JPH0110835Y2 - - Google Patents

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JPH0110835Y2
JPH0110835Y2 JP11691081U JP11691081U JPH0110835Y2 JP H0110835 Y2 JPH0110835 Y2 JP H0110835Y2 JP 11691081 U JP11691081 U JP 11691081U JP 11691081 U JP11691081 U JP 11691081U JP H0110835 Y2 JPH0110835 Y2 JP H0110835Y2
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coil frame
casing
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coil
spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁接触器における電磁石コイル枠
の固定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電磁接触器の構成は、絶縁体にてなるケーシン
グ、このケーシングに固定され一端に固定接点を
設けた端子板、端子板の固定接点間を開閉する可
動接触子、この可動接触子を移動させる可動子、
この可動子の移動を行わせる可動鉄心、同可動鉄
心を吸引する固定鉄心、この固定鉄心を励磁する
励磁コイルを巻装したコイル枠、このコイル枠と
前記可動子との間に介装されて非励磁時には可動
接触子が固定接点より開離する方向に可動子を付
勢する反撥ばねが主な要素である。
このような構成の電磁接触器は、次のような順
序で組み立てられる。すなわち、まず予め端子板
を取り付けたケーシング内に可動子ユニツト(可
動鉄心と可動子を組み立てたもの)を組み込み、
次いで反撥ばねをセツトし、コイル枠を組み込
み、最後に固定鉄心ユニツト(固定鉄心とケーシ
ング裏蓋及び両者の間に緩衝ゴム座を介装して一
体化したもの)を組み込んで組み立てている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このような構造の電磁接触器におい
ては、可動子ユニツトの上にセツトされている反
撥ばねの上にコイル枠を組み込むとき、コイル枠
が反撥ばねの弾力で浮き上がるとともに揺動する
ため、次に固定鉄心ユニツトを装着するときに位
置が定まり難く、組立作業が困難となるという問
題があつた。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、反撥ばねをセツトした後
に、コイル枠を組み込んでもコイル枠が浮き上が
らない構成とすることにより固定鉄心ユニツトの
組み込み作業を容易とすることを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案は、底部が開
口したケーシングと、可動接触子を駆動する可動
鉄心を取り付けた可動子ユニツトと、前記ケーシ
ングの底部を覆う基板及び該基板に取り付けられ
た固定鉄心とよりなる固定鉄心ユニツトと、前記
固定鉄心を励磁するコイルを巻装したコイル枠
と、該コイル枠と前記可動子ユニツトとの対向面
に介設され、該可動子ユニツトを前記可動接触子
の開離方向に付勢する反撥ばねとを備えた電磁接
触器において、前記ケーシングの内側壁と前記コ
イル枠側部との間に、該コイル枠を前記ケーシン
グ内壁に押し付けて前記反撥ばねのばね力に抗し
た摩擦力を発生させるための弾性材にてなるL字
状部分を有する押圧板を、そのL字状部分のコー
ナー部が前記ケーシング内壁に圧接する状態に前
記コイル枠に装着したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は、本考案に係る電磁石コイル枠の固定
装置を備えた電磁接触器の実施例の全体構成を示
す断面図である。同図において、1は絶縁材料よ
りなる可動子、2は可動鉄心であり、可動子1と
可動鉄心2とはばね4を介在して、連結ピン3に
より連結されている。5は絶縁材にてなるケーシ
ングである。可動子1の上部には、可動接触子1
1が端子板12に接離するように設けられてい
る。ケーシング5内部の下方には、前記可動鉄心
2に対して磁気吸引作用を行う固定鉄心13及び
該固定鉄心13を励磁する励磁コイル14が配置
されている。前記固定鉄心13は、ケーシング5
の底部を覆う基板16に溶接等で固定された鉄心
受箱17に、固定ピン20を介して連結されてい
る。鉄心受箱17と固定鉄心13の底部との間に
は、スペーサ18及び緩衝ゴム座19を介在させ
ており、可動鉄心2の吸着時の衝撃を吸収するよ
うにしている。スペーサ18はその緩衝の度合い
が最適になるようにその厚み又は枚数を調整す
る。
前記励磁コイル14はコイル枠22に巻装され
ており、前記連結ピン20の抜け止めを兼用した
コイルスプリング座21との間に、コイルスプリ
ング23を介して可動的に取り付けられている。
また、コイル枠22の上部には、前記可動子1に
対して開離時の反撥力を与える反撥バネ15が設
けられている。図中、24は熱可塑性樹脂にてな
る電圧表示板である。
この電圧表示板24はケーシング5内に収納さ
