JPH01102344A - 生化学分析用テストフィルムカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、生化学分析用テストフィルムカセットに関す
る。

［従来技術及びその問題点］ 現在の医療においては、的確な診断と適切な治療を行な
うために、生物体液（全面、血漿、血清、尿、唾液等）
の中に含まれる名種成分の定量分析を行なう臨床化学検
査が重要視されている。

そのために多数の臨床化学検査を、迅速に行なう必要が
あり、医療機関、研究所等において、上記定量分析を、
簡単に、自動的に、１つ連続的に行なう方法と装置が要
求されている。

上記のような定量分析のために、例えば、分光学的測定
法を利用する多層分析スライドや、イオン活量をイオン
選択電極を用いて測定する分析スライド等を使用するド
ライタイプの分析方法が提案され、実用されている。

上記多層分析スライド（以下、「比色分析スライド」と
言うこともある）を使用する定量分析は、少量の被検査
液を比色分析スライド内の多層分析要素に点着させた後
、これを所定時間恒温保持（インキュベーション）し、
被検査液中の目的成分と比色分析スライド中の試薬とを
呈色反応させ、その色濃度を分光光度測定することによ
って、目的成分を定；を分析するものである。

また、イオン選択電極を用いる分析スライドを使用する
定１ｉ）分析は、スライド枠内のシート状のイオン選択
電極の互いに電気的に分離されたイオン選択層のそれぞ
れに被検査液及び参照液を付与し、ブリッジにより両液
体を互いに電気的に導通させた状態においてイオン選択
電極の電位差を測定することにより、被検査液のイオン
活量な測定するものである。

このような分析スライドを用いると、−回の測定に一個
のスライドを使用するため自動的かつ連続的に被検査液
の測定を行なうためには多数のスライドを扱う必要があ
り装置が複雑化、大型化し、価格も高いものになるとい
う問題がある。そこで上記スライドのかわりに、例えば
米国特許第３．５２６，４８０号明細書に示されるよう
な、試薬を含有させた長尺テープ状のテストフィルムを
用い、このテストフィルムを順次引き出して順に点着、
インキュベーション、測定を行なうようにすると自動的
かつ連続的に測定を行なうには都合が良いが、この長尺
テストフィルムを装置に収容する際にこの長尺テストフ
ィルムに手を触れて−しまい長尺テストフィルムが汚れ
て測定結果に誤差を生ずるという問題点がある。一方長
尺テストフィルムを装置内に収容したときに、この長尺
テストフィルムの未使用の部分を所定の温湿度条件下に
置く必要があり、さらには、この長尺テストフィルムを
例えば処理能力の異なる複数の機種に共用できるように
したいという要求がある。

上記問題点に鑑み、この長尺テストフィルムを上記複数
の機種に共用することができ、この長尺テストフィルム
を装置に収容する際および装置から取り出す際に手をふ
れることのないようにするとともに、この長尺テストフ
ィルムの未使用部分を所定の温湿度条件下に置くのに適
するように、本願出願人は、未使用の生化学分析用長尺
テストフィルムを収容する未使用フィルムカセット部と
使用済みテストフィルムを収容する使用済みフィルムカ
セット部を別体とした長尺テストフィルムカセットを提
案した（特願昭６２−１７６５６６号）。

このようなテストフィルムカセットを分析装置に装填し
て分析を行なう際、分析対象である被検出成分に応じて
それに適合する該テストフィルムを選択し、分析方法や
分析条件等を選定しなくてはならない。このような選択
、選定をその都度マニュアルで行なうと、分析ｎ＋ｆの
準備段階で時間がかかり、また、間違え易く、迅速且つ
正確に分析を行なうことができない。

［発明の目的］ 本発明の目的は、生化学分析用テストフィルムカセット
の種類を目視により判別することができ、更に、分析装
置がテストフィルムの種類を判別して誤装填の警告を発
したり、あるいは分析方法、分析条件を自動的に設定す
ることができる生化学分析用テストフィルムカセットを
提供することである。

