JPH01130506A - 多重巻コイル - Google Patents
多重巻コイルInfo
- Publication number
- JPH01130506A JPH01130506A JP28836887A JP28836887A JPH01130506A JP H01130506 A JPH01130506 A JP H01130506A JP 28836887 A JP28836887 A JP 28836887A JP 28836887 A JP28836887 A JP 28836887A JP H01130506 A JPH01130506 A JP H01130506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- wound
- winding
- conductor
- insulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract description 40
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 30
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims abstract description 25
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 21
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 14
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 abstract description 10
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、導体を絶縁筒の外周に軸方向に沿って巻回し
て導体巻回層を形成し、この導体巻回層を径方向に腹数
層市ね、各導体巻回層の各間に層間絶縁物を介在させて
なる多重巻コイルに関する。
て導体巻回層を形成し、この導体巻回層を径方向に腹数
層市ね、各導体巻回層の各間に層間絶縁物を介在させて
なる多重巻コイルに関する。
(従来の技術)
この種の多重巻コイルの一例として、実公昭57−58
743号公報に記載されたものが供されている。このも
のにおいては、複数の導体巻回層間に介在させる層間絶
縁物として、所定の幅寸法を有するテープ状絶縁物を導
体巻回層の外周にラップさせながら巻回して構成したも
のが用いられている。
743号公報に記載されたものが供されている。このも
のにおいては、複数の導体巻回層間に介在させる層間絶
縁物として、所定の幅寸法を有するテープ状絶縁物を導
体巻回層の外周にラップさせながら巻回して構成したも
のが用いられている。
ところで、耐サージ電圧或は層間電位分布の変化に対応
して層間絶縁物の絶縁厚さ寸法をコイルの巻始め端部か
ら巻終わり端部にかけて変化させる場合、従来より、第
3図及び第4図に示すようなものが供されている。この
第3図及び第4図において、1は絶縁筒で、この絶縁筒
1の外周にシート状絶縁物2を介して導体3を軸方向に
沿って巻回することにより第1の導体巻回層4が形成さ
れている。5はこの第1の導体巻回層4の外周に巻回さ
れた層間絶縁物で、これは所定幅寸法を有するテープ状
絶縁物6を1/2ラツプ及び完全オーバーラツプを適宜
繰返して巻回させて構成され、巻始め端部から巻終わり
端部にかけてその絶縁厚さ寸法が順次厚くなるようにな
っている。7はこの層間絶縁物5の外周に導体3を軸方
向に沿って巻回して形成された第2の導体巻回層である
。
して層間絶縁物の絶縁厚さ寸法をコイルの巻始め端部か
ら巻終わり端部にかけて変化させる場合、従来より、第
3図及び第4図に示すようなものが供されている。この
第3図及び第4図において、1は絶縁筒で、この絶縁筒
1の外周にシート状絶縁物2を介して導体3を軸方向に
沿って巻回することにより第1の導体巻回層4が形成さ
れている。5はこの第1の導体巻回層4の外周に巻回さ
れた層間絶縁物で、これは所定幅寸法を有するテープ状
絶縁物6を1/2ラツプ及び完全オーバーラツプを適宜
繰返して巻回させて構成され、巻始め端部から巻終わり
端部にかけてその絶縁厚さ寸法が順次厚くなるようにな
っている。7はこの層間絶縁物5の外周に導体3を軸方
向に沿って巻回して形成された第2の導体巻回層である
。
(発明が解決しようとする問題点)
1ユ記従来構成では、テープ状絶縁物6を172ラツプ
及び完全オーバーラツプを適宜繰返して巻回する構成で
あるから、1/2ラツプから完全オーバーラツプへラッ
プ状態を変化させる場合、或は、完全オーバーラツプか
