JP2558517B2 - 雄雌両金型の製造方法 - Google Patents

雄雌両金型の製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゴム、合成樹脂、等の射出成形品、あるい
は、プレス成形品等を得るための雄雌一対の金型を製造
する方法に関する。
(従来技術と問題点) 従来上記のような金型を製作するには、固形の金属材
料(金属塊)を総加工して製作することが多いが複雑な
形状を有する金型を製作する場合はNC加工等では細部が
現出できず放電加工のような精密加工法が採用されてお
り、製作に時間が掛かると共に製作コストも高くなると
いう問題があった。また精密鋳造法により金型を製造す
ることも若干行われているが雄雌一対の金型は、それぞ
れ別々に造型された鋳型により鋳造されるようになって
いると共にその鋳型の造型は石膏型等を使用した極めて
複雑な工程を経て得られるものであり、製作に時間と熟
練を要するという問題があった。
(目 的) 本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので雄雌一対
の金型を短時間のうちに簡単に製造する方法を提供する
ことを目的とするものである。
(問題を解決するための手段) 本発明は、成形製品と同一形状の製品模型を使用し
て、捨型となる減圧鋳型を造型し、該捨型となる減圧鋳
型の上部に雄捨型となる減圧鋳型を造型し、該捨型から
雄捨型を分離しそのキャビテイ部に、前記製品模型をセ
ットした状態にし、その上部に雌捨型となる減圧鋳型を
造型し、造型された雄雌両捨型を分離してそれぞれ取り
出すと共に雄雌両捨型の上部に雄型あるいは雌型となる
減圧鋳型を造型し、該雄雌両捨型から雄型及び雌型を分
離し、該雄型及び雌型の上部に鋳造枠をセットして金属
溶湯を注入することを特徴とするものである。
(作 用) 本発明は上記のような手段を採用することにより雄雌
一対の金型を短時間のうちに簡単かつ低コストで製作で
きるようになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図示例に基づいて説明する。第
1図には製造すべき雄金型(1)と雌金型(2)が示さ
れており、この両金型(1)(2)を製造するに当って
第2図に示す製品模型(3)を製作準備する。
すなわち製品模型(3)は、前記雄雌両金型(1)
(2)により成形される製品と同一形状を成した木型に
より製作され、この製品模型(3)には上下に貫通して
0.3mmφ程度の貫通孔(4)が適当な間隔をおいて多数
穿設してある。
次に上記製品模型(3)を使用して捨型となる減圧鋳
造型(A)を造型する。
すなわち、内部に抜気管(5A)を備えた捨型用鋳枠
(6A)を定盤(7A)上にシール(8A)を介して載置する
と共に該鋳枠(6A)内に砂等の粒状物(9A)を投入して
振動を加え充填した後、前記製品模型(3)を粒状物
(9A)に押し込みかつ製品模型(3)周辺の粒状物(9
A)を手作業により充填する。次に前記抜気管(5A)を
作用させて該鋳枠(6A)内に吸引作用をはたらかせた状
態にして粒状物(9A)を引き締めると共に製品模型
(3)の周辺を見切面に形成した後、該鋳枠(6A)粒状
物(9A)並びに製品模型(3)で形成する上面に、加熱
されて伸展性を与えられた樹脂フイルム(10A)を添装
する。これにより樹脂フイルム(10A)は粒状物(9A)
の隙間及び製品模型(3)の貫通孔(4)を介して吸引
され、伸展密着状態となって第3図のような減圧鋳型
(A)が造型される。
次に第4図のように捨型となる減圧鋳型(A)の上部
に、雄捨型となる減圧鋳型(B)を造型する。
すなわち、内部に抜気管(5B)を備えた雄捨型用鋳枠
(6B)を、前記減圧鋳型(A)の鋳枠(6A)上部に載置
すると共に該鋳枠(6B)内に粒状物(9B)を投入して振
動を与えて充填した後、該鋳枠(6B)及び粒状物(9B)
の上部にシール(8B)を添装し、抜気管(5B)を作用さ
せて該鋳枠(6B)内に吸引作用をはたらかせてシール
(8B)を粒状物(9B)上面に密着させて、第4図のよう
に減圧鋳型(A)の上部に減圧鋳型(B)を造型する。
次に捨型用鋳枠(6A)の抜気管(5A)を大気に連通切
替えした後、減圧鋳型(B)を減圧鋳型(A)から分離
すると共に180度反転して定盤(7B)上に載置する。
この際減圧鋳型(A)の鋳枠(6A)内は抜気管(5A)
を介して大気に連通されているため樹脂フイルム(10
A)は減圧鋳型(B)側に吸引密着された状態となる。
また、製品模型(3)は形状に応じて減圧鋳型(A)
(B)のいずれかに保持されることになる。
次に製品模型(3)が減圧鋳型(A)側に残った場合
には、製品模型(3)を取り出して減圧鋳造型(B)の
キャビティ部にセットする。
この状態で第5図のように、減圧鋳型(B)の上部に
雌捨型となる減圧鋳型(C)を造型する。
すなわち、製品模型(3)をセットした減圧鋳型
(B)に対し、樹脂フイルム(10A)上面に離形用のパ
ーチン粉を塗布した後、針金等を用いて樹脂フイルム
(10A)に直接あるいは製品模型(3)の貫通孔(4)
を介して小孔(11)を多数穿設する。次に樹脂フイルム
(10A)から製品模型(3)の上面にわたって、加熱さ
れて伸展性を与えられた別の樹脂フイルム(10B)を添
装する。これにより樹脂フイルム(10B)は、樹脂フイ
