JP7844550B2 - 壁面収納装置及び部屋構造 - Google Patents
壁面収納装置及び部屋構造Info
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Description
特許文献1には、テレビ等の薄型表示装置における裏側の本体部を、壁内に埋込状に配置して取り付ける技術が開示されている。
前面中央部に、後方に凹んだ状態に形成されて、薄型表示装置13(テレビ13)が収納される第一収納凹部25aと、
前記第一収納凹部25aの後方で、かつ、前記内部中空部に位置しており、前記薄型表示装置13のコードが配線される配線スペース35と、
前記境界壁6を厚さ方向に貫通して形成され、前記第二領域4,5と前記配線スペース35とを連通する点検口36,37,38,39と、を備えていることを特徴とする。
前記第一収納凹部25aと上下方向に隣り合って配置されるとともに、後方に凹んだ状態に形成されて、前記薄型表示装置13とは異なる他の機器14a,14bが収納される第二収納凹部25bを更に備えており、
前記配線スペース35は、前記第一収納凹部25aの後方と前記第二収納凹部25bの後方に亘って設けられていて、当該配線スペース35には、前記他の機器14a,14bのコードが配線されることを特徴とする。
前記点検口36,37,38,39は、前記境界壁6に対し、前記第一収納凹部25aの後方の位置と前記第二収納凹部25bの後方の位置に対応して複数形成されていることを特徴とする。
幅方向両端部のうち少なくとも一端部に設けられた収納棚部30,31を更に備えており、
前記収納棚部30,31は、高さ方向に間隔を空けて配置された複数のカウンター板32を有していることを特徴とする。
部屋2(住居スペース2)が、前記境界壁6によって前記第一領域3と前記第二領域4,5(第一寝室4、第二寝室5)に仕切られており、
前記壁面収納装置15が、前記境界壁6のうち前記第一領域3側の壁面に、前記内部中空部を有した状態で一体に設けられており、
前記第一領域3は、少なくともリビングルームを含む居室3とされており、
前記点検口36,37,38,39は、前記第二領域4,5側に位置して、前記第二領域4,5と前記配線スペース35とを連通していることを特徴とする。
前記第二領域4,5には、前記点検口36,37,38,39を遮蔽するための遮蔽壁11a,12a(側壁11a,12a)が、前記境界壁6から間隔を空けて立設されていることを特徴とする。
また、図示はしないが、外壁材51と内壁材52との間の中空部には、鉄骨柱50に組み付けられた軽量鉄骨材による支持フレームが配置されており、外壁材51及び内壁材52は、鉄骨柱50だけでなく、当該支持フレームに対しても適宜固定されて支持されているものとする。
住居スペース2の壁は、部分的に柱型が現れた状態となっている。ただし、これに限られるものではなく、住居スペース2の壁は、柱型が現れずに平坦(フラット)な壁面の壁であってもよい。
アイランドキッチン3a、ダイニングテーブル3、ソファー3c、ソファーテーブル3d、壁面収納装置15は南北方向に順に並んで配置されている。そのため、居住者が居室3のどの部分に居ても、テレビ13が目に入りやすくなる。
仕切り装置7は、第一寝室4と第二寝室5を仕切るための引き込み戸8,9と、引き込み戸8,9が引き込まれる戸袋10と、戸袋10と一体形成された収納部11,12と、を備えている。各寝室4,5のベッドは、この仕切り装置7に沿って設置されている。
戸袋10は、平行に配置された第一寝室4側の第一戸袋側壁10aと、第二寝室5側の第二戸袋側壁10bとの間に形成されている。第一戸袋側壁10a及び第二戸袋側壁10bは、境界壁6における寝室側の壁面に対し、平面視において直交して固定されている。
すなわち、第一収納部11及び第二収納部12は共に、平面視において略コ字型に形成された収納スペースとなっており、正反対の方向に開口部を有している状態に形成されている。開口部は、本実施形態においては両開きの扉によって開閉されるが、これに限られるものではなく、折戸などでもよい。
図1における他の二点鎖線のうち、室内にあるものは同様にエアコンの室内機を示し、室外にあるものはエアコンの室外機を示している。
図2~図12は、壁面収納装置15の詳細を示している。このような壁面収納装置15は、境界壁6における居室3側の壁面に対して一体に設けられている。換言すれば、壁面収納装置15は、住居スペース2を南北に仕切っている境界壁6を含んで構成されてもよいものとする。
また、タイル19は、タイル19用の接着剤19aを介して下地板材17上及びライナー合板18上に貼り付けられる。さらに、隣接するタイル19同士間、隣接するタイル19とクロス20との間には目地19bが現れる。目地19bは、目地材によって形成されている。
中央壁部25は、第一収納凹部25a及び第二収納凹部25b以外の箇所は壁である。すなわち、壁面収納装置15は、境界壁6の厚みを厚くした「ふかし壁」として機能することとなる。
なお、床側見切り材22は、断面コ字型に形成された露出部と、露出部の上端部から上方に伸びて下地板材17の表面に固定される固定板部と、を有している。そして、断面コ字型の露出部の中空部には、当該露出部を中実の状態にするための充填材22aが充填されている。
