JPH01108107A - 繊維状炭化ケイ素及び窒化ケイ素の製造 - Google Patents

繊維状炭化ケイ素及び窒化ケイ素の製造

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JPH01108107A
JPH01108107A JP63247274A JP24727488A JPH01108107A JP H01108107 A JPH01108107 A JP H01108107A JP 63247274 A JP63247274 A JP 63247274A JP 24727488 A JP24727488 A JP 24727488A JP H01108107 A JPH01108107 A JP H01108107A
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silicon
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クリストファー エル ボドルス
Joseph R Fox
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ジョセフ ジェイ ビアナッキー
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ダグラス エイ ホワイト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 光里至宣員 本発明は微小繊維状炭素を炭化ケイ素(SiC)及び/
または窒化ケイ素(SiJ*)の生成に轟く条件下で好
適なケイ素源、例えばSiO□、St金金属SiH4ま
たは5idLと反応させる炭化ケイ素及び/または窒化
ケイ素のウィスカー及び繊維の製造方法に関する。典型
的には、微小繊維状炭素は1300℃以上の温度で気体
の存在下に、あるいは減圧下でケイ素源と反応させられ
る。微小繊維状炭素、特に前の操作工程中に遷移金属に
付着された炭素が使用され、ここでその遷移金属はひき
続いて炭化ケイ素及び/または窒化ケイ素のウィスカー
及び繊維の生成に於ける触媒として作用し得る。本発明
の方法に於いて、微小繊維状炭素の有意な部分がまた炭
素それ自体よりも耐酸化性であり且つ耐薬品性である微
小繊維状セラミックに変換し得る。かくして、繊維状セ
ラミック生成物の収率は炭素の繊維状形態並びに金属触
媒の存在により高められる。
高温安定性、高強度及び高靭性を有する構造材料の領域
の工業により次第に関心がもたれるようになり、科学者
及び技術者はこのような材料の製造に集中するようにな
った。所望の性質をもつ材料を製造しており、しかも大
きな可能性をもつ領域は、マトリックス材料が金属、ガ
ラスまたはセラミックであるウィスカー強化複合材料及
び繊維強化複合材料の領域である。黒鉛繊維及び炭素繊
維が炭素−炭素複合材料を加工するため製造され使用さ
れてきたが、500℃以上の温度に於けるそれらの貧弱
な耐酸化性及び溶融金属に対する反応性が高温複合材料
に於けるそれらの有用性を制限していた。
航空工業、自動車工業及び化学工業に於ける用途のため
改良された安定性をもつ高性能の複合材料の関心により
、このような強化目的に使用し得るセラミックの繊維及
びウィスカーを製造する努力が増々なされるようになっ
てきた。炭化ケイ素のウィスカー及び繊維は、それらが
種々の環境に於いて潜在的に高い強度は勿論のこと温度
安定性及び化学的に不活性であるが故に特に関心のある
ものである。しかしながら、1〜10ミクロン範囲の直
径をもつ化学量論的なSiCの連続状の繊維は現行の公
知の加工技術では費用がかかりしかも製造し難い。それ
故、複合材料製造業者らは金属−マトリックス複合材料
及びセラミックーマトリックス複合材料の両者をうまく
加工するため、典型的に1ミクロン未満の直径をもつセ
ラミックウィスカーに専念するようになった。SiCウ
ィスカーはアルミナマトリックス複合材料及びアルミニ
ウム複合材料の両者に於いて優れた強化材であることが
示された。
金属触媒による一酸化炭素の不均化または遷移金属触媒
による気体状炭化水素類の分解を経由するフィラメント
状炭素の生成は文献により公知である(英国特許出願第
2.002.726号を参照のこと)。これらのフィラ
メントは温和な条件下で製造でき、非常に優れた結晶化
度を呈する。フィラメントの直径は前記のセラミックウ
ィスカーの直径に近< 0.5 ミクロン程度の大きさ
であり得るが、通常はそれより小さく、即ち0.1ミク
ロン未満である。これらのフィラメントそれ自体は優れ
た強化材をつくり得るが、それらは低い耐酸化性及び黒
鉛繊維の溶融金属特性に対して高い反応性を有している
。事実、これらの問題はフィラメント状炭素の小さいサ
イズ及び−層大きい表面積のため増大し得る。
複合材料の観点から、強化材の費用は重要な問題点であ
り、フィラメントは比較的安価な気体から比較的低温で
製造できるので上記のフィラメント状炭素を使用するこ
とが望ましいであろう。
例えば、−酸化炭素は400〜800℃の温度で容易に
付着でき低価の廃棄流から利用できるので、フィラメン
ト状炭素の製造用に極めて望ましい供給原料である。更
