JPH01104426A - 順送りコンパウンド型による打抜プレスに於ける製品取出し法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、順送リコンパウンド型１例えば環状体の内外
輪郭を同時に打抜く連枝打抜プレスにおける製品取出し
法およびその装置に関する。

従来の技術 製品の取出しはプレス上昇中に上型ノックアウトにて、
製品をスケルトンの上に置いてゆく方法。

又は、製品を上型内に入れたまま上昇し、上死点付近で
上型ノックアウトにて製品を下に突き落す方法がある。

発明が解決しようとする問題点 コンパウンド型による打抜プレスにより帯状シート材か
ら製品の内外輪郭を１工程で打抜く連続打抜プレスによ
り製品の内側の打抜Ｒ（スクラップ）を下方に落下させ
て取出し、Ｉａ品はプレス上死点付近でスケルトンより
上方に突上げて、スケルトンの上方から型内へ手を入れ
て取出すとか、又は別の装置例えばロボットを使用する
などして取出していた。このように製品をスケルトンの
上方から取出していたので製品をステル１−ンから落下
させて下で製品処理ができないため作業が容易でなかっ
た。

問題点を解決するための手段 打抜プレスに送り装置によって供給されたＪｉＦ状シー
ト材から環状の製品の内外輪郭を１工程で打抜゛く順送
りコンパウンド型による打抜プレスの打抜きにおいて、
該シート材から製品を打抜く際、同時に該製品の打抜か
れた該シート材（スケルトン）の両側縁を凹状につぶし
、製品の径よりスケルトンの打抜穴の送り方向の内径を
大きくシ、該穴に製品を軽く嵌合し１次工程で製品を該
打抜穴から下方に押下して落下させ、製品をスケルトン
の下方より取り出すようにした。

作　　　用 帯状シート材１は送り装置により打抜プレス２に供給さ
れ、該シート材１から環状の製品１６の内外輪郭が１工
程で打抜かれる際、同時に製品１６が打抜かれた該シー
ト材（スケ用１〜ン）の両側縁を打抜プレス２に設けた
つぶし用パンチ１５で凹状につぶし、ステル１−ン１７
の打抜穴１９の径を送り方向に延伸し、該打抜穴の送り
方向の内径を製品１６の径より大きくして、製品１６が
該打抜穴に軽く嵌合し、次工程で上型ダイセット３が降
下したとき、同時に該ダイセットに設けられた落し用プ
レート８が該打抜穴１９に軽く嵌め込まれた製品１６を
押下して下方へ落下させるようにした。

実施例 本発明の１実施例について第１図によって説明する。コ
イル状に巻かれた帯状シート材１は、ローラ及びレベラ
を介して平坦に矯正された状態で送り装置（図示せず）
により打抜プレス２に供給される。

打抜プレス２の上型ダイセット３には中心穴パンチ４、
ダイ５．スプリング６に支持されたノックアウト７およ
び製品の落し用プレート８が設けられ、該プレスのボル
スタ−９には支柱１０に支持された台板１１上に下パン
チ１２、スプリング１３に支持されたストリッパー１４
およびつぶし用バンチ１５が設けられている。゛このよ
うに構成された順送りコンパウンド型を備えた打抜プレ
ス２に送り装置により帯状シート材１′が点線の状態に
下パンチ１２の上に供給され、該点線状のシート材１′
は上型ダイセット３下降の時スプリング６を介してノッ
クアウト７により予め調整・設定された圧力で下パンチ
１２上に弾力的に押圧される。更に上型ダイセット３の
下降によりシート材１′は下バンチ１２にノックアウト
により押圧された状態にて、中心穴バンチ４およびダイ
５と下パンチ１２およびストリッパ１４間とで環状の製
品１６の内外輪郭が同時に打ち抜かれ、シート材ｌは実
線の状態に降下し打抜き後のシート材１、即ちスケルト
ン１７は台板１１にスプリング１３を介したストリッパ
１４により弾力的に支持される。打ち抜かれた製品１６
は下パンチ１２上に支持された状態にあるが、製品１６
の内側の打抜屑、即ちスクラップ１８は下方のボルスタ
９上に落下する。そして、該環状の製品の内外輪郭の同
時打抜きと同時に第２．３図に示めされているように製
品１６の面外側のシート材１のＡ部は台板１１上に立設
されたつぶし用パンチ１５．１５とダイ５により凹状に
つぶされ、打抜かれたシート材１．即ちスケルトン１７
は送り方向に材料を延ばされる。この材料の送り方向へ
の延伸によりスケルトン１７の打抜穴１９の径は製品１
６の外径より多少大きくなり、製品１６が容易に通り抜
は得るようになる。但し、スケルトン１７の打抜穴１９
の径は上記材料の送りと直角方向には大きくならない。

打抜きが完了すると、上型ダイセット３の上昇と共に中
心穴パンチ４．ダイ５がシート材１より離れるが、スケ
ルトン１７は、スプリング１３により付勢されているス
トリッパー１４により上方に押し戻された状態となり、
その状態で製品１６はスプリング６により付勢されたノ
ックアウト７を介して下バンチ１２の上面に押付けられ
ている。

その結果、製品１６はスケルトン１７の送り方向へ延伸
拡大された打抜穴１９に軽く嵌め込まれる。

この状態で、上型ダイセット３の上昇が完了すると、ノ
ックアウト７が製品１６の上面から離れると共に、スケ
ルトン１７は上記打抜穴１９に製品１６を嵌め込んだま
まシート材１と共に送り装置により搬出側に１ピツチ移
動する。

この移動完了後、再び上型ダイセット３の降下によりプ
レス打抜作業が開始されるが、このようにシート材１が
１ピツチ移動する度にスケルトン１７の上記打抜穴１９
に嵌まった製品１６が製品分離装置２０の位置に来る。

