JPH01116007A - 焼結冷間鍛造方法 - Google Patents

焼結冷間鍛造方法

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Publication number
JPH01116007A
JPH01116007A JP27201987A JP27201987A JPH01116007A JP H01116007 A JPH01116007 A JP H01116007A JP 27201987 A JP27201987 A JP 27201987A JP 27201987 A JP27201987 A JP 27201987A JP H01116007 A JPH01116007 A JP H01116007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintering
forging
accelerator
cold forging
forged product
Prior art date
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Pending
Application number
JP27201987A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Yoshimoto
吉本 和幸
Shigenori Morimoto
森本 茂典
Makoto Yamane
誠 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH01116007A publication Critical patent/JPH01116007A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、焼結冷間鍛造方法の一部改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 例えば自動車のコネクティングロッド等はH字状等の複
雑な断面形状を有しているため第4図に示すようにダイ
1と上下パンチ型2,3からなる空間部にコンロッド鍛
造用ブランワ材4を配設し、パンチ型2,3で矢印入方
向に押圧して行う冷間鍛造により製造される。このよう
なブランワ材4は端面部分に応力が集中しやすい。した
がって図面に示すコンロッド断面のように縁部4aがコ
ーナ状のシャープエツジとして形成されていると応力感
度が大きくなり剛性が低下し強度の低下やばらつきにつ
ながる。このためMSA図に示すブランワ材4′の端面
部分の縁部4a’のように縁部をアール状に形成し、コ
ーナのシャープエツジの欠は落ち等を防止している。し
かしこのようなアール(丸味)を有するコンロッドを製
造する上下パンチ型2a、 3aは第5A図の一部を拡
大して示す第5B図に示すように縁部4a’ に当接す
る上下パンチ型2a、3a自体に凹状のアール形成部8
が形成されている。このようなアール形成部8はダイ1
と上下パンチ型2a、3aとの境界部分であるためパン
チ型2a、3aの先端が鋭くなりこの先端部分の強度が
低下し、破損しやすくなる。このため上下パンチ型の耐
久性の低下を招く。
したがってこのようなアール形成部を有するパンチ装置
を使用せず、特開昭81−281402号公報に示され
ているように鍛造時ハンガ一方法による処理を施すこと
で鍛造品縁部のシャープエツジに丸味を与える方法があ
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし前述したようなハンガ一方法による鍛造において
は、鍛造品の表面粗さが極めて粗くなり剛性が低く、応
力感度の増加という問題は充分に解決されない。このた
めコンロッド等の鍛造品の強度は高くならない。
本発明は前述したような問題点に鑑み、耐久性に優れた
上下パンチ型を使用して所定位置にアールが形成され剛
性の高い鍛造品を形成することのできる焼結冷間鍛造方
法の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の焼結冷間鍛造方法は上型パンチと下型パンチと
の間の空間部に仮焼結されたブランワ材を装着して冷間
鍛造した後、冷間鍛造された鍛造品の角部の少なくとも
一部に焼結促進剤を塗布し、その後この鍛造品を再び焼
結成形することを特徴とするものである。
前記鍛造品の角部とは鍛造品の形状にかかわらず鍛造品
を製品化した際破損しやすい部所等の、強度的に補強を
必要とする角状のシャープエツジの部分をさし、このよ
うな角部の全個所に前記処理を施すのが一般的に好まし
い。
また焼結促進剤は液相を生ずることにより焼結促進効果
が発生するので、促進剤塗布後の焼結は塗布した焼結促
進剤の液相発生温度より高い温度で行う必要がある。
(実 施 例) 以下、図面を用いて本発明の焼結冷間鍛造方法の一実施
例を自動車のコンロッドを例にとって説明する。
本実施例においても、第4図に示すコンロッドの焼結冷
間鍛造方法と同様、上下型からなるパンチ装置を使用し
て冷間鍛造が行なわれる。すなわち、左右2つのダイ1
間に上下動自在に配設された上パンチ型2と下パンチ型
3との間の空間部(図示せず)に、冷間鍛造用に仮焼結
されたブランワ材4が装 され、上下パンチ型2,3が
矢印A方向に移動せしめられブランワ材4に圧接され冷
間鍛造が行われ鍛造品5が形成される。このような鍛造
品5の、前記上下パンチ型2,3とダイ1との境界部に
当接する角部5aはシャープエツジとして形成されてい
る。このシャープエツジをアール状とするために次工程
としてこの角部5aに焼結促進剤が塗布される。この塗
布方法は第1図にその方法を示すように、バイブロaか
