JPH073573Y2 - アルカリ蓄電池 - Google Patents
アルカリ蓄電池Info
- Publication number
- JPH073573Y2 JPH073573Y2 JP1988014778U JP1477888U JPH073573Y2 JP H073573 Y2 JPH073573 Y2 JP H073573Y2 JP 1988014778 U JP1988014778 U JP 1988014778U JP 1477888 U JP1477888 U JP 1477888U JP H073573 Y2 JPH073573 Y2 JP H073573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- terminal
- storage battery
- alkaline storage
- electrode plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はアルカリ電解液を使用するアルカリ蓄電池の耐
漏液性の改良に関するものである。
漏液性の改良に関するものである。
従来技術とその問題点 一般にアルカリ電解液を使用する電池では、ミリアンペ
アアワー級マイクロ電池から据置用などの数百アンペ
アアワー級大形電池に至るまで、全ての機種の電池に
おいて漏液は避けて通れない問題の一つである。
アアワー級マイクロ電池から据置用などの数百アンペ
アアワー級大形電池に至るまで、全ての機種の電池に
おいて漏液は避けて通れない問題の一つである。
これに対し既に多くの耐漏液性向上のための技術が提案
されているが、未だ決定的解決には至っていない。
されているが、未だ決定的解決には至っていない。
一方漏液現象自体は理論的に十分解明されているとは云
えず、定説も得られていない。しかし、現象的には漏液
が正極端子よりも負極端子から、常湿よりも高湿におい
て夫々起こり易いなどの事実をふまえて、 (1)端子からの漏液は、外部端子に接触する水分が分
解し、生成するOH-とのバランスの為、電池内部から電
解液中のカチオンが漏出してくるとの説、 (2)漏液が始まると漏出液は空気中の炭酸ガスと反応
して炭酸アルカリの結晶が生じる為に結晶粒子間に毛細
管が形成され、毛細管現象により液のクリープが進行す
るという説、 等が定説に近いものとなっており、電気毛管現象が最も
有力と考えられている。
えず、定説も得られていない。しかし、現象的には漏液
が正極端子よりも負極端子から、常湿よりも高湿におい
て夫々起こり易いなどの事実をふまえて、 (1)端子からの漏液は、外部端子に接触する水分が分
解し、生成するOH-とのバランスの為、電池内部から電
解液中のカチオンが漏出してくるとの説、 (2)漏液が始まると漏出液は空気中の炭酸ガスと反応
して炭酸アルカリの結晶が生じる為に結晶粒子間に毛細
管が形成され、毛細管現象により液のクリープが進行す
るという説、 等が定説に近いものとなっており、電気毛管現象が最も
有力と考えられている。
従来は、端子部をゴムブッシングで締めつけるなど主と
して機械的圧着により液密を保持させているが、漏液を
防止することができず使用機器の腐触等しばしば問題を
生じる欠点があった。
して機械的圧着により液密を保持させているが、漏液を
防止することができず使用機器の腐触等しばしば問題を
生じる欠点があった。
考案の目的 本考案は耐漏液性が向上できる端子部を有するアルカリ
蓄電池を提供することを目的とするものである。
蓄電池を提供することを目的とするものである。
考案の構成 すなわち、本考案は上記の目的を達成させるために、負
極板に設けられた負極板耳部と電槽蓋に設けられた負極
端子とを接続する導線を端子部に有してなるアルカリ蓄
電池において、前記導線の一部にハーメチック端子を接
続するとともに、このハーメチック端子を耐アルカリ性
樹脂からなる充填剤で埋め込んだ端子部を有してなるこ
とを特徴とするものである。
極板に設けられた負極板耳部と電槽蓋に設けられた負極
端子とを接続する導線を端子部に有してなるアルカリ蓄
電池において、前記導線の一部にハーメチック端子を接
続するとともに、このハーメチック端子を耐アルカリ性
樹脂からなる充填剤で埋め込んだ端子部を有してなるこ
とを特徴とするものである。
実施例 以下に本考案の詳細につき、実施例により説明する。
第1図は本考案の一実施例によるアルカリ蓄電池の負極
端子部の要部断面図であり、1は負極端子、2は負極
板、3は負極板耳部、4は導線、5はハーメチック端
子、6は耐アルカリ性樹脂充填剤、7は電槽、8は電槽
蓋である。
端子部の要部断面図であり、1は負極端子、2は負極
板、3は負極板耳部、4は導線、5はハーメチック端
子、6は耐アルカリ性樹脂充填剤、7は電槽、8は電槽
蓋である。
角形ニッケル一亜鉛アルカリ蓄電池の亜鉛負極端子と亜
鉛極板の耳部とを結ぶ銅からなる導線の中間部分に、コ
ンプレッション型ハーメチック端子を接続し、更にこの
部分を耐アルカリ性樹脂充填剤であるエポキシ樹脂等に
より密封する。
鉛極板の耳部とを結ぶ銅からなる導線の中間部分に、コ
ンプレッション型ハーメチック端子を接続し、更にこの
部分を耐アルカリ性樹脂充填剤であるエポキシ樹脂等に
より密封する。
本考案による電池の耐漏液性を従来品であるエポキシ樹
脂だけで密封したものと比較するため、温度60℃、湿度
90%中に保存し、漏液が観察されるまでの日数を比較し
たものが表1である。本考案の電池は従来品に比べて著
しく優れている。
脂だけで密封したものと比較するため、温度60℃、湿度
90%中に保存し、漏液が観察されるまでの日数を比較し
たものが表1である。本考案の電池は従来品に比べて著
しく優れている。
尚、ハーメチック端子は封止材として硝子が用いられて
いるが、樹脂充填材により埋設されているため直接アル
カリ電解液に晒されることがない。この為ハーメチック
端子自体の劣化は生じない。
いるが、樹脂充填材により埋設されているため直接アル
カリ電解液に晒されることがない。この為ハーメチック
端子自体の劣化は生じない。
考案の効果 上述した如く、耐漏液性を向上したアルカリ蓄電池を提
供することが出来るので、その実用的価値は大である。
供することが出来るので、その実用的価値は大である。
第1図は本考案の一実施例によるアルカリ蓄電池の要部
断面図である。 1…負極端子、2…負極板 3…負極板耳部、4…導線 5…ハーメチック端子、6…耐アルカリ性樹脂充填剤 7…電槽、8…電槽蓋