れる部分がL字状に折曲されており、コイル枠2
2の側部に先端部が挿入されている。そしてコイ
ル枠22をケーシング5に収納した状態では電圧
表示板24のコーナー部はケーシング内壁に圧接
するように自由状態ではやや長目に形成されてい
る。従つて、コイル枠22の組立てにあたつては
第2図に示すように可動子ユニツトをケーシング
5に組み込んだ後、反撥ばね15をセツトし、次
いでコイル枠22を組み込めば、電圧表示板24
の弾性でコイル枠22はケーシング内の対向壁面
に押し付けられる状態で装着され、その摩擦力で
コイル枠22は反撥ばね15の復元力に抗してセ
ツトされた状態を保持する。
このことを、第3図に示す模式図を参照して説
明する。第3図において、F1はコイル枠22の
重心に作用する重力、F2は反撥ばね15のばね
力、F3はケーシング5内壁に直角に作用する電
圧表示板24の圧接力である。この圧接力F3
作用点を基準点としてコイル枠22の重心位置A
及び該コイル枠22のケーシング5に対する当接
点Bまでの距離をそれぞれa及びbとすると、B
点における前記重力F1及びばね力F2によるモー
メントはそれぞれa/b・F1、a/b・F2とな
る。重力F1とばね力F2の向きは逆であるから、
B点においてコイル枠22の端部に作用する力F
は上向きを正とすると次のようになる。
F=(a/b)・(F2−F1) ……(1) 一方、B点におけるコイル枠22の端部とケー
シング5の当接部の摩擦係数をμとすると、圧接
力F3によりB点において作用する摩擦力F3′は F3′=μF3 ……(2) となる。
したがつて、電圧表示板24の圧接力でコイル
枠22をケーシング5の内壁に保持するために
は、 F3′>|F| ……(3) という条件を満足すればよい。
因みに、コイル枠22の重量F1を150gr、ばね
力F2を500grとし、a/b≒0.5とすると、F≒
175grとなる。摩擦係数μを0.2〜0.3とすると、
電圧表示板24の圧接力F3を1000grにした場合、
F3′=200〜300grとなり、(3)式を充分に満たすこ
とになり、コイル枠22は電圧表示板24の圧接
力で安定にセツト状態を保持することができる。
従つて、従来のようにコイル枠22は浮き上が
らず、次の固定鉄心ユニツトの組み込みを容易に
行うことができる。電圧表示板24はポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂で形成されるが、その他端
部はケーシング5の外部に表出して定格電圧表示
に用いるものであり、本実施例ではコイル枠22
をケーシング5の内壁に対して摩擦力を与えるも
のとして兼用させている。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案においては、ケ
ーシングの内側壁とコイル枠側部との間に弾性体
にてなるL字状部分を有する押圧板(実施例にお
いては電圧表示板24に相当)をそのL字状部分
のコーナー部がケーシング内壁に圧接する状態に
装着している。これにより、従来のように組立作
業に際してコイル枠が反撥ばねの弾力で浮き上が
ることがなくなる。したがつて、本考案によると
き、固定鉄心ユニツトの組立作業を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による電磁接触器の全
体構造を示す縦断面図、第2図はコイル枠の組み
込み状態を示す断面図、第3図は電圧表示板によ
るコイル枠の保持作用の説明図である。 1:可動子、2:可動鉄心、2:可動鉄心、
3:連結ピン、4:ばね、5:ケーシング、1
3:固定鉄心、15:反撥ばね、22:コイル
枠、24:電圧表示板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部が開口したケーシングと、可動接触子を駆
    動する可動鉄心を取り付けた可動子ユニツトと、
    前記ケーシングの底部を覆う基板及び該基板に取
    り付けられた固定鉄心とよりなる固定鉄心ユニツ
    トと、前記固定鉄心を励磁するコイルを巻装した
    コイル枠と、該コイル枠と前記可動子ユニツトと
    の対向面に介設され、該可動子ユニツトを前記可
    動接触子の開離方向に付勢する反撥ばねとを備え
    た電磁接触器において、前記ケーシングの内側壁
    と前記コイル枠側部との間に、該コイル枠を前記
    ケーシング内壁に押し付けて前記反撥ばねのばね
    力に抗した摩擦力を発生させるための弾性材にて
    なるL字状部分を有する押圧板を、そのL字状部
    分のコーナー部が前記ケーシング内壁に圧接する
    状態に前記コイル枠に装着したことを特徴とする
    電磁接触器における電磁石コイル枠の固定装置。
JP11691081U 1981-08-05 1981-08-05 Expired JPH0110835Y2 (ja)

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JPS57145254U JPS57145254U (ja) 1982-09-11
JPH0110835Y2 true JPH0110835Y2 (ja) 1989-03-29

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