JPH01129007A - 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法 - Google Patents

分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法

Info

Publication number
JPH01129007A
JPH01129007A JP62285613A JP28561387A JPH01129007A JP H01129007 A JPH01129007 A JP H01129007A JP 62285613 A JP62285613 A JP 62285613A JP 28561387 A JP28561387 A JP 28561387A JP H01129007 A JPH01129007 A JP H01129007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
range
branched
weight
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62285613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2538625B2 (ja
Inventor
Junichi Yoshitake
吉武 順一
Masaaki Kitani
木谷 公明
Takeshi Muranaka
村中 猛
Akira Mizuno
章 水野
Norio Kashiwa
典夫 柏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP62285613A priority Critical patent/JP2538625B2/ja
Priority to US07/269,577 priority patent/US4931526A/en
Priority to AU25057/88A priority patent/AU608094B2/en
Priority to NZ226933A priority patent/NZ226933A/en
Priority to KR1019880014882A priority patent/KR920000469B1/ko
Priority to EP88310730A priority patent/EP0317240A1/en
Publication of JPH01129007A publication Critical patent/JPH01129007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538625B2 publication Critical patent/JP2538625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/20Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds unconjugated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/14Monomers containing five or more carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/14Monomers containing five or more carbon atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、比較的低結晶性でガラス転移温度が高く、成
形性が改善され、さらには高温での制振性能に優れた分
枝α−オレフィン系ランダム共重合体に関する。
[従来の技術] 4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン
などの分枝α−オレフィンをTiC/zなどの立体規則
重合性チーグラー重合触媒の存在下に重合もしくは共重
合させて、透明性、耐熱性に優れた高結晶性の分枝α−
オレフィン系重合体を製造する方法は多数提案されてい
る。これらの分枝α−オレフィン系重合体は高結晶性で
あるので、耐熱性には優れているが、射出成形、押出成
形などの溶融成形において反りおよびヒケが大きいなど
の成形性の改善が要望されていた。従来の分枝α−オレ
フィン重合体の前記欠点を改善する方法としては触媒成
分を変えることにより共重合体の立体規則性を低下させ
る方法、共重合体とする方法があるが、前者の方法では
低分子量重合体および溶媒可溶性重合体の生成が多く、
高分子量の重合体が得られず、後者の方法では分枝α−
オレフィンの単独重合体にくらべて大巾に低下し、耐熱
性に優れた重合体は得られず、いずれの方法で得られた
重合体も耐熱性に優れ、溶融形成性の改善された重合体
とはなり得ない。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明者らは、従来の分枝α−オレフィン系重合体が上
記現状にあることに鑑み、ガラス転移温度が高く、溶融
成形性が改善された分枝α−オレフィン系ランダム共重
合体を鋭意検討した結果、炭素原子数が5ないし10の
範囲にありかつ3位以上の位置に分校を有するα−オレ
フィン成分、炭素原子数が6ないし20の範囲にあるα
、ω−非共役ジエン成分および必要に応じて炭素原子数
が2ないし20の範囲にある直鎖α−オレフィン成分か
らなる特定の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体が
上記目的を達成する新規重合体であることを見出し、本
発明に到達した。本発明の分枝α−オレフィン系ランダ
ム共重合体は比較的低結晶性であるがガラス転移温度が
高く、耐熱性に優れており、しかも射出成形、押出成形
などの溶融成形において反りヒケが著しく小さいという
特徴がある。さらに、本発明の分枝α−オレフィン系ラ
ンダム共重合体は優れた制振性能、とくに高温における
制振性能に優れるという特異な性能を有しているので、
制振材の素材として適している。
[問題点を解決。するための手段]および[作用1本発
明によれば、炭素原子数が5ないし10の範囲にありか
つ3位以上の位置に分校を有する分枝α−オレフィン成
分、炭素原子数が6ないし20の範囲にあるα、ω−非
共役ジエン成分および必要に応じて炭素原子数が2ない
し20の範囲にある直鎖α−オレフィン成分からなる分
枝α−オレフィン系ランダム共重合体であって、(i)
該分枝α−オレフィンに由来する繰り返し単位(a)が
70ないし99.9重量%、該α、ω−非共役ジエンに
由来する繰り返し単位(b)が0.1ないし30重量%
および該直鎖α−オレフィン成分に由来する繰り返し単
位(c)が0ないし20重量%の範囲にあり、 (i)135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]
が0.5ないし10dl/gの範囲にあり、(i) X
線回折法によって測定した結晶化度[Xc〕が0〜50
%の範囲にあり、 (iりガラス転移温度[Tg]が30ないし60℃の範
囲にあり、および (1)沃素価がOないし10の範囲にある、ことによっ
て特徴づけられる分枝α−オレフイン系ランダム共重合
体が物質発明として提供され、(^)マグネシウム、チ
タン、ハロゲンおよび電子供与体を必須成分として含有
する高活性高立体規則性チタン触媒成分、 (B)有機アルミニウム化合物触媒成分、および(C)
 を子供与体、 から形成される触媒の存在下に、炭素原子数が5ないし
10の範囲にあってかつ3位以上の位置に分校を有する
分枝α−オレフィン、炭素原子数が6ないし20の範囲
にあるα、ω−非共役ジエンおよび必要に応じて炭素原
子数が2ないし20の直顕α−オレフィンを共重合させ
ることにより、該α−オレフィンに由来する繰り返し単
位(a)が70ないし99.9重量%、該α、ω−非共
役ジエンに由来する繰り返し単位(b)が0.1ないし
30重量%および該直鎖α−オレフィンに由来する繰り
返し単位(c)が0ないし20モル%の範囲にあり、1
35℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.5
