JPH01110491A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエスカレータ−あるいは電動道路等の乗客コン
ベアの欄干に係り、特に構成部品の縮減と構造の簡略化
に好適な欄干構造に関する。

〔従来の技術〕

乗客コンベアには、本来具備すべき輸送機能。

意匠性及び安全性のほかに軽層性１組立効率性などがあ
る。特に、後者の二項目は乗客コンベアを設置する建屋
側の強度負担を軽減できる点、建築進度の障害にならな
いという二点で歓迎される。

従来知られている来客コンベアは概ね第３図の構成とな
っている。すなわち、ステップ１と移動手すり２が乗客
口３と他方の乗降口の間をエンドレスに往復走行する構
成であり、このステップ１の両側には欄干４が直立して
移動手すり２の往路を案内、支持している。なお、この
欄干４は一般的には欄干パネル５．内デツキカバー６、
外デツキカバー７、スカートガード８等を備えて乗客コ
ンベア全体の意匠部分を植成している。上記構成部品は
、実開昭５８−１１４２８１号公報などで知られる配置
関係となっており、その内容は第４図のようになってい
る。詳細には、欄干パネル５の下端部５ａを支える主部
材として支持体９があり、この支持体９は圧着板１０と
圧着ボルト１１で欄干パネル５を支える一方、外側支持
部９ａで外デツキカバー７を支え、最終的には建屋床下
に装架され乗客コンベア全体を強度保持する本体フレー
ム１２の上辺材にボルト１３で固定されている。なお、
符号１４は支持体９の高さを調節するシム。

符号１５は下端部５ａを保護しつつ内デツキカバー６、
外デツキカバー７の端部を支えるパツキン。

符号１６は内デツキカバー６を支えるベース、符号、１
７はスカートガード８の下端を支えるベースであり、各
々支持具１８．１９で本体フレーム１２に固定されるも
のである。また、復路側の移動手すり２はガイド２０と
、これを支える支持具２１により案内支持されてエンド
レスに走行する構成となっている。

上記の欄干下辺部については、特開昭５１−１０８４８
３号公報に示された構成もあるが、共通しているのは、
本体フレーム１２を土足として欄干パネル５．スカー１
−ガード８及び移動手すりの案内部をそれぞれ別々の部
材で強度保持している点である。例示の構造は、長尺の
支持体９を用いたことによる重量の増大、支持具１８．
１９及び２１など多数の構成部品を要する構造となって
いる。

さらに、乗客コンベアの欄干構成としては、実開昭５６
−６８７８号公報のように、第４図に示した外デツキカ
バー７の下側にあって乗客コンベアの外側の幅を拡大す
るための外縁デツキカバーＺを追加するものも知られて
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、乗客コンベア全体の軽量化と部品数の
低減という点に配慮されておらず、建屋受梁部の重量負
担２組立作業の道連化の面で隘路となっていた。

本発明の目的は、乗客コンベアの欄干のうち、特に欄干
パネル下端部の構造を簡略、軽量化すると共に組立精度
を向上させることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、欄干下辺部に配置される内デツキカバー
、外デツキカバー、外縁デツキカバー欄干パネルの下端
部それに復路側移動手すりの支持を短尺一部品の支持体
で行うことにより達成される。

〔作用〕

支持体は、垂直あるいは水平な面の内デツキカバー支持
部、外デツキカバー支持部、欄干パネル支持部、復路側
移動手すり支持部のほか、斜面の外縁デツキカバー支持
部を備えており１乗客コンベアの長手方向に点在してい
る。そして、この支持体単体で欄干下辺部の構成部品を
全て支持する構成となっている。それによって従来の支
持体９゜支持具１８及び２１が一体品に集約され、軽量
化。

部品の集約化及び組立精度の向上が図られる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図にもとづき説明する。

第１図及び第２図において、ステップ１．移動手すり２
２乗降ロ３２本体フレーム１２等の基本的配置構成は従
来とほぼ同様であり、同一部分には同一符号を付しであ
るが、本発明の欄干２２の下辺部に配置されている欄干
パネル５の下端部５ａとこれを被うパツキン１５．内デ
ツキカバー５、外デツキカバー７、外縁デツキカバー７
Ａ。

