JPH01126400A - シクロデキストリン洗浄組成物 - Google Patents

シクロデキストリン洗浄組成物

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JPH01126400A
JPH01126400A JP18703388A JP18703388A JPH01126400A JP H01126400 A JPH01126400 A JP H01126400A JP 18703388 A JP18703388 A JP 18703388A JP 18703388 A JP18703388 A JP 18703388A JP H01126400 A JPH01126400 A JP H01126400A
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JP
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cyclodextrin
surfactant
sodium
environment
salt
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Application number
JP18703388A
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English (en)
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Pyare Khanna
パイアレ カンナ
Robert Dworschack
ロバート ドゥウォースチャック
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Original Assignee
Microgenics Corp
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Publication date
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/22Carbohydrates or derivatives thereof
    • C11D3/222Natural or synthetic polysaccharides, e.g. cellulose, starch, gum, alginic acid or cyclodextrin

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の溶液および表面から界面活性剤を除去
するための方法に関する。
〔発明の背景〕
洗剤としても知られている界面活性剤は、種々の表面か
ら汚れおよび油等を取り除く上で広範な用途が知られる
、両親媒性の化合物である。しかしながら、界面活性剤
分子は、洗浄された表面に粘着する傾向があるので、得
られる表面は、一般に界面活性剤化合物の汚染を免れな
い。
多数の製品が、洗浄された表面から洗剤を除去する目的
で提供されている。一般に、これらはすすぎ剤として知
られ、殆んどが非イオン性またはイオン性界面活性剤を
含む。しかしながら、かかる手段は、しばしば−の界面
活性剤を他のもので置換するにすぎい。デキストリンの
ような澱粉分解物を含むすすぎ剤組酸物の他の成分は、
表面からカルシウムイオンを除去し、そしてカルシウム
の堆積を防ぐ目的で提供されている。しかしながら、表
面から界面活性剤を除去し得るすすぎ剤のさらなる開発
の必要性は依然として存在する。
さらに、殆んどのすすぎ剤は、すすぐ固体表面について
使用するために溶液として提供されている。しかし、あ
る場合には、溶液から界面活性剤を除去することが有利
になるであろう。従って、溶液から界面活性剤を除去し
得る固相剤の開発もまた要望される。
〔発明の概要〕
本発明は、シクロデキストリンを界面活性剤を含有する
環境と接触させ、そして次にシクロデキストリン包接界
面活性剤を環境から分離する表面および溶液から界面活
性剤を除去する方法を提供するものである。具体的には
、環境は、界面活性剤が除去されたものに由来する水溶
液であるか、または前もって界面活性剤と接触した(で
