JPH0110854Y2 - - Google Patents
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- JPH0110854Y2 JPH0110854Y2 JP13115082U JP13115082U JPH0110854Y2 JP H0110854 Y2 JPH0110854 Y2 JP H0110854Y2 JP 13115082 U JP13115082 U JP 13115082U JP 13115082 U JP13115082 U JP 13115082U JP H0110854 Y2 JPH0110854 Y2 JP H0110854Y2
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- protective cap
- positive electrode
- battery
- electrode terminal
- resin
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
本考案はハーメチツクシールを採用した密閉形
電池の改良に係り、特に絶縁部の破損を防止する
ことを目的とする。 たとえば塩化チオニル−リチウム電池などのよ
うに高度の密閉性が要求される電池では、ハーメ
チツクシールが採用されている。このハーメチツ
クシールを採用した電池は、第4図に示す構造を
しており、電池ケース4と封口蓋5との接合は溶
接によつて行われるので、封口蓋5の外周側部分
は金属で形成することが必要であり、封口蓋5は
金属製で環状のボデイー部8と、その内周側に形
成されたガラスまたはセラミツクスからなる環状
の絶縁部7と、該絶縁部7の内周側に設けられた
正極端子6を有する構成となつている。 ところが、この電池は、封口蓋5の正極端子6
の上端11側から落下するなど、正極端子6に強
い力や衝撃が加わると、それがガラスまたはセラ
ミツクスで形成される絶縁部7に伝わり、該絶縁
部7に亀裂や割れが発生して密閉性が損なわれた
り、電池内部に収容されている電解液が電池外部
に流出するという問題があつた。 本考案はそのような事情に鑑みてなされたもの
であり、封口蓋に設けられた正極端子にリード端
子導出用の切欠部を設けた樹脂製の保護キヤツプ
を該正極端子と保護キヤツプとの間に〓間を持た
せてかぶせることにより、外部からの力や衝撃を
保護キヤツプで受け、正極端子や絶縁部に力や衝
撃がかからないようにして、絶縁部の破損のおそ
れがない密閉形電池を提供したものである。 つぎに本考案の実施例を図面とともに説明す
る。 第1図は本考案の密閉形電池の一実施例を示す
断面図であり、第2図は第1図に示す電池に使用
された保護キヤツプを拡大して示す斜視図であ
る。図面において、1はリチウムからなる負極
で、2はガラス繊維不織布からなるセパレータで
あり、3は炭素多孔質成形体からなる正極であ
る。4はステンレス鋼製の電池ケースであり、こ
の電池ケース4はその内周面に上記負極1が圧着
されていて負極端子を兼ねている。5は封口蓋
で、この封口蓋5は中央部に位置する正極端子6
と、該正極端子6の外周側に位置する環状の絶縁
部7と、該絶縁部7の外周側に位置する金属製で
環状のボデイー部8とを有してなり、この実施例
ではボデイー部8はステンレス鋼で形成され、絶
縁部7はガラスで形成されている。ボデイー部8
の外周部8aは上方に隆起していて電池ケース4
の開口端部と溶接され、ボデイー部8の内周部8
bもまた上方に隆起していて該内周部8bは絶縁
部7と接合している。正極端子6は金属製のパイ
プ9と金属細棒10とで形成され、金属細棒10
の下部は正極3内に達していて正極集電体として
の役割をはたし、金属細棒10の上端部はパイプ
9の上端部と溶接されている。11は上記正極端
子6の上端である。そして、上記の正極端子6に
はニツケル板からなるリード端子12がスポツト
溶接され、正極端子6にリード端子12が接続し
ている。この実施例では、パイプ9には耐熱ステ
ンレス鋼製のものが用いられ、金属細棒10とし
てはニツケル製のものが用いられている。上記正