に、−酸化炭素それ自体はしばしばセラミックを製造す
るのに使用される高温のカーボサーミック(carbo
thermic)還元反応の副生物でありそれは放出制
御に費用を要するので、−酸化炭素はセラミック材料製
造用の望ましい供給原料であろう。微小繊維状の炭素は
−酸化炭素から容易に製造し得るが、その炭素が繊維状
形態、増大された耐酸化性及び溶融金属に対する一層低
い反応性をもつセラミック材料に変換し得るならばセラ
ミックマトリックス複合材料及び金属マトリックス複合
材料の加工に於ける強化媒体としての微小繊維状炭素の
有用性は有意に高められるであろう。
本発明に於いて、−酸化炭素から製造された微小繊維状
の炭素が高温強化材料として有用である種々の繊維状セ
ラミック製品をつくるのに使用された。炭素の微小繊維
状の性質並びに炭素付着の触媒作用をするのに使用され
る遷移金属の存在は1、粒子状よりむしろ繊維状のセラ
ミック製品の高められた収率をもたらす。本発明は特に
繊維状炭化ケイ素セラミック製品の製造に有用である。
炭化ケイ素は望ましい熱的性質、化学的性質、電気的性
質及び物理的性質を有する耐火材料であり、それ故高温
の自動車環境、耐摩耗性用途、半導体加工、及び複合材
料を含む多種の用途がある。
下記の化学量論反応に従って、シリカ(St(h)と炭
素(C)との古典的な反応が炭化ケイ素の製造に長年使
用されてきた。
SiO□+3C→SiC+ 2CO(1)アチソン法(
^cheson process)は結晶性炭化ケイ素
製品を製造するための古典的な経路の一例であるが、そ
れらの製品は非繊維状である。典型的には、シリカ砂及
び石油コークスまたは石炭が粉砕、混合され1400℃
以上の温度で反応させられて炭化ケイ素を生成する。炭
化ケイ素には2つの支配的なポリタイプ、即ちβ形(立
方晶系)及びα形(六方晶系)がある。β形は低温で有
利であり、一方α形は高温で有利である。
近年、研究者らは種々の遷移金属の存在が炭化ケイ素の
繊維及びウィスカーの生成の触媒作用をすることを示し
た。多くの文献は1〜10ミクロン範囲の直径をもつ巨
視的なウィスカーの基材上の成長を扱っており、ここで
反応体は気相により与えられる。これらの方法による炭
化ケイ素ウィスカーの生成は気相0種の間の接触反応に
貢献され得るものと思われる。このようなウィスカーの
成長を説明するのに考えられる機構は一般にVLS法(
蒸気液体固体法、vapor 1iquid 5oli
d process) と称される(R,S、ワグナ−
(Wagner) + W、C,エリス(Ellfs)
著Trans、Met、Soc、AIME、 233巻
、1053〜1064頁(1965年6月)参照のこと
)。VLS法に於いて、気相中の反応体は、液体である
触媒部位で反応して固体の生成物を生成する。
VLS法は気体状のSiO及びメタンを炭素基材に担持
された溶融鉄触媒に通すことにより炭化ケイ素を製造す
る。これは典型的に約7〜10ミクロンの直径及び数イ
ンチの長さをもつ繊維の製造をもたらす。しかしながら
、現在VLS法は比較的に低収率の炭化ケイ素繊維の製
造方法であり、多量の気体を利用しなければならないこ
と及び基材の表面積に基づいて繊維の収率が低いことと
いう主な理由で多量の繊維を製造するには極めて高価な
方法である。
多数の特許により、SiO□またはStを粒状形態の炭
素と反応させる場合、Fe、 Ni、 V% Cr5P
t、 Pd。
Co、 MO% W、 ALl、、Ti及びLaを含む
種々の元素の存在が1ミクロン未満の直径をもつ炭化ケ
イ素ウィスカーの生成の触媒作用をすることが示されて
いる。炭化ケイ素の生成に於いて触媒として遷移金属を
使用することは下記の特許によく記載されている。米国
特許第4.013.503号、同第3,692、478
号、第3.840.647号、同第3,778゜296
号、同第4.500.504号、同第3,519゜47
2号及び同第3,773,899号。SiまたはSin
、と炭素との塊状反応により生成される炭化ケイ素ウィ
スカーの接触成長の多くは上記と同じVLS法によるも
のと考えられ、ここで遷移金属またはその他の液相が実
際にウィスカー形層または繊維形態を生成した。事実、
VLS機構により生成された繊維またはウィスカーは、
直線状の円筒形の繊維またはウィスカーの一端に付着さ
れた金属球体の存在により容易に認め得る。上記の方法
に関する問題は、粒状形態をもつ炭素源、例えば活性炭
、木炭、またはカーボンブランクの使用が、ウィスカー
を複合体の加工に使用し得る前にウィスカーから分離し
なければならない有意な量の粒状の炭化ケイ素生成物の
生成を典型的にもたらすことである。
もみ殻(rice hulls)から炭化ケイ素ウィス
カーの製造は、もみ殻を酸素の不在下に約1000℃〜
2000℃の範囲内の温度に加熱しシリカともみ殻中に
天然に存在する炭素とを反応させることにより行なわれ
た。米国特許第3.754,076号にはもみ殻法が開
示されており、鉄酸化物の形態の鉄の添加によりもみ殻
からの炭化ケイ素の生成を促進することが好ましくあり
得ることが示唆されている。しかしながらもみ殻法によ
り得られたSiCウィスカーはVLS型のものと異なる
