JPH01131539A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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JPH01131539A
JPH01131539A JP63208849A JP20884988A JPH01131539A JP H01131539 A JPH01131539 A JP H01131539A JP 63208849 A JP63208849 A JP 63208849A JP 20884988 A JP20884988 A JP 20884988A JP H01131539 A JPH01131539 A JP H01131539A
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lens barrel
lens
lens barrier
camera
barrier
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Hiroki Tsukahara
塚原 大基
Hiroshi Wakabayashi
若林 央
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、撮影レンズの前面を覆うレンズバリアを有す
るカメラに関し、特にカメラの使用時にはそのレンズバ
リアより前に繰出し可能な撮影レンズを有するレンズバ
リア付きカメラに関する。
(従来の技術) カメラの不使用時には、撮影レンズをカメラ本体側に引
込め、使用時にカメラ本体から前方へ撮影レンズを引き
出し得るように構成されたカメラは公知である。また、
このようなカメラにおいて、撮影レンズを保護するため
のレンズバリアを開閉可能に組み込んだものも公知であ
る。その公知のレンズバリア組込みカメラを大別すると
、例えば、特開昭59−165040号公報等に開示さ
れているように、引出し可能な撮影レンズ鏡筒の内部に
レンズバリアを開閉可能に設けた形式のものと、例えば
特開昭60−122930号公報等に開示されているよ
うに、撮影レンズと共にカメラの前面の一部を覆うレン
ズバリアを、カメラの使用時にはカメラ前面に沿って摺
動させて撮影レンズ前面から退避させるように構成され
ている形式のものとに区分される。
(発明の解決しようとする問題点) しかしながら、特開昭59−165040号等にて公知
のカメラにおいては、撮影レンズ鏡筒内にレンズバリア
を開閉するのに十分なスペースを必要とするため、撮影
レンズ鏡筒の長さ及び外径が大きくなり、カメラが大形
化する欠点が有る。
また、特開昭60−122930号等にて公知のカメラ
においては、レンズ鏡筒がカメラから突出している状態
でレンズバリアの閉じ動作を行うと、そのレンズバリア
が、レンズ鏡筒の側面に衝突してレンズ鏡筒を損傷した
り、レンズ鏡筒の光軸力   ′向の動きが不円滑とな
る恐れが有り、その為、レンズ鏡筒が完全に引込んだこ
とを確認した後にレンズバリアで撮影レンズの前面を覆
わねばならないという欠点が有った。
従って、本発明は、上記従来のカメラの問題点を解決し
、光軸方向に移動する撮影レンズ鏡筒を大形化すること
なく、また撮影レンズ鏡筒の光軸方向の移動とレンズバ
リアの光軸に直角な方向との変位とが互いに干渉するこ
となく円滑且つ確実に行うことのできるレンズバリア付
きカメラを提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決する為の手段) 上記の目的を達成するために本発明においては、カメラ
本体の前面から突出した繰出し位置に在る撮影レンズ鏡
筒を不使用時には光軸に沿う所定の繰込み位置へ移動し
て収納可能なカメラにおいて、その撮影レンズ鏡筒の前
面を覆う閉じ位置とその前面から退避した開き位置との
間を光軸に直光して移動可能なレンズバリアと、撮影レ
ンズ鏡筒が繰出し位置に在るときにはレンズバリアの閉
じ位置への移動を阻止する錠止手段と、撮像レンズ鏡筒
が繰込み位置へ移動したときにレンズバリアの移動阻止
を解除する解除手段とを設けることを上記問題の解決手
段としている。
