JPH01124494A - ワンタッチ糸掛け可能なミシン - Google Patents

ワンタッチ糸掛け可能なミシン

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JPH01124494A
JPH01124494A JP28191587A JP28191587A JPH01124494A JP H01124494 A JPH01124494 A JP H01124494A JP 28191587 A JP28191587 A JP 28191587A JP 28191587 A JP28191587 A JP 28191587A JP H01124494 A JPH01124494 A JP H01124494A
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JP
Japan
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thread
needle bar
needle
sewing machine
sewing
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JP28191587A
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Hiroaki Fukao
博昭 深尾
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワンタッチ糸掛は可能なミシンに関し、特に上
糸掛は操作をした後上糸が天秤の糸保持部に係合して保
持されるまで縫製を開始しないようにしたものである。
〔従来技術〕
一般に、電子制御式ミシンでは、糸駒から目礼に至る糸
道経路に上糸を掛装した後、ミシンモータを駆動させた
ときに自動的に上糸を天秤の糸保持部に係合後保持する
ようにしたワンタッチ糸掛は装置を備えたものがある。
上記ワンタッチ糸掛は装置としては、例えば実開昭61
−151682号公報には、ミシンモー夕により前後方
向に駆動される天秤の糸保持部の移動軌跡を横断するよ
うに糸駒から縫針の目孔に至る糸道経路が形成され、こ
の糸道経路に沿って上糸を供給する上糸量は操作をした
後ミシンモータを駆動したとき、上糸には糸調子装置に
より通過抵抗が付与された状態で針棒が上下に往復運動
されると共に、加工布が移送されるので、ミシンモータ
を駆動後の第1針縫製時で天秤の糸保持部が最前位置に
移動したときに、上糸が形成された開放口から糸保持部
に導入されるように構成したワンタッチ糸掛は装置を設
けたリンク式天秤を備えたミシンが記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記実開昭61−151682号公報に記載のリンク式
天秤を備えたミシンのワンタッチ糸掛は装置において、
天秤の糸保持部に上糸が係合されて保持される第1針目
から糸針が上下運動すると共に加工布が移送され、縫製
が開始される。従って、この第1針目においては、天秤
が下降するときに縫針の下降に必要な上糸が十分に縫針
に供給されないので、縫目形成のための上糸量が不足し
、糸調子装置による上糸への通過抵抗が大きいときには
上糸が切れたり、上糸が縫針の目礼から外れるという問
題がある。
〔本発明の目的] 本発明の目的は、糸検出手段で上糸が糸道経路に掛けら
れたことを検出したときに天秤の糸保持部に上糸を保持
させる第1針縫製時において、針棒の上下運動を停止さ
せ且つ糸調子皿による上糸への押圧作動を解除し且つ布
送りさせないようにすることにより、上糸の糸切れ及び
糸抜けを防止し得るようなワンタッチ糸掛は可能なミシ
ンを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のワンタッチ糸掛は可能なミシンは、第1図の機
能ブロック図に示すように、縫針を支持しミシンモータ
で上下に往復駆動される針棒と、針棒を上下動自在に支
持し且つ揺動自在の針棒台と、糸保持部を有する天秤を
含みミシンモータで駆動される天秤機構と、布送り部材
を含む布送り機構と、糸供給源から糸保持部の移動軌跡
を横断して縫針に至る糸道経路と、糸供給源と糸保持部
との間の糸道経路に介設された糸調子皿とを備えたミシ
ンにおいて、糸道経路のうちの少なくとも1個所に介設