洗浄された)表面である。シクロデキストリンは、可溶
性かまたは不溶性のいずれかの状態で供給することがで
きる0例えば、シクロデキストリン水溶液は、前もって
洗浄した表面上の界面活性剤を除去するために、その表
面と接触される。溶液あるいは溶液と共に存在するかも
しくは溶液と接触している表面、粒子または溶性物質か
ら界面活性剤を除去する場合には、シクロデキストリン
は不溶性の状態で供給される。
〔具体的な態様の記載〕
シクロデキストリンは、環状アミロースである。
3つのタイプのシクロヘキサアミロース(α−シクロデ
キストリン)、シクロへブタアミロース(β−シクロデ
キストリン)およびシクロオクタアミロース(γ−シク
ロデキストリン)が知られている。これらの環状アミロ
ースは包接化合物(タラスレート化合物)を形成し、数
多くの種々の有機分子を捕捉し得ることが既知である。
しかしながら、シクロデキストリンを用いて界面活性剤
を捕捉し、そして溶液または表面からそれらを除去する
ことは、本発明前には知られていなかった。かかる使用
は、界面活性剤が両親媒性の特質を有するために予期す
ることは困難である。
シクロデキストリンは、周知の化合物であり、そして商
業的に入手可能である。それらの特性および製造方法は
、例えば、Bender等、シクロデキストリンの化学
(Cyclodextrin Chemistry)、
Springer−Verlag、 New York
、 1978 (96頁以降、製本)  ; Fren
ch、担iv、Carboh dr、 Chew、 (
1957)12 :  189〜260  ;  Th
oma等、5tarch : Chen+1strya
nd Technology、 Vol、 1. Wh
istler等、編、Academic Press+
 New York、 1965+209〜249頁;
およびCramer等、NaLuriviss、 (1
967) 154  :625〜635を参照のこと。
化合物は天然物であり、澱粉に対するバシラス・マセラ
ンス(Bacillusmacerans)のアミラー
ゼの作用で得られる。
シクロデキストリンは、いくらかの洗剤を溶液または固
体表面から除去するために使用することができる。少な
くとも洗剤分子の一部分をシクロデキストリンの内部空
間に捕捉すると思われるが、その作用モードは定かでな
い。しかしながら、洗剤分子の全体をその内部空間に取
り込まねばならないかは明らかでない。相異なるシクロ
デキストリンが同じ洗剤を環境から除去し得るので、厳
密な適合性が必要であるとは思えない。
すべての3種のシクロデキストリンが、界面活性剤の除
去に有効であるとはいえ、シクロデキストリンの内部空
間の大きさに界面活性剤の大きさが調和することにより
有利に目的が達成される。
従って、コール酸に由来するもののように大きな界面活
性剤は、最も大きな内部空間を有するγ−シクロデキス
トリンを用いて最も迅速に除去される。より小さな界面
活性剤、例えば脂肪酸塩および脂肪族スルホン酸塩は、
3種のシクロデキストリンの中で最も小さな内部空間を
有するα−シクロデキストリンにより最も迅速に除去さ
れる。
また、好ましくは相分離方法(例えば、濾過)により、
界面活性剤が除去される環境から容易に分離することが
できる形態で、シクロデキストリンを供給することによ
り有利に目的が達成される。
例えば、水溶液中に溶解している可溶化シクロデキスト
リンは、特に、界面活性剤を固体表面から除去するため
のすすぎ液として用いるために好ましい。可溶性シクロ
デキストリンは、界面活性剤を溶液から除去する場合に
は、シクロデキストリン界面活性剤包接化合物が溶液中
に残存する傾向があるため、有用性が減少する。
しかしながら、可溶性のシクロデキストリンを含む溶液
を、所望の界面活性剤が除去される溶液と混合する場合
、シクロデキストリンによる界面活性剤の捕捉および保
持は、界面活性剤が溶液と相互作用をすることが自由で
ないので、溶液から界面活性剤の除去を伴うことをある
程度考慮することができる。しかしながら、この適用の
目的には、かかる相互作用は界面活性剤の除去よりむし
ろ中和にあると解することができるであろう。
従って、固相、例えばポリスチレンまたはラテックスビ
ーズに固定されているシクロデキストリンは、溶液中で
界面活性剤を中和することより、むしろ溶液から界面活