(作 用) レンズバリア(4)を撮影レンズ鏡筒(1)の前面の閉
じ位置から開き位置に退避させた後、撮影レンズ鏡筒(
1)を繰り出すと、錠止手段(10,4a)によりレン
ズバリア(4)はその開き位置に錠止される。そのため
、撮影レンズ鏡筒(1)がカメラ本体(3)の前面から
突出した繰出し位置に置かれている間中は、レンズバリ
ア(4)は閉じ位置に復帰し得ない。
撮影レンズ鏡筒(1)を繰出し位置から繰り込むと、そ
の終期において解除手段(la、10a)は錠止手段(
to、4a)によるレンズバリア(4)の錠止を解除す
る。これにより、レンズバリア(4)は閉じ位置へ移動
可能となり、撮影レンズ鏡筒(1)の前面を覆うことが
できる。その場合、撮影レンズ鏡筒(1)の先端がレン
ズバリア(4)の軌道から離れて繰り込まれた位置に在
るので、レンズバリア(4)が撮影レンズ鏡筒(1)の
側面に衝突するようなことは無い。
(実施例) 次に、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すカメラの前部横断面
図で、第2図は第1図に示す実施例カメラの一部破断正
面図である。第1図において、撮影光学系りを内部に保
持する撮影レンズ鏡筒1は、駆動モータ2によって駆動
される図示されないしンズ移動装置により光軸方向に移
動可能に構成され、カメラ本体3の前面に大きく突出し
た状態に置かれている。レンズバリア4は、その撮影レ
ンズ鏡筒1の前面から退避した開き位置に置かれ、第2
図に示すカメラ本体3に設けられた案内レール3Aに沿
って左右に摺動可能に構成されている。
レンズバリア4の裏側には、ピン5にて互いに結合され
た2本のアーム6A、6Bから成るリンク機構が設けら
れ、一方のアーム6Aの一端は、ピン7によってカメラ
本体3に軸止され、他方のアーム6Bの一端は、ピン8
によってレンズバリア4の裏面に軸止されている。また
、一方の腕6Aはねじりコイルばね9によって常時反時
計方向に付勢され、これにより、レンズバリア4は、常
に第2図中で左方へ移動習性が付与されている。
また、レンズバリア4の裏面の右端には、第1図に示す
ように係止孔4aが設けられ、光軸方向に変位可能な錠
止ピン10の一端がその係止孔3aに挿入され、これに
よりレンズバリア4のねじりコイルばね9の付勢力によ
る右方への走行が阻止されるように構成されている。さ
らに、レンズバリア4の裏面には、カメラ本体3の内部
に設けられた第1スイツチSIを開閉するためにカメラ
本体壁を貫通する作動ピン1)と係合する突起12が設
けられている。錠止ビン10の他端には、撮影レンズ鏡
筒1が光軸に沿ってカメラ本体1の内部へ繰り込まれた
ときに、撮影レンズ鏡筒1の鍔部1aと係合する突起部
10aが設けられ、また、その錠止ピンlOの他端には
、第2スイツチS2の可動接片13aが係合している。
錠止ピン10は、この可動接片13aにより常時第1図
中で上方へ付勢されている。
さらにまた、カメラ本体3の内部には、第3スイッチS
W、が設けられ、撮影レンズ鏡筒1が第1図に示すよう
に繰り出されたときに、撮影レンズ鏡筒1の鍔部1aに
可動接片14aが係合することにより、その第3スイツ
チS3は閉成するように構成されている。カメラ本体3
の前壁には押しボタン15が設けられ、この押しボタン
15の押圧により第4スイツチS4が閉じられ、撮影レ
ンズ鏡筒lは駆動モータ2の駆動により、第3図に示す
ように繰り込まれるように構成されている。
カメラ本体1の前面には、第2図に示すように、ファイ
ンダー窓16、測距用窓17a、17b及び閃光窓1日
が設けられている。このファインダー窓16及び測距用
窓17a、17bは、第3図に示すように、レンズバリ
ア4が閉じ位置に在るときに、第4図に示す如く撮影レ
ンズ鏡筒1と共に、そのレンズバリア4によって覆われ
るように構成されている。また、このカメラは、レンズ
バリア4が第4図に示すように閉じられている場合には
、レリーズボタン19を押圧しても、測距、測光及びシ
ャッタの開閉等のシーケンスは行われないように構成さ
れている。
さらに、レンズバリア4は、撮影レンズ鏡筒3の前面か
ら第5図に示すように開き位置へ移動すると、レンズバ
リア4の裏面右端に形成された係止孔4aガ、錠止ピン
