JP2022073164A - 住宅 - Google Patents
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Abstract
【課題】居住者が集中して作業を行うスペースを確保可能な、住宅を提供する。【解決手段】本発明に係る住宅は、ワークスペースを有する住宅である。ワークスペースは、住宅の少なくとも1つの部屋に、当該部屋の一部として設けられており、ワークスペースには、天板の幅が900mm以上のデスクが備え付けられており、デスクの手前側端部からデスクと対向する設置物までの距離が900mm以上である。【選択図】図1
Description
本発明は、住宅に関する。
近年、リモートワーク及びオンラインレッスンなどの普及により、自宅にて居住者が集中して作業を行うスペースを確保することが求められている。例えば、特許文献1には、居住者のニーズに応じて様々な用途に利用することができる、リビング・ダイニング・キッチンと引き戸を介して隣接して配置された余白空間を備える、住宅が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された余白空間は、様々な用途に利用できる反面、居住者が集中して作業を行うスペースを確保するという観点からは、依然として改良の余地がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、居住者が集中して作業を行うスペースを確保可能な、住宅を提供する。
本発明に係る住宅は、ワークスペースを有する住宅であって、前記ワークスペースは、前記住宅の少なくとも1つの部屋に、当該部屋の一部として設けられており、前記ワークスペースには、天板の幅が900mm以上のデスクが備え付けられており、前記デスクの手前側端部から前記デスクと対向する設置物までの距離が900mm以上である。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、収納が設けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、前記デスクの前記天板よりも高い位置と、前記デスクの前記天板よりも低い位置とに、それぞれ少なくとも1つのコンセントが設けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースには、前記デスクの前記天板を照らす位置に照明が設けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、窓が設けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記少なくとも1つの部屋は、リビングダイニングとキッチンとを含み、前記ワークスペースと前記リビングダイニングとが、前記キッチンを挟んで配置されていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記デスクの手前側端部が前記キッチンに面するように備え付けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記デスクの奥側に位置する区画壁には、窓が設けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記少なくとも1つの部屋は、前記住宅の居住者に共用される部屋であって、前記少なくとも1つの部屋において、前記ワークスペースと他のスペースとが腰壁により部分的に区画されていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記腰壁が前記デスクの奥側に位置するように備え付けられていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記腰壁の高さは、900mm以上、1500mm以下であることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記少なくとも1つの部屋は、前記住宅の居住者に共用される部屋とは異なる、前記住宅の特定の居住者専用の部屋であることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記少なくとも1つの部屋は、前記ワークスペースと他のスペースとが区画壁により部分的に区画されていることが好ましい。
本発明に係る住宅では、前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記デスクの奥側及び手前側に区画壁が位置するように備え付けられていることが好ましい。
本発明によれば、居住者が集中して作業を行うスペースを確保可能な、住宅を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る住宅について、図面を参照して説明する。各図面の記載において、同一又は類似の構成には、同一又は類似の符号を付している。
本発明の一実施形態に係る住宅1は、ワークスペース2を有する住宅1である。ワークスペース2は、住宅1の居住者がリモートワーク又はオンラインレッスンなどの作業を行うスペースである。住宅1は、戸建て住宅であってよく、或いは、それぞれに居住者が住む複数の住戸を有する集合住宅であってもよい。住宅1が集合住宅である場合、各住戸にワークスペース2が設けられていることが好ましい。また、住宅1が集合住宅である場合、1つの階に設けられる住戸の数、及び各住戸の間取りなどは任意に定められてもよい。
住宅1は、例えば柱及び梁などの軸組部材で構成された鉄骨造の軸組架構を有する2階建て以上の建物である。ただし、住宅1は、1階建てであってもよい。また、住宅1の架構は、本実施形態のように鉄骨造の架構に限られず、木造、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート造などの架構であってもよい。
