JPS6056082B2 - コンクリ−ト供試体用型枠 - Google Patents

コンクリ−ト供試体用型枠

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JPS6056082B2
JPS6056082B2 JP11928982A JP11928982A JPS6056082B2 JP S6056082 B2 JPS6056082 B2 JP S6056082B2 JP 11928982 A JP11928982 A JP 11928982A JP 11928982 A JP11928982 A JP 11928982A JP S6056082 B2 JPS6056082 B2 JP S6056082B2
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JP
Japan
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specimen
side plate
formwork
cylindrical side
bottom plate
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JP11928982A
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JPS599008A (ja
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行政 岡田谷
八郎 古林
篤 斉藤
昌隆 前川
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリート供試体を成型する型枠の改良に
係り、供試体の寸法精度の向上と、作業性の向上及び供
試体の多量生産性を向上したコンクリート供試体用型枠
に関する。
今日のダム建設やビル等の建設において、コンピュータ
が導入され、地質、耐震、風圧その他あらゆる不確定要
素を加味した強度上の計算が厳密に行なえるようになつ
た。
又一方において、建設機械の発達により、建設工事の作
業性が向上され、建設工事期間が大巾に短縮されている
このような技術進歩の中にあつて、コンクリート供試体
の製造だけが取り残された状態にあり、現状にそぐわな
いのが実情である。
コンクリートの強度を正確に把握するためにコンクリー
ト供試体の寸法形状が規格化されている。
即ち第1図に示すように、コンクリート圧縮強度試験供
試体には、直径Dが1o0Tfr!n高さHが200m
mのものと、直径Dが15077!771高さHが30
0mmの二種類の円柱体として規格化されている。
又これら寸法精度は、直径Dに対しては、円柱体全体に
わたつて11200−mL以下であり、又高さHに対し
ては1110−以下の寸法精度が要求されている。
更に、供試体の上面と底面の粗さ(平面度)dは、O、
02wgn以内及び上面と底面との平行度を出すために
、供試体の中心軸Cに対しこれら平面が完全に直角にな
つていることが要求される。
この平面の粗さ及び平行度の規定理由は、供試体の圧縮
強度試験を行うに際して、供試体の上下・面と試験装置
の挾持面とが完全に密着した状態で行なう必要があり、
この密着が保持されない状態で圧縮試験をした場合、供
試体の真の圧縮強度を把握することができない。
特にコンピュータ導入によつて厳密に計算される今日に
おいては、供試体の厳密な寸法精度が必要てあり、コン
ピュータ導入の付加価値を低下させることになる。
従来のコンクリート供試体用型枠は、第2図及び第3図
に示すように側板を側板1,2と二つ割にし、これをボ
ルトナット3によつて締結して円筒状にし、この円筒状
側板1,2に底板4を同じくボルトナット3によつて締
結していた。
この従来の型枠において第4図に示すように側板が半円
形であるために日数が径過するに従つて歪が発生し、D
寸法が小さくなつて、側板1,2をボルトで締結した場
合惰円状になる。
例えは、直径100TIrI!Lのものについて実測し
た場合D寸法は、99〜99.5wr!nになつている
ものもあつた。
そのため、型枠組立時に於いて、側板1,2の下方は底
板4にならつて円形に矯正されるが、上方は開口してい
るので歪の状態は矯正されないで、型枠全体としてはい
びつな形になる。
従つて供試体の直径は、規格値内に納めることができな
いという欠点があつた。
又型枠の組立手順として、先つ半割りの型枠1,2をホ
ルトナツト3によつて仮締めし、次に底板4を取付けた
後、各ボルトナット3を本締めする。
この組立作業において、充分な注意を払いながら各ボル
トを均一な締付力で締めないと、第5図に示すような状
態になり、側板1,2の上端面の合せがてきず、規格通
りの上下面の平面度及び平行度を出すことができない。
しかも細心の注意を払つて型枠を組立てても型枠1,2
のすれdは、0.2〜0.377!77!の量となるの
