JPH01122543A - 電極の製造方法 - Google Patents

電極の製造方法

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JPH01122543A
JPH01122543A JP28079287A JP28079287A JPH01122543A JP H01122543 A JPH01122543 A JP H01122543A JP 28079287 A JP28079287 A JP 28079287A JP 28079287 A JP28079287 A JP 28079287A JP H01122543 A JPH01122543 A JP H01122543A
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JP
Japan
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blank
electrode
metal plate
cutting
plate material
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Application number
JP28079287A
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English (en)
Inventor
Shingo Sho
庄 信吾
Hiroyuki Higashikubo
東久保 浩之
Katsumasa Nagai
永井 克政
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、陰極線管の電子銃用の電極の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 陰極線管受像管の電子銃には、第7図に示すような異形
カップ状の電極1を用いる。
この電極1は、ほぼ長方形を成す天板部2に、複数の膨
出部3を一直線上に配して形成し、この複数の膨出部3
のそれぞれの中心に、電子ビームを通過さゼるための通
過孔4を形成し、天板部2に側板部5を介して連なるフ
ランジ部6に、ビートガラスに埋設してこの電極1を固
定するための複数の埋設片7を形成し、さらに、側板部
5に、この電極1(電子銃)の回転方向の位置決めを行
なうために用いる位置決め孔8を形成したものである。
そして、この電極1を製造する際に、たとえば、トラン
スファープレス加工で行なうとすると、第8図に示すよ
うな工程を経ることになる。
まず、幅の広い金属板素材を購入し、これを所定の幅に
スリット加工し、この所定幅の金属板素材11(以下、
素材11と呼ぶ。)を図示しないトランスファープレス
機(以下、プレス機と呼ぶ。)にセットし、プレス機に
取付けられた金型によって、(A)のように素材11か
ら円形状のブランク12が形成(打抜き加工)される。
このとき、素材11はプレス機に設けられた精密送り装
置により順次に所定の送り長さで谷型内に送込まれ、素
材11の打抜かれていない部分が順次に金型内に供給さ
れるようになっており、素材11のブランク12が打抜
かれた部分はスクラップ材13となり、フープ材として
素材11とつながっているため、金型外に送出されて行
く。
そして、打抜かれたブランク12は、トランスファー送
り機構により順次に各加工工程に搬送され、各工程にお
いて、(B)に示すようにブランク12に側板部5ど天
板部2が形成(絞り加工)され、(C)に示すように天
板部2に膨出部3が形成(張出加工)され、(D>に示
づように膨出部3が整形(成形工程)され、C)に示す
ようにフランジ部6と埋設片7が形成(第1縁切加工)
され、([)に示?lJ、うにフランジ部6と埋設片7
が整形(第2縁切加工)されるとともに膨出部3に通過
孔4が形成され、(Q)に示すにうに側板部5に位置決
め孔8が形成(孔明加]二)されて電極1となる。
ここで、所定の幅に加工した素trA11から打扱かれ
る円形状のブランク120所要面積は、電極1の面積に
第1縁切加工時の縁さん面積を加えたものとなり、この
ブランク12の所要面積によりブランク12の径が決定
し、このブランク12の径に、ブランク12を打抜く際
のブランク12両側の縁さん幅つまりスクラップ材13
として残る部分の幅を加えたものが素)A11の幅とな
る。
このようにして決定された所定の幅を持つ索材11は、
プレス機に設りられた送り装置にj:す、順次に所定の
送り長さで金型内に送込まれ、ブランク12の打扱きに
より、スクラップ材13となって後続の素材11とつな
がったままの状態で金型外に送出されて行き、トランス
ファープレス加工を継続させる作用を有している。
しかしながら、所定の幅に加工した素材11から円形状
のブランク12を打抜き、このブランク12から電極1