［発明の要旨］ 本発明は、未使用の生化学分析用長尺テストフィルムを
ロール状で収容している未使用フィルムカセット部と、
分析に使用した使用済みフィルムをロール状に巻き取り
収容するための使用済みフィルムカセット部とから成り
、該フィルムの先端部にリードテープが接続され該リー
ドテープの先端部が使用済みフィルムカセット部内のリ
ールに固着されており、該リードテープは該テストフィ
ルムに関する情報が記録されている記録部を有すること
を特徴とする生化学分析用テストフィルムカセットにあ
る。

［発明の詳細な記述］ 本発明を、添付する図面について説明する。

第１図は、本発明の生化学分析用テストフィルムカセッ
トの一実施例を示す斜視図である。

第１図において、生化学分析用長尺テストフィルム１０
は、未使用フィルムカセット部２０内のり−ル２１にそ
の先端部が固着又は挟着されてロール状に巻かれ未使用
フィルムカセット部２０内に収容されており、フィルム
１０の他端にはフィルム１０に関する情報が記録されれ
いる記録部２を有するリードテープ１が接続され、リー
ドテープ１が未使用フィルムカセット部２０のフィルム
出口部２２から取り出され、使用済みフィルムカセット
部３０のフィルム入口部３２から使用済みフィルムカセ
ット部３０内に入り、その先端部が使用済みフィルムカ
セット部３０内のり−ル３１に固着されている。テスト
フィルム１′０の使用眞は、記録部２はカセット部２０
の中に収容されており、分析操作に際し、記録部２がカ
セット部２０から引き出され、カセット部２０とカセッ
ト部３０との間で記録部２に記録されている情報が読み
とられ、次いで、フィルム１０が引き出され、カセット
部２０とカセット部３０との間で、被検査液の点着、イ
ンキュベーション及び測定が行なわれる。リードテープ
１の幅は、テストフィルム１０の幅とほぼ同じであるこ
とが好ましい。

本発明におけるテストフィルムの一例は、第２ａ図に示
すような多層分析要素を有する比色分析テストフィルム
である。第２ａ図において、比色分析テストフィルム１
０は、光透過性支持体１１上に試薬層１２が積層され、
その上に展開層１３が積層されている。生化学分析にお
いては、展開層１３上に被検査液を点着し、被検査液が
展開層１３中で広がり、分析対象成分が試薬層１２に移
動し試薬層１２中に含まれる試薬と反応して発色した色
濃度変化を、支持体１１側から反射測光して比色法の原
理により被検査液中の分析対象成分を分析する。比色分
析テストフィルム１０には、更に必要に応じて、反射層
、光遮蔽層、濾過層、係留（ｒｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎ
）層、吸水層、下塗層等、当該技術分野で公知のその他
の居が含まれていてもよい。また、上記展開層と試薬層
とは単一層であってもよい。

第２ａ図に示すような多層分析要素の構造自体は公知で
ある。

例えば、支持体１１としては、光透過性であり且つ水不
透過性である物質から製造されたフィルムであり、この
ような物質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ート、ビスフェノールＡのポリカーボネート、ポリスチ
レン、セルロースエステル（例、セルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート、セルロースアセテート
プロピオネート等）等のポリマーを例示することができ
る。支持体１１の厚さは、約５０μｍ〜約３００μｍ、
特に８０〜２００μｍの範囲内であることが好ましく、
また、その幅は、約３〜１０ｍｍの範囲内であることが
便利である。またその長さは、−巻当りの分析回数によ
って適宜窓めることができ、その回数は特に限定されな
いが、一般に１００〜６００回分の分析領域を有するも
のであることが便利である。