ようである。それらは典型的に約0.5ミクロンの直径
及び100ミクロンに近い長さを有するが、金属球体は
直線状のウィスカーの端部には見当らない。
これらのウィスカーはおそらく液体遷移金属触媒を伴わ
ない気体一固体反応機構により生成する。
もみ殻から製造されたウィスカーは、望ましくない粒状
の副生物を除去するため徹底的な精製をうけなければな
らない。長時間にわたる精製方法が米国特許第4.24
9,700号、同第4,256,571号及び4,29
3,099号に記載されている。
先行技術は炭化ケイ素のウィスカー及び繊維の製造に関
して遷移金属の触媒作用を認めていたが、本願発明者ら
の知るかぎりでは金属触媒による一酸化炭素の不均化ま
たは気体状炭化水素の分解から得られるような微小繊維
状炭素を用いて繊維状セラミック製品を得る試みはなさ
れていなかった。
本願発明者らはそのようにして生成された微小繊維状炭
素を用いて高温複合材料用に良好な大きさでしかも低価
格の再生産可能で高収率の炭化ケイ素の繊維及びウィス
カーを製造する特異な方法を開発した。炭素の繊維状形
態及び金属触媒の存在が繊維状セラミック製品の収率を
高め望ましくない粒状の副生物の量を減少することが発
見された。
更に、本発明の方法の融通性は窒化ケイ素のウィスカー
及び繊維を製造する経済的な手段を提供する。本発明の
方法は、それ自体がセラミックを製造するカーボサーミ
ック還元反応(すなわち式1)により製造された一酸化
炭素の如き、低価値の廃棄流からのガスを高価値の複合
体に使用し得る強化材の製造用供給原料として使用する
ことを可能にする。また微小繊維状炭素は流体接触分解
装置またはその他の精油所操作からのオフガス中の一酸
化炭素から得ることもできる。本発明の追加の利点は、
以下の記載から明瞭となろう。
余更生翌旌 本発明の主な目的は、ケイ素源、好ましくはSiO□、
5iOz前駆体(例えばシリカゾル、シリコーンまたは
オルガノシラン類)またはSi金属及び微小繊維状炭素
を混合してケイ素−炭素混合物を生成し、ひき続いてこ
れを非酸化性気体の存在下または減圧下に少くとも13
00℃の温度に加熱することにより繊維状の炭化ケイ素
及び窒化ケイ素を生成することである。特に、本発明は
繊維状炭素と組合されてFe5Co、Ni、 R11%
 Rh、 Re、、 Os、、 Mn5Cr、 V、 
Ti5Cu、 W、 Pt5Pd、 Mo及び^Uの如
き、遷移金属を有する繊維状炭素を利用する。微小繊維
状炭素のフィラメント状もしくは繊維状の形態及び結晶
相は、得られる炭化ケイ素生成物の形態及び結晶相に影
響し、かくしてウィスカー及び/または繊維の収率を高
め、望ましくない粒状副生物の収率を減少する。微小繊
維状炭素の繊維状形態は、Si付着用の、それ故炭化ケ
イ素の得られる繊維状形態のためのテンプレート(te
mp 1 a te)として作用する。また遷移金属は
ケイ素源と一緒に加熱される時に促進効果を有し繊維状
の炭化ケイ素及び窒化ケイ素を生成する。
炭化ケイ素を生成するために、ケイ素−炭素混合物は+
12、N Z %へr’b He及びこれらの混合物か
らなる群から選ばれる気体の存在下に約り400℃〜約
2300℃、好ましくは1400〜1800℃の温度で
加熱される。窒素ガスの存在下に於いて、5iOz及び
炭素の混合物はSiCの生成がSiJ、の生成よりも熱
力学的に一層有利である温度、すなわち少くとも160
0℃に加熱されて窒化ケイ素の生成を避けるべきである
。同様に、ケイ素金属が窒素ガスの存在下に微小繊維状
炭素と組合される場合には、その混合物は少くとも14
30℃の温度に加熱されて窒化ケイ素の生成を避ける必
要がある。
SiO□は少くとも3対1の炭素/シリカの比で微小繊
維状炭素と混合される。本発明に従って生成される繊維
状炭化水素は実質的にβ−炭化ケイ素形態のものである
。繊維状炭化ケイ素の多くは微小繊維状炭素そのものと
同じ大きさ及び形態、すなわち典型的に0.1ミクロン
未満の直径をもつねじれた繊維状形態を有している。こ
の微小繊維状の炭化ケイ素は、VLS機構によりあるい
はもみ殻法に起こるような気体一固体プロセスにより生
成される0、 1〜1ミクロン範囲の直径をもつ一層大
きな直線状のSiCウィスカーとは区別される。
微小繊維状炭素とSiO□との反応は微小繊維状SiC
に加えてVLS型及びもみ殻型の両者のSiCウィスカ
ーを生成でき、それらの条件は粒状形態をもつ繊維状生
成物の収率を最適にするため変えられてもよい。
また繊維状窒化ケイ素はSin、またはケイ素金属のい
ずれかを微小繊維状炭素と混合し、ひき続いて窒素ガス
の存在下に少くとも1300℃の温度に加熱することに
より生成し得る。この態様に従って、SiO2がケイ素
源として使用される時には、ケイ素−炭素混合物を13
00℃〜1600℃の範囲の温度で加熱することが好ま
しい。一般に、SiO□は少くとも2の炭素/ケイ素の
比で微小繊維状炭素と混合される。
更にまた、繊維状炭化ケイ素はSiH4またはSi2H
6のいずれかを微小繊維状炭素と少くとも300℃の温
度で反応させることにより生成し得る。
また本発明は、更に下記されるような多くの付加的な特
徴を含み得る。
一般に、本発明は以下の工程、すなわちケイ素源と0.