を形成する方法では、多くの素材11を必要として、素
材11の利用効率が非常に悪く、1個の電極1に対する
材料費が高くなり、部品中値も高くなるという問題を有
している。
これは、電極1を製造するために必要とする素材11の
幅は、円形状のブランク12の径で決定され、このブラ
ンク12の径は電極1の長軸側の寸法によって決定され
てしまうためで、この電極1では長軸側のフランジ部6
の外形寸法の方が短軸側の埋設片7の外形寸法よりも長
く、絞り加工のための材料余りを除いても、常に、長軸
側の方が材料を多く必要とし、仮に、短軸側の寸法でブ
ランク12の径を決定すると、電極1の長軸側の部分の
形成が完全に行なえず、不具合な不良部品を作ってしま
うからであり、このため、電極1の長軸側の寸法で、ブ
ランク12の径を決定しており、短軸側の埋設片7部分
はその外側の縁さん幅をかなり多く残した状態で、第1
縁さん加工を行なうことになる。
このJ:うに、ブランク12の径は、電極1の短軸側の
埋設片7の外形寸法に関係なく、長軸側のフランジ部6
の外形寸法によって決定されてしまい、これによって、
短軸側の材料は常にかなり多くの部分を残した状態とな
る。
このため、幅の広い金属板素材をスリット加工して作る
素材11の幅は、電極1の長袖側の寸法によって決定さ
れるブランク12の径に、ブランク12を打抜く際のブ
ランク12両側の縁さん幅つまりスクラップ材13とし
て残る部分の幅を加えたものとなり、電極1の長軸側の
寸法が大きくなれば、短軸側の寸法に関係なく素材11
の幅が広くなり、素材11の送り長さも長くなる。
このように、所定の幅に加工した素材11から円形状の
ブランク12を打扱き、このブランク12から電極1を
形成する方法では、材料費が高くなり、部品単価も高く
なるという問題を有し、しかも、フープ材として後続の
素材11とつながったままの状態で金型外に送出される
スクラップ材13があるので、スクラップ材13を巻取
る巻取り装置やスクラップ材13を切断する切断装置等
が必要となる。
そこで、電極1の材料費、部品単価を低減するとともに
、スクラップ材13の巻取り装置や切断装置等の処理装
置を不要とするために、特開昭58−40734号公報
に示された提案が先になされた。
この公報には、第9図に示ずように、所定の幅に加工し
た素材11から、円形状のブランク12を打抜かずに、
素材11の幅を及び送り長さをそのまま利用して、ほぼ
正方形のブランク15を形成し、このブランク15の対
角線方向を製造する電極1の長軸方向に対応させる技術
が示されている。
この技術によれば、まず、後続の素材11とつながった
ままの状態で金型外に送出されるスクラップ材が発生し
ないので、素材11の利用効率が高く、電極1の材料費
をかなり少なくすることができ、部品単価もかなり低減
することができ、しかも、スクラップ拐の巻取り装置や
切断装置等の処理装置が不要となる。
さらに、この技術を応用して、ブランク15の対角線方
向を電極1の長軸方向に対応させずに、ブランク15を
長方形状とし、ブランク15の長辺方向を電極1の長軸
方向に対応させるとともに、ブランク15の短辺方向を
電極1の短軸方向に対応させると、第1の縁切り加工で
出る短軸側の材料のむだを、長袖方向と同様に、最少限
に押えることができ、電極1の材料費をさらに少なくす
ることかでき、部品単価もさらに低減することができる
しかしながら、所定の幅に加工した素材11カ)ら正方
形あるいは長方形のブランク15を切断し、このブラン
ク15から電極1を形成する方法で、素材11の無駄を
少なくしても、索材11にフープ拐を使用しているため
、材料供給を連続的に行なうのに限度がある。
これは、購入した幅の広い金属板素材を所定の幅にスリ
ット加工して複数本の素材11に分けても、素材11の
長さだけは、購入した金属板素材の長さによって決定さ
れてしまうからで、たとえば、幅110m、重さ110
01(の金属板素材を考えても、長さは約284TrL
シかなく、これから分割した索材11を、毎分のストロ
ークが60回転のプレス機に、ブランク15の長さ26
mで供給すると、約3時間後にはプレス機を停止させて
、新たな素材11を供給しなければならない。
そして、購入する幅の広い金属板素材の重量は、100
 Kg以下のものがほとんどで、時々、50Kgのもの
も入荷するため、これから分割した素材11を使用する
と、半分の約1.5時間毎にプレス機を停止させて、そ
のつど、新たな素材11を供給しなければならない。
このため、プレス機の可動率が低く、電極1の生産効率
が悪く、これにより、部品加工費が高く、この結果、部
品単価も高くなるという問題を残している。
そこで、プレス機の可動率を高め、電極1の加工費、部
品単価を低減するために、あらかじめ、複数の素材11
の端部を溶接して、複数の素材11を連結して’jJ3