が実情てある。又従来の型枠は、ボルト締めするための
ヨーク部5が突出して設けられているので、型枠の保管
や持ち運び時にこのヨーク部を破損することがある。
このような場合、この破損ヨーク部のボルト締めは不可
能になり、供試体を一層精度の悪いものとする欠点があ
る。
又フランジ部やボルトなどの突出部が多いので、コンク
リートが付着し易く、一旦コンクリートが付着固化した
場合、ボルトの取外しが不可能になるので、これらの掃
除が必要になる。
同様に二つ割り側板の合せ面も常にきれいな状態に保つ
ておく必要があり、保守管理が困難てあるという欠点が
あつた。
又コンクリート供試体製造工程は、第6図に示すように
、型枠を組立てた後、その内面に離型剤を塗布しコンク
リートサンプルを採取して型枠内に充填する型枠充填作
業工程、次にこの状態て放置しコンクリートの硬化をさ
せる硬化持ち工程、次に硬化した供試体を、型枠内に入
れたまま、供試体上面のかすを削り取るレイタンス除去
工程、次にセメントペーストを供試体の上面に塗りつけ
て、供試体の上面を平滑にするためのキャッピング工程
、次にこの状態で放置しキャッピングを硬化させる工程
、次にキャッピング硬化後型枠を分解し供試体を取り出
す脱型工程、更に脱型後所定期間供試体を水中保管しコ
ンクリートの所定強度を出す水中養生工程を経て供試体
が作られる。
上記製造工程において、従来の型枠ては、型枠充填工程
において型枠を注意深く組立てる必要があり、又脱型工
程において各ボルトを取外し、掃除した後二つ割の側板
と底板を一組として保管(側板が歪んでいるのて、他の
側板との組合せはうまくいかず、必ず対応した側板と底
板を一組として保管する必要がある。)する作業が伴な
う。その結果、コンクリート供試体の多量製造ができな
いと共に、自動化が下可能であり、現状にそぐわないの
が実情である。本発明は、供試体の寸法密度を向上させ
、供試体の真の強度を得るようにして、厳密な強度計算
に適応させると共に、多量製造を可能にし、実情にそぐ
うコンクリート供試体用型枠を提供せんとするものであ
る。
即ち本発明は、側板を供試体の規格寸法に合せた内径を
有する円筒状に成形して供試体の直径寸法精度を確保し
、この側板の下端部内周に突出部を設け、円筒状側板の
上方より内周面に摺接させながら円板状の底板を落し入
れて上記突起部て支持し、組立を簡単にすると共に、不
要な突起をなくして掃除を簡単にし、供試体の高さ方向
の寸法精度は、底板の上面から側板の上端までの高さ寸
法をキャッピング代を見込んだ寸法にすることによつて
確保し、底板に押付力を与えて脱型することにより、供
試体の形を損なうことなく取出すようにしたことを特徴
とするものである。
以下本発明の実施例について詳細に説明する。
第7図において1は側板であり円筒状に成形されている
。この円筒状側板1の内径は、供試体の直径に合せた内
径になつており、脱型が容易なように規格寸法許容範囲
内で、円筒状側板1の上部に行くに従つていく分大きな
直径になつている。6は、円筒状側板1の下部内周に設
けられた突起てあり、本実施例で内面全図に設けられて
いるが、これに限定されるものではない。
13は、円筒状側板1の外周面に設けられたフランジ部
であり、脱型に際してこのフランジ13にフックを引つ
かけて円筒状側板1を固定する。
4は底板てあつて、円筒状側板1の内径よりも小さい直
径の円板であり、円筒状側板1の上方より落し入れ、突
起6によつて円筒状側板1の下部に支持される。
この状態での寸法Hは、供試体7(第10,11図参照
)の規定高さ寸法になつていると共に、底板4の上面と
円筒状側板1の上端面とは平行になつており、且つこれ
らの面は、円筒状側板1軸芯に対し直角になつている。
第8図は、他の実施例であり側板を二つ割にして、手作
業による脱型を可能にしたものである。
この実施例においては、二つ割り側板1の合せ面14を
平滑面にしこの合せ面に更にフランジ面10を設けて合
せ面14の面積を広くし、フランジ10に設けたノック
ピン孔11にノックピンを打ち込んで、円筒状側板1を
形成する。このノックピンと合せ面14によつて、二つ
割りされた側板の歪みは矯正され真円で且つ側板の上下
端が一致した円筒状側板1となる。12は、ノックピン
の緩みを拘束するためフランジ10のU溝に嵌め込まれ
、フランジ10を挾持するボルトナットである。
なお6は円筒状側板1の内周面に設けられた突.起及び
4は底板てあり、第7図において説明したのと同じてあ
る。
以上の通り構成した本実施例の作用を次に説明する。
先す円筒状側板1の上方より、底板4を落し入れて突起
6によつて支持する。
この状態で型枠充填工程を行なう。次に供試体の硬化後
レイタンス除去工程に入る。このレイタンス除去を終え
た後キャッピング工程に入る。このキャッピング工程に
おいて、円筒状側板1の上面に合せてモルタルを塗り付
けることによつて供試体の上下面の平行度が保たれると
共に、底板4の平面とキャッピングによつて供試体7の
上下面の面粗さが保たれる。次にキャッピングが硬化し
