JPH05154849A - 金型装置 - Google Patents
金型装置Info
- Publication number
- JPH05154849A JPH05154849A JP32717391A JP32717391A JPH05154849A JP H05154849 A JPH05154849 A JP H05154849A JP 32717391 A JP32717391 A JP 32717391A JP 32717391 A JP32717391 A JP 32717391A JP H05154849 A JPH05154849 A JP H05154849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- partial
- slide block
- holding position
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4421—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using expansible or collapsible cores
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品の内周面の部分的なアンダーカット部
を成形するように、成形位置と非成形位置との間で可動
な部分成形部が、成形圧によって変形されたり損傷され
るのを防止する。 【構成】 成形品３の内周面に部分的なアンダーカット
部３ａを成形するための部分成形部７が一端から立ち上
がるように設けられ、前記成形を行う成形位置とこの成
形位置から後退した非成形位置との間で進退可能なスラ
イドブロック５を備え、このスライドブロック５の部分
成形部の背面側に設置され、成形時の成形圧力に抗して
スライドブロック５の少なくとも部分成形部７を成形位
置に保持する入れ子１１と、この入れ子を前記保持位置
とこの保持位置から後退した非保持位置との間で適宜進
退させる駆動手段１２とを備えたことを特徴とするもの
である。
を成形するように、成形位置と非成形位置との間で可動
な部分成形部が、成形圧によって変形されたり損傷され
るのを防止する。 【構成】 成形品３の内周面に部分的なアンダーカット
部３ａを成形するための部分成形部７が一端から立ち上
がるように設けられ、前記成形を行う成形位置とこの成
形位置から後退した非成形位置との間で進退可能なスラ
イドブロック５を備え、このスライドブロック５の部分
成形部の背面側に設置され、成形時の成形圧力に抗して
スライドブロック５の少なくとも部分成形部７を成形位
置に保持する入れ子１１と、この入れ子を前記保持位置
とこの保持位置から後退した非保持位置との間で適宜進
退させる駆動手段１２とを備えたことを特徴とするもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金型装置に関し、詳し
くは、成形品の内周面に部分的なアンダーカット部を形
成するための部分成形部が一端から立ち上がるように設
けられ、前記成形を行う成形位置と、この成形位置から
後退した非成形位置との間で進退可能なようにされたス
ライドブロックを装備した金型装置に関するものであ
る。
くは、成形品の内周面に部分的なアンダーカット部を形
成するための部分成形部が一端から立ち上がるように設
けられ、前記成形を行う成形位置と、この成形位置から
後退した非成形位置との間で進退可能なようにされたス
ライドブロックを装備した金型装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すように、樹脂製の成形品ａ
は、容器その他のキャップであって、内周面に部分的な
ネジ部ｂを有している。この部分的なネジ部ｂはネジ溝
部やネジ部ｂの奥部がアンダーカット部ｃをなしてい
る。
は、容器その他のキャップであって、内周面に部分的な
ネジ部ｂを有している。この部分的なネジ部ｂはネジ溝
部やネジ部ｂの奥部がアンダーカット部ｃをなしてい
る。
【０００３】アンダーカット部ｃは、成形品ａを分離し
た合わせ金型ｄ、ｅ（図４）から取出すのに、アンダー
カット部ｃを成形する側の金型ｅとの間で引っ掛かりを
生じ、成形品ａの取り出しを困難にし、場合によっては
取り出し不能にする。
た合わせ金型ｄ、ｅ（図４）から取出すのに、アンダー
カット部ｃを成形する側の金型ｅとの間で引っ掛かりを
生じ、成形品ａの取り出しを困難にし、場合によっては
取り出し不能にする。
【０００４】これを解消するのに従来、図４に示すよう
