JPH01102969A - 化合物半導体素子 - Google Patents

化合物半導体素子

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JPH01102969A
JPH01102969A JP26065587A JP26065587A JPH01102969A JP H01102969 A JPH01102969 A JP H01102969A JP 26065587 A JP26065587 A JP 26065587A JP 26065587 A JP26065587 A JP 26065587A JP H01102969 A JPH01102969 A JP H01102969A
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JP
Japan
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film
gate electrode
gate
insulating film
electrode
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JP26065587A
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English (en)
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Toshiaki Kitahara
北原 敏昭
Ryoichi Ono
小野 良一
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化合物半導体素子、特に、ゲート電極およびソ
ース電極ならびにドレイン電極上を被う層間絶縁膜と、
この層間絶縁膜を被うパッシベーション膜を有する化合
物半導体素子に関する。
〔従来の技術〕
低雑音、高遮断周波数、高出力等の特長を有するマイク
ロ波トランジスタとして、閃亜鉛鉱型結晶構造の基体を
基にして形成された砒化ガリウム電界効果トランジスタ
(単にGaAs−MES・FETとも称する。)が広く
知られている。
また、ゲート破壊を防止するGaAs−MES・FET
として、デュアルゲートの第1ゲートおよび第2ゲート
とソース間にそれぞれ保護ダイオードを組み込んだ構造
が知られている。たとえば、電気通信学会発行「電気通
信学会技術研究報告ED84−86J  VoL  8
4、No、  185、P7〜P13には、保護ダイオ
ードをモノリシックに組み込んだ高周波特性が優れたG
aAs−MES−FETについて記載されている。また
、この文献には、オーミック1掻およびゲート電極はそ
れぞれAuGe/Au、Cr/Pt/Auを用い、かつ
FETとダイオードの接続はTi/Auで接続されてい
る旨記載されている。
また、ゲート電極のショットキー障壁接合(以下、単に
ショットキーとも称する。)の劣化を防止する技術とし
て、たとえば、特開昭56−100480号公報に記載
されている技術がある。この文献には、ゲート電極とし
て使用されるAILは、Sin、膜、SiN膜等の表面
保護膜やGaAs基板等の半導体材料に比較して、熱膨
張率が1桁程度大きいため、熱が加わると熱膨張率の差
によって熱歪みが発生し、ゲート電極金属の剥がれ等に
よってショットキー障壁接合が破壊され、ゲートリーク
電流の増加、ゲート逆方向耐圧の低下。
ピンチオフ電圧の増大等の特性劣化や信鎖度低下が起き
る旨記載されている。そこで、この文献による技術では
、Aiの上下面に、半導体や表面保護膜の熱膨張率に近
い熱膨張率をもつTiのような金属を設け、半導体や表
面保護膜との間の熱歪みを緩和させている。
一方、本出願人は、AfLのゲート電極をPSGIII
(リンシリケートガラス膜)からなる層間絶縁膜で被い
、かつこの層間絶縁膜をSiN膜で被った構造のGaA
s −MES −FETを提案(特願昭61−3064