ないし10dl/gの範囲にあり、X線回折法によって
測定した結晶化度[Xc]がOないし50%の範囲にあ
り、ガラス転移温度[Tg]が30ないし60℃の範囲
にあり、および沃素価が0ないし10の範囲にある分枝
α−オレフィン系ランダム共重合体が製法発明として提
供される。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体は、炭
素原子数が5ないし10の範囲にありがつ3位以上の位
置に分校を有するα−オレフィン成分、炭素原子数が6
ないし2oの範囲にあるα。
ω−非共役ジエン成分および必要に応じて炭素原子数が
2ないし20の範囲にある直鎖α−オレフィン成分から
なる分枝α−オレフィン系ランダム共重合体である。さ
らに具体的には、本発明の分枝α−オレフィン系ランダ
ム共重合体は、炭素原子数が5ないし10の範囲にあり
かっ3位以上の位置に分校を有するα−オレフィン成分
および炭素原子数が6ないし20の範囲にあるα、ω−
非共役ジエン成分からなる二元系共重合体である場合も
あるし、さらには炭素原子数が5ないし1゜の範囲にあ
りかつ3位以上の位置に分校を有するα−オレフィン成
分、炭素原子数が6ないし20の範囲にあるα、ω−非
共役ジエン成分および炭素原子数が2ないし20の範囲
にある直鎖α−オレフィン成分からなる三元系ランダム
共重合体である場合もある。
本発明の分校ランダム共重合体の組成は、該分枝α−オ
レフィンに由来する繰り返し単位(a)は70ないし9
9.9重量%、好ましくは75ないし99.5垂蓋%、
とくに好ましくは80ないし99重量%の範囲にあり、
該α、ω−非共役ジエンに由来する繰り返し単位(b)
は0.1ないし30重量%、好ましくは0.5ないし2
5重量%、とくに好ましくは1ないし20重量%の範囲
にあり、該直鎖α−オレフィンに由来する繰り返し単位
(c)が0ないし20重量%、好ましくは0ないし15
重量%、とくに好ましくは0ないし10重量%の範囲に
ある8該共重合体組成はl″CNMR法により決定した
。該α、ω−非共役ジエンに由来する繰り返し単位(b
)の含有率が0.1重量%より少ないと反りおよびヒケ
などの溶融成形性が改善されず、また制振性能も充分に
発現されない。また、該α、ω−非共役ジエンに由来す
る繰り返し単位(b)の含有率が20i量%より多いと
ガラス転移温度(Tg)が低下し、耐熱性が低下するよ
うになる。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体の13
5℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.5な
いし10d1/g、好ましくは0゜7ないし9di/g
、とくに好ましくは1ないし7di/、の範囲にある。
該共重合体の極限粘度が0゜5dl/lより小さくなる
と成形物の機械的性質が低下するようになり、10d1
/gより大きくなると成形性が低下するようになる。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体のX線
回折法で測定した結晶化度[Xa]はOないし50%、
好ましくは0ないし40%、とくに好ましくは0ないし
35%の範囲である。該結晶化度は成形20時間経過後
の厚さ11のルスシートのX線回折測定により求めた。
結晶化度が50%より大きくなると、反りおよびヒケな
どの溶融成形が改善されず、また制振性能も充分に発現
されない。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体の動的
粘弾性測定装置で測定したガラス転移温度[Tglは3
0ないし60°C1好ましくは35ないし60℃、とく
に好ましくは40ないし60℃の範囲である。ここでガ
ラス転移温度は成形20時間経過後の厚さ0.5mmの
シートを用い、周波数110H7,、昇温速度2℃/m
inの条件で動的粘弾性特性を測り、jan−δのピー
クをTgとした。
ガラス転移温度が30℃より低くなると耐熱性が不足す
るようになり、60℃より高い共重合体は製造すること
が困難である。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体の沃素
価はOないし10、好ましくは0ない8、とくに好まし
くは0ないし5の範囲である。該沃素価が10より大き
くなると、耐候性が低下するようになる。
また、本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体
の密度は通常0.83ないし0.87g/elll’の
範囲にある 本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体の示差
走査熱量計によって測定した融点は通常230℃以下、
好ましくは220℃以下、とくに好ましくは210℃以
下である<DSC融点)。
該DSC融点は成形20時間経過後の厚さlll1ff
lのプレスシートを10で/I!linの昇温速度で0
〜250℃まで測定し、最大吸熱ピークをTn+とじた
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体のII
の厚さシートのHaze値は通常30以下であり、好ま
しくは20以下、とくに好ましくは10以下である。該
Haze値は加熱温度を250℃としJISK6758
によって成形した厚さ1+amのプレスシートを用い成
形後20時間後にJISK7105の方法に従って測定
した。
また、本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体
の10℃におけるアセI・ン・nデカン混合溶媒(容積
比1/1)への可溶分量は通常は10重量%以下、好ま
しくは7重量%以下、とくに好ましくは5重量%以下の
範囲である。該混合溶媒中への共重合体の可溶分量は次
の方法によって測定決定される。すなわち、撹拌羽根付
150−のフラスコに、1gの共重合体試料、0.05
gの2.6−シーtert−ブチル−4−メチルフェノ
ール、50−のn−デカンを入れ、120℃の油浴上で
溶解させる。溶解後30分間室温下で自然放冷し、次い
で50−のアセトンを30秒で添加し、10℃の水浴上
で60分間放冷する。析出した共重合体と低分子量重合
体成分の溶解した溶液をグラスフィルターで濾過分離し
、溶液を10mmugで150℃で恒量になるまで乾燥
し、その重量を測定し、前記混合溶媒中への共重合体の
可溶分量を試料共重合体の重量に対する百分率として算
決定した。なお、前記測定法において撹拌は溶解時から
沢過の直前まで連続して行った。該可溶分分量が10重
量%より多くなると、表面のベタつき及びブロッキング
が大きくなる傾向がある。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体のガラ
ス転移温度(T g)と結晶化度(B)はTg≧15+
0.83B 好ましくはTg≧20+0.83B なる関係を充足している。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体におい
て該分枝α−オレフィンに由来する繰り返し単位(a)
は通常 (a−r):   CH2CH− [式中、R1およびR2は同一であっても異なっていて
もよく、水素または炭素原子数が1ないし7のアルキル
基であり、ただし、R1およびR2の炭素原子数の合計
は2ないし7である。]で表わされ、α、β−非共役ジ
エンに由来する繰り返しlit位(b)は通常 および/又は (式中 2≦n≦16) で表わされ、該直鎖α−オレフィン成分に由来する繰り
返し単位(c)は通常 (c−1):  CH2−CH− [式中、R3は水素原子斌たは炭素原子数が1ないし1
8の直鎖アルキル基である]で表わされ、各単位がラン
ダムに配列した実質上の線状構造を形成している。これ
らの各単位の構造は目(:  NMR分析およびIR分
析によって確認できる。ここで、実質上の線状構造とは
分枝鎖状構造を形成していてもよいが、網状架橋構造を
含まないことを意味する。本発明の分枝α−オレフィン
系ランダム共重合体が実質上の線状構造を形成している
ことは、該共重合体が135℃のデカリン中に完全に溶