に、アンダーカット部ｃを成形するための部分成形部ｆ
が一端から立ち上がるように設けられて、前記成形を行
う成形位置（図４の実線位置）と、この成形位置から後
退した非成形位置（図４の仮想線位置）との間で進退可
能なようにされたスライドブロックｇを設けている。
に、アンダーカット部ｃを成形するための部分成形部ｆ
が一端から立ち上がるように設けられて、前記成形を行
う成形位置（図４の実線位置）と、この成形位置から後
退した非成形位置（図４の仮想線位置）との間で進退可
能なようにされたスライドブロックｇを設けている。
【０００５】スライドブロックｇは、前記部分成形部ｆ
が一端から立ち上がっていることによって、この部分成
形部ｆを、金型ｄ、ｅ間の成形品ａを成形する成形空間
ｉに下方より臨ませることができる。
が一端から立ち上がっていることによって、この部分成
形部ｆを、金型ｄ、ｅ間の成形品ａを成形する成形空間
ｉに下方より臨ませることができる。
【０００６】そしてスライドブロックｇは、金型ｄ、ｅ
間に形成される成形空間ｉに原料樹脂を充填して成形品
ａを成形する際に、部分成形部ｆを図４に実線で示す成
形位置に進出させるように移動されることにより、成形
品ａのアンダーカット部ｃの成形を可能とする。
間に形成される成形空間ｉに原料樹脂を充填して成形品
ａを成形する際に、部分成形部ｆを図４に実線で示す成
形位置に進出させるように移動されることにより、成形
品ａのアンダーカット部ｃの成形を可能とする。
【０００７】また成形後、部分成形部ｆを仮想線で示す
非成形位置まで後退させるように移動されることによ
り、部分成形部ｆが成形した成形品ａのアンダーカット
部ｃから内側に離れ、成形品ａをアンダーカット部ｃの
成形を行った部分成形部ｆとは無関係に難無く離型させ
られるようにする。
非成形位置まで後退させるように移動されることによ
り、部分成形部ｆが成形した成形品ａのアンダーカット
部ｃから内側に離れ、成形品ａをアンダーカット部ｃの
成形を行った部分成形部ｆとは無関係に難無く離型させ
られるようにする。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のスラ
イドブロックｇは、その一端から立ち上がる部分成形部
ｆの立ち上がり基部から倒れを生じたり、前記基部に亀
裂が入ったり、折損したりすることがあり、成形不良や
成形不能の状態を招いている。
イドブロックｇは、その一端から立ち上がる部分成形部
ｆの立ち上がり基部から倒れを生じたり、前記基部に亀
裂が入ったり、折損したりすることがあり、成形不良や
成形不能の状態を招いている。
【０００９】これは、スライドブロックｇの一端部から
立ち上がっている部分成形部ｆは、前記進退可能な構造
上成形圧を単独に受けて背面側に倒れ変形されようと
し、これに対する応力が、スライドブロックｇの部分成
形部ｆからの立ち上がり基部に形成している内側コーナ
ー部ｊに集中することに原因していると思われる。
立ち上がっている部分成形部ｆは、前記進退可能な構造
上成形圧を単独に受けて背面側に倒れ変形されようと
し、これに対する応力が、スライドブロックｇの部分成
形部ｆからの立ち上がり基部に形成している内側コーナ
ー部ｊに集中することに原因していると思われる。
【００１０】そこで本発明は、前記部分成形部を成形時
にのみその背面側からバックアップして、前記部分成形
部の進退を損なわずに、部分成形部が成形圧によって損
傷するようなことを解消することができる金型装置を提
供することを課題とするものである。
にのみその背面側からバックアップして、前記部分成形
部の進退を損なわずに、部分成形部が成形圧によって損
傷するようなことを解消することができる金型装置を提
供することを課題とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、成形品の内周面に部分的なアンダー
カット部を成形するための部分成形部が一端から立ち上
がるように設けられ、前記成形を行う成形位置とこの成
形位置から後退した非成形位置との間で進退可能とされ
たスライドブロックを装備した金型装置において、スラ
イドブロックの部分成形部の背面側に設置され、成形時
の成形圧力に抗してスライドブロックの少なくとも部分
成形部を成形位置に保持する入れ子と、この入れ子を前
記保持位置とこの保持位置から後退した非保持位置との
間で適宜進退させる駆動手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
題を達成するため、成形品の内周面に部分的なアンダー
カット部を成形するための部分成形部が一端から立ち上
がるように設けられ、前記成形を行う成形位置とこの成
