JP2001088073A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JP2001088073A
JP2001088073A JP26188499A JP26188499A JP2001088073A JP 2001088073 A JP2001088073 A JP 2001088073A JP 26188499 A JP26188499 A JP 26188499A JP 26188499 A JP26188499 A JP 26188499A JP 2001088073 A JP2001088073 A JP 2001088073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像手段を用いて検査対象物の外観を検査す
る構成において、検査対象物の位置及び姿勢が任意の場
合であっても検査対象物を高速で確実に検査することが
できるようにする。 【解決手段】 教示時において、ロボット13のロボッ
ト先端13aの位置及び姿勢を教示すると、ロボットコ
ントローラ14は、ロボット先端13aが教示点を通過
すると共に教示姿勢となるように動作点を補正する。検
査時においては、ロボットコントローラ14は、位置補
正用カメラ15によりコンベヤ12により搬送されたワ
ーク18の位置及び姿勢を予め検出し、その検出結果に
基づいて補正動作点の座標を変換する。そして、座標変
換した動作点を通過するようにロボット13を制御し、
ロボット先端13aが教示点に位置したタイミングでシ
ャッタカメラ16を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像手段を用いて
検査対象物の外観を検査する外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、治具上に位置決めされた立体
的なワークの外観を高速で検査するために、ロボット先
端にカメラを装着し、ロボットを停止させることなく高
速で検査する各種手法が提案されており、その手法の一
例としてCP(continuous path )制御が提案されてい
る。このCP制御とは、所定の検査点間に補間用の動作
点を設定し、ロボット先端が検査点を含む動作点を通過
するように制御することによりロボット先端が検査点間
を略直線的に動作する方式である。従って、ロボット先
端は各動作点を通過すると共に動作点に位置したタイミ
ングで所定の姿勢となるように制御されるので、ロボッ
ト先端に装着されたカメラが所定の検査点に位置したタ
イミングでワークを撮像することにより画像処理装置で
ワークの外観を検査することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
外観検査装置では、ワークを撮像するためのカメラの位
置及び姿勢が検査点で固定されているので、ワークを治
具により所定位置に位置決めする必要があり、治具のコ
ストが高いと共に、治具を所定位置にセットするための
搬送コストも必要となる。
【0004】この場合、外観検査装置のコストを低減す
るには、例えばコンベア上にワークを位置決めしない任
意の状態で投入し、その任意の姿勢で投入されたワーク
をカメラで撮像し、そのワークの位置及び姿勢を画像処
理装置により検出することにより、ロボット先端に装着
したカメラの動作経路をワークの位置及び姿勢に応じて
補正することによりワークを検査することが考えられ
る。
【0005】しかしながら、上述したCP制御では、検
査点間にも動作点を自動設定し、その動作点においてカ
メラの姿勢も同時に制御する方式であるので、ロボット
先端を所定の位置及び姿勢で与えられた動作経路を所定
速度で動作させようとすると、ロボット先端が特異点近
傍を通過することがある。この特異点とは、ロボットの
特定の軸を高速で動かさなければならずアクチュエータ
の性能上の制限となるポイントのことで、ロボット先端
の軌跡が設定された動作経路から変わってしまったり、
ロボット先端の速度が低下してしまったり、さらにはロ
ボットを停止させたりしなければならない事態を生じ
る。
【0006】図7は2軸ロボットの動作例を示してお
り、各実線が軸(マニピュレータ)を示している。この
図7において、軸1の先端に軸2が設けられ、その軸2
の先端がロボット先端に設定されている。このロボット
先端が動作点Aから動作点Bへ直線動作させたときに動
作点C(特異点)においてある軸を高速で回転させなけ
ればならず、正常に動作できなくなる。
【0007】ところで、ワークを複数の検査点において
高速で外観検査する場合は、検査したい検査点をロボッ
ト先端が予め教示した教示位置及び教示姿勢で通過すれ
ばよく、検査点間の経路は問題ではない。従って、任意
の経路を通過しながらロボットを停止させずに高速検査
を実現するためには、ロボットをマニピュレータの各軸
レベルに対する制御を用いて動作させるPTP(point
to point)制御方式を用いるのが望ましい。