住宅1の軸組架構は、複数の柱及び複数の梁などから構成されている。軸組架構の外周部には、外周壁を構成する外装材などが配置される。また、軸組架構の層間部には、床部を構成する床スラブ材などが配置される。更に、軸組架構の上部には、陸屋根を構成する屋根床スラブ材などが配置される。
住宅1の外周壁は、例えば、表面側に防水層としての塗膜が形成された軽量気泡コンクリート(ALC)からなる外装パネル材を連接されて構成された外部仕上げ層と、例えば、フェノールフォームなどの発泡樹脂系の断熱パネル材を外装仕上げ層の内面に沿って連接されて構成された断熱層と、石膏ボートと石膏ボード表面に貼設された壁クロスなどの仕上げ材とで構成された内部仕上げ層と、を備えたものとすることができるが、特に限定されるものではない。外周壁は、少なくとも所定の防耐火性能及び防水性能を有するものであればよい。
住宅1の床部は、床スラブ材を含む。床スラブ材は、軸組架構の梁間に架設され、梁により直接的又は間接的に支持される。床スラブ材としては、例えば、ALCパネルを用いることできるが、折板、押出成形セメント板、木質パネル材などの別の部材を用いてもよい。床部は、床スラブ材に加えて、例えば、床スラブ材に対して直接的又は間接的に取り付けられる、下階の天井面を構成する天井内装材及び、床スラブ材上に積層された、上階の床面を構成するフローリングなどの床内装材などを含むものであってもよい。
なお、陸屋根を構成する屋根床スラブ材についても、ALCパネルを用いることができるが、ALCパネルに限られるものではない。また、屋根床スラブ材は、例えば塩化ビニル樹脂から形成されている防水シートなどにより覆われることにより、防水処理が施されている。また、住宅1の屋根は、陸屋根に限らず、スレートなどの屋根外装材を用いた勾配屋根としてもよい。
(ワークスペース)
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅1においてワークスペース2が設けられている部屋3の一例を示す、平面図である。
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る住宅1においてワークスペース2が設けられている部屋3の一例を示す、平面図である。
住宅1には、1つ以上の部屋3が設けられている。部屋3は、区画壁、建具などによって、周囲から仕切り可能な空間である。区画壁は、住宅1の内部と外部空間との間を区画する外周壁と、住宅1の部屋3同士を区画する間仕切壁と、を含む。住宅1が複数の住戸を有する集合住宅である場合、区画壁は、隣接する住戸間を区画する界壁を更に含む。また、建具は、例えば、窓、掃き出し窓、折れ戸、引き戸、扉など、区画壁の開口部に設けられ、この開口部を開閉可能なものである。
住宅1において、ワークスペース2が、少なくとも1つの部屋3に、当該部屋3の一部として設けられている。本明細書において、「ワークスペース2が部屋3の一部である」ことは、部屋3に、ワークスペース2と、ワークスペース2と連通するワークスペース2以外の空間と、が含まれていることをいう。すなわち、部屋3において、ワークスペース2は、ワークスペース2以外の空間と、間仕切壁及び建具により仕切られておらず、居住者が自由に移動可能に連続している。図1において、ワークスペース2が、破線で囲まれている。図1に示すワークスペース2は、略正方形の領域である。図1に示すワークスペース2は、連続する2辺を間仕切壁により区画され、更に2辺の一方と連続する1辺を外周壁により区画されている。一方で、ワークスペース2は、残りの1辺側において、建具により仕切られることなく、部屋3のワークスペース2以外の空間と連続している。このように、少なくとも1つの部屋3にワークスペース2が設けられることで、リモートワーク又はオンラインレッスンなど、自宅で居住者が集中して作業をするスペースを確保するために、一部屋多い間取りを選ばなくてもよくなる。
図1に示されるように、ワークスペース2には、少なくとも1つのデスク2Aが備え付けられている。例えば、デスク2Aは、その天板がワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部に固定されることにより、ワークスペース2に備え付けられていてもよい。或いは、デスク2Aは、デスク2Aの天板を支える脚がワークスペース2の床に固定されることにより、ワークスペース2に備え付けられていてもよい。本実施形態では、デスク2Aは、居住者が椅子などに着座してデスク2Aで作業をする際に外周壁と正対するように備え付けられている。本実施形態のデスク2Aは、外周壁と、外周壁と隣り合う間仕切壁とに天板が接するように配置されている。本明細書において、居住者がデスク2Aで作業をする際に、デスク2Aの居住者と正対する側を「手前側」といい、その反対側を「奥側」という。また、デスク2Aの手前側からその反対側に向かう方向を「奥行方向」といい、奥行方向と直行する方向を「幅方向」という。
デスク2Aの天板の幅は、900mm以上とされ、より好ましくは、1200mm以上とされる。これにより、デスク2AにPCなどを置くスペースを確保することができる。特に天板の幅が1200mm以上とされることで、デスク2Aには、PCを置いた状態で、さらにタブレット又は資料を広げるスペースができ、デスク2Aの使い勝手が良くなる。また、デスク2Aの天板の奥行は、600mm以上とされることが好ましい。これにより、デスク2Aに居住者が作業をするための十分なスペースを確保可能になる。ただし、デスク2Aの天板の幅が1200mm以上である場合、天板の奥行は450mm以上とされてもよい。