形位置から後退した非成形位置との間で進退可能とされ
たスライドブロックを装備した金型装置において、スラ
イドブロックの部分成形部の背面側に設置され、成形時
の成形圧力に抗してスライドブロックの少なくとも部分
成形部を成形位置に保持する入れ子と、この入れ子を前
記保持位置とこの保持位置から後退した非保持位置との
間で適宜進退させる駆動手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【００１２】
【作用】本発明の上記構成によれば、スライドブロック
が進出されて部分成形部が成形位置に位置すると、金型
で成形する成形品の内周に形成すべき部分的なアンダー
カット部を成形することができ、この成形時の成形圧を
受けて部分成形部は背面側に倒れるように押圧される。
しかし成形時に駆動手段によって進退される入れ子を保
持位置に進出させておくことにより、スライドブロック
の少なくとも部分成形部の背面側に位置して、この部分
成形部を成形位置に保持することにより、部分成形部が
前記成形圧の押圧により背面側に倒れ変形しようとする
のを阻止するので、この変形による応力が部分成形部の
立ち上がり基部に集中するようなことを防止することが
でき、また成形後は入れ子を保持位置から非保持位置に
後退させることにより、スライドブロックの成形位置か
ら非成形位置への後退を邪魔しなくなるので、部分成形
部が入れ子と干渉して後退できずに成形品の離型に支障
を来すようなことを回避することができる。
が進出されて部分成形部が成形位置に位置すると、金型
で成形する成形品の内周に形成すべき部分的なアンダー
カット部を成形することができ、この成形時の成形圧を
受けて部分成形部は背面側に倒れるように押圧される。
しかし成形時に駆動手段によって進退される入れ子を保
持位置に進出させておくことにより、スライドブロック
の少なくとも部分成形部の背面側に位置して、この部分
成形部を成形位置に保持することにより、部分成形部が
前記成形圧の押圧により背面側に倒れ変形しようとする
のを阻止するので、この変形による応力が部分成形部の
立ち上がり基部に集中するようなことを防止することが
でき、また成形後は入れ子を保持位置から非保持位置に
後退させることにより、スライドブロックの成形位置か
ら非成形位置への後退を邪魔しなくなるので、部分成形
部が入れ子と干渉して後退できずに成形品の離型に支障
を来すようなことを回避することができる。
【００１３】
【実施例】図１〜図３に示す本発明の一実施例としての
金型装置について説明する。
金型装置について説明する。
【００１４】図１、図２に示すように、合わせ金型１、
２の相互間に、成形品３を成形するための成形空間４を
形成している。
２の相互間に、成形品３を成形するための成形空間４を
形成している。
【００１５】成形品３は容器等の蓋となる樹脂製のキャ
ップであって、内周面の円周方向数箇所に、部分的なネ
ジ部３ａを有し、このネジ部３ａのネジ溝やネジ部３ａ
の奥部がアンダーカット部３ｂをなしている。
ップであって、内周面の円周方向数箇所に、部分的なネ
ジ部３ａを有し、このネジ部３ａのネジ溝やネジ部３ａ
の奥部がアンダーカット部３ｂをなしている。
【００１６】このアンダーカット部３ｂの成形のため
に、金型１、２の相互間に複数のスライドブロック５が
設けられている。
に、金型１、２の相互間に複数のスライドブロック５が
設けられている。
【００１７】この各スライドブロック５は、下の金型２
のパーティング面に成形空間４の部分から放射状に延び
るように形成された溝６内に摺動可能に嵌め合わされ、
成形空間４に向く一端部に、前記アンダーカット部３ｂ
を成形するための部分成形部７が立ち上がるように設け
られ、前記成形空間４内に臨んでいる。
のパーティング面に成形空間４の部分から放射状に延び
るように形成された溝６内に摺動可能に嵌め合わされ、
成形空間４に向く一端部に、前記アンダーカット部３ｂ
を成形するための部分成形部７が立ち上がるように設け
られ、前記成形空間４内に臨んでいる。
【００１８】これによって部分成形部７は、成形空間４
に樹脂材料を充填して成形品３を成形する際、この成形
品３のアンダーカット部３ａを成形することができる。
に樹脂材料を充填して成形品３を成形する際、この成形
品３のアンダーカット部３ａを成形することができる。
【００１９】各スライドブロック５は、傾斜した受動凹
部５ａを有し、これが上の金型１のパーティング面に設
けられている傾斜突起１ａと対向している。
部５ａを有し、これが上の金型１のパーティング面に設
けられている傾斜突起１ａと対向している。