解し、ゲル状の架橋重合体を含有しないことによって確
認できる。
本発明で用いられる高活性、高立体規則性固体状チタン
触媒成分(A)は、マグネシウム、チタン、ハロゲン及
び電子供与体を必須成分として含有するもので、マグネ
シウム/チタン(JJX子比)が1より大きく好ましく
は3ないし50、とくに好ましくは6ないし30、ハロ
ゲン/チタン(原子比)が好ましくは4ないし100、
とくに好ましくは6ないし40、電子供与体/チタン(
モル比)が好ましくは0.1ないし10、とくに好まし
くは0.2ないし6の範囲にある。その比表面積は、好
ましくは3 i / g以上、−層好ましくは約40 
m2/ g以上、さらに好ましくは100糟2/gない
し800112/gである。通常、常温におけるヘキサ
ン洗浄のような簡単な手段ではチタン化合物を脱離しな
い。そしてそのX線スペクトルが、触媒調製に用いた原
料マグネシウム化合物の如何にかかわらず、マグネシウ
ム化合物に関して微結晶化された状態を示すか、又はマ
グネシウムシバライドの通常の市販品のそれに比べ、望
ましくは非常に微結晶化された状態にある。そして前記
必須成分以外に他の元素、金属、官能基などを含んでい
てもよい、さらに有機又は無機の希釈剤で希釈されてい
てもよい。
固体状チタン触媒成分(A)は、平均粒径が1ないし2
00μ、好ましくは3ないし100μ、とくに好ましく
は6ないし50μであって粒度分布の幾何標準偏差が2
.1未満゛、好ましくは1.9以下、更に好ましくは1
.7以下である。
ここにチタン触媒成分粒子の粒度分布の測定は光透過法
により行いうる。具体的にはデカリン等の不活性溶媒中
に0.01〜0.5%前後の濃度に触媒成分を希釈し、
測定用セルに入れ、セルに細光をあて、粒子のある沈降
状態での液体を通過する光の強さを連続的に測定して粒
度分布を測定する。この粒度分布を基にして標準偏差σ
gは対数正規分布関数から求められる。なお触媒の平均
粒子径は型巣平均径で示してあり、粒度分布の測定は、
重量平均粒子径の10〜20%の範囲でふるい分けを行
って計算する。
固体状チタン触媒成分(A)は、高立体規則性重合体を
高い触媒効率で製造しうる性能を有しており、そして好
ましくは、真球状、楕円球状、顆粒状の如き球状を呈し
ている。
このような諸要件を満足するチタン触媒成分を用いるこ
とにより、本発明の共重合体を操作性良く、しかも高収
率で製造することができる。
このような条件を全て満足するようなチタン触媒成分(
A)は、例えば平均粒子径及び粒度分布、さらに好まし
くは形状が前述のような範囲にあるようなマグネシウム
化合物を形成した後、触媒調製を行う方法、或いは液状
のマグネシウム化合物と液状のチタン化合物を接触させ
て、前記のような粒子性状となるように固体状触媒を形
成させる方法などによって得ることができる。かかる方
法は例えば特開昭55−135102号、同55−13
5103号、同56−811号、同56−67311号
、特願昭56−181019号などに開示されている。
これらの方法の数例を簡単に述べる。
(1)平均粒子径が1ないし200μ、粒度分布の幾何
標準偏差σgが2.1未満のマグネシウム化合物・電子
供与体錯体を、電子供与体及び/又は有機アルミニウム
化合物やハロゲン含有ケイ素化合物のような反応助剤で
予備処理し、又は予備処理せずに反応条件下に液相をな
すハロゲン化チタン化合物、好ましくは四塩化チタンと
反応させる。
(2)還元能を有しないマグネシウム化合物の液状物と
液状のチタン化合物を電子供与体の存在下で反応させて
、平均粒子径が1ないし200μ、粒度分布の幾何標準
偏差σgが2.1未満の固体成分を析出させる。必要に
応じさらに液状のチタン化合物好ましくは四塩化チタン
あるいはこれと電子供与体と反応させる。
とくに本発明においては、(1)の方法においてマグネ
シウム化合物、電子供与体錯体がその液状物から球状固
体として析出させたものを用いる場合、あるいは(2)
の方法での固体成分の析出を、球状の固体が析出するよ
、うな条件で行ったものを用いる場合に良好な結果が得
られる。
チタン触媒成分の調製に用いられるマグネシウム化合物
としては、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、ハ
イドロタルサイト、マグネシウムのカルボン酸塩、アル
コキシマグネシウム、アリロキシマグネシウム、アルコ
キシマグネシウムハライド、アリロキシマグネシウムハ
ライド、マグネシウムシバライド、有機マグネシウム化
合物、有機マグネシウム化合物と電子供与体、ハロシラ
ン、アルコキシシラン、シラノール、アルミニウム化合
物などとの反応物などを例示することができる。上記チ
タン触媒成分の調製に用いられることのある有機アルミ
ニウム化合物としては、後記オレフィン重合に用いるこ
とのできる有機アルミニウム化合物の中から選ぶことが
できる。さらに、チタン触媒成分調製に用いられること
のあるハロゲン含有ケイ素化合物としては、テトラハロ
ゲン化ケイ素、アルコキシハロゲン化ケイ素、アルキル
ハロゲン化ケイ素、ハロポリシロキサンなどが例示でき
る。
チタン触媒成分調製に用いられるチタン化合物の例とし
ては、テトラハロゲン化チタン、アルコキシチタンハラ
イド、アリロキシチタンハライド、アルコキシチタン、
アリロキシチタンなどが例示でき、とくにテトラハロゲ
ン化チタン、中でも四塩化チタンが好ましい。
チタン触媒成分の調製に用いることのできる電子供与体
としては、アルコール、フェノール類、ケトン、アルデ
ヒド、カルボン酸、有機酸又は無機酸のエステル、エー
テル、酸アミド、酸無水物のアルコキシシランの如き含
酸素電子供与体、アンモニア、アミン、二l・リル、イ
ソシアネートの如き含窒素電子供与体などを用いること
ができる。
より具体的には、メタノール、エタノール、プロパツー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、オクタツール、ドデ
カノール、オクタデジルア・ルコール、ベンジルアルコ
ール、フェニルエチルアルコール、クミルアルコール、
イソプロピルベンジルアルコールなどの炭素数1ないし
18のアルコール類;フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、エチルフェノール、プロピルフェノール、ノニ
ルフェノール、クミルフェノール、ナフトールなどの低
級アルキル基を有してよい炭素数6ないし20のフェノ
ール類;アセi・ン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノンなどの
炭素数3ないし15のケトン類;アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズアル
デヒド、トルアルデヒド、ナフトアルデヒドなどの炭素
数2ないし15のアルデヒド類;ギ酸メチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オク
チル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酪酸
メチル、吉草酸エチル、クロル酢酸メチル、ジクロル酢
酸エチル、メタクリル酸メチル、りロトン酸エチル、シ
クロヘキサンカルボン酸エチル、安息香酸メチル、安息
香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息
香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、安息香酸フェ
ニル、安息香酸ベンジル、l・ルイル酸メチル、トルイ
ル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル
、アニス酸メチル、アニス酸エチル、エトキシ安息香酸
エチル、マロン酸ジプチル、isoプロピルマロン酸ジ
エチル、n−ブチルマロン酸ジエチル、フェニルマロン
酸ジエチル、2−アリルマロン酸ジエチル、ジisoブ
チルマロン酸ジエチル、ジnブチルマロン酸ジエチル、
コハク酸ジnブチル、メチルコハク酸ジエチル、エチル
コハク酸ジブチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ
