
ート樹脂(奇人化成社製に−1300)10重量部をテ
トラヒドロフラン80重n部に溶解さ仕た塗布液を乾燥
後の膜厚が20μmとなるように塗布、乾燥して電荷輸
送層を形成し、有機系感光層Fを得た。
比較例6 得られた有機系感光層Fについて実施例Iと同様の評価
を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れろものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
有機系感光層Gの作製 下記#1′/を造式[IITコ [111] で示されるジスアゾ化合物2重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡社製V−500)1重量部、メチルエチルケト
ン100重量部をボールミルで、24時間分散した。こ
の分散液を直径8o×長さ330m11の円筒状アルミ
ニウム基板上にディッピングにより乾燥後の膜厚が25
00人となるように塗布し、電荷発生層を形成した。
次いで、この電荷発生層の上に、下記構造式[■];で
示されるヒドラゾン化合物10I[rffi部、ポリア
クリレート樹脂(ユニチカ社製U−4000)I 0重
量部をテトラヒドロフラン85重量部に溶解させた塗布
液を乾燥後の膜厚が20μmとなるように塗布、乾燥し
て電荷輸送層を形成し、a機系感光8Gを得た。
比較例7 得られた有機系感光層Gについて実施例1と同様の評価
を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れるらのの、耐久性には
乏しい事が理解された。
下記構造式[V]: [V] で示されるジスアゾ化合物2重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡社製V−500)1重量部、メチルエチルケト
ン100重量部をボールミルで、24時間分散した。こ
の分散液を直径80×長さ330ffl口の円筒状アル
ミニウム基板上にディッピングにより乾燥後の膜厚が3
000人となるように塗布し、電荷発生層を形成した。
次いで、この電荷発生層の上に、下記構造式[■];で
示されるヒドラゾン化合物10重量部、メヂルメタクリ
レート樹脂(三菱レーヨン社製r3R−85)lO重f
f1部をテトラヒドロフラン80重量部に溶解させた塗
布液を乾燥後の膜厚が20μmとなるように塗布、乾燥
して電荷輸送層を形成し、有機系感光層[−1を得た。
比較例8 得られた有機系感光ffHについて実施例1と同様の評
価を行ない、その結果を表1に示した。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
有機系感光層■の作製 チタニルフタロシアニン(TiOPc)を抵抗加熱法を
用いてボート温度400℃ないし500℃、真空度10
−′ないし!0゛6のもとて真空蒸看し、厚さ2500
人のTi0Pc蒸若膜を電荷発生層として形成した。
次いで、特開昭62−30255号公報記載の構造式[
I2〕に示されろp、p−ビスジエチルアミノテトラフ
ェニルブタジェン1重量部、及び、ポリカーボネイト(
音大化成t1:製に−1300)1重量部をT )[F
 6重量部に溶解させ、この溶液を電荷発生唐土に乾燥
後膜厚り月5μmとなるように塗布し、乾燥させて電荷
輸送層を形成し、有機系感光層1を得た。
比較例9 得られた有機系感光層1を常用のカールソンプロセスの
中でコロナ放電を用いてVoを一600Vに設定し、発
光波長780r+mの半導体レーザー先を用いてEl/
2を測定したところ、4.9crg/cm!、Vrは一
5Vであった。また、JrS−に−5400規格による
鉛筆硬度を測定したところ、約5Bの表面硬度を有して
いた。さらに、実際の複写機(ミノルタカメラ社製EP
470Zの光学系を半導体レーザーのポリゴンミラース
キャンニング方式に改造したもの)に搭載してA4複写
紙1万枚の耐刷試験を行なったところ約2.0μmの膜
Py−減少が観察された。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しい事が理解された。
表1にこの結果をまとめて示した。ただし、露光源とし
て半導体レーザー先を使用したことを示すために、E 
l/2の値は[erg/cm’]の単位で*印を付けて
示した。
表  1 (*印は半導体レーザー光によるデータ[C・rg/c
m’])(膜F’!、紘少は1万枚耐刷による評価)表
面保護層αの作製 第2図に示すグロー放電分解装置において、まず、反応
装置(733)の内部をI O−”Torr程度の高真
空にした後、第1および第2調節弁(707および70
8)を解放し、第1タンク(701)よりキャリアガス
として水素ガスおよび第2タンク(702)より原料炭
化水素ガスとしてブタジェンガスを各々出力圧1kg/
am’の下で第1および第2流量制御器(713および
714)内へ流入させた。そして各流量制御器の目盛を
調整して、水素ガスの流mを300 secmおよびブ
タジェンガスの流量を60 SCCm、となるように設
定して、途中混合器(731)を介して主管(732)
より反応室(733)内へ流入した。各々の流量が安定
した後に、反応室(733)内の圧力が2.0Torr
となるように圧力調節弁(745)を調整した。一方、
導電性基板(752)としては、直径80×長さ330
mmの円筒形アルミニウム基板上に有機感光層A〜■の
何れかを形成した感光層を用い、予め、基板を50℃に
加熱しておき、ガス流量および圧力か安定した状態で、
あらかじめ接続選択スイッチ(744)により接続して
おいた低周波電源(741)を投入し、電力印加電極(
736)に80Wattの電力を周波数200Kf4z
の下で印加して約2分[1■プラズマ重合反応を行ない