79号)している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように、ゲート電極のショットキー障壁接合の劣
化は、ゲート電極として使用されるAJILと、SiO
□膜、SiN膜等の表面保護膜やGaAs基板等の半導
体材料との熱膨張率の違いによる熱歪みによって生じ易
い。
一方、ダイオードとFETを電気的に接続する配線層を
設ける構造にあっては、一般にこの配線層の下に層間絶
縁膜が設けられる。この場合、層間絶縁膜にPSG膜を
用い、ファイナルパッシベーション膜としてプラズマS
iN膜を用いた場合、各部の熱膨張率は、GaAsが5
.7X10″″6(1/@C)、AfLが2.5X10
−’  (1/”C)、PSG膜が8.5X10−7 
(1/’C)。
SiN膜が4X10−’  (1/’″C)となること
から、熱膨張率の最も大きいAnのゲート電極を熱膨張
率の最も小さいPSG膜で被う構造となっているため、
GaAs界面とショットキー障壁接合界面に熱応力によ
る歪みが生じて、その部分のn濃度が圧電効果によって
局部的に高くなり、耐圧が小さくなるということが本発
明者によってあきらかにされた。
本発明の目的は、ショットキー障壁接合耐圧が高く安定
した半導体素子を提供することにある。
本発明の他の目的は、GaAs−MES−FETの製造
歩留りの向上を達成することができる半導体素子を提供
することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明のGaAs −MES −FETにあ
っては、Aiのゲート電極上にPSG膜の層間絶縁膜お
よびSiN膜のパッシベーション膜を設ける構造におい
て、前記ゲート電極の少なくともFETを構成するソー
ス・ドレイン電極に対面するゲート電極部分はPSG膜
からなる層間絶縁膜で被うことなく、直接ファイナルパ
ッシベーション膜となるSiN膜で被われている。
〔作用〕
上記した手段によれば、AIlからなるゲート電極の少
なくともFETを構成するソース・ドレイン電極に対面
する部分は、直接ファイナルパッシベーション膜である
SiN膜で被われ、SiN膜よりもさらに熱膨張率が小
さいPSG膜からなる層間絶縁膜で被われていないため
、熱膨張率の高いAJILのゲート電極には大きな熱歪
みが加わらず、圧電効果による局部的なチャネル層のn
形濃度の向上も起きず、ショットキー障壁接合耐圧の劣
化を防止できる。
〔実施例〕
以下図面を参照しt本発明の一実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例による保護ダイオード付Ga
As −MES−FETの要部を示す模式図、第2図は
同じく模式的平面図、第3rMは同じ<GaAs−ME
S−FETの等価回路図、第4図〜第13図は同じ<C
;aAs−MES−FETの製造方法を示す断面図であ
って、第4図はウェハを示す断面図、第5図はn◆導電
型領域が設けられたウェハの断面図、第6図は保護ダイ
オードを形成したウェハの断面図、第7図はソース電極
およびドレイン電極ならびにダイオードの電極が形成さ
れたウニへの断面図、第8図はゲート電極が設けられた
ウェハの断面図、第9図は層間絶縁膜が設けられたウェ
ハの断面図、第、10図は層間絶縁膜が部分的に除去さ
れた状態を示すウェハの断面図、第11図は配線層が設
けられたウェハの断面図、第12図は配線状態を示すウ
ェハの断面図、第13図はパッシベーション膜が設けら
れた完成状態のチップの断面図である。
なお、説明の便宜上、第5図〜第13図では、FETと
保護ダイオードを並列に表記することにする。
この実施例では、第3図に示されるような等価回路のG
aAs−MES−FETに本発明を適用した例を示す、
このようなGaAs−MES−FETのチップにあって
は、ソース、ドレイン、ゲート等の電極パターンは第2
図に示すようになっている0、すなわち、矩形のチップ
の右上部の隅にはドレイン電極(D)1のワイヤポンデ
ィングパッド2が設けられるとともに、右下部の隅には
ソース電極(S)3のワイヤポンディングパッド4が設