ワークスペース2において、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物までの距離は、900mm以上とされる。本実施形態では、設置物は、間仕切壁である。しかしながら、設置物は、間仕切壁などの区画壁に限られず、部屋3に備え付けられた棚などの備え付け家具又はキッチンセット等の備え付け設備であってもよい。これにより、ワークスペース2において、居住者が作業を行うための空間を確保することができる。ただし、部屋3の間取りが、ワークスペース2を居住者が通過可能な間取りである場合には、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物までの距離は、1000mm以上とされることが好ましい。これにより、デスク2Aで作業をしている居住者が椅子を引かなくても、他の人がワークスペース2を通過することができ、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、棚などの収納2Bが設けられていてもよい。これにより、居住者がワークスペース2での作業に使用する資料又は道具を収納2Bにしまうことができ、ワークスペース2の利便性が向上する。例えば、収納2Bは、区画壁に壁掛け、取り付け、埋め込みなどで固定されてる。しかしながら、収納2Bは、区画壁に沿って、天井又は床に固定されていてもよい。或いは、収納2B自体が間仕切壁となる間仕切家具であってもよい。このような間仕切家具は、例えば、他の区画壁、天井又は床に取り付けられることで固定可能である。本明細書において、収納2Bが所定の区画壁に固定されている構成、収納2Bが所定の区画壁に沿うようにして別部に固定されている構成、及び、収納2B自体が間仕切壁として固定されている構成、をまとめて、「収納2Bが区画壁に設けられている」という。図2に示される部屋3では、間仕切家具としての収納2Bが、ワークスペース2とワークスペース2以外の空間とを部分的に区画するように配置されている。
ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、デスク2Aの天板よりも高い位置と、デスク2Aの天板よりも低い位置とに、それぞれ少なくとも1つのコンセント2Cが設けられていてもよい。デスク2Aの天板よりも高い位置に設けられている上部コンセント2Cは、例えば、ノートPC、ディスプレイ、携帯、タブレット、照明スタンドなど、デスク2Aの天板の上に置かれる電子機器への給電に用いられる。一方で、デスク2Aの天板よりも低い位置に設けられている下部コンセント2C(図1の破線四角枠)は、PCの筐体、又はプリンタなど、デスク2Aの天板の下に置かれる電子機器への給電に用いられる。これにより、デスク2Aまわりの電子機器の配線が煩雑になりにくい。さらに、下部コンセント2Cを情報コンセントとすることで、PC又はモデムをLANケーブルで下部コンセント2Cに接続することができ、ワークスペース2の使い勝手がよくなる。
ワークスペース2には、デスク2Aの天板を照らす位置に照明2Dが設けられていてもよい。照明2Dは、例えば、調光調色可能な昼白色タイプのダウンライトである。照明2Dは、居住者が椅子などに着座してデスク2Aで作業をする際に、デスク2Aが居住者の影にならないように天井又は区画壁に取り付けられ、好ましくはデスク2Aの天板の真上に位置するように取り付けられる。これにより、デスク2Aで作業する居住者の手元を適切に照らすことができ、ワークスペース2の利便性が更に向上する。また、デスク2Aの天板に照明スタンドなどを設置する必要がなくなり、居住者はデスク2Aの天板をより広く利用することができる。本実施形態では、照明2Dは、デスク2Aの天板の真上、より具体的には、デスク2Aの手前側端部の上方、に位置するように天井に取り付けられている。
ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、窓2Eが設けられていてもよい。これにより、ワークスペース2において作業中の居住者に、開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
(ワークスペースの配置例)
図2~図4を参照して、本発明の一実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2の具体的な配置例について、説明する。以下の説明において、住宅1は、複数の住戸4を有する集合住宅であるものとする。
図2~図4を参照して、本発明の一実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2の具体的な配置例について、説明する。以下の説明において、住宅1は、複数の住戸4を有する集合住宅であるものとする。
(第1の実施形態)
はじめに、図2を参照して、第1の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図2は、第1の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Aの間取りを示す、平面図である。図2を参照すると、住戸4Aには、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37が設けられている。以下、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37を特に区別しない場合、単に、部屋3と総称する。
はじめに、図2を参照して、第1の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図2は、第1の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Aの間取りを示す、平面図である。図2を参照すると、住戸4Aには、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37が設けられている。以下、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37を特に区別しない場合、単に、部屋3と総称する。
第1居室31は、住戸4Aの居住者に共用される部屋3である。第1居室31は、例えば、リビング・ダイニング・キッチン(以下、「LDK」とも称する。)である。本実施形態では、第1居室31において、廊下34との出入口に近い順に、キッチン31A、ダイニング31B、リビング31Cの順に並んで配置されている。ただし、第1居室31は、ダイニング・キッチン(以下、「DK」とも称する。)であってもよい。以下、ダイニング31B及びリビング31Cを特に区別しない場合、単に、「リビングダイニング」と総称する。キッチン31Aには、調理台又は洗い場などを含むキッチンセットが備え付けられている。
