JPH10509665A - 固い表面によって境界をつけられたチャンバとチャネルとの間に流体を導くための装置、およびその装置を製造する方法 - Google Patents

固い表面によって境界をつけられたチャンバとチャネルとの間に流体を導くための装置、およびその装置を製造する方法

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JPH10509665A
JPH10509665A JP8514929A JP51492996A JPH10509665A JP H10509665 A JPH10509665 A JP H10509665A JP 8514929 A JP8514929 A JP 8514929A JP 51492996 A JP51492996 A JP 51492996A JP H10509665 A JPH10509665 A JP H10509665A
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ヒールツェル,テーオドール
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ウニポール・アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 この発明による装置は、固い流体浸透性表面によって少なくとも部分的に境界づけられたチャンバとチャネルとの間に流体を導くようにし、かつ比較的低い差圧における、表面を通る流体の流れの高度な表面連続性を確実にする。装置は比較的粗い多孔質のモールドユニット(3)を含み、このモールドユニット(3)は、流体が通過する表面領域上に、より微細な多孔質の表面層(4)を備える。表面層(4)の孔は表面において開いており、かつ邪魔されることなくモールドユニット(3)の中まで延びる。モールドユニット(3)および表面層(4)は、(たとえばアルミニウムの)粒子が埋込まれた硬化プラスチックから単一部材に形成され、大きな粒子はモールドユニット(3)に、小さな粒子は表面層(4)に、粒子の割合がプラスチックの重量よりも大きくなる量だけ埋込まれる。流体不浸透性密閉層(5)であって、モールドユニット(3)の残りの表面区域を覆い、かつチャネル接続開口(2)を備えるものもまたプラスチックユニットの一部を形成してもよく、この場合埋込まれる粒子は含まれないこととなる。

Description

【発明の詳細な説明】 固い表面によって境界をつけられたチャンバと チャネルとの間に流体を導くための装置、 およびその装置を製造する方法 この発明は移動する流体を導く分野に関し、対応の独立請求項の前提部分に従 う装置の製造のための装置および方法に関する。この装置は、流体が通過する固 定した表面によって少なくとも部分的に境界をつけられた空間と、流体がそこを 介して供給または除去されるダクトとの間に流体を導くために用いられる。 多様な目的のため、流体はチャネル、下水またはダクトシステムにおいてポン プまたは同様の流体移送手段によって運ばれる。流体移送手段を備えたこのよう な複数個の、流体を導くシステムが特定的な作用のための流体を空間または部屋 へもたらし、またはそこから取除くのに役立ち、流体は、空間に境界をつける表 面における開口によって、または開いたダクト端部を介して、空間とダクトとの 間を運ばれる。 このような流体を導くシステムの例は、空間を空にするためのシステムか、空 間のガス供給またはガス注入のためのシステムか、空間に流体熱担体を運ぶこと によって空間を加熱または冷却するためのシステムか、または、空間に供給され る流体の運動エネルギを利用することによって空間から固体または他の流体を除 去するためのシステムである。これらの多くの応用において、空間に境界をつけ る表面における連続体として、前記表面のあらゆる点が流体の通過に関して同一 であるように流体を運ぶことができるのは多様な理由のために望ましいであろう 。この望みが先行技術においてほぼ満たされたのは、空間へと開くダクト端部が より多く設けられるか、または、より大きいダクト端部が多孔壁で閉じられ、ダ クト端部と多孔壁との間に分配空間が設けられる事実によってである。このよう な多孔壁の孔が微細であればあるほど、壁を介して流体を運ぶために必要な圧力 勾配が高まり、これは次いで壁の機械的な安定性に関する要件を増す。したがっ て、その要件を満たしながらも流れが起こる全表面にかけての流体移送の表面の 連続性と、必要な圧力差のなお容認可能なレベルとの間で手順の上で経済的な最 適条件が各応用に対して求められなければならない。 この発明の問題は、圧力差の大きさに関するさらなる努力および支出を認める 必要なしに、流体が流れる表面にかけてのより良い流体連続性への上述の最適条 件の移行を可能にする装置を提供することである。すなわち、この発明の問題は 、表面によって境界をつけられた空間とダクトとの間に流体を導くための装置を 提供することであり、全表面にかけての流体の流れの連続性は非常に良好であり 、流体を移送するのに必要な支出および努力はこの型の既知の手段におけるもの を超えないかまたはそれよりもさらに小さいものである。加えて、この発明に従 う装置の製造のための方法が与えられる。 この問題は、請求の範囲に規定されるような、装置と装置の製造のための方法 とによって解決される。 この発明に従う装置は孔の粗い多孔質成形部分を含み、その表面は、流体が流 れる点では微細な多孔質の表面層を有し、他の表面区域では流体不浸透性閉鎖手 段を有し、少なくとも1つのダクト接続開口によって割り込まれる。