JPH0436894Y2 - - Google Patents

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JPH0436894Y2
JPH0436894Y2 JP11612787U JP11612787U JPH0436894Y2 JP H0436894 Y2 JPH0436894 Y2 JP H0436894Y2 JP 11612787 U JP11612787 U JP 11612787U JP 11612787 U JP11612787 U JP 11612787U JP H0436894 Y2 JPH0436894 Y2 JP H0436894Y2
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pedestal
mold
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cylindrical
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JP11612787U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は筒状成形品の型に関する。
従来の技術 第4図はFRPのような複合材料からなる格子
筒状の成形品Wを示すものである。この成形品W
は第5,6図に示すように、筒状の台座1と複数
の雌型2と雄型3とからなる型4によつて成形さ
れている。具体的には、台座1の外周面に複数の
雌型2を、隣り合う雌型2を離した状態でもつて
固定し、これら雌型2間の間隙と台座1の外周面
とで格子筒状に隔成された製品部空間5に複合材
料としてFRPの成形素材6を充填し、雌型2の
外側から雄型3を配置して、雄型3の外側から雌
型2を経由して台座1にボルト7を締付け、雄型
3で成形素材6を所要の厚さまで圧縮する。この
状態のまま成形素材6を加熱、硬化させる。その
後、ボルト7、雄型3、雌型2の順に取り外し、
最後に第7図に示すように離型力Xを成形品Wに
台座1の外周面と平行に与えて、成形品Wを台座
1から離型する。
考案が解決しようとする問題点 離型に際して、台座1の外周面全面にわたつて
接着している成形品Wを台座1の外周面に平行な
離型力Xで剥がすには、多大な労力と時間が必要
である。しかも成形品Wに大きな衝撃力が加わる
ので、成形品W内部にクラツクを生じたり、表面
に剥離欠損を生じたりというように、成形品Wが
損傷し易いものであつた。
ところで、FRPのような複合材料からなる成
形品Wの離型においては、繊維素の関係から第7
図に矢印Yで示すように離型力を台座1の外周面
に直交する方向に与えると、成形品Wの損傷発生
度合が少なく、有利であるとされている。
そこで前述した成形型4において、台座1全体
を周方向に分割し、離型時にその分割台座要素を
内側にたたいて、分割台座要素の外周面と直交す
る離型力Yを成形品Wに作用させることが考えら
れる。しかし、複合材料Wの成形には雄型3で成
形素材6を圧縮する型締めに大きな力が必要であ
るために、型締め力で分割台座要素が径方向にた
わみ、成形精度が悪くなる恐れがある。これを防
止するには分割台座要素の肉厚を厚くすれば良い
が、分割台座要素毎の重量がおもくなり、分割台
座要素の型組み作業や離型作業が面倒になつてし
まう。このようなことから、台座1全体を周方向
に分割する構造はにわかに採用しがたいものであ
る。
したがつて本考案は成形精度と作業性とに支障
を招くことなく、前記問題点を克服することがで
きる筒状成形品の型を提供するものである。
問題点を解決するための手段 筒状の台座を内側台座と外側台座とに分割する
とともに、この外側台座を周方向に分割構成して
ある。
実施例 以下、本考案の実施例を図面とともに前記従来
の構造と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図に示すように、この型4は筒状の台
座1Aの外周面に固定される複数の雌型2と、こ
れら雌型2間の間隙と台座1A外周面とで隔成し
た製品部空間5内に充填される成形素材6を圧縮
する雄型3とを備える基本的な構造は従来の構造
と同一である。
ここで筒状の台座1Aは内側台座10と外側台
座11とに分割構成されている。この外側台座1
1は周方向に分割されて、多数個の分割外側台座
要素11a〜11fに構成されている。これら分
割外側台座要素11a〜11fの内の少なくとも
1つの分割外側台座要素11aの周方向両側端面
aは平行に形成してあり、第3図に示すように全
部の分割外側台座要素11a〜11fを筒状の外
側台座11として組み合わせた状態において、前
記平行な両側端面aを有する1つの分割外側要素
11aを径方向内側に抜き取り可能に構成してあ
る。また内側台座10の外側に分割外側台座要素
11a〜11f、雌型2、雄型3を順次重合した
状態においては、複数のボルト7が雄型3の外側
から雄型3、雌型2、分割外側台座要素11a〜
11fと順に貫通して内側台座10に締め付けら
れる構造になつている。第1図に示す符号12は
雄型3の径方向内側への移動を規制するストツパ
であつて、雌型2の外周面にねじ13結合されて
いる。14は閉環状の下型ホルダであつて、これ
には内側台座10の下周縁部をねじ15結合して