それとともに次工程により中心穴パンチ４．およびダイ
５が下降端に達した付近で製品１６の落し用プレート８
がスケルトン１７の打抜穴１９から製品１６を切離し。

下方のボルスタ９上に落下させる。この下方に落下され
た製品１６は下方で処理でき、る。

上述のようにプレスの打抜作業中に製品１６の下方への
取出し作業が終了して中心穴パンチ４゜ダイ５、ノック
アウト７を有する上型ダイセット３が完全に上昇すると
、送り装置により帯状シート材１とスケルトン１７が１
ピツチ移動した後。

再び前記打抜プレス作業と製品１６の下方への突き落し
作業が行われ、打抜プレス２の上型ダイセット３の１往
復動毎に上記両作業が繰返されて。

帯状シート材１、スケルトン１７がともに搬出側に１ピ
ツチずつ移動する。

発明の効果 従来、コイル状に巻かれた帯状シート材１がコイル巻出
装置と送り装装置によってダイ上に供給されて該シート
材から内外輪郭同時抜きにより環状の製品を１工程で連
続打抜きされ、打抜かれた環状の製品の内側の打抜屑、
即ちスクラップは下方に落下させて処理されていた。し
かし該環状の製品はその打抜き後のスケルトン１７から
下方に落下させて抜取ることが困難であった。即ち、第
４図に示すように、打抜かれた状態の製品１６はスケ用
１ヘン１７の打抜穴１９と衝合２１し、通り抜けること
が不可能に近くなり、製品１６は下方に落下することが
困難であった。したがって、製品はスケルトン１７の上
方から取出すので型内に手を入れるか、又はロボットを
使用するなどしていたので製品処理が容易でなかった。

ところで１本発明では１台板１１上につぶし用パンチ１
５を設け、環状の製品１６をシート材１から内外輪郭を
１工程で打抜いた際、同時に上型ダイセット３のダイ５
と該つぶし用パンチ５との間でシート材１のＡ部を凹状
につぶした。このＡ部を凹状につぶすことにより、製品
１６が打抜かれたシート材１、即ち、スケルトン１７は
送り方向に材料が延び、打抜穴１９が第２図に示すよう
に送り方向にその内径が大きくなり、製品１６はスケル
トン１７の打抜穴１９を通り抜けるのが容易になった。

そして次工程で落し用プレート８の降下により該打ち抜
き穴１９に軽く嵌め込まれた製品１６は下方へ落下させ
られた。このように帯状シート材１から内側の打抜屑、
即ちスクラップ１８および製品１６が共に下方に落下さ
せることができ、両者の処理が下でできるため作業が極
めて容易となるという顕著な作用効果が奏せられた。

【図面の簡単な説明】

第１図は打抜プレスにより環状の製品を打抜いた状態の
側面図、第２図、第３図は帯状シート材より環状の製品
を打抜いている状態の裏面図および側面図、第４図は帯
状シー）−材より製品が上に打抜かれた状態におけるス
ケルトンの打抜穴と製品の周縁との状態を示す拡大断面
図である。 図中、１は帯状シート材、２は打抜プレス、３は上型ダ
イセット、４は中心穴パンチ、５はダイ、７はノックア
ウト、８は落し用プレート、９はボルスタ−１１１は台
板、１２は下パンチ、１４はストリッパー、１５はつぶ
し用パンチ、１６は製品、１７はスケルトン、１８はス
クラップ、１９は打抜穴、２０は製品分離装置、２１は
衝合部である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状シート材を送り装置によって打抜プレスに供
   給し、該プレスの作動によって製品の内外輪郭を１工程
   で打抜く順送りコンパウンド型による打抜きにおいて、
   該シート材からの製品の打抜きの際、同時に製品が打抜
   かれた該シート材（スケルトン）の両側縁を凹状につぶ
   し、該シート材を長手方向に延伸させ、該シート材の打
   抜穴の長手方向の寸法を増大して、製品の長手方向の寸
   法より大にし、該打抜穴に製品を嵌合し、次工程で製品
   を該打抜穴から下方に押下して落下させ、製品をスケル
   トンの下方より取出す順送りコンパウンド型による打抜
   プレスにおける製品の取出し法。
2. （２）製品が打抜かれた該シート材の両側縁の凹状つぶ
   しを打抜プレスのつぶし用パンチによって行うことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の順送りコンパウン
   ド型による打抜プレスにおける製品の取出し法。
3. （３）可動な上型ダイセットの下面に環状の製品の内輪
   郭を打抜く中心穴パンチ、スプリングを介して該製品押
   圧用ノックアウト、および該製品の外輪郭を打抜くダイ
   を設けると共に、さらに該ダイセット下面に、その送り
   方向側に次工程でスケルトンの打抜穴から製品を押下し
   落下させる落し用プレートを設け、またプレスボルスタ
   上面の台板上に、該ノックアウトに対抗し該製品を載置
   し形成する下パンチ、スプリングを介して該ダイと対抗
   するストリッパおよび製品の打抜かれた打抜穴の帯状シ
   ート材（スケルトン）の両側縁を凹状につぶすつぶし用
   パンチを設けて、送り装置により供給された帯状シート
   材から環状の製品の内外輪郭を１工程で打ち抜き同時に
   該つぶし用パンチとダイとによりスケルトンの打抜穴の
   両側縁を凹状につぶして、該スケルトンの打抜穴の内径
   を送り方向に増大させ、次工程で該落し用プレートでス
   ケルトンの該打抜穴に嵌合した製品を下方に落下させる
   順送りコンパウンド型による打抜プレス装置。