されよ糸を検出する糸検出手段と、針棒を上下動させる
針棒クランクと針棒とを離脱可能に連結する連結手段と
、針棒クランクから離脱された針棒を一時的に保持する
保持手段と、糸調子皿の糸押圧作動を解除する解除手段
と、糸検出手段からの出力を受けて糸道経路から外され
ていた上糸が糸道経路に掛けられたことを検出し、その
検出後の第1針縫製時に解除手段を作動させ且つ連結手
段を離脱動作させ且つ保持手段を動作させ且つ布送り機
構の送り作動を中止させる制御手段とを設けたものであ
る。
〔作用〕
本発明のワンタッチ糸掛は可能なミシンにおいては、縫
針を支持する針棒は揺動自在の針棒台により上下動自在
に支持されると共にミシンモータにより上下に往復駆動
される。また、糸保持部を有する天秤を含む天秤機構は
ミシンモータで駆動され、布送り部材を含む布送り機構
は駆動され・、加工布は順次縫製される。
しかし、糸検出手段により糸道経路から外されていた上
糸が上糸量は操作により糸道経路に掛けられたことが検
出されたときには、制御手段はその検出後ミシンモータ
が駆動され第1針縫製時において、解除手段を作動させ
て糸調子皿による上糸への糸押圧作動を解除し、連結手
段を作動させて針棒クランクと針棒との連結を切断し1
.保持手段を作動させて針棒を保持し、布送り機構の送
り作動を中止させる。
即ち、第1針縫製時には、天秤機構の天秤がミシンモー
タで駆動されることになる。
従って、この天秤の駆動により天秤の糸保持部は、糸道
経路に到着したときに上糸を係合して保持し、また糸道
経路から遠ざかる方向への移動時には糸駒から上糸を繰
り出すので、糸保持部から縫針に至る上糸には張力が作
用せず、上糸の糸切れや上糸が縫針の目孔から外れるこ
とがない。
第2針縫製時以降において、制御手段により解除手段、
連結手段及び送り機構を夫々作動させ、保持手段の作動
を解除させるようにする場合には、天秤による上糸の引
き締めや繰出しの準備が完了しているので、第1針の縫
製位置から通常の縫製時と同様に縫製が可能となる。
〔発明の効果] 本発明に係るワンタッチ糸掛は可能なミシンによれば、
以上説明したように、糸検出手段により上糸が糸道経路
に掛けられたことが検出されたとき、第1針縫製時にお
いて、解除手段により糸調子皿の上糸への糸押圧作動が
解除され、連結手段により針棒クランクと針棒との連結
が切断され、保持手段により針棒が保持され、天秤がミ
シンモータにより駆動されるので、天秤の往復運動によ
りその糸保持部は上糸を係合して保持すると共に必要な
上糸を糸駒から繰り出すことになる。その結果、糸保持
部から縫針の目孔に至る上糸には張力が作用せず、上糸
の糸切れや上糸が縫針の目孔から外れることがない。
〔実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、ワンタッチ糸掛は可能な電子制御式ジグザ
グミシンに本発明を適用した場合のものである。
第2図〜第4図に示すようにミシンMのアーム部1内に
は針棒上下駆動装置と糸掛は装置と針棒揺動駆動装置と
が組込まれ、ベツド部2内には布送り用の送り歯27の
上下動のための上下送り駆動装置と送り歯27の前後動
のための前後送り駆動装置とが組込まれており、これら
針棒揺動駆動装置と前後送り駆動装置とは制御装置Cで
制御される針棒揺動用パルスモータ24・前後送り用パ
ルスモータ36で夫々駆動され、針棒上下駆動装置と上
下送り駆動装置とはミシンモータ(直流モータ)7で駆
動される。
ミシンMのアーム部1の上端近傍部には、ブリテンショ
ン装置が配設され、このブリテンション装置により糸駒
3から縫針16に供給される上糸4に付与する通過抵抗
が調節される。また、糸駒3から縫針16に至る糸道経
路のうち糸駒3からブリテンション装置に至る糸道経路
部分の途中部には糸検出装置60が配設され、この糸検
出装置60により上糸が掛けられているか否か検出され
る。
このミシンMの機枠5には、縫製運転を開始或いは停止
させるためのスタート/ストップスイッチ6と、模様選
択スイッチや縫製速度調節ボリューム等の各種スイッチ
が通常のミシンMと同様に設けられている。
機枠5内に配設されたミシンモータ7は、ミシン主軸8
に設けられた図示しないプーリに駆動ベルト9を介して
回転力を付与するように構成され、そのプーリは公知の
クラッチ機構を介してミシン主軸8に連結されている。
ミシン主軸8の左端部には天秤クランク10が固着され