展開層１３は、その表面に点着供給された被検査液を、
その中に含有されている成分を実質的に偏在させること
なく、横（水平）方向に単位面積当りほぼ一定量の割合
で広げる作用を存するものである。展開層１３は、濾紙
のような紙や、天然繊維、合成繊維等から作られた編織
布、不織布等から構成されている。また、展開層１３は
、微粒子のポリマーからなる多孔質物質から作られたも
のであってもよい。

展開層１３には、更に、被検査液の展開を制御するため
に、セルロース誘導体、ポリビニルとロリドン、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアミド等の親水性ポリマ
ー、ノニオン、カチオン、アニオン、両性界面活性剤の
ような各種界面活性剤、分析を安定に行なうための適切
なＩＩｌ街剤等を含浸させることができる。

試薬層１２は、分析対象成分と反応して比色分析により
検出可能な色濃度変化を呈し得るような適当な試薬を含
有する。試薬層１２としては、−種又は二種以上の試薬
を、結合剤として作用するゼラチン、ゼラチン誘導体、
ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ボ゛リビ
ニルビロリドン等の親水性コロイド中に分散させたもの
が好ましい。

本発明においては、支持体１１が長尺フィルムである限
り多層分析要素の構造はどのようなものであってもよい
。例えば、第２ａ図に示すように、支持体１１以外の部
分、例えば、試薬層１２、展開層１３等の部分は支持体
と同様に長尺であってもよい。また、第２ｂ図に示すよ
うに、試薬層１２．展開層１３等の部分が一回の分析領
域１４毎に分別されていてもよい。さらに、第２ｃ図に
示すように、試薬層１２、展開層１３等の部分が連続し
ている場合は、隣接する分析領域１４の境界部分に被検
査液の移動を妨げる障壁部１５が設けられていてもよい
。

本発明におけるテストフィルムの他の例としては、シー
ト状のイオン選択電極の互いに電気的に分離されたイオ
ン選択層のそれぞれに被検査液及び参照液を付与しイオ
ン選択電極の電位差を測定することにより、被検査液の
イオン活量を測定するイオン選択電極を有するテストフ
ィルムであってもよい。

未使用フィルムカセット部２０及び使用済みフィルムカ
セット部３０はほぼ同じ大きさに作られており、テスト
フィルム１０の全量をリール２１又は３１に巻いて収容
できる大きさである。

カセット部２０及び３０は、その断面形状を必ずしも第
１図に示すように正方形にする必要はなく、長方形、円
形その他の形状であってよいが、カセット部を分析装置
に装着するに際し、正方形又は長方形であることが取り
扱い上好ましい。カセット部はそれ自体公知の方法で作
ることができ、例えば、カセット部の函体と蓋とは、別
個に作り、未使用テストフィルムを装填した後函体と蓋
とを嵌合、係合、ネジ止め、接着その他の手段で固着し
てもよく、また、函体と蓋とを蓋の一辺で連結させ連結
部をヒンジ構造にして一体に作ってもよい。

リール２１及び３１は、テストフィルム１０を小さ過ぎ
る曲率半径で巻き付けることは、テストフィルムｌＯに
クラックが入る恐れがあり好ましくないので、その径を
あまり小さくしないようにする。一般に、その径は４０
〜８０ｍｍであることが好ましい。また、リールの内側
は、テストフィルムを巻き取り及び停止させるために、
適当な係止部を有している。

カセット部及びリールは、一般に、種々の熱可塑性樹脂
、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、
スチレンアクリロニトリル樹脂、ＡＢＳ樹脂等のスチレ
ン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリアセタール、その他の樹脂から
、オーディオ用、ビデオ用カセットテープの製造に使用
される技術を利用して、容易に製造することができる。

本発明におけるテストフィルムの使用済みフィルムカセ
ット部側の先端部には、リードテープが接続されており
、該リードテープは、該テストフィルムに関する情報が
記録されている記録部を有している。