【0008】図8はPTP制御による2軸ロボットの動
作例を図7に示すCP制御と対比して示している。この
図8に示すようにロボット先端を動作点Aから動作点B
まで動作させたときは、ロボット先端の軌跡は直線には
ならないものの、各軸は滑らかな速度変化で動作するの
で、動作可能である。
【0009】しかしながら、PTP制御であっても、ロ
ボットを連続動作させる際に問題となるのは、ロボット
先端が予め教示した検査点を通過しないことである。つ
まり、ロボットを連続動作させるためには、ある動作の
減速と次の動作の加速とをオーバラップさせることによ
り動作時間の短縮を実現している。具体的には、図9に
示すようにA,B,Cを動作点として設定した場合、同
図に示すように動作点Bで静止させるのではなく、図1
0に示すように動作点Bでは減速と加速とを同時に実行
しているので、A→B→Cの連続動作の軌跡は、実線で
示すようにB点を通過しない。これをワーク全体の検査
のためにロボット動作経路として表すと、図11に示す
ようになり、検査時の検査点(実線で示す)が教示時の
検査点(破線で示す)と異なってしまうことになり、カ
メラによりワーク3を正しく撮像することができない。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、撮像手段を用いて検査対象物の外観を
検査する構成において、検査対象物の位置及び姿勢が任
意の場合であっても検査対象物を高速で確実に検査する
ことができる外観検査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、検査対象物を撮像手段により検査するのに先立っ
て、位置補正用撮像手段により検査対象物を定位置で撮
像する。すると、動作点変換手段は、位置補正用撮像手
段が撮像した検査対象物の位置及び姿勢に基づいて予め
教示された動作点の座標を変換する。これにより、検査
対象物の位置及び姿勢が教示時と検査時とにおいて異な
るにしても、検査対象物に設定された各座標系において
はロボット先端は同一の動作点を通過すると共に当該動
作点の通過時に同一の姿勢となる。
【0012】ここで、制御手段は、ロボット先端が動作
点座標変換手段により座標変換された動作点を通過する
ように制御するので、画像処理手段は、ロボット先端が
動作点を通過したタイミングで撮像手段により検査対象
物を撮像することにより当該検査対象物を教示時と同一
の検査条件で検査することができる。
【0013】請求項2の発明によれば、ロボット先端の
位置及び姿勢を教示すると、動作点補正手段は、ロボッ
トを連続動作させた際にロボット先端が予め教示された
教示位置及び教示姿勢となるようにロボット先端の動作
点を補正する。
【0014】この場合、動作点変換手段は、位置補正用
撮像手段が撮像した検査対象物の位置及び姿勢に基づい
て動作点補正手段により補正された補正動作点の座標を
変換するので、制御手段によりロボット先端を教示位置
及び教示姿勢に確実に制御することができる。
【0015】請求項3の発明によれば、動作点座標変換
手段により動作点の位置を変換した結果、動作点を動作
順に接続する軌跡がロボット先端の動作不可範囲を含む
ようになった場合は、動作点順序変更手段は、ロボット
先端が通過する動作点の順序を動作不可範囲を含まない
ように変更するので、撮像手段により検査対象物を確実
に撮像して検査することができる。
【0016】請求項4の発明によれば、搬送手段により
搬送された検査対象物を位置補正用撮像手段及び撮像手
段が順に撮像することにより、検査対象物を効率よく検
査することができる。
【0017】請求項5の発明によれば、撮像手段は位置
補正用撮像手段を兼用しているので、位置補正用撮像手
段を省略することができ、コストを低減することができ
る。
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図6を参照して説明する。図2は全体構成を概略
的に示している。この図2において、外観検査装置11
は、コンベヤ12、ロボット13、ロボットコントロー
ラ14、位置補正用カメラ15、シャッタカメラ(撮像
手段に相当)16及び画像処理装置(画像処理手段に相
当)17から構成されている。
【0018】コンベヤ12は載置されたワーク(検査対
象物に相当)18を搬送する。このコンベヤ12に沿っ
た位置に第1,第2の固定部材19,20が立設されて
おり、第1の固定部材19に位置補正用カメラ(位置補
正用撮像手段に相当)15が設置されている。この位置
補正用カメラ15は、コンベヤ12により搬送されるワ
ーク18を上方から撮像するようになっている。
【0019】第2の固定部材20にはロボット13が下
向きに装着されてコンベヤ12の上方に位置している。
このロボット13は複数軸のマニピュレータ21を有し
て構成されており、ロボットコントローラ14によりマ
ニピュレータ21を動作させることによりロボット先端
13aの位置及び姿勢を制御するようになっている。ロ