スカートガード８を強度保持するものとして一体品の支
持体２３を設けたことに特徴がある。ここで、支持体２
３には内デツキカバー６を組付けるベース１６を支える
ものとして内デツキカバー支持部２３ａ、欄干パネル５
を支えるものとして欄干パネル支持部２３ｂ、外デツキ
カバー７を支えるものとして外デツキカバー支持部２３
ｃ、復路側の移動手すり２を支えるものとして移動手す
り支持部２３ｄ、さらに外縁デツキカバー７Ａを支える
支持部２３ｇを備えていてこれらの各支持部が必要な位
置まで突出していて本体フレーム１２とはボルト１３で
強固に接合されている。なお、内デツキカバー支持部２
３ａにはボルト２４でベース１６を固定した上で内デツ
キカバー６の下端をビス固定し、さらに欄干パネル支持
部２３ｂは略Ｕ字形となっていて圧着板２５を介して欄
干パネル５とパツキン１５をボルトで挟圧固定する構造
となっている。一方、下方に向けて突出する移動手すり
支持部２３ｄは略Ｕ字形の基部２３ｅを補強する役目も
兼ねていて欄干パネル５に対する圧着反力を負担し、か
つガイド２０の支持具２６を組付ける形状となっている
。また、支持部２３ｇは上向きの斜面を形成していて、
この斜面にへの字状の支持具２７をボルト２８で固定し
、これに外縁デツキカバー７Ａをボルト２９で固定する
仕組みになっており、この外縁デツキカバー７Ａは乗客
コンベアの全体幅Ｗを拡大（Ｗａ）方向に移動したり、
Ｗａ布部分微調整するのに活用される。

上記の支持体２３は、他の部品を組付ける多数の穴とボ
ルト１３の頭部を沈める四部２３ｆを（＋ｆｉｔえた状
態で乗客コンベアの長手方向の要所に点と固設されて欄
干２２の基部を支持する仕組みになっている。また、こ
の支持体２３は鋳造あるいは溶接構造で製作されるもの
でコンパクトな外形となっている。なお、従来構造にお
ける欄干下辺部の構成部品がこの支持体２３　！１１体
に集約されるので軽量かつ部品数の低減が図られ、寸法
精度も多種組合せ構造体に比べて飛躍的に高まる。なお
前記支持部２３ｇは、第１図のように当初から外縁デツ
キカバー７Ａを設けている欄干には勿論有効であるが、
第４図のように外デツキカバー７で外縁を形成している
欄干に対して、建屋の事情で急に外縁デツキカバー（第
１図の７Ａあるいは第４図の７）が必要になった場合で
も、支持体２３をあらかじめ第２図のように外縁デツキ
カバー支持部２３　ｇを有する形態にしておくことによ
り、何時でもすぐに対応できる効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、乗客コンベアの欄干用構成部品の縮減
、軽量化及び構造の簡略化を図る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の乗客コンベア用欄干の横断
図、第２図は第１図の要部の単体斜視図、第３図は従来
の乗客コンベアの下部乗降口付近の斜視図、第４図は第
３図の１−１線に沿う断面図である。 １・・・ステップ、２・・・移動手すり、３・・・乗降
口、４゜２２・・・欄干、５・・欄干パネル、６・・・
内デツキカバー、７・・・外デツキカバー、７Ａ・・・
外縁デツキカバー、８・・・スカートガード、２３・・
・支持体、２３ａ・・・内デツキカバー支持部、２３ｂ
・・・欄干パネル支持部、２３ｃ・・・外デツキカバー
支持部、２３ｄ・・・移動手すり支持部、２３ｇ・・・
外縁デツキカバー支第　１　刀 乎　２　口 早３゛囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、無端状に連結されて乗降口から乗降口にかけてエン
   ドレスに往復走行するステップと、このステップと同一
   方向に往復走行する移動手すりと、この移動手すりの走
   行を支持する欄干と、この欄干を構成する内デッキカバ
   ー、外デッキカバー、外縁デッキカバー、欄干パネル、
   スカートガード等と、これら全ての構成部品を強度保持
   する本体フレームを備えたものにおいて、前記欄干の下
   辺部に配置された内デッキカバー、外デッキカバー欄干
   パネル、復路の移動手すりを水平面及び垂直面からなる
   支持部で支持すると共に、外縁デッキカバーを斜面の支
   持部で支持するようにした一体品の支持体で支持し、か
   つこの支持体を前記本体フレームに固設したことを特徴
   とする乗客コンベアの欄干。