さらに、第一収納凹部25aの底面及び側面に貼り付けられたタイル19と、中央壁部25の前面(居室3側面)に貼り付けられたタイル19は、平面視において端部同士が直交して隣接するため、いずれか一方のタイル19の木口(端面)が露出することとなる。そこで、本実施形態においては、中央壁部25の前面(居室3側面)に貼り付けられたタイル19の、第一収納凹部25a側の端部に、平面視略L型に形成された木口見切り材21が取り付けられている。木口見切り材21は、タイル19の木口に接して当該木口を遮蔽する第一部位と、第一部位の端部に一体形成されて、タイル19の裏側に伸びる第二部位と、を有している。
なお、直交して隣接するタイル19同士は、例えば図12に示すように、端部同士を平面視において斜め45度にカットし、カット面同士を接触させて木口が見えないようにしてもよい。
また、奥側面25cには、テレビ13の裏面に設けられた各種入力端子に、外部機器からの出力端子のコードを通すための端子用開口27が形成されている。
さらに、奥側面25cには、テレビ13の裏側面(被引掛部)が引っ掛けられる引掛金物28が固定されている。
なお、奥側面25cのうち、引掛金物28が固定される位置には、石膏ボード(下地板材17)又はライナー合板18による厚み調整材が複数枚重ねて設けられており、テレビ13の薄さに応じて枚数を変更してもよい。
また、奥側面25cを構成している板材も、石膏ボード(下地板材17)又はライナー合板18によって構成されている。さらに、図示はしないが、当該奥側面25cを構成している板材の裏側には、引掛金物28の固定部が固定される金物補強下地が設けられているものとする。
壁面収納装置15における左右両側の端部は、平面視において略L型に切り欠かれて、前方(居室3側)及び側方に開放されており、当該切欠部にカウンター板32が水平に取り付けられることで棚(第一収納棚部30、第二収納棚部31)を形成している。
また、直下に位置するライナー合板18に固定されたカウンター板32の直上には、図12(b)に示すように、更にライナー合板18が設けられて、カウンター板32は、上下のライナー合板18によって挟み込まれる。これにより、カウンター板32は、より安定的な取り付け状態となる。
なお、第一収納棚部30及び第二収納棚部31において、側方を向く面はタイル19によって仕上げられ、前方を向く面はクロス20によって仕上げられる。
なお、図示はしないが、配線スペース35内には、テレビ13及び他の機器14a,14bの電源プラグを差し込むためのコンセント、アンテナケーブルを差し込むためのアンテナ端子が設置されているものとする。
なお、配線スペース35は、本実施形態においては、第一収納凹部25aの後方と第二収納凹部25bの後方に亘って設けられるものとしたが、第一収納凹部25aの後方と、第二収納凹部25bの後方で、上下に分離していてもよい。また、四つの点検口36,37,38,39の位置に対応して、第一収納凹部25aの後方と第二収納凹部25bの後方に設けられていてもよい。
なお、本実施形態の蓋36a,37a,38a,39aは、いわゆるケンドン式の蓋であり、いったん上に持ち上げてから手前に引き出しつつ下げていくような方法で取り外すことができる。ただし、蓋36a,37a,38a,39aの開閉方式については、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第二寝室5に入った作業員は、更に第二収納部12の中に入り込み、ケンドン式の蓋37aを取り外して第二点検口37を開放させ、配線スペース35にあるテレビ13のコードを点検する。点検が終了すれば、蓋37aで第二点検口37を閉塞し、作業員は、第二寝室5から退室する。つまり、テレビ13のメンテナンスを行うにあたって、表側(居室3側)からの作業を要しないため、作業自体をなるべく簡略に行うことができる。
すなわち、第一収納凹部25aが、壁面収納装置15における前面中央部の位置に、後方に凹んだ状態に形成されていて、当該第一収納凹部25aにテレビ13が収納されるので、テレビ13を、境界壁6のうち第一領域3側の壁面に一体に設けられた壁面収納装置15に対して埋め込んだ状態に設置することができる。また、テレビ13のコードは、第一収納凹部25aの後方で、かつ、内部中空部に位置する配線スペース35に配線することができる。これにより、壁面収納装置15が設けられた建物1における住居スペース2の見栄えを向上させることができる。さらに、第二領域4,5と配線スペース35とを連通する点検口36,37,38,39が、境界壁6を厚さ方向に貫通して形成されているので、点検口36,37,38,39を通じて、テレビ13の裏側部分と配線のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
上記の実施形態においては、住居スペース2を境界壁6によって南北の領域に仕切り、更に北側の領域を仕切り装置7によって東西に仕切ることとしたが、本変形例における北側の領域は、仕切り装置7によって東西に仕切られていない。
すなわち、図示はしないが、本変形例の住居スペース2は、境界壁6によって南北に仕切られてはいるものの、仕切り装置7を備えていない。北側の領域は、例えば納戸、ウォークインクローゼット等の非居室であって、日常的に居住者が起居する場所にはなっていないものとする。そのため、境界壁6に形成された複数の点検口36,37,38,39は、北側の領域に露出したままの状態であってもよい。
