JP2000235927A - 変圧器の巻線構造 - Google Patents

変圧器の巻線構造

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JP2000235927A
JP2000235927A JP11037062A JP3706299A JP2000235927A JP 2000235927 A JP2000235927 A JP 2000235927A JP 11037062 A JP11037062 A JP 11037062A JP 3706299 A JP3706299 A JP 3706299A JP 2000235927 A JP2000235927 A JP 2000235927A
Authority
JP
Japan
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sheet
wound
layers
winding
transformer
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Application number
JP11037062A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Yasue
良文 安江
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線が層状に巻回された変圧器の巻線構造に
おいて、レヤー間シート状絶縁物の巻き始めと巻き終わ
りの重なりによる厚みの増加をなくす、あるいは、低減
することができる巻線構造を提供する。 【解決手段】 各レヤー間において、挿入される複数枚
のシート状絶縁物1を各々ずらして巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線が層状に巻回
された変圧器の巻線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来一般の電線2が層状に巻回さ
れた変圧器の巻線構造を示し、(a)は断面図、(b)
は結線図である。同図において、巻線の各層間(以下、
レヤー間と呼ぶ)であるa−b間には電位差が発生す
る。巻線の温度上昇をそれほど考慮する必要が無い変圧
器の巻線においては、レヤー間の電位を絶縁する為、紙
やポリエステルフィルムなどのシート状絶縁物1をレヤ
ー間に巻き付けている。従来は図4に示すように、シー
ト状絶縁物1はレヤー間の絶縁耐力を維持する為、巻き
始めと巻き終わりが重なった構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
状絶縁物1の重なりは各レヤー間で生じる為、レヤー数
の多い変圧器の巻線ではコイルの径方向の寸法が全体と
して大きくなってしまう。
【0004】そこで本発明の目的は、レヤー間の絶縁耐
力を維持し、且、シート状絶縁物の巻き始めと巻き終わ
りの重なりによる厚みの増加をなくす、あるいは、低減
することが出きる変圧器の巻線構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、各レヤー間において、挿入される複数枚の
シート状絶縁物を各々ずらして巻付けることを特徴とす
るものである。このような構造にすると、シート状絶縁
物の重なりによる厚みの増加をなくす、あるいは、低減
することができ、コイルの径方向の寸法を小さくするこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明による変圧器の巻線
構造の一実施の形態例について、図を参照して説明す
る。図1は、本発明の変圧器の巻線構造におけるレヤー
間シート状絶縁物の重なり部分の一実施の形態例を示
し、一例としてシート状絶縁物を3枚巻き付けた場合の
重なり部分の状態図である。各レヤーの電線2の間には
シート状絶縁物1が3枚巻き付けられている。シート状
絶縁物1の円周方向の寸法は、絶縁すべき円周方向の寸
法と同じ、あるいは、若干小さい寸法とする。そして、
3枚のシート状絶縁物1は、各々、絶縁シート隙間3の
寸法dより大きい寸法kで順番にずらして巻き付けた構
造とする。このような構造にすると、シート状絶縁物1
の巻き始めと巻き終わりでの絶縁シートの重なりによる
厚みの増加を無くすことができる。本実施の形態例で
は、絶縁シート隙間3の部分ではシート状絶縁物1のレ
ヤー間の厚みは、1枚分少なくなっている。通常、シー
ト状絶縁物1は絶縁耐力を安全側に考えて、巻き付ける
枚数を決定している。従って、例えば、シート状絶縁物
1を安全側に考えて、1枚分多く、レヤー間に巻き付け
るように設計した変圧器の場合、本実施例が有効であ
る。
【0007】図2は、本発明の変圧器の巻線構造におけ
るレヤー間絶縁シートの重なり部分の他の実施の形態例
を示し、一例としてシート状絶縁物を3枚巻き付けた場
合の重なり部分の状態図である。各レヤーの電線2の間
にはシート状絶縁物1が3枚巻き付けられている。絶縁
シートの円周方向の寸法は、絶縁すべき円周方向の寸法
よりmだけ大きい寸法とする。そして、3枚のシート状
絶縁物1は、各々、mと同じ、あるいは、mより若干大
きい寸法nで順番にずらして巻き付けた構造とする。本
実施の形態例では、絶縁シート隙間3の部分ではシート
状絶縁物1のレヤー間の厚みは3枚分存在し、絶縁耐力
を損なうことはない。しかし、このような構造にするこ
とで、シート状絶縁物1の巻き始めと巻き終わりでの絶
縁シートの重なりによる厚みの増加は、絶縁シート1枚
分に押さえることができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
レヤー間に挿入される複数枚のシート状絶縁物を各々ず
らして巻き付けることにより、レヤー間の絶縁耐力を維
持し、且、シート状絶縁物の巻き始めと巻き終わりの重
なりによる厚みの増加をなくす、あるいは、低減するこ
とができる為、コイルの径方向の寸法を小さくすること
ができ、変圧器の縮小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器の巻線構造におけるレヤー間シ
ート状絶縁物の重なり部分の一実施の形態例を示す状態
図である。
【図2】本発明の変圧器の巻線構造におけるレヤー間シ
ート状絶縁物の重なり部分の他の実施の形態例を示す状
態図である。
【図3】変圧器の巻線構造の概略を示し、(a)は断面
図、(b)は結線図である。
【図4】従来の変圧器の巻線構造の一例を示すレヤー間
シート状絶縁物の重なり部分の状態図である。
【符号の説明】
1 シート状絶縁物 2 電線 3 絶縁シート隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が層状に巻回され、その各層間に複
    数枚のシート状絶縁物が巻付けられた変圧器の巻線構造
    において、前記各層間に巻付けられる複数枚のシート状
    絶縁物を各々ずらして巻付けることを特徴とする変圧器
    の巻線構造。
JP11037062A 1999-02-16 1999-02-16 変圧器の巻線構造 Pending JP2000235927A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326287A (ja) * 2001-02-27 2002-11-12 Canon Inc 樹脂ベルトの製造方法およびそれにより製造された転写ベルト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326287A (ja) * 2001-02-27 2002-11-12 Canon Inc 樹脂ベルトの製造方法およびそれにより製造された転写ベルト

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