極端子6の形成は、パイプ9を絶縁部7の内周側
に設けておき、封口蓋5のボデイー部8の外周部
8aを電池ケース4の開口端部と溶接し、電解液
を該パイプ9から電池内部に注入したのち、金属
細棒10をパイプ9内に挿入し、パイプ9の上端
部と金属細棒10の上端部とを溶接することによ
つて行われている。13および14はそれぞれセ
パレータ2と同質材料で形成された上蓋および下
蓋であり、電解液としては塩化チオニルに電解質
として四塩化アルミニウムリチウムを溶解させた
ものが使用され、上記塩化チオニルは正極活物質
としての作用をもはたすものである。 15は正極端子6にかぶせた樹脂製の保護キヤ
ツプであり、この保護キヤツプ15は頭部15b
と脚部15cと該脚部15cの下部外周側に形成
された鍔部15dとからなり、上記脚部15cと
鍔部15dにはリード端子12を導出するための
切欠部15aが設けられていて、リード端子12
はこの切欠部15aを通つて保護キヤツプ15の
外部に導き出されている。 封口蓋5のボデイー部8は、電池ケース4の開
口端部と溶接する外周部8aと絶縁部7と接合す
る内周部8bと上記外周部8aと内周部8bとの
間に位置する中間部8cとからなり、上記保護キ
ヤツプ15の脚部15cの下面および鍔部15d
の下面は上記ボデイー部8の中間部8cの上面に
当接して、保護キヤツプ15は封口蓋5のボデイ
ー部8の中間部8cで支えられている。そして、
保護キヤツプ15の脚部15cの下面から頭部1
5bの下面までの高さはボデイー部8の中間部8
cの上面から正極端子6の上端11までの高さよ
り高く、保護キヤツプ15の頭部15bの下面と
正極端子6の上端11との間には〓間があいてい
る。したがつて、保護キヤツプ15にかかる力や
衝撃は封口蓋5のボデイー部8に伝えられるが、
保護キヤツプ15から直接正極端子6に伝わるこ
とがない。 封口蓋5のボデイー部8の外周部8aおよび内
周部8bはともに中間部8cより上方に隆起して
おり、特に外周部8aの上端は中間部8cや内周
部8bの上端より高く形成されていて、封口蓋5
のボデイー部8の外周部8aと正極端子6との間
のボデイー部8の中間部8cと内周部8bの上部
および絶縁部7の上部にボデイー部8の外周部8
aを外周壁とする環状の凹部が形成され、この凹
部に樹脂を流し込んで硬化させることにより樹脂
部16が形成されていて、保護キヤツプ15はこ
の樹脂部16により封口蓋5のボデイー部8に固
定されている。 17は電池ケース4の外周部に巻き付けたラベ
ルであり、18は樹脂チユーブであつて、この樹
脂チユーブ18の上端部は折り曲げられ電池ケー
ス4の開口端部と封口蓋5のボデイー部8の外周
部8aとの溶接部分を覆つてその先端は前記樹脂
部16に達している。 本考案において、保護キヤツプ15を形成する
樹脂としては、たとえばABS樹脂、ポリプロピ
レン、塩化ビニル樹脂、PPO樹脂(ポリフエニ
レンオキサイド)などが用いられるが、これらの
みに限定されるものではない。 また樹脂部16を形成する樹脂は、流し込み成
形できるものであればよく、たとえばエポキシ樹
脂、光硬化型樹脂などが用いられる。またホツト
メルト型の接着剤も樹脂部16の形成用樹脂とし
て使用することができる。この樹脂部16は保護
キヤツプ15を固定するためのものであるため、
樹脂部16を形成する樹脂と保護キヤツプ15と
は接着性が良好であることが望ましく、そのよう
な観点から、保護キヤツプ15にはABS樹脂を
用いて、樹脂部16にエポキシ樹脂を用いるのが
好ましい。 第3図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。この第3図に示す電池の金属細棒10は、前
記第1図に示す電池のものより長く、その下部は
正極3内に達して正極集電体としての作用をし、
その上部はパイプ9の上端部のところでパイプ9
と溶接されて正極端子6を形成しているが、その
溶接部分の少し上のところで折り曲げられその折
曲部から先の部分はリード端子12として使用さ
れている。このように、この第3図に示す電池
は、正極端子6の形成に使用された金属細棒10
の一部をリード端子12として使用しているの