、有機感光層上に厚さ0.2μmの非晶質水素化炭素膜
を表面保護層として形成した。
成膜完了後は、電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応
室’(733)内を充分に排気した。
得られた表面保護層αの表面硬度はJ Is−に−54
00規格で、約3Hであった。
感光層の種類によってはJ Is−に−5400規格の
試験実施時において基板と感光居間が剥離し、正しい測
定値が得られないものもあったが、その場合には、同様
の成膜をガラス基板に行なったものにつき硬度測定を行
なった。ガラス基板上の膜硬度と感光層上の膜硬度は、
両者共成膜したサンプルについてはよく一致した。
表面呆4ΔLへ1裂 下記条件; 低周波電力;160W 成膜時間; 1分30秒 とした以外は、表面保護層αの作製と同様に表面保護色
βを作製した。
膜厚0.2μm1硬度4 Nであった。
表面保護色 の作製 下記条件; 低周波電力の周波数;30KHz 低周波電力;100W 原料炭化水素ガス;プロピレン 基板温度;70℃ 反応室内圧力;1.0Torr 成膜時間;2分間 とした以外は、表面保護層αの作製と同様に表面保護層
γを作製した。
膜厚0.2μm1便度5 Hであった。
表面保護層δの作製 下記条件; 原料炭化水素ガス;スチレン 反応室内圧;0.25Torr 成膜時間;30秒 とした以外は、表面保護層αの作製と同様に表面保護層
δを作製した。
膜厚0.2μm1硬度2Hであった。
表面保護層εの作製 高周波スパッタリングの常法を用い、下記条件;雰囲気
;Arガス 圧力;0 、 l Torr 電力周波数;13.50MIIz ターゲット;Show の元で、5iOzスパツタリング膜を0.2μmの膜厚
で形成した。表面硬度はI−[であった。
比値 感光層A〜■、保護層α〜εを表2に示したごとく組み
合わU・て感光体を作製し、比較例!〜っで用いた複写
機において、クリーニングブレードの圧接角と圧接力を
調整し、その他の条件、使用材料は比較例Iと同様にし
て、削れ量を調整しなから耐刷試験を行なった。圧接力
は0 、5 g/cm〜25g/amの間とした。圧接
角は感光体ドラム表面における圧接点での法線に対し、
−30゛〜+150゛とした。
結果を表2に示す。
なお表中の評価項目は以下のことを意味する。
削れm:オングストローム/A4紙1万枚コピーXC:
クリーニング不良発生 X8:耐刷試験8万枚以内で感光層膜厚半減(画像濃度
低下) x12:耐刷試験I2万枚以内で感光層膜厚半減(画像
濃度低下) xlo:耐刷試験10万枚以内で高湿時画像流れが全面
に発生 △15:耐刷試耐刷試験10万画像良好△30:耐刷試
耐刷試験10万画像良好○  :耐刷試験50万枚以上
画像良好ム  :耐刷試験15万枚で高湿時画像流れが
一部発生 △  :耐刷試験30万枚で高湿時画像流れが一部発生 発明の効果 本発明によると耐久性向上の目的に設けられた高硬度表
面保護層のオゾン劣化の影響を低減することができ、耐
久性のさらなる向上、および耐刷後耐湿性の改心をなし
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、表面保護層を形成するための装
置の一例を示す図である。 図中の記号は以下の通りである。 (701)〜(706)・・・タンク (707)〜(712)・・・調節弁 (725)〜(727)・・・調節弁 (713)〜(718)・・・流量制御器(728)〜
(730)・・流量制御器(719)〜(7’21)・
・・容器 (722)〜(724)・・・加熱器 (731)・・・混合器 (732)・・・主管 (733)・・・反応室 (734)・・・配管加熱器 (735)・・・接地電極 (736)・・・電力印加電極 (737)・・・電極加熱器 (738)・・・高周波電力用整合器 (739)・・・高周波電源 (740)・・・低周波電力用整合器 (741)・・・低周波電源 (742)・・・ローパスフィルタ (743)・・・直流電源 (744)・・・接続選択スイッチ (745)・・・圧力調節弁、 (746)・・・排気系選択弁 (747)・・・拡散ポンプ (748)・・・油回転ポンプ (749)・・・冷却除外装置 (750)・・・メカニカルブースターポンプ(751
)・・・反応室加熱器 (752)・・・基板 (753)・・・除外装置 (754)・・・駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、表面の鉛筆硬度がH以上の有機感光体を1万枚実写
    につき7〜200Åの割合で削りながら使用することを
    特徴とする有機感光体の使用方法。
JP29447987A 1987-11-18 1987-11-18 有機感光体の使用方法 Pending JPH01133086A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6661985B2 (en) * 2001-03-05 2003-12-09 Ricoh Company, Limited Electrophotographic image bearer, process cartridge and image forming apparatus using the image bearer
US6986978B2 (en) 2000-03-02 2006-01-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Apparatus for forming image, process cartridge and process for regenerating the same

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