ある。16は閉環状の上型ホルダであつて、これ
には内側台座10の上周縁部をねじ17結合して
ある。
以上の実施例構造によれば、下型ホルダ14と
上型ホルダ16とにねじ15,17結合した内側
台座10の外周面に多数個の分割外側台座要素1
1a〜11fからなる外側台座11を固定し、こ
の外側台座11の外周面に複数の雌型2を、隣り
合う雌型2を離した状態でもつて固定し、これら
雌型2間の間隙と外側台座11の外周面とで格子
筒状に隔成された製品部空間5内に複合材料の成
形素材6を充填し、雌型2の外側から雄型3を被
せて、雄型3の外側からボルト7を、雄型3、雌
型2、外側台座11を経由して内側台座10に、
雄型3がストツパ12に当接するまで締め付ける
ことによつて、雄型3で成形素材6を所要の厚さ
まで圧縮し、この状態のまま成形素材6を加熱、
硬化させる。その後、ボルト7、雄型3、雌型2
を順次取り外して成形品Wを台座1から離型する
のであるが、この場合、先ず、ねじ17を外して
上型ホルダ16を内側台座10から取り外した
後、成形品Wが接着している外側台座11を内側
台座10から上方に引き抜く。次に、この外側台
座11のうちの平行な両側端面aを有する分割外
側台座要素11aの外周面を成形品Wの網目を利
用して図示を省略した所要の工具で径方向内側に
たたき落として離型する。その後、残る分割外側
台座要素11b〜11fを1つづつ前記同様の方
法で径方向内側に離型させることによつて、格子
筒状の成形品Wを完成できる。
本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、図示は省略するけれども、例えば成形品を格
子状以外の筒体あるいは筒体の軸心方向一端面に
覆蓋を有する多面体に成形する型に構成すること
もできる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、型締め力を内側
台座で負担できるので、台座としての径方向の厚
さを特別に厚くする必要がないうえ、外側台座を
薄肉化することができる。しかも成形品を径方向
内側に向く離型力によつて離型することができ、
しかも分割外側台座要素のように離型毎の外側台
座の形状が小さくなつた分、成形品に与える衝撃
も小さくなるので、FRPのような複合材料から
なる筒状の成形品を成形する場合であつても、離
型による成形品の損傷発生度合を低減することが
できる。よつて、成形精度や作業性に支障を招く
ことなく、品質信頼性の高い成形品を安価に提供
できるという等の実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は同実施例の台座を示す概略斜視図、第3図
は同実施例の台座を示す概略平面図、第4図は格
子筒状の成形品を示す斜視図、第5図は従来の格
子筒状の成形品を成形する型の縦断面図、第6図
は同従来の型の雄型を省略した状態での展開図、
第7図は従来の離型作用の説明図である。 1,1A……台座、2……雌型、3……雄型、
4……型、5……製品部空間、6……成形素材、
10……内側台座、11……外側台座、11a〜
11f……分割外側台座要素、W……成形品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の台座と、これの外周面に固定される複数
    の雌型と、これら雌型間の間隙と台座外周面とで
    隔成した製品空間部内に充填される成形素材を圧
    縮する雄型とからなる筒状成形品の型において、
    前記台座を内側台座と外側台座とに分割するとと
    もに、この外側台座を周方向に分割構成したこと
    を特徴とする筒状成形品の型。
JP11612787U 1987-07-29 1987-07-29 Expired JPH0436894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11612787U JPH0436894Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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JP11612787U JPH0436894Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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Publication Number Publication Date
JPS6420316U JPS6420316U (ja) 1989-02-01
JPH0436894Y2 true JPH0436894Y2 (ja) 1992-08-31

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JP11612787U Expired JPH0436894Y2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29

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JPS6420316U (ja) 1989-02-01

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