で、リード端子12が前記第1図に示す電池のも
のとは異なり、また、リード端子12と正極端子
6との接続が別体のものを接続したのではなく、
もともと接続していたものであるという点におい
て、第1図に示す電池の場合と異なるが、他の部
分は第1図に示す電池とほぼ同様に構成されてい
る。 つぎの第1表は、第1図に示す構成からなる本
考案の電池Aと第3図に示す構成からなる本考案
の電池Bおよび第4図に示す従来構造の電池Cを
各30個ずつ高さ30cmの位置から正極端子6の上端
11側を下に向けてベークライト板上に落下さ
せ、絶縁部7の破損を調べた結果を示すものであ
る。なお、絶縁部7の破損は、上記のように落下
させた電池の絶縁部7を観察し(本考案の電池A
および電池Bでは、保護キヤツプ15および樹脂
部16を取り除いて絶縁部7を観察する)、絶縁
部7に割れが発生しているものおよび顕微鏡で20
倍に拡大して観察したときに絶縁部7に亀裂が発
生していることが認められたものを絶縁部7の破
損があつたと判定した。 電池はいずれも直径14.5mm、高さ(ただし、正
極端子6の上端11までの高さ)50.5mmで絶縁部
7をガラスで形成した塩化チオニル−リチウム電
池であつて、本考案の電池Aおよび電池Bにおい
ては、両電池とも、保護キヤツプ15はABS樹
脂製のものを用いており、樹脂部16はエポキシ
樹脂で形成している。保護キヤツプ15は、電池
Aに使用したものも、電池Bに使用したものも、
総高が8.4mmであり、頭部15bの肉厚は0.8mmで
あつて、保護キヤツプ15の脚部15cの下面か
ら頭部15bの下面までの高さは7.6mmである。
そして、電池A、電池Bとも、ボデイー部8の中
間部8cの上面から正極端子6の上端11までの
高さは6.7mmであつて、保護キヤツプ15の頭部
15bの下面と正極端子6の上端11との間に
0.9mmの〓間があいている。
電池の改良に係り、特に絶縁部の破損を防止する
ことを目的とする。 たとえば塩化チオニル−リチウム電池などのよ
うに高度の密閉性が要求される電池では、ハーメ
チツクシールが採用されている。このハーメチツ
クシールを採用した電池は、第4図に示す構造を
しており、電池ケース4と封口蓋5との接合は溶
接によつて行われるので、封口蓋5の外周側部分
は金属で形成することが必要であり、封口蓋5は
金属製で環状のボデイー部8と、その内周側に形
成されたガラスまたはセラミツクスからなる環状
の絶縁部7と、該絶縁部7の内周側に設けられた
正極端子6を有する構成となつている。 ところが、この電池は、封口蓋5の正極端子6
の上端11側から落下するなど、正極端子6に強
い力や衝撃が加わると、それがガラスまたはセラ
ミツクスで形成される絶縁部7に伝わり、該絶縁
部7に亀裂や割れが発生して密閉性が損なわれた
り、電池内部に収容されている電解液が電池外部
に流出するという問題があつた。 本考案はそのような事情に鑑みてなされたもの
であり、封口蓋に設けられた正極端子にリード端
子導出用の切欠部を設けた樹脂製の保護キヤツプ
を該正極端子と保護キヤツプとの間に〓間を持た
せてかぶせることにより、外部からの力や衝撃を
保護キヤツプで受け、正極端子や絶縁部に力や衝
撃がかからないようにして、絶縁部の破損のおそ
れがない密閉形電池を提供したものである。 つぎに本考案の実施例を図面とともに説明す
る。 第1図は本考案の密閉形電池の一実施例を示す
断面図であり、第2図は第1図に示す電池に使用
された保護キヤツプを拡大して示す斜視図であ
る。図面において、1はリチウムからなる負極
で、2はガラス繊維不織布からなるセパレータで
あり、3は炭素多孔質成形体からなる正極であ
る。4はステンレス鋼製の電池ケースであり、こ
の電池ケース4はその内周面に上記負極1が圧着
されていて負極端子を兼ねている。5は封口蓋
で、この封口蓋5は中央部に位置する正極端子6
と、該正極端子6の外周側に位置する環状の絶縁
部7と、該絶縁部7の外周側に位置する金属製で
環状のボデイー部8とを有してなり、この実施例
ではボデイー部8はステンレス鋼で形成され、絶
縁部7はガラスで形成されている。ボデイー部8