性剤を現実に除去するためにはより有用である。固相と
して固体粒子または他のものに固定されているシクロデ
キストリンを提供することは、濾過または類似の手段に
よる容易な相分離を可能にする。シクロデキストリンの
ような生物学的分子を固体表面に結合するための膨大な
数の方法が開発されており、いずれか既知であるか、ま
たは本明細書に後述される方法を使用することができる
。一般に、これらの方法は、シクロデキストリンの水酸
基と固体表面上の反応基または固体表面に共有結合を形
成する他の末端を有する二官能性分子の−の末端のいず
れかとの間の共有結合の形成を包含する。概して、官能
基は、固体の表面に存在するか、または表面を変性し共
有結合形成反応の一部となり得る官能基を含む。例えば
、アミノおよび/またはカルボキシ基が、ポリアミドの
末端として存在する。水酸基は、セルロース系誘導体中
に存在する。ポリスチレンのベンゼン環は、変性して水
酸基またはクロロメチル基のような官能基を含ませるこ
とができる。
殆んどの有機物の表面は、酸化してカルボキシレート基
を形成することができる。シクロデキストリンの界面活
性剤除去容量が配座の変化に鋭敏でないので、二官能性
試薬を用いて固体表面上の官能基にシクロデキストリン
を共有結合することは、十分に当業者の技術的範囲内に
ある。商業的に入手可能なシクロデキストリンポリマー
もまた有用である。適当な大きさのビーズまたは他の成
形物に成形した場合は、濾過によりポリマー化したシク
ロデキストリンを分離することができる。
シクロデキストリンが固定されている固体の形状は、本
発明の実施に対して重要でない、しかしながら、細孔の
壁に結合したシクロデキストリンを保持する多機細孔性
物質は、その外面の総表面より実際の固体表面がはるか
に大きいため、結合を生じ得る表面積は大幅に増加する
また−船釣には、固体に結合したシクロデキストリンの
懸濁液は、界面活性剤で汚染されている表面とかかる水
溶性懸濁液の最初の接触が、界面活性剤の一部かまたは
全部の水溶液中への溶解をもたらすので、かかる表面か
ら界面活性剤を除去する上で有用であろう、このような
懸濁液における表面結合性シクロデキストリンの存在は
、界面活性剤を汚染した表面から実質的に除去してしま
うまで、この溶解反応の平衡をシフトする(十分量のシ
クロデキストリンが存在することになる)。
問題の表面は、溶液中の酵素または他のタンパクのよう
な生物活性分子の表面であり得ることが認識されるであ
ろう、従って、固相シクロデキストリンにより溶液から
界面活性剤を除去できる状況は、そればかりか、溶液中
の生物学的な分子の表面から界面活性剤を除去し得る可
能性もある。それにもかかわらず、比較的小さな可溶性
の生体高分子が濾過により、比較的大きな粒子に結合し
ているシクロデキストリンから分離することができるの
で、固相シクロデキストリンは、容易な相分離をもたら
すことができる。
いかなる量のシクロデキストリンの使用も処理される表
面における界面活性剤の量を減少する。
従って、本発明の最も広い態様の範囲内には、いかなる
量のシクロデキストリンの使用をも包含される。しかし
ながら、過度の平衡時間を要求されることなく痕跡量の
洗剤を除去するには、ある程度過剰モルのシクロデキス
トリンを使用するのが好ましい。一般に、満足し得るす
すぎ液は、0.01(W/V)%のシクロデキストリン
から使用されるシクロデキストリンの溶解度の限度いっ
ばいまでを含む水溶液として調製することができる。種
々な量の界面活性!1の除去は、?様なすすぎ方法によ
り達成され、複数回のすすぎを繰り返し、そして多量の
すすぎ剤を使用することにより界面活性剤の最高の除去
を達成する。同様に、固体に結合したシクロデキストリ
ンを用いる場合にも、使用量は満足すべき結果を伴いな
がら広範囲に渡って変化させることができる。溶液から
界面活性剤を除去するのに、有効な表面積を高めるため
には、小さな粒子かまたは多孔質表面に結合しているシ
クロデキストリンを供給することが好ましい。多孔質ビ
ーズまたは類似物のカラムは、容易に調製することがで
き、そしてシクロデキストリンを含むカラムを通して界
面活性剤含有溶液を流すことにより、溶液からか、また
はかかる溶液中に存在する可溶性分子の表面からシクロ
デキストリンを取り除くことができる。
広範な種々の界面活性剤は、シクロデキストリンを使用