1ミクロンの直径を有し少くとも一種の遷移金属を含む
微小繊維状炭素とを混合してケイ素−炭素混合物を生成
する工程、ついで該ケイ素−炭素混合物を非酸化性気体
の存在下または減圧中で該混合物を約1.0ミクロン以
下の直径を有する繊維状炭化ケイ素に変換するのに充分
な温度に加熱する工程を含むことを特徴とする繊維状炭
化ケイ素の製造方法を提供する。
韮l旦梵皿槙坐■皿 本発明は、5iOz、Siまたはその他のケイ素化合物
と微小繊維状炭素との反応により複合材料用に適した炭
化ケイ素及び窒化ケイ素のウィスカーの新規な製造方法
を提供する。この方法はケイ素源と微小繊維状炭素との
混合及びひき続いてケイ素−炭素混合物を非酸化性気体
の存在下または減圧下に1300〜2300℃の範囲の
温度に加熱することを必要とする二工程の方法である。
繊維状炭素の形態学的な構造及びその炭素中の好適な触
媒量の遷移金属の存在により、本発明は繊維状炭化ケイ
素を高収率で製造するための安価な手段を提供するもの
と思われる。この方法により生成された繊維状の炭化ケ
イ素及び/または窒化ケイ素はVLS型または金属球体
を含まない直線型の、微小繊維状炭素それ自体の形態に
類似する、形態を有している。
本発明の利点は微小繊維状炭素が安価で容易に人手し得
る炭素源であることである。微小繊維状炭素は典型的に
は一酸化炭素から遷移金属(金属は通常鉄、コバルトま
たはニッケルである)を含有する触媒への炭素の付着に
より生成される。微小繊維状炭素の製造は、英国特許出
願第2,002゜726号に更に充分に開示されており
、この特許は本明細書中に参考として含まれる。微小繊
維状炭素は極めて安価に製造し得るが、一方高級カーボ
ンブラックは1ボンド当り約30セントで販売され活性
炭はそれ以上の価格であり得る。更に、微小繊維状炭素
の形態は得られる炭化ケイ素の形態に影響し、かくして
高収率の繊維状製品をもたらすものと思われる。微小繊
維状炭素は繊維状炭化ケイ素の生成のためのテンプレー
トとして作用することができ、その結果気体のケイ素含
有種は微小繊維状炭素の黒鉛状構造中に拡散することが
でき繊維状形態の保持をもたらす。また微小繊維状炭素
とその中に含有された遷移金属との組合せは、満足な寸
法の炭化ケイ素のウィスカー及び/または繊維の生成を
もたらす。微小繊維状炭素を使用する別の利点は、それ
が遷移金属触媒を導入するための追加の工程を必要とし
ないことである。
何となれば、微小繊維状炭素は既にこのような触媒を含
有しているからである。微小繊維状炭素の生成を促進す
るのに典型的に使用される元素、特に鉄、コバルト及び
ニッケルはまた炭化ケイ素の生成を促進すると知られて
いることに着目することが重要である。付着条件を制御
することにより、低水準、通常は5重量%未滴のこれら
の遷移金属元素が微小繊維状炭素中に存在する。
微小繊維状炭素は、−酸化炭素及び水素の混合物を45
0〜550℃の管状炉中で鉄粉または約5gの重量及び
約8分の1インチ(0,318cm)の直径の鋼球に通
すことにより製造し得る。炭素の付着前に、遷移金属、
例えば鉄粉または鋼球は水素を含む雰囲気により予め還
元されてもよい。
この還元の温度は300〜650℃の範囲内である。数
時間後に、繊維状の炭素質物質が鉄粉または制球上に現