少なくとも 孔の粗い多孔質成形部分と微細な多孔質の表面層とがプラスチック本体の形状で あり、そこを孔の3次元ネットワークが通り、これはより微細であるが連続的な 態様で成形部分から表面層へ、そしてその外部表面へと渡る。流体不浸透性閉鎖 手段は同じプラスチック本体のために孔のない閉鎖層として構成され得るか、ま たは、適切な手段によってプラスチック本体と繋かれる別個の部分であってもよ い。 孔の粗い多孔質成形部分と、微細な多孔質の表面層と、任意の孔のない閉鎖層 とは同じ硬化プラスチックから作られると有利であり、表面層の近傍にはより小 さい粒子が組込まれ、成形部分の近傍にはより大きい粒子が組込まれ、閉鎖層の 近傍には粒子は組込まれない。 表面層および成形部分の粒子の重量比はプラスチックの重量比よりも高く、こ れは成形部分においてよりも表面層において一般に低い。 装置の製造のために粒子とまだ硬化されていないプラスチックとの混合物が生 成され、前記混合物は適切なモールドの中で重ね合わせられ、(任意に個々)圧 縮され、ともに硬化される。 この発明に従う装置の製造に特に適した材料はEP−486421に記載され る。この材料は硬化プラスチック、たとえばエポキシベースのプラスチックを含 み、これには、材料が連続的なポロシティを全方向に有するように好ましくは不 規則な形状を有した粒子が組込まれている。粒子は好ましくはアルミニウムまた はアルミニウム合金であるが、他の金属またはセラミック材料であってもよい。 材料は2段階プロセスで生成でき、最初に粒子がまだ硬化されていないプラス チックの一部か、または、プラスチックの対応の成分、たとえば(硬化剤なしの )樹脂成分の一部とともに練られる。これは流出可能または被覆可能な混合物を 生じ、ここで粒子はたとえば5から20の粒子のクラスタ形状で現れ、クラスタ の大きさはプラスチック/粒子混合比、粒子の大きさ、練り時間、および練り強 度に依存する。クラスタ混合物は貯蔵可能な中間生成物を構成し、そこでそこか ら生成される部材のポロシティが少なくとも部分的に予め定められる。第2段階 では、クラスタ混合物がプラスチックの残りか、またはプラスチック成分(たと えば硬化剤)の残りに加えられ、混合され、モールドに満たされ、圧迫または振 動によって圧縮され、硬化され、仕上げられた製品のポロシティは特に圧縮また は密集化によって決定される。 材料はまた単一の混合/練り段階で生成されてもよく、処理されるべき全体の 量との粒子の混合物か、または、プラスチックの全成分が混合および練りと、成 型と、圧縮および硬化とによって生成される。仕上がった材料のポロシティは特 に粒子の大きさと、粒子/プラスチック混合物におけるその重量比と、混合およ び圧縮の性質および強度とによって決定される。 (EP−486421に従う)この材料の特徴的な属性は成分および製造方法 の選択によって調節可能なその開いたポロシティである。微細なチャネルおよび 超微細なチャネルとして、孔は材料中を全方向に均一な態様で通過し、粒子の非 均一的な形状の結果として、外部へ向かって狭くなる開口を材料表面上に少なく とも部分的に形成する。 材料のポロシティは特に粒子の大きさと粒子およびプラスチックの混合比とに よって調節可能であるが、混合プロセスの性質および持続時間とプラスチック硬 化の前および/またはその間の圧縮(振動、圧縮圧力)の性質とによっても調節 可能である。 エポキシ樹脂と混合した、50μmから200μmの篩にかけられたアルミニ ウム顆粒と対応の硬化剤とをほぼ1:0.1(顆粒の重量:プラスチック成分の 重量)からほぼ1:0.5、より特定的にはほぼ1:0.15の割合で用いると 、微細な多孔質の表面層に適した混合物が得られるとわかっている。特に、前記 材料は、表面を通る流体の流れの高い表面連続性のために適切なポロシティを有 し、かつ、再加工せずにたとえば処理されるべきプラスチックとの接触に対する 最も高い要求を満たす表面を形成する。しかしながら、表面を再加工することも 可能である。 孔の粗い多孔質成形部分はより大きい粒子、たとえば0.5mmから1.25 mmの篩にかけられたものと、表面層材料と同じプラスチックとを含む。表面層 のための混合物と比較して、より大きい顆粒重量とより小さいプラスチック重量 とが一般に用いられ、たとえば顆粒対プラスチック混合比はほぼ1:0.05か ら1:0.1の間であり、特にほぼ1:0.07である。 微細な多孔質の表面層から孔の粗い多孔質成形層への孔の連続的な進展は、顆 粒/プラスチック混合物の両方がプラスチックのまだ硬化されていない状態にお いて互いの上にもたらされ、ともに押され、かつ、両方の混合物がこの状態にお いてともに硬化される点において達成される。 異なった応用のための、この発明に従う装置の例は、添付の図面に関連してよ り詳細に説明される。 図1は、深絞りのためのモールドとしてか、または、セラミック材料からの物 品の製造のためのモールドとして使用可能な、この発明の装置の例示的実施例の 断面図である。 図2は、プラスチック顆粒の再膨張および鋳造のためのプロセスに使用可能な 、この発明の装置の例示的実施例の断面図である。 図3および図4は、図1に従うこの発明の装置の実施例の製造のための方法の 2つの連続する段階である。 図5は、ガス供給エレメントとして使用可能なこの発明の装置の別の例示的実 施例の断面図である。 図6から図10は、図5のガス供給エレメントの製造の連続する段階である。 