ブチル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸ジオクチ
ル、ブチルマレイン酸ジプチル、ブチルマレイン酸ジエ
チル、フマル酸ジisoオクチル、イタコン酸ジエチル
、イタコン酸ジItブチル、シトラコン酸ジメチル、1
,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジエチル、1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸ジ2−エチルヘキシル、フ
タル酸ジメチル、フタル酸モノisoブチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸エチルnブチル、フタル酸ジnプロ
ピル、フタル酸n−ブチル、フタル酸isoブチル、フ
タル酸ジnヘプチル、フタル酸ジ2エチルヘキシル、フ
タル酸ジn−オクチル、フタル酸ジネオベンチル、フタ
ル酸ベンジルブチル、フタル酸ジフェニル、ナフタレン
ジカルボン酸ジ1so−ブチル、セバシン酸ジ2エチル
ヘキシル、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、
クマリン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭素数2ない
し30の有機酸エステル類;アセチルクロリド、ベンゾ
イルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸クロリド
などの炭素数2ないし15の酸ハライド類;メチルエー
テル、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチル
エーテル、イソアミルエーテル、テトラヒドロフラン、
アニソール、ジフェニルエーテルなどの炭素数2ないし
20のエーテル類、酢酸アミド、安息香酸アミド、トル
イル酸アミドなどの酸アミド類;メチルアミン、エチル
アミン、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジ
ン、トリベンジルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリ
ン、テトラメチルメチレンジアミン、テトラメチルエチ
レンジアミンなどのアミン類;アセトニトリル、ベンゾ
ニトリル、トルニトリルなどのニトリル類;亜リン酸ト
リメチル、亜リン酸トリエチルなどのp−o−c結合を
有する有機リン化合物;ケイ酸エチル、ジフェニルジメ
トキシシランなどのアルコキシシラン類;などを挙げる
ことができる。これら電子供与体は、2種以上用いるこ
とができる。
チタン触媒成分(A)に含有されていることが望ましい
電子供与体は、有機酸又は無機酸のエステル、アルコキ
シ(アリーロキシ)シラン化合物、エーテル、ケトン、
第三アミン、酸ハライド、酸無水物のような活性水素を
有しないものであり、とくに有iaエステルやアルコキ
シ(アリーロキシ)シラン化合物が好ましく、中でも芳
香族モノカルボン酸と炭素数1ないし8のアルコールと
のエステル、マロン酸、置換マロン酸、置換コハク酸、
マレイン酸、置換マレイン酸、1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸、フタル酸などのジカルボン酸と炭素数2
以上のアルコールとのエステルなどがとくに好ましい。
勿論これらの電子供与体は、必ずしもチタン触媒調製時
に原料として用いる必要はなく、他のこれらの電子供与
体に交換しうる化合物として使用し、使用し、触媒調製
過程でこれら電子供与体に変換させてよい。
前記例示の如き諸方法で得られるチタン触媒成分は、反
応終了後、液状の不活性炭化水素で充分に洗浄すること
によって精製できる。この目的に使用される不活性液体
炭化水素としては、n−ペンタン、イソペンタン、n−
ヘキサン、イソヘキサン、n−へブタン、n−オクタン
、イソオクタン、n−デカン、n−ドデカン、灯油、流
動パラフィンのような脂肪族炭化水素;シクロペンタン
、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサンのような脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、サイメンのような芳香族炭化水素;クロ
ルベンゼン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水
素あるいはこれらの混合物などを例示できる。
本発明に用いられる(B)有機金属化合物触媒成分の好
適なものは有機アルミニウム化合物であって、少なくと
も分子内に1個のAI−炭素結合を有する化合物が利用
でき、例えば、(i)一般式%式% 炭素原子通常工ないし15個、好ましくは1ないし4個
を含む炭化水素基で互いに同一でも異なってもよい、X
はハロゲン、mはO<m≦3、nは0≦n<3、pは0
≦p<3、qは0≦q<3の数であって、しかもm+n
+p+q=3である)で表わされる有機アルミニウム化
合物、(ii)−般式M’AIR’、(ここでM’はL
i、Na、にであり、R1は前記と同じ)で表わされる
第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物などを挙
げることができる。
前記の(i>に属する有機アルミニウム化合物としては
、次のものを例示できる。一般式%式% 前記と同じ。mは好ましくは1,5≦m≦3の数である
)。一般式RIIIIAIX、−Il (ここでR1は
前記と同じ。Xはハロゲン、mは好ましくは0くm<3
である)、一般式 RIIIl/M!H,、(ここでR
+は前記と同じ。mは好ましくは2≦m<3テアル)、
−ff1式R1、IN!(OR2)nX、(ここ輸 でR1およびR2は前と同じ。Xはハロゲン、0〈m≦
3.0≦n<3.0≦q<3で、m十n+q=3である
)で表わされるものなどを例示できる。
(i)に属するアルミニウム化合物において、より具体
的にはトリエチルアルミニウム、トリブチルアルミニウ
ムなどのトリアルキルアルミニウム、I・リイソプレニ
ルアルミニウムのようなトリアルケニルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウ
ムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシ
ド、エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアル
ミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアルミニウム
セスキアルコキシドのほかに、R’z、sAt’(OR
4)。、5などで表わされる平均組成を有する部分的に
アルコキシ化されたアルキルアルミニウム、ジエチルア
ルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウムクロリド、
ジエチルアルミニウムプロミドのようなジアルキルアル
ミニウムハライド、エチルアルミニウムセスキクロリド
、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニ
ウムセスキプロミドのようなアルキルアルミニウムセス
キハライド、エチルアルミニウムジクロリド、プロピル
アルミニウムジクロリド、ブチルアルミニウムジブロミ
ドなどのようなアルキルアルミニウムシバライドなどの
部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニウム、ジエ
チルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒド
リドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド、エチルア
ルミニウムジクドリド、プロビルアルミニウムジヒドリ
ドなどのアルキルアルミニウムハラドリドなどの部分的
に水素化されたアルキルアルミニウム、エチルアルミニ
ウムエトキシクロリド、ブチルアルミニウムブトキシク
ロリド、エチルアルミニウムエトキシドプロミドなどの
部分的にアルコキシ化およびハロゲン化されたアルキル
アルミニウムである。また(i)に類似する化合物とし