、この天秤クランク10の偏心位置に天秤11の下端部
が連結されている。天゛秤11の途中部は機枠5に枢支
された揺動アーム12に連結され、ミシン主軸8の回転
に伴って天秤11の上端部に形成された糸保持部13が
前後方向に揺動駆動される。
第3図・第5図〜第7図に示すように、針棒台14は、
その上端部において枢支され、その下端部及びその中段
部には針棒15を上下動可能に枢支する針棒ガイド部1
4a・14bが形成されている。針棒15は、針棒ガイ
ド部14a・14bにより上下動自在にガイドされ、そ
の下端部に縫針16が取付けられると共に、その途中部
において針棒支持部材17を挿通することにより第1連
結機構18を介して針棒支持部材17に連結されている
。針棒支持部材17は、針棒クランク19と連結部材2
0とを介して天秤クランク10に連結され、ミシン主軸
8の回転に伴って針棒15を上下往復運動させるように
構成されている。針棒台14の針棒ガイド部14aの上
面には、連結機構18により針棒支持部材17と針棒1
5との連結が解除されたときに、針棒15が落下しない
ように針棒15と針棒台14とを連結させるための保持
機構21が設けられている。
針棒台14を揺動させるために針棒台14の下端に揺動
連杆22の一端が連結され、その他端がセクタギヤ23
の中間部に連結されており、セクタギヤ23はその上端
において枢支されると共にそのギヤ部が針棒揺動用パル
スモータ24の出力軸に取付けられたギヤ25と噛合う
ように構成されている。セクタギヤ23の揺動範囲、即
ち縫針16の揺動範囲は7字状のストッパ組体26によ
り設定されている。
送り歯27を載置支持する送り台28が設けられその送
り台28の前端の二股部は上下送り腕29上の軸部と嵌
合し、その上下送り腕29は上下送り軸30に固定され
ている。その上下送り軸30の二股部に嵌合するカム3
1が固着された揺動体32は、ミシン主軸8の回転がク
ランクロッド33を介して揺動運動として伝達されるよ
うに構成されている。送り台28の後端は、水平送り軸
34に突設された一対の腕部に回動自在に支持され、水
平送り軸34はそれ自身の軸心回りに揺動し得るように
機枠5に支持されている。水平送り軸34の右端にはセ
クタギヤ35が固着され、そのギヤ部は前後送り用パル
スモータ36の出力軸に固着されたギヤ37と噛合うよ
うに構成されている。送り歯27の水平送り運動範囲を
規制するために7字状のストッパ組体38が固着されて
おり、セクタギヤ35の揺動範囲、即ち送り歯27の移
動範囲はv字状のストッパ組体38により設定されてい
る。
縫針16の後方において昇條可能な押え棒39の下端に
は押え足40が取付けられ、送り!27はその押え足4
0と協働して加工布を前後方向に移送することができる
糸掛は装置は、第4図に示すように一般的な構成のもの
で、糸案内通路41の上端部に位置するように、機枠5
には線材にて屈曲形成してなる正面視略U字状の糸掛は
体42が配設され、上糸4はこの糸掛は体42の雨下端
部に糸保持部13の移動軌跡を横断するように張架され
、糸案内通路41に沿って案内され目礼に供給入される
。一方、前後方向に揺動する糸保持部13には開放口1
3aが形成され、糸保持部13が最前方位置に移動した
ときには、糸掛は体42に張架された上糸4がこの開放
口13aを経て糸保持孔13bに導入されて保持される
。つまり、上糸4が糸保持孔13bで保持されたときに
は、開放口13aへ突出する係止部13cにより上糸4
の糸保持孔13bからの脱落を防止している。
ミシン主軸8の左端近傍部にはフォトインクラブタ等で
構成される一対の第1NPセンサ43a及び第2NPセ
ンサ43bが配設され、ミシン主軸8の回転に連動して
針棒が最上位置或いは最下位置に位置する毎に夫々セン
サ信号(「H」レベルのパルス信号)を制御装置CのC
PU (中央演算装置)80に出力する。
連結機構18について説明すると、第5図及び第6図に
示すように、係合部材44の途中部が針棒支持部材17
の下面にピン部材45を介して回動自在に連結され、こ
の保合部材44は引張りバネ46で針棒15側へ弾性付
勢され、その右端部が針棒15に形成された係合溝15
aに係合されている。針棒支持部材17の下面にはCP
U80から制御信号に基いてON10 F F切換され
る第1ソレノイド47が配設され、そのソレノイド41
の駆動軸が係合部材44の他端部にピン部材を介して連
結され、ON状態のときには仮想線で示すように、保合