図11は、図5に従うガス供給エレメントの製造のための循環的なプロセスの 図である。 図1は、この発明に従う装置の例示的実施例を示す。これはたとえば深絞りの ためかまたはセラミック材料からの物品の製造のために用いられ得るモールドで ある。 モールドは本質的に孔の粗い多孔質成形部分3を含む。これはモールドの機械 的機能をとることを可能にする機械的特性を有し、相対的に粗い孔のネットワー クによって全方向を均一に横断され、したがって流体媒体は著しい抵抗なしに前 記成形部分中を移送でき、この理由のため前記成形部分内で規則的に分配される 。流体が流れる成形部分のこれら表面区域上において、成形部分3に接続される のは微細な多孔質の表面層4であり、その孔はモールド表面に対して開いており 、成形部分の孔において連続的に進行する。 微細な多孔質の表面層4はたとえばほぼ5mmから10mmの厚さを有する。 全体にわたる、正確に同一の厚さの表面層を有することは必要ではない。 流体が流れなくてもよい成形部分の表面区域は微細な多孔質の表面層を必要と しない。これらの表面は対応の流体不浸透性閉鎖手段5で閉じられ、少なくとも 1つの点(ダクト接続開口2)において前記成形部分は前記密閉された表面を介 して、図示されないダクトを経て、流体供給手段(たとえば油圧アキュムレータ 、ポンプ)に接続される。流体不浸透性閉鎖手段5はたとえば対応の開いたコン テナを含む。これはダクト接続開口2を有し、パイプ接続などのような形状のダ クト接続手段を任意に有する。モールドのカップ形状のキャビティ1の周囲中( 点6)には対応の封止が適合されると有利である。コンテナ5はたとえばプラス チックまたは金属から作られる。 図1に示されるようなモールドはたとえばプラスチックフィルムからのカップ 形状部分の深絞りのために用いられる。深絞りの目的のためにプラスチックフィ ルムがカップ形状の開いたモールドキャビティ1の上に位置決めされ、ダクト接 続開口2を介して空気が吸込装置によってキャビティから吸い出される。キャビ ティ1に生じる真空の結果として、フィルムがモールドに対して引張られ、した がって変形され、カウンタモールドがさらに用いられ得る。仕上げられ、深絞り されたカップを排出するために、圧縮された空気がダクト接続開口2を介して供 給される。 図1に示されるようなモールドは対応のカウンタモールドとともにセラミック 物品の製造のために用いられることができ、未焼成材料が2つのモールドの間で 鋳込まれ、カウンタモールドが除去され、物品3が予め乾燥され、次に圧縮され た空気の供給によってモールドから排出される。この応用では、与えられる圧縮 された空気の高い表面連続性が非常に重要であり、これは未焼成セラミック材料 の機械的な感度が高いためである。 たとえばプラスチックフィルムの深絞りにおける使用か、または、セラミック 物品の製造のための、この発明に従う装置は、この型のモールドにおいて既知で あるようにいくつかの物品を同時に製造するためにいくつかの並列した開いたキ ャビティ1を有し得る。明らかに、凸状多孔質表面層を有する対応のカウンタモ ールドが図1の装置のためのものと同じ方法で構成され得る。 図2は、この発明に従う装置の別の実施例を図を用いて示す。これは実際、顆 粒を再膨張および鋳造することによってプラスチック顆粒部分を製造するための 簡単なモールドである。このような製造方法は特に、泡なし鋳込み方法のための 鋳込み成型型の製造とたとえばポリスチレン顆粒パッキング補助器具の製造との ため用いられる。モールドの構成は図1に関連して説明された装置のためのもの と本質的に同じである。同一の部分または区域には同じ参照番号が与えられる。 モールドは2つ以上の部分であり、顆粒を供給するための密封可能な開口7を除 いて閉じられる。各場合において、少なくとも1つのダクト接続開口2.1およ び2.2が互いに面して設けられ、そこを連続してモールドを通る交互の方向に 通過させられるのはエネルギ担体としての流体媒体、たとえば水蒸気と、そこに 含まれる顆粒とである。 図2に図示される型のモールドにおいて、全体のモールドにかけてのエネルギ 担体の非常に規則的な分配のため、プラスチック顆粒の極めて規則的な再膨張お よび鋳造が達成できるとわかっている。 図2に示されるようなモールドはたとえば低圧射出成型のためにも用いられる ことができ、仕上がった、鋳込まれかつ冷却された物品はモールドを介して供給 される圧縮された空気で排出される。また、モールドを介して供給される流体が キャビティの内容に化学的な変化をもたらさなければならないプロセスのために さらなる応用が考えられる。その簡単な製造および軽い重量のため、このような モールドは流体なしに動作する製造プロセスのための対応する利点にも繋がる。 図3および図4は、この発明の装置の図1に従う実施例の製造のための方法を 非常に図式的な態様で示す。図2に従うモールドは同じ方法を用いて製造できる 。 生成されるべき表面層4に相当するキャビティ10をともに形成する2つのモ ールド部分8と9(図3)との間に、未硬化プラスチックとたとえばアルミニウ ム顆粒との第1の混合物がもたらされる。混合物に接触するようになるモールド 部分の表面は混合物がそこに付着しないように準備される。モールド部分の間に おいて、混合物は振動と圧縮圧力の作用とによって圧縮される。次に、モールド 部分8および9はともに回転され、モールド部分8が取除かれる。 表面層4はまた1つのモールド部分8または9だけで生成され得る。次に、第 1の混合物の対応の層が前記モールド部分上に配置され、フィルムで密に覆われ る。