ボット先端13aにはシャッタカメラ16が装着されて
おり、このシャッタカメラ16によりコンベヤ12で搬
送されるワーク18を撮像するようになっている。この
場合、ロボット先端13aを制御することによりシャッ
タカメラ16の位置及び姿勢を制御することができる。
【0020】ロボットコントローラ14は、予め教示さ
れた教示位置及び教示姿勢となるようにロボット先端1
3aをPTP制御により制御するようになっている。そ
して、画像処理装置17は、シャッタカメラ16及び位
置補正用カメラ15からの画像信号を処理する。
【0021】図1は全体の電気的構成を概略的に示して
いる。この図1において、ロボット13は、サーボモー
タ22によりマニピュレータ21を駆動すると共に、そ
のマニピュレータ21の位置をエンコーダ23により検
出するようになっている。
【0022】ロボットコントローラ14は、主制御部
(制御手段に相当)24、教示点記憶部25、動作点補
正部(動作点補正手段に相当)26、補正動作点記憶部
27、動作点座標変換部(動作点座標変換手段に相当)
28及び動作点順序変更部(動作点順序変更手段に相
当)29から構成されている。
【0023】教示点記憶部25は、図示しないティーチ
ペンダントにより教示された教示点におけるロボット先
端13aの位置及び姿勢を順に記憶する。動作点補正部
26は、教示点における位置及び姿勢に基づいてロボッ
ト13を連続動作した際のロボット先端13aの位置及
び姿勢をシミュレーションし、そのシミュレーション結
果に基づいてロボット先端13aが教示位置及び教示姿
勢となるように動作点の位置を補正する。補正動作点記
憶部27は、動作点補正部26により補正された補正動
作点を記憶する。
【0024】動作点座標変換部28は、補正動作点記憶
部27に記憶された動作点の位置及び姿勢を位置補正用
カメラ15により撮像されたワーク18の位置及び姿勢
に基づいて新座標に変換する。
【0025】動作点順序変更部29は、ロボット先端1
3aが動作点を動作順に接続した軌跡にロボット先端1
3aの動作不可範囲が含まれていたときは、動作不可範
囲が含まないように動作点の動作順を変更する。
【0026】そして、主制御部24は、動作点順序変更
部29により変換された動作点の動作順に、ロボット先
端13aが動作点座標変換部28により変換された位置
及び姿勢となるようにロボット13を制御する。
【0027】一方、画像処理装置17は、位置補正用カ
メラ15による撮像に基づいてワーク18の位置及び姿
勢を判断すると共に、シャッタカメラ16による撮像に
基づいてワーク18の外観を検査する。この場合、位置
補正用カメラ15による撮像タイミング及びシャッタカ
メラ16による撮像タイミングは図示しないセンサの検
出結果に基づいて判断するようになっている。
【0028】次に上記構成の作用について説明する。図
3はロボットコントローラ14の動作を示している。こ
の図3において、ロボットコントローラ14は、ティー
チングモードを実行してから検査モードを実行するよう
になっている。
【0029】ティーチングモードにおいて、コンベヤ1
2上に投入されたワーク18がコンベヤ12により所定
位置に搬送されると、その所定位置でワーク18が停止
するので、その停止状態でティーチペンダントにより所
望の検査点におけるロボット先端13a(シャッタカメ
ラ16)の位置及び姿勢をロボットコントローラ14に
教示する。すると、ロボットコントローラ14は、教示
された検査点におけるロボット先端13aの位置及び姿
勢を順に教示点記憶部25に記憶する(S101)。
【0030】続いて、ロボットコントローラ14は、テ
ィーチペンダントにより所望の検査点におけるロボット
先端13aの位置及び姿勢の教示が終了したときは、教
示点記憶部25に記憶された位置及び姿勢に基づいてロ
ボット先端13aを連続動作させた際の動作をシミュレ
ーションする(S102)。このシミュレーションとし
ては、ロボット先端13aをマニピュレータ21の各軸
レベルに対する制御を用いて動作させるPTP(point
to point)制御方式を用いて実行する。
【0031】ここで、ロボットコントローラ14は、教
示された各検査点をロボット先端13aが連続動作する
際の通過点を求め、それらのずれ量を算出する。ここ
で、ずれ量とは、ロボット先端13aの位置のずれ量と
共に姿勢のずれ量も含める。
【0032】具体的には、図4に示す○印の位置をティ
ーチングにより教示された検査点とすると、シャッタカ
メラ16は○印の位置において所定の姿勢でワーク18
を撮像する必要がある。この○印の位置を動作点として
ロボット先端13aを連続動作させた際のロボット先端
13aの動作軌跡をシミュレーションすると、図中に一
点鎖線で示すようになり、検査点を通過せず検査点の近
傍の+印を通過することになる。これは、課題を解決す
るための手段で説明したように、ロボット13が連続動
作する際は、ある動作の減速と次の動作の加速とをオー
バラップさせることにより動作時間の短縮を実現してい