て、酸素原子や窒素原子を介して2以上のアルミニウム
が結合した有機アルミニウム化合物であってもよい、こ
のような化合物として例えば(CzHq)2A10Al
(CaH2)2、(C4H* ) 2 A 10 A 
l (C4Hs ) 2、(C2H1)xAINAI(
C2H5)2、C,R5 などを例示できる。前記(ii )に属する化合物とし
ては、LiAt’(C2HsL、L 1AN(CtH+
s)<などを例示できる。これらの中では、とくにトリ
アルキルアルミニウム又はl・リアルキルアルミニウム
とアルキルアルミニウムハライド又はアルミニウムハラ
イドとの混合物を用いるのが好ましい。
触媒成分(C)として使用される電子供与体の例は、ア
ミン類、アミド類、エーテル類、ケトン類、ニトリル類
、ホスフィン類、スチビン類、アルシン類、ホスホルア
ミド類、エステル類、チオエーテル類、チオエステル類
、酸無水物類、酸ハライド類、アルデヒド類、アルコレ
ート類、アルコキシ(アリーロキシ)シラン類、有機酸
類および周期律表の第1族ないし第4族に属する金属の
アミド類および塩類などである。塩類は、有機酸と触媒
成分(B)として用いられる有機金属化合物との反応に
よってその場で形成させることもできる。
これらの具体例としては、例、えばチタン触媒成分(A
)に含有される電子供与体として先に例示したものから
選ぶことができる。良好な結果は、有機酸エステル、ア
ルコキシ(アリーロキシ)シラン化合物、エーテル、ケ
トン、酸無水物、アミンなどを用いた場合に得られる。
とくにチタン触媒成分(A)中の電子供与体がモノカル
ボン酸エステルである場合には、成分(C)としての電
子供与体は、芳香族カルボン酸のアルキルエステルであ
ることが望ましい。
またチタン触媒成分(A)中の電子供与体が、先に好ま
しいものとして例示したジカルボン酸と炭素数2以上の
アルコールとのエステルである場合には、一般式Rn 
S; (o RIL−11(式中、R1R1は炭化水素
基、0≦n〈4)で表わされるアルコキシ(アリーロキ
シ)シラン化合物や立体障害の大きいアミンを成分(C
)として用いることが好ましい。上記アルコキシ(アリ
ーロキシ)シラン化合物の具体例としては、トリメチル
メトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン、ジフェ
ニルジメトキシシラン、メチルフエニルジメトキシシラ
ン、ジフェニルジェトキシシラン、エチルトリメトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキ
シシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−クロルプ
ロピルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ブチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、クロ
ルトリエトキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラ
ン、ビニルトリブトキシシラン、ケイ酸エチル、ケイ酸
ブチル、トリメチルフェノキシシラン、メチルトリアリ
ロキシ(allyloxy)シラン、ビニルトリス(β
−メトキシエトキシシラン)、ビニルトリアセトキシシ
ラン、ジメチルテトラエトキシジシロキサンなどであり
、とりわけメチルトリメトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニル
トリエトキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、ジフ
ェニルジメトキシシラン、メチルフエニルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジェトキシシラン、ケイ酸エチルなど
が好ましい。
また前記立体障害の大きいアミンとしては、2゜2.6
,6−チトラメチルピベリジン、2,2,5゜5−テト
ラメチルピロリジン、あるいはこれらの誘導体、テトラ
メチルメチレンジアミンなどがとくに好適である。
本発明の分枝a−オレフィン系ランダム共重合体の製造
は、上記チタン触媒成分(A)、上記有機金属化合物触
媒成分(B)および上記電子供与体触媒成分(C)から
形成される触媒の存在下に不活性炭化水素溶媒中でまた
は溶媒を用いないで、炭素原子数が5ないし10の範囲
にあってかつ3位以上の位置に分校を有する分枝a−オ
レフィン、炭素原子数が6ないし20の範囲にあるa、
ω−非共役ジエンおよび必要に応じて炭素原子が2ない
し20の直鎖a−オレフィンを共重合させることにより
実施される。共重合の際の該分枝a−オレフィン、該非
共役ジエンおよび該直11a−オレフィンの供給割合は
該分枝a−オレフィンが通常70ないし99.9重量%
、好ましくは75ないし99.9重量%、該非共役ジエ
ンが0.1ないし30重量%、好ましくは0.工ないし
25重量%、該直@a−オレフィンが0ないし20重量
%、好ましくは0ないし15重量%の範囲である。
本発明の方法において、共重合反応は液相、気相の何れ
の相においても行うことができるが、とくに液相におい
て共重合体が懸濁液を形成する条件下で行うのが好まし
い。
液相で共重合反応を行う場合はヘキサン、ヘプタン、灯
油のような不活性溶媒を反応媒体としてもよいが、オレ
フィンそれ自身を反応媒体とすることもできる。触媒の
使用割合は反応容積12当り、チタン触媒成分(A)を
チタン原子に換算して0.001ないし500ミリモル
、とくに0.005ないし200ミリモルとするのが好
ましく、また有機アルミニウム化合物(B)をAl/T
i(原子比)が0.1ないし1000、とくに0.5な
いし500となるような割合で用いるのが好ましい。
また触媒成分(C)は、(A)成分に担持されていても
よく、(B)成分の一部と付加させて用いてもよく、ま
た!!離の状態で重合系に添加してもよい。
いずれにしても触媒成分(C)は、チタン原子1モル当
り0.1ないし200モル、とくに0.2ないし50モ
ル程度存在させればよい。
共重合温度は適宜に選択でき、好ましくは約20ないし
約200℃、−層好ましくは約50ないし約180℃程
度、圧力も適宜に選択でき、大気圧ないし約100kg
/am2、好ましくは約2ないし約50kg/cm2程
度の加圧条件下で行うのが好ましい。
分子量の調節は、重合温度、触媒成分の使用割合などの
重合条件を変えることによっである程度調節できるが、
重合系中に水素を添加するのが最も効果的である。
共重合に用いられる不活性炭化水素溶媒としては、プロ
パン、ブタン、n−ペンタン、イソ−ペンタン、n−ヘ
キサン、イソヘキサン、n−へブタン、n−オクタン、
イソオクタン、n−デカン、n−ドデカン、灯油などの
脂肪族炭化水素、シクロペンタン、メチルシクロペンク
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンのような脂
環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンのような
芳香族炭化水素、メチレンクロリド、エチルクロリド、
エチレンクロリド、クロルベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素などを例示することができ、中でも脂環族炭化
水素、とくに炭素数4ないし10の脂肪族炭化水素が好
ましい。
本発明の方法において重合原料として使用される分枝a
−オレフィン成分は、炭素原子数が5ないし10の範囲
にありかつ3位以上の位置に分校を有するa−オレフィ
ンであり、具体的には3−/チに−1−1fン、4−メ
チル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−
メチル−1−ヘキセン、3−メチル−1−ヘキセン、4
−メチル−1−オクテン、3−メチル−1−オクテン、
4−メチル−1−/ネンなどを例示することができる。
本発明の方法において重合原料として使用されるa、ω
−非共役ジエン成分は炭素原子数が6ないし20の範囲
にあろα、ω−非共役ジエン成分・ であり、具体的に
は1.5−ヘキサジエン、1,6−へブタジェン、1.