表面層の空間、すなわちフィルムとモールドとの間が次に空にされ、これは また圧縮的に作用する圧縮圧力に繋がる。たとえばほぼ0.8バールから0.6 バールに減じられた圧力が良好な圧縮結果をもたらすことがわかっている。 図4は、この発明の装置の製造、すなわち孔の粗い多孔質成形部分3の製造の ための方法の第2の段階を示す。この理由のため、アルミニウム顆粒およびプラ スチックの第2の混合物がモールド部分9に満たされ、さらなるモールド部分1 1の助けで振動および/または圧縮圧力によって圧縮され、後者は第1の混合物 を圧縮するために用いられる圧縮圧力ほど高くはない。有利に、圧縮圧力のさら なる作用のもとで、2つの混合物におけるプラスチックが硬化される。 次の2つの混合物と対応の方法のパラメータとが、ほぼ100℃の温度の蒸気 がプラスチック顆粒の再膨張および鋳造のために通過させられる泡なし成型プロ セスのためのモールドの製造に特に適している。 微細な多孔質の表面層4のための第1の混合物: −プラスチック:エポキシ樹脂および硬化剤 −組込まれる粒子:アルミニウム−シリコン合金の顆粒(100μmおよび6 3μmの篩にかけられた、重量比:332:83) −混合比:粒子対プラスチック415:50 −混合および練り作用での混合プロセス:15分 −圧縮:圧縮圧力ほぼ120kp/cm2、5秒から10秒 孔の粗い多孔質成形部分3のための第2の混合物: −プラスチック:エポキシ樹脂および硬化剤 −組込まれる粒子:アルミニウム顆粒(0.5mmから1.25mmの篩にか けられた) −混合比:粒子対プラスチック622:45 −混合プロセス:混合および練り作用、5分 −圧縮:圧縮圧力ほぼ1kp/cm2、硬化の間 全プラスチック本体の硬化:80°、3時間 図5は、発明装置のガス供給またはガス注入エレメントの実施例のさらなる一 例を断面図で示す。ガス注入エレメントは単一部材からなり、本質的には、硬化 プロセスによって固体の形になったプラスチック材料、たとえば硬化エポキシ樹 脂から作られる。プラスチック本体は平らな、粗い多孔質の成形部分3を有し、 この粗い多孔質の成形部分3の一方の側は微細な多孔質の表面層4で覆われ、か つ他方の側および幅の狭い両側は、ダクト接続開口2を備えた閉鎖層の形の流体 不浸透性閉鎖手段5で覆われ、このダクト接続開口2はダクト接続手段12を備 える。ガス供給エレメントには中空のキャビティがない。したがってそれは、簡 単な方法の一連の段階によって、すなわち成型、圧縮および硬化によって製造す ることができる。結果として生じたガス抜エレメントには再加工する必要がない 。それは、たとえば標準的な外ねじによって、パイプ接続部上に直接ねじ止めす ることができる。ガス供給エレメントが単一部材からなるという性質のおかげで 、エレメントにおける不所望なガス漏れを防ぐために特別な注意を払う必要はな く、このような注意はガス供給エレメントとダクトとの間の接続点においてしか 必要でない。 ガス供給エレメントは本質的に、図1および図2に関連して述べたモールドと 同じ材料から作られる。用いられる材料の構造により、ガス供給エレメントの、 微細な多孔質の表面を通過するガスは小さな泡状の形であり、ガスが通過するの にもかかわらず大きな抵抗は生じなく、すなわちガスを供給するのに必要な過圧 は小さい。 材料のポロシティは容易に調整できるため、図5によるガス供給エレメントは さらに、実質的に一定に保たれる(異なった液圧の)所与の使用深さおよび/ま たは所与の気圧、結果として生じる泡の大きさおよび通って流れるガス量に容易 に適合することができる。 このような材料のダクトの表面開口は非常に微細であるため、不純物が浸透し 得ることはめったになく、このため浄化タンクに用いられるときでさえガス供給 エレメントを清浄する必要はない。プラスチックマトリクスに組込まれた粒子は プラスチックによって囲まれ、かつ覆われるため、流体および/またはガスの腐 食作用に晒されることは非常に限られている。それらはまた、セラミック材料ま たは同様に(たとえばアルミニウム−シリコン合金の)合金金属などの耐食性材 料から作ることができる。 ガス供給エレメントとしての発明装置をさらに例示する実施例は、図5に示さ れるものとは以下の点で異なる。すなわちそれらはたとえば2つ以上の異なった 多孔質の層(成形部分3および表面層4)を有し、閉鎖層5からの距離、特にダ クト接続開口2からの距離が長くなるにつれてポロシティがより微細になるとい う点においてである。他の実施例はまた、さほど平坦ではなく、かつダクト接続 開口のすぐ近くに制限された閉鎖層5を有し得る。 図6から図10は、図5に従ったガス供給エレメントを製造するための、例示 した方法の変形である、異なった連続した段階を示す。 図6はモールド部分13を示し、このモールド部分13の内部の平らな下表面 は、製造されるガス供給エレメントの、平らな形状に対応する形状を有する。モ ールド部分は、用いられるプラスチックが付着しないか、またはこのように確実 に付着しないよう処理されている材料から作られる。微細な多孔質の表面層4を 製造するために、混合物F.1が前記モールド部分13の中に充填され、前記混 合物は粒子および未硬化のプラスチックを含む。混合物F.1はモールドの中で 振動され、および/または図7に示されるような第1のパンチ14によって押圧 または圧縮される。 