ら1/2ラツプへラップ状態を変化させる場合に、テー
プ状絶縁物6を第4図に示すように角度θだけ曲げなけ
ればならない。ここで、角度θは次式で定義される。
及び完全オーバーラツプを適宜繰返して巻回する構成で
あるから、1/2ラツプから完全オーバーラツプへラッ
プ状態を変化させる場合、或は、完全オーバーラツプか
ら1/2ラツプへラップ状態を変化させる場合に、テー
プ状絶縁物6を第4図に示すように角度θだけ曲げなけ
ればならない。ここで、角度θは次式で定義される。
但し、Wはテープ状絶縁物の幅寸法、Dはテープ状絶縁
物の巻回径寸法である。
物の巻回径寸法である。
このため、テープ状絶縁物6を曲げた部分の内側に、2
×Wxtan(θ/2)だけの「しわ」が生じる。この
「しわ」のために、テープ状絶縁物6に加わるテンショ
ンが不均一になるから、テープ状絶縁物6を十分なテン
ションを加えて巻回することができなくなる。この結果
、コイルに巻ぶくれが生じ易くなり、コイルの外形寸法
が設定値よりも大きくなるため、短絡時の機械的強度が
低下したり、或は、層間絶縁物5内に「しわ」による空
間部が生じて層間の電気的強度が低下したりする虞があ
った。
×Wxtan(θ/2)だけの「しわ」が生じる。この
「しわ」のために、テープ状絶縁物6に加わるテンショ
ンが不均一になるから、テープ状絶縁物6を十分なテン
ションを加えて巻回することができなくなる。この結果
、コイルに巻ぶくれが生じ易くなり、コイルの外形寸法
が設定値よりも大きくなるため、短絡時の機械的強度が
低下したり、或は、層間絶縁物5内に「しわ」による空
間部が生じて層間の電気的強度が低下したりする虞があ
った。
そこで、本発明の目的は、テープ状絶縁物を巻回すると
き「しわ」の発生を防止でき、機械的強度及び層間の電
気的強度を向上できる多重巻コイルを提供するにある。
き「しわ」の発生を防止でき、機械的強度及び層間の電
気的強度を向上できる多重巻コイルを提供するにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明は、導体を絶縁筒の外周に軸h°向に沿って巻回
して導体巻回層を形成し、この導体巻回層を径方向に複
数層重ね、各導体巻回層の各間に層間絶縁物を介在させ
てなる多重巻コイルにおいて、前記層間絶縁物を、巻始
め端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広がるテ
ープ状絶縁物をラップさせながら巻回して構成したとこ
ろに特徴を有する。
して導体巻回層を形成し、この導体巻回層を径方向に複
数層重ね、各導体巻回層の各間に層間絶縁物を介在させ
てなる多重巻コイルにおいて、前記層間絶縁物を、巻始
め端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広がるテ
ープ状絶縁物をラップさせながら巻回して構成したとこ
ろに特徴を有する。
(作用)
テープ状絶縁物の幅寸法が巻始め端部から巻終わり端部
にかけて順次広がるようになっているから、このテープ
状絶縁物をラップさせながら巻回して層間絶縁物を構成
すれば、該層間絶縁物の絶縁厚さ寸法が巻始め端部から
巻終わり端部にかけて順次厚くなる。そして、この場合
、テープ状絶縁物をラップさせながら巻回するだけであ
るため、従来とは異なりテープ状絶縁物を曲げる必要が
なくなるから、テープ状絶縁物に「しわ」が生じなくな
る。
にかけて順次広がるようになっているから、このテープ
状絶縁物をラップさせながら巻回して層間絶縁物を構成
すれば、該層間絶縁物の絶縁厚さ寸法が巻始め端部から
巻終わり端部にかけて順次厚くなる。そして、この場合
、テープ状絶縁物をラップさせながら巻回するだけであ
るため、従来とは異なりテープ状絶縁物を曲げる必要が
なくなるから、テープ状絶縁物に「しわ」が生じなくな
る。
(実施例)
以下、本発明の一実施例につき第1図及び第2図を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
11は絶縁筒で、この絶縁筒11の外周にはシート状絶
縁物12が巻回されている。13は第1の導体巻回層で
、これは導体14を上記シート状絶縁物12の外周に軸
方向に沿って巻回して形成されている。尚、上記導体1
・4は絶縁層15により覆われている。16は第1の導
体巻回層13の外周に巻回された層間絶縁物で、これは
、巻始め端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広
がるテープ状絶縁物17を例えば所定の巻き角度に設定
した状態でラップさせながら巻回して構成されており、
巻始め端部から巻終わり端部にかけてその絶縁厚さ寸法