なお、本変形例においては、南側の領域と北側の領域との間の出入口は一つでもよい。
上記の実施形態においては、住居スペース2全体の天井高は等しく設定されているが、本変形例においては、境界壁6によって仕切られた一方の領域と他方の領域とで天井高が異なっていてもよい。
すなわち、図示はしないが、本変形例の住居スペース2は、境界壁6によって南北に仕切られており、南側の領域は居室3とされている。北側の領域は、居室3よりも天井高の低い低天井収納室とされており、その天井高は、0.8m~1.4mの範囲で適宜変更可能である。この0.8m~1.4mの天井高とは、人が前記低天井収納室に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲であり、かつ、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる高さ範囲である。
なお、本変形例においては、南側の領域と北側の領域との間の出入口は一つでもよい。
上記の実施形態においては、第一収納凹部25aに薄型のテレビ13が収納されるものとしたが、本変形例においては、テレビ受信機ではない液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等を始めとする他の薄型表示装置が収納されている。すなわち、薄型表示装置の種類は特に限定されるものではなく、テレビ13、他の薄型表示装置のいずれが採用された場合であっても、その裏面には、引掛金物28が引っ掛け可能な被引掛部が設けられているとともに、電源コード、各種入力端子が設けられているものとする。
上記の実施形態においては、点検口36,37,38,39は、第一収納凹部25aの後方で、かつ左右の位置と、第二収納凹部25bの後方で、かつ左右の位置の、計四つ形成されていたが、本変形例においては、床から第一収納凹部25aの上端部近傍までの高さと略等しい高さの点検口が、第一収納部11側と第二収納部12側の左右二つとされている。すなわち、点検口の上下寸法が長く設定されているため、配線スペース35のうち、第一収納凹部25aの後方の位置と第二収納凹部25bの後方の位置に対応する箇所をいっぺんに開放させることができる。
2 住居スペース
3 居室
4 第一寝室
5 第二寝室
6 境界壁6
11 第一収納部
11a 側壁
12 第二収納部
12a 側壁
13 テレビ
14a ゲーム機
14b ブルーレイレコーダー
15 壁面収納装置
16 支持フレーム
16a 軽量鉄骨材
17 下地板材
18 ライナー合板
19 タイル
20 クロス
21 木口見切り材
22 床側見切り材
25 中央壁部
25a 第一収納凹部
25b 第二収納凹部
30 第一収納棚部
31 第二収納棚部
32 カウンター板
35 配線スペース
36 第一点検口
37 第二点検口
38 第三点検口
39 第四点検口
Claims (6)
- 第一領域と、この第一領域に隣接する第二領域とを仕切る境界壁のうち前記第一領域側の壁面に、内部中空部を有した状態で一体に設けられた壁面収納装置であって、
前面中央部に、後方に凹んだ状態に形成されて、薄型表示装置が収納される第一収納凹部と、
前記第一収納凹部の後方で、かつ、前記内部中空部に位置しており、前記薄型表示装置のコードが配線される配線スペースと、
前記境界壁を厚さ方向に貫通して形成され、前記第二領域と前記配線スペースとを連通する点検口と、を備えていることを特徴とする壁面収納装置。 - 請求項1に記載の壁面収納装置において、
前記第一収納凹部と上下方向に隣り合って配置されるとともに、後方に凹んだ状態に形成されて、前記薄型表示装置とは異なる他の機器が収納される第二収納凹部を更に備えており、
前記配線スペースは、前記第一収納凹部の後方と前記第二収納凹部の後方に亘って設けられていて、当該配線スペースには、前記他の機器のコードが配線されることを特徴とする壁面収納装置。 - 請求項2に記載の壁面収納装置において、
前記点検口は、前記境界壁に対し、前記第一収納凹部の後方の位置と前記第二収納凹部の後方の位置に対応して複数形成されていることを特徴とする壁面収納装置。 - 請求項1に記載の壁面収納装置において、
幅方向両端部のうち少なくとも一端部に設けられた収納棚部を更に備えており、
前記収納棚部は、高さ方向に間隔を空けて配置された複数のカウンター板を有していることを特徴とする壁面収納装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の壁面収納装置が設けられた部屋構造であって、
部屋が、前記境界壁によって前記第一領域と前記第二領域に仕切られており、
前記壁面収納装置が、前記境界壁のうち前記第一領域側の壁面に、前記内部中空部を有した状態で一体に設けられており、
前記第一領域は、少なくともリビングルームを含む居室とされており、
前記点検口は、前記第二領域側に位置して、前記第二領域と前記配線スペースとを連通していることを特徴とする部屋構造。 - 請求項5に記載の部屋構造において、
前記第二領域には、前記点検口を遮蔽するための遮蔽壁が、前記境界壁から間隔を空けて立設されていることを特徴とする部屋構造。
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