た後に脱型工程に入る。この脱型工程は、第10図及び
11図に示すように円筒状側板1のフランジ13にフッ
ク9を引掛けて、円筒状側板1を垂直に個定し、ブッシ
ュロッド8によつて底板4を押し上げる。このように下
方より押し上げる理由は、コンクリートは水分を含んで
いる方が固化するので、円筒状側板1内ての供試体の固
化は、下方より順に固化する。このことから供試体の一
番硬化した部分を押すことによつて供試体の内部変形を
起させることなく脱型する。又キャッピングは、供試体
7の外径よりはみ出すことが多いが(いわゆるバリの発
生)、下方より上方に向けて脱型することにより、キャ
ッピングを壊わさずに脱型する。
このようにして供試体7が、底板4によつて押上げられ
る過程において、円筒状側板1の内面は、供試体7乃至
は底板4によつて常にきれいな状態に保たれる。又底板
4を落し込み式にすることにより、底板4と突起6との
間の当り面へのコンクリートの付着はなく、常にきれい
な状態に保たれる。このようにして脱型された供試体7
は、水中養生される。一方円筒状側板1と底板4は、簡
単に水洗いされ保管管理される。以上詳述した通り本発
明の型枠によれば、側板を円筒状側板に成形し、底板を
落し込みにして脱型を下方より上方に向けて行なうよう
にしたので、供試体の内部変形を起すことなく且つキャ
ッピングを壊わすことなく脱型することができ、品質の
よい供試体を得ることができる。
又これと相俟つて、側板を一体型又は二つ割にしてノッ
クピンによつて真円にし、寸法精度及び、供試体の上下
面の平行度と粗さの精度向上を行なうことができたので
、供試体強度の真の値をつかむことができ、より厳密な
設計を行なうことができる。又脱型工程が簡単になり、
機械的に行なうことができ、又型枠の掃除がほとんど不
要となり、供試体製造の自動化が可能となり、多量製造
ができる。このように、供試体の寸法形状の精度向上と
多量製造の可能によつて、コンピュータ導入や建設機械
の進歩に歩調を合せることができ、実情を満足させるコ
ンクリート供試体用型枠を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、供試体の規格寸法を説明するための説明用図
、第2図は、従来の型枠の平面図、第3図は、従来の型
枠の側面図、第4図は、従来型枠の歪を説明するための
説明用図、第5図は、従来の型枠の組立状態図、第6図
は、供試体製造工程を説明するための図、第7図乃至第
11図は本発明の実施例であり、第7図は、側板を一体
型にした側面図、第8図は、二つ割りにした場合の側面
図、第9図は、第8図のA−A断面図、第10,11図
は、それぞれ脱型状態を示す図てある。 1・・・・・・円筒型側板、4・・・・・・底板、6・
・・・・・突起、7・・・・・・供試体、10・・・・
・・フランジ、11・・・・・・ノックピン孔、13・
・・・・・合せ面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 供試体の規格寸法に合せた内径を有する円筒状の側
    板を成形し、該円筒状側板の下端内周に突出部を設け、
    円筒状側板の上方より内周面に摺接させながら底板を落
    し入れて上記突起部で支持し、該底板の上面と円筒状側
    板間との間の寸法をキャンピング代を含んだコンクリー
    ト供試体の高さ規格寸法となし、底板に押付力を与えて
    供試体を上方に向けて脱型するようにしたことを特徴と
    するコンクリート供試体用型枠。
JP11928982A 1982-07-09 1982-07-09 コンクリ−ト供試体用型枠 Expired JPS6056082B2 (ja)

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JP11928982A JPS6056082B2 (ja) 1982-07-09 1982-07-09 コンクリ−ト供試体用型枠

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JPS599008A JPS599008A (ja) 1984-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075504Y2 (ja) * 1988-09-06 1995-02-08 シャープ株式会社 連結式放熱板付き集合型ランプ

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JPS609608U (ja) * 1983-06-30 1985-01-23 有限会社 篠崎試験機工業 コンクリ−ト供試体用型枠
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JPS599008A (ja) 1984-01-18

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