第2居室32は、住戸4Aの特定の居住者専用の部屋3である。第2居室32は、例えば、居住者が睡眠をとる寝室である。
住戸4Aにおいて、廊下34は、玄関33から、建具としての扉が取り付けられている第1居室31の出入口まで延在している。さらに、廊下34は、トイレ35及び洗面所36のそれぞれと、居住者が移動可能に隣接している。具体的には、廊下34に面する間仕切壁には、扉が取り付けられているトイレ35の出入口と、引き戸が取り付けられている洗面所36の出入口と、がそれぞれ配置されている。また、第1居室31及び第2居室32は、互いに居住者が移動可能に隣接している。具体的には、第1居室31のダイニング31B及びリビング31Cと第2居室32との間の間仕切壁には、建具としての引き戸が取り付けられている、第1居室31及び第2居室32の相互間の出入口が配置されている。洗面所36及び浴室37は、互いに居住者が移動可能に隣接している。具体的には、洗面所36と浴室37との間の間仕切壁には、建具としての折れ戸が取り付けられている浴室37の出入口が配置されている。住戸4Aには、部屋3に加えて、バルコニー5が設けられている。バルコニー5は、第1居室31及び第2居室32のそれぞれと、居住者が出入り可能に隣接している。具体的には、第1居室31及び第2居室32のそれぞれと外部空間とを区画する外周壁には、建具としての掃き出し窓が取り付けられている出入口が配置されている。なお、上述した各出入口に取り付けられている建具の種類は、本実施形態に限られない。また、住戸4Aには、上述したもの以外の部屋3が設けられていてもよい。
図2を参照すると、住戸4Aでは、LDKである第1居室31の一部として、ワークスペース2が設けられている。図2において、ワークスペース2が、破線で囲まれている。第1居室31では、ワークスペース2とダイニング31B及びリビング31C(リビングダイニング)とが、キッチン31Aを挟んで配置されている。これにより、ワークスペース2とリビングダイニングとの距離を離すことができ、リビングダイニングに他の居住者がいる場合でも、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。また、ワークスペース2とダイニング31Bとがキッチン31Aを挟んで配置されていることで、必要に応じて、ワークスペース2と、ダイニング21Bに配置されるダイニングテーブルと、の両方で別々の居住者が作業を行うことができる。これにより、キッチン31Aを挟むことで一定の距離を確保できるため、それぞれの居住者の集中度の低下を抑制することができる。さらに、第2居室32との出入口がリビングダイニングに設けられていることにより、ワークスペース2と第2居室32とがキッチン31Aを挟んで距離を離され、他の居住者が第2居室32で過ごしている場合でも、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
より具体的には、本実施形態におけるワークスペース2は、略正方形の領域であり、連続する2辺を外周壁により区画され、更に2辺の一方と連続する1辺を、廊下34との間仕切壁により区画されている。これにより、廊下34から第1居室31に出入りする居住者の日常動線をワークスペース2の中心から遠くなるように逸らすことで、ワークスペース2における居住者の作業の集中度を向上させることができる。一方で、ワークスペース2は、残りの1辺側において、第1居室31のキッチン31Aと連続している。このように、ワークスペース2とLDKとの間に仕切りを設けないことで、ワークスペース2において開放感とリビングにいる他の居住者との一体感とを確保することができる。
ワークスペース2において、デスク2Aは、デスク2Aの手前側がキッチン31Aに面するように備え付けられている。すなわち、デスク2Aは、居住者がデスク2Aで作業をする際に居住者がキッチン31Aを背にするように、外周壁に沿って備え付けられている。さらに、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物であるキッチンセットKまでの距離が1000mm以上とされる。これにより、図2に示されるように、廊下34との間の扉から第1居室31に入ってきた居住者がワークスペース2を通過してキッチン31Aに移動可能な間取りである場合でも、その通過する居住者は、デスク2Aで作業をしている居住者の視界に入らずに、また、デスク2Aで作業をしている居住者が椅子を引かなくても、ワークスペース2を通過することができる。これによって、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
ワークスペース2の廊下34との間仕切壁には、埋め込み収納2Bが設けられている。これにより、ワークスペース2の利便性が向上する。
ワークスペース2において、デスク2Aの奥側に位置する外周壁である区画壁には窓2Eが設けられている。これにより、ワークスペース2において作業中の居住者の正面に外の景色が広がり、より開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図3を参照して、第2の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図3は、第2の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Bの間取りを示す、平面図である。第2の実施形態では、第1居室31においてワークスペース2の設けられる位置が第1の実施形態と異なっている。より具体的には、図3に示されるように、第1居室31において、ワークスペース2と他のスペースとが腰壁2Fにより部分的に区画されている点で、第1の実施形態と主に異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