該記録部は、該テストフィルムの、例えば、分析対象、
分析方法、分析条件、分析回数、ロット番号、などの情
報を一種又は二種以上含む情報を、肉眼で、或いは、機
械的、光学的、磁気的、又は電気的に識別できるように
記録されたものであればどのような形態であってもよい
。

本発明において好ましい記録部形態の具体例を、第３図
乃至第７図に示す。

第３図は、磁気記録層を有する記録部を有するリードテ
ープの記録部の部分を示す斜視図である。第３図におい
て、リードテープ１はテストフィルム１０の支持体１１
と同一物であり（以下同様）、リードテープ１の上面に
磁気記録層３が形成され記録部２を構成している。磁気
記録層３はオーディオテープ等の磁気記録媒体において
それ自体公知の技術によって形成することができる。磁
気記録層３はリードテープ１の下面に設けてもよく、ま
た、リードテープ１の幅方向の一部であってもよい。更
に、テストフィルム１０とリードテープ１とは別個に作
り、接着することによって接続させてもよい。更にまた
、リードテープｌと記録部２も別個に作り、接着するこ
とによって接続させてもよい。磁気記録層３への情報記
録方式は特に限定されず、従来公知の任意の方式を採用
することができる。

第４図は、さん孔からなる表示手段を有する記録部を有
するリードテープの記録部の部分を示す平面図である。

第４図において、リードテープ１の記録部２にはテスト
フィルムに関する情報を表わすさん孔４が設けられてい
る。さん孔による表示方式は、コンピュータの人出力の
手段として利用されている紙テープ（又は、さん孔テー
プ）における方式を利用することができる。さん孔４は
、リードテープｌ自体に設けてもよく、また、リードテ
ープ１の表面に紙又は他の材料のフィルムを６１層して
、或いはテストフィルムｌＯとリードテープ１との間に
紙又は他の材料のフィルムを接合して、そこに設けても
よい。リードテープ１とテストフィルム１０との接続等
については、第３図について説明したことと同様である
。

第５図は、色からなる表示手段を有する記録部を有する
リードテープの記録部の部分を示す平面図である。第５
図において、リードテープ１の記録部２にはテストフィ
ルムに関する情報を表わす色別域５ａ、５ｂ、５ｃ、及
び５ｄが設けられている。各色別域の数、大きさ、形状
、色種、色濃度その他を任意に組み合せ設定することに
よって、テストテープに関する情報を広範囲に記録する
ことができる。記録部２は、リードテープの表裏何れの
面に設けてもよい。また、記録部２は、リードテープｌ
自体に設けてもよく、また、リードテープ１の表面に紙
又は他の材料のフィルムを積層して、或いはテストフィ
ルム１０とリードテープ１との間に紙又は他の材料のフ
ィルムを接合して、そこに設けてもよい。リードテープ
１とテストフィルム１０との接続等については、第３図
について説明したことと同様である。

第６図は、バーコードからなる表示手段を有する記録部
を有するリードテープの記録部の部分を示す平面図であ
る。第６図において、リードテープ１の記録部２にはテ
ストフィルムに関する情報を表わすバーコード６が設け
られている。バーコードによって情報を記録する方式自
体は公知であり、そのような方式によって、テストテー
プに関する情報を広範囲に記録することができる。記録
部２をリードテープ１に設ける態様については、第５図
について説明したことと同様である。

リードテープ１とテストフィルム１０との接続等につい
ては、第３図について説明したことと同様である。

第７図は、カルラコード（田の字型コード）からなる表
示手段を有する記録部を有するリードテープの記録部の
部分を示す平面図である。第７図において、リードテー
プ１の記録部２にはテストフィルムに関する情報を表わ
すカルラコード６が設けられている。カルラコードによ
って情報を記録する方式自体は公知であり、そのような
方式によって、テストテープに関する情報を広範囲に記
録することができる。記録部２をリードテープ１に設け
る態様については、第５図について説明したことと同様
である。リードテープ１とテストフィルム１０との接続
等については、第３図について説明したことと同様であ
る。