【００２０】これによって上の金型１が成形のために下
の金型２に合わされるとき、傾斜突起１ａが受動凹部５
ａに係入してこれを下方に押圧することにより、スライ
ドブロック５を矢印の方向にスライドさせて、部分成形
部７を成形空間４内の図１に実線で示す成形位置に移動
させる。
の金型２に合わされるとき、傾斜突起１ａが受動凹部５
ａに係入してこれを下方に押圧することにより、スライ
ドブロック５を矢印の方向にスライドさせて、部分成形
部７を成形空間４内の図１に実線で示す成形位置に移動
させる。
【００２１】また逆に上の金型１が成形後、成形品３を
離型させるのに、下の金型２から上方へ離れるときは、
上の金型の傾斜突起１ａがスライドブロック５の受動凹
部５ａから上方に抜けながらスライドブロック５を矢印
の方向とは逆向きにスライドさせ、部分成形部７を成形
位置から図２に示す非成形位置に後退させ、成形後の成
形品３が部分成形部７に邪魔されないで難無く離型でき
るようにする。
離型させるのに、下の金型２から上方へ離れるときは、
上の金型の傾斜突起１ａがスライドブロック５の受動凹
部５ａから上方に抜けながらスライドブロック５を矢印
の方向とは逆向きにスライドさせ、部分成形部７を成形
位置から図２に示す非成形位置に後退させ、成形後の成
形品３が部分成形部７に邪魔されないで難無く離型でき
るようにする。
【００２２】部分成形部７には成形時に成形圧が働き、
背面側に倒れ変形させようとするのでスライドブロック
５からの立ち上がり基部の内側コーナー部に応力が集中
し、倒れ変形や亀裂、折損等の損傷が生じ、成形不良、
成形不能となる。
背面側に倒れ変形させようとするのでスライドブロック
５からの立ち上がり基部の内側コーナー部に応力が集中
し、倒れ変形や亀裂、折損等の損傷が生じ、成形不良、
成形不能となる。
【００２３】これに対処するのに、本実施例では図１、
図３に示すように、各スライドブロック５の部分成形部
７の背面側に、少なくともこの部分成形部７を背面側か
らバックアップして成形位置に保持する楔型の入れ子１
１を設けてある。
図３に示すように、各スライドブロック５の部分成形部
７の背面側に、少なくともこの部分成形部７を背面側か
らバックアップして成形位置に保持する楔型の入れ子１
１を設けてある。
【００２４】この各入れ子１１は、下の金型２内に設け
られ、これらに直結した空気圧または油圧シリンダ１２
によって、前記保持を行う図１、図３の保持位置と、こ
の保持位置から図２に示すように下の金型２の側に後退
して、前記保持を解く非保持位置との間で進退されるよ
うにしてある。
られ、これらに直結した空気圧または油圧シリンダ１２
によって、前記保持を行う図１、図３の保持位置と、こ
の保持位置から図２に示すように下の金型２の側に後退
して、前記保持を解く非保持位置との間で進退されるよ
うにしてある。
【００２５】入れ子１１は、図１、図３に示すように保
持位置に進出されていると、成形位置にある部分成形部
７およびスライドブロック５の背部に位置し、部分成形
部７が成形圧によって背部側に倒れ変形されようとする
のを阻止する。
持位置に進出されていると、成形位置にある部分成形部
７およびスライドブロック５の背部に位置し、部分成形
部７が成形圧によって背部側に倒れ変形されようとする
のを阻止する。
【００２６】したがって部分成形部７が成形圧のために
スライドブロック５からの立ち上がり基部の前記内側コ
ーナー部に応力が集中して、倒れ変形や亀裂、折損等の
損傷が生じるのを防止することができ、長期にわたる精
度よい安定した成形を保証することができる。
スライドブロック５からの立ち上がり基部の前記内側コ
ーナー部に応力が集中して、倒れ変形や亀裂、折損等の
損傷が生じるのを防止することができ、長期にわたる精
度よい安定した成形を保証することができる。
【００２７】入れ子１１は、図２に示す非保持位置に後
退されていると、スライドブロック５が部分成形部７を
成形位置から図２に示す非成形位置に後退させるのを邪
魔することはなく、部分成形部７を成形品３と干渉しな
い位置まで充分後退させることができる。
退されていると、スライドブロック５が部分成形部７を
成形位置から図２に示す非成形位置に後退させるのを邪
魔することはなく、部分成形部７を成形品３と干渉しな
い位置まで充分後退させることができる。
【００２８】これにより図２に示す状態で、成形品３は
自身の内周のアンダーカット部３ａを成形する成形面を
持った部分成形部７と干渉せずに難無く離型されること
ができる。
自身の内周のアンダーカット部３ａを成形する成形面を
持った部分成形部７と干渉せずに難無く離型されること
ができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、スライドブロックが進
出されて部分成形部が成形位置に位置すると、金型で成
形する成形品の内周に形成すべき部分的なアンダーカッ
ト部を成形することができ、この成形時の成形圧を受け
て部分成形部は背面側に倒れるように押圧されるが、こ
の成形時に駆動手段によって進退される入れ子を保持位
置に進出させておくことにより、スライドブロックの少
なくとも部分成形部の背面側に位置させてこの部分成形
部を成形位置に保持することにより、部分成形部が前記
成形圧の押圧により背面側に倒れ変形しようとするのを
阻止するので、この変形による応力が部分成形部の立ち
上がり基部に集中するようなことを防止することがで
き、長期にわたって精度よい安定した成形を行えるよう
に保証することができる。
出されて部分成形部が成形位置に位置すると、金型で成
形する成形品の内周に形成すべき部分的なアンダーカッ
ト部を成形することができ、この成形時の成形圧を受け
て部分成形部は背面側に倒れるように押圧されるが、こ
の成形時に駆動手段によって進退される入れ子を保持位
置に進出させておくことにより、スライドブロックの少
なくとも部分成形部の背面側に位置させてこの部分成形
部を成形位置に保持することにより、部分成形部が前記
成形圧の押圧により背面側に倒れ変形しようとするのを
阻止するので、この変形による応力が部分成形部の立ち
上がり基部に集中するようなことを防止することがで
き、長期にわたって精度よい安定した成形を行えるよう
に保証することができる。
【００３０】また成形後は入れ子を保持位置から非保持
位置に後退させることにより、スライドブロックの成形
位置から非成形位置への後退を邪魔しなくなるので、部
分成形部が入れ子と干渉して後退できずに成形品の離型
に支障を来すようなことを回避することができ、入れ子
を設けることによって成形やそのための各種行程に支障
を来したり、作業を特に複雑にすることはない。
位置に後退させることにより、スライドブロックの成形
位置から非成形位置への後退を邪魔しなくなるので、部
分成形部が入れ子と干渉して後退できずに成形品の離型
に支障を来すようなことを回避することができ、入れ子
を設けることによって成形やそのための各種行程に支障
を来したり、作業を特に複雑にすることはない。
【図１】本発明が適用された一実施例としての金型装置
を示す成形状態の断面図である。
を示す成形状態の断面図である。
【図２】図１の装置の成形後の上下金型分離状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】図１の装置の成形状態での一部の横断面図であ
る。
る。
【図４】従来の金型装置を示す成形状態での断面図であ
る。
る。
【図５】内周面にアンダーカット部を有する成形品の一
例をしめす断面図および下面図である。
例をしめす断面図および下面図である。
１ 上の金型 １ａ 傾斜突起 ２ 下の金型 ３ 成形品 ４ 成形空間 ５ スライドブロック ５ａ 受動凹部 ７ 部分成形部 １１ 入れ子 １２ シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 31:56 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 成形品の内周面に部分的なアンダーカッ
ト部を成形するための部分成形部が一端から立ち上がる
ように設けられ、前記成形を行う成形位置とこの成形位
置から後退した非成形位置との間で進退可能とされたス
ライドブロックを装備した金型装置において、 スライドブロックの部分成形部の背面側に設置され、成
形時の成形圧力に抗してスライドブロックの少なくとも
部分成形部を成形位置に保持する入れ子と、この入れ子
を前記保持位置とこの保持位置から後退した非保持位置
との間で適宜進退させる駆動手段とを備えたことを特徴
とする組合せ金型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32717391A JPH05154849A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32717391A JPH05154849A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 金型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154849A true