われるであろう。遷移金属に付着された炭素の量は熱重
量分析器中の酸化により測定し得る。
本発明の好ましい方法は、SiO□またはSi (ケイ
素金属)のいずれかと微小繊維状炭素と混合してケイ素
−炭素混合物を生成することである。その後、ケイ素−
炭素混合物は、炭化ケイ素が所望される場合には130
0〜2300℃の範囲、好ましくは1450℃以上に加
熱される。ケイ素−炭素混合物は、N2、N2、Ars
 Heまたはこれらの混合物の如き気体の存在下で、あ
るいは減圧下で加熱される。微小繊維状炭素はフィラメ
ント状炭素であり、これは5重量%未満の遷移金属を含
有する。
遷移金属はFes Co、 Ni5Ru、 Rh、、R
es 03% Mn、、 Cr5V、 Ti、 Cus
 W% Ptz Pd、 Mo及びAuからなる群から
選ばれた一種であってもよく、鉄、コバルトまたはニッ
ケルのいずれかが好ましい。遷移金属は繊維状の炭化ケ
イ素または窒化ケイ素の製造用の触媒として作用するも
のと思われる。
雰囲気が窒素含有気体である場合に、ケイ素−炭素混合
物がSingの場合には少くとも1600℃の温度に加
熱されケイ素金属が使用される場合には少くとも143
0℃の温度に加熱されると炭化ケイ素のウィスカー及び
繊維が主生成物として製造されることが発見された。そ
れ以外では、実質的な量の窒化ケイ素のウィスカー及び
/または繊維が炭化ケイ素のウィスカー及び/または繊
維と一緒に製造されることを実験が示した。
炭化ケイ素を製造するためのSin、と炭素との反応は
、下記の化学量論的な反応を有する。
5iO7+3C→ SiC+ 2CO(21少な(とも
3の炭素/SiO□の比をもつシリカと微小繊維状炭素
との緊密な混合物は好適な本殿、例えばボールミル粉砕
、5i02源としてシリカゾルまたは好適なオルガのシ
ランを用いるゾル−ゲル等により調製される。約140
0℃以上の温度で加熱されると、夫々異なる形態を有す
る、カーボサーミック反応工程中に生成する三つの型の
炭化ケイ素生成物が生じるようである。第一のものはテ
ンプレート型、即ち繊維状炭素に極めて類似する形態(
ねじれた形態、直径〈0.1ミクロン)をもつ微小繊維
状炭化ケイ素である。この型の繊維状炭化ケイ素は炭素
の金属含有量が少なく(<2%)且つC/5iOzの比
が3以上の場合に有利である。高いc/5toZの比は
炭素がカーポサーミンク反応を行なうことを可能にし、
またテシプレートとして作用するのに充分な炭素を与え
る。この型の繊維状炭化ケイ素は雰囲気が真に不活性で
ある場合、例えばN2またはN2の代わりに計またはH
eである場合に有利なようである。
第二の形態はVLS型ウ型入イスカーる。この型の繊維
状炭化ケイ素は明らかに遷移金属を伴ない、かくして炭
素の金属含有量が一層多く (2〜5%)しかもC/S
iO,比が3より少ない場合に有利である。VLSウィ
スカーはO,l −0,5ミクロンの直径及び10ミク
ロンより短かい長さを有する。それらは直線状でありね
じれてなく、金属球体がその端部の先端に観察し得る。
VLS機構はかなり狭い温度頭載1400〜1550℃
中で作用し、雰囲気が若干の窒素を含有する場合に高め
られるようである。
第三の形態はもみ殻壁ウィスカーである。これらは0.