部材44が引張りバネ46のバネ力に抗してピン部材4
5を中心に回動し針棒支持部材17と針棒15との係合
が解除され、またOFF状態のときには実線で示すよう
に、引張りバネ46のバネ力により係合部材44と係合
溝15aとが係合して針棒支持部材17と針棒15とが
一体的に上下往復運動する。また、針棒支持部材17の
下面にはリミットスイッチ48が配設され、スイッチ部
が係合部材44の端部で押圧されたとき、係合部材44
と係合溝15aとの係合を検出してCPU80にスイッ
チ信号を出力する。
保持機構21は、第5図及び第7図に示すように、CP
U80からの制御信号に基いてON10FF切換えされ
る第2ソレノイド49と、第2ソレノイド49の端部に
固着され針棒15に遊嵌されたストッパー50と、スト
ッパー50を針棒台14側へ押圧する圧縮バネ51とか
ら構成され、ON状態のときには仮想線で示すように、
圧縮バネ51のバネ力に抗してストッパー50が針棒ク
ランク19側へ移動し、針棒15はストッパー50で落
下しないように針棒台14に支持され、またOFF状態
のときには実線で示すように、圧縮バネ51のバネ力に
よりストッパー50が元の位置に復帰し針棒15は上下
動可能となる。
ブリテンション装置について説明すると、第8図に示す
ように、機枠5内部にはナツト部材52が固着され、こ
のナツト部材52には調節ダイヤル53に固着されたテ
ンション軸54が螺合されている。テンション軸54に
は一対の調子皿55と押圧部材56が軸方向移動自在に
配設され、押圧部材56とナツト部材52の間には圧縮
バネ57が装着され、調節ダイヤル53を操作すること
により圧縮バネ57の押圧力が調節され、両調子皿55
の間を通過する上糸4の通過抵抗が調節される。ナツト
部材52の直ぐ右方にはCPU80からの制御信号に基
いて0N10FF切換えされる第3ソレノイド58が機
枠5に固着され、その駆動軸が押圧部材56に固着され
、ON状態のときには仮想線で示すように押圧部材56
が移動して両調子皿55に挟持された上糸4への押圧作
動が解除され、OFF状態のときには゛実線で示すよう
に押圧部材56が圧縮バネ57のバネ力により復帰する
前記糸検出装置60について、第3図・第9図及び第1
0図に基いて説明する。
糸検出装置60は、糸検出部となる圧電音叉共振子66
と、圧電音叉共振子66を発振駆動する発振回路67と
、発振回路67の出力電圧を整流し増幅する整流増幅回
路68とから構成されている。
上記圧電音叉共振子66は既存公知の構成のもので、第
9図に示すように、断面U字状の金属製音叉69の前後
アーム部69a・69bの外側両面には1対の圧電素子
70・71が固着され、各圧電素子70・71の外側面
には第1電極72及び第2電極73が夫々接続され、上
糸4は両アーム部69a・69b間に挿通され、上糸4
の張力が作用しなくても常に前方のアーム部69aの内
側面に接触するようになっている。
上記圧電素子70・71は公知の水晶やロッシェル塩の
薄板からなり、第1電極72及び第2電極73は圧電素
子70・71及び音叉69本体を介して接地され、第1
電極72に電圧が印加され圧電素子70に電圧が印加さ
れると圧電素子70が電歪作用で歪み、その歪みに応動
して音叉69が振動した場合、音叉69の振動に応動し
て圧電素子71が歪み、第2電極73に電圧が発生する
上記発振回路67について説明すると、第10図に示す
ように、電界効果トランジスタTRIのドレインは2個
の直列抵抗R2・R1を介してDC+5Vの端子に接続
され、両抵抗R2・R1間の分岐点aには第1電極72
が接続され、ゲートは第2電極73に接続されるととも
に抵抗R3を介して接地され、更にソースは抵抗R4を
介して接地されている。
上記電界効果トランジスタTRIのドレイン電圧はゲー
ト電圧が増大したときに減少するよう°にバイアス調節
されている。
発振作用について説明すると、電源端子に電圧が印加さ
れ、圧電素子70の電歪作用に基く音叉69の振動で圧
電素子71に電圧が発生すると、ドレインの電圧の低下
により第1電極72の電圧が低下して圧電素子70の電
歪作用が弱まり、そのため圧電素子71の発生電圧が低
下してドレインの電圧が増大し、圧電素子70の電歪作
用が強まるという現象が繰り返され、音叉69がその固
有振動数で振動するようになっている。
上記発振回路67のドレインからは出力電圧として直流