けられている。また、左下部には第1ゲート電極(at
 )5のワイヤポンディングパッド6が設けられるとと
もに、左上部には第2ゲート電極(G、’)7のワイヤ
ポンディングパッド8が設けられている。また、前記第
1ゲート電極5および第2ゲート電極7からそれぞれ細
(かつ長く延在するゲート9が、前記ドレイン電極lお
よびソース電極3の間に屈曲して延在し、デエアルゲー
トMES −FETを構成している。この実施例では、
第1図に示されるように、ドレイン電極1とソース電極
3の間に延在するゲート電極部分(ゲート9)が、直接
ファイナルパッシベーション膜であるSiN膜で被われ
、層間!!!!縁膜であるPSG膜で被われない構造と
なっている。層間絶縁膜が取り除かれた領域lOは、第
2図の二点鎖線枠で囲まれた領域である。
一方、前記チップ11の右下隅のソース電極3からチッ
プ11の下縁および左辺に沿うように細い配線層12が
設けられている。この配線層12は、配線層12と前記
第1ゲート電極5および第2ゲート電極7との間にそれ
ぞれ設けられたダイオード(保護ダイオード)13.1
4の一方の電極にそれぞれ電気的に接触している。また
、前記ダイオード13の他方の電極と第1ゲート電極5
とは、上層がA1Si層、下層がTiW層からなる配線
層15で電気的に接続されている。また、前記ダイオー
ド14の他方の電極と第2ゲート電極7とは、前記配線
層15と同様に上層がAlSi、下層がTiW層からな
る配線層16で電気的に接続されている。なお、前記ダ
イオードはバックトウバック構造になっている。
また、第1図に示されるように、絶縁性のGaAs基板
24の主面において、前記ソース電極3の下にはソース
領域17が、前記ドレイン電極lの下にはドレイン領域
I8が、前記ゲート9の下にはチャネル領域19がそれ
ぞれ設けられている。
また、20はSin、膜からなる絶縁膜、21はPSG
膜(リンシリケートガラス膜)からなる層間絶縁膜、2
2はSiN膜からなるパッシベーション膜(ファイナル
パッシベーション膜)である。
このようなGaAs −MES −FETにあっては、
熱膨張率αが大きいAfL(α=2.5XlO−’  
(1,/″′C)〕からなる第1ゲート電極5および第
2ゲート電極7のFETを構成するゲート9部分は、熱
膨張率αの小さいPSG膜〔α=8゜5X10−’  
(1/” C”))に被われることなく直接SiN膜〔
α=4XlO″″’(1/”C))に被われるため、P
SG膜に被われる場合に比較してGaAs界面とショッ
トキー障壁接合耐圧に生じる熱歪みは小さくなり、圧電
効果による局部的なチャネル層のn形濃度の向上も起き
ず、ショットキー障壁接合耐圧の劣化を防止できる。
つぎに、保護ダイオードを有するGaAs −MES−
FETの製造工程について、第4図〜第13図を参照し
ながら説明する。
最初に、第4図に示されるように、半絶縁性のGaAs
基板24からなるウェハ(化合物半導体薄板)25が用
意される。その後、このウェハ25の主面には、Sin
gのような絶縁膜26が部分的に設けられるとともに、
この絶縁膜26をマスクとしてSiがイオン注入され、
FETのチャネル形成用にn形層27が形成される。こ
のn形層27は、不純物濃度が2〜3XIO”cm″3
となるとともに、深さは0.4μm程度となっていつぎ
に、前記絶縁膜26は除去される。その後、第5図に示
されるように、ウェハ25の主面全域には、常用のホト
リソグラフィによって部分的にSinオからなる絶縁膜
28が設けられ、マスクが形成される。その後、このウ
ェハ25の主面はイオン注入によって、その主面にSi
が高濃度に注入され、不純物濃度が10 ”c m−’
程度で、深さが0.5μm程度のn◆形領領域29各所
に形成される。このn+十形領域29、前記n形層27
の両端部分に形成され、FETのソース領域17および
ドレイン領域18を形成する。また、前記n◆形領領域
9はパックトウパック型のダイオード13.14を形成
するためのダイオード形成領域30となる。
つぎに、ウェハ25上の絶縁膜28が除去されるととも
に、第6図に示されるように、ウェハ25上に常用のホ