ルム(10A)の小孔(11)並びにこの小孔(11)に連通
する製品模型(3)の貫通孔(4)を介して吸引され伸
展密着される。次に内部に抜気管(5C)を備えた雄捨型
用鋳枠(6C)を雄捨型用鋳枠(6B)の上部に載置すると
共に該鋳枠(6C)内に粒状物(9C)を投入して振動を与
えて充填し、該鋳枠(6C)及び粒状物(9C)の上部にシ
ール(8C)を添装すると共に抜気管(5C)を作用させて
該鋳管(6C)内に吸引作用をはたらかせてシール(8C)
を粒状物(9C)上面に密着させ第5図のように減圧鋳型
(B)の上部に減圧鋳型(C)を造型する。
次に雄捨型となる減圧鋳型(B)と雄捨型となる減圧
鋳型(C)とを分離するとともに減圧鋳型(C)を180
度反転して定盤(7C)上に載置し、かつ製品模型(3)
を両減圧鋳型(B)(C)から取り除いて第6図(イ)
(ロ)の状態になる。
次に、雄雌両捨型となる減圧鋳型(B)(C)の上部
に雄型となる減圧鋳型(D)あるいは雌型となる減圧鋳
型(E)を第7図(イ)(ロ)のように造型する。
すなわち必要に応じて減圧鋳型(B)(C)の樹脂フ
イルム(10A)(10B)の上面に塗型を塗布して乾燥させ
た後内部に抜気管(5D)、(5E)を備えた雄雌型用鋳枠
(6D)(6E)を、減圧鋳型(B)(C)の鋳枠(6B)
(6C)の上部にそれぞれ載置すると共に該鋳枠(6D)
(6E)内に耐熱性粒状物(9D)(9E)を投入して振動を
与えて充填し、その後該鋳枠(6D)(6E)及び粒状物
(9D)(9E)の上部にシール(8D)(8E)をそれぞれ添
装し、抜気管(5D)(5E)を作用させて該鋳枠(6D)
(6E)内に吸引作用をはたらかせシール(8D)(8E)を
粒状物(9D)(9E)の上面に密着させて第7図(イ)
(ロ)ように減圧鋳型(B)(C)の上部に減圧鋳型
(D)(E)を造型する。
次に雄雌両捨型用鋳枠(6B)(6C)の抜気管(5B)
(5C)を大気に連通切替えした後、減圧鋳型(D)
(E)を減圧鋳型(B)(C)から分離すると共に180
度反転して定盤(7D)(7E)上に載置する。
この際減圧鋳型(B)(C)の鋳枠(6B)(6C)内は
抜気管(5B)(5C)を介して大気に連通されているため
樹脂フイルム(10A)(10B)は減圧鋳型(D)(E)側
に吸引密着された状態となる。
この状態で第8図(イ)(ロ)のように減圧鋳型
(D)(E)の鋳枠(6D)(6E)の上部に鋳造枠(12
A)(12B)を載置し、雄型となる減圧鋳型(D)と鋳造
枠(12A)、および雌型となる減圧鋳型(E)と鋳造枠
(12B)で画成するキャビテイに金属溶湯(13A)(13
B)を注入して雄雌一対の金型を鋳造するものである。
これにより第1図のような一対の金型が得られる。
(効 果) 本発明は上記の説明から明らかなように製品模型を使
って減圧鋳型を重ね合せ造型してゆく方法により、同時
に雄雌一対の鋳型を造型して、これに金属溶湯を注入
し、金型を製造するものであるから短時間のうちに熟練
を要することなく簡単に雄雌一対の金型を製造でき、従
来の金型製造に比べて大巾にコスト低減をすることがで
きる等の効果がありこの業界に寄与するところは著大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は製造される雄雌一対の金型の断面図、第2図は
製品模型の断面図、第3図は捨型の造型状態を示す断面
図、第4図は雄捨型の造型状態を示す断面図、第5図は
雌捨型の造型状態を示す断面図、第6図(イ)は雄捨型
の断面図、第6図(ロ)は雄捨型の断面図、第7図
(イ)は雄型の造型状態を示す断面図、第7図(ロ)は
雌型の造型状態を示す断面図、第8図(イ)は雄金型の
鋳造状態を示す断面図、第8図(ロ)は雌金型の鋳造状
態を示す断面図である。 (1):雄金型 (2):雌金型 (3):製品模型 (4):連通孔 (5A)(5B)(5C)(5D)(5E):抜気管 (6A)(6B)(6C)(6D)(6E):鋳枠 (8A)(8B)(8C)(8D)(8E):シール (9A)(9B)(9C)(9D)(9E):粒状物 (10A)(10B):樹脂フイルム (11):小孔 (12A)(12B):鋳造枠 (13A)(13B):金属溶湯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形される製品と同一形状の製品模型
    (3)を使って捨型となる減圧鋳型(A)を造型し、該
    減圧鋳型(A)の上部に雄捨型となる減圧鋳型(B)を
    造型し、該減圧鋳型(A)から減圧鋳型(B)を分離す
    ると共に該減圧鋳型(B)のキャビテイ部に前記製品模
    型(3)をセットした状態にし、該減圧鋳型(B)の上
    部に雌捨型となる減圧鋳型(C)を造型し、該造型され
    た両減圧鋳型(B)(C)を分離してそれぞれ取り出す
    と共に前記製品模型(3)を取り除き、該両減圧鋳型
    (B)(C)の上部に雄型あるいは雌型となる減圧鋳型
    (D)(E)を造型し、該両減圧鋳型(D)(E)を減
    圧鋳型(B)(C)から分離し、該減圧鋳型(D)
    (E)上部に鋳造枠(12A)(12B)を載置して金属溶湯
    (13A)(13B)を注入することを特徴とする雄雌両金型
    の製造方法。
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