次に、図8に示されるように、粒子を有さない(オプションとして、たとえば 充填材または強化材としてのガラス繊維を備えた)プラスチック材料Sが、モル ード部分13の壁に沿って、第1の粒子/プラスチック混合物F.1の振動およ び/または圧縮層上に適用される。この適用が容易に行なわれるようにするため には、未硬化プラスチック材料Sがペースト状であるか、またはチキソトロープ であると有利である。その後表面層4のための第1の混合物F.1上に、平らな 成形部分のための、大きな粒子を有する第2の粒子/プラスチック混合物F.2 が適用される。2つの混合物F.1およびF.2は、混合物F.1の粒子が小さ く、混合物F.2の粒子が大きいという点で、より特定的に異なる。 モールド部分13は第2のパンチ15で閉鎖され、この第2のパンチ15はダ クト接続手段のための雌型モールドとして窪み16(図9)を有する。これらの 窪み16は、粒子のないプラスチック材料Sで充填され、モールド部分13と対 面するパンチ15の端面17は、ダクト接続開口になり得る部分を除いて、プラ スチック材料Sの層で覆われる。第2のパンチ15によって、成形部分3および 表面層4は互いに押圧され(図10)、圧縮圧力は、第1のパンチ14によって 圧縮した場合よりも大きくない。プラスチックの硬化に必要であれば熱が同時に 与えられる。圧縮の前または圧縮の間に、モールドの材料をさらに振動すること ができる。 圧縮および振動により、異なった層のプラスチック部分が結合して、実質的に 単一の部材であるガス供給エレメントになり、これは図10(依然としてモール ドにある)に示される。その後パンチ15およびモールド部分13がガス供給エ レメントから取外される(パンチ15の取外しはねじを外すことによって行なわ れる)。これでガス供給エレメントは完成し、すぐに用いられる状態である。 粗い多孔質の成形部分およびいくつかの微細な多孔質層を備えたガス供給エレ メントを製造するためには、上述の方法が同様に用いられるはずである。(たと えば差込ファスナおよびスナップヒンジファスナなどの)さまざまな形のダクト 接続手段については、第2のパンチ15には対応する複数の部分の設計が与えら れる。接続手段のためのモールドがパンチではなくモールド部分13に設けられ 得ることもまた自明であり、その場合ガス供給エレメントは逆の順で作られる。 しかしながらこれにより、表面層4を圧縮するために、成形部分3の圧縮に必要 な圧縮圧力とせいぜい等しい大きさの圧縮圧力を用いることが必要となる。他の 考え得る方法の変形には、2つの対応するモールド部分で成形部分および表面層 を製造し、その後これらを互いに適用して圧縮および硬化する方法がある。 図11は、図6から図10に従った製造方法を用いて、図5に従ったガス供給 エレメントを連続した態様で製造することができる環状プロセスの一例を示す。 それは閉じた移送経路であり、この移送経路の上には8つのモールド部分13が 矢印の方向に経時的または環状の態様で、8つの位置71から78を通って移動 する。製造方法は位置71で開始し、この位置71において、第1の粒子/プラ スチック混合物F.1がモールド部分13の中に送られる。位置72において、 第1のパンチ14がモールド部分13の移送方向に対して垂直に、移動可能に位 置づけられ、パンチ14を用いて第1の混合物がモールド部分に圧縮され、オプ ションとして振動され、その後パンチが取外される。位置73において、粒子の ないプラスチック材料Sがモールド部分の壁に適用される。位置74において、 第2の粒子/プラスチック混合物F.2がモールド部分の中に入れられる。位置 76においては、第2のパンチ15がモールド部分13の移送方向に対して垂直 に、移動可能に位置づけられ、粒子のないプラスチック材料Sが与えられ、モー ルド部分に圧縮され、プラスチックを硬化した後ここでもまた取外される。硬化 するために、オプションとして熱が与えられる。位置77において、モールド部 分およびその中身が冷やされ、かつ完成したガス供給エレメントBがモールド部 分から取出され、さらに位置78においてモールド部分が清浄され、オプション として、プラスチックにくっつかないようにするための剤によって処理される。 図11で図示される型の環状プロセスのサイクル時間を最小にするためには、 モールド部分13のガス供給エレメントが、モールド部分から取出すために十分 に硬い状態になるまでだけ硬化すれば有利である。その後、最後のまたは最終的 な硬化段階が、連続した環状プロセスの外でのバッチ形式で行なわれる。 この発明およびその製造に従ったガス供給エレメントのより特定的な例として 、以下にはガス供給エレメントであって、水面下約2から3mの浄化タンクにあ り、 得られる空気の過圧が0.1バールであり、耐用年数が非常に長く、平均以上の ガス供給作用をもたらすものをもたらすために必要なデータが与えられる。 ガス供給エレメント: 形状:円形、直径は210mm 表面層4の厚さ 6mm 成形部分3の厚さ 11mm 閉鎖層の厚さ 0.5mm プラスチック: エポキシ樹脂 0.6バールの差圧での通気性:1分および1cm2につき6.6リットル 材料: 第1の粒子/プラスチック混合物F.1:332gの粒子(AlSi、篩にか けた大きさは約100μm)、83gの粒子(AlSi、篩にかけた大きさは6 3μm)、84gのエポキシ樹脂、12gの硬化剤、混合時間15分。 第2の粒子/プラスチック混合物F.2:622gの粒子(Al、篩にかけた 大きさは0.5から1.25mm)、36gのエポキシ樹脂、9gの硬化剤、混 合時間5分。 