JP2003220289A - ミシンの生地押え装置 - Google Patents

ミシンの生地押え装置

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JP2003220289A
JP2003220289A JP2002019440A JP2002019440A JP2003220289A JP 2003220289 A JP2003220289 A JP 2003220289A JP 2002019440 A JP2002019440 A JP 2002019440A JP 2002019440 A JP2002019440 A JP 2002019440A JP 2003220289 A JP2003220289 A JP 2003220289A
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JP
Japan
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presser
presser foot
sewing machine
hinge
pressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002019440A
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English (en)
Inventor
Takashi Takada
隆 高田
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Pegasus Co Ltd
Original Assignee
Pegasus Sewing Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押え金の湾曲状先端部で生じる押圧力の変化
を抑えることで針落ち手前の上下生地に適切な押圧力を
与え、上下生地間の縫いずれを防止することができるミ
シンの生地押え装置を提供する。 【解決手段】 ミシン機枠に回転可能に支承され先端部
がバネにより下方に付勢される押え腕と、押え腕の押え
ヒンジに回転可能に支承され湾曲状先端部を有する押え
金と、押え金の後端部に付設された空糸押え板と、空糸
押え板を下方に付勢する弾性部材とを備え、生地を針板
上に押圧するミシンの生地押え装置において、押えヒン
ジによる押え金の支承箇所を湾曲状先端部の付け根にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーロックミシン
等の生地押えとして適用されるミシンの生地押え装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンに関する生地押え装置と
しては、実開平5−63480号公報に開示されている
ように、押え金の後部に付設された空糸押え板をコイル
ばね(弾性部材)で付勢し、これにより、上下生地間の
縫いずれを防止することが提案されている。この押え金
は押え腕の先端部(押えヒンジ)に回転可能に支承され
ている。押え腕は略水平に延びており、その基端部がミ
シン機枠に回転可能に支承されている。押え腕の先端部
はバネにより下方に付勢され、押え金の先端部は上方へ
湾曲している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の生地押え装置においては、押えヒンジによる押え
金の支承箇所が水平押圧面の略中央部となっているか
ら、押え金の湾曲状先端部で十分な押圧力を得ることが
できなかった。即ち、図4に示すように、押え金におけ
る湾曲状先端部の付け根Aと支承箇所Bとの間において
生地の段部WWが生地送り方向Fに通過している時、押
え腕に付勢されるバネCとコイルばねD(弾性部材)と
の付勢力により押え金における湾曲状先端部の押圧力が
低下する。この押圧力の低下は生地の段部WWを支点と
した回動により発生してしまい、押え金の湾曲先端部に
おいて適切な押圧力を付与することができなかった。従
って、本発明の課題は、押え金の湾曲状先端部で生じる
押圧力の変化を抑えることで針落ち手前の上下生地に適
切な押圧力を与え、上下生地間の縫いずれを防止するこ
とができるミシンの生地押え装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミシン機枠に
回転可能に支承され先端部がバネにより下方に付勢され
る押え腕と、押え腕の押えヒンジに回転可能に支承され
湾曲状先端部を有する押え金と、押え金の後端部に付設
された空糸押え板と、空糸押え板を下方に付勢する弾性
部材とを備え、生地を針板上に押圧するミシンの生地押
え装置において、押えヒンジによる押え金の支承箇所を
湾曲状先端部の付け根にしたことを特徴とする。
【0005】なお、押え腕の押えヒンジを中央部で手前
に屈曲させ、弾性部材を押えヒンジに位置調節可能に付
設されたブラケットに係合させるのが望ましく、また、
空糸押え板の後部に段差を設定しておくとよい。
【0006】
【作用】本発明によれば、押えヒンジによる押え金の支
承箇所を押え金の湾曲状先端部の付け根にしたので、該
湾曲状先端部で生じる押圧力が極度に変化せずに押え金
の水平押圧面全体で押圧されることとなる。特に、生地
の段部が押え金の湾曲状先端部を通過した直後であって
も、押え金の支承箇所と弾性部材とが生地段部の前後に
配置される状態となり、針落ち手前の生地が確実に針板
側に押圧される。また、押えヒンジに対するブラケット
の取付け位置を変更すれば、空糸押え板への弾性部材の
押圧力を調節できる。さらに、空糸押え板の後部に段差
を設定しておくと、ブラケットの取付け位置を変更する