ら送り出されたスラリ状の焼結促進剤がスポンジ6aに
含浸せしめられ、このスポンジ6が鍛造品5の角部5a
に当接されることにより行われる。
焼結促進剤とは、この促進剤が塗布されている鍛造品を
所定温度以上の温度で焼結すると焼結温度で液相を生じ
せしめるもので、このような液相の発生により焼結が促
進され塗布部分にアールが形成されるものである。
第2図に示すように、焼結促進剤7を鍛造品5の角部5
aのシャープエツジ部分およびその周辺部分の鍛造品側
面に塗布しこの焼結促進剤7の液相発生温度より高い温
度で焼結すると、第3図に示すように、鍛造品5の所定
位置にアール5bが形成され、シャープエツジをなくす
ことができる。
以下、具体例を挙げて本発明の冷間鍛造方法の好ましい
実施例を説明する。
(実施例1) 拡散合金鋼粉(成分: Fe −4%、 Nl −15
%。
Cu −0,5M)に黒鉛を0.5%及び潤滑剤1%を
添加し混合した。この混合粉を5 ton / ciの
圧力で圧粉し脱ろう後、800℃で1時間、真空中(1
0’to+Jで仮焼結して冷間鍛造用ブランワ材とした
。このブランワ材をパンチ装置内の空間部に装して1o
tOn /cdの圧力で冷間鍛造し、角部がシャープエ
ツジとして形成されている車両コンロッド用の鍛造品を
形成し、この鍛造品の前記角部に液相を発生させる焼結
促進剤としてP(Fe3Pとして)を塗布した。この焼
結促進剤はFe3Pの粉末に30vo1%のエチルアル
コールを添加し、スラリ状としたものを使用した。この
スラリ状粉末は鍛造後のインジェクション時に塗布でき
るように、第1図に示すようにダイキャビティの周囲に
スラリ状粉末を含んだスポンジを配置して塗布する方法
をとった。このようにして第2図に示す形状で角部およ
びその周辺に焼結促進剤が塗布された鍛造品を、Fe3
Pの液相発生温度は1050”Cであるため1200℃
で1時間、真空中(10’ Tll t r)で焼結し
た。このためFe3Pを塗布した角部は焼結が促進され
、アール(約R2)が形成された。
(実施例2) 実施例1と同成分、同製造法からなるブランワ材を同条
件で冷間鍛造してなる鍛造品の角部およびその周辺に焼
結時液相を発生させるためC粉末に30vo1%のエチ
ルアルコールを添加しスラリ状にした焼結促進剤(Fe
−C)を第1の実施例と同様の方法で塗布した。このよ
うなFe −Cの液相発生温度は1150℃であるため
この鍛造品を1200℃で1時間、真空中(10°2T
err)で焼結した。このため焼結促進剤塗布部分は焼
結が促進され、角部にアール(約R2)が形成された。
前記2つの実施例は本発明の冷間鍛造方法の好ましい態
様でありこのような方法により鍛造品の所定位置にアー
ルを形成することが望ましい。
(発明の効果) 本発明の焼結冷間鍛造方法は、冷間鍛造により形成され
た鍛造品の角部の少なくとも一部に焼結促進剤を塗布し
た後、この鍛造品を再び焼結成形し、焼結促進剤により
液相を生じさせるものである。この促進剤の液相発生よ
り、塗布部分の焼結が促進されるため、鍛造品のシャー
プエツジ部分にこの焼結促進剤を塗布して焼結を行うと
エツジ部分にアールを形成することができる。
このように簡略な方法で鍛造品所定位置にアール部を形
成することができるため、冷間鍛造を行うパンチ装置に
アール形成部を設ける必要がなく、アール成形部の破損
によりパンチ装置の耐久性を低下させることなく、剛性
の高い鍛造品を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の焼結冷間鍛造方法の一実施例の鍛造品
への焼結促進剤塗布方法を示す断面図、第2図は前記鍛
造品の促進剤塗布状態を示す断面図、 第3図は第2図に示す鍛造品の焼結後の状態を示す断面
図、 第4図はブランワ材の冷間鍛造方法を示す断面図、 第5A図は従来のブランワ材鍛造時のアール形成方法を
示す断面図、 第5B図は第5A図の要部拡大図である。 2・・・上型パンチ    3・・・下型パンチ4.4
′・・・ブランワ材 5・・・鍛 造 品5a・・・角
   部    5b・・・ア − ルア・・・焼結促
進剤 第4図 第5A図  第58図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 上型パンチと下型パンチとの間の空間部に仮焼結された
    ブランワ材を装着して冷間鍛造した後、冷間鍛造された
    鍛造品の角部の少なくとも一部に焼結促進剤を塗布し、
    その後この鍛造品を再び焼結成形する焼結冷間鍛造方法
JP27201987A 1987-10-28 1987-10-28 焼結冷間鍛造方法 Pending JPH01116007A (ja)

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JP27201987A JPH01116007A (ja) 1987-10-28 1987-10-28 焼結冷間鍛造方法

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JPH01116007A true JPH01116007A (ja) 1989-05-09

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ID=17507998

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019517389A (ja) * 2016-05-27 2019-06-24 サン・ジャン・インダストリーズ 少なくとも部分的に金属合金から構成される部品を製造するための方法、および最適化方法

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