粒子のないプラスチック材料S:80gのエポキシ樹脂、20gの硬化剤、約 3gの増厚材料(たとえばエーロゾル)、約5gの短く切ったガラス繊維(約3 mm)、約3gの顔料。 製造方法のパラメータ: 表面層4の処理:予備圧縮、次に約120kp/cm2の圧縮圧力で圧縮、圧 縮時間は5秒から10秒。 モールド部分の処理:約1kp/cm2の圧縮圧力で圧縮、 約1kp/cm2の圧縮圧力で80°で3時間ガス供給エレメントを硬化する 。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月25日 【補正内容】 EP−440874およびJP−1−257006は、プラスチックおよび粒 子の混合物を実質的に含む、たとえばセラミック製品を鋳込むためのモールドを 開示し、粒子の大きさはモールドの内部表面からモールドの外部表面に向かって 大きくなり、したがってモールド材料のポロシティが高まる。これらのモールド は非常に微細な多孔質の内部表面を有し、そこを介して水がモールドキャビティ に成型された成型合成物から吸い出されることができるか、または、そこを介し て圧縮された空気が成型された部分を排出するために押入れられ得る。DE−1 504261は真空成形のための同様のモールドを記載する。これらのモールド もまた、固定した表面によって境界をつけられた空間とダクトとの間に流体を導 き、上述の公開は装置のダクト側に関する情報を事実上与えていない。 この発明の問題は、固定した表面によって境界をつけられた空間とダクトとの 間に流体を導くための装置と、モールドの製造のための方法とを提供することで あり、したがって、既知の類似した装置に関する同等または向上した流体移送力 の場合、装置は全表面を介して流体の流れの良好な連続性を与えるが、これはな お非常に容易に製造できる。 この問題は、請求の範囲に規定されるような、装置と装置の製造のための方法 とによって解決される。 この発明に従う装置は孔の粗い多孔質成形部分を含み、その表面は、流体が流 れる点では微細な多孔質の表面層を有し、他の表面区域では流体不浸透性閉鎖手 段を有し、少なくとも1つのダクト接続開口によって割り込まれる。少なくとも 孔の粗い多孔質成形部分と微細な多孔質の表面層とがプラスチック本体の形状で あり、そこを孔の3次元ネットワークが通り、これはより微細であるが連続的な 態様で成形部分から表面層へ、そしてその外部表面へと渡る。流体不浸透性閉鎖 手段は同じプラスチック本体のために孔のない閉鎖層として構成され得るか、ま たは、適切な手段によってプラスチック本体と繋がれる別個の部分であってもよ い。 孔の粗い多孔質成形部分と、微細な多孔質の表面層と、任意の孔のない閉鎖層 とは同じ硬化プラスチックから作られると有利であり、表面層の近傍にはより小 さい粒子が組込まれ、成形部分の近傍にはより大きい粒子が組込まれ、閉鎖層の 近傍には粒子は組込まれない。 表面層および成形部分の粒子の重量比はプラスチックの重量比よりも高く、こ れは成形部分においてよりも表面層において一般に低い。 装置の製造のために粒子とまだ硬化されていないプラスチックとの混合物が生 成され、前記混合物は適切なモールドの中で重ね合わせられ、(任意に個々)圧 縮され、ともに硬化される。 この発明に従う装置の製造に特に適した材料はEP−486421に記載され 請求の範囲 1.ダクトとスペースとの間に流体を導くための装置であって、前記装置は流体 浸透性成形部分(3)を有し、前記成形部分(3)は前記スペースに隣接する流 体浸透性表面区域と、ダクト接続開口(2)を除いて流体を密閉する態様で閉鎖 された残りの表面とを備え、前記ダクト接続開口(2)はダクト接続手段(12 )を備え、前記成形部分(3)および表面層(4)は流体浸透性表面区域を形成 し、前記流体浸透性表面区域は小さな重量比の硬化プラスチックと、前記プラス チックに組込まれた大きな重量比の粒子とを含み、前記成形部分(3)には粗い ポロシティのための粗い粒子が組込まれ、前記表面層(4)には微細なポロシテ ィのための小さな粒子が組込まれ、そのため微細な多孔質の前記表面層(4)は 表面開口上に、前記成形部分(3)の粗い孔の中に連続的に続く微細な孔を有し 、さらに前記装置は前記ダクト接続開口(4)を除く、前記成形部分(3)の残 りの表面が同じプラスチックで作られた、孔のない閉鎖層(5)によって形成さ れ、かつ前記流体浸透性表面層(4)、流体密閉閉鎖層(5)およびダクト接続 手段(12)が単一部材のプラスチック本体を形成することを特徴とする、装置 。 2.前記表面層(4)の粒子の重量比が、前記成形部分(3)の粒子の重量比よ りも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の装置。 3.前記プラスチック本体のプラスチックに組込まれる粒子が不規則な形状を有 し、かつ金属またはセラミック材料で作られることを特徴とする、請求項1また は2に記載の装置。 4.前記粒子がアルミニウムまたはアルミニウム合金のものであり、かつ前記プ ラスチック本体のプラスチック材料がエポキシプラスチックであることを特徴と する、請求項1から3のいずれかに記載の装置。 5.前記表面層(4)の粒子が50から100μmのふるいにかけたものであり 、前記成形部分(3)の粒子が0.5から1.25mmのふるいにかけたもので あり、かつ前記表面層(4)における粒子のプラスチックに対する重量比が1: 0.1から1:0.5であり、前記成形部分(3)においては1:0.05から 1:0.1であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の装置。 