次に、図3を参照して、第2の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図3は、第2の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Bの間取りを示す、平面図である。第2の実施形態では、第1居室31においてワークスペース2の設けられる位置が第1の実施形態と異なっている。より具体的には、図3に示されるように、第1居室31において、ワークスペース2と他のスペースとが腰壁2Fにより部分的に区画されている点で、第1の実施形態と主に異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
図3を参照すると、住戸4Bには、第1の実施形態と同様に、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37が設けられている。
第1居室31は、第1の実施形態と同様に、LDKなどの、住戸4Bの居住者に共用される部屋3である。ただし、本実施形態では、第1居室31において、第1の実施形態とは異なり、廊下34との出入口に近い位置に、廊下34から見て左側にキッチン31A、右側にワークスペース2が並んで配置されており、更に、キッチン31Aの奥にダイニング31B、ワークスペース2の奥にリビング31Cが並んで配置されている。
住戸4Bにおいて、廊下34は、玄関33から、建具としての扉が取り付けられている第1居室31の出入口まで延在している。さらに、廊下34には、引き戸が取り付けられている第2居室32及び洗面所36の出入り口、扉が取り付けられているトイレ35の出入口がそれぞれ配置されている。また、浴室37が、折れ戸が取り付けられている出入口を介して洗面所36と居住者が移動可能に隣接している。さらに、バルコニー5が、第1居室31の外周壁に取り付けられている掃き出し窓を通じて、第1居室31と出入り可能に配置されている。このように、ワークスペース2が設けられている第1居室31が、第1居室31以外の他の部屋3と廊下34を介して配置されていることにより、ワークスペース2と他の部屋3とが距離を離され、他の居住者が他の部屋3で過ごしている場合でも、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
図3を参照すると、住戸4Bでは、LDKである第1居室31の一部として、ワークスペース2が設けられている。図3において、ワークスペース2が、破線で囲まれている。本実施形態の第1居室31では、ワークスペース2と他のスペースとが腰壁2Fにより部分的に区画されている。具体的には、ワークスペース2は、略正方形の領域であり、連続する2辺を外周壁及び間仕切壁によりそれぞれ区画されており、外周壁から延在しているリビング31C側の1辺と、これに連続するキッチン31A側の1辺のうちの一部とを、折れ曲がって連続する腰壁2Fにより区画されている。このように、ワークスペース2の3方が区画壁及び腰壁2Fにより囲まれているため、廊下34との出入口から第1居室31に入ってきた居住者が、ワークスペース2を通過して移動することはない。これにより、ワークスペース2における居住者の集中度が低下しにくい。一方で、ワークスペース2は、第1居室31の他のスペースと腰壁2Fにより区画されていることで視界が開け、開放感と第1居室31にいる他の居住者との一体感とを確保することができる。なお、第1居室31において、リビング31C側の腰壁2Fと、この腰壁2Fとリビング31C側で対向する区画壁と、の距離は2500mm以上とされることが好ましい。これにより、第1居室31において、ワークスペース2を取ったうえで、リビング31Cに家具などを配置するために十分な広さを確保することができる。
ワークスペース2において、デスク2Aは、デスク2Aの奥側に腰壁2Fが位置するように備え付けられている。すなわち、デスク2Aは、居住者がデスク2Aで作業をする際に、第1居室31のワークスペース2以外のスペースが居住者の視界に入るように、腰壁2Fに沿って備え付けられている。より具体的には、デスク2Aは、天板の奥側端部がワークスペース2とリビング31Cとを区画する腰壁2Fに接し、天板の幅方向の一つの端部がワークスペース2とキッチン31Aとを区画する腰壁2Fに接するように配置されている。
腰壁2Fの高さは、900mm以上、1500mm以下とされることが好ましい。腰壁2Fの高さが900mmとされることで、椅子などに着座してデスク2Aで作業中の居住者からリビング31Cなどを見渡せる一方で、デスク2Aの天板が腰壁2Fにより囲われていることで作業中の居住者の手元が適度に隠され、居住者が手元の作業に集中しやすい。一方で、腰壁2Fの高さが1500mmとされることで、椅子などに着座してデスク2Aで作業中の居住者からはリビング31Cなどは見渡せず手元の作業に集中できる一方で、ワークスペース2で居住者が立ち上がることでリビング31Cなどを見渡せるようになる。このように、腰壁2Fの高さは、居住者のワークスペース2の用途などに応じて、900mmから1500mmまでの範囲で任意に定められてもよい。
ワークスペース2において、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物である間仕切壁までの距離は900mm以上とされる。つまり、他の居住者がワークスペース2を通過して移動することがないため、1000mm以上でなくもよい。
また、デスク2Aの手前側に位置する間仕切壁には、書棚などの埋め込み収納2Bが設けられている。これにより、ワークスペース2の利便性が向上するとともに、デスク2Aに置いたPCのカメラから居住者を撮影する場合に、居住者の背後には、リビング31Cなどの生活空間ではなく、間仕切壁又は書棚が映り込むため、ワークスペース2にてWeb会議などを実施しやすい。