の外周部8aは上方に隆起していて電池ケース4
の開口端部と溶接され、ボデイー部8の内周部8
bもまた上方に隆起していて該内周部8bは絶縁
部7と接合している。正極端子6は金属製のパイ
プ9と金属細棒10とで形成され、金属細棒10
の下部は正極3内に達していて正極集電体として
の役割をはたし、金属細棒10の上端部はパイプ
9の上端部と溶接されている。11は上記正極端
子6の上端である。そして、上記の正極端子6に
はニツケル板からなるリード端子12がスポツト
溶接され、正極端子6にリード端子12が接続し
ている。この実施例では、パイプ9には耐熱ステ
ンレス鋼製のものが用いられ、金属細棒10とし
てはニツケル製のものが用いられている。上記正
極端子6の形成は、パイプ9を絶縁部7の内周側
に設けておき、封口蓋5のボデイー部8の外周部
8aを電池ケース4の開口端部と溶接し、電解液
を該パイプ9から電池内部に注入したのち、金属
細棒10をパイプ9内に挿入し、パイプ9の上端
部と金属細棒10の上端部とを溶接することによ
つて行われている。13および14はそれぞれセ
パレータ2と同質材料で形成された上蓋および下
蓋であり、電解液としては塩化チオニルに電解質
として四塩化アルミニウムリチウムを溶解させた
ものが使用され、上記塩化チオニルは正極活物質
としての作用をもはたすものである。 15は正極端子6にかぶせた樹脂製の保護キヤ
ツプであり、この保護キヤツプ15は頭部15b
と脚部15cと該脚部15cの下部外周側に形成
された鍔部15dとからなり、上記脚部15cと
鍔部15dにはリード端子12を導出するための
切欠部15aが設けられていて、リード端子12
はこの切欠部15aを通つて保護キヤツプ15の
外部に導き出されている。 封口蓋5のボデイー部8は、電池ケース4の開
口端部と溶接する外周部8aと絶縁部7と接合す
る内周部8bと上記外周部8aと内周部8bとの
間に位置する中間部8cとからなり、上記保護キ
ヤツプ15の脚部15cの下面および鍔部15d
の下面は上記ボデイー部8の中間部8cの上面に
当接して、保護キヤツプ15は封口蓋5のボデイ
ー部8の中間部8cで支えられている。そして、
保護キヤツプ15の脚部15cの下面から頭部1
5bの下面までの高さはボデイー部8の中間部8
cの上面から正極端子6の上端11までの高さよ
り高く、保護キヤツプ15の頭部15bの下面と
正極端子6の上端11との間には〓間があいてい
る。したがつて、保護キヤツプ15にかかる力や
衝撃は封口蓋5のボデイー部8に伝えられるが、
保護キヤツプ15から直接正極端子6に伝わるこ
とがない。 封口蓋5のボデイー部8の外周部8aおよび内
周部8bはともに中間部8cより上方に隆起して
おり、特に外周部8aの上端は中間部8cや内周
部8bの上端より高く形成されていて、封口蓋5
のボデイー部8の外周部8aと正極端子6との間
のボデイー部8の中間部8cと内周部8bの上部
および絶縁部7の上部にボデイー部8の外周部8
aを外周壁とする環状の凹部が形成され、この凹
部に樹脂を流し込んで硬化させることにより樹脂
部16が形成されていて、保護キヤツプ15はこ
の樹脂部16により封口蓋5のボデイー部8に固
定されている。 17は電池ケース4の外周部に巻き付けたラベ
ルであり、18は樹脂チユーブであつて、この樹
脂チユーブ18の上端部は折り曲げられ電池ケー
ス4の開口端部と封口蓋5のボデイー部8の外周
部8aとの溶接部分を覆つてその先端は前記樹脂
部16に達している。 本考案において、保護キヤツプ15を形成する
樹脂としては、たとえばABS樹脂、ポリプロピ
レン、塩化ビニル樹脂、PPO樹脂(ポリフエニ
レンオキサイド)などが用いられるが、これらの
みに限定されるものではない。 また樹脂部16を形成する樹脂は、流し込み成
形できるものであればよく、たとえばエポキシ樹
脂、光硬化型樹脂などが用いられる。またホツト
メルト型の接着剤も樹脂部16の形成用樹脂とし
て使用することができる。この樹脂部16は保護
キヤツプ15を固定するためのものであるため、
樹脂部16を形成する樹脂と保護キヤツプ15と
は接着性が良好であることが望ましく、そのよう
な観点から、保護キヤツプ15にはABS樹脂を