10の先端と対向する位置に達したとき、図示されない
ストッパーにて左方への移動が阻止され、同時に突起1
2が作動ピン1)に当接して、作動ピン1)を下方へ変
位させるように構成されている。これにより、第1スイ
ツチSIはON状態となり、駆動モータ2が回転して、
撮影レンズ鏡筒lが繰り出されると、錠止ビンlOは第
2スイツチS2の可動接片13aの復元力によって上昇
して、その先端が係止孔4a内に突入可能となる。
第6図は、駆動モータ2を制御するための回路図である
。上記のスイッチ31〜S4の出力信号は中央処理袋f
f(CPU)26に入力され、モータ制御回路(MD)
21は、中央処理装置20からの信号に従って駆動モー
タ2を駆動、停止及び正逆回転させる。中央処理装置2
0は撮影レンズ鏡筒1を移動させる駆動モータ2の制御
ばかりで無く、フィルムやシャッタの自動巻上げ、フィ
ルムの自動巻戻し、自動露出制御、自動焦点調節等にも
使用される。しかし、第5図では、ti影レンズ鏡筒1
の繰出し、繰込み用の回路のみを示す。
第7図は、第3図に示すようにカメラ本体3内に収納さ
れた撮影レンズ鏡筒1を繰り出す場合の動作を示す流れ
線図で、第8図は、第1図に示すように繰出し位置に置
かれている撮影レンズ鏡筒1をカメラ本体3内に繰り込
む場合の動作を示す流れ線図である。以下、第1図乃至
第5図に示す実施例の動作を、第7図及び第8図の流れ
線図に従って説明する。
第3図に示すように、撮影レンズ鏡筒lが繰込み位置に
在るときは、錠止ピン10を介して第2スイツチS2は
ON状態に保持され、またレンズバリア4が撮影レンズ
鏡筒1、ファインダー窓16及び測距用窓17a、17
bを覆う閉じ位置に置かれているので、第1スイッチS
、はOFF状態に置かれている。レンズバリア4をねじ
りコイルばね9の付勢力に抗して第4図中で左方へ移動
し、撮影レンズ鏡筒1の前面から退避させる第5図に示
す如き開き位置にレンズバリア4が達すると、レンズバ
リア4の裏面右端に設けられた突起12は、作動ピン1
)の先端に当接してこれを押し下げて第1スイツチS1
をONにする。また、その際、レンズバリア4に設けら
れ係止孔4aは、錠止ピン10の直上の位置に達する。
また一方、中央処理装置(CPU)20は、レンズバリ
ア4が第3図に示す閉じ位置に在るときには通常、消費
電力を極力少なくするために、不必要な内部動作を停止
するいわゆるスタンバイ状態に入っている。そこで、第
1スイツチS1のONにより割込みがかけられると、中
央処理装置(CPU)20は動作を開始し、撮影レンズ
鏡筒lを繰り出す第7図に示す繰出しルーチンに従って
処理が行われる。
第7図に示す繰出しルーチンにおいて、レンズバリア4
が第5図に示す開き位置まで移動すると、第1スイツチ
SIがONとなり、その信号を受信した中央処理装置(
CPU)20は、モータ駆動回路21を介して駆動モー
タ2を起動させ、撮影レンズ鏡筒1の繰出しが開始され
る(ステップ101)、その繰出し動作は、ステップ1
02で第3スイツチS3の0°Nが判定されるか、また
はステップ104で第1スイツチSIのOFFが判定さ
れるまで続行される。
駆動モータ2が起動して撮影レンズ鏡筒1が第5図中で
上方(矢印A方向)に繰り出されると、その撮影レンズ
鏡筒lの動きに追従して、錠止ピン10は第2スイツチ
S2の可変接片13aの復元力により上方へ変位する。
これにより、錠止ピン10の先端が孫子孔4a内に挿入
される為、レンズバリア4は錠止ピン10の先端にて右
方への自動復帰を阻止され、同時に第2スイツチS!は
OFF状態に切り替えられる。
撮影レンズ鏡筒1が第1図に示すように繰出し完了位置
に達する−と、撮影レンズ鏡筒lの下端に設けられた鍔
部1aが第3スイッチS、の可動接片14に当接して第
3スイッチS、をONにする。
ステップ102において、第3スイッチS、がONにな
ると、そのON信号を入力した中央処理装置(CPU)
20は、モータ駆動回路21を制御して駆動モータ2を
停止させて撮影レンズ鏡筒lの繰出しを停止(ステップ
103)させ、次の測距ルーチンや測光ルーチン等の別
処理に移行する。
ステップ104で第1スイツチS1のOFFを判定する
と、すなわちレンズバリア4が開き位置にないことを判