重畳された振幅変化信号が出力され、この振幅変化信号
は、上糸4が音叉69のアーム部69aに接触していな
いときには所定の振幅の振幅変化信号となるが、上糸4
が音叉69のアーム部69aに接触すると、音叉69の
振動が抑制されて圧電素子71の発生電圧が低下し、ド
レイン電圧が増大して大きな振幅の振幅変化信号となる
上記整流増幅回路6日について説明すると、電界効果ト
ランジスタTRIのドレインには直流分をカットするた
めのバイパスコンデンサC1が接続され、バイパスコン
デンサCIの他端子は2個のダイオードD1・D2のア
ノード及びカソードに接続され、ダイオードD1のカソ
ードは平滑コンデンサC2と平滑抵抗R5に接続され、
ダイオードD2のアノードは接地されいる。平滑コンデ
ンサC2の他端子は接地され、平滑抵抗R5の他端子は
増幅用のNPNトランジスタTR2のベースに接続され
ている。また、トランジスタTR2−のベースはバイア
ス抵抗R6を介して接地され、エミッタはバイアス抵抗
R8を介して接地され、コレクタは出力端子すに接続さ
れるとともにバイアス抵抗R7を介してDC+5V端子
に接続されている。
整流・増幅作用について説明すると、ドレインから出力
された出力電圧(振幅変化信号)は、バイパスコンデン
サCIで直流分カットされ、2個のダイオードD1・D
2からなる整流回路で半波整流され、平滑コンデンサC
2及び平滑抵抗R5からなる平滑回路で平滑化され、ト
ランジスタTR2で増幅された後、直流電圧の糸検出信
号として出力端子すから出力される。つまり、発振回路
67から出力される出力電圧(振幅変化信号)が整流増
幅回路68により整流され且つ増幅され、出力端子すか
ら糸検出信号として出力される。
次に、糸検出装置の作動について説明する。
前述の如く、発振回路67と整流増幅回路68を介して
音叉69の振動(振幅と振動数)に応じた糸検出信号が
出力端子すからA/D変換器74に出力される。
即ち、上糸4が音叉69のアーム部69aに接触してい
ないときには、音叉69の振動が抑制されず振動数も高
くなるので、比較的に低い電圧レベルの振幅変化信号が
出力され、比較的低い電圧レベルの糸検出信号がA/D
変換器74に出力される。これに対して、上糸4が掛装
されていると、音叉69の振動が抑制され振動数も低く
なるので、比較的高い電圧レベルの振幅変化信号がA/
D変換器74に出力され糸検出信号により上糸4の有無
を検知できる。
次に、ミシンMの制御系の全体構成について、第11図
のブロック図に基いて説明する。
制御装置CはCPU (中央演算装置)80と、そのC
PU80にデータバス等を介して接続された入力インタ
ーフェイス81、出力インターフェイス82、ROM(
リード・オンリ・メモリ)83、RAM (ランダム・
アクセス・メモリ)84と、CPU80に接続されミシ
ンモータドライバ85を介してミシンモータ7を制御す
るモータ制御装置86とから構成されている。
入力インターフェイス81には、スタート/ストップス
イッチ6、リミットスイッチ4日、第1NPセンサ43
a1第2NPセンサ43b1及びA/D変換機74を介
して糸検出装置60が夫々接続されている。
出力インターフェース82には、パルスモータドライバ
87を介して針棒揺動用パルスモータ24と、パルスモ
ータドライバ8日を介して前後送り用パルスモータ36
と、第1〜第3の3個のソレノイド47・49・58が
夫々ソレノイドドライバ89・90・91を介して接続
されている。
ROM83には、針棒揺動用パルスモータ24と前後送
り用パルスモータ36とを制御するための制御プログラ
ム、スタート/ストップスイッチ6の操作に応じてミシ
ンモータ7の駆動を制御する制御プログラム及び後述の
糸掛は制御の制御プログラム等が記憶されている。
RAM84には、CPU80で演算処理した結果を一時
記憶する各種メモリが設けられている。
次に、ミシンMの制御装置で行われる糸掛は制御のルー
チンについて、第12図のフローナヤートに基いて説明
する。
この制御は、ミシンモータ7を駆動して糸掛は装置にて
糸保持部13に上糸4を保持させるときに、針棒15及
び送り歯27の駆動を中断するとともにブリテンション
装置により付与された上糸4への押圧作動を解除するこ
とにより、円滑に糸掛は出来るようにしたものである。
ミシンMに電源が投入されるとこの制御が開始され、ス
テップ1(以下、単に31で表し、他のステップも同様