して表面および溶液から除去することができる。本発明
により除去することができる適当な洗剤化合物の具体例
は、次のものを包含する。
水溶性の石ケン、例えば高級脂肪酸(C,。〜Czz)
のナトリウム、カリウム、アンモニウムおよびアルカノ
ールアンモニウム塩であり、そして特に牛脂(または羊
脂)およびココナツツ石ケンのナトリウムおよびカリウ
ム製品が挙げられる。
陰イオン合成非石ケン洗剤は、それらの分子構造中に約
8〜22の炭素原子を有するアルキル基および硫酸およ
びスルホン酸よりなる基から選ばれる基を有する有機硫
酸反応生成物の水溶性塩として表すことができる。これ
らの例は、牛脂(もしくは羊脂)またはココナツツ油に
由来するアルキル硫酸のナトリウム塩またはカリウム塩
;アルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩またはカ
リウム塩;アルキルグリセリルエーテルスルホン酸ナト
リウム塩;ココナツツ油の脂肪酸グリセリルエーテルス
ルホン酸および硫酸のナトリウム塩;高級脂肪アルコー
ル1モルおよびエチレンオキシド約1〜6モルの反応生
成物の硫酸エステルのナトリウムまたはカリウム塩;1
分子当たり1〜10の構成単位のエチレンオキシドを有
し、かつアルキル基が8〜12の炭素原子を含有するア
ルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルホン酸
のナトリウム塩またはカリウム塩;脂肪酸をイセチオン
酸でエステル化し、そして水酸化ナトリウムで中和した
反応生成物;メチルタウリンの脂肪酸アミドのナトリウ
ム塩またはカリウム塩;およびS O3−スルホン化C
l l)〜CHのα−オレフィンナトリウム塩またはカ
リウム塩である。
非イオン性合成洗剤は、有機疎水性化合物とアルキレン
オキシド類の縮合により製造される。具体的な疎水性化
合物類は、プロピレンオキシドとプロピレングリコール
、アルキルラエノール、プロピレンオキシドおよびエチ
レンジアミンの縮合生成物、8〜22の炭素原子を有す
る脂肪族アルコール、並びに脂肪酸アミドとの縮合生成
物を包含する。
また、非イオン性洗剤、例えば半極性の特性を有するア
ミンオキシド類、ホスフィンオキシト類およびスルホキ
シド類も本発明により除去することができる。長鎖四級
アミンオキシド類の具体例は、ジメチルドデシルアミン
オキシドおよびビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシ
ルアミンを包含する。ホスフィンオキシトの具体例は、
1967年2月14日発行の米国特許筒3,304,2
63号に見られるもの、並びにジメチルドデシルホスフ
ィンおよびジメチル−(2−ヒドロキシジドデシル)ホ
スフィンオキシトを包含する。
本発明により、除去し得る長鎖スルホキシド類は、次式 %式% (上式中、R3およびR2は置換または未置換のアルキ
ル基であり、R2が1〜3の炭素原子を含む場合にはR
3は約10〜約28の炭素原子を有する)で示される化
合物に対応するものを包含する。これらのスルホキシド
の具体例は、ドデシルメチルスルホキシドおよび3−ヒ
ドロキシトリデシルメチルスルホキシドを包含する。
両性合成洗剤の例は、3−ドデシルアミノプロピオン酸
ナトリウム塩および3−ドデシルアミノプロパンスルホ
ン酸ナトリウム塩である。
双性イオン性合成洗剤の例は、3−、(N、N−ジメチ
ル−N−ヘキサデシルアンモニノ)プロパン−1−スル
ホン酸塩および3−(N、N−ジメチル−N−ヘキサデ
シルアンモニノ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スル
ホン酸塩を包含する。
さらに、次のタイプの界面活性剤のすべてが本発明の方
法により除去することができる。
Ta)脂肪酸、ロジン酸およびタル油の石ケン(即ち、
アルカリ塩);(b)アルキルアレンスルホン酸塩;(
C)分枝鎖および直鎖の疎水性基の両方を含み、そして
−級および二級の硫酸塩基を含むアルキルスルホン酸塩
;(d)疎水性および親水性基、例えば脂肪酸でアシル
化したメチルタウライドおよび硫酸化脂肪モノグリセラ
イドとの間の中間体的な結合物を含む硫酸塩およびスル
ホン酸塩;(e)ポリエチレングリコールの長鎖の酸エ