7−オクタデセン、1.8−7ナノエン、1,9−デカ
ジエン、1.11−ドデカツエン、1,13−テトラデ
カジエン、i、is−ヘキサデカジエン、1.17−オ
クタデカジエン、1,19−エイコノエンなどを具体的
に例示することがで慇る。
本発明の方法において重合原料として必要に応じて直鎖
α−オレフィン成分は炭素原子数が2ないし20の範囲
にある直鎖α−オレフィン成分であり、具体的にはエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン
、1−へキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセ
ンなどを例示することができる。
本発明の方法においては、前述の各条件の中から適宜に
選択し、分校α−オレフィン、a、ω−非共役ノエンお
よび必要に応じて直鎖a−オレフィンを共重合させ、そ
の際該分枝a−オレフィンに白米する繰り返し単位(a
)、該a、ω−非共役ノエンに白米する繰り返し単位(
b)および該直鎖a−オレフィン成分に白米する繰り返
し単位(c)がそれぞれ前記の組成となるように重合原
料の供給割合を調整し、135℃のデカリン中で測定し
た極限粘度[り]が前記範囲となるように共重合させる
ことにより、本発明の分枝a−オレフィン系ランダム共
重合体を得ることができる。
本発明の分枝α−オレフィン系ランダム共重合体は、分
枝a−オレフィンの単独重合体にくらべれば比較的低結
晶性であるが、ガラス転移温度が高く、耐熱性に優れで
おり、しかも射出成形、押出成形などあ溶融成形におい
て反りお上りヒケが着しく改善されているという特徴が
ある。さらに、本発明の分枝a−オレフィン系ランダム
共重合体は優れた割振性能、とくに高温における制振性
能に優れているので、制振材の素材としで適している。
実施例1 〈チタン触媒成分(A)の調製〉 無水塩化マグネシウム4.76g(50m+mol)、
デカン25m1および2−エチルヘキシル7ルコール加
熱反応を行い均一溶液とした後、この溶液中に無水7タ
ル酸1.11g(7,5mmol)を添加し、130℃
にて更に1時間攪拌部合を行い、無水7タル酸を該均一
溶液に溶解させる。この様にして得られた均一溶液を室
温に冷却した後、−20℃に保持された四塩化チタン2
00m1(1,8+*ol)中に1時間に互って全量滴
下装入する。装入終了後、この混合液の温度を4時間か
けて110℃に昇温し、110℃に達したところでジイ
ソブチル7タレー) 2.68mj! (12,5Io
l)を添加しこれより2時間同温度にで攪拌下保持する
。2時間の反応終了後熱濾過にて固体部を採取し、この
固体部を200mj!のT iC1,にて再懸濁させた
後、再1110℃で2時間、加熱反応を行う。反応終了
後、再び熱濾過にて固体部を採取し、110℃デカン及
びヘキサンにて、洗液中に遊離のチタン化合物が検出さ
れなくなる迄充分洗浄する。以上の製造方法にて合成さ
れたチタン触媒成分(A)はヘキサンスラリーとして保
存するが、このうち一部を触媒組成を調べる目的で乾燥
する。この様にして得られたチタン触媒成分(A)の組
成はチタン3.1重量%、塩素56.0重量%、マグネ
シウム17゜0重量%お上びジイソブチルフタレート2
0.9重量%であった。
く重合〉 11のオートクレーブに、500■lの4−メチル−1
−ペンテン、4.9論lの1,5−へキサジエン、ln
molのトリエチルアルミニウムolのトリメチルメト
キシシラン、チタン原子に換算してo,o o s−輸
o1のチタン触媒成分(A)を添加し、50℃で12分
間重合を行った。メタ/−ルを加えて重合を停止した後
、大量のメタノール中でポリマーを全量析出させ、ろ過
により分離後、真空乾燥した。重合結果なら1に物性測
定結果を表1に示した.該共重合体において、l’c−
NMR分析の結果から、1.5−ヘキサノエン成分にな
る構造を形成しでおりかつ1,5−ヘキサノエン成分の
うちの99%以上がこの環構造を形成していることを確
認した。すなわち、1,5−ヘキサノエンと4−メチル
ペンテン−1の共重合体では、1,5−ヘキサジエンは
環化して次の構造を形成する。これは、本共重合体がI
Rで末端ビニルに特有の9 1 0cm−’、9 9 
0 cm−’に吸収をもたないこと、”C − N M
 Rで二重結合に関与する炭素ピークが認められないこ
とから示唆され、さらには、本共重合体の”C−NMR
スペクトル上の各ピークは、高磁場側から7MS基準で
、cis    cis/lrans trans   cis/lrans jrln3    cis/1ranscis    
cis/1rans jrB13   cis/1rans cis    cis/1rans cis/1rans   eis/1ransと帰属で
きた。
従って、本共重合体は の構造をもつと確認できた。
実施例2〜4 触媒成分の使用量、1.5−ヘキサクエンの使用量、重
合温度、時間を表1に示すように変えた以外は実施例1
と同様に重合を行った0重合結果ならびに分析結果を表
1に示した。得られた共重合体において、1,5−ヘキ
サジエン成分に白米する繰り返し単位は実施例1と同様
にIffC−NMR分CH2−−べH2 でありかつ1,5−ヘキサノエン成分の99%以上がこ
の環構造を形成していることを確認した。
実施例5 モノマーとして、4−メチル−1−ペンテン(分枝a−
オレフィン)、1.5−ヘキサジエン(α、ω−非共役
シエン)を用いた以外に、少量のドデセン(a−オレフ
ィン)を加え、表1に示す条件で重合を行ったー以外は
実施例1と同様に重合を行った。
結果を表1に示した。得られた共重合体において、1.