6.前記表面層(4)が5から10mmの厚さを有することを特徴とする、請求 項1から5のいずれかに記載の装置。 7.前記粗い多孔質の成形部分(3)と微細な多孔質の表面層(4)との間に、 単一部材のプラスチック本体のさらなる区域として、少なくとも1つのさらなる 多孔質層が設けられ、前記少なくとも1つのさらなる多孔質層のポロシティの大 きさは前記成形部分(3)の孔の大きさと前記表面層(4)のポロシティの大き さとの間であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の装置。 8.機械的な強化手段が前記流体不浸透性閉鎖層(5)および/またはダクト接 続手段(12)に組込まれることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記 載の装置。 9.前記機械的な強化手段がガラス繊維であることを特徴とする、請求項8に記 載の装置。 10.前記ダクト接続手段(12)が内ねじをもつパイプ接続の形のものである ことを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の装置。 11.前記流体浸透性表面層(4)が凹型または凸型の形状を有することを特徴 とする、請求項1から10のいずれかに記載の装置。 12.前記成形部分(3)が平らな形状を有し、前記流体浸透性表面層(4)が 前記成形部分(3)の一方の側を覆い、前記閉鎖層(5)が前記成形層(3)の 他方の側を覆い、かつ前記ダクト接続開口(2)が前記他方の側の中央にあるこ とを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の装置。 13.請求項1から12のいずれかに記載の装置を製造するための方法であって 、流体浸透性表面層(4)を形成するための、第1のモールド部分(9,13) および第2のモールド部分(8,14)を含む第1のモールド部分の対により、 硬化可能なプラスチックと第1の粒子との第1の混合物の層が作られて第1の圧 縮圧力によって圧縮され、ダクト接続手段(12)のためのモールド(16)を 備えた第3のモールド部分(11,15)およびその内面が前記流体浸透性表面 層(4)のための圧縮混合物によって部分的に覆われた前記第1のモールド部分 (9,13)を含む第2のモールド対により、前記表面層上に前記成形部分(3 )を形成するために、硬化可能なプラスチックと前記第1の粒子よりも大きい 第2の粒子との第2の混合物が適用され、かつ前記第1の圧縮圧力よりも小さな 第2の圧縮圧力で圧縮され、その後プラスチックが硬化し、前記閉鎖層(5)お よび前記ダクト接続手段(12)を作るために、前記ダクト接続手段(12)の ための前記第3の成形部分のモールド(16)が硬化可能なプラスチックで充填 され、かつ前記第1の混合物で覆われていない前記第3のモールド部分(11, 15)および前記第1のモールド部分(9,13)の内面が硬化可能なプラスチ ックで被覆されることを特徴とする、方法。 14.前記第1および/または第2の混合物が振動および圧縮圧力によって圧縮 されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。 15.前記表面層(4)が作られる前記第1の混合物については、約120kp /cm2の圧縮圧力が加えられ、前記成形部分(3)が作られる前記第2の混合 物については、約1kp/cm2の圧縮圧力が加えられることを特徴とする、請 求項13または14に記載の方法。 16.前記表面層(4)が作られる前記第1の混合物がフィルムによってしっか りと覆われ、かつ前記フィルムと前記モールド部分との間のスペースには真空が 形成されて前記混合物を圧縮することを特徴とする、請求項13に記載の方法。 17.前記粒子と硬化可能なプラスチックとの混合物が、混合および練り合わせ 作用による混合プロセスにおいて作られることを特徴とする、請求項13から1 6のいずれかに記載の方法。 18.ガス供給エレメントとしての、請求項1から12のいずれかに記載の装置 の用途。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ダクトとスペースとの間に流体を導くための装置であって、前記装置は前記 スペースに隣接した流体浸透性表面区域とダクト接続開口を備えた流体不浸透性 表面区域とを有し、前記装置は粗い多孔質の成形部分(3)を含むことを特徴と し、前記成形部分(3)は流体浸透性表面区域を形成するために微細な多孔質の 表面層(4)を有し、かつ、流体不浸透性表面区域を形成するために、流体密閉 閉鎖手段(5)を有し、前記流体密閉閉鎖手段(5)はモールド部分に接続され 、かつ少なくとも1つのダクト接続開口を有し、さらに前記装置は、前記成形部 分(3)および表面層(4)がともに単一部材のプラスチック本体を形成するこ とを特徴とし、さらに、かつポロシティを作るために前記成形部分(3)には大 きな粒子が、かつ前記表面層(4)には小さな粒子が、プラスチックの重量比よ りも重量比が大きくなるようプラスチックに組込まれ、それにより前記微細な多 孔質の表面層(4)が表面開口上に、前記成形部分(3)の粗い孔の中に連続的 に続く微細な孔を有することを特徴とする、装置。 2.より小さな重量の粒子が、前記成形部分(3)におけるよりも前記表面層( 4)に組込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。 