 <方法が一般的に行なわれているが、この方法は、電
極1の絞り加工には適さないという問題がある。
これは、素材11の端部の溶接の状態により、ブランク
15を切断した後の絞り加工時に、素材11の連結が外
れてしまうことがあることと、素011の連結が外れな
くても、この絞り加工時に、素材11の溶接部分が絞り
ポンチとダイをいため、絞りボンデとダイに焼付ぎ現象
が発生し、続く溶接部分以外のブランク15に絞り加工
を行なう際に、絞りポンプとダイの焼付き部分が絞り加
工の抵抗どなり、絞り加工が円滑に行なわれず、破れた
電極1ができてしまうためである。
このように、溶接によって連結した索材11を電極1の
製造に使用するには非常に困難な問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、陰極線管の電子銃用の電極1を製造す
る際に、所定の幅に加工した素材11から円形のブラン
ク12を打抜いていたのでは、素材11の利用効率が悪
いため、ff費が高いという問題があり、所定の幅に加
工した素材11から正方形あるいは長方形のブランク1
5を切断すると、材料費を低減することができるが、プ
レス機の可動率が低く、電極1の生産効率が悪いため、
加工費が高いという問題が残り、そこで、複数の素材1
1を溶接により連結して使用すると、プレス機の可動率
をある程度病めることができるが、溶接部分の絞り加工
における信頼性が乏しく、絞り加工中に連結部が外れる
ことがあり、外れなくても、絞りボンデとダイに焼付き
現象を発生させ、破れた電極1ができてしまうという問
題がある。
本発明は、このような点に鑑み成されたもので、材料の
利用効率を高くすることができて材料費を低減できるほ
ぼ方形状のブランク15を、素材11の溶接によらずに
、長時間に渡って連続的に供給できるようにし、焼付き
や不良品の発生がない状態で、プレス機の可動率を高め
、部品加工費を低減し、電極1を全体的に安価に製造し
j;うとづるものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、陰極線管の電子銃用の電極の製造に際して、
金属板素材からほぼ方形状のブランクを形成し、このブ
ランクからff4を形成づ−るff1tの製造方法に関
するものであって、上記金属板素材の長さ方向の一端部
の幅方向の一側部から他側部に向かって順次に」:記ブ
ランクを複数個ほぼ1字状の切断線による切断加工によ
って形成し、この金属板素材の幅方向の他側部からブラ
ンクを形成したら、再び金属板木Hの長さ方向の一端部
の幅方向の一側部から他側部に向かって順次にブランク
を複数個ほぼ1字状の切断線による切断加工によって形
成するものである。
(作用) 本発明では、陰極線管の電子銃用の電極の製造に際して
、幅の広い金属板素材を、複数本に分割せずに、そのま
まプレス機にセットして、この幅の広い金属板素材から
ほぼ方形状のブランクを形成することができるので、ブ
ランクを長時間に渡って連続的に供給することができる
(実施例) 本発明の電極の製造方法を図面を参照して説明する。
第1図に示す長方形状のブランク21から第7図に示し
た電極1を形成する場合、第2図に示すような幅の広い
金属板素材20(以下、素材20と呼ぶ。)を、ブラン
ク21の幅旧に分割せずに、そのまま図示しないトラン
スファープレス機(以下プレス機と呼ぶ。)にセットす
る。
そして、このプレス機に設りられた精密送り装置には、
従来と同様に、素材20をその長さ[0方向にブランク
21の長さ[1ずつプレス機の切断工程のブランク切断
型に送込むことができる伯、素材20をその幅−〇方向
にブランク2窃幅旧ずつ移動することができるものを用
いる。
そして、この精密送り装置によってブランク切断型に送
込まれ1=素材20は、その長ざLO力方向先端部の幅
WO力方向右側部のaで示す部分が、ブランク切断型の
ポンチとダイによる1−字状の切断線に沿った切断加工
ににって、ダイ上の所定位置において、ブランク21と
して切断される。
そして、この素vJ20のaで示す部分の切断の後、通
常の1〜ランスフアープレス加工と同様に、ラムの十A
とともにラムに取イ]けられたブランク切断型もTRし
、この際に、素材20のaで示す部分から切断されたブ
ランク21は、ブランク切断型から次の絞り工程に移動
し、次のラムの下降により絞り加工が行なわれる。
そして、ブランク切断工程では、次の+J旧供給を行な
うため、精密送り装置により、素材20を右方にブラン
ク21の幅W1だ〔づ移動させる。
このときの素材20の移動は、ラムが十Rを始めた時点
から迅速に行ない、ラムの上死点イ」近では、素材20
の移動が完了している。
次に、再びラムが下降してブランク切断型下部のダイ上
の所定位置において、素材20のbで示す部分が、ブラ
ンク切断型のポンチとダイによる1字状の切断線に沿っ
た切断加工によって、ブランク21として切断され、続