るからである。
【0033】ここで、ロボットコントローラ14は、○
印と+印とのずれ量を算出し(S103)、このずれ量
分だけ動作点の位置をずれ方向と反対側にずらすことに
より補正するようにしている(S104)。これによ
り、動作点が△印の位置にずれ、それだけロボット13
が連続動作する位置がずれてロボット先端13aの動作
軌跡は一点鎖線から二点鎖線に示すように移動するの
で、ロボット先端13aは○印を通過するようになる。
この場合、1つの動作点に着目したときは動作点と教示
点とのずれ量に基づいて動作点を補正することができる
ものの、前後の動作点も補正によりずれてしまうので、
ロボットコントローラ14は、通過点と検査点との距離
が所定値ε以内でなかったときは(S103:NO)、
シミュレーション動作を再度実行し、通過点と検査点と
の距離が所定値ε以内となるまで実行する。
【0034】そして、ロボットコントローラ14は、シ
ミュレーションにより得られた全ての通過点と対応する
検査点との距離が所定値ε以内となったときは(S10
3:YES)、動作点に対する補正は終了したと判断し
て補正動作点を補正動作点記憶部27に記憶する(S1
05)。
【0035】さて、上述のようにしてティーチングモー
ドにおいて全ての検査点の補正が終了したときは、コン
ベヤ12にワーク18を任意の位置及び姿勢(但し、コ
ンベヤ12に接する底面部は同一)で投入する。これに
より、ワーク18はコンベヤ12により搬送される。
【0036】このとき、ワーク18はコンベヤ12上に
任意の位置及び姿勢で投入されており、ワーク18の位
置及び姿勢は検査点を教示したティーチングの際と異な
っているので、ロボットコントローラ14は、ワーク1
8が所定位置に位置したところで位置補正用カメラ15
を駆動することによりワーク18の位置及び姿勢を計測
する(S106)。
【0037】このようにして検出したワーク18の位置
及び姿勢に基づいて、ロボットコントローラ14は、テ
ィーチング時に生成した動作点を座標変換する(S10
7)。つまり、ティーチング時におけるワーク18の位
置及び姿勢に基づく座標系を検査時におけるワーク18
の位置及び姿勢に基づく座標系に変換することにより教
示時及び検査時の各座標系におけるロボット先端13a
の位置及び姿勢を一致させるのである。
【0038】そして、コンベヤ12により搬送されたワ
ーク18が所定の検査位置で停止したところで、ロボッ
トコントローラ14は、座標変換した動作点を通過する
ようにロボット先端13aをPTP制御方式により制御
する(S109)。これにより、ティーチング時と同一
の検査条件でワーク18を検査することができる。
【0039】ところで、このように検査時において動作
点を座標変換することによりロボット先端13aはワー
ク18に対してティーチング時と同一の検査点を通過す
ることができるものの、ロボット先端13aの動作範囲
によっては教示時の検査順序のままでは動作できない場
合がある。つまり、各マニピュレータ21は固有の回転
可能角度を有していることから、ロボット先端13aの
回転可能角度は、各マニピュレータ21の回転の合成と
なり、ロボット先端13aが動作できない動作不可範囲
が存在する。このため、動作点の順序によっては、動作
点を接続した軌跡がロボット先端13aの動作不可範囲
に位置する場合はロボット先端13aを動作できなくな
るからである。
【0040】図5はティーチング時におけるワーク18
に対する検査点を示している。この図5において、シャ
ッタカメラ16をワーク18に向けた状態でのロボット
先端13aの動作可能範囲はαからβであるので、ロボ
ットコントローラ14は、検査順序の検査点をA→B→
C→D→E→F→G→Hに設定している。
【0041】さて、検査時にワーク18が図6に示す姿
勢で位置したとすると、検査点A〜Hはワーク18に対
して図示に示す位置となる。つまり、ワーク18の座標
は、教示時から回転していることになる。この場合、ロ
ボット先端13aの動作不可範囲はティーチング時と同
一であることから、検査点E→Fの移動軌跡が動作不可
範囲に位置し、ロボット先端13aは検査点E→F間を
移動することはできない。
【0042】そこで、ロボットコントローラ14は、検
査順序の検査点の移動軌跡がαからβの範囲となるよう
に変更する(S108)。つまり、検査順序を、F→G
→H→A→B→C→D→Eと変更して検査を実行するの
である。これにより、ロボット先端13aが動作不可範
囲を移動することはなくなるので、ロボット先端13a
は検査点を順に移動することができる。
【0043】このような実施の形態によれば、位置補正
用カメラ15によりワーク18の位置及び姿勢を検出
し、ティーチングにより設定した検査点の教示位置及び
教示姿勢を検査時のワーク18の位置及び姿勢に基づい
て補正するようにしたので、検査時にティーチング時と
同一の検査条件でワーク18を検査できる。従って、ロ
ボットがワークに対する検査点を通過しない従来例のも