1〜1ミクロンの直径及び100ミクロンに近い長さを
有する、−層大きなウィスカーである。これらは直線状
であり針状であるが一端に金属球体がない。これらは気
相法により生成するようである。雰囲気がH2を含んだ
時に最高の収率が観察された。また、この型の形成はC
/SiO□の比が2でありしかも炭素の遷移金属含有量
が1%未満と少ない場合に最も有利なようである。
本発明により生成された繊維状の炭化ケイ素及び/また
は窒化ケイ素は更に煩焼にかけて望ましくない炭素を除
去するか、あるいはHFで洗浄してシリカを除去するか
し、および/または酸浸出して金属を除去する。
窒化ケイ素のウィスカー及び/または繊維を生成するた
めの5i02と微小繊維状炭素の反応は下記の化学量論
的な反応を有する。
jsiO□+6C+ 2N、+→Siに+6CO(31
窒化ケイ素の生成に於いて、少くとも2対lの炭素/5
iOzの比をもつシリカと微小繊維状炭素との緊密な混
合物が流れる窒素含有雰囲気、すなわちN2またはNH
3中で1300℃〜1600℃の範囲内の温度、好まし
くは1500℃以下の温度で焼成される。この反応は、
実質的な量の繊維状の炭化ケイ素がその中に存在する白
色マットの形態の表面上に通常見られる窒化ケイ素ウィ
スカーの形成をもたらす。
炭化ケイ素のウィスカー及び/または繊維を生成するた
めのケイ素金属(Si)と微小繊維状炭素との反応は下
記の化学量論的な反応を有する。
Si+C−4SiC(4) 反応体の緊密な混合物は、まずSiを粉砕し、ついで6
0メツシユに篩分け(粉砕及び篩分けは必要ではないが
)ついでSiを微小繊維状炭素と混合し更に粉砕及びボ
ールミル粉砕することにより調製されることが好ましい
。得られる混合物は窒素雰囲気下で1300〜2300
℃の温度で焼成されることが好ましい。SiCの生成が
窒化ケイ素よりも熱力学的に一層有利である焼成温度、
すなわち1430℃を越える焼成温度が好ましい。得ら
れる炭化ケイ素ウィスカーは典型的には0.1〜1ミク
ロンの直径及び10より大きい長さ対直径の比を有する
。ケイ素金属と微小繊維状炭素との反応に従って生成さ
れる炭化ケイ素は殆ど排他的にβ(立方)形の炭化ケイ
素である。
繊維状炭化ケイ素を生成するための5iHaまたはSi
2H6のいずれかは微小繊維状炭素との反応は下記の化
学量論的な反応を有している。
SiH4+C→SiC+2Hz         (5
)S i II aまたは5i211.は微小繊維状炭
素と好適な手段により緊密に接触される。反応体は、シ
ランが分解して水素ガスを遊離しその結果ケイ素が炭素
と反応し得て繊維状炭化ケイ素を生成するように300
℃以上の温度で加熱される。この本発明の態様に従って
、温度範囲は300〜2300℃でなければならない。
大■拠よ  ・ H2の存在下で450℃で鉄触媒による一酸化炭素の不
均化により調製した微小繊維状炭素とシリカ(Sing
)との反応により炭化ケイ素と窒化ケイ素との繊維混合
物を調製した。炭素の付着前に、鉄分は水素を含有した
雰囲気により予め還元された。この還元の温度は300
〜650℃の範囲内である。鉄を石英管中に置き石英管
中を300 ccZ分で上方に流れるHz/Arガスの
l:1混合物を用いて550℃で1.5時間炉中で加熱
することにより鉄を予め加熱した。同じガス流を用いて
、温度を更に1時間で650℃に上昇させた。その後、
石英管を約450℃に冷却し、その時点でガス流を33
3’cc/分のCO/Lの4対1の混合物に変え、3時
間反応させた。鉄に付着した炭素の量は熱重量分析器中
の酸化により測定し得る。炭素の鉄含有量は1.4重量
%であった。アクゾ・ケミ・アメリカ(八kzo Ch
e+wie America)から入手したF−5シリ
カ(600%/gより大きい表面積)5gと微小繊維状
の鉄含有炭素3gとを組合せ、6時間でボールミル粉砕
した。シリカ−炭素混合物3.8gを約1000cc/
分のN2流下で1450’Cの温度に加熱し5時間保っ
た。生成物はスポンジ状の構造であり、表面の色は明緑
色で大部分の色は暗灰色であった。最終重量は1.82
gであった。X線分析によれば生成物は主として結晶性
のβ−3iCからなり少量のα−5i3N4及びβ−S
i2H4を含んでいることが示された。顕微鏡分析によ
り生成物の多くは出発原料の炭素に類似する繊維状形態
を有することが明らかにされた。金属球体が一端に付着
された若干のウィスカーが観察された。かくして微小繊
維状炭素が微小繊維状炭化ケイ素の生成用テンプレート
として作用したこと及び微小繊維状炭素中の鉄の存在が
またウィスカー生成物の生成をもたらしたことがわかる
実施例2 シリカ(F−5シリカ)と活性炭とを反応させる比較試
験を行なった。この試験に於いて、F−5シリ力5gと
マリンクロット(Mallincrodt)から入手し
た活性木炭粉末(11h4394) 3’gとを一層ボ
ールミル粉砕し、シリカ−炭素混合物3.39gを、流
れる窒素ガス下で1450℃に加熱し5時間保った。最
終生成物は実施例1のスポンジ状構造をもち1.71g
の重量であったが、X線分析によればこの試料は主とし
て窒化ケイ素であり炭化ケイ素ではないこと、及び生成
物はテンプレート型及びVLS型の両方の、ウィスカー
及び繊維の生成をもたらした実施例1の微小繊維状炭素
の試験に於ける生成物よりも一層粒状の性質であること
が明らかにされた。実施例1の鉄を含有する微小繊維状
炭素の使用はまた窒化ケイ素に対して炭化ケイ素の生成
を高めた。
大施皿主 先に調製した微小繊維状炭素を用いて追加の試験を行な
い、反応温度が如何に炭化ケイ素と窒化ケイ素の相対的
な収率に影響するかを調べた。炭素対5i02の3:1
の混合物を、800cc/分の窒素流下で1400℃、
1500℃、1600°C及び1700℃の反応温度で
夫々焼成した。これらの反応による生成物は全て目視に
よると本質的に同じもの、すなわち灰緑色のわずかにス
ポンジ状の粉末に見えた。X線回折によれば、反応温度
が高くなる程窒化ケイ素に対する炭化ケイ素の収率が大
きくなることが観察された。また顕?X1鏡検査により
一端に金属球体をもつVLS型ウィスカーの収率が14
00〜1500℃の温度で行なった試験に於いて最高で
あったことが観察された。
1500℃で行なった試験に於いて、窒化ケイ素ウィス
カーの白色の外層が生成物に形成された。
実施例4 微小繊維状炭素/シリカの2:1混合物のボールミル粉
砕された混合物1.6437gを黒鉛の船形容器中に置
き黒鉛シートでカバーした。この微小繊維状炭素は0.
