JPH0737235Y2 - 電 池 - Google Patents

電 池

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JPH0737235Y2
JPH0737235Y2 JP4079186U JP4079186U JPH0737235Y2 JP H0737235 Y2 JPH0737235 Y2 JP H0737235Y2 JP 4079186 U JP4079186 U JP 4079186U JP 4079186 U JP4079186 U JP 4079186U JP H0737235 Y2 JPH0737235 Y2 JP H0737235Y2
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JP
Japan
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battery
diode
positive electrode
current collector
lid
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JP4079186U
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JPS62152360U (ja
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公崇 小関
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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    • Y02E60/12

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子計算機などの電子応用機器のバックアップ
用電源として使用されるような電池で、電池外部から電
池内部への電流の流入を防止した電池に関する。
〔従来の技術〕
貯蔵性能の良好な電池の開発に伴い、電池が電子計算機
などの電子応用機器のバックアップ用電源として使用さ
れることが多くなってきた。
このような用途における一例として、第4図に示すよう
に電池31、ダイオード32、電子応用機器33、交流34(こ
の交流は通常100Vである)、トランス25からなる回路が
組まれる。この場合、何らかの外的要因(例えばサービ
ス関係者の手違い)により、回路に組み込まれているダ
イオード32が短絡した場合、印加電圧36(この印加電圧
は通常5Vである)が電池31にかかり、電池外部から電池
内部へ電流が流入して電池破裂などが生じ、電池がバッ
クアップ用電源としての機能を失うようになる。
そのため、第3図に示すように、ダイオード15を電池内
部の正極集電体5に取り付け、電池外部から電池内部へ
の電流の流入を防止した電池が提案されている(実開昭
59−144880号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記第3図に示すダイオード付きの電池
は、電池として必要な部材をすべて備えた電池、言い換
えれば完成した電池に、さらにダイオードを取り付ける
という考え方に立脚しているため、ダイオードによって
電池内部の有効内容積が減少し、また、部品点数面から
見た場合、通常の部品をすべて必要とする上にさらにダ
イオードが必要で、部品点数が通常の電池より多くなる
という問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ダイオードの封止部を電池蓋の絶縁部として
用い、ダイオードのアノードリードを正極集電体として
用いることによって、従来のダイオード付きの電池に比
べて、部品点数の削減を達成すると共に、電池内部の有
効内容積の増大を達成したものである。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、本実施例で
は、塩化チオニル−リチウム電池が示されている。第2
図は上記第1図に示す電池に使用されたダイオードを示
す断面図である。
まず、第2図に基づき、ダイオードについて先に説明す
ると、このダイオード20はアノードリード21と、カソー
ドリード22と、ガラスで形成された封止部23を備えてい
る。
つぎに、第1図に基づいて電池を説明すると、1は電池
ケースで、この電池ケース1はステンレス鋼製で表面に
ニッケルメッキが施されている。2は電池蓋で、その本
体部分3は環状でステンレス鋼によって形成されてお
り、表面にニッケルメッキが施され、その周縁立ち上が
り部が前記電池ケース1の開口端部に溶接されている。
4は電池蓋2の絶縁部で、5は正極集電体、6は正極端
子、7は封止材である。
上記電池蓋2の絶縁部4は第2図に示すダイオード20の
封止部23で構成されており、正極集電体5はダイオード
20のアノードリード21、正極端子6はダイオード20のカ
ソードリード22で構成されている。ただし、カソードリ
ード22の上端は切断して第2図に示す状態より短くし、
またアノードリード21の下端は、正極への挿入をしやす
くするために針状に削られている。つまり、この電池蓋
2は、その環状の本体部分3の内周側中空部に第2図に
示すダイオードを配置し、ダイオード20の封止部23と本
体部分3の内周部とを低融点ガラスからなる封止材7で
接合して、ダイオードの封止部を絶縁部4とし、それに
よって負極端子としての機能を有する電池蓋2の本体部