定すると、中央処理装置(CPU) 20は、ステップ
105に進み、撮影レンズ鏡筒1の繰込モータ駆動回路
21を介して駆動モータ21が逆転するように起動させ
、撮影レンズ鏡筒lの繰込みを開始させる。
この繰込み動作は、レンズバリア4を一旦全開して間も
なく閉じたときに、レンズバリア4と繰出してくる撮影
レンズ鏡筒lとが衝突する恐れがあるので、この衝突事
故を防止するために行われる。
その繰込みはステップ5106で第2スイツチS2のO
Nが判定されるまで続けられる。撮影レンズ鏡筒lの繰
込が進んで、ステップ106で第2スイツチS2がON
となったことが判定されると、ステップ107で撮影レ
ンズの繰込みが停止され、スタンバイ状態に入るか或は
フィルムの巻戻し等の別処理に移行する。
撮影レンズ鏡筒1が第1図の位置に繰り出された後、レ
リーズボタン19が押圧されると、自動焦点調節、自動
露出調節、露光動作等が行われる。
撮影レンズ鏡筒1をカメラ本体3内に収納する場合には
、押しボタン15が押圧されて第4スイツチS4がON
となり、撮影レンズ鏡筒lを繰り込む第8図に示す繰込
みルーチンに従って処理が行われる。
第8図において、押しボタン15が押圧されて第4スイ
ツチS4がONすると、割込みがかけられ、先ず、レン
ズバリア4が開き位置に在るか否かを判別するために、
第1スイツチS1がONか否かのチエツクが行われる(
ステップ1)1)。
もし、第1スイッチS、がOFFしているときは、撮影
レンズ鏡筒1は第3図に示すように繰込み完了位置に置
かれているので繰込みの必要が無い。
従ってこの場合には、繰込みルーチンは直ちに終了し、
スタンバイ状態に入るか、レンズバリア4を開成してレ
ンズの繰出し或いはフィルムの巻戻し等の別処理に移行
する。
ステップ1)1において、第1スイツチSIがONなら
ば、直ちにステップ1)2に移行し、撮影レンズ鏡筒1
が第1図に示すように繰出し位置に在るか否かを判別す
るために第3スイツチがONか否かがチエツクされる。
このステップ1)2において第3スイッチS、がONな
らば、中央処理装置(CPU)20は、ステップ1)3
に進み、撮影レンズ鏡筒1の繰込モータ駆動回路21を
介して駆動モータ21が逆転するように起動させ、撮影
レンズ鏡筒lの繰込みを開始させる。その繰込みはステ
ップ51)4で第2スイツチS2のONが判定されるま
で続けられる。
撮影レンズ鏡筒1の繰込みが開始されると、直ちに撮影
レンズ鏡筒1の鍔部1aと第3スイツチS3の可動接片
14aとの係合が解除されて第3スイッチS、はOFF
となる。
さらに、繰込みが進み、鍔部1aが錠止ビンlOの突起
部10aに当接すると、錠止ビン10は下方(矢印A方
向と逆方向)に変位し、撮影レンズ鏡筒1の先端がレン
ズバリア4の軌道を横切って通過したときに、レンズバ
リア4の錠止を解除する。従って、レンズバリア4は、
ねじりコイルばね9の付勢力により、第2図の開き位置
がら第4図の閉じ位置へ走行し、引き続いて第1スイツ
チS+ はOFF状態に切り替えられる。さらに、撮影
レンズ鏡筒1がわずかに繰り込まれると、第2スイツチ
S2がONとなり (ステップ1)4)、撮影レンズの
繰込みは停止され(ステップ1)5)、スタンバイ状態
に入るか或はフィルムの巻戻し等の別処理に移行する。
ステップ1)2において、第3スイツチS3がOFFな
らば、ステップ1)6に移行し、第2スイツチS2がO
Nか否かがチエツクされる。このステップ1)6におい
て第2スイツチs2がOFFならば、撮影レンズ鏡筒l
が中間位置にあるものと判断し、ステップ1)3に移行
して繰込みを開始する。またもし第2スイツチs2がO
N状態にあるならば、直ちにフィルムの巻戻し等の別処
理へ移行する。
第9図は、第1図における第1スイッチS、及びこれを
作動させる作動ピン1)と突起12を削除し、レンズバ
リア保持装置を追加した、本発明の第2実施例を示すカ
メラの断面図で、第10図は、第9図に示す実施例カメ
ラの一部破断正面図である。第1図及び第2図に示す実
施例と同じ機能を有する部分には第1図及び第2図と同
一の符号を付し、その構成についての詳しい説明は省略
する。
第9図及び第10図において、レンズバリア4の裏面に
は掛止突起31が設けられ、この掛止突起31と係合可