98重量%の鉄を含有していた。
その試料を200cc/分の水素流下で管状炉中で加熱
した。温度を1000℃まで20℃/分で、ついで10
00℃から1450℃まで5℃/分でランプ(ramp
) シ、1450℃に5時間保った。
反応後、試料は0.5012 gの重量であり、69.
51%の重ffltM失であった。X線回折によれば生
成物はβ−炭化ケイ素であることが示された。未反応の
SiO□及び炭素を除去した後、生成物の顕微鏡検査に
よれば、金属球体が先端に認められない、長さ約50〜
100μm及び直径0.5μmの多数の針状ウィスカー
であることが示された。ウィスカーはSiC生成物中に
散在されており、このSiC生成物は出発原料の炭素源
と同様のねじれた微小繊維状形態を有していた。
去血五l ケイ素金属(Si)と微小繊維状炭素との化学量論量の
混合物を調製した。フィッシャー・サイエンティフック
 (Fischer 5cientific)の?容部
ケイ素金属を粉砕し60メツシユより大きいものに篩分
けた。また微小繊維状炭素も使用前に60メソシユより
大きいものに篩分けた。この混合物を、焼成前にモルタ
ル及びペスタル(Pes ta 1 )を用いて手で更
に粉砕した。混合物を解放るつぼ中で窒素流雰囲気中は
ぼ1720℃で焼成した。窒素の流量は51/分であっ
た。1720℃までの加熱上昇はほぼ1時間にわたった
。反応体を1720℃で15分加熱しついで80分の期
間にわたって100℃に冷却した。得られた生成物は緑
色の粗大粉末であった。空気中800℃の酸化による炭
素の重量分析によると、残留炭素が1.6重量%存在す
ることが示された。X線分析は、はぼ100%の炭化ケ
イ素の収率を示した。走査電子顕微鏡による分析は、多
くのウィスカーが0.1〜1ミクロンの直径を有してい
ることを明らかにした。
大施貫立 ケイ素金属と微小繊維状炭素の試料を調製し純粋なH2
、COまたは計のいずれかの雰囲気中で反応させた。X
線分析は主生成物相がβ−炭化ケイ素であることを示し
た。三つの試料のうち、水素雰囲気中で行なった試料は
最高のウィスカー収率をもたらし、Ar雰囲気中で行な
った試料がそれに次ぐ。これらのウィスカーは、実施例
5に於いて窒素ガス下に生成された試料よりも一層一様
の形態を有し、しかも数も多い。−酸化炭素雰囲気中で
行なった試料中にはウィスカーは見られなかった。
上記の諸実施例は、反応条件(すなわち、温度、雰囲気
、C/SiO□比、炭素中の金属含有量等)を変えるこ
とにより生成物の組成(SiC対SiJ* )及び繊維
状形態が調節でき複合体の高温強化材料用に適した生成
物または生成物の混合物を得ることができることを示す
本願発明者らは本発明の幾つかの態様を示し説明したが
、これらは当業者に明らかな多くの変化及び修正の余地
があることが明らかに理解されよう。それ故、本願発明
者らは示された詳細に限定されることを望むものではな
(、特許請求の範囲内に入る多くの変化及び修正を示す
ことを意図する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケイ素源と0.1ミクロンより短い直径を有し少く
    とも一種の遷移金属を含有する微小繊維状炭素とを混合
    してケイ素−炭素混合物を生成し、該ケイ素−炭素混合
    物を非酸化性気体の存在下に、または減圧下に該混合物
    を約1.0ミクロン以下の直径を有する繊維状炭化ケイ
    素に変換するのに充分な温度に加熱する 諸工程を含むことを特徴とする、繊維状炭化ケイ素の製
    造方法。 2、温度が約1300〜2300℃の範囲内である、請
    求項1記載の製造方法。 3、該ケイ素源がSiO_2、Si、シリカゾル、シリ
    コーン及びオルガノシラン類からなる群から選ばれた少
    くとも一種である、請求項1または2記載の製造方法。 4、該遷移金属がFe、Co、Ni、Ru、Rh、Re
    、Os、Mn、Cr、V、Ti、Cu、W、Pt、Pd
    、Mo及びAuからなる群から選ばれる、請求項1〜3
    のいずれかの項記載の製造方法。 5、該遷移金属が該微小繊維状炭素の5重量%未満の量
    で存在する、請求項1〜4のいずれかの項記載の製造方
    法。 6、該気体がH_2、Ar、He、N_2またはこれら
    の混合物からなる群から選ばれる、請求項1〜5のいず
