JPH01103413A - 圧縮成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ライニングを有する円筒状成形品を、インサ
ートとして金型に取付けられたライニングが変形するこ
となく圧縮成形するための成形金型に関する。

〔従　　来　　技　　術〕

ライニングを有する成形品において、ライニングは通常
成形品本体より可撓性の材料により構成されている。

このような成形品を成形する場合、予めライニングを成
形しておき、これをインサートとし成形品本体を成形す
るという方法がしばしば行われている。

円筒状の成形品では、ライニングをコアに予め防止方法
が見出されておらず、全く別の方法、例えばライニング
と成形品本体とを接合する等の方法により製造している
。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、このような可撓性のライニングを有す
る円筒状成形品を成形する圧縮成形金型において、成形
時におけるライニングの変形を防止することにある。

本発明は、ライニングを有する円筒状成形品の圧縮成形
金型において、下型、下型コア及び上型でキャビティを
構成し、下型コアはその外周に嵌合されるライニングに
対応する段差が設けられ、更にライニングを固定するた
め下型上部に嵌合したときライニングの上端面に当接す
る押え円筒、及び押え円筒を固定するため下型コア上面
にボルト等により固定される押え板を有することを特徴
とする圧縮成形金型に関する。

断面図であり、第２図は第１図の部分拡大図である。

金型キャビティは、下型（１）、下型コア（２）及び上
型（３）により構成されている。ここで成形品本体（Ａ
）が成形されている。下型コア（２）はライニ・ング（
Ｂ）の金型側形状に対応して段差（４）が設けられてい
る。

ライニング（Ａ）の上端面に当接してライニングを固定
する押え円筒（５）が、下型コアの上型々の嵌合部に設
けられ、押え円筒を固定する押え板（６）が下型コア上
面にねじ等により固定されている。

次に、本発明の金型を使用して、ライニングを有する円
筒状成形品を成形する工程を説明する。

第３図のように、下型コア（２）にライニング（Ｂ）を
セットし、その上に押え円筒（５）を下型コア（２）に
嵌合し、更にその上から押え板（６）を置き、ボルト（
７）等で下型コア（２）に固定する。

（Ｃ）を投入し、上型（３）を下げ、型締めする。

このようにして、第１図に示すような成形状態となる。

成形後、押え板（６）を取りはずし、押え円筒（５）を
突出しビン（図示せず）で突出し、ライニングと一体化
された成形品（Ｂ）を適宜の方法で取出す。

なお、成形品のライニングの内面にある段差は取出し後
切削されて取除かれる。

〔発明の効果〕

ライニングを単に下型コアにセットするのみでは、成形
圧力によりライニングが変形したり、下型コアとライニ
ングとの間に樹脂が入り込んで、その圧力により、ライ
ニングを変形させるなどめ欠点があったが、本発明の金
型では、下型コアの段差と押え円筒によりライニングの
上部が固定されているので、ライニングの変形が防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の圧縮成形金型により成形している状態
の金型断面図、第２図は第１図の部分拡大図、第３図及
び第４図は本発明の圧縮成形金型による成形工程を示す
金型断面図で、第３図は型開きの状態、第４図は樹脂を
投入した状態である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライニングを有する円筒状成形品の圧縮成形金型におい
   て、下型、下型コア及び上型でキャビティを構成し、下
   型コアはその外周に嵌合されるライニングに対応する段
   差が設けられ、更にライニングを固定するため下型上部
   に嵌合したときライニングの上端面に当接する押え円筒
   、及び押え円筒を固定するため下型コア上面にボルト等
   により固定される押え板を有することを特徴とする圧縮
   成形金型。