用いて、樹脂部16にエポキシ樹脂を用いるのが
好ましい。 第3図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。この第3図に示す電池の金属細棒10は、前
記第1図に示す電池のものより長く、その下部は
正極3内に達して正極集電体としての作用をし、
その上部はパイプ9の上端部のところでパイプ9
と溶接されて正極端子6を形成しているが、その
溶接部分の少し上のところで折り曲げられその折
曲部から先の部分はリード端子12として使用さ
れている。このように、この第3図に示す電池
は、正極端子6の形成に使用された金属細棒10
の一部をリード端子12として使用しているの
で、リード端子12が前記第1図に示す電池のも
のとは異なり、また、リード端子12と正極端子
6との接続が別体のものを接続したのではなく、
もともと接続していたものであるという点におい
て、第1図に示す電池の場合と異なるが、他の部
分は第1図に示す電池とほぼ同様に構成されてい
る。 つぎの第1表は、第1図に示す構成からなる本
考案の電池Aと第3図に示す構成からなる本考案
の電池Bおよび第4図に示す従来構造の電池Cを
各30個ずつ高さ30cmの位置から正極端子6の上端
11側を下に向けてベークライト板上に落下さ
せ、絶縁部7の破損を調べた結果を示すものであ
る。なお、絶縁部7の破損は、上記のように落下
させた電池の絶縁部7を観察し(本考案の電池A
および電池Bでは、保護キヤツプ15および樹脂
部16を取り除いて絶縁部7を観察する)、絶縁
部7に割れが発生しているものおよび顕微鏡で20
倍に拡大して観察したときに絶縁部7に亀裂が発
生していることが認められたものを絶縁部7の破
損があつたと判定した。 電池はいずれも直径14.5mm、高さ(ただし、正
極端子6の上端11までの高さ)50.5mmで絶縁部
7をガラスで形成した塩化チオニル−リチウム電
池であつて、本考案の電池Aおよび電池Bにおい
ては、両電池とも、保護キヤツプ15はABS樹
脂製のものを用いており、樹脂部16はエポキシ
樹脂で形成している。保護キヤツプ15は、電池
Aに使用したものも、電池Bに使用したものも、
総高が8.4mmであり、頭部15bの肉厚は0.8mmで
あつて、保護キヤツプ15の脚部15cの下面か
ら頭部15bの下面までの高さは7.6mmである。
そして、電池A、電池Bとも、ボデイー部8の中
間部8cの上面から正極端子6の上端11までの
高さは6.7mmであつて、保護キヤツプ15の頭部
15bの下面と正極端子6の上端11との間に
0.9mmの〓間があいている。
【表】
第1表に示すように、従来の電池Cでは試験に
供した30個の電池のうち17個の電池に絶縁部7の
破損が認められた。しかし、本考案の電池Aおよ
び電池Bは絶縁部7が破損するものがまつたくな
かつた。 なお、実施例では塩化チオニル−リチウム電池
を例にあげたが、本考案はそれのみに限られるも
のではなく、他の活物質を用いる密閉形電池にも
適用されるものである。
供した30個の電池のうち17個の電池に絶縁部7の
破損が認められた。しかし、本考案の電池Aおよ
び電池Bは絶縁部7が破損するものがまつたくな
かつた。 なお、実施例では塩化チオニル−リチウム電池
を例にあげたが、本考案はそれのみに限られるも
のではなく、他の活物質を用いる密閉形電池にも
適用されるものである。
第1図は本考案の密閉形電池の一実施例を示す
断面図であり、第2図は第1図に示す電池に使用
された保護キヤツプを拡大して示す斜視図であ
る。第3図は本考案の密閉形電池の他の実施例を
示す断面図であり、第4図は従来の密閉形電池を
示す半截断面図である。 4……電池ケース、5……封口蓋、6……正極
端子、7……絶縁部、8……ボデイー部、8a…
…外周部、8b……内周部、8c……中間部、1
1……正極端子の上端、12……リード端子、1
5……保護キヤツプ、15a……切欠部、15b
……頭部、15c……脚部、15d……鍔部、1
6……樹脂部。
断面図であり、第2図は第1図に示す電池に使用
された保護キヤツプを拡大して示す斜視図であ
る。第3図は本考案の密閉形電池の他の実施例を