が順次厚くなるようになっている。
縁物12が巻回されている。13は第1の導体巻回層で
、これは導体14を上記シート状絶縁物12の外周に軸
方向に沿って巻回して形成されている。尚、上記導体1
・4は絶縁層15により覆われている。16は第1の導
体巻回層13の外周に巻回された層間絶縁物で、これは
、巻始め端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広
がるテープ状絶縁物17を例えば所定の巻き角度に設定
した状態でラップさせながら巻回して構成されており、
巻始め端部から巻終わり端部にかけてその絶縁厚さ寸法
が順次厚くなるようになっている。
18は第2の導体巻回層で、これは上記層間絶縁物16
の外周に導体14を軸方向に沿って巻回して形成されて
いる。そして、以下この第2の導体巻回層18の外周に
層間絶縁物及び導体巻回層を上述と同様にして巻回して
重ねる工程を繰返すことにより、多重巻コイルが構成さ
れる。
の外周に導体14を軸方向に沿って巻回して形成されて
いる。そして、以下この第2の導体巻回層18の外周に
層間絶縁物及び導体巻回層を上述と同様にして巻回して
重ねる工程を繰返すことにより、多重巻コイルが構成さ
れる。
而して、上記構成の本実施例によれば、巻始め端部から
巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広がるように設定さ
れたテープ状絶縁物17をラップさせながら巻回して層
間絶縁物16を形成したから、該層間絶縁物16の絶縁
厚さ寸法が巻始め端部から巻終わり端部にかけて順次厚
くなるように構成される。この場合、テープ状絶縁物1
7を所定の巻き角度に保持した状態でラップさせながら
巻回するたけであるから、従来(第3図及び第4図参照
)とは異なりテープ状絶縁物17を曲げる部分がなくな
り、テープ状絶縁物17に「しわ」が生じなくなる。従
って、テープ状絶縁物17に加わるテンションが均一に
なるから、テープ状絶縁物17を十分なテンションを加
えて巻回することができる。この結果、コイルに巻ぶく
れが生じ難くなり、コイルの外形χ」法を設定値通りに
できるから、短絡1.′iの機械的強度を十分にものと
し得る。また、層間絶縁物16内に前記「しわ」による
空間部等が生じることがないから、導体巻回層13.1
8の層間の電気的強度を向上できる。
巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広がるように設定さ
れたテープ状絶縁物17をラップさせながら巻回して層
間絶縁物16を形成したから、該層間絶縁物16の絶縁
厚さ寸法が巻始め端部から巻終わり端部にかけて順次厚
くなるように構成される。この場合、テープ状絶縁物1
7を所定の巻き角度に保持した状態でラップさせながら
巻回するたけであるから、従来(第3図及び第4図参照
)とは異なりテープ状絶縁物17を曲げる部分がなくな
り、テープ状絶縁物17に「しわ」が生じなくなる。従
って、テープ状絶縁物17に加わるテンションが均一に
なるから、テープ状絶縁物17を十分なテンションを加
えて巻回することができる。この結果、コイルに巻ぶく
れが生じ難くなり、コイルの外形χ」法を設定値通りに
できるから、短絡1.′iの機械的強度を十分にものと
し得る。また、層間絶縁物16内に前記「しわ」による
空間部等が生じることがないから、導体巻回層13.1
8の層間の電気的強度を向上できる。
[発明の効果]
本発明は以上の説明から明らかなように、複数重ねられ
た導体巻回層の各間に介在された層間絶縁物を、巻始め
端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次法がるテー
プ状絶縁物をラップさせながら巻回して構成するように
したので、テープ状絶縁物を巻回するとき「しわ」の発
生を防止でき、機械的強度及び層間の電気的強度を向上
できるという優れた効果を奏する。
た導体巻回層の各間に介在された層間絶縁物を、巻始め
端部から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次法がるテー
プ状絶縁物をラップさせながら巻回して構成するように
したので、テープ状絶縁物を巻回するとき「しわ」の発
生を防止でき、機械的強度及び層間の電気的強度を向上
できるという優れた効果を奏する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は第2図中I−1線に沿う断面図、第2図は一部破
断側面図であり、そして第3図及び第4図は従来構成を
示す夫々第1図及び第2図相当図である。 図面中、11は絶縁筒、13.18は導体巻回層、14
は導体、16は層間絶縁物、17はテープ状絶縁物を示