ステル、具体的にはタル油エステル;(f)ア・ルキル
フェノールのポリエチレングリコールエーテル;(9直
鎖アルコールおよびメルカプタンのポリエチレングリコ
ールエーテル;(h)脂肪酸アシル化ジェタノールアミ
ド;並びに(1)エチレンオキシドおよびプロピレンオ
キシドのブロック共重合体が挙げられる。界面活性剤は
、1以上の態様に分類することができるので、界面活性
剤のいくつかの種類は、この節において既に記載した界
面活性剤類と重複する。
本発明の特に有用な適用は、界面活性剤の生化学的反応
において用いられる洗浄液および容器表面に対して存在
する。界面活性剤は、タンパクのような高分子の三次元
構造を崩壊する傾向があるので、実験用のガラス容器の
日常の洗浄期間を通じてか、または種々のアッセイ手段
のすすぎ段階を通じてかを問わず、清浄な試薬容器に使
用される痕跡量の界面活性剤によって、高分子および/
または酵素間で結合する相互作用により検出可能な標示
を生ずるアッセイ系が、しばしば破壊される。従って、
かかるアッセイの生化学的成分と接触する表面および溶
液から界面活性剤を除去することにより感度を高めるこ
とができる。
これに関して、生物学的な環境に対して特別に設計され
、そして生物学的な環境下で普通に使用される多数の洗
剤が存、在する。例えば、多数の生物学的な洗剤(界面
活性剤)が、シグマ化学社(Sigma Chen+1
cal Company)の「生化学および有機化合物
(Biochemical and Orgamic 
Compound)の1987年度版カタログの310
〜316頁に列挙されている。これらの界面活性剤は、
4種の基本的なタイプ、すなわち陰イオン性、陽イオン
性、双性イオン性および非イオン性に分けられる。陰イ
オン性洗剤の例は1.アルギン酸、カプリル酸、コール
酸、1−デカンスルホン酸、デオキシコール酸、1−ド
デカンスルホン酸、N−ラウロイルサルコシン、および
タウロコール酸を包含する。陽イオン性洗剤の例は、臭
化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンジルジメチルヘキサデシルアンモニウム
、塩化セチルピリジニウム、塩化メチルベンゼトニウム
、および4−ピコリンドデシル硫酸塩を包含する。双性
イオン性洗剤は、3−((3−コールアミドプロピル)
−ジメチルアンモニノ〕−1−プロパンスルホン酸塩(
通常CHAPSと略称される)、3−〔(コールアミド
プロピル)−ジメチルアンモニノ〕−2−ヒドロキシ−
1−プロパンスルホン酸塩(通常CHAPSOと略称さ
れる)、N−ドデシル−N、N−ジメチル−3−アンモ
コノ−1−プロパンスルホン酸塩、およびライソーα−
ホスファチジルコリンを包含する。非イオン性洗剤の例
は、ドデシル−N−メチルグルカミド、ジエチレングリ
コールモノペンチルエーテル、n−ドデシルβ−D−グ
ルコピラノシド、脂肪アルコールのエチレンオキシド縮
合物(例えば、商標名LubrolO下に販売されてい
る)、脂肪酸(特にCIZ”’C2゜の脂肪酸)のポリ
オキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エーテル(例えば、商標名TweenO下に販
売されている)、およびソルビタン脂肪酸エーテル(例
えば、商標名5panの下に販売されている)を包含す
る。これらの混合物および他の界面活性剤もまたシクロ
デキストリンにより除去することができる。
洗剤自体の使用は、本発明の一部でない。さらに、本発
明は洗剤を使用した後に効果を奏する。
シクロデキストリンは、洗剤が混在する表面または溶液
から洗剤(界面活性剤)を除去するために使用される0
表面の例は、布、金属、塗料およびワックス表面、ガラ
ス、並びにプラスチック等である。例えば、シクロデキ
ストリンは自動洗濯機、皿洗い機、および実験容器洗浄
機のすすぎサイクル中で使用することができる。また、
シクロデキストリンは、建築物および/または自動車の
表面(例えば、洗浄機および塗装またはワックス仕上前
の)から洗剤を除去するために使用することもできる。
本発明を今まで一般的に記載してきたが、同様に次の例
により一層よく理解できるであろう、そしてこの例は、
明示しない限り本発明の例示の目的のためにのみ提供す
るものであり、発明を限定するものでない。