能な掛止ビン32は、カメラ本体3の前壁を貫通して第
9図中で上下に変位可能に設けられている。掛止ピン3
2の下端は、カメラ本体3に植設された軸33に支持さ
れた回動レバー34の一方の腕と結合し、その回動レバ
ー34の他方の腕@34aは、撮影レンズ鏡筒1の鍔部
1aと係合している。また、その回動レバー34は、引
張コイルばね35により軸33を中心として時計方向に
回動可能に付勢されている。
第9図及び第10図は、撮影レンズ鏡筒1がカメラ本体
3から突出した繰出し完了位置に置かれている状態を示
しており、レンズバリア4は開き位置で錠止ピン10に
より錠止されている。また、この状態では、掛止ピン3
2は、レンズバリア4の裏面に設けられた掛止突起31
と保合可能な掛止ピン32の上面は、カメラ本体3の表
面から引き込んだ位置に置かれている。
駆動モータ2の逆転駆動により撮影レンズ鏡筒lが第9
図中で下方へ繰り込まれると、第3スイッチS、がOF
Fとなる。また、回動レバー34の腕端34aは撮影レ
ンズ鏡筒lの鍔部1aに追従して時計方向に回動しよう
とするが、掛止ピン32の上端面と掛止突起31の下端
との当接により、その回動は阻止される。撮影レンズ鏡
筒lがさらに繰り込まれると、鍔部1aが錠止ピンlO
の突起部tOaに当接し、錠止ピン10を下方へ変位さ
せる。これにより、錠止ピン10とレンズバリア4の係
合孔4aとの係合が解除され、レンズバリア4は、ねじ
りコイルばね9の付勢力により第10図中で右方へ走行
し、撮影レンズLと共にファインダー窓16及び測距用
窓17a、17bを覆う閉じ位置にて停止する。レンズ
バリア4が右方へ移動すると、掛止ピン32は引張コイ
ルばね35の付勢力により上方へ変位し、第1)図に示
すように掛止突起31が移動する軌道上に進入する。さ
らに、撮影レンズ鏡筒lがわずかに下方へ変位すると、
第2スイツチS2がOFFとなり、駆動モータ2が停止
し、撮影レンズ鏡筒1はカメラ本体3内の繰了完了位置
にて停止する。
第1)図に示すように閉じ位置に在るレンズバリア4を
左方へ移動して、第9図に示す開き位置を超えてわずか
に左方へ変位させ、掛止突起31の先端部が掛止ピン3
2の上端面を越えると、掛止ピン32は引張コイルばね
35の付勢力により、第12図に示すように上方へ突出
する。これにより、レンズバリア4のねじりコイルばね
9の付勢力による右方への移動は一時的に阻止される。
なお、第12図に示すように、掛止突起31が掛止ピン
32によって掛止されると、第9図に示す開き位置より
わずかに左寄りの位置でレンズバリア4はねじりコイル
ばね9の付勢力に抗して掛止される。また、そのレンズ
バリア4を第12図中で右方へ強制的に変位させると、
掛止突起31に形成された右側の傾斜面によって掛止ピ
ン35は押し下げられるので、掛止突起31は掛止ピン
32を乗り越える。従って、−Elレンズバリア4を開
き位置まで移動しても、第12図に示すように1最影レ
ンズ鏡筒lが繰込み位置に在るときは、再びレンズバリ
ア4を閉じ位置へ復帰させることが可能である。
撮影レンズ鏡筒1が、第12図中で上方へ繰り出される
と、錠止ピンlOは、第2スイツチS2の可動接片13
aの復元力により上方へ変位し、その上端はレンズバリ
ア4の係合孔4a内に挿入される。引き続き、第2スイ
ツチS2がOFFとなり、さらに撮影レンズ鏡筒Iが繰
り出されると、鍔部1aが回動レバー34の腕端34a
に当接してその回動レバー34を反時計方向へ回動させ
る。
これにより、掛止ピン32が下方へ変位して掛止突起3
1の掛止を解除するので、レンズバリア4は、ねじりコ
イルばね9の付勢力により、わずかに右方へ変位し、錠
止ピン10によって掛止され、第9図に示す開き位置で
右方への移動を阻止される。また、同時に第3スイッチ
S、の可動接片14aが撮影レンズ鏡筒1の鍔部1aと
係合し、第3スイッチS、は第9図に示゛すように閉成
され、駆動モータ2は停止する。
上記の如き撮影レンズ鏡筒lを繰出し、繰込み動作させ
る駆動モータ2は、押しボタン15によって開閉される
第4スイツチS4からの信号によって駆動制御される。
第13図は、第2実施例(第9図)における駆動モータ
2を制御するための回路図である。スイッチ82〜S4