くラムの上昇の際に、素材20のbで示ず部分から切断
されたブランク21がブランク切断型から次の絞り工程
に移動するとともに、素材20が右方にブランク21の
幅旧だ(プ移動する。
そして、このような動作の繰返しにより、素材20のa
、b、C,dで示ず部分から順番にブランク21を形成
し、さらに、素材20の長さ[0方向の先端部の幅WO
力方向左側部のeで示す部分からブランク21を形成し
たら、素@20をその先端部方向にブランク21の長さ
Llだけ移動するとともに、素材20を左方に移動し、
その長さLOh向の先端部の幅1II07−1向の右側
部の次のaで示す部分を、ダイ上の所定位置に移動し、
この後、素材20のa、b。
c、d、eで示す部分から順番にブランク21を形成す
る。
ここで、ブランク21の形状は長方形状と説明したが、
実際には、第3図に示すように、上配素−15= 材20の先端から後端の長さ1−0方向及び右側から左
側の幅−〇方向に対応したその後端左側部が、その後端
右側部よりも後端側に突出しており、第4図に示すよう
・に、素材20からa、b、c、d、e。
a、b、c、d、e・・・の部分が順番に切断されてブ
ランク21が形成される。
次に、第2図及び第4図で説明したような順番で素材2
0からブランク21を切断する理由を説明する。
第2図及び第4図で説明したような順番で素材20から
ブランク21を切断するのは、切断加工を行なう部分を
ブランク21の左側部と後端部だけの1−字状にするた
めで、このブランク21の左側部と後端部にだ(プ切断
力が必要となる。
このため、切断の際に、切断力の分力として上型に取付
けられたポンチと下型に取付【〕られたダイの間に発生
してボンデに加わる推力は、第5図に示すように、右側
方向のPWと先端方向のPl−となり、これらによって
斜め方向の合推力Pがポンチに加わる。
したがって、ポンチとダイの間の左側部分のクリアラン
スと後端部分のクリアランスは、切断を繰返すことによ
り、あらかじめ設定した数値以上に広がるが、広がった
状態で安定することになる。
ところが、第6図に示すような順番で素材20からブラ
ンク21を切断した場合、素材20のaの部分から切断
を始めて、b、c、d、eの部分の切断を順番に行なっ
た後、fの部分の切断を行なう際には、切断加工を行な
う部分はそれまでの1字状の切断線が反転してブランク
21の右側部と後端部となるが、それまでのaからeま
での部分の切断によって、ポンチが右方に寄ってしまっ
ているため、ボンデとダイの間の右側部分のクリアラン
スがほとんどない状態でfの部分の切断を行なうことに
なり、ポンチとダイの間の右側部分が接触してかじり現
象を引起こし、切刃部分が破損し、切断加工を続行して
も、ブランク21にばつが発生し、その後の加工を円滑
に行なえなくなる。
このように、第6図に示したような順番で素祠20から
ブランク21を切断すると、ブランク21の切断方向が
変化するため、ポンチとダイの間のクリアランスの狂い
によってポンチとダイのかしり現象が発生し、切断加工
を継続できなくなるが、第2図及び第4図に示したJ:
うな本発明の順番で素材20からブランク21を切断す
ると、ブランク21の切断方向が一定で変化しないため
、ポンチとダイの間のクリアランスも一定となり、ブラ
ンク21の右側部分の切断がないため、ボンデとダイの
かじり現象が発生ぜず、切断加工を長く継続でることが
できる。
次に、ブランク21の形状を第3図に示したj:うな形
状に形成した理由を説明する。
これは、素材20の二度切り現象を防1にするためで、
二度切りによって発生する切粉による弊害を防止するた
めである。
たとえば、第5図に示すように、ブランク21の後f4
部が素材20の送り方向に対して直角で一直線であると
、素材20の送り方向に対する位置に関して、ブランク
21の後端左側部と後端右側部の間に差がなく、同じ位
置となる。
すると、素材20のす、c、d、eの部分を切断する際
に、その直前にa、b、c、、dの部分を切取った素材
20の縁部を二度切りすることになり、この結果、二度
切りした部分から累月20の切粉が発生し、この切粉が
絞り油等によりブランク21に付着し、次の工程以降で
打痕や傷となって製造する電極1に現われ、このように
打痕や傷の有る電極1を用いて電子銃を作り、この電子
銃を使って受像管を製作すると、受像管の耐圧特性に悪
影響を及ぼすことになる。
ところが、第3図に示すように、ブランク21の形状を
、完全な長方形とせずに、第3図に示したように、素材
20の先端から後端の長さLOh向及び右側から左側の
幅誓0方向に対応したその後端左側部を、その後端右側
部よりも後端側に突出させると、素材20の送り方向に
対する位置に関して、ブランク21の後端左側部と後端
右側部の間に段差ができるので、このブランク21を第
4図に示すにうな順番で素材20から切断しても、二度