示す断面図であり、第4図は従来の密閉形電池を
示す半截断面図である。 4……電池ケース、5……封口蓋、6……正極
端子、7……絶縁部、8……ボデイー部、8a…
…外周部、8b……内周部、8c……中間部、1
1……正極端子の上端、12……リード端子、1
5……保護キヤツプ、15a……切欠部、15b
……頭部、15c……脚部、15d……鍔部、1
6……樹脂部。
Claims (1)
- 正極端子6と、該正極端子6の外周側に位置す
るガラスまたはセラミツクスからなる環状の絶縁
部7と、該絶縁部7の外周側に位置しその外周部
8aを電池ケース4の開口端部と溶接する金属製
で環状のボデイー部8とを有する封口蓋5で電池
ケース4の開口部を封口した密閉形電池におい
て、上記ボデイー部8は電池ケース4の開口端部
と溶接する外周部8aと絶縁部7と接合する内周
部8bと上記外周部8aと内周部8bとの間に位
置する中間部8cとからなり、該ボデイー部8の
外周部8aは上方に隆起していて該外周部8aの
上端は中間部8cおよび内周部8bの上端より高
く形成され、上記正極端子6にはリード端子12
が接続し、かつ、該正極端子6には、頭部15b
と脚部15cと該脚部15cの下部外周側に形成
された鍔部15dとからなり、上記脚部15cと
鍔部15dにリード端子12導出用の切欠部15
aを設けた樹脂製の保護キヤツプ15がかぶせら
れ、該保護キヤツプ15の脚部15cの下面およ
び鍔部15dの下面はボデイー部8の中間部8c
の上面に当接していて、該保護キヤツプ15の脚
部15cの下面から頭部15bの下面までの高さ
はボデイー部8の中間部8cの上面から正極端子
6の上端11までの高さより高く、保護キヤツプ
15の頭部15bの下面と正極端子6の上端11
との間に〓間があき、該保護キヤツプ15を封口
蓋5のボデイー部8の中間部8cと内周部8bの
上部および絶縁部7の上部に形成された樹脂部1
6により封口蓋5のボデイー部8に固定している
ことを特徴とする密閉形電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115082U JPS5936161U (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | 密閉形電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115082U JPS5936161U (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | 密閉形電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5936161U JPS5936161U (ja) | 1984-03-07 |
JPH0110854Y2 true JPH0110854Y2 (ja) | 1989-03-29 |
Family
ID=30296596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13115082U Granted JPS5936161U (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | 密閉形電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936161U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073573Y2 (ja) * | 1988-02-05 | 1995-01-30 | 株式会社ユアサコーポレーション | アルカリ蓄電池 |
-
1982
- 1982-08-30 JP JP13115082U patent/JPS5936161U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5936161U (ja) | 1984-03-07 |
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