5−ヘキサジエン成分に白米する繰り返し単位は実施例
1と同様に13cmNMR分析およびCH2−CI。
でありかつ1.5−へキサジエン成分の99%以上がこ
の環構造を形成していることを確認した。
共重合体中の4ニメチル−1−ペンテン成分の含有率は
95.2重量%であり、1−デセン成分の含有率は3.
5重量%であった。
実施例6〜8 a、ω−非共役ノエンとして1.7−オクタノエンある
いは1,6−へブタジェンを用い、表1に示す条件で重
合を行った以外は実施例1と同様に重合を行った。結果
を表1に示した。得られた共重合体において、”C−N
MR分析およびIR分析の結果から、1.7−オクタジ
エン成分に白米する繰り返えし単位のうちの33%が CH2CH2でありかつ残りの67% CH2−CI+□ を形成していることを確認しく実施例6お上り7)、1
.6−へブタジェン成分に白米する繰り返し単CH。
ヘプタジ二ン成分の95%以上がこの環構造を形成して
いることを確認した(実施例8)。
比較例1 実施例1においてα、ω−非共役非共役全エン用いず、
表1に示す条件で重合を行った。結果を表1に示した。
割振性能を示すTanδの値は小さかった。
比較例2 実施例5においてα、ω−、ω−ジエンを全く用いず、
表1に示す条件で重合を行った。結果を表1に示した。
割振性能を示すTanδの値は小さかった。
比較例3 モノマーとしでα、ω−非共役非共役全エンず、4−メ
チル−1−ペンテンとヘキセンの共重合を行った。結果
を表1に示した。結晶化度は低くなり制振性能は優れる
がTgが低く、高温度下での性能がよくないことがわか
った。
[発明の効果] 本発明の分枝α−才しフィン系ランダム共重合体は、分
枝a−オレフィンの単独重合体にくらべれば比較的低結
晶性であるが、ガラス転移温度が高く、耐熱性に優れて
おり、しかも射出成形、押出成形などの溶融成形におい
て反りおよびヒケが着しく改善されているという特徴が
ある。さらに、本発明の分枝α−オレフィン系ランダム
共重合体は優れた割振性能、とくに高温における割振性
能に優れているので、割振材の素材として適している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素原子数が5ないし10の範囲にありかつ3位
    以上の位置に分枝を有する分枝α−オレフィン成分、炭
    素原子数が6ないし20の範囲にあるα,ω−非共役ジ
    エン成分および必要に応じて炭素原子数が2ないし20
    の範囲にある直鎖α−オレフィン成分から成る分枝α−
    オレフィン系ランダム共重合体であって、 (i)該分枝α−オレフィンに由来する繰り返し単位(
    a)が70ないし99.9重量%、該α,ω−非共役ジ
    エンに由来する繰り返し単位(b)が0.1ないし30
    重量%および該直鎖α−オレフィン成分に由来する繰り
    返し単位(c)が0ないし20重量%の範囲にあり、 (ii)135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η
    ]が0.5ないし10dl/gの範囲にあり、(iii
    )X線回折法によって測定した結晶化度[Xc]が0〜
    50%の範囲にあり、 (iv)ガラス転移温度[Tg]が30ないし60℃の
    範囲にあり、および (v)沃素が0ないし10の範囲にある、 ことによって特徴づけられる分枝α−オレフィン系ラン
    ダム共重合体。
  2. (2)(A)マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電
    子供与体を必須成分として含有する高活性高立体規則性
    チタン触媒成分、 (B)有機アルミニウム化合物触媒成分、および(C)
    電子供与体、 から形成される触媒の存在下に、炭素原子数が5ないし
    10の範囲にあってかつ3位以上の位置に分枝α−オレ
    フィン、炭素原子数が6ないし20の範囲にあるα,ω
    −非共役ジエン成分および必要に応じて炭素原子数が2
    ないし20の直鎖α−オレフィンを共重合させることに
    より、該α−オレフィンに由来する繰り返し単位(a)
    が70ないし99.9重量%および該α,ω−非共役ジ
    エンに由来する繰り返し単位(b)が0.1ないし70
    重量%および該直鎖α−オレフィンに由来する繰り返し
    単位(c)が0ないし20モル%の範囲にあり、135
    ℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.5ない
    し10dl/gの範囲にあり、X線回折法によって測定
    した結晶化度[Xc]が0ないし50%の範囲にあり、
    ガラス転移温度[Tg]が30ないし60℃の範囲にあ
    り、および沃素価が0ないし10の範囲にある分枝α−
    オレフィン系ランダム共重合体を製造する方法。
JP62285613A 1987-11-13 1987-11-13 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法 Expired - Lifetime JP2538625B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62285613A JP2538625B2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法
US07/269,577 US4931526A (en) 1987-11-13 1988-11-10 α-olefinic random copolymer and production process thereof
AU25057/88A AU608094B2 (en) 1987-11-13 1988-11-11 Alpha-olefinic random copolymer and production process thereof
NZ226933A NZ226933A (en) 1987-11-13 1988-11-11 Polymers comprising c 5 -c 10 #a#-olefin and an #a#, #l#-non-conjugated diene
KR1019880014882A KR920000469B1 (ko) 1987-11-13 1988-11-12 알파-올레핀 랜덤 공중합체 및 그의 제조방법
EP88310730A EP0317240A1 (en) 1987-11-13 1988-11-14 Alpha-olefinic random copolymer and production process thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62285613A JP2538625B2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129007A true JPH01129007A (ja) 1989-05-22
JP2538625B2 JP2538625B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=17693794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62285613A Expired - Lifetime JP2538625B2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4931526A (ja)
EP (1) EP0317240A1 (ja)
JP (1) JP2538625B2 (ja)
KR (1) KR920000469B1 (ja)
AU (1) AU608094B2 (ja)
NZ (1) NZ226933A (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5208304A (en) * 1989-12-19 1993-05-04 Board Of Trustees, Leland Stanford Junior University Stereoregular cyclopolymers and method
US5104956A (en) * 1989-12-19 1992-04-14 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior Univ. Stereoregular cyclopolymers and method
WO1991017194A1 (en) * 1990-05-07 1991-11-14 Exxon Chemical Patents Inc. UNSATURATED α-OLEFIN COPOLYMERS AND METHOD FOR PREPARATION THEREOF
IT1246774B (it) * 1991-04-12 1994-11-26 Himont Inc Processo per la preparazione di ciclopolimeri dell'1,5-esadiene altamente cristallini ed aventi alto punto di fusione e prodotti cosi` ottenuti.