切り現象が発生することがなく、したがって、切粉の発
生や切粉による弊害を防止できる。
上述したように、幅の広い素材20を、ブランク21の
幅旧に分割せずに、そのままプレス機にセットし、この
プレス機に設けられた精密送り製画により、素材20を
その幅WO力方向びその長さ[O方向に移動しながら、
ブランク21を形成したところ、実装評価で、従来、1
日に5〜6回プレス機を停止して、素材の交換を行なっ
ていたものが、重量100Kgの素材20で、約3日間
プレス機を停止させずに電極1の製造を行なうことがで
き、稼働率を従来よりも約15%向上させることができ
た。
また、電極1を製造するプレス機の無人運転を行なおう
とした場合に、従来から最も問題となっていた材料供給
の点が、本発明によって一挙に解決でき、従来では考え
られなかった無人運転が可能となり、このため、省人化
の面でも大きく貢献するという附随効果もあり。
これらのことにより、部品加工費の低減と省人化による
人件費の削減により、電極1の単価を安くすることがで
きる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、陰極線管の電子銃用
の電極を製造する際に、幅の広い金属板素材を、複数本
に分割せずに、そのままトランスファープレス機にセッ
トして、この幅の広い金属板素材からほぼ方形状のブラ
ンクを形成することができるので、ブランクを長時間に
渡って連続的に供給することができ、これによって、材
料供給によるプレス機の停止の頻度を少なくして、プレ
ス機の稼働率を飛躍的に向上でき、また、無人運転で最
も問題となってぃた材料供給の点が一挙に解決されたた
め、省人化ができ、これらの結果、安価に電極を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)及び(B)は本発明の方法によって形成す
るブランクの概要を示す平面図及び側面図、第2図(へ
)及び(B)は本発明の方法によって第1図のブランク
を形成する状態を示す金属板素材の平面図及び側面図、
第3図(A)及び(B)は第1図のブランクの詳細を示
す平面図及び側面図、第4図<A)及び(B)は本発明
の方法によって第3図のブランクを形成する状態を示す
金属板素材の平面図及び側面図、第5図はブランクを切
断する際にポンチに働く力を示す金属板素材の平面図、
第6図(A>及び(B)は本発明と異なる方法によって
ブランクを形成する状態を示す金属板素材の平面図及び
側面図、第7図い)及び(B)は製造する電極を示す平
面図及び一部を断面にした側面図、第8図(A)ないし
くQ)は従来の方法の工程図、第9図は(A)ないしく
C)は別の従来の方法の工程図である。 1・・電極、20・・金属板素材、21・・ブランク。 (A) (E) (C)     (D)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陰極線管の電子銃用の電極の製造に際して、金属
    板素材からほぼ方形状のブランクを形成し、このブラン
    クから電極を形成する電極の製造方法であって、 上記金属板素材の長さ方向の一端部の幅方向の一側部か
    ら他側部に向かつて順次に上記ブランクを複数個ほぼL
    字状の切断線による切断加工によつて形成し、この金属
    板素材の幅方向の他側部からブランクを形成したら、再
    び金属板素材の長さ方向の一端部の幅方向の一側部から
    他側部に向かって順次にブランクを複数個ほぼL字状の
    切断線による切断加工によって形成することを特徴とす
    る電極の製造方法。
  2. (2)上記ほぼ方形状のブランクは、上記金属板素材の
    一端から他端の長さ方向及び一側から他側の幅方向に対
    応したその他端他側部がその他端一側部よりも他端側に
    突出していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の電極の製造方法。
JP28079287A 1987-11-06 1987-11-06 電極の製造方法 Pending JPH01122543A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150043450A (ko) 2013-07-10 2015-04-22 가부시키가이샤 하모닉 드라이브 시스템즈 파동발생기 및 파동기어장치
US10060517B2 (en) 2013-11-19 2018-08-28 Harmonic Drive Systems Inc. Strain wave gearing, frictional engagement wave device, and wave generator

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