本発明の生化学分析用テストフィルムカセットは、分析
に使用するまでは、上記未使用フィルムカセット部と上
記使用済みフィルムカセット部とが、上記テストフィル
ムが捩れないように、且つ容易に１ｌｌＷ；Ａ可能に接
合されているか、或いは、両カセット部が大きく移動し
ないような状態で同一容器内に包装されていることが好
ましい。

上記接合形態は、上記の条件を満足する限り特に限定さ
れず、種々の形態であってよい。例えば、両力セット部
を粘着テープで固定したり、−方のカセット部の側面に
凸部を、他方のカセット部に凹部を設けて、それらを係
合させて接合させたり、別の係合部材に両力セット部を
係合させたり、両力セット部の回転軸用穴に係止部材の
端部を嵌合させたり、両力セット部を微小部分で連結さ
せて一体に成形したり、などの形態をとり得る。また、
両力セット部を袋状の容器や両力セット部の形状に対応
した凹部を有する箱状の容器内に収容包装することもで
きる。

（よ。

第８図は、本発明に係る比色テストフィルム力ｊ１ セットを使用する比色分析装置の一例の断面図である。

第８図において、比色分析装置５０の上部には、被検査
液点着手段５１が設けられ、被検査液点着手段５１に接
続する点着ノズル５２が、比色分析装置５０の中央部に
設けられた分析域５３の直上部に開「１して設けられて
いる。分析域５３には、シャッタ５４、インキュベータ
５５及び測光装置５６が設けられている。比色分析装置
５０の下半部には、保冷庫５７が設けられ、保冷庫５７
は、冷却除湿装置５８及びファン５９によって所定の低
温、低湿に調節維持されている。

テストフィルムカセットは、未使用フィルムカセット部
２０が、保冷庫５７内に、フィルム出口部２２が保冷庫
フィルム出口６０に位置合せされ、且つリール２１が回
動自在であるように取り付けられ、使用済みフィルムカ
セット部３０が巻取室６１内に、フィルム入口部３２が
巻取室フィルム人［１６２に位置合せされ、リール３１
が比色分析装置５０の駆動軸（図示せず）によって回転
されるように取り付けられ、そして、テストフィルム１
０が、保冷庫フィルム出口６０、インキュベータ５５内
及び巻取室フィルム人口６２を通るように、比色分析装
置５０に装着されている。

第８図に示す比色分析装置を使用して被検査液を分析す
るに当たっては、先ず、リードテープを使用済みフィル
ムカセット部３０へ送りな゛がらリードテープの記録部
を、保冷庫フィルム出口６０と分析域５３との間に設け
られた情報読取手段７０により該記録部の情報を読み取
り、該情報に基づいて分析方法や分析条件を設定し、次
いで、テストフィルム１０を未使用フィルムカセット部
２０から取り出して分析域５３へ移送し、点着ノズル５
２から被検査液をテストフィルム１０の分析領域に点着
し、次い・でシャッタ５４によりインキュベータ５５を
閉じてインキュベータ内部を所定の温度（例えば３７℃
）にして所定時間インキュベートする。このインキュベ
ートの途中又は終了後に測光装置５６によってテストフ
ィルム１０の分析領域１４の光学濃度を測定する。この
光学濃度から被検査液中の分析対象成分を定量分析する
ことができる。

情報読取手段７０は、該記録部の形態に応じてそれに適
合するように任意に選択すればよく、例えば、磁気記録
情報を読み取るために磁気ヘッドを、また色別域、さん
孔、バーコード、カルラコード等を読み取るための光学
読取手段とすればよい。

なお、情報読取手段７０の配設位置は、上述した位置に
限られるものではなく、分析域５３と巻取室６１との間
に設けてもよく、また、光学読取手段の場合には測光装
置５６を兼用して読取りを行なわせたりすることもでき
る。