の出力信号は中央処理装置(CPU)40に入力され、
モータ制御回路(MD)21は、中央処理装置40から
の信号に従って駆動モータ2を駆動、停止及び正逆回転
させる。
第14図は、繰出し、繰込み動作の流れ線図である。以
下、この第14図の流れ線図に従って、中央処理装置(
CPU)40の動作を説明する。
押しボタン15の押圧操作により、第4スイッチS、が
ONすると、中央処理装置(CPU)40は、先ず、撮
影レンズ鏡筒1が第12図のような繰込み位置に在るか
、第9図のような繰出し位置に在るかが、第2スイツチ
S2と第3スイツチS3からの入力信号により判断され
る(ステップ201)。第2スイツチS2がONの場合
は、撮影レンズ鏡筒1が繰込み位置に在ると判断し、ス
テップ202に移行して駆動モータ2の正転させて繰出
しを開始させる。撮影レンズ鏡筒1の繰出しが開始され
ると錠止ピン10は第2スイツチS2の可動接片13a
の復元力により、その撮影レンズ鏡筒1に追従して第1
2図中で上方へ移動する。この場合、第1)図に示すよ
うにレンズバリア4が閉じ位置に置かれているときは、
第2スイツチS2が開成される以前に錠止ピンIOの上
端がレンズバリア4の裏面に当接し、錠止ビンIOの上
方への変位が阻止される。引き続き、撮影レンズ鏡筒l
の上端がレンズバリア4の裏面に当接して上方への移動
が阻止されることになり、駆動モータ2の負荷が著しく
増大する危険が生じる。
そこで、繰出し開始から僅かな所定時間が経過した時に
、第2図スイッチS2がOFFしたか否かの判断がなさ
れる(ステップ203)。この場合第2スイツチS2が
OFFならば、レンズバリア4は第12図に示すように
開き位置に在り且つ掛止突起31が掛止ピン32によっ
て掛止されているものと判断し、繰出し動作はそのまま
続行される。また、この第2スイツチS2がOFFの状
態では、錠止ビン10の上端は、レンズバリア4の係止
孔4a内に挿入されている。その撮影レンズ鏡筒1の繰
出し動作は第3スイツチS3がONとなるまで続行され
る。その間に、撮影レンズ鏡筒1の鍔部1aは回動レバ
ー34の腕34aに当接し、掛止ピン32を下方へ変位
させる。これにより、掛止突起31の掛止ピン32によ
る掛止が解除されるが、レンズバリア4の係合孔4aが
錠止ビン10と係合し、右方への移動が阻止され、第9
図に示す状態となる。ステップ204において第3スイ
ッチS、がONすると、中央処理装置40は駆動モータ
2を直ちに停止させ、撮影レンズ鏡筒1の繰出しを停止
させ(ステップ205)、一連の繰出し動作が終了する
ステップ203において、繰出し開始から所定時間経過
しても第2スイツチS2がOFFされない場合には、直
ちにステップ205に移行し、繰出し動作を停止する。
この場合、第12図に示すように、レンズバリア4を開
き位置まで移動し、掛止突起31と係止ビン32との係
合を確認した上で、再び押しボタン15を押圧操作すれ
ば、ステップ201乃至ステップ203を経て再び繰出
し動作が続行される。
次に、ステップ201において第3スイツチS、がON
の場合、繰込みが開始され(ステップ206)、その繰
込み動作は第2スイツチS2がONとなるまで続行され
る(ステップ207)、この第2スイフチS!がONす
る直前に、錠止ピン10と係止孔4aとの係合が解除さ
れ、レンズバリア4は、ねじりコイルばね9の付勢力に
より第9図中で右方へ自走し、第1)図の如く閉じ位置
で停止する。引き続き、撮影レンズ鏡筒1がわずかに繰
り込まれ、第2スイツチS2がONすると、繰込みは停
止され(ステップ208)、一連の繰込み動作を終了す
る。
上記第1図及び第9図の実施例において、レンズバリア
1の閉じ位置への移動速度が大きすぎる場合には、その
速度を遅らせるために適当なガバナーを設ければよい。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、撮影レンズ鏡筒が繰り出さ
れると、錠止手段がレンズバリアを開き位置で錠止し、
撮影レンズ鏡筒が繰り込まれるとその錠止が解除される
ように構成したから、撮影レンズ鏡筒が繰出し位置に置
かれている間中はもちろん、繰込みの動作中もレンズバ
リアが移動を阻止されるので、撮影レンズ鏡筒はレンズ