トリソグラフィによって、部分的にSi0g膜からなる
絶縁膜31が設けられる。
この絶縁膜31は、ダイオード形成のための拡散用マス
クであり、ウェハ25の主面が露出する部分には、アン
プル拡散によって亜鉛が拡散され、前記n◆形領領域9
からなるダイオード形成領域30の表層部分に、p十形
領域32が2箇所形亭される。この結果、2個所の前記
ダイオード形成領域30には、それぞれパックトウパッ
クのダイオード13.14が形成されることになる。な
お、同図では一方のダイオード13部分のみが示されて
いる。
つぎに、前記ウェハ25の主面を部分的に被う絶縁膜3
1は除去される。その後、第7図に示されるように、常
用のホトリソグラフィによって前記ウェハ25の主面に
は、部分的に4000〜5000人程度の厚さのSin
、膜からなる絶縁膜20が設けられる。また、前記エツ
チング時にマスクとして使用された前記絶縁膜20上に
載る図示しないホトレジスト膜が利用され、リフトオフ
法によって厚さ0.4μm〜0.6μm程度のAuGe
/Ni/Auからなる被膜が、露出するウェハ25の主
面に形成される。この被膜は、FET33におけるソー
ス電極3およびドレイン電極lを形成するとともに、ダ
イオード13.14の一対の電極34.35を形成する
つぎに、前記ホトレジスト膜が除去された後、再びウェ
ハ25の主面には図示しないホトレジスト膜が部分的に
設けられ、かつこのホトレジストをマスクとして、前記
チャネル領域19上の絶縁膜20が部分的に除去される
。そして、第8図に示されるように、前記ホトレジスト
膜および絶縁膜20をマスクとして、前記n形層27の
表層部分はリセスエッチングされて所望の厚さのチャネ
ル領域19が形成される。前記リセスエッチングは、所
望のF、ET特性を得るために行われる。さらに、前記
図示しないホトレジスト膜は除去される。その後、リフ
トオフ法によって、前記リセス36の底に細いAiから
なるゲート9が2本手行に形成される。このゲート9は
、1μm前後の厚さとなり、それぞれ第1ゲート電極5
および第2ゲート電極7となる。このAu部分は、第2
図に示されるように、前記ソース電極3およびドレイン
電極1間に延在する細いゲート9部分と、ワイヤポンデ
ィングパッド6.8を有する幅広部37゜38とからな
っている。
つぎに、前記ウェハ25の主面全域には、第9図に示さ
れるように、層間絶縁膜21としてPSG膜が、たとえ
ば、5000〜aooo人の厚さに形成される。
つぎに、これが重要なことであるが、第1θ図に示され
るように、前記PSG膜21は部分的に除去される。す
なわち、前記第1ゲート電極5および第2ゲート電極7
のソース電極3とドレイン電極1に対面するFET33
を構成するゲート9部分を被うPSG膜21が除去され
る。たとえば、第2図の二点鎖線枠で取り囲まれる領域
が、層間絶縁膜が取り除かれた領域10である。これは
、ゲート9にPSG膜21の熱膨張・収縮の影響を加え
ないようにするためである。
また、前記PSG膜21の部分的除去の際、第11図お
よび第12図に示されているように、−部が除去されて
コンタクト孔が設けられる。このコンタクト孔は、次工
程で形成される配線層と、所定の電極とを電気的に接続
するために設けられる。すなわち、コンタク上孔は、前
記ダイオード13.14の電極34.35上のpsc膜
21゜第1ゲート電極5および第2ゲート電極7の幅広
部37.38の上のPSG膜21.前記ソース電極3の
上のPSG膜21にそれぞれ設けられる。
なお、前記層間絶縁膜21のエツチングは、ある程度の
厚さまでのエツチングをウェットエツチングで行い、そ
の後、ドライエツチングに変えて行う、これはエツチン
グ時間の短縮を図るためであるとともに、前記層間絶縁
膜21をウェットエツチングで行なうと、AfLとAu
との間に電位差があることから、Anが溶出してしまう
、したがって、エツチングは途中からドライエツチング
で行う必要がある。
つぎに、第2図および第11図ならびに第12図に示さ
れるように、リフトオフ法によって配線層12,15.