に扱う)へ移行し、初期設定が実行され、S2へ移行す
る。
S2では、糸検出装置60からの糸検出信号に基いて上
糸4が糸道経路に掛けられているか否かが判定され、N
OのときにはS3へ移行して上糸4が掛けられるまで繰
り返され、上糸4が掛けられたときに84へ移行する。
S4では、第2ソレノイド49が励磁され針棒15がス
トッパー50を介して針棒台14に支持され、次の85
では、第1ソレノイド47及び第3ソレノイド58が励
磁され、針棒支持部材17と針棒15との係合が解除さ
れるとともにブリテンション装置により上糸4への押圧
操作が解除され、S6へ移行する。
S6では、スタート/ストップスイッチ6が操作されミ
シンモータ7が駆動されるまで待ち、スタート/ストッ
プスイッチ6が操作されると次の37にて、ミシンモー
タ7が駆動され、S8へ移行する。このとき、天秤11
は天秤クランク10を介して前後に揺動され、針棒15
は針棒台14に連結され上下運動せずに、針棒支持部材
17・だけが針棒クランク19を介して針棒15に沿っ
て上下に駆動される。
S8では、第1NPセンサ43aからr HJレベルの
パルス信号が出力されたか否か、つまり針棒保持部材1
7が最上位置に位置したか否かが判定され、NOのとき
にはS9へ移行し、第2NPセンサ43bから「H」レ
ベルのパルス信号が出力されたか否か、つまり針棒保持
部材17が最下位置に位置したか否かが判定され、No
のときに。
はS8に戻る。こうして、針棒保持部材17がミシンモ
ータフにより駆動され最下位置或いは最上位置に位置す
ると、第1NPセンサ43a或いは第2NPセンサ43
bからパルス信号が出力され、SIO或いは311へ移
行する。
SIOでは、第2NPセンサ43bからパルス信号が出
力されたか否かが判定され、針棒保持部材17が最上位
置に位置すると第2NPセンサ43bからパルス信号が
出力され、S12へ移行する。また、Sllでは、第1
NPセンサ43aからパルス信号が出力されたか否かが
判定され、針棒保持部材17が最上位置に位置すると第
1NPセンサ43aからパルス信号が出力され、S12
へ移行する。
S12では、第1ソレノイド47が消磁され、313へ
移行する。このとき、保合部材44が引張りバネ46の
バネ力により針棒15の周面に当接され、当接された状
態で針棒支持部材17が上方或いは下方へ駆動される。
こうして、針棒支持部材17が1サイクル上下方向に駆
動されて再び元の位置へ復帰すると、針棒15の係合溝
15aに係合部材44が係合し、リミットスイッチ48
からCPU80ヘスイッチ信号が出力される。
S13では、リミットスイッチ48がON状態か否かが
判定され、Yesのときには314へ移行し、Noのと
きにはON状態が検出されるまで待つ。
S14では、第2ソレノイド49及び第3ソレノイド5
8が消磁され、針棒台14と針棒15との係合が解除さ
れるとともにブリテンション装置により上糸4には所定
の通過抵抗が付与され、・次の315にて前後送り用パ
ルスモータ36へ駆動信号が出力されてS16へ移行し
、設定された送り量で縫製処理が実行される。そして、
縫製処理が完了すると、S2に戻る。
既に上糸4が掛けられているときには、S2にてNoと
判定されてSL’7へ移行し、スタート/ストップスイ
ッチ6が操作されたか否かが判定され、Yesのときに
は次の318にてミシンモータ7が駆動されて315へ
移行し、NoのときにはS2に戻る。
以上説明したように、ミシンモータ7を駆動して糸掛は
装置により天秤11の糸保持部13に上糸4を保持させ
る第1針縫製時において、針棒15は連結機構18によ
り針棒クランク19から切断されて駆動されず、しかも
ブリテンション装置による上糸4への押圧作動が解除さ
れる。このとき、天秤11はミシンモータ7により駆動
されているので、天秤11の往復運動によりその糸保持
部13は上糸4を係合して保持すると共に、必要な上糸
4を糸駒3から繰り出すので、糸保持部13から縫針1
6の目孔に至る上糸4には張力が作用せず、上糸4の糸
切れや目孔からの糸抜けを防止出来る。また、第1針縫
製時に送り歯44の駆動が中止され布送りされていない
ので、第2針縫製時以降において所定の位置から確実に
縫製することが出来る。
尚、本実施例では、糸保持部13が前後に揺動する形式
のミシンMに本発明を適用したが、天秤が上下または左
右に揺動する形式のミシンMにも同様に適用し得ること
を勿論である。