ワークスペース2の一辺を区画する外周壁には窓2Eが設けられている。これにより、ワークスペース2において作業中の居住者に、開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、図4を参照して、第3の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図4は、第3の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Cの間取りを示す、平面図である。第3の実施形態は、特定の居住者専用の部屋3である第2居室32に、ワークスペース2が設けられる点で、第1の実施形態と主に異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
次に、図4を参照して、第3の実施形態に係る住宅1が有するワークスペース2について説明する。図4は、第3の実施形態として、集合住宅である住宅1が有する住戸4Cの間取りを示す、平面図である。第3の実施形態は、特定の居住者専用の部屋3である第2居室32に、ワークスペース2が設けられる点で、第1の実施形態と主に異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
図4を参照すると、住戸4Cには、第1の実施形態と同様に、第1居室31、第2居室32、玄関33、廊下34、トイレ35、洗面所36、及び浴室37が設けられている。
住戸4Cの間取りは、細部では異なるものの、第1の実施形態と同様である。具体的には、住戸4Cにおいて、廊下34は、玄関33から、扉が取り付けられている第1居室31の出入口まで延在している。さらに、廊下34には、引き戸が取り付けられている洗面所36の出入り口、扉が取り付けられているトイレ35の出入口がそれぞれ配置されている。浴室37が、折れ戸が取り付けられている出入口を介して洗面所36と居住者が移動可能に隣接している。第1居室31では、廊下34との出入口に近い順に、キッチン31A、ダイニング31B、リビング31Cの順に並んで配置されている。第1居室31のダイニング31B及びリビング31Cと第2居室32との間の間仕切壁には、引き戸が取り付けられている。これにより、第1居室31及び第2居室32は、互いに居住者が移動可能に隣接している。
図4を参照すると、住宅4Cの居住者に共用される部屋3である第1居室31とは異なる、住戸4Cの特定の居住者専用の部屋3である第2居室32の一部として、ワークスペース2が設けられている。第2居室32は、例えば、居住者が睡眠をとる寝室である。本実施形態の第2居室32は、第1居室31から移動可能に隣接して配置されている。このように、ワークスペース2が、住戸4Cの居住者に共用される部屋3である第1居室31とは異なる第2居室32に設けられることで、ワークスペース2における居住者の集中度を向上させることができる。さらに、第2居室32が寝室である場合には、日中帯に利用されることが少ない寝室を有効に活用することができる。
図4において、ワークスペース2が、破線で囲まれている。本実施形態の第2居室32では、ワークスペース2と他のスペースとが間仕切壁2Gにより部分的に区画されている。具体的には、ワークスペース2は、略正方形の領域であり、連続する2辺を間仕切壁により区画され、更に2辺の一方と連続する1辺を、窓2Eが設けられている外周壁により区画されている。一方で、ワークスペース2は、残りの1辺側において、他のスペースと間仕切壁2Gにより部分的に区画された状態で、部屋3のワークスペース2以外の空間と連続している。これにより、第2居室32のワークスペース2以外のスペースに設置されたベッドなどの家具が、ワークスペース2で作業中の居住者の視界に入りにくくなり、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
ワークスペース2と第2居室32の他のスペースとを部分的に区画する間仕切壁2Gは、腰壁とされてもよい。これにより、ワークスペース2の開放感が向上する。あるいは、間仕切壁2Gは、収納2Bとして機能する間仕切家具とされてもよい。これにより、ワークスペース2の利便性が向上する。
ワークスペース2において、デスク2Aは、デスク2Aの奥側及び手前側に区画壁が位置するように備え付けられている。すなわち、デスク2Aは、デスク2Aの奥側又は手前側において、ワークスペース2が第2居室32の他のスペースと連続しないように、配置されている。これにより、第2居室32のワークスペース2以外のスペースに設置されたベッドなどの家具が、ワークスペース2で作業中の居住者の視界に入りにくくなり、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。また、デスク2Aに置いたPCのカメラから居住者を撮影する場合に、居住者の背後には、第2居室32の生活空間ではなく、区画壁が映り込むため、ワークスペース2にてWeb会議などを実施しやすい。
ワークスペース2において、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物である間仕切壁までの距離は900mm以上とされる。他の居住者がワークスペース2を通過して移動することはないため、1000mm以上でなくもよい。
ワークスペース2において、デスク2Aの奥側に位置する外周壁である区画壁には窓2Eが設けられている。これにより、ワークスペース2において作業中の居住者に、開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
以上述べたように、上述の実施形態のいずれかに係る住宅1は、ワークスペース2を有する住宅1であって、ワークスペース2は、住宅1の少なくとも1つの部屋3に、当該部屋3の一部として設けられており、ワークスペース2には、天板の幅が900mm以上のデスク2Aが備え付けられており、デスク2Aの手前側端部からデスク2Aと対向する設置物までの距離が900mm以上である。かかる構成によれば、住宅1において、居住者が集中して作業を行うためのワークスペース2を確保することができる。