■ 種々の量の未膨潤で未洗浄のβ−シクロデキストリンポ
リマー(BCP)を、ドデシル硫酸リチウム(LiDS
)の水溶液と共に室温で24時間または72時間インキ
ュベートし、BCPが溶液からLiDSを除去し得るか
否かを測定した。BCPに対するLiDSの割合は、0
.25μg/■〜20μg/■に設定した。シクロデキ
ストリンのすべてがLiDSに対して機能的でかつ接近
可能であると仮定すると、後者の数値はモル比で約1 
: 12  (LiDS対BCP )を示し得る。
溶液中のLiDS濃度(従って、溶液からLiDSを除
去するBCPの有効性)は、酵素アクセプター−酵素ド
ナーの相補性アッセイにおける活性の存在を測定するこ
とにより定めた。このアッセイを以下に要約する。この
相補性アッセイは、再構成に対するβ−ガラクトシダー
ゼ断片の有効性に基づくものである。より小さな断片を
酵素ドナーと称し、より大きな断片を酵素アクセプター
と称する。溶液中に両断片が存在する場合、それらは再
構成して活性酵素を形成する。この相補性はLiDSに
より阻害される。0.015%はど少量のLiDSの標
準液が、相補性反応を完全に阻害した。
アッセイ条件は次のとおりである: アッセイ緩衝液(150mMのリン酸カリ、100mM
のリン酸ナトリウム、10mMのEGTA  (エチレ
ングリコール四酢酸)、2mMの酢酸マグネシウム、2
0mMのアジ化ナトリウム、0.05%のTimeen
−20,0,05mMのDTT (ジチオスレイトール
)、および2.4%のエチレングリコール、pH7,0
)中の13nMのED4−74  (T4 リガンドに
付着されている酵素ドナー)25μlおよびアッセイ緩
衝液中の2.19■/valのCPRG (クロロフェ
ノールレッドβ−D−ガラクトピラノシド、β−ガラク
トシダーゼの基質)を、ベーカー・エンコアー・サンプ
ル・ディスク(Baker Encore sampl
e disk)の下部ウェル中で混合した。上部ウェル
は、それぞれLiDS標準液(W/V%)100.cl
またはBCP/LiDSインキュベーションの液体成分
100μlを有するアッセイ緩衝液中の5. OOOn
MのEA(酵素アクセプター)25μlを含む。反応を
ベーカー・エンコアー装置上で37℃にて行った。
LiDSの濃度変化およびLiDS対BCPの割合を変
化させた結果を、以下の表に示した。第1表は、LiD
Sの所定濃度を含む溶液(前記のような)中の相補性反
応後の酵素活性を示す。
07.4 0.805      4.5 0.01       0.9 0.005%+7) LiDS ?i厚物は、LiDS
を全く含まない標準液の約60%の相補性活性を生じた
にすぎない。
0.01%のLiDSの濃度を有する物では、対応する
相補性活性は、標準の約10%にすぎない。
対照的に、0.004〜0.033(W/V) %(7
)?ffi度範囲のLiDSを、第2表に示す割合のB
CPと72時間インキュベートした場合には、相補性活
性は全(LiDSを含まない標準液の値と非常に近位し
た。この実験は、シクロデキストリンポリマーが、溶液
から実質的に添加したすべてのLiDSを除去し得るこ
とを示す。
0.25       7.6 0.5        7.6 1.0        8.2. 7.82.0   
      ?、4. 6.84.0        
 ?、8 同様な実験を24時間インキュベージ3ンで行った。
種々の濃度のLiDSを含むアッセイ溶液に対する相補
性活性を第3表に示した。
04.8 0.005       3.7 0.01       0.5 0.025       0.03 LiDSおよびLiDS対BCPの割合を変化せしめた
ものに対する24時間インキュベーションの結果を第4
表に示す。
第−一し一表 −05,3 10,0145,1 2,50,0364,9 50,0?1      5.2 10         0.143      5.1
20         0.286     4.1第
4表に示すものと同じ濃度を含むLiDS溶液をBCP
を伴わないで24時間インキュベートした場合は、Li
DSを含むすべてのサンプルについて0.04mA/s
ecより低い活性であった。しかしながら、第4表に示
すごと(BCPが存在する場合は、すべての相補性活性
は、LiDSを含まない溶液において表わされる値と同