断面図である。 1…負極端子、2…負極板 3…負極板耳部、4…導線 5…ハーメチック端子、6…耐アルカリ性樹脂充填剤 7…電槽、8…電槽蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−82665(JP,A) 特開 昭60−202664(JP,A) 実開 昭62−26863(JP,U) 実開 昭59−36161(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】負極板に設けられた負極板耳部と電槽蓋に
設けられた負極端子とを接続する導線を端子部に有して
なるアルカリ蓄電池において、前記導線の一部にハーメ
チック端子を接続するとともに、このハーメチック端子
を耐アルカリ性樹脂からなる充填剤で埋め込んだ端子部
を有してなることを特徴とするアルカリ蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988014778U JPH073573Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | アルカリ蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988014778U JPH073573Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | アルカリ蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01119160U JPH01119160U (ja) | 1989-08-11 |
JPH073573Y2 true JPH073573Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31226279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988014778U Expired - Lifetime JPH073573Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | アルカリ蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073573Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5591402B2 (ja) * | 2010-12-08 | 2014-09-17 | 長園科技實業股▲ふん▼有限公司 | リチウム電池の電極構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5936161U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-07 | 日立マクセル株式会社 | 密閉形電池 |
JPS60202664A (ja) * | 1984-03-27 | 1985-10-14 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 密閉形電池 |
JPS6182665A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-26 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 電池 |
JPS6226863U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-18 |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP1988014778U patent/JPH073573Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01119160U (ja) | 1989-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU685708B2 (en) | Alkaline battery | |
ATE400901T1 (de) | Einstückiges kopfstück für hermetische batteriepoldurchführung, füll- und verschlussausführungen | |
US4548880A (en) | Flat cell | |
MY114629A (en) | Aluminum electrolytic capacitor | |
JPH073573Y2 (ja) | アルカリ蓄電池 | |
JP3131145U (ja) | ボタン型アルカリ電池 | |
US4347292A (en) | Electric cell assembly with an alkaline electrolyte and current output wires | |
JP2003223871A (ja) | 電池およびこれを用いた携帯用電源装置 | |
JP3106260B2 (ja) | 密閉電池およびその製造方法 | |
JP2003242941A (ja) | コイン形電池 | |
JPH0235168Y2 (ja) | ||
JPH05198291A (ja) | アルカリ密閉電池 | |
JP4028700B2 (ja) | アルカリ乾電池 | |
US2491879A (en) | Terminal construction | |
JPS6050865A (ja) | アルカリ電池 | |
JPS63274054A (ja) | 筒形アルカリ電池 | |
JPS6238307Y2 (ja) | ||
CN211929539U (zh) | 一种电池壳体及电池 | |
JPS61147453A (ja) | 密閉形電池 | |
US3348977A (en) | Dry cell | |
JPS614154A (ja) | 電池 | |
JPS5821475Y2 (ja) | ボタン型電池 | |
JP4268851B2 (ja) | アルカリ乾電池 | |
JP2574343B2 (ja) | 有機電解質電池 | |
JPS591312Y2 (ja) | 電池収納機器 |