16が設けられる。この配線層12.15.16は、2
000人程度0厚さの高融点金属からなるTiW層と、
このTiW層上に設けられる10000λ程度の厚さの
AjLSi層とからなっている。前記配線層12は、第
2図に示されるように、ソース電極3とダイオード13
゜14の一方の図示しない電極35をそれぞれ電気的に
接続するようになっている。また、前記配線層15は、
ダイオード13の他方の図示しない電極34と第1ゲー
ト電極5とを電気的に接続する。
さらに、前記配線層16は、ダイオード14の他方の電
極34と第2ゲート電極7とを電気的に接続するように
なっている。これにより、第3図に示されるような等価
回路の半導体素子が形成される。
つぎに、ウェハ25の主面全域には、ファイナルパッシ
ベーション膜22として、プラズマCvD法によってプ
ラズマナイトライド膜(SiN膜22)が形成される。
このSiN膜22は、5000〜12000人の厚さに
形成される。このパッシベーション膜22の形成により
、前記ゲート9は被覆される。また、前記パッシベーシ
ョン膜22は部分的にエツチング除去され、第2図に示
されるようなワイヤポンディングパッド2,4゜6.8
が形成される。このSiN膜22のエツチングはCF、
や08を用いたドライエツチングによって行われる。
その後、前記ウェハ25は縦横に分断され、第2図に示
されるようなGaAs−MES−FETチップ11とな
る。
このような実施例によれば、つぎにのような効果が得ら
れる。
(1)本発明によれば、AfLのゲート電極において、
FETを構成するゲート部分では層間絶縁膜であるPS
G膜は除去され、ゲートは直接ファイナルパッシベーシ
ョン膜であるSiN膜で被われている。前記AiはAn
の熱膨張率よりも小さなGaAs基板の上に接合され、
かつGaAsの熱膨張率に近領したSiN膜で被われて
いて、熱膨張率がSiN膜よりも極端に小さいPSG膜
で被われていないため、GaAsとAlとの接合性、す
なわち、ショットキー障壁接合の接合性は損なわれなく
なり、ショットキー障壁接合の耐圧は高くかつ安定する
という効果が得られる。
(2)上記(1)により、本発明のGaps −MES
 −FETは、GaAs基板とゲートとの接合性が熱に
よって損なわれないため、製造時に熱が加わるようなこ
とがあっても、ショットキー障壁接合部の損傷は起きな
いため、歩留りが向上するという効果が得られる。
(3)上記(2)により、本発明によれば、製造の歩留
り向上によって、GaAs ・MES−FETを安価に
提供することができるという効果が得られる。
(4)上記(1)により、本発明のGaAS−MES 
−FETは、GaAs基板とゲートとの接合性が熱によ
って損なわれないため、製品となって使用されても、そ
の使用時の熱によってショットキー障壁接合部分が劣化
しないため、信頷性が高くなるという効果が得られる。
(5)本発明のGaAs−MES −F’ETは、ゲー
ト電極は電気抵抗の少ないAnで構成されていることか
ら、ゲート抵抗の低減により、高周波特性の雑音指数(
NF)が低減されるという効果が得られる。
(6)上記(1)〜(5)により、本発明によれば、シ
ョットキー障壁接合の耐圧が高くかつ信頼性が高いGa
As−MES−FETを安価に提供することができると
いう相乗効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではな(、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない、たとえば、本発明はG 
a A JI A sを基板とした化合物半導体素子の
製造にも同様に適用できる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である保護ダイオード付G
aAs −MES −FETの製造技術に適用した場合
について説明したが、それに限定されるものではなく、
GaAs1C等の製造技術などに適用できる。
本発明は少なくとも砒化ガリウム等の化合物半導体装置
の製造技術には適用できる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
本発明のGaAs−MES−FETにあっては、熱膨張
率の高いAllからなるゲート電極において、少なくと
もFETを構成するソース・ドレイン電極に対面する部
分は、直接ファイナルパッシベーション膜であるSiN