上述の実施形態のいずれかに係る住宅1では、ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、収納2Bが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2の利便性が向上する。
上述の実施形態のいずれかに係る住宅1では、ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、デスク2Aの天板よりも高い位置と、デスク2Aの天板よりも低い位置とに、それぞれ少なくとも1つのコンセント2Cが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、デスク2Aまわりの電子機器の配線が煩雑になりにくい。
上述の実施形態のいずれかに係る住宅1では、ワークスペース2には、デスク2Aの天板を照らす位置に照明2Dが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2の利便性が更に向上する。
上述の実施形態のいずれかに係る住宅1では、ワークスペース2の周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、窓2Eが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2で作業中の居住者に、開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
第1の実施形態に係る住宅1では、少なくとも1つの部屋3は、ダイニング31B及びリビング31C(リビングダイニング)とキッチン31Aとを含み、ワークスペース2とダイニング31B及びリビング31C(リビングダイニング)とが、キッチン31Aを挟んで配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2での居住者の作業の集中度を向上させるとともに、ワークスペース2において開放感とリビングにいる他の居住者との一体感とを確保することができる。
第1の実施形態に係る住宅1では、ワークスペース2において、デスク2Aは、デスク2Aの手前側端部がキッチン31Aに面するように備え付けられていることが好ましい。かかる構成によれば、デスク2Aで作業中の居住者がキッチン31Aを背にすることで、他の居住者が視界に入らず、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
第1の実施形態に係る住宅1では、デスク2Aの奥側に位置する区画壁には、窓2Eが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2で作業中の居住者の正面に外の景色が広がり、より開放感のある、居心地の良い作業空間を提供することができる。
第2の実施形態に係る住宅1では、少なくとも1つの部屋3は、住宅1の居住者に共用される部屋3であって、少なくとも1つの部屋3において、ワークスペース2と他のスペースとが腰壁2Fにより部分的に区画されていることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2から居住者が部屋3の他のスペースを見渡すことができ、開放感と部屋3にいる他の居住者との一体感とを確保することができるとともに、腰壁2Fにより適度に囲われていることで、ワークスペース2における居住者の作業の集中度を向上させることができる。
第2の実施形態に係る住宅1では、ワークスペース2において、デスク2Aは、腰壁2Fがデスク2Aの奥側に位置するように備え付けられていることが好ましい。かかる構成によれば、デスク2Aで作業中の居住者が作業をしながら部屋3の他のスペースを見渡すことができ、開放感と部屋3にいる他の居住者との一体感とを向上させることができる。
第2の実施形態に係る住宅1では、腰壁2Fの高さは、900mm以上、1500mm以下であることが好ましい。かかる構成によれば、デスク2Aで作業中の居住者から部屋3が見渡せる一方で、腰壁2Fによりデスク2Aで作業中の居住者の手元が適度に隠され、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
第3の実施形態に係る住宅1では、少なくとも1つの部屋3は、住宅1の居住者に共用される部屋3とは異なる、住宅1の特定の居住者専用の部屋3であることが好ましい。かかる構成によれば、ワークスペース2における居住者の集中度を向上させることができる。
第3の実施形態に係る住宅1では、少なくとも1つの部屋3において、ワークスペース2と他のスペースとが区画壁により部分的に区画されていることが好ましい。かかる構成によれば、特定の居住者専用の部屋3のワークスペース2以外のスペースが、ワークスペース2で作業中の居住者の視界に入りにくくなり、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。
第3の実施形態に係る住宅1では、ワークスペース2において、デスク2Aは、デスク2Aの奥側及び手前側に区画壁が位置するように備え付けられていることが好ましい。かかる構成によれば、特定の居住者専用の部屋3のワークスペース2以外のスペースが、ワークスペース2で作業中の居住者の視界に入りにくくなり、ワークスペース2における居住者の作業の集中度が低下しにくい。また、デスク2Aに置いたPCのカメラから居住者を撮影する場合に、居住者の背後には、第2居室32の生活空間ではなく、区画壁が映り込むため、ワークスペース2にてWeb会議などを実施しやすい。
本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲で記載された内容を逸脱しない範囲で、様々な構成により実現することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、住宅1の住戸4が有するいずれか1つの部屋3の一部としてワークスペース2が設けられているものとして説明した。しかしながら、ワークスペース2は、複数の部屋3にその一部として設けられていてもよい。例えば、住宅1の住戸4の第1居室31及び第2居室32のそれぞれに1つずつワークスペース2が設けられていてもよい。かかる構成は、共働き世帯など、複数の居住者がワークスペース2を同時に使用する必要がある場合に有効である。