様であった。
これらのデータは、β−シクロデキストリンポリマーが
LiDSのような洗剤を水溶液から吸収し、そして金属
イオンを封鎖し得るとの推論を支持する。
潜在的な阻害濃度のLiDSを、β−シクロデキストリ
ンとインキュベーションし、そして高感度の相補性アッ
セイにおいてアッセイした。相補性は、試験されたLi
DS対BCPのすべての割合において影響されず、従っ
て、BCPは相補性反応にLiDSが影響しないように
防御した。可溶性β−シクロデキストリンが、ポリマー
から脱離しないことを対照は示したので、示した結果を
もたらすような可溶性β−シクロデキストリンの脱離の
可能性を排除している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、界面活性剤と該界面活性剤の全体または一部分と包
    接するのに十分な量のシクロデキストリンを接触させて
    、シクロデキストリン包接界面活性剤とし、そして該シ
    クロデキストリン包接界面活性剤を前記界面活性剤を含
    有する環境から分離することを含んでなる前記環境から
    前記界面活性剤を除去する方法。 2、前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリ
    ン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン
    、またはシクロデキストリンポリマーである請求項1記
    載の方法。3、前記環境が、前記界面活性剤を含有する
    水溶液または懸濁液であり、そして前記シクロデキスト
    リンが固相となるように包接する請求項1記載の方法。 4、前記環境が、固体の表面である請求項1記載の方法
    。 5、前記環境が、タンパクを含有する水溶液である請求
    項1記載の方法。 6、前記界面活性剤が、水溶性石ケン、陰イオン性合成
    非石ケン洗剤、または非イオン性洗剤である請求項1記
    載の方法。 7、前記界面活性剤が、C_1_0〜C_2_2の脂肪
    酸のナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはC_1
    〜C_4のアルカノールアンモニウム塩である請求項6
    記載の方法。 8、前記界面活性剤が、C_8〜C_2_2のアルキル
    基およびスルホン酸または硫酸エステル基を含む有機硫
    酸反応生成物の水溶性塩である請求項6記載の方法。 9、前記界面活性剤が、アルキル硫酸ナトリウム塩もし
    くはカリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
    ムもしくはカリウム塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸もし
    くはスルホン酸のナトリウム塩もしくはカリウム塩、脂
    肪アルコール1モルとエチレンオキシド1〜6モルとの
    反応生成物の硫酸エステルのナトリウム塩もしくはカリ
    ウム塩、1分子当たり1〜10構成単位のエチレンオキ
    シドを含むC_8〜C_1_2のアルキルフェノールエ
    チレンオキシドエーテルスルホン酸ナトリウム塩もしく
    はカリウム塩、脂肪酸をイセチオン酸でエステル化しそ
    してさらに水酸化ナトリウムで中和せしめた反応生成物
    、メチルタウリン脂肪酸アミドのナトリウム塩もしくは
    カリウム塩、SO_3スルホン化C_1_0〜C_2_
    4のα−オレフィンナトリウム塩もしくはカリウム塩、
    またはこれらの混合物である請求項8記載の方法。 10、前記界面活性剤が、有機疎水性化合物とC_2〜
    C_3のアルキレンオキシドの縮合物である請求項6記
    載の方法。 11、前記分離が、前記環境の相と異なる固相または水
    相に前記シクロデキストリンを供給し、そして相分離反
    応を行うことを含んでなる請求項1記載の方法。
JP18703388A 1987-07-29 1988-07-28 シクロデキストリン洗浄組成物 Pending JPH01126400A (ja)

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