バリアによって損傷を受けることは無い。また撮影中に
外力によってレンズバリアが閉じてしまうような誤動作
を防止できる利点が有る。さらに、実施例のように、ば
ねの付勢力によりレンズバリアが閉じ方向に移動するよ
うに構成すれば、レンズバリアを閉め忘れるようなこと
が無い。
なおまた、第1実施例の如く、レンズバリアが開かれる
と撮影レンズ鏡筒が自動的に繰り出されるように、構成
すれば撮影レンズ鏡筒を繰り出さずに撮影を行うような
誤動作を防止できる利点が有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すカメラの前部断面図
で、第2図は第1図に示す実施例カメラの正面図、第3
図は第1図のカメラにおけるレンズバリアを閉じた状態
を示す断面図で、第4図は第1図の実施例カメラのレン
ズバリアを閉じた状態を示す正面図、第5図は、第3図
に示すレンズバリアを開き位置に移動した直後の状態を
示す実施例カメラの断面図、第6図は、第1図の実施例
カメラにおける撮影レンズ鏡筒を駆動するモータ制御回
路図、第7図及び第8図は第6図中の中央処理装置の動
作を説明するための流れ線図で、第7図は繰出しルーチ
ン、第8図は繰込みルーチンを示す線図、第9図は、本
発明の第2実施例を示すカメラの前部断面図で、第10
図は第9図に示す実施例カメラの正面図、第1)図は第
9図のカメラにおけるレンズバリアを閉じた状態を示す
断面図、第12図は第1)図に示すレンズバリアを開き
位1へ移動した直後の状態を示す断面図、第13図は第
9図に示す第2実施例カメラにおける撮影レンズ鏡筒駆
動用のモータを制御するモータ制御回路図、第14図は
第13図中の中央処理装置の動作を説明するための流れ
線図である。 (主要部分の符号の説明) l・・・礒影レンズ鏡筒、  2・・・駆動モータ3・
・・カメラ本体、  4・・・レンズバリア15・・・
押ボタン、  L・・・撮影°レンズ81〜S4・・・
スイッチ 第1図 第2図 第8図 第4図 第5図 第6図 第1O図 10久 第1)図 第12図 第15図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カメラ本体の前面から突出した繰出し位置に在る
    撮影レンズ鏡筒を不使用時には光軸に沿う所定の繰込み
    位置へ移動して収納可能なカメラにおいて、前記撮影レ
    ンズ鏡筒の前面を覆う閉じ位置と前記撮影レンズ鏡筒の
    前面から退避した開き位置との間を前記光軸に直交して
    移動可能なレンズバリアと、前記撮影レンズ鏡筒が前記
    繰出し位置に在るときには前記レンズバリアの前記閉じ
    位置への移動を阻止する錠止手段と、前記撮影レンズ鏡
    筒が前記繰込み位置へ移動したときに前記レンズバリア
    の移動阻止を解除する解除手段とを設けたことを特徴と
    するレンズバリア付きカメラ。
  2. (2)前記レンズバリア(4)はばね(9)により前記
    閉じ位置に向って移動可能に付勢され、前記錠止手段(
    4a、10)は前記ばね(9)の付勢に抗して前記レン
    ズバリア(4)の移動を阻止する如く構成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のレンズバリ
    ア付きカメラ。
  3. (3)前記錠止手段は、前記レンズバリア(4)の裏面
    に設けられた係止孔(4a)と、前記撮影レンズ鏡筒(
    1)の繰出し動作に追従して、前記係止孔(4a)内に
    挿入される先端部を有する錠止ピン(10)とを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のレンズバリ
    ア付きカメラ。
  4. (4)前記解除手段は、前記錠止ピン(10)の一端に
    設けられた突起(10a)と前記撮影レンズ鏡筒(1)
    の外周に突出した鍔部(1a)とを含むことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載のレンズバリア付きカメラ
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