ときに弾性部材が外れてしまうようなことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を用いて説明する。図2に示すように、押え腕1の
基端部は揺動軸2のクランク腕3にピン4を介して連結
され、揺動軸2はミシン機枠に圧入されたブッシュ5に
回転可能に支承されている。従って、押え腕1はミシン
機枠に回転可能に支承された状態となっている。揺動軸
2は運動伝達部材6を介して押え上げレバー7に連結さ
れ、押え上げレバー7は段付ネジ8によりミシン機枠に
回転可能に支承されている。押え腕1の先端部はバネ9
により下方に付勢されている。バネ9の押圧力は調節ネ
ジ9aの締込み量で調節できる。図2では示していない
が、押え上げレバー6が足踏みペダルや膝レバーに連結
されると操作性がよくなる。なお、運動伝達部材6およ
び押え上げレバー7は夫々個別のねじりコイルばねによ
り一方向に付勢されている。
【0008】押え腕1の先端部には、図1に示すよう
に、押えヒンジ10がネジ11で固定されている。押え
ヒンジ10は中央で手前に屈曲しており、その下端に押
え金12が回転可能に支承されている。押え金12は水
平押圧面12aと湾曲状先端部12bとを有する。押え
ヒンジ10による押え金12の支承箇所は、ミシン針1
3より遙か前方に位置し、押え金12の湾曲状先端部1
2bの付け根となっている。また、押え金12には空糸
押え板14がネジ15で固定されている。
【0009】押えヒンジ10にはL字形のブラケット1
6がネジ17で固定されている。空糸押え板14に付勢
されるコイルばね18(弾性部材)は、ブラケット16
に取り付けられたネジ19に係合するよう構成されてい
る。空糸押え板14へのコイルばね18の押圧力はネジ
17の弛緩時に調節できる。また、この押圧力の変更に
よってコイルばね18が滑らないように、空糸押え板1
4の後部に段差を設定している。なお、実施の形態では
空糸押え板に付勢される弾性部材としてコイルばねが用
いられていたが、これに限定されるわけでなく、例え
ば、ゴムや板ばね等を用いてもよい。
【0010】次に、上記構成の動作を説明する。針板N
P上に載せ付けられた上下生地は、押えヒンジ10によ
る押え金12の支承箇所において押え金12で確実に押
圧される。これにより、ミシン駆動時に送り歯(図示せ
ず)で縫いずれすることなく生地送り方向Fに沿ってミ
シン針13の落下ポイントまで送られる。この時、生地
の段部WWが通過していたとしても、図3に示すよう
に、押え金12の支承箇所とコイルばね18とが該段部
WWの前後に配置される状態となる。つまり、両部材か
らの付勢力が押え金12に伝達され、針落ち手前の生地
が確実に針板NP側に押圧される。ミシン針13の落下
ポイントを通過した上下生地は、コイルばね18で付勢
されている押え金12の後部で確実に針板に押圧され
る。その結果、ミシン駆動時に送り歯(図示せず)で縫
いずれすることなく生地送り方向Fに沿って送られる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、押え金
の湾曲状先端部で生じる押圧力が極度に変化せずに押え
金の水平押圧面全体で押圧されるので、ミシン駆動時に
上下生地間の縫いずれをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの生地押え装置の要部を示
す側面図である。
【図2】同上装置の基本構成を示す部品展開図である。
【図3】同上装置の作用を示す概略説明図である。
【図4】従来装置の作用を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 押え腕 2 バネ 10 押えヒンジ 12 押え金 12a 水平押圧面 12b 湾曲状先端部 14 空糸押え板 15 コイルばね(弾性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に回転可能に支承され先端部
    がバネにより下方に付勢される押え腕と、押え腕の押え
    ヒンジに回転可能に支承され湾曲状先端部を有する押え
    金と、押え金の後端部に付設された空糸押え板と、空糸
    押え板を下方に付勢する弾性部材とを備え、生地を針板
    上に押圧するミシンの生地押え装置において、押えヒン
    ジによる押え金の支承箇所を湾曲状先端部の付け根にし
    たことを特徴とするミシンの生地押え装置。
  2. 【請求項2】 押え腕の押えヒンジが中央部で手前に屈
    曲し、弾性部材が、押えヒンジに位置調節可能に付設さ
    れたブラケットに係合されている請求項1記載のミシン
    の生地押え装置。
  3. 【請求項3】 空糸押え板の後部に段差が設定されてい
    る請求項2記載のミシンの生地押え装置。
JP2002019440A 2002-01-29 2002-01-29 ミシンの生地押え装置 Pending JP2003220289A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102787455A (zh) * 2011-05-20 2012-11-21 维比麦克Spa公司 压脚装置及包含所述装置的缝纫机
CN102965855A (zh) * 2012-12-03 2013-03-13 南通歌梦德国际贸易有限公司 一种带进布套体的缝纫机压脚
CN102995306A (zh) * 2012-11-26 2013-03-27 吴江市金真缝纫机有限公司 缝纫机压脚装置
CN109183288A (zh) * 2018-09-29 2019-01-11 浙江杰克智能缝制科技有限公司 一种缝纫机的压布装置及缝纫机

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