分3とダイオードのアノードリードからなる正極集電体
5ないしダイオードのカソードリードからなる正極端子
6の間を絶縁したものである。8は電池蓋2の凹部に充
填された樹脂であり、ダイオードの封止部で構成される
絶縁部4、カソードリードで構成される正極端子6など
を補強している。そして、この樹脂8には例えばエポキ
シ樹脂などが使用される。
9はリチウムで構成される負極であり、この負極9はリ
チウムシートを電池ケース1の内周面に圧着することに
よって形成されている。したがって、この電池では電池
ケース1は負極端子としての機能を有しており、電池蓋
2の本体部分3も電池ケース1との溶接により負極端子
としての機構を有している。10は例えばアセチレンブラ
ックを主成分とする炭素多孔質成形体からなる正極で、
この円柱状の正極10と前記円筒状の負極9とをガラス繊
維不織布からなる円筒状のセパレータ11が隔離してい
る。12は電解液で、この電解液12は塩化チオニルに四塩
化アルミニウムリチウムを溶解したもので、この電池で
は塩化チオニルは正極活物質をも兼ねている。13は底部
絶縁材、14は上部絶縁材で、これらはセパレータ11と同
様にガラス繊維不織布からなるものである。
上記電池を第4図に示すような回路に組み込むと、たと
え電池31外のダイオード32が短絡しても、電池31内部の
ダイオードにより、電池外部から電池内部への電流の流
入が阻止される。なお、第3図において、33は例えばC
MOS RAMなどの電子応用機器、34は前記したように交
流で、この交流は通常100Vである。35はトランスであ
り、36は印加電圧である。
上記本考案の電池を第3図に示す従来のダイオード付き
電池と比較すると、従来の電池では、正極集電体5にス
テンレス鋼棒を用い、この正極集電体5にダイオード15
を取り付けていたので、ダイオード15が占める体積のぶ
ん電池内の内容積が減少したが、本考案の電池ではダイ
オードを電池蓋2の構成部材として用いるので、電池内
の有効内容積の減少が少ない。また、従来のダイオード
付き電池では、正極集電体5にステンレス鋼棒を用いて
いたが、本考案の電池では、正極集電体5はダイオード
のアノードリードで構成しているので、部品点数を削減
できる。また、正極端子6に関しても、従来電池では、
電池蓋2にガラスで形成される絶縁部4を介してあらか
じめステンレス鋼製のパイプを取り付けておき、このパ
イプと正極集電体5の上端部とを溶接して正極端子6と
していたが、実施例に示すように、正極端子6をダイオ
ードのカソードリードで構成する場合には、さらに部品
点数を削減できる。なお、ダイオードのアノードリード
やカソードリードを正極集電体や正極端子に適用するに
あたっては、その集電作用や端子機能をよりよく発揮さ
せるために、その表面にニッケルメッキを施しておくこ
とが好ましい。
なお、上記実施例では、封止部23がガラスで形成された
ダイオード20を用いて説明したが、封止部23がセラミッ
クスで形成されたダイオード20を用いてもよいし、ま
た、電池蓋2の本体部分3の内周部にあらかじめガラス
層を形成しておき、そのガラス層を利用して、ダイオー
ド20の封止部23と電池蓋2の本体部分3の内周部とを接
合してもよい。また、ダイオード20の封止部23がセラミ
ックスで形成される場合には、封止材7としてロウ材を
用いることができる。そして、これらの場合にも、前記
実施例で示したような、電池外部から電池内部への電流
の流入防止、電池内の有効内容積の拡大、部品点数の削
減などの効果は、実施例の場合と同様に奏される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案では、電池外部から電池内
部への電流の流入を防止する機能を備えた電池におい
て、ダイオードの封止部を電流蓋の絶縁部とし、ダイオ
ードのアノードリードを正極集電体として用いることに
よって、電池内の有効内容積の拡大と部品点数の削減を
達成できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図であり、第2図
は第1図に示す電池に使用されたダイオードを示す断面
図である。第3図は従来のダイオード付きの電池を模式
的に示す断面図である。第4図は電池をバックアップ用
電源として用いた回路図である。 2…電池蓋、4…絶縁部、5…正極集電体、6…正極端
子、9…負極、10…正極、11…セパレータ、12…電解
液、20…ダイオード、21…アノードリード、22…カソー
ドリード、23…封止部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイオードの封止部を電池蓋の絶縁部とし
    て用い、ダイオードのアノードリードを電池の正極集電
    体として用いたことを特徴とする電池。
  2. 【請求項2】ダイオードのカソードリードを電池の正極
    端子として用いた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    電池。
JP4079186U 1986-03-20 1986-03-20 電 池 Expired - Lifetime JPH0737235Y2 (ja)

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JPS62152360U JPS62152360U (ja) 1987-09-26
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