また、本実施例では、保持機構21は針棒15が停止し
ていた位置にて針棒15を保持するようにしているが、
予め決められた位置に保持するようにしてもよい。例え
ば、特開昭50−14442号公報に記載されている装
置のように、針棒15にばねの一端を取付け、そのばね
の他端を針棒15の上方に位置する部材に取付け、連結
機構18によって針棒15と針棒クランク19との保合
が解除された時にばねの付勢力によって針棒15が上方
にて保持されるようにしてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図〜
第12図は本発明の実施例を示すもので、第2図は電子
制御式ジグザグミシンの斜視図、第3図はミシンの内部
構成を示す斜視図、第4図はミシンの縦断側面図、第5
図は針棒近傍部の要部正面図、第6図は第5図Vl−V
l線断面図、第7図は第5図■−■線断面図、第8図は
ブリテンション装置の要部横断平面図、第9図は圧電音
叉共振子の斜視図、第10図は糸検出装置の電気回路図
、第11図はミシンの制御系のブロック図、第12図は
糸掛は制御のルーチンのフローチャートである。 3・・糸駒、 4・・上糸、 7・・ミシンモータ、 
11・・天秤、 13・・糸保持部、 14・・針棒台
、 15・・針棒、 16・・縫針、18・・連結機構
、  19・・針棒クランク、2■・・保持機構、 2
7・・送り歯、 36・・前後送り用パルスモータ、 
41・・糸案内通路、55・・調子皿、 58・・第3
ソレノイド、60・・糸検出装置、 80・・CPU、
  M・・ミシン、 C・・制御装置。 第1図 区FコーロI8 第2図       M M:(ン/

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)縫針を支持しミシンモータで上下に往復駆動される
    針棒と、針棒を上下動自在に支持し且つ揺動自在の針棒
    台と、糸保持部を有する天秤を含みミシンモータで駆動
    される天秤機構と、布送り部材を含む布送り機構と、糸
    供給源から糸保持部の移動軌跡を横断して縫針に至る糸
    道経路と、糸供給源と糸保持部との間の糸道経路に介設
    された糸調子皿とを備えたミシンにおいて、 糸道経路のうちの少なくとも1個所に介設され上糸を検
    出する糸検出手段と、 針棒を上下動させる針棒クランクと針棒とを離脱可能に
    連結する連結手段と、 針棒クランクから離脱された針棒を一時的に保持する保
    持手段と、 糸調子皿の糸押圧作動を解除する解除手段と、糸検出手
    段からの出力を受けて糸道経路から外されていた上糸が
    糸道経路に掛けられたことを検出し、その検出後の第1
    針縫製時に解除手段を作動させ且つ第1連結手段を分断
    し且つ第2連結手段を接続し且つ布送り機構の送り作動
    を中止させる制御手段とを設けたことを特徴とするワン
    タッチ糸掛け可能なミシン。
JP28191587A 1987-11-07 1987-11-07 ワンタッチ糸掛け可能なミシン Pending JPH01124494A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03143482A (ja) * 1989-10-31 1991-06-19 Juki Corp 糸切断装置を有するミシンにおける上糸案内装置
DE102010006493A1 (de) * 2010-02-02 2011-08-04 Diehl BGT Defence GmbH & Co. KG, 88662 Behälter für einen strahlgetriebenen Flugkörper

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03143482A (ja) * 1989-10-31 1991-06-19 Juki Corp 糸切断装置を有するミシンにおける上糸案内装置
DE102010006493A1 (de) * 2010-02-02 2011-08-04 Diehl BGT Defence GmbH & Co. KG, 88662 Behälter für einen strahlgetriebenen Flugkörper

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