す。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第 子 丸 健]
2 第2図 第35A 第4図
1図は第2図中I−1線に沿う断面図、第2図は一部破
断側面図であり、そして第3図及び第4図は従来構成を
示す夫々第1図及び第2図相当図である。 図面中、11は絶縁筒、13.18は導体巻回層、14
は導体、16は層間絶縁物、17はテープ状絶縁物を示
す。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第 子 丸 健]
2 第2図 第35A 第4図
Claims (1)
- 1.導体を絶縁筒の外周に軸方向に沿って巻回して導
体巻回層を形成し、この導体巻回層を径方向に複数層重
ね、各導体巻回層の各間に層間絶縁物を介在させてなる
多重巻コイルにおいて、前記層間絶縁物を、巻始め端部
から巻終わり端部にかけて幅寸法が順次広がるテープ状
絶縁物をラップさせながら巻回して構成したことを特徴
とする多重巻コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28836887A JPH01130506A (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 多重巻コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28836887A JPH01130506A (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 多重巻コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130506A true JPH01130506A (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=17729296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28836887A Pending JPH01130506A (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 多重巻コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01130506A (ja) |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP28836887A patent/JPH01130506A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2412346C (en) | Winding for a transformer or a coil | |
JP2000134844A (ja) | 電動機 | |
JPH01130506A (ja) | 多重巻コイル | |
JP3732306B2 (ja) | 固定子 | |
JP2023114525A (ja) | ケーブル及びケーブルの製造方法 | |
JPH05328651A (ja) | コイルボビン | |
US2831050A (en) | Crepe paper insulation | |
JP2019169267A (ja) | 耐火電線 | |
JPS63211709A (ja) | 変圧器巻線の製造方法 | |
JP5174107B2 (ja) | コイル部品 | |
JPH0359662B2 (ja) | ||
US5361056A (en) | Correction coil cable | |
JP2645094B2 (ja) | 多重巻コイルの製造方法 | |
JP2002184244A (ja) | 多数の撚り導体 | |
JP2602145Y2 (ja) | 変圧器巻線 | |
JPH02106821A (ja) | ケーブル導体製造方法 | |
JPS5857710A (ja) | コイル | |
JP3272894B2 (ja) | 紙絶縁海底ケーブルの構造 | |
JPH0461108A (ja) | フィルムチップコンデンサの製造方法 | |
JPS596493B2 (ja) | 誘導電器巻線 | |
CN115083673A (zh) | 一种军用光滑型复合薄膜绕包电线电缆 | |
JPH02257609A (ja) | 静止誘導電器巻線 | |
JP2569301Y2 (ja) | テープ類の長尺巻物体 | |
JP3092375B2 (ja) | 変圧器の巻線構造 | |
JP2000235927A (ja) | 変圧器の巻線構造 |