膜で被われ、SiN膜よりもさらに熱膨張率が小さいP
SG膜からなる層間絶縁膜で被われていないため、熱膨
張率の高いA吏のゲート電極には大きな熱歪みが加わら
ず、圧電効果による局部的なチャネル層のn形濃度の向
上も起きず、ショットキー障壁接合耐圧の劣化を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による保護ダイオード付Ga
As−MES−FETの要部を示す模式第2図は同じ<
GaAs−MES−FETの要部を示す模式的平面図、 第3図は同じ<GaAs−MES−FETの等価回路図
、 第4図は同じ<GaAs−MES−FETの製造におけ
るウェハを示す断面図、 第5図は同じ(n+導電型領域が設けられたウェハの断
面図、 第6図は同じく保護ダイオードを形成したウェハの断面
図、 第7図は同じくソース電極およびドレイン電極ならびに
ダイオードの電極が形成されたウェハの断面図、 第8図は同じくゲート電極が設けられたウェハの断面図
、 第9図は同じく層間絶!!膜が設けられたウェハの断面
図、 第1O図は同じ(層間絶縁膜が部分的に除去された状態
を示すウェハの断面図、 第11図は同こく配線層が設けとれたウェハの断面図、 第12図は同じく配線状態を示すウェハの断面図、 第13図は同じくパフシベーシッン膜が設けられた完成
状態のチップの断面図である。 1・・・ドレイン電極(D)、2・・・ワイヤポンディ
ングパッド、3・・・ソース電極(S)、4・・・ワイ
ヤポンディングパッド、5・・・第1ゲート電極(Gl
 )、6・・・ワイヤポンディングパッド、7・・・第
2ゲート電極(G2)、8・・・ポンディングパッド、
9・・・ゲート、10・・・層間絶縁膜が取り除かれた
領域、11・・・チップ、12・・・配線層、13.1
4・・・ダイオード、15.16・・・配線層、17・
・・ソーX’ fil域、18・・・ドレイン領域、1
9・・・チャネル領域、20・・・Stow膜、21・
・・層間絶縁膜(PSG膜)、22・・・パッジベージ
覆ンWA(パッジベージ璽ン膜)、24・・・GaAs
基板、25・・・ウェハ、26・・・絶縁膜、27・・
・n形層、28・・・絶縁膜、29・・・n+形領領域
30・・・絶縁膜、32・・・p◆形領領域33・・・
FET、34゜35・・・電極、36・・・リセス、3
7.38・・・幅広部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板主面のゲート電極およびソース電極ならびにド
    レイン電極を被う層間絶縁膜と、この層間絶縁膜を被う
    パッシベーション膜とを有する化合物半導体素子であっ
    て、少なくとも電界効果トランジスタを構成する前記ゲ
    ート電極部分上の層間絶縁膜は除去されてゲート電極は
    直接パッシベーション膜で被われていることを特徴とす
    る化合物半導体素子。 2、前記ゲート電極と基板とはショットキー障壁接合を
    構成しているとともに、前記層間絶縁膜は基板の熱膨張
    率に比較して熱膨張率が大きい物質からなり、かつ前記
    パッシベーション膜は基板の熱膨張率に近似した熱膨張
    率の物質からなっていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の化合物半導体素子。 3、前記層間絶縁膜はPSG膜で構成され、前記パッシ
    ベーション膜はSiN膜で構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の化合物半導体素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5220194A (en) * 1989-11-27 1993-06-15 Motorola, Inc. Tunable capacitor with RF-DC isolation
JPH07297386A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Nec Corp 化合物半導体装置
JP2003060045A (ja) * 2001-06-07 2003-02-28 Sony Corp 保護ダイオードを備えた半導体装置およびその製造方法

Cited By (3)

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