1 住宅
2 ワークスペース
2A デスク
2B 収納
2C コンセント
2D 照明
2E 窓
2F 腰壁
2G 間仕切壁
3 部屋
31 第1居室
31A キッチン
31B ダイニング
31C リビング
32 第2居室
33 玄関
34 廊下
35 トイレ
36 洗面所
37 浴室
4(4A、4B、4C) 住戸
5 バルコニー
K キッチンセット
2 ワークスペース
2A デスク
2B 収納
2C コンセント
2D 照明
2E 窓
2F 腰壁
2G 間仕切壁
3 部屋
31 第1居室
31A キッチン
31B ダイニング
31C リビング
32 第2居室
33 玄関
34 廊下
35 トイレ
36 洗面所
37 浴室
4(4A、4B、4C) 住戸
5 バルコニー
K キッチンセット
Claims (14)
- ワークスペースを有する住宅であって、
前記ワークスペースは、前記住宅の少なくとも1つの部屋に、当該部屋の一部として設けられており、
前記ワークスペースには、天板の幅が900mm以上のデスクが備え付けられており、前記デスクの手前側端部から前記デスクと対向する設置物までの距離が900mm以上である、住宅。 - 前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、収納が設けられている、請求項1に記載の住宅。
- 前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、前記デスクの前記天板よりも高い位置と、前記デスクの前記天板よりも低い位置とに、それぞれ少なくとも1つのコンセントが設けられている、請求項1又は2に記載の住宅。
- 前記ワークスペースには、前記デスクの前記天板を照らす位置に照明が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の住宅。
- 前記ワークスペースの周囲を区画する区画壁の少なくとも一部には、窓が設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の住宅。
- 前記少なくとも1つの部屋は、リビングダイニングとキッチンとを含み、
前記ワークスペースと前記リビングダイニングとが、前記キッチンを挟んで配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の住宅。 - 前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記デスクの手前側端部が前記キッチンに面するように備え付けられている、請求項6に記載の住宅。
- 前記デスクの奥側に位置する区画壁には、窓が設けられている、請求項6又は7に記載の住宅。
- 前記少なくとも1つの部屋は、前記住宅の居住者に共用される部屋であって、
前記少なくとも1つの部屋において、前記ワークスペースと他のスペースとが腰壁により部分的に区画されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の住宅。 - 前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記腰壁が前記デスクの奥側に位置するように備え付けられている、請求項9に記載の住宅。
- 前記腰壁の高さは、900mm以上、1500mm以下である、請求項9又は10に記載の住宅。
- 前記少なくとも1つの部屋は、前記住宅の居住者に共用される部屋とは異なる、前記住宅の特定の居住者専用の部屋である、請求項1から5のいずれか一項に記載の住宅。
- 前記少なくとも1つの部屋において、前記ワークスペースと他のスペースとが区画壁により部分的に区画されている、請求項12に記載の住宅。
- 前記ワークスペースにおいて、前記デスクは、前記デスクの奥側及び手前側に区画壁が位置するように備え付けられている、請求項13に記載の住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020182971A JP2022073164A (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020182971A JP2022073164A (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022073164A true JP2022073164A (ja) | 2022-05-17 |
Family
ID=81604823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020182971A Pending JP2022073164A (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022073164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023156139A (ja) * | 2022-04-12 | 2023-10-24 | 積水ハウス株式会社 | 集合住宅の部屋構造 |
-
2020
- 2020-10-30 JP JP2020182971A patent/JP2022073164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023156139A (ja) * | 2022-04-12 | 2023-10-24 | 積水ハウス株式会社 | 集合住宅の部屋構造 |
JP7480800B2 (ja) | 2022-04-12 | 2024-05-10 | 積水ハウス株式会社 | 集合住宅の部屋構造 |
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