JPH05154849A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18196124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32717391A Pending JPH05154849A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 金型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05154849A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013518002A (ja) * | 2010-01-28 | 2013-05-20 | グリーンキャップ カンパニー リミテッド | 包装容器栓 |
| CN104690914A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-06-10 | 韩立艳 | 一种模具三向抽芯脱模机构 |
| CN109551725A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-04-02 | 浙江工商职业技术学院 | 螺纹内抽芯哈弗滑块外抽芯机构模具 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP32717391A patent/JPH05154849A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013518002A (ja) * | 2010-01-28 | 2013-05-20 | グリーンキャップ カンパニー リミテッド | 包装容器栓 |
| CN104690914A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-06-10 | 韩立艳 | 一种模具三向抽芯脱模机构 |
| CN109551725A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-04-02 | 浙江工商职业技术学院 | 螺纹内抽芯哈弗滑块外抽芯机构模具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0252716A (ja) | 光ディスク基板成形用金型 | |
| JPH05154849A (ja) | 金型装置 | |
| JP2901837B2 (ja) | 竪型射出成形機 | |
| CN214726149U (zh) | 一种模具螺纹产品内缩结构 | |
| US6426030B1 (en) | Method of making a molded internally threaded closure | |
| JPS60174242A (ja) | ダイカスト製品の押出方法及び押出装置 | |
| CN212288488U (zh) | 一种带有模内热切机构的注塑模具 | |
| KR100407258B1 (ko) | 트리밍기의 버제거장치 | |
| CN208841739U (zh) | 具有二次顶出机构的倒扣塑料件生产模具 | |
| JP2982319B2 (ja) | 樹脂成形装置 | |
| EP0722818A2 (en) | Disc molding die | |
| CN215703297U (zh) | 一种模胚的预成型装置 | |
| JPH0324345Y2 (ja) | ||
| CN218053764U (zh) | 一种带有无飞边成型机构的注塑模具 | |
| CN207224390U (zh) | 车灯用模具 | |
| JPS58167114A (ja) | 成形容器の離型法 | |
| JP2562509B2 (ja) | 射出成形装置 | |
| JPS59127741A (ja) | ホ−ルプラグの成形法 | |
| JPH08215790A (ja) | 中子成形用型の上型押出構造 | |
| CN210453540U (zh) | 一种具有定位结构的齿轮模具 | |
| JP2556267Y2 (ja) | 成 形 型 | |
| SU1650467A1 (ru) | Литьева форма дл изготовлени полимерных изделий | |
| JPS6341151Y2 (ja) | ||
| SU1722685A1 (ru) | Пресс-форма дл прессовани сыпучих материалов | |
| JPH0436894Y2 (ja) |