    れかの項記載の製造方法。 7、該気体がN_2であり、該ケイ素−炭素混合物が約
    1300℃〜1700℃の範囲の温度で加熱され、且つ
    約1.0ミクロン以下の直径を有する繊維状窒化ケイ素
    が該繊維状炭化ケイ素と一緒に生成される、請求項1〜
    6のいずれかの項記載の製造方法。 8、該ケイ素−炭素混合物が少くとも1600℃の温度
    に加熱され、該ケイ素源がSiO_2であり且つ該気体
    がN_2である、請求項1〜7といずれかの項記載の製
    造方法。 9、該ケイ素源がSiO_2であり且つ該微小繊維状炭
    素及びSiO_2が1より大きい炭素/ケイ素の比で混
    合される、請求項1〜6のいずれかの項記載の製造方法
    。 10、該ケイ素源がSiO_2であり、該ケイ素−炭素
    混合物が少くとも1の炭素/SiO_2の比を有し且つ
    該微小繊維状炭素が5重量%未満の遷移金属含有量を有
    し、これにより0.1ミクロン未満の直径のねじれた繊
    維状形態を有するテンプレート型、約0.1〜0.5ミ
    クロンの範囲の直径をもち金属球体が付着された直線状
    の繊維状形態を有するVLS型、及び0.1〜1.0ミ
    クロンの範囲の直径をもつ直線状の繊維状形態を有する
    もみ殻型の繊維状炭化ケイ素が生成される、請求項1〜
    6のいずれかの項記載の製造方法。 11、ケイ素源がSiO_2であり、該ケイ素−炭素混
    合物が少くとも3の炭素/SiO_2の比を有し、且つ
    該微小繊維状炭素が2重量%未満の遷移金属含有量を有
    し、これにより0.1ミクロン未満の直径をもつねじれ
    た繊維状形態を有するテンプレート型の繊維状炭化ケイ
    素が生成される、請求項1〜6のいずれかの項記載の製
    造方法。 12、該ケイ素源がSiO_2であり、該ケイ素−炭素
    混合物が少くとも1の炭素/SiO_2の比を有し、該
    微小繊維状炭素が5重量%未満の遷移金属含有量を有し
    、且つ加熱温度が約1400℃〜1800℃の範囲内で
    あり、これにより0.1〜0.5ミクロンの範囲の直径
    をもち金属球体が付着された直線状の繊維状形態を有す
    るVLS型の繊維状炭化ケイ素が生成される、請求項1
    〜6のいずれかの項記載の製造方法。 13、該ケイ素源がSiO_2であり、該ケイ素−炭素
    混合物が少くとも2の炭素/SiO_2の比を有し、該
    微小繊維状炭素が1重量%未満の遷移金属含有量を有し
    、加熱温度が約1400℃〜1800℃の範囲内であり
    、且つ非酸化性気体がH_2を含有し、これにより0.
    1〜1.0ミクロンの範囲の直径をもつ直線状の繊維状
    形態を有するもみ殻型の繊維状炭化ケイ素が生成される
    、請求項1〜6のいずれかの項記載の製造方法。 14、該ケイ素源がSiであり、該気体がN_2であり
    、且つ該ケイ素−炭素の混合物が少くとも1430℃の
    温度で加熱される、請求項1〜6のいずれかの項記載の
    製造方法。 15、該ケイ素源がSiであり、且つ該微小繊維状炭素
    及びSiが少くとも1の炭素/ケイ素の比で混合される
    、請求項1〜6のいずれかの項記載の製造方法。 16、該ケイ素源及び該微小繊維状炭素がボールミル粉
    砕により混合される、請求項1〜15のいずれかの項記
    載の製造方法。 17、該ケイ素源及び該微小繊維状炭素がゾル−ゲルに
    より混合される、請求項1〜16のいずれかの項記載の
    製造方法。 18、該ケイ素源がSiH_4及び/またはSi_2H
    _6であり、且つ該ケイ素−炭素混合物が約300℃〜
    2300℃の範囲の温度で加熱される、請求項1または
    4記載の製造方法。 19、該微小繊維状炭素が一酸化炭素及び水素を約45
    0℃〜550℃の範囲の温度で遷移金属上に通すことに
    より生成される、請求項1〜18のいずれかの項記載の
    製造方法。
JP63247274A 1987-09-30 1988-09-30 繊維状炭化ケイ素及び窒化ケイ素の製造 Pending JPH01108107A (ja)

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