3.前記プラスチック本体が硬化プラスチック材料を含むことを特徴とする、請 求項1または2のいずれかに記載の装置。 4.前記プラスチック本体のプラスチック材料に組込まれる粒子が、不規則な形 状を有し、かつ金属またはセラミック材料で作られることを特徴とする、請求項 1から3のいずれかに記載の装置。 5.前記粒子がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、かつ前記プラス チック本体のプラスチック材料がエポキシプラスチックであることを特徴とする 、請求項1から4のいずれかに記載の装置。 6.前記表面層(4)の粒子が50から100μmの篩にかけたものであり、前 記成形部分(3)の粒子が0.5から1.25mmの篩にかけたものであり、前 記表面層(4)における、前記粒子のプラスチックに対する重量比が1:0.1 から1:0.5であり、前記成形部分(3)においては1:0.05から1:0 .1であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の装置。 7.前記表面層(4)が5から10mmの厚さを有することを特徴とする、請求 項1から6のいずれかに記載の装置。 8.前記粗い多孔質の成形部分(3)と微細な多孔質の表面層(4)との間に、 単一部材のプラスチック本体のさらなる区域として、少なくとも1つのさらなる 多孔質層が設けられ、前記少なくとも1つの多孔質層のポロシティの大きさは前 記成形部分(3)のポロシティの大きさと前記表面層(4)の孔の大きさとの間 であることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の装置。 9.前記閉鎖手段(5)が前記成形部分(3)および前記表面層(4)と同様に 、単一部材のプラスチック本体で形成されるため、それらの表面区域は微細な多 孔質の表面層によって覆われず、粒子が組込まれる液体不浸透性層を有すること を特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の装置。 10.機械的な強化手段が前記流体不浸透性層に組込まれることを特徴とする、 請求項9に記載の装置。 11.前記ダクト接続開口(2)がダクト接続手段(12)を備え、前記ダクト 接続手段(12)が単一部材のプラスチック本体のさらなる区域によって形成さ れることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の装置。 12.前記ダクト接続手段(12)が、内ねじをもつパイプ接続の形のものであ ることを特徴とする、請求項11に記載の装置。 13.前記機械的な強化手段が、前記ダクト接続手段(12)の近くにおいて、 プラスチックに組込まれることを特徴とする、請求項11または12に記載の装 置。 14.前記機械的な強化手段がガラス繊維であることを特徴とする、請求項10 または13に記載の装置。 15.前記表面層(4)が凹型または凸型の形状を有することを特徴とする、請 求項1から14のいずれかに記載の装置。 16.前記成形部分(3)が平らな形状を有し、前記表面層(4)が前記成形部 分の一方の側を覆い、前記閉鎖手段(5)が前記成形部分(3)の他方の側を覆 い、かつ前記ダクト接続開口(2)が前記他方の側の中央にあることを特徴とす る、請求項1から14のいずれかに記載の装置。 17.1つのモールド部分(8,9,13)上または2つのモールド部分(8お よび9)間に、硬化可能なプラスチックと粒子との第1の混合物の層が置かれて 圧縮され、前記層上に、硬化可能なプラスチックと粒子との第2の混合物が適用 されて圧縮され、さらに前記2つの混合物のプラスチックがともに硬化すること を特徴とする、請求項1から16のいずれかに記載の装置。 18.前記混合物が振動および/または圧縮圧力によって圧縮されることを特徴 とする、請求項17に記載の方法。 19.前記表面層(4)が作られる第1の混合物については、約120kp/c m2の圧縮圧力が用いられ、成形部分(3)が作られる第2の混合物については 、約1kp/cm2の圧縮圧力が用いられることを特徴とする、請求項18に記 載の方法。 20.前記表面層(4)が作られる前記第1の混合物が、フィルムによってしっ かりと覆われ、かつ前記フィルムと前記成形部分との間のスペースは、前記混合 物を圧縮するよう真空状態にされることを特徴とする、請求項18に記載の方法 。 21.前記粒子と硬化可能なプラスチックとの混合物が、混合および練合わせ作 用による混合プロセスにおいて作られることを特徴とする、請求項7から20の いずれかに記載の方法。 22.閉鎖層(5)を作るために、前記モールド部分(13,15)の内面が少 なくとも部分的に未硬化プラスチックで被覆されることを特徴とする、請求項1 7から21のいずれかに記載の方法。 23.プラスチックフィルムを深絞りするか、またはプラスチック顆粒を再度膨 張させて溶接して、発泡状態の失われた鋳込成型か、または他のポリスチレン顆 粒部分を製造するための、請求項1から16のいずれかに記載の装置の用途。 24.セラミック品を製造し、かつ前記モールドを通して流体を適用することに よって前記セラミック品を取出すためのモールドとしての、請求項1から16の いずれかに記載の装置の用途。 25.ガス供給エレメントとしての、請求項1から16のいずれかに記載の装置 の用途。
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