のと比較して、ロボット先端13aは検査点を通過する
ことができるので、ワーク18を確実に検査することが
できる。
【0044】この場合、位置補正した動作点を接続した
軌跡がロボット先端13aの動作不可範囲を含む場合
は、動作点の動作順序を変更するようにしたので、ロボ
ット先端13aを確実に動作させることができる。ま
た、コンベヤ12によりワーク18を搬送するようにし
たので、ワーク18の搬送を自動化することができ、搬
送コストを大幅に低減することができる。
【0045】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。コンベ
ヤ12に投入されたワーク18の位置及び姿勢を検出す
る位置補正用撮像手段として、ロボット先端13aに装
着されたシャッタカメラ16自身を用いるようにしても
よい。この場合、ワーク18の位置及び姿勢を検出する
際はシャッタカメラ16を定位置に保持する必要があ
る。ロボットとしてスカラロボットを用いるようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電気的構成を示
すブロック図
【図2】全体の斜視図
【図3】ロボットコントローラの動作を示すフローチャ
ート
【図4】ロボット先端の補正動作位置を示す図
【図5】教示時におけるロボット先端の位置及び姿勢を
示す図
【図6】検査時におけるロボット先端の位置及び姿勢を
示す図
【図7】従来例におけるCP制御によるロボット先端の
位置及び姿勢の変化を示す図
【図8】PTP制御によるロボット先端の位置及び姿勢
の変化を示す図
【図9】動作点でロボットを停止した場合におけるロボ
ット速度の変化を示す図
【図10】動作点をロボットを停止させない場合におけ
るロボット速度の変化を示す図
【図11】教示時と検査時におけるロボット先端の位置
及び姿勢を示す図
【符号の説明】
11は外観検査装置、12はコンベヤ(搬送手段)、1
3はロボット、13aはロボット先端、14はロボット
コントローラ、15は位置補正用カメラ(位置補正用撮
像手段)、16はシャッタカメラ(撮像手段)、17は
画像処理装置(画像処理手段)、18はワーク(検査対
象物)、24は主制御部(制御手段)、26は動作点補
正部(動作点補正手段)、28は動作点座標変換部(動
作点座標変換手段)、29は動作点順序変更部(動作点
順序変更手段)である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットと、 このロボット先端に設けられた撮像手段と、 検査対象物を前記撮像手段に先立って定位置で撮像する
    位置補正用撮像手段と、 この位置補正用撮像手段が撮像した前記検査対象物の位
    置及び姿勢に基づいて予め教示された動作点の座標を変
    換する動作点座標変換手段と、 前記ロボット先端が前記動作点座標変換手段により座標
    変換された動作点を通過するように制御する制御手段
    と、 前記ロボット先端が動作点を通過したタイミングで前記
    撮像手段により前記検査対象物を撮像することにより当
    該検査対象物を検査する画像処理手段とを備えたことを
    特徴とする外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボットを連続動作させた際に前記
    ロボット先端が予め教示された教示位置及び教示姿勢と
    なるように前記ロボット先端の動作点を補正する動作点
    補正手段を備え、 前記動作点座標変換手段は、前記位置補正用撮像手段が
    撮像した前記検査対象物の位置及び姿勢に基づいて前記
    動作点補正手段により補正された補正動作点の座標を変
    換することを特徴とする請求項1記載の外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記動作点座標変換手段により変換され
    た動作点を動作順に接続する軌跡が前記ロボット先端の
    動作不可範囲を含む場合は、前記ロボット先端の動作不
    可範囲を含まないように動作点の動作順を変更する動作
    点順序変更手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検査対象物を搬送する搬送手段を設
    け、 前記位置補正用撮像手段及び前記撮像手段は前記搬送手
    段に沿って順に設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段は、前記位置補正用撮像手
    段を兼用していることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の外観検査装置。
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Cited By (8)

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