上記読取手段によ７て読み取ったテストフィルムに関す
る情報を、適当な手段により表示させ、それに基づいて
分析操作を行なったり、その情報に基づき自動的に前述
した如く分析方法や分析条件を設定し、自動的に分析装
置を運転させたりすることができる。

上記の説明においては、未使用フィルムカセット部と使
用済みフィルムカセット部とがそれぞれ別体に作られた
例について述べたが、これら両力セット部は分析装置に
合せて一体に作ってもよい。

［発明の効果］ 本発明の生化学分析用テストフィルムカセットは、その
種類を目視により判別することができ、また、分析装置
に装填したとき分析装置がテストフィルムの種類を判別
して前記記録部に記録されたテストフィルムに関する情
報を表示したり、誤装填の警告を発したりさせることが
できるので、装填されているテストフィルムを分析前に
再確認することができ、分析の誤操作を未然に防止する
ことができ、また該情報によって分析方法や分析条件等
を自動的に設定することもできるので、自動的且つ連続
的生化学分析を迅速に実施するために適しているもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の生化学分析用テストフィルムカセッ
トの一実施例を、未使用フィルムカセット部と使用済み
フィルムカセット部とを離した状態で示す斜視図、 第２ａ図、第２ｂ図および第２Ｃ図は、本発明における
テストフィルムの例を示す斜視図、第３図、第４図、第
５図、第６図、及び第７図は、それぞれ、本発明におけ
るリードテープの記録部形態の其体例を示す概略図、 第８図は、本発明の生化学分析用テストフィルムカセッ
トを使用する比色分析装置の一例の断面図である。 ｌ：リードテープ、　　２：記録部、 ３：磁気記録層、　　４：さん孔、 ５：色別域、　　　　　６：パーコード、７：カルラコ
ード、 １０：生化学分析用長尺テストフィルム、１１：支持体
、１２：試薬層、１３：展開層、１４：分析領域、　　
１５：障壁部、 ２０：未使用フィルムカセット部、 ２１：リール、　　２２：フィルム出口部、３０：使用
済みフィルムカセット部、 ３１：リール、　　３２：フィルム入口部、５０：比色
分析装置、 ５１：被検査液点着手段、５２：点着ノズル、５３：分
析域、　　　５４：シャ・ンタ、５５：インキュベータ
、５６：測光装置、５７：保冷庫、　　５８：冷却除湿
装置、５９：ファン、　　６０：保冷庫フィルム出口、
６１：巻取室、　　６２：巻取室フィルム人口、７０：
情報読取手段。 特許出願人　　富士写真フィルム株式会社代　理　人　
　弁理士　　柳川　泰男 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １。未使用の生化学分析用長尺テストフィルムをロール
   状で収容している未使用フィルムカセット部と、分析に
   使用した使用済みフィルムをロール状に巻き取り収容す
   るための使用済みフィルムカセット部とから成り、該フ
   ィルムの先端部にリードテープが接続され該リードテー
   プの先端部が使用済みフィルムカセット部内のリールに
   固着されており、該リードテープは該テストフィルムに
   関する情報が記録されている記録部を有することを特徴
   とする生化学分析用テストフィルムカセット。 ２。該生化学分析用長尺テストフィルムが、少なくとも
   展開層、試薬層及び光透過性支持体を含む多層分析要素
   を有するテストフィルムであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の生化学分析用テストフィルムカセ
   ット。 ３。前記情報が、該テストフィルムの、分析対象、分析
   方法、分析条件、分析回数、ロット番号の情報のうち少
   なくとも一つを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の生化学分析用テストフィルムカセット。 ４。前記記録部が、磁気記録層を有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の生化学分析用テストフィ
   ルムカセット。 ５。前記記録部が、光学的に検出可能な表示手段を有す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の生化学
   分析用テストフィルムカセット。 ６。該テストフィルムの支持体テープと該リードテープ
   とが同一物であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の生化学分析用テストフィルムカセット。