US5767215A (en) * 1991-05-09 1998-06-16 Borealis Holding A/S Coarse-grained polyolefin, its production method and a catalyst used in the method
TW299335B (ja) * 1992-01-24 1997-03-01 Mitsui Petroleum Chemicals Ind
TW213478B (ja) * 1992-03-06 1993-09-21 Mitsui Petroleum Chemicals Ind
CA2127926C (en) * 1993-07-14 1997-09-23 Masaaki Kawasaki Higher .alpha.-olefin copolymer, process for the preparation of the same, rubber composition comprising the same, and rubber molded product comprising the same
AU7602794A (en) * 1993-09-01 1995-03-22 Mobil Oil Corporation Novel cyclopolymerization polymers from non-conjugated dienes
US5999907A (en) 1993-12-06 1999-12-07 Donner; Irah H. Intellectual property audit system
US5814714A (en) * 1995-11-30 1998-09-29 The Dow Chemical Company Mono-olefin/polyene interpolymers, method of preparation, compositions containing the same, and articles made thereof
DE19622272A1 (de) * 1996-06-03 1997-12-04 Basf Ag Copolymere von Alk-1-enen und a,beta-Dienen mit erhöhtem Viskositätsindex
EP0952162A1 (en) 1998-04-24 1999-10-27 Fina Research S.A. Production of Ziegler-Natta catalysts
US6294631B1 (en) 1998-12-15 2001-09-25 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Hyperbranched polymers by coordination polymerization
WO2004067589A1 (en) * 2003-01-24 2004-08-12 Cornell Research Foundation, Inc. Vinyl functional olefin polymers
CN102382224B (zh) 2004-06-10 2014-05-21 三井化学株式会社 烯烃系聚合物及其用途
WO2021188361A1 (en) * 2020-03-20 2021-09-23 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Linear alpha-olefin copolymers and impact copolymers thereof

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE632633A (ja) * 1962-05-23
CA980498A (en) * 1971-04-16 1975-12-23 Du Pont Of Canada Limited Ethylene polymers with long chain branching
US4340705A (en) * 1976-06-10 1982-07-20 The Goodyear Tire & Rubber Company Preparation of interpolymers of alpha-olefins and nonconjugated alpha, omega-polyenes
EP0018737B1 (en) * 1979-04-11 1983-11-09 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Process for producing spherical carrier particles for olefin polymerisation catalyst, catalyst comprising such carrier particles, and use of such catalyst in olefin polymerisation
DE3021273A1 (de) * 1979-06-12 1981-01-08 Mitsubishi Petrochemical Co Ungesaettigte mischpolymerisate
NL8502747A (nl) * 1985-10-09 1987-05-04 Stamicarbon Gemodificeerd polyetheen, werkwijze voor het bereiden van gemodificeerd polyetheen, en produkten vervaardigd uit gemodificeerd polyetheen.

Also Published As

Publication number Publication date
AU608094B2 (en) 1991-03-21
JP2538625B2 (ja) 1996-09-25
US4931526A (en) 1990-06-05
KR890008187A (ko) 1989-07-10
NZ226933A (en) 1991-04-26
EP0317240A1 (en) 1989-05-24
KR920000469B1 (ko) 1992-01-14
AU2505788A (en) 1989-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4822840A (en) Low-crystalline propylene random copolymer composition, process for production thereof, and polypropylene composite laminated structure
JPH01129007A (ja) 分枝α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法
JPS631968B2 (ja)
JP2788012B2 (ja) オレフィン重合用予備重合触媒成分、オレフィン重合用触媒およびこの触媒を用いたオレフィンの重合方法
WO1999007747A1 (fr) Procede de preparation de (co)polymeres d'olefines, copolymeres d'olefines, et utilisation de ceux-ci
JPS6312886B2 (ja)
KR910008818B1 (ko) 가지형 알파-올레핀계 중합체 조성물 및 그 제조방법
JP2980071B2 (ja) 防振ゴム、ゴムロールおよびタイヤ振動部のカバー材
JPH02229805A (ja) オレフィンの重合方法およびオレフィン重合用触媒
JP2790870B2 (ja) オレフィン重合用触媒成分の製造方法
JPH0730132B2 (ja) プロピレン系ランダム共重合体
JP2883356B2 (ja) 3―メチル―1―ブテン重合体単位含有組成物
JPS5947210A (ja) オレフイン共重合体の製造方法
JP2003119216A (ja) プロピレン−エチレンランダム共重合体及びその製造方法
JP2514974B2 (ja) 分枝α―オレフィン系重合体の製造方法
JP2984364B2 (ja) プロピレン系共重合体の製造方法、プロピレン系共重合体、プロピレン系共重合体組成物、およびそれらの用途
JP3252837B2 (ja) 樹脂改質材
JPH0768308B2 (ja) α−オレフイン系ランダム共重合体およびその製法
JPH06104681B2 (ja) ゴム状エチレン共重合体の製造方法
JP2883357B2 (ja) ポリプロピレンフィルム
JPH0788406B2 (ja) プロピレン系ランダム共重合体の製法
JP2572749B2 (ja) プロピレン系ランダム共重合体およびその製法
JPH02167312A (ja) オレフィン重合用触媒成分、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JP2795481B2 (ja) ポリプロピレン射出成形体
JPH0